JPH068222Y2 - 自動車用ドアロツクの施解錠操作装置 - Google Patents

自動車用ドアロツクの施解錠操作装置

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JPH068222Y2
JPH068222Y2 JP19710286U JP19710286U JPH068222Y2 JP H068222 Y2 JPH068222 Y2 JP H068222Y2 JP 19710286 U JP19710286 U JP 19710286U JP 19710286 U JP19710286 U JP 19710286U JP H068222 Y2 JPH068222 Y2 JP H068222Y2
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JP
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locking
unlocking
door lock
actuator
operation device
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幹雄 本間
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車用ドアロックの施解錠操作装置であっ
て、モータ式アクチュエータにより動作するようにした
ものに関する。
「従来の技術」 従来、自動車用ドアロックをモータ及び減速機構を備え
たモータ式アクチュエータにより動作するようにした施
解錠操作装置は、アクチュエータでのみ操作可能にした
ものと、手動でも操作可能にしてあるものとがあり、前
者では、座席の近傍に正逆動作可能な操作スイッチを設
けてあり、後者では操作スイッチに加えて手動ノブを設
けてある。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来の施解錠装置では、前者
にあっては、電源故障等があった場合、ドアロックを施
解錠することができなくなり、乗員が車内に閉じ込めら
れるおそれがあり、後者では、アクチュエータの減速機
構と干渉しないようにクラッチ又は空振り機構を設ける
必要があり、構造が複雑になるという問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、アクチュエータでドアロックを操作することを
原則とし、非常時には手動でドアロックを解錠すること
ができるようにして、機構を簡素化した自動車用ドアロ
ックの施解錠操作装置を提供することを目的としてい
る。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 自動車用ドアロックの施解錠操作装置であって、アクチ
ュエータにより動作するようにしたものにおいて、 アクチュエータは、モータにより駆動されて揺動可能な
駆動部材と、該駆動部材と同軸上に枢支され、該駆動部
材に対して付勢ばねの付勢力を介して一体的に作動可能
であり、該付勢力より大きな力では該駆動部材に対し相
対的に揺動可能な出力部材と、該出力部材の揺動により
動作する施錠接点および解錠接点を有する操作スイッチ
とを備え、 ドアロックの施解錠レバーに非常時の手動操作部材およ
び、アクチュエータの前記出力部材を接続したことを特
徴とする自動車用ドアロックの施解錠操作装置に存す
る。
「作用」 アクチュエータによる通常の操作をすると、操作に応じ
てモータにより駆動部材がいずれかの方向に揺動する。
それにより、出力部材も一体的に揺動し、施解錠レバー
が変位してドアロックが施解錠される。
前記操作に際し、操作スイッチを別に設けて操作するよ
うにしてもよいが、手動操作部材を介してアクチュエー
タに設けた操作スイッチを動作させるようにしてもよ
い。
すなわち、解錠状態にあるとき、手動操作部材を施錠側
に動作させるようにすると、出力部材が付勢ばねの付勢
力に抗して変位し、出力部材の揺動変位により施錠接点
が動作し、モータにより駆動部材が施錠方向に揺動して
施錠がなされる。施錠状態にあるとき解錠するのは前記
とは逆方向の操作で解錠接点を動作させることにより行
なうことができる。
電源故障等でアクチュエータが動作不能となった場合、
手動操作部材を操作すると、出力部材が揺動してアクチ
ュエータに内蔵した操作スイッチが動作するが、それで
も電源が入らないので、さらに大きく変位するよう操作
すると、駆動部材が停止したままで、出力部材が付勢ば
ねの付勢力に抗して大きく変位し、施解錠レバーが変位
してドアロックを一時的に解錠することができるもので
ある。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の第1実施例を示している。
ドアロック10はベース11に反転可能に枢支された施
解錠レバー12を有しており、施解錠レバー12はスト
ッパ13を間にして第1図実線位置である解錠位置と、
想像線に示す施錠位置とに反転可能である。
施解錠操作装置20は施解錠レバー12の揺動端12a
に接続する手動操作部材21と、アクチュエータ40と
により構成される。
施解錠レバー12の揺動端12aには連結ロッド22が
連結され、非常時に手動操作するノブである手動操作部
材21が連結ロッド22の上端に固設されている。
アクチュエータ40は、ハウジング31に駆動源である
正逆回転可能なモータ32と、駆動部材45とを内装し
て成る。
モータ32の駆動軸32aにウォーム33が固設され、
ウォーム33は駆動部材45の外周の歯部36に噛合し
ている。ハウジング31の一部にはモータ32への電力
供給用のコネクタ部34が設けられている。
駆動部材45はハウジング31に対して回転可能な枢軸
37に遊転可能に枢支されており、枢軸37には出力部
材48の基部が固結して支持されている。出力部材48
は付勢ばね49により駆動部材45に対して第1図にお
いて反時計方向に付勢されている。枢軸37のハウジン
グ31から外部に突出する部分には出力部材48と一体
的に作動可能な出力レバー48aが固結され、この出力
レバー48aの先端部は連結リンク部材23によりドア
ロック10の施解錠レバー12の揺動端12aに接続さ
れている。
付勢ばね49はコイル部49aが枢軸37に巻回し、付
勢端49b,49cが出力部材48を弾撥的に挾持し、
一方の付勢端49bが駆動部材45の案内溝45aに、
他方の付勢端49cが同様に案内溝45bにそれぞれ係
合して、出力部材48を中立位置に保持している。
付勢ばね49の付勢力は、ドアロック10の施解錠レバ
ー12を反転させるだけの力で足りる。この付勢力より
大きな力が働いた場合、出力部材48は付勢ばね49の
付勢力に抗し駆動部材45に対し相対的に時計方向に揺
動可能である。
出力部材48の一端に接点導板52が固設され、接点導
板52を臨む円周方向の両側に施錠接点53a,53b
と解錠接点54a,54bとが駆動部材45に固設され
ており、これにより操作スイッチ50が構成されてい
る。
第2図に示すように、操作スイッチ50は制御部を介し
てモータ32に接続され、運転席の近傍には遠隔操作ス
イッチ55が設けられている。
次に作用を説明する。
本実施例では、ドアロック10の施解錠は以下のように
して行なう。
施解錠操作は遠隔操作スイッチ55を操作してモータ3
2に通電することにより行なうことができるのである
が、手動操作部材21を操作して操作スイッチ50を動
作させることにより行なうことができる。
操作スイッチ50による操作は次のようになる。第1図
の解錠状態から施錠する場合、手動操作部材21を押し
込むと連結ロッド22により施解錠レバー12が少し変
位するとともに、連結リンク部材23によりアクチュエ
ータ40の出力部材48が付勢ばね49の付勢力に抗し
て少し変位する。わずかな変位であるので、付勢ばね4
9の付勢力は弱く、軽い操作力で変位させることができ
る。
駆動部材45が停止したまま出力部材48が変位するの
で、第3図に示すように、接点導板52が駆動部材45
に対して相対的に移動し、施錠接点53a,53bに接
触して導通させる。施錠接点53a,53bが導通する
と、モータ32が起動し、駆動部材45が施錠方向に回
動する。
駆動部材45の回動で出力部材48,連結リンク部材2
3により施解錠レバー12が反転動作し、施解錠レバー
12の反転動作に合わせて手動操作部材21を押し込
み、第4図に示すように施錠状態になり、手動操作部材
21を押し込むが実質的にモータ32の動力によりドア
ロック10を施錠することができる。
逆に施錠状態から解錠する場合は、手動操作部材21を
引き上げるようにすると、前記とは逆方向に各部材が変
位し、解錠接点54a,54bが導通することにより解
錠がなされる。
施解錠の動作の際、動力伝達系に弾性部材すなわち、従
来のような施解錠レバー12を反転付勢するリターンス
プリングが介在していないので、そのリターンスプリン
グの付勢力が抵抗となることがないので、前記動作は極
めて軽快に行なわれる。
通常の動作は前記のとおりであるが、電源故障等によ
り、アクチュエータ40が動作不能になり、例えば第4
図の施錠位置で停止した場合、自動車から出ることがで
きなくなる。
このような場合、手動操作部材21を付勢ばね49の付
勢力に抗して強く大きく引き上げるように操作すると、
連結ロッド22により施解錠レバー12の揺動端12a
が引っ張られ、施解錠レバー12は解錠位置に反転しよ
うとし、連結リンク部材23により出力レバー48aを
介して出力部材48が時計方向に変位する。そのとき、
アクチュエータ40の駆動部材45は停止したままであ
るが、出力部材48は付勢ばね49の付勢端49cの付
勢力に抗して変位することができ、解錠することができ
る。付勢ばね49の付勢力に抗してドアロック10を解
錠状態に保持したままハンドル等によりロック解除すれ
ばドアを開くことができる。
なお、前記実施例では、施解錠操作用に別に遠隔操作ス
イッチ55を設けたが、これを設けることなく、操作ス
イッチ50のみで操作するようにしてもよいことはいう
までもない。
「考案の効果」 本考案に係る自動車用ドアロックの施解錠操作装置によ
れば、故障等でアクチュエータが動作不能になても手動
で解錠可能であり、乗員が車内に閉じ込められるおそれ
がなく、機構も簡単であるので、小型軽量化することが
できる。また、アクチュエータに操作スイッチを内蔵
し、手動操作部材を介して施解錠操作をすることができ
るようにしたので、操作関係のスイッチの構成が簡単化
し、配置が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示しており、第1
図はドアロックとアクチュエータとを連結した状態であ
って、ドアロックの一部を破断して省略して示した正面
図、第2図は制御回路図、第3図は施錠動作状態のアク
チュエータの部分正面図、第4図は施錠位置に反転した
状態のアクチュエータの部分正面図である。 10……ドアロック、12……施解錠レバー 20……施解錠操作装置、21……手動操作部材 32……モータ、45……駆動部材 48……出力部材、49……付勢ばね 50……操作スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用ドアロックの施解錠操作装置であ
    って、アクチュエータにより動作するようにしたものに
    おいて、 アクチュエータは、モータにより駆動されて揺動可能な
    駆動部材と、該駆動部材と同軸上に枢支され、該駆動部
    材に対して付勢ばねの付勢力を介して一体的に作動可能
    であり、該付勢力より大きな力では該駆動部材に対し相
    対的に揺動可能な出力部材と、該出力部材の揺動変位に
    より動作する施錠接点および解錠接点を有する操作スイ
    ッチとを備え、 ドアロックの施解錠レバーに手動操作部材および、アク
    チュエータの前記出力部材を接続したことを特徴とする
    自動車用ドアロックの施解錠操作装置。
JP19710286U 1986-12-22 1986-12-22 自動車用ドアロツクの施解錠操作装置 Expired - Lifetime JPH068222Y2 (ja)

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JPS63101663U JPS63101663U (ja) 1988-07-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1091053B (it) * 1975-12-01 1985-06-26 Kiekert Soehne Arn Dispositivo di bloccaggio centrale per porte di veicoli

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