JPH0528141Y2 - - Google Patents

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JPH0528141Y2
JPH0528141Y2 JP15846487U JP15846487U JPH0528141Y2 JP H0528141 Y2 JPH0528141 Y2 JP H0528141Y2 JP 15846487 U JP15846487 U JP 15846487U JP 15846487 U JP15846487 U JP 15846487U JP H0528141 Y2 JPH0528141 Y2 JP H0528141Y2
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operating lever
brake
release rod
ratchet pawl
operating
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のパーキングブレーキ構造に
関し、詳しくはブレーキ作動状態を維持したまま
操作レバーを倒伏位置に戻すことのできる自動車
のパーキングブレーキ構造に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来、車両のパーキングブレーキ装置として、
駐車時に座席間を人が円滑に移動できるよう、
又、回転シートの回転の邪魔にならないよう、パ
ーキングブレーキ作動時には通常起立位置にある
操作レバーをブレーキ作動状態を維持したまま倒
伏位置に戻すことができる、所謂収納式パーキン
グブレーキ装置がある。
係る収納式パーキングブレーキ装置では、実開
昭56−18248号公報開示のものの如く、操作レバ
ーの倒伏位置ではブレーキ作動解除が行えないよ
う構成し、操作レバーの先端に設けられたブレー
キ解除の為のプツシユボタンを不用意に押圧して
もブレーキ解除されないようにしている。
即ち、操作レバーの先端に設けられたプツシユ
ボタンと連結したレリーズロツドの先端が、パー
キングブレーキを作動状態に係止するラチエツト
爪に当接し、プツシユボタンを押圧することによ
りレリーズロツドを介してラチエツト爪を係止解
除方向に回動させるよう構成すると共に、このラ
チエツト爪の押圧面とレリーズロツドの先端と
は、操作レバーの操作時及び起立位置に於てのみ
合致するよう構成し、操作レバーの倒伏位置では
プツシユボタンを押圧してもレリーズロツドの先
端はラチエツト爪の押圧部を押圧せず、従つてブ
レーキの解除が行えないようにしてあるものであ
る。
しかし乍ら、上記の如き従来の収納式パーキン
グブレーキ装置では、レリーズロツドとラチエツ
ト爪とは固定的に連結されていない為、レリーズ
ロツドが何らかの原因で変形したり先端部の摩耗
乃至ラチエツト爪の押圧部の摩耗等が発生した場
合、レリーズロツドの先端とラチエツト爪の押圧
部とが合致しなくなつたり押圧方向がズレたりす
ることが起こり得る。その結果、ラチエツト爪を
押圧できなかつたり、押圧しても係止解除させる
ことができなくなり、ブレーキ作動解除を行えな
くなるという問題を有しているものである。
(考案の目的) 本考案は上記の如き事情に鑑み、操作レバーの
起立位置に於て確実にブレーキ解除操作を行うこ
とができ、且つ操作レバーの倒伏位置に於てはブ
レーキ解除が行なわれることのない収納式の自動
車のパーキングブレーキ構造の提供、を目的とす
る。
(考案の構成) 上記目的達成の為、本考案は、車体側に固定さ
れる支持部材に、操作レバーと中間部材とを回動
自在に枢支する一方、中間部材にラチエツト爪を
回動自在に枢支し、ラチエツト爪に操作レバーに
備えられたレリーズロツドの先端が嵌合する嵌合
孔を形成すると共に、該ラチエツト爪と支持部材
に形成したラチエツト歯とが係合している状態に
於て嵌合孔の操作レバー前端側の縁端から操作レ
バーの回動中心を中心とする円弧状の縁端部をラ
チエツト爪の回動中心方向に連続して形成し、
又、上記嵌合孔域以外の円弧状縁端部と対向する
側は、少なくとも前記レリーズロツドの操作スト
ローク以上の開口域を有して形成し、この円弧状
縁端部にレリーズロツドの操作端部を連結させて
構成したものである。
そして、パーキングブレーキを作動させた状態
で操作レバーを倒伏位置まで戻したときには、レ
リーズロツドをストローク操作しても操作端部が
開口域内でストロークすることによりブレーキ解
除不能とし、操作レバーを起立位置としてレリー
ズロツドの操作端部が嵌合孔と嵌合することによ
りレリーズロツドのストロークでラチエツト爪を
係合解除方向に回動可能としてパーキングブレー
キ作動の解除が行えるようにしたものである。
(考案の実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図によ
り説明する。
本実施例のパーキングブレーキ装置において、
操作レバー1は、第1図に示すように、車体フロ
アに固定された支持部材2に基部1aが第1支軸
3により揺回動自在に枢支され、前方へ延伸した
先端部1bにはグリツプ4が取付けられている。
支持部材2には、上記第1支軸3より後上方位
置の第2支軸6により中間部材としての揺動レバ
ー7が上下揺回動自在に枢支されている。
又、前記第1支軸3には、前記操作レバー1と
は別個に、独立して回動する扇形部材5が揺回動
自在に枢支されている。
扇形部材5には、その下側の所定位置に図示し
ないパーキングブレーキ機構のブレーキケーブル
8が連結されると共に、連結ロツド18の下端部
がピン17で結合されている。連結ロツド18
は、その上端のピン19が揺動レバー7の凹部7
bに係合しており、扇形部材5と揺動レバー7と
を連結しているものである。尚、ブレーキケーブ
ル8は図示しないリターンスプリングによりブレ
ーキ解除方向に引つ張り付勢されており、通常は
パーキングブレーキ機構を解除状態に維持してい
るものである。
操作レバー1には、揺動レバー7の下側となる
所定位置に持上げピン9が固定されており、操作
レバー1を起立位置となるよう上方に回動させる
と、該持上げピン9が揺動レバー7の下端縁に当
接して押圧し、揺動レバー7の先端7aを持上げ
て揺回動させるようになつている。
そして、操作レバー1の操作により揺動レバー
7が第2支軸6を中心として図中時計回り方向に
回動すると、連結ロツド18を介して扇形部材5
を引つ張つて同方向に回動させ、ブレーキケーブ
ル8を引いてブレーキ作動状態となり、反対に揺
動レバー7が反時計回り方向に回動すると、パー
キングブレーキ機構の付勢力により前記扇形部材
5は初期位置に戻つてブレーキ作動状態が解除さ
れるよう作用するものである。
支持部材2には、第2支軸6を中心とする円弧
状縁部が設けられ、該円弧状縁部にはラチエツト
歯10が形成されている。
揺動レバー7の先端7aには、ラチエツト歯1
0と係合するラチエツト爪11がピン12で上下
揺動自在に枢支されている。
ラチエツト爪11は、先端部の爪部11aと、
該爪部11aから後述するレリーズロツド16と
の連結部11bを上方側に延設して形成されてお
り、該連結部11bには爪部11aが支持部材2
のラチエツト歯10と係合した状態で第1支軸3
を中心とした円弧状の長穴13が形成されてい
る。
操作レバー1のグリツプ4には、スプリング1
4で突出方向に付勢されたプツシユボタン15が
設けられ、該プツシユボタン15にレリーズロツ
ド16の先端部16aが連結され、該レリーズロ
ツド16の屈曲後端部16bは、操作レバー1内
を伸長してラチエツト爪11の円弧状長穴13に
嵌合連結されている。
上記ラチエツト爪11の円弧状長穴13の形状
は、上端側がレリーズロツド16の屈曲後端部1
6bが嵌合するようレリーズロツド16の径より
も僅かに大として嵌合部13aを形成すると共
に、ラチエツト爪11と支持部材2に形成したラ
チエツト歯10とが係合している状態に於て嵌合
部13aの操作レバー1前方側の縁端を操作レバ
ー1の回動中心(第1支軸3)を中心とする円弧
状にラチエツト爪11の回動中心(ピン12)方
向に連続させて形成し、該縁端部13bと対向す
る内周縁との間隔は、嵌合部13aから第1支軸
3に向けて拡大形成し、この領域内にレリーズロ
ツド16の屈曲後端部16bがある時にプツシユ
ボタン15を押してレリーズロツド16をストロ
ークさせても屈曲後端部16bが円弧状長穴13
の内周面には当接しない間隔とした開口部13c
を形成してあるものである。
上記のように構成したことにより、第2図の如
く、グリツプ4を握つて操作レバー1を引き起こ
すと、持上げピン9を介して揺動レバー7が上方
に揺回動される。揺動レバー7が上方に揺回動す
ると、ラチエツト爪11もその先端の爪部11a
を支持部材2のラチエツト歯10上を滑らせつつ
上方に移動すると共に、連結ロツド18を介して
扇形部材5も同方向に揺回動され、ブレーキケー
ブル8を引くことによりブレーキ作動状態とな
る。
そして、起立位置で操作レバー1から手を離す
と、ブレーキケーブル8には逆方向のテンシヨン
(即ち、扇形部材5を逆方向に回動させよう引つ
張り力)が付勢されている為、揺動レバー7が下
方に揺回動しようとすることによりラチエツト爪
11の爪部11aが支持部材2のラチエツト歯1
0と係合して係止され、ブレーキ作動状態が保持
されるものである。
ブレーキ作動を解除するには、この状態でグリ
ツプ4を握つてプツシユボタン15を押してレリ
ーズロツド16をストロークさせれば良い。即
ち、レリーズロツド16をストロークさせると、
レリーズロツド16の屈曲後端部16bが嵌合す
る上記円弧状長穴13の嵌合部13aが押されて
ラチエツト爪11を係合解除方向に揺回動させ、
第1図示の状態のようにブレーキ作動が解除され
る。
一方、第3図に示すように、グリツプ4を握り
プツシユボタン15を押さないで操作レバー1を
倒伏位置に倒すと、持上げピン9が揺動レバー7
から離れるだけで、ラチエツト爪11は支持部材
2のラチエツト歯10に係止されたままとなり、
ブレーキ作動状態は維持された状態で操作レバー
1のみを倒伏位置とすることができる。
このとき、レリーズロツド16の屈曲後端部1
6bは、操作レバー1の倒伏に伴なつてラチエツ
ト爪11の円弧状長穴13の縁端部13bに沿つ
て下方に移動し、開口部13c内となる。従つ
て、この状態でプツシユボタン15を押してレリ
ーズロツド16をストロークさせても、レリーズ
ロツド16の屈曲後端部16bは円弧状長穴13
内(開口部13c内)でストロークするのみであ
り、ラチエツト爪11を係合解除方向に揺回動さ
せることはない。即ち、操作レバー1の倒伏位置
ではブレーキ作動は解除されないものである。
従つて、駐車時等に於てブレーキ作動状態で操
作レバー1を倒伏位置に戻しているときに不用意
に操作レバー1のプツシユボタン15に当接して
これを押圧したとしても、ブレーキ作動が解除さ
れることはなく、車両の安全性を高めることがで
きる。
又、ブレーキ作動状態で操作レバー1を倒伏位
置に戻すときには、レリーズロツド16の屈曲後
端部16bは、操作レバー1の第1支軸3と同心
のラチエツト爪11の円弧状長穴13内を案内さ
れて移動するものである為、レリーズロツド16
や円弧状長穴13内周面に変形や摩耗があつても
操作レバー1を起立位置まで戻したときに円弧状
長穴13の上部13aと嵌合してブレーキ作動状
態を解除でき、操作レバー1の起立位置でのブレ
ーキ作動解除が確実に行なえるものである。
尚、本実施例では、円弧状長穴13の開口部1
3cの幅を嵌合部13aに比してレリーズロツド
16のストローク方向に拡大し、レリーズロツド
16の屈曲後端部16bが当接しないようにした
が、第4図示の如く円弧状長穴13の開口部13
cの第1支軸3側を切欠いて開放させ、レリーズ
ロツド16によるブレーキ作動の解除を不能とし
ても良い。このような形状とすれば、ラチエツト
爪11の製造がより容易となるものである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によると、レリー
ズロツドの操作端部とラチエツト爪の連結部分を
嵌合孔域と開口域とにより形成したことにより、
ブレーキ作動状態で操作レバーを倒伏位置にとす
ることができると共に、係る状態ではブレーキ作
動解除は行なわれないこととなる。即ち、操作レ
バーの収納と、該操作レバーの収納時に於る不用
意なブレーキ解除の回避が可能となるものであ
る。
又、レリーズロツドとラチエツト爪の連結部に
於て、レリーズロツドの操作端部が縁端部に沿つ
て開口域から嵌合孔域へ移動して嵌合孔と嵌合す
るよう構成したことにより、レリーズロツドによ
るブレーキ作動解除が確実に行なえるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のパーキングブレ
ーキ構造の一実施例における操作レバーの倒伏位
置の側面図、第2図は第1図の装置の起立位置の
側面図、第3図は第1図の装置の収納位置の側面
図、第4図は他の実施例のラチエツト爪の平面図
である。 1……操作レバー、2……支持部材、3……第
1支軸(操作レバーの回動中心)、7……揺動レ
バー(中間部材)、10……ラチエツト歯、11
……ラチエツト爪、12……ピン(ラチエツト爪
の回動中心)、13……円弧状長穴、13a……
嵌合部(嵌合孔)、13b……縁端部(円弧状の
縁端部)、13c……開口部(開口域)、16……
レリーズロツド、16b……屈曲後端部(操作
端)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキ作動状態を維持したまま操作レバーを
    倒伏位置に戻すことのできる車両のパーキングブ
    レーキ装置であり、車体側に固定される支持部材
    に、操作レバーと中間部材とを回動自在に枢支す
    る一方、前記中間部材にラチエツト爪を回動自在
    に枢支し、前記ラチエツト爪には、前記操作レバ
    ーに備えられたレリーズロツドの操作端が嵌合す
    る嵌合孔を形成すると共に、前記ラチエツト爪と
    前記支持部材に形成したラチエツト歯とが係合し
    ている状態に於て前記嵌合孔の前記操作レバー前
    方側の縁端から前記操作レバーの回動中心を中心
    とする円弧状の縁端部を前記ラチエツト爪の回動
    中心方向に連続して形成し、前記嵌合孔域以外の
    前記円弧状縁端部と対向する側は、少なくとも前
    記レリーズロツドの操作ストローク以上の開口域
    を有するよう形成して構成したこと、を特徴とす
    る自動車のパーキングブレーキ構造。
JP15846487U 1987-10-16 1987-10-16 Expired - Lifetime JPH0528141Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4051057B2 (ja) 2004-11-30 2008-02-20 本田技研工業株式会社 パーキングブレーキ装置

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