JPH0527595A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0527595A
JPH0527595A JP3202147A JP20214791A JPH0527595A JP H0527595 A JPH0527595 A JP H0527595A JP 3202147 A JP3202147 A JP 3202147A JP 20214791 A JP20214791 A JP 20214791A JP H0527595 A JPH0527595 A JP H0527595A
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toner
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JP3202147A
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Masami Izumizaki
昌巳 泉崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー補給系が不作動状態にある放置時間の
長さによるトナー補給量の変動を防止する。 【構成】 放置タイマーを設置し、コピー動作が終了し
たときにこの放置タイマーを作動させて放置時間を計測
する。一方、装置のスタートボタンが押されたときに計
測した放置時間に応じた補正係数を決定し、ディジタル
画像信号の各画素毎の出力レベルをカウントして算出し
たビデオカウント数をCPU67においてトナー補給時
間に変換する際に、換算テーブルのトナー補給時間に、
この補正係数を乗算して放置時間を補正したトナー補給
時間、即ち、スクリュー62の回転数を決定する。そし
て、1つのトナー像が形成されると、次のトナー像の形
成前に、上記の如くに決定された回転数だけスクリュー
62を回転させてトナーを補給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像担持体上に形成された
潜像に現像剤を付着させて可視像化する電子写真方式や
静電記録方式などの複写機、プリンタ等の画像形成装置
に関し、特に二成分現像剤のトナー濃度を適正に制御す
る現像剤濃度制御装置を備えた画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式や静電記録方式の
画像形成装置が具備する現像装置には、トナー粒子とキ
ャリア粒子を主成分とした二成分現像剤が用いられてい
る。特に、電子写真方式によりフルカラーやマルチカラ
ー画像を形成するカラー画像形成装置には、画像の色味
などの観点から、殆どの現像装置が二成分現像剤を使用
している。周知のように、この二成分現像剤のトナー濃
度(即ち、キャリア粒子及びトナー粒子の合計重量に対
するトナー粒子重量の割合)は画像品質を安定化させる
上で極めて重要な要素になっている。現像剤のトナー粒
子は現像時に消費され、トナー濃度は変化する。このた
め、現像剤濃度制御装置(ATR)を使用して適時現像
剤のトナー濃度を正確に検出し、その変化に応じてトナ
ー補給を行ない、トナー濃度を常に一定に制御し、画像
の品位を保持する必要がある。
【0003】従来の現像剤濃度制御装置を備えた画像形
成装置、本例では電子写真方式のディジタル複写機、の
全体構成例を図5に示す。まず、原稿21の画像がCC
D1により読み取られ、得られたアナログ画像信号は増
幅器2で所定のレベルまで増幅され、アナログ−ディジ
タル変換器(A/D変換器)3により例えば8ビット
(0〜255階調)のディジタル画像信号に変換され
る。次に、このディジタル画像信号はγ変換器(本例で
は256バイトのRAMで構成され、ルックアップテー
ブル方式で濃度変換を行なう変換器)5に供給されてγ
補正された後、ディジタル−アナログ変換器(D/A変
換器)9に入力される。ここでディジタル画像信号は再
びアナログ画像信号に変換されてコンパレータ11の一
方の入力に供給される。コンパレータ11の他方の入力
には三角波発生回路10から発生される所定周期の三角
波信号が供給されており、上記コンパレータ11の一方
の入力に供給されたアナログ画像信号はこの三角波信号
と比較されてパルス幅変調される。このパルス幅変調さ
れた2値化画像信号はレーザ駆動回路12にそのまま入
力され、レーザダイオード13の発光のオン・オフ制御
用信号として使用される。レーザダイオード13から放
射されたレーザ光は周知のポリゴンミラー14により主
走査方向に走査され、f/θレンズ15、及び反射ミラ
ー16を経て矢印方向に回転している像担持体たる感光
体ドラム17上に照射され、静電潜像を形成することに
なる。
【0004】一方、感光体ドラム17は露光器18で均
一に除電を受け、一次帯電器19により均一に例えばマ
イナスに帯電される。その後、上述したレーザ光の照射
を受けて画像信号に応じた静電潜像が形成される。この
静電潜像は現像器20によって可視画像(トナー像)に
現像される。このトナー像は2個のローラ25、26間
に架張され、図示矢印方向に無端駆動される転写材担持
ベルト27上に保持された転写材23に転写帯電器22
の作用により転写される。また、感光体ドラム17上に
残った残留トナーはその後クリーナ24でかき落とされ
る。なお、説明を簡単にするために1つのの画像形成ス
テーション(感光体ドラム17、露光器18、一次帯電
器19、現像器20等を含む)のみを図示するが、カラ
ー複写機の場合には、例えばシアン、マゼンタ、イエロ
ー、及びブラックの各色に対する同様構成の4つの画像
形成ステーションが転写材担持ベルト27上にその移動
方向に沿って順次に配列される。
【0005】さらに、潜像の現像により現像器20内の
変化したトナー濃度を補正するために、ビデオカウント
方式の現像剤濃度制御装置が設けられており、画素毎の
ディジタル画像信号の出力レベルを積算し、トナーを予
測補給している。即ち、アナログ−ディジタル変換器3
によりディジタル信号に変換された画像信号を画素毎に
その出力レベルを積算し、これをビデオカウンタ4でビ
デオカウント数に変換してCPU6に送る。CPU6は
ビデオカウント数を補給量に換算し、トナー補給信号と
してモータ駆動回路7に送る。モータ駆動回路7はトナ
ー補給信号に対応した時間だけモータ28を駆動し、ト
ナー29を収容するトナー補給槽8内のトナー搬送スク
リュー30を上記所定時間だけ回転駆動し、トナー補給
槽8より現像器20内に適量のトナーを補給し、現像器
20内のトナー濃度を一定に保つようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の現像剤濃度制御装置では、ディジタル画像信号の各画
素毎の出力レベルを積算したビデオカウント数を一義的
にトナー補給量に換算してトナーの補給を行なっている
ため、同一ビデオカウント数に対するトナー補給量は常
に同一量となる。しかしながら、コピー動作が停止して
いる時間の長短によって、即ちトナー補給系が不作動状
態にある放置時間の長短によって、トナー補給槽内のト
ナーの蓄積状態が変化する(例えば、密度が変わる)。
このため、上述のようにビデオカウント数を一義的にト
ナー補給量に換算したのでは、放置時間の長短により同
一補給時間のトナー補給を行なっても補給量が変動して
しまうという重大な欠点があった。
【0007】従って、本発明の目的は、トナー補給系が
不作動状態にある放置時間の長さに応じてトナー補給時
間を補正し、放置時間によるトナー補給量の変動を防止
した現像剤濃度制御装置を備えた画像形成装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体に画像情報信号に対応した静電潜像を形成
し、該静電潜像を二成分現像剤を用いて現像して可視画
像を形成し、該可視画像を転写材に転写する画像形成装
置において、前記二成分現像剤のトナーを補給するトナ
ー補給手段と、前記画像情報信号の画像の濃度情報に応
じてトナー補給手段を作動させてトナーを補給させる第
1の現像剤濃度制御装置とを具備し、前記トナー補給手
段が動作していない放置時間の長さに応じて、前記第1
の現像剤濃度制御装置によって作動される前記トナー補
給手段の動作時間を補正し、トナーを補給することを特
徴とする画像形成装置である。
【0009】本発明の一実施態様においては、前記二成
分現像剤のトナー濃度を検出する第2の現像剤濃度制御
装置を設け、該第2の現像剤濃度制御装置を所定のタイ
ミングで動作させてこの第2の現像剤濃度制御装置から
のトナー濃度に応じた出力信号によって前記第1の現像
剤濃度制御装置によるトナー補給誤差を補正する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0011】本発明が適用できる画像形成装置は、例え
ば感光体、誘電体等の像担持体上に電子写真方式、静電
記録方式等によって画像情報信号に対応した潜像を形成
し、この潜像をトナー粒子とキャリア粒子を主成分とし
た二成分現像剤を用いた現像装置によって現像して可視
画像(トナー像)を形成し、これら可視画像を紙等の転
写材に転写し、定着手段にて永久像にする構成のもので
あればよい。
【0012】まず、図1を参照して本発明による画像形
成装置の一実施例の全体構成について説明する。本実施
例では本発明を電子写真方式のディジタル複写機に適用
した場合を示すが、本発明が電子写真方式や静電記録方
式の他の種々の画像形成装置に等しく適用できることは
言うまでもない。
【0013】図1において、複写されるべき原稿31の
画像はレンズ32によってCCD等の撮像素子33に投
影される。この撮像素子33は原稿31の画像を多数の
画素に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を
発生する。撮像素子33から出力されるアナログ画像信
号は画像信号処理回路34に送られ、ここで各画素毎に
その画素の濃度に対応した出力レベルを有する画素画像
信号に変換され、パルス幅変調回路35に送られる。
【0014】このパルス幅変調回路35は入力される画
素画像信号毎に、そのレベルに対応した幅(時間長)の
レーザ駆動パルスを形成して出力する。即ち、図3の
(a)に示すように、高濃度の画素画像信号に対しては
より幅の広い駆動パルスWを、低濃度の画素画像信号に
対してはより幅の狭い駆動パルスSを、中濃度の画素画
像信号に対しては中間の幅の駆動パルスIをそれぞれ形
成する。
【0015】パルス幅変調回路35から出力されたレー
ザ駆動パルスは半導体レーザ36に供給され、半導体レ
ーザ36をそのパルス幅に対応する時間だけ発光させ
る。従って、半導体レーザ36は高濃度画素に対しては
より長い時間駆動され、低濃度画素に対してはより短い
時間駆動されることになる。それ故、感光体ドラム40
は、次述の光学系によって、高濃度画素に対しては主走
査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対して
は主走査方向により短い範囲が露光される。つまり、画
素の濃度に対応して静電潜像のドットサイズが異なる。
従って、当然のことながら、高濃度画素に対するトナー
消費量は低濃度画素に対するそれよりも大である。な
お、図3の(d)に低、中、高濃度画素の静電潜像をそ
れぞれL、M、Hで示した。
【0016】半導体レーザ36から放射されたレーザ光
36aは回転多面鏡37によって掃引され、f/θレン
ズ等のレンズ38及びレーザ光36aを像担持体たる感
光体ドラム40方向に指向させる固定ミラー39によっ
て感光体ドラム40上にスポット結像される。かくし
て、レーザ光36aは感光体ドラム40の回転軸とほぼ
平行な方向(主走査方向)にこのドラム40を走査し、
静電潜像を形成することになる。
【0017】感光体ドラム40はアモルファスシリコ
ン、セレン、OPC等を表面に有し、矢印方向に回転す
る電子写真感光体ドラムであり、露光器41で均一に除
電を受けた後、一次帯電器42により均一に帯電され
る。その後、上述した画像情報信号に対応して変調され
たレーザ光で露光走査され、これによって画像情報信号
に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像はトナ
ー粒子とキャリア粒子が混合された二成分現像剤43を
使用する現像器44によって反転現像され、可視画像
(トナー像)が形成される。ここで、反転現像とは、感
光体の光で露光された領域に、潜像と同極性に帯電した
トナーを付着させてこれを可視化する現像方法である。
このトナー像は2個のローラ45、46間に架張され、
図示矢印方向に無端駆動される転写材担持ベルト47上
に保持された転写材48に転写帯電器49の作用により
転写される。
【0018】なお、説明を簡単にするために1つの画像
形成ステーション(感光体ドラム40、露光器41、一
次帯電器42、現像器44等を含む)のみを図示する
が、カラー画像形成装置の場合には、例えばシアン、マ
ゼンタ、イエロー、及びブラックの各色に対する4つの
画像形成ステーションが転写材担持ベルト47上にその
移動方向に沿って順次に配列され、各画像形成ステーシ
ョンの感光体ドラム上に原稿の画像を色分解した各色毎
の静電潜像が順次に形成され、対応する色トナーを有す
る現像器で現像され、転写材担持ベルト47によって保
持、搬送される転写材48に順次に転写されることにな
る。
【0019】このトナー像が転写された転写材48は転
写材担持ベルト47から分離されて図示しない定着器に
搬送され、定着されて永久像に変換される。また、転写
後に感光体ドラム40上に残った残留トナーはその後ク
リーナ50によって除去される。
【0020】上記現像器44の一例を図2に示す。図示
するように、現像器44は感光体ドラム40に対向して
配置されており、その内部は垂直方向に延在する隔壁5
1によって第1室(現像室)52と第2室(撹拌室)5
3とに区画されている。第1室52には矢印方向に回転
する非磁性の現像スリーブ54が配置されており、この
現像スリーブ54内にマグネット55が固定配置されて
いる。現像スリーブ54はブレード56によって層厚規
制された二成分現像剤(磁性キャリアと非磁性トナーを
含む)の層を担持搬送し、感光体ドラム40と対向する
現像領域で現像剤を感光体ドラム40に供給して静電潜
像を現像する。現像効率、即ち潜像へのトナーの付与率
を向上させるために、現像スリーブ54には電源57か
ら直流電圧を交流電圧に重畳した現像バイアス電圧が印
加されている。
【0021】第1室52及び第2室53にはそれぞれ現
像剤撹拌スクリュー58及び59が配置されている。ス
クリュー58は第1室52中の現像剤を撹拌搬送し、ま
た、スクリュー59は、後述するトナー補給槽60のト
ナー排出口61から搬送スクリュー62の回転によって
供給されたトナー63と既に現像器内にある現像剤43
とを撹拌搬送し、トナー濃度を均一化する。隔壁51に
は図2における手前側と奥側の端部において第1室52
と第2室53とを相互に連通させる現像剤通路(図示せ
ず)が形成されており、上記スクリュー58、59の搬
送力により、現像によってトナーが消費されてトナー濃
度の低下した第1室52内の現像剤が一方の通路から第
2室53内へ移動し、第2室53内でトナー濃度の回復
した現像剤が他方の通路から第1室52内へ移動するよ
うに構成されている。
【0022】さて、静電潜像の現像により現像器44内
の変化した現像剤濃度を補正するために、即ち、現像器
44に補給するトナー量を制御するために、前記画像信
号処理回路34の出力信号のレベルが画素毎にカウント
される。このカウントは、図1の実施例では次のように
して行なわれる。
【0023】まず、前記パルス幅変調回路35の出力信
号がANDゲート64の一方の入力に供給され、このA
NDゲートの他方の入力にはクロックパルス発振器65
からのクロックパルス(図3の(b)に示すパルス)が
供給される。従って、ANDゲート64からは図3の
(c)に示すようにレーザ駆動パルスS、I、Wの各々
のパルス幅に対応した数のクロックパルス、即ち、各画
素の濃度に対応した数のクロックパルスが出力される。
このクロックパルス数は各画像毎にカウンタ66によっ
て積算され、ビデオカウント数が算出される。しかし
て、このカウンタ66からの各画像毎のパルス積算信号
1 (ビデオカウント数)は、前記原稿31のトナー像
を1つ形成するために現像器44から消費されるトナー
量に対応している。
【0024】そこで、このビデオカウント数をCPU6
7に供給すると共にRAM68に記憶する。CPU67
はビデオカウント数とトナー補給時間との対応関係を示
す換算テーブルを有しており、入力されたビデオカウン
ト数に基づき、現像器44から消費される上記トナー量
に見合う量のトナー63をトナー補給槽60から現像器
に供給するのに要する搬送スクリュー62の回転駆動時
間(即ち、トナー補給時間)を算出し、モータ駆動回路
69を制御して上記算出した時間の間だけモータ70を
駆動する。かくして、一般に、上記ビデオカウント数が
大であればモータ70の駆動時間はより長い時間とな
り、上記ビデオカウント数が小であればモータ70の駆
動時間はより短い時間となる。
【0025】モータ70の駆動力はギア列71を介して
前記搬送スクリュー62に伝達され、搬送スクリュー6
2はトナー補給槽60内のトナー63を搬送して現像器
44に所定量のトナーを補給する。このトナーの補給は
1つの画像の現像が終了する都度行なわれる。
【0026】しかしながら、前述したように、トナー補
給系が不作動状態にある放置時間の長さを考慮せずに、
ビデオカウント数を一義的にトナー補給量に換算したの
では、放置時間によってトナー補給槽内のトナーの蓄積
状態が変化するので、同一時間におけるトナー補給量が
変動し、補給誤差が生じる。
【0027】例えば、本実施例では、ポリエステル樹脂
に着色顔料を分散し、シリカを外添した直径約8μmの
トナーを用いたが、図1に示すトナー補給槽60からス
クリュー62の回転でトナー63を補給する補給系を使
用しての実験では、放置時間が長くなるにつれて同一時
間におけるトナー補給量はほぼ直線的に減少し、放置時
間が15時間以上になるとトナー補給量は一定となり、
変動しなくなった。この結果から明白なように、放置時
間を考慮せずに同一ビデオカウント数を同一のトナー補
給時間に一義的に変換したのでは補給量に差が生じてし
まう。また、ビデオカウント数をトナー補給量(時間)
に一義的に変換できないとトナー補給量が簡単に決定で
きないという難点がある。
【0028】そこで、本実施例では放置タイマーを設置
し、コピー動作が終了したときにこの放置タイマーを作
動させて放置時間を計測し、一方、上記結果に基づいて
図4に示すような放置時間と補正係数の関係を予め決定
し、装置のスタートボタンが押されたときに計測した放
置時間に応じた補正係数を図4の関係から決定し、ビデ
オカウント数をトナー補給時間に変換する際に、CPU
67が有する上記ビデオカウント数とトナー補給時間と
の対応関係を示す換算テーブルのトナー補給時間にこの
補正係数を乗算して放置時間を補正したトナー補給時間
を決定し、同一ビデオカウント数の場合には同一量のト
ナーが補給できるように構成したものである。即ち、ビ
デオカウント数から一義的に放置時間を補正した正しい
トナー補給量を決定できるようにしたものである。な
お、15時間での補正係数は1.5であった。
【0029】ところで、上記のように複写されるべき原
稿の画像を光電変換して得たディジタル画像信号の各画
素毎の出力レベルを積算し、ビデオカウント数に変換し
てこれを補給量に換算し、消費量を予測して現像器44
へトナーの補給を行なうのは、現像剤の実際のトナー濃
度を直接検出し、それに基づいてトナーを補給するのと
は異なり、あくまでも予測補給であるために、現像器4
4へのトナー補給槽60からのトナー補給量や、現像器
44からのトナー消費量の予想値からの変化が生ずる
と、また、消費系、補給系の変動により、現像器44内
の現像剤43のトナー濃度、つまりトナー粒子とキャリ
ア粒子の混合比、が初期設定値(規定値)より除々にず
れてくる。このずれを補正しないでおくと、トナー濃度
が初期設定値の許容範囲から大きくずれてしまう。
【0030】このため、本実施例では、第2の現像剤濃
度制御装置を設け、この第2の現像剤濃度制御装置を所
定のタイミングで、例えばトナーの補給を行なったとき
毎に、或は1つのコピー動作の終了毎に、或はコピー数
が所定枚数に達したとき毎に、或はビデオカウント数が
所定値に達したとき毎に、等のタイミングで、作動させ
て感光体ドラム40上に参照画像を形成する。
【0031】詳述すると、予め定められた濃度に対応す
る信号レベルを有する参照画像信号を発生する参照画像
信号発生回路72を設け、この発生回路72からの参照
画像信号を前記パルス幅変調回路35に供給し、上記予
め定められた濃度に対応するパルス幅を有するレーザ駆
動パルスを発生させる。このレーザ駆動パルスを半導体
レーザ36に供給し、このレーザ36をそのパルス幅に
対応する時間だけ発光させ、感光体ドラム40を走査す
る。(このときはカウンタ66は作動させない。)これ
によって、上記予め定められた濃度に対応する参照静電
潜像を感光体ドラム40上に形成し、この参照静電潜像
を現像器44により現像する。このようにして得られた
パッチ状の参照トナー像にLED等の光源73から光を
照射し、その反射光を光電変換素子74で受光する。こ
の光電変換素子74の出力信号は上記参照トナー像の濃
度に対応するから、結局この出力信号は現像器44内の
二成分現像剤の実際のトナー濃度に対応する。
【0032】上記光電変換素子74の出力信号は比較器
75の一方の入力に供給される。この比較器75の他方
の入力には、基準電圧信号源76から、現像剤43の規
定トナー濃度(初期設定値におけるトナー濃度)に対応
する基準信号が入力されている。従って、比較器75は
規定トナー濃度と現像器内の実際のトナー濃度とを比較
することになるから、両入力信号の比較結果として、比
較器75は現像器44内の現像剤43の実際のトナー濃
度が規定値より大であることを指示する出力信号か、又
はトナー濃度が規定値より小であることを指示する出力
信号を発生する。なお、両入力信号に差がないときには
それを指示する出力信号を発生させてもよい。
【0033】比較器75の出力信号はCPU67に供給
される。CPU67は、本実施例では、比較器75から
の出力信号に基づいて、計測された放置時間を考慮して
次回のトナー補給動作を補正するように制御する。例え
ば、光電変換素子74によって検出された現像剤43の
実際のトナー濃度が規定値よりも小である場合には、つ
まり、トナーが補給不足である場合には、CPU67は
不足分のトナーを現像器44に補給するようにスクリュ
ー62を作動させる。即ち、比較器75からの出力信号
に基づいて、不足分のトナーを現像器44に補給するに
要するスクリュー回転時間を算出し、モータ駆動回路6
9を制御してその時間だけモータ70を回転駆動し、不
足分のトナーを現像器44に補給する。また、光電変換
素子74によって検出された現像剤43の実際のトナー
濃度が規定値よりも大である場合には、つまり、トナー
が過剰補給である場合には、CPU67は比較器75か
らの出力信号に基づいて現像剤中の過剰トナー量を算出
する。そして、その後の原稿による画像形成に際して
は、この過剰トナー量が無くなるようにトナーを補給さ
せるか、或は過剰トナー量が消費されるまでトナーを補
給せずに画像を形成させ、即ち、トナー無補給で画像を
形成して過剰トナー量を消費させ、過剰トナー量が消費
されたらトナー補給動作を前述の通り行なわせる等の制
御を行なう。
【0034】このように、第2の現像剤濃度制御装置を
設けて所定のタイミングで感光体ドラム40上に参照画
像を形成することで、第1の現像剤濃度制御装置による
補給トナー量の誤差を補正することができ、トナー濃度
を初期設定値の許容範囲内に常時維持することができ
る。
【0035】以上の制御動作について図5のフローチャ
ートを参照してさらに説明する。
【0036】まず、原稿の複写を行なうためにスタート
ボタンが押されると、ブロックS101で原稿が読取ら
れ、原稿画像の各画素の濃度に対応した光電変換信号が
発生される。次に、ブロックS102においてディジタ
ル画像信号の各画素毎の出力レベルをカウントし、積算
してビデオカウント数を算出し、CPU67に送る。次
いで、ブロックS103で放置タイマーにより計測され
た、先に行なわれたコピー動作の終了からの放置時間を
読み出してこの放置時間の長さに対応した補正係数を決
定し、ブロックS104でCPU67が上記換算テーブ
ルを参照してビデオカウント数をトナー補給時間に換算
する際に、上記補正係数をトナー補給時間に乗算し、入
力されたビデオカウント数に対応する1枚の画像当りの
トナー補給時間、即ち、スクリュー62の回転数を決定
する。例えば、放置時間が15時間であるときには、図
4のグラフから補正係数は1.5であり、通常のビデオ
カウント数から決定されるトナー補給時間を1.5倍す
る。そして、ブロックS105でコピー動作が開始さ
れ、前記した潜像形成、現像、転写等の画像形成動作が
実行される。1つのトナー像が形成されると、ブロック
S106において次のトナー像の形成前に、上記の如く
に決定された回転数だけスクリュー62を回転させてト
ナーを補給する。次に、ブロックS107で第2の現像
剤濃度制御装置を作動させ、参照画像を感光体ドラム4
0上に形成して上述した動作を行なわせる。即ち、放置
時間を考慮に入れてビデオカウント数をトナー補給時間
に変換した予測補給量が正しかったか否かをチェック
し、補給量に誤差があるときにはこれを補正する上述し
たような適正な処置を行なう。次に、判断ブロックS1
08でコピー動作が終了したか否かを判断し、終了して
いれば(YES)、ブロックS109で放置タイマーを
作動させ、トナー補給系が不作動状態にある放置時間の
計測を開始する。また、判断ブロックS108において
コピー動作が終了していないときには(NO)、放置タ
イマーは作動させず、ブロックS105に戻ってコピー
動作を続行する。以下、各コピー動作毎に同様の動作を
繰り返す。
【0037】このように、本実施例では、CPU67に
おいてビデオカウント数から算出されたトナー補給時間
に放置時間の長さに応じた補正係数を乗算し、放置時間
によるトナー補給量の変動を補正したトナー補給時間を
決定するものであるから、高精度なトナーの補給が行な
え、また、ビデオカウント数を一義的に精度の高いトナ
ー補給量に変換することができるという利点がある。
【0038】上記実施例では、補正係数の乗算により放
置時間によるトナー補給量の変動を補正したトナー補給
時間を用いて、同一原稿の連続コピー中においても、各
コピー動作毎に同じ補給時間でトナーを補給したが、連
続コピー動作時には2枚目以降のコピー動作に対しては
放置時間に応じた補正係数を乗算しない通常のトナー補
給時間によりトナーの補給を行なっても良い。また、連
続コピーの2枚目以降のコピー動作時には1枚目よりも
小さい補正係数を乗算したトナー補給時間によりトナー
の補給を行なっても良い。
【0039】また、上記実施例では1つのトナー像の形
成毎にトナーを補給したが、コピー数が所定枚数、例え
ば10枚、に達したとき毎に、或はビデオカウント数が
所定値に達したとき毎に、まとめてトナーの補給を行な
っても良い。勿論、この際のトナー補給時間はビデオカ
ウント数から決定された通常のトナー補給時間に上記実
施例に示した放置時間に応じた補正係数を乗算した補給
時間である。
【0040】さらに、上記実施例では、現像器内の現像
剤の実際のトナー濃度を測定するのに、感光体ドラム上
にパッチ画像を形成し、この画像の濃度を測定すること
によっていたが、キャリアとトナーの混合比率により見
掛けの透磁率を検知し、その出力の変化によって実際の
トナー濃度を検出して補正するインダクタンス検知方式
の現像剤濃度制御装置を第2の現像剤濃度制御装置とし
て使用しても良い。或は、現像スリーブ上等の現像剤に
直接光を照射し、その反射光を測定することによっても
現像剤の実際のトナー濃度を測定することができる。た
だし、トナーがカーボンブラックで黒色に着色されてい
る場合には、トナーとキャリアの分光反射率に大差がな
いので、この方法ではトナー濃度の検出精度が悪くな
り、好ましくない。
【0041】なお、本発明は画像の濃淡表現をディザ法
で行なう画像形成装置にも適用できる。また、原稿のコ
ピーではなく、コンピュータ等から出力された画像情報
信号によりトナー像を形成する画像形成装置にも本発明
は適用できる。さらに、必要に応じて種々の変形及び変
更がなし得ることは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、トナー補給系が不作動状態にある放置時
間の長さに応じて、画像情報信号の画像の濃度情報に応
じて決定されたトナー補給時間を補正するようにしたの
で、放置時間によるトナー補給量の変動を確実に防止す
ることができる。従って、高精度なトナーの補給が行な
え、二成分現像剤のトナー濃度を常に初期設定値の許容
範囲内に十分に維持できるという顕著な効果がある。ま
た、画像情報信号の画像の濃度情報を一義的に放置時間
を補正した精度の高いトナー補給量に変換することがで
きるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の全体構成を
示す説明図である。
【図2】図1の画像形成装置が具備する現像器の概略構
成を示す概略断面図である。
【図3】図1の画像形成装置において画像情報信号の濃
度情報をカウントする方法を説明する波形図である。
【図4】放置時間と同一補給時間におけるトナー補給量
の変動を補正する補正係数との関係を示す特性図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の基本動作を説明するための
フローチャートである。
【図6】従来の画像形成装置の一例の全体構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
40 感光体ドラム 43 二成分現像剤 44 現像器 60 トナー補給槽 63 トナー 65 クロックパルス発振器 66 カウンタ 67 CPU 68 RAM 69 モータ駆動回路 70 モータ 72 参照画像信号発生回路 73 光源 74 光電変換素子 75 比較器 76 基準電圧信号源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成し、該静電潜像を二成分現像剤を用いて現像
    して可視画像を形成し、該可視画像を転写材に転写する
    画像形成装置において、前記二成分現像剤のトナーを補
    給するトナー補給手段と、前記画像情報信号の画像の濃
    度情報に応じてトナー補給手段を作動させてトナーを補
    給させる第1の現像剤濃度制御装置とを具備し、前記ト
    ナー補給手段が動作していない放置時間の長さに応じ
    て、前記第1の現像剤濃度制御装置によって作動される
    前記トナー補給手段の動作時間を補正し、トナーを補給
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記二成分現像剤のトナー濃度を検出す
    る第2の現像剤濃度制御装置を設け、該第2の現像剤濃
    度制御装置を所定のタイミングで動作させてこの第2の
    現像剤濃度制御装置からのトナー濃度に応じた出力信号
    によって前記第1の現像剤濃度制御装置によるトナー補
    給誤差を補正することを特徴とする請求項1の画像形成
    装置。
JP3202147A 1991-07-18 1991-07-18 画像形成装置 Pending JPH0527595A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210626A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Ricoh Co Ltd 現像剤補給制御方式、現像剤供給装置、画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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