JP2942018B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2942018B2
JP2942018B2 JP3202146A JP20214691A JP2942018B2 JP 2942018 B2 JP2942018 B2 JP 2942018B2 JP 3202146 A JP3202146 A JP 3202146A JP 20214691 A JP20214691 A JP 20214691A JP 2942018 B2 JP2942018 B2 JP 2942018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像担持体上に形成された
潜像に現像剤を付着させて可視像化する電子写真方式や
静電記録方式などの複写機、プリンタ等の画像形成装置
に関し、特に二成分現像剤のトナー濃度を適正に制御す
る現像剤濃度制御手段を備えた画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式や静電記録方式の
画像形成装置が具備する現像装置には、トナー粒子とキ
ャリア粒子を主成分とした二成分現像剤が用いられてい
る。特に、電予写真方式によりフルカラーやマルチカラ
ー画像を形成するカラー画像形成装置には、画像の色味
などの観点から、殆どの現像装置が二成分現像剤を使用
している。周知のように、この二成分現像剤のトナー濃
度(即ち、キャリア粒子及びトナー粒子の合計重量に対
するトナー粒子重量の割合)は画像品質を安定化させる
上で極めて重要な要素になっている。現像剤のトナー粒
子は現像時に消費され、トナー濃度は変化する。このた
め、現像剤濃度制御手段(ATR)を使用して適時現像
剤のトナー濃度を正確に検出し、その変化に応じてトナ
ー補給を行ない、トナー濃度を常に一定に制御し、画像
の品位を保持する必要がある。
【0003】従来の現像剤濃度制御手段を備えた画像形
成装置、本例では電予写真方式のディジタル複写機、の
全体構成例を図5に示す。まず、原稿21の画像がCC
D1により読み取られ、得られたアナログ画像信号は増
幅器2で所定のレベルまで増幅され、アナログ−ディジ
タル変換器(A/D変換器)3により例えば8ビット
(0〜255階調)のディジタル画像信号に変換され
る。次に、このディジタル画像信号はγ変換器(本例で
は256バイトのRAMで構成され、ルックアップテー
ブル方式で濃度変換を行なう変換器)5に供給されてγ
補正された後、ディジタル−アナログ変換器(D/A変
換器)9に入力される。ここでディジタル画像信号は再
びアナログ画像信号に変換されてコンパレータ11の一
方の入力に供給される。コンパレータ11の他方の入力
には三角波発生回路10から発生される所定周期の三角
波信号が供給されており、上記コンパレータ11の一方
の入力に供給されたアナログ画像信号はこの三角波信号
と比較されてパルス幅変調される。このパルス幅変調さ
れた2値化画像信号はレーザ駆動回路12にそのまま入
力され、レーザダイオード13の発光のオン・オフ制御
用信号として使用される。レーザダイオード13から放
射されたレーザ光は周知のポリゴンミラー14により主
走査方向に走査され、f/θレンズ15、及び反射ミラ
ー16を経て矢印方向に回転している像担持体たる感光
体ドラム17上に照射され、静電潜像を形成することに
なる。
【0004】一方、感光体ドラム17は露光器18で均
一に除電を受け、一次帯電器19により均一に例えばマ
イナスに帯電される。その後、上述したレーザ光の照射
を受けて画像信号に応じた静電潜像が形成される。この
静電潜像は現像器20によって可視画像(トナー像)に
現像される。このトナー像は2個のローラ25、26間
に架張され、図示矢印方向に無端駆動される転写材担持
ベルト27上に保持された転写材23に転写帯電器22
の作用により転写される。また、感光体ドラム17上に
残った残留トナーはその後クリーナ24でかき落とされ
る。なお、説明を簡単にするために単一の画像形成ステ
ーション(感光体ドラム17、露光器18、一次帯電器
19、現像器20等を含む)のみを図示するが、カラー
画像形成装置の場合には、例えばシアン、マゼンタ、イ
エロー、及びブラックの各色に対する画像形成ステーシ
ョンが転写材担持ベルト27上にその移動方向に沿って
順次に配列されることになる。
【0005】さらに、潜像の現像により現像器20内の
変化したトナー濃度を補正するために、ビデオカウント
方式の現像剤濃度制御手段が設けられており、画素毎の
ディジタル画像信号の出力レベルを積算し、トナーを予
測補給している。即ち、アナログ−ディジタル変換器3
によりディジタル信号に変換された画像信号を画素毎に
その出力レベルを積算し、これをビデオカウンタ4でビ
デオカウント数に変換してCPU6に送る。CPU6は
ビデオカウント数を補給量に換算し、トナー補給信号と
してモータ駆動回路7に送る。モータ駆動回路7はトナ
ー補給信号に対応した時間だけモータ28を駆動し、ト
ナー29を収容するトナー補給槽8内のトナー搬送スク
リュー30を上記所定時間だけ回転駆動し、トナー補給
槽8より現像器20内に適量のトナーを補給し、現像器
20内のトナー濃度を一定に保つようにしている。
【0006】このように、従来の現像剤濃度制御手段で
は、原稿画像のビデオカウント数を補給量に換算し、消
費量を予測してトナーの補給を行なっているが、予測補
給であるために微小誤差が生じることは避けられず、ま
た、消費系、補給系の変動による微小誤差も生じ得る。
これら微小誤差によりトナー濃度、つまりトナー粒子と
キャリア粒予の混合比、が初期設定値(規定値)より除
々にずれてくる。上記従来の現像剤濃度制御手段はこの
ずれを補正する手段を有していないので、トナー濃度が
初期設定値の許容範囲から大きくずれてしまうという重
大な欠点があった。
【0007】このため、第2の現像剤濃度制御手段を設
け、この第2の現像剤濃度制御手段を所定のタイミング
で作動させ、このときに感光体ドラム17上に形成した
パッチ状の参照画像のトナー濃度を検出してトナーが過
補給であったのか、補給不足であったのかを判断し、こ
の判断に基づいてビデオカウンタ4からの次のビデオカ
ウント数を補正し、CPU6からのトナー補給信号を補
正するようにした現像剤濃度制御方式、即ち、上記ビデ
オカウンタ方式の第1の現像剤濃度制御手段にトナー濃
度の初期設定値からのずれを補正する上記第2の現像剤
濃度制御手段を組み合わせた現像剤濃度制御方式が提案
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の現像剤濃度制御方式では、第2の現像剤濃度制御手
段はコピー動作が一定枚数に達する毎に(即ち、一定枚
数間隔で)作動され、補給トナー量の誤差を検出してこ
れを補正している。このように一定枚数間隔で第2の現
像剤濃度制御手段を作動させたのでは、一枚毎のコピー
動作において消費されるトナー量は原稿画像によって変
化するので、第2の現像剤濃度制御手段が作動する間の
第1の現像剤濃度制御手段によって補給される補給トナ
ー量に当然に差が出てくる。例えば、比較的画像密度の
高い原稿画像を一定枚数コピーした場合と、比較的画像
密度の低い原稿画像を一定枚数コピーした場合では、消
費されるトナー量に大きな差があり、補給トナー量も大
きく相違する。上述したように、第1の現像剤濃度制御
手段によるトナーの補給は予測補給であり、誤差が生じ
易い。また、消費系、補給系の変動による微小誤差も生
じ得る。従って、多量にトナーを補給した場合には補給
誤差も大きくなるから、初めの方のコピー画像と終りの
方のコピー画像とでは画像濃度が大きく相違してしまう
というような欠点が生じる。特に、同一原稿を多数枚コ
ピーするときにはこのような画像濃度のムラは致命的な
欠点となる。
【0009】従って、本発明の目的は、トナー補給時に
生じる誤差の変動幅を抑え、二成分現像剤のトナー濃度
を常時初期設定値の許容範囲内に維持することができる
ようにした現像剤濃度制御手段を備えた画像形成装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体に画像情報信号に対応した静電潜像を形成
する潜像形成手段と、前記像担持体に形成された静電潜
像を二成分現像剤を用いて現像する現像手段と、前記現
像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、画像形成
を行う毎に前記画像情報信号の画像の濃度情報に基づい
て前記トナー補給手段を作動させてトナーを補給させる
第1の現像剤濃度制御手段と、前記二成分現像剤のトナ
ー濃度を検出し、その検出結果に基づいて前記トナー補
給手段を作動させてトナーを補給させる第2の現像剤濃
度制御手段と、を有している画像形成装置において、前
記画像情報信号の画像濃度情報を積算する積算手段を有
し、その積算値が一定値以上になる毎に、前記第2の現
像剤濃度制御手段が作動されることを特徴とする画像形
成装置である。
【0011】本発明の一実施態様においては、前記積算
手段は、読み取られた原稿画像の各画素毎の出力レベル
をパルス数に変換し、そのパルス数を順次加算すること
により画像濃度情報を積算する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。
【0013】本発明が適用できる画像形成装置は、例え
ば感光体、誘電体等の像担持体上に電子写真方式、静電
記録方式等によって画像情報信号に対応した潜像を形成
し、この潜像をトナー粒子とキャリア粒子を主成分とし
た二成分現像剤を用いた現像装置によって現像して可視
画像(トナー像)を形成し、この可視画像を紙等の転写
材に転写し、定着手段にて永久像にする構成のものであ
ればよい。
【0014】まず、図1を参照して本発明による画像形
成装置の一実施例の全体構成について説明する。本実施
例では本発明を電子写真方式のディジタル複写機に適用
した場合を示すが、本発明が電子写真方式や静電記録方
式の他の種々の画像形成装置に等しく適用できることは
言うまでもない。
【0015】図1において、複写されるべき原稿31の
画像はレンズ32によってCCD等の撮像素子33に投
影される。この撮像素子33は原稿画像を多数の画素に
分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を発生す
る。撮像素子33から出力されるアナログ画像信号は画
像信号処理回路34に送られ、ここで各画素毎にその画
素の濃度に対応した出力レベルを有する画素画像信号に
変換され、パルス幅変調回路35に送られる。
【0016】このパルス幅変調回路35は入力される画
素画像信号毎に、そのレベルに対応した幅(時間長)の
レーザ駆動パルスを形成して出力する。即ち、図3の
(a)に示すように、高濃度の画素画像信号に対しては
より幅の広い駆動パルスWを、低濃度の画素画像信号に
対してはより幅の狭い駆動パルスSを、中濃度の画素画
像信号に対しては中間の幅の駆動パルスIをそれぞれ形
成する。
【0017】パルス幅変調回路35から出力されたレー
ザ駆動パルスは半導体レーザ36に供給され、半導体レ
ーザ36をそのパルス幅に対応する時間だけ発光させ
る。従って、半導体レーザ36は高濃度画素に対しては
より長い時間駆動され、低濃度画素に対してはより短い
時間駆動されることになる。それ故、感光体ドラム40
は、次述の光学系によって、高濃度画素に対しては主走
査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対して
は主走査方向により短い範囲が露光される。つまり、画
素の濃度に対応して静電潜像のドットサイズが異なる。
従って、当然のことながら、高濃度画素に対するトナー
消費量は低濃度画素に対するそれよりも大である。な
お、図3の(d)に低、中、高濃度画素の静電潜像をそ
れぞれL、M、Hで示した。
【0018】半導体レーザ36から放射されたレーザ光
36aは回転多面鏡37によって掃引され、f/θレン
ズ等のレンズ38及びレーザ光36aを像担持体たる感
光体ドラム40方向に指向させる固定ミラー39によっ
て感光体ドラム40上にスポット結像される。かくし
て、レーザ光36aは感光体ドラム40の回転軸とほぼ
平行な方向(主走査方向)にこのドラム40を走査し、
静電潜像を形成することになる。
【0019】感光体ドラム40はアモルファスシリコ
ン、セレン、OPC等を表面に有し、矢印方向に回転す
る電子写真感光体ドラムであり、露光器41で均一に除
電を受けた後、一次帯電器42により均一に帯電され
る。その後、上述した画像情報信号に対応して変調され
たレーザ光で露光走査され、これによって画像情報信号
に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像はトナ
ー粒子とキャリア粒子が混合された二成分現像剤43を
使用する現像器44によって反転現像され、可視画像
(トナー像)が形成される。ここで、反転現像とは、感
光体の光で露光された領域に、潜像と同極性に帯電した
トナーを付着させてこれを可視化する現像方法である。
このトナー像は2個のローラ45、46間に架張され、
図示矢印方向に無端駆動される転写材担持ベルト47上
に保持された転写材48に転写帯電器49の作用により
転写される。
【0020】トナー像が転写された転写材48は転写材
担持ベルト47から分離されて図示しない定着器に搬送
され、永久像に定着される。また、転写後に感光体ドラ
ム40上に残った残留トナーはその後クリーナ50によ
って除去される。
【0021】なお、説明を簡単にするために単一の画像
形成ステーション(感光体ドラム40、露光器41、一
次帯電器42、現像器44等を含む)のみを図示する
が、カラー画像形成装置の場合には、例えばシアン、マ
ゼンタ、イエロー、及びブラックの各色に対する画像形
成ステーションが転写材担持ベルト47上にその移動方
向に沿って順次に配列され、各画像形成ステーションの
感光体ドラム上に原稿の画像を色分解した各色毎の静電
潜像が順次に形成され、対応する色トナーを有する現像
器で現像され、転写材担持ベルト47によって保持、搬
送される転写材48に順次に転写されることになる。
【0022】上記現像器44の一例を図2に示す。図示
するように、現像器44は感光体ドラム40に対向して
配置されており、その内部は垂直方向に延在する隔壁5
1によって第1室(現像室)52と第2室(撹拌室)5
3とに区画されている。第1室52には矢印方向に回転
する非磁性の現像スリーブ54が配置されており、この
現像スリーブ54内にマグネット55が固定配置されて
いる。現像スリーブ54はブレード56によって層厚規
制された二成分現像剤(磁性キャリアと非磁性トナーを
含む)の層を担持搬送し、感光体ドラム40と対向する
現像領域で現像剤を感光体ドラム40に供給して静電潜
像を現像する。現像効率、即ち潜像へのトナーの付与率
を向上させるために、現像スリーブ54には電源57か
ら直流電圧を交流電圧に重畳した現像バイアス電圧が印
加されている。
【0023】第1室52及び第2室53にはそれぞれ現
像剤撹拌スクリュー58及び59が配置されている。ス
クリュー58は第1室52中の現像剤を撹拌搬送し、ま
た、スクリュー59は、後述するトナー補給槽60のト
ナー排出口61から搬送スクリュー62の回転によって
供給されたトナー63と既に現像器内にある現像剤43
とを撹拌搬送し、トナー濃度を均一化する。隔壁51に
は図2における手前側と奥側の端部において第1室52
と第2室53とを相互に連通させる現像剤通路(図示せ
ず)が形成されており、上記スクリュー58、59の搬
送力により、現像によってトナーが消費されてトナー濃
度の低下した第1室52内の現像剤が一方の通路から第
2室53内へ移動し、第2室53内でトナー濃度の回復
した現像剤が他方の通路から第1室52内へ移動するよ
うに構成されている。
【0024】さて、静電潜像の現像により現像器44内
の変化した現像剤濃度を補正するために、即ち、現像器
44に補給するトナー量を制御するために、前記画像信
号処理回路34の出力信号のレベルが画素毎にカウント
される。このカウントは、図1の実施例では次のように
して行なわれる。
【0025】まず、前記パルス幅変調回路35の出力信
号がANDゲート64の一方の入力に供給され、このA
NDゲートの他方の入力にはクロックパルス発振器65
からのクロックパルス(図3の(b)に示すパルス)が
供給される。従って、ANDゲート64からは図3の
(c)に示すようにレーザ駆動パルスS、I、Wの各々
のパルス幅に対応した数のクロックパルス、即ち、各画
素の濃度に対応した数のクロックパルスが出力される。
このクロックパルス数は各画像毎にカウンタ66によっ
て積算され、ビデオカウント数が算出される。しかし
て、このカウンタ66からの各画像毎のパルス積算信号
1 (ビデオカウント数)は、前記原稿31のトナー像
を1つ形成するために現像器44から消費されるトナー
量に対応している。
【0026】そこで、このパルス積算信号C1 をCPU
67に供給すると共にRAM68に記憶する。CPU6
7は、このパルス積算信号C1に基づき、現像器44か
ら消費される上記トナー量に見合う量のトナー63をト
ナー補給槽60から現像器に供給するのに要する搬送ス
クリュー62の回転駆動時間を算出し、モータ駆動回路
69を制御して上記算出した時間の間だけモータ70を
駆動する。かくして、一般に、上記パルス積算値が大で
あればモータ70の駆動時間はより長い時間となり、上
記パルス積算値が小であればモータ70の駆動時間はよ
り短い時間となる。
【0027】モータ70の駆動力はギア列71を介して
前記搬送スクリュー62に伝達され、搬送スクリュー6
2はトナー補給槽60内のトナー63を搬送して現像器
44に所定量のトナーを補給する。このトナーの補給は
1つの画像の現像が終了する都度行なわれる。
【0028】ところで、上記のように複写されるべき原
稿の画像を光電変換して得た濃度情報により現像器にト
ナーを補給するのは、現像剤の実際のトナー濃度を検出
し、それに基づいてトナーを補給するのではなく、一種
の推測補給であるので、前述したように、現像器44へ
のトナー補給槽60からのトナー補給量や、現像器44
からのトナー消費量の予想値からの変化が生ずると、ま
た、消費系、補給系の変動により、現像器44内の現像
剤43のトナー濃度が初期設定値より除々にずれてく
る。このずれを補正しないでおくと、トナー濃度が初期
設定値の許容範囲から大きくずれてしまう。
【0029】このため、本実施例では、カウンタ66か
らCPU67に供給されるパルス数の積算値が一定数に
達したら、即ち、カウンタ66からの各画像毎のパルス
積算信号C(ビデオカウント数)を順次加算した合計
積算値(トータルカウント)が一定値に達したら、次の
原稿についての画像形成が開始される前に、第2の現像
剤濃度制御手段を作動させて感光体ドラム40上に参照
画像を形成する。
【0030】詳述すると、予め定められた濃度に対応す
る信号レベルを有する参照画像信号を発生する参照画像
信号発生回路72を設け、この発生回路72からの参照
画像信号を前記パルス幅変調回路35に供給し、上記予
め定められた濃度に対応するパルス幅を有するレーザ駆
動パルスを発生させる。このレーザ駆動パルスを半導体
レーザ36に供給し、このレーザ36をそのパルス幅に
対応する時間だけ発光させ、感光体ドラム40を走査す
る。(このときはカウンタ66は作動させない。)これ
によって、上記予め定められた濃度に対応する参照静電
潜像を感光体ドラム40上に形成し、この参照静電潜像
を現像器44により現像する。このようにして得られた
パッチ状の参照トナー像にLED等の光源73から光を
照射し、その反射光を光電変換素子74で受光する。こ
の光電変換素子74の出力信号は上記参照トナー像の濃
度に対応するから、結局この出力信号は現像器44内の
二成分現像剤の実際のトナー濃度に対応する。
【0031】上記光電変換素子74の出力信号は比較器
75の一方の入力に供給される。この比較器75の他方
の入力には、基準電圧信号源76から、現像剤43の規
定トナー濃度(初期設定値におけるトナー濃度)に対応
する基準信号が入力されている。従って、比較器75は
規定トナー濃度と現像器内の実際のトナー濃度とを比較
することになるから、両入力信号の比較結果として、比
較器75は現像器44内の現像剤43の実際のトナー濃
度が規定値より大であることを指示する出力信号か、又
はトナー濃度が規定値より小であることを指示する出力
信号を発生する。なお、両入力信号に差がないときには
それを指示する出力信号を発生する。
【0032】比較器75の出力信号はCPU67に供給
される。CPU67は、本実施例では、比較器75から
の出力信号に基づいて次回のトナー補給動作を次のよう
に制御する。
【0033】まず、光電変換素子74で検出された実際
のトナー濃度が規定トナー濃度と同じであった場合に
は、CPU67は、RAM68に記憶されていた、直前
の第2の現像剤濃度制御手段の作動後にカウンタ66か
ら供給されたパルス数を順次加算した合計積算値をキャ
ンセルし、次の画像形成動作に伴うトナー補給動作を前
述の通り行なわせる。
【0034】次に、光電変換素子74によって検出され
た現像剤43の実際のトナー濃度が規定値よりも小であ
る場合には、つまり、トナーが補給不足である場合に
は、CPU67は不足分のトナーを現像器44に補給す
るようにスクリュー62を作動させる。即ち、比較器7
5からの出力信号に基づいて、不足分のトナーを現像器
44に補給するに要するスクリュー回転時間を算出し、
モータ駆動回路69を制御してその時間だけモータ70
を回転駆動し、不足分のトナーを現像器44に補給す
る。そして、次の原稿による画像形成に際しては、トナ
ー補給動作を前述の通り行なわせる。勿論、直前の第2
の現像剤濃度制御手段の作動後にカウンタ66から供給
されたパルス数を順次加算した合計積算値はキャンセル
する。
【0035】さらに、光電変換素子74によって検出さ
れた現像剤43の実際のトナー濃度が規定値よりも大で
ある場合には、つまり、トナーが過剰補給である場合に
は、CPU67は比較器75からの出力信号に基づいて
現像剤中の過剰トナー量を算出する。そして、その後の
原稿による画像形成に際しては、この過剰トナー量が無
くなるようにトナーを補給させる。例えば、過剰トナー
量を相殺するように1つの画像当りのトナー補給量を算
出し、トナーを補給させるとか、過剰トナー量が消費さ
れるまでトナーを補給せずに画像を形成させ、即ち、ト
ナー無補給で画像を形成して過剰トナー量を消費させ、
過剰トナー量が消費されたらトナー補給動作を前述の通
り行なわせる等の制御を行なう。この場合にも、直前の
第2の現像剤濃度制御手段の作動後にカウンタ66から
供給されたパルス数を順次加算した合計積算値はキャン
セルする。
【0036】以上の制御動作について図4のフローチャ
ートを参照してさらに説明する。
【0037】まず、原稿の複写を行なうためにスタート
ボタンが押されると、ブロックS101で前記したよう
に原稿が読取られ、原稿画像の各画素の濃度に対応した
光電変換信号が発生される。次に、ブロックS102に
おいて各画素毎の出力レベルをカウントし、積算してビ
デオカウント数を算出する。このパルス積算値をブロッ
タS103でメモリに送り、現在記憶されているパルス
積算値に加算して合計積算値として記憧する。なお、最
初のパルス積算値である場合のように、記憶されている
パルス積算値がない場合には、このパルス積算値を記憶
する。次いで、ブロックS104において上記パルス積
算値から1枚の画像当りのトナー補給量、即ち、スクリ
ュー62の回転数を決定し、ブロックS105でコピー
動作が開始され、前記した潜像形成、現像、転写等の画
像形成動作が実行される。1つのトナー像が形成される
と、ブロックS106において次のトナー像の形成前
に、上記の如くに決定された回転数だけスクリュー62
を回転させてトナーを補給する。次に、判断ブロックS
107でメモリに記憶された合計積算値が予めメモリに
記憶されている所定のビデオカウント数K(一定値)
に達したか否かを判断し、達していれば(YES)ブロ
ックS108で第2の現像剤濃度制御手段を作動させ、
参照画像を形成して前述した動作を行なわせる。そし
て、判断ブロックS109でコピー動作が終了したか否
かを判断し、終了していれば(YES)スタートに戻
り、終了していなければ(NO)ブロックS105に戻
ってコピー動作を続行する。また、判断ブロックS10
7において合計積算値が所定のビデオカウント数K
達していないときには(NO)、判断ブロックS110
でコピー動作が終了したか否かを判断し、終了していれ
ば(YES)スタートに戻り、終了していなければ(N
O)ブロックS105に戻ってコピー動作を続行する。
以下、メモリの合計積算値が所定のビデオカウント数K
に達したとき毎に、第2の現像剤濃度制御手段を作動
させて同様の動作を繰り返す。
【0038】このように、本実施例では、読取った原稿
画像の各画素毎の出力レベルをカウントした積算値(ビ
デオカウント数)を順次加算し、この合計積算値が予め
定められた一定値に達したときに、第2の現像剤濃度制
御手段を作動させるものであるから、ほぼ同量のトナー
が潜像の現像によって消費されたとき毎に、第2の現像
剤濃度制御手段が作動することになる。即ち、ほぼ同量
のトナーが補給されたとき毎に、第2の現像剤濃度制御
手段が作動することになる。従って、第2の現像剤濃度
制御手段が作動する間の第1の現像剤濃度制御手段によ
る補給トナー量に殆ど差がなくなるので、画像濃度の変
化幅を抑えることができ、トナー濃度を初期設定値の許
容範囲内に常時維持することができる。
【0039】
【0040】また、フルカラー複写機等では、異なる色
のトナーの物性等の相違から、一定時間のトナーの補給
を行なっても各色によってトナー補給量が異なってしま
う。この場合には、トナー補給時間とトナー補給量との
対応テーブルを各色のトナー毎に持たせ、このテーブル
を参照して各色トナーを補給する際の時間を決定し、ト
ナーを補給するようにすれば、補給精度が向上する。
【0041】さらに、上記実施例では、現像器内の現像
剤の実際のトナー濃度を測定するのに、感光体ドラム上
にパッチ画像を形成し、この画像の濃度を測定すること
によっていたが、現像スリーブ上等の現像剤に直接光を
照射し、その反射光を測定することによっても現像剤の
実際のトナー濃度を測定することができる。ただし、ト
ナーがカーボンブラックで黒色に着色されている場合に
は、トナーとキャリアの分光反射率に大差がないので、
この方法ではトナー濃度の検出精度が悪い。従って、こ
のようなトナーを使用する場合には、前述したパッチ画
像による方法を使用する方が高精度でトナー濃度を測定
できる。
【0042】なお、本発明は画像の濃淡表現をディザ法
で行なう画像形成装置にも適用できる。また、原稿のコ
ピーではなく、コンピュータ等から出力された画像情報
信号によりトナー像を形成する画像形成装置にも本発明
は適用できる。勿論、前記したように、本発明はカラー
画像形成装置にも適用できる。この場合には、転写材担
持ベルト47の進行方向に沿って前述したような画像形
成ユニットを各色毎に設ければよい。ただし、原稿の画
像は色分解して各色毎の画像情報信号を形成し、前述と
同様にして各色毎にトナー補給を制御すればよい。ま
た、感光体ドラムの周囲に複数の現像器を配置する構成
のカラー画像形成装置にも本発明は適用できる。さら
に、必要に応じて種々の変形及び変更がなし得ることは
言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、像担持体に画像情報信号に対応した静電
潜像を形成する潜像形成手段と、像担持体に形成された
静電潜像を二成分現像剤を用いて現像する現像手段と、
現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、画像形
成を行う毎に画像情報信号の画像の濃度情報に基づいて
トナー補給手段を作動させてトナーを補給させる第1の
現像剤濃度制御手段と、二成分現像剤のトナー濃度を検
出し、その検出結果に基づいてトナー補給手段を作動さ
せてトナーを補給させる第2の現像剤濃度制御手段と、
を有している画像形成装置において、画像情報信号の画
像濃度情報を積算する積算手段を有し、その積算値が一
定値以上になる毎に、第2の現像剤濃度制御手段が作動
される構成とされるので、ほぼ同量のトナーが補給され
たとき毎に、第2の現像剤濃度制御手段が作動すること
になる。従って、第2の現像剤濃度制御手段が作動する
間の第1の現像剤濃度制御手段による補給トナー量に殆
ど差がなくなるので、画像濃度の変化幅を抑えることが
でき、常時トナー濃度を初期設定値の許容範囲内に維持
することができるという顕著な効果がある。かくして、
第1の現像剤濃度制御手段によるトナーの予測補給によ
り微小誤差が生じても、また、消費系、補給系の変動に
よる微小誤差が生じても、第2の現像剤濃度制御手段が
作動する間の初めの方のコピー画像と終りの方のコピー
画像とで画像濃度が大きく相違してしまうというような
欠点は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の全体構成を
示す説明図である。
【図2】図1の画像形成装置が具備する現像器の概略構
成を示す概略断面図である。
【図3】図1の画像形成装置において画像情報信号の濃
度情報をカウントする方法を説明する波形図である。
【図4】本発明の一実施例の基本動作を説明するための
フローチャートである。
【図5】従来の画像形成装置の一例の全体構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
40 感光体ドラム 43 二成分現像剤 44 現像器 60 トナー補給槽 63 トナー 65 クロックパルス発振器 66 カウンタ 67 CPU 68 RAM 69 モータ駆動回路 70 モータ 72 参照画像信号発生回路 73 光源 74 光電変換素子 75 比較器 76 基準電圧信号源
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/08 - 15/08 115 G03G 21/00 370 - 520 H04N 1/29

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、前記像担持体に形成さ
    れた静電潜像を二成分現像剤を用いて現像する現像手段
    と、前記現像手段にトナーを補給するトナー補給手段
    と、画像形成を行う毎に前記画像情報信号の画像の濃度
    情報に基づいて前記トナー補給手段を作動させてトナー
    を補給させる第1の現像剤濃度制御手段と、前記二成分
    現像剤のトナー濃度を検出し、その検出結果に基づいて
    前記トナー補給手段を作動させてトナーを補給させる第
    2の現像剤濃度制御手段と、を有している画像形成装置
    において、 前記画像情報信号の画像濃度情報を積算する積算手段を
    有し、その積算値が一定値以上になる毎に、前記第2の
    現像剤濃度制御手段が作動されることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記積算手段は、読み取られた原稿画像
    の各画素毎の出力レベルをパルス数に変換し、そのパル
    ス数を順次加算することにより画像濃度情報を積算する
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
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