JP3113561B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3113561B2
JP3113561B2 JP07305095A JP30509595A JP3113561B2 JP 3113561 B2 JP3113561 B2 JP 3113561B2 JP 07305095 A JP07305095 A JP 07305095A JP 30509595 A JP30509595 A JP 30509595A JP 3113561 B2 JP3113561 B2 JP 3113561B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式ある
いは静電記録方式の複写機、プリンタ等の画像形成装置
に関し、特に二成分現像剤のトナー補給制御を介して、
現像剤のトナー濃度ないしは画像濃度を制御する濃度制
御装置を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式や静電記録方式の
画像形成装置が具備する現像装置には、磁性トナーを主
成分とした一成分現像剤、もしくは非磁性トナーと磁性
キャリアを主成分とした二成分現像剤が用いられてい
る。特に、電子写真方式によりフルカラーやマルチカラ
ー画像を形成するカラー画像形成装置では、画像の色味
などの観点から、ほとんどの現像装置が二成分現像剤を
使用している。
【0003】周知のように、この二成分現像剤のトナー
濃度(キャリアおよびトナーの合計重量に対するトナー
重量の割合)は、画像品質を安定化させる上で極めて重
要な要素になっている。現像剤のトナーは現像時に消費
され、現像剤のトナー濃度が減少する。このため、現像
剤濃度制御装置もしくは画像濃度制御装置を使用して適
時、現像剤の濃度もしくは画像濃度を検出して、その変
化に応じてトナー補給を行ない、トナー濃度もしくは画
像濃度を常に一定に制御し、画像の品位を保持する必要
がある。
【0004】従来の濃度制御装置を備えた画像形成装
置、本例では電子写真方式のデジタル複写機の全体構成
例を図4に示す。
【0005】まず、原稿21の画像がCCD1により読
み取られ、得られたアナログ画像信号が増幅器2で所定
のレベルまで増幅され、アナログ−デジタル変換器(A
/D変換器)3によりたとえば8ビット(0〜255階
調)のデジタル画像信号に変換される。次に、このデジ
タル画像信号はγ変換器5(本例では256バイトのR
AMで構成され、ルックアップテーブル方式で濃度変換
を行なう変換器)に供給され、そこでγ補正された後、
デジタル−アナログ変換器(D/A変換器)9に入力さ
れる。
【0006】この変換器9によりデジタル画像信号は再
びアナログ画像信号に変換されて、コンパレータ11の
一方の入力に供給される。コンパレータ11の他方の入
力には、三角波発生回路10から発生される所定周期の
三角波信号が供給されており、上記コンパレータ11の
一方の入力に供給されたアナログ画像信号は、この三角
波信号と比較されてパルス幅変調される。このパルス幅
変調された2値化画像信号は、レーザ駆動回路12にそ
のまま入力され、レーザダイオード13の発光のオン・
オフ制御用信号として使用される。レーザダイオード1
3から放射されたレーザ光は、周知のポリゴンミラー1
4により主走査方向に走査され、f/θレンズ15、お
よび反射ミラー16を経て、矢印方向に回転している像
担持体たる感光体ドラム40上に照射され、静電潜像を
形成することになる。
【0007】一方、感光体ドラム40は露光器18で均
一に除電を受け、一次帯電器19により均一にたとえば
マイナスに帯電される。その後、上述したレーザ光の照
射を受けて画像信号に応じた静電潜像が形成される。こ
の静電潜像は現像器20によって可視画像(トナー像)
に現像される。現像器20の上部には補給用トナー29
を収容したトナー補給層8が取付けられ、その補給層8
内の下部には、モータ28により回転駆動されることに
より、トナー29を搬送して現像器20内に供給するト
ナー搬送スクリュー30が設置されている。
【0008】感光体ドラム40上に形成されたトナー像
は、転写材担持ベルト17により感光体ドラム40に搬
送された転写材P上に、転写帯電器22の作用により転
写される。転写材担持ベルト17は2個のローラ25
a、25b間に架張され、図示矢印方向に無端駆動する
ことにより、その上に保持した転写材Pを感光体ドラム
40に搬送する。感光体ドラム40上に残った転写残り
のトナーは、その後、クリーナ24でかき落とされる。
【0009】なお、説明を簡単にするために単一の画像
形成ステーション(感光体ドラム40、露光器18、一
次帯電器19、現像器20等を含む)のみを図示する
が、カラー画像形成装置の場合には、たとえばシアン、
マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色に対する画
像形成ステーションが、転写材担持ベルト17上にその
移動方向に沿って順次に配列されることになる。
【0010】画像形成装置には、上記の現像でトナー濃
度が減少した現像器20内現像剤21にトナーの補給制
御を行なって、現像剤のトナー濃度もしくは画像濃度を
一定に制御するために、様々な方式の濃度制御装置(A
TR)が設置されている。
【0011】具体的には、現像器20内に設置したトナ
ー濃度センサー23により、現像器20内現像剤21の
トナー濃度を反射光量に検知して制御する方式(現像剤
反射ATR)、感光体ドラム40上に参照用にパッチ画
像26を作像し、その画像濃度を感光体ドラム40に対
向設置した電位センサー等のセンサー23により検知し
て制御する方式(パッチ検ATR)、ビデオカウンタ4
からの画素ごとのデジタル画像信号の出力レベルから必
要トナー量を演算して制御する方式(ビデオカウントA
TR)などがある。
【0012】いずれも、それぞれの方式により得られた
情報に基づいて、CPU6からモータ駆動回路7を介し
てモータ28の回転を制御することにより、現像容器2
0内現像剤21へのトナーの補給制御を行ない、現像剤
のトナー濃度もしくは画像の濃度を一定に保つように構
成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
濃度制御装置は、以下のような問題があった。
【0014】現像剤反射ATRでは、現像器20内現像
剤21のトナー濃度を直接検知するために、現像剤21
のトナー濃度を一定に保つことは可能である。しかし、
トナーの摩擦帯電量(トリボ)は、現像剤中の磁性キャ
リアの変質や環境の変動によりが変化し、現像性が変化
してくる。このため、現像剤21のトナー濃度を一定に
維持できても、キャリアの変質や環境の変動があった場
合、画像濃度が変化してしまう欠点があった。
【0015】ビデオカウンタATRでは、原稿画像の濃
度情報をビデオカウント数に変換し、この値からトナー
消費量を予測してトナー濃度の初期設定をし、トナー補
給をおこなうために、消費系のトナー消費量あるいは補
給系のトナー補給量が変動した場合、この変動分だけト
ナー濃度が初期設定値からずれていくという欠点があっ
た。
【0016】さらに、パッチ検ATRでは、感光体ドラ
ム40上のパッチ画像26の濃度を検知するため、画像
濃度を一定に保つことが可能であるが、上記のトナーの
摩擦帯電量変化による現像性の低下により、低いパッチ
画像濃度が得られると、これをATRが判断してトナー
の補給状態をつづけるため、現像器20内にトナーが充
満して、現像剤のあふれやかぶりを生じる。また、トナ
ーの摩擦帯電量変化による現像性の増大により、高いパ
ッチ画像濃度が得られて、これがATRにより判断され
ると、トナーの補給停止状態がつづけられるので、現像
器20内のトナー量の減少により、その現像スリーブ上
への現像剤コート量が減り、画像劣化を引き起こす重大
な欠点があった。
【0017】従って、本発明の目的は、環境変動による
トナーの現像性の変化やトナー消費系のトナー消費量等
に変動が生じても、現像剤のトナー濃度を一定に維持し
て、画像形成の初期から画像濃度が一定の高品質なカラ
ー画像を得ることを可能とした画像形成装置を提供する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にか
かる画像形成装置によって達成される。要約すれば、本
発明は、複数個の像担持体と、像担持体に画像の各色成
分に対応した静電潜像をデジタル方式で形成する複数個
の潜像形成手段と、像担持体上に形成した静電潜像を対
応した色の二成分現像剤を用いて現像し、トナー像を形
成する複数個の現像手段と、現像手段にトナーを補給す
る複数個のトナー補給手段と、各現像手段に関して設置
された、現像手段へのトナー補給制御を介して現像剤の
トナー濃度またはトナー像の画像濃度を制御する濃度制
御装置とを具備した画像形成装置において、前記濃度制
御装置として少なくとも、像担持体上に濃度検知用の参
照画像を作像して、その参照画像濃度を検知することに
よりトナー補給量を求める第1の制御装置を各現像手段
に関して設置し、現像手段の現像剤濃度を検知してトナ
ー補給量を求める第2の制御装置を、有彩色の現像剤を
使用する現像手段に関して設置し、参照画像の画素ごと
のデジタル画像信号からトナー補給量をもとめる第3の
制御装置を、無彩色の現像剤を使用する現像手段に関し
て設置し、そして第1の制御装置の参照画像濃度からの
トナー補給量を、第2および第3の制御装置にフィード
バックバックして、第2および第3の制御装置によるト
ナー補給制御を補正して行なわせることを特徴とする画
像形成装置である。
【0019】本発明によれば、前記参照画像用の静電潜
像のパターンを、各色の現像剤ごとまたは有彩色の現像
剤と無彩色の現像剤とで変更することができる。前記パ
ターンの変更をパターンの線数とし、またはパターンの
スクリーン角とすることができ、さらにはパターンの線
数およびスクリーン角とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について添
付図面を参照して詳細に説明する。
【0021】実施例1 本発明が適用できる画像形成装置は、たとえば感光体、
誘電体等の複数個の像担持体上に、電子写真方式、静電
記録方式等によって画像の各色成分の画像情報信号に対
応した潜像を形成し、この潜像を現像装置により非磁性
トナーと磁性キャリアを主成分とした二成分現像剤を用
いて現像して、各色の可視画像(トナー像)を形成し、
この各色のトナー像を紙等の転写材上に重ね合わせて転
写し、定着手段にてカラーの永久像にする構成のもので
あればよい。
【0022】まず、図1を参照して本発明による画像形
成装置の一実施例の全体構成について説明する。本実施
例では、電子写真方式のデジタル複写機に適用した場合
を示すが、本発明が電子写真方式や静電記録方式の他の
種々の画像形成装置に等しく適用できることはいうまで
もない。
【0023】図1において、複写されるべき原稿31の
画像は、レンズ32によってCCD等の撮像素子33に
投影される。この撮像素子33は原稿画像を多数の画素
に分解し、各画素の濃度に対応した光電変換信号を発生
する。撮像素子33から出力されるアナログ画像信号は
画像信号処理回路34に送られ、ここで各画素ごとにそ
の画素の濃度に対応した出力レベルを有する画素画像信
号に変換され、パルス幅変調回路35に送られる。
【0024】このパルス幅変調回路35は入力される画
素画像信号ごとに、そのレベルに対応した幅(時間長)
のレーザ駆動パルスを形成して出力する。すなわち、図
3の(a)に示すように、高濃度の画素画像信号に対し
てはより幅の広い駆動パルスWを、低濃度の画素画像信
号に対してはより幅の狭い駆動パルスSを、中濃度の画
素画像信号に対しては中間の幅の駆動パルスIをそれぞ
れ形成する。
【0025】パルス幅変調回路35から出力されたレー
ザ駆動パルスは半導体レーザ36に供給され、半導体レ
ーザ36をそのパルス幅に対応する時間だけ発光させ
る。従って、半導体レーザ36は高濃度画素に対しては
より長い時間駆動され、低濃度画素に対してはより短い
時間駆動されることになる。それ故、感光体ドラム40
は、次に述べる光学系によって、高濃度画素に対しては
主走査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対
しては主走査方向により短い範囲が露光される。つま
り、画素の濃度に対応して静電潜像のドットサイズが異
なる。従って、当然のことながら、高濃度画素に対する
トナー消費量は低濃度画素に対するそれよりも大であ
る。なお、図3の(d)に低、中、高濃度画素の静電潜
像をそれぞれL、M、Hで示した。
【0026】半導体レーザ36から放射されたレーザ光
36aは、回転多面鏡37によって掃引され、f/θレ
ンズ等のレンズ38およびレーザ光36aを像担持体た
る感光体ドラム40方向に指向させる固定ミラー39に
よって、感光体ドラム40上にスポット結像される。か
くして、レーザ光36aは感光体ドラム40をその回転
軸とほぼ平行な方向(主走査方向)に走査し、静電潜像
を形成することになる。
【0027】感光体ドラム40はアモルファスシリコ
ン、セレン、OPC等の感光体を表面に有し、矢印方向
に回転する電子写真感光体ドラムであり、露光器41で
均一に除電を受けた後、一次帯電器42により均一に帯
電される。その後、上述した画像情報信号に対応して変
調されたレーザ光で露光走査され、これによって画像情
報信号に対応した静電潜像が形成される。この静電潜像
はトナーとキャリアが混合された二成分現像剤43を使
用する現像器44によって反転現像され、トナー像とし
て可視化される。ここで、反転現像とは、感光体ドラム
40の光で露光された領域に、潜像と同極性に帯電した
トナーを付着させて、これを可視化する現像方法であ
る。
【0028】このトナー像は転写材担持ベルト47によ
り感光体ドラム40に搬送された転写材P上に、転写帯
電器49の作用により転写される。転写材担持ベルト4
7は2個のローラ45a、45b間に架張され、図示矢
印方向に無端駆動することにより、その上に保持した転
写材Pを感光体ドラム40に搬送する。トナー像が転写
された転写材Pは、転写材担持ベルト47から分離され
て図示しない定着器に搬送され、永久像に定着される。
また、転写後に感光体ドラム40上に残った残留トナー
は、その後、クリーナ50によって除去される。
【0029】なお、説明を簡単にするために単一の画像
形成ステーション(感光体ドラム40、露光器41、一
次帯電器42、現像器44等を含む)のみを図示した
が、本発明は、たとえばシアン、マゼンタ、イエローお
よびブラックの各色に対する画像形成ステーションを具
備したカラー画像形成装置であり、この画像形成ステー
ションが、転写材担持ベルト47上にその移動方向に沿
って順次に配列され、各画像形成ステーションの感光体
ドラム上に原稿の画像を色分解した各色ごと(画像の各
色成分ごと)の静電潜像が順次に形成され、対応する色
のトナーを有する現像剤を用いる現像器で現像され、転
写材担持ベルト47によって搬送される転写材P上に順
次に重ね合わせて転写されることになる。
【0030】上記現像器44の一例を図2に示す。図示
するように、現像器44は感光体ドラム40に対向して
配置されており、その内部は垂直方向に延在する隔壁5
1によって、第1室(現像室)52と第2室(撹拌室)
53とに区画されている。第1室52には矢印方向に回
転する非磁性の現像スリーブ54が配置されており、こ
の現像スリーブ54内にマグネット55が固定配置され
ている。
【0031】現像器44の上部には、図1に示されるよ
うに、補給用トナー63を収容したトナー補給層60が
取付けられ、このトナー補給層60内の下部にはトナー
搬送スクリュー62が設置されている。ギア列71を介
して接続したモータ70でトナー搬送スクリュー62を
回転駆動することにより、補給層60内のトナー63が
搬送されて現像器44内に供給される。搬送スクリュー
62によるトナーの供給は、CPU67によりモータ駆
動回路69を介してモータ70の回転を制御することに
より制御される。CPU67に接続されたRAM68に
は、モータ駆動回路69に供給する制御データ等が記憶
されている。
【0032】第1室52および第2室53には、それぞ
れ現像剤撹拌スクリュー58および59が配置されてい
る。スクリュー58は第1室52中の現像剤を撹拌搬送
し、またスクリュー59は、図1のトナー補給槽60か
ら搬送スクリュー62の回転によって供給されたトナー
63と、既に現像器44内にある現像剤43とを撹拌搬
送し、現像剤43のトナー濃度を均一化する。隔壁51
には図2における手前側と奥側の端部において、第1室
52と第2室53とを相互に連通させる現像剤通路(図
示せず)が形成されており、上記スクリュー58、59
の搬送力により、現像によってトナーが消費されてトナ
ー濃度の低下した第1室52内の現像剤が一方の通路か
ら第2室53内へ移動し、第2室53内でトナー濃度の
回復した現像剤が他方の通路から第1室52内へ移動す
るように構成されている。
【0033】現像器44内の二成分現像剤43は、マグ
ネット55の磁力により現像スリーブ54上に担持さ
れ、次いでブレード56により層厚を規制されて、現像
スリーブ54の回転にともない感光体ドラム40と対向
した現像領域に搬送される。そして現像領域において現
像剤43が感光体ドラム40上の潜像の現像に供され
る。現像効率、すなわち潜像へのトナーの付与率を向上
させるために、現像スリーブ54には電源57から直流
電圧を交流電圧に重畳した現像バイアス電圧が印加され
る。
【0034】さて、静電潜像の現像により現像器44内
現像剤43のトナー濃度が低下するので、濃度制御装置
によりトナー補給層60からトナー63を現像器44に
補給する補給制御が行なって、現像剤43のトナー濃度
を一定に制御し、もしくは画像濃度を一定に制御するこ
とが行なわれる。
【0035】本発明の画像形成装置は、濃度制御装置と
して、感光体ドラム40上に参照用にパッチ画像を作像
し、その画像濃度を感光体ドラム40に対向設置した発
光部73aおよび受光部73bを有する濃度センサー7
3により検知して制御する方式(パッチ検ATR)と、
現像44内に設置した発光部77aおよび受光部77b
を有する濃度センサー77により、現像器44内現像剤
43のトナー濃度を検知して制御する方式(現像剤反射
ATR)と、ビデオカウンタ66からの画素ごとのデジ
タル画像信号の出力レベルから必要トナー量を演算して
制御する方式(ビデオカウントATR)の3つを備えて
いる。
【0036】本発明では、第1の濃度制御装置であるパ
ッチ検ATRによるトナー補給制御の出力信号を、第
2、第3の濃度制御装置である現像剤反射ATRおよび
ビデオカウントATRによるトナー補給制御を補正する
ために、使用することが1つの特徴である。以下、詳述
する。
【0037】まず、パッチ検ATRを所定のタイミング
で作動して、感光体ドラム40上に濃度検知用の参照画
像としてパッチ画像を形成する。すなわち、図1に示す
ように、予め定められた濃度に対応する信号レベルを有
するパッチ画像信号を発生するパッチ画像信号発生回路
72を設け、この発生回路72からのパッチ画像信号を
前記パルス幅変調回路35に供給し、上記の予め定めら
れた濃度に対応するパルス幅を有するレーザ駆動パルス
を発生させる。このレーザ駆動パルスを半導体レーザ3
6に供給し、このレーザ36をそのパルス幅に対応する
時間だけ発光させ、感光体ドラム40を走査する。この
ときはカウンタ66は作動させない。これによって、上
記の予め定められた濃度に対応するパッチ静電潜像を感
光体ドラム40上に形成し、このパッチ静電潜像を現像
器44により現像する。
【0038】次いで、このようにして得られたパッチ画
像(トナー像)に、パッチ検ATRの濃度センサー73
のLED等の発光部73aから光を照射し、その反射光
を光電変換素子等の受光部73bで受光し、パッチ画像
の実際のパッチ濃度を検知する。この検知したパッチ濃
度は、現像器44内の現像剤43の実際の濃度に対応す
る。
【0039】上記の受光部73bからの実際のパッチ濃
度を検知した出力信号は、比較器75の一方の入力に供
給される。この比較器75の他方の入力には、基準電圧
信号源76からパッチ画像の規定濃度(初期濃度)に対
応する基準信号が入力されている。比較器75はパッチ
画像の実際の濃度と初期濃度とを比較してその濃度差を
求め、濃度差の出力信号をCPU67に供給する。この
濃度差の出力信号は、現像剤反射ATRおよびビデオカ
ウントATRによる現像器44内現像剤43へのトナー
補給制御に使用する。
【0040】本発明の画像形成装置では、たとえばイエ
ロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色分の画像
形成ステーションを備えているので、各色の画像形成ス
テーションにおいて、上記のようにして、各色のパッチ
画像の濃度検知および初期濃度との比較が行なわれ、各
色のパッチ画像の実際の濃度と初期濃度との濃度差が求
められて、濃度差の出力信号がCPU67に供給され
る。
【0041】本発明の他の1つの特徴は、現像剤反射A
TRおよびビデオカウントATRによるトナー補給制御
を、有彩色の現像剤(色現像剤)のイエロー、マゼン
タ、シアンの現像剤と無彩色のブラック現像剤とで分け
て行なうことである。
【0042】すなわち、イエロー、マゼンタ、シアンの
色現像剤は、色味の変化を反射光量で検知できるため、
現像器44内に設置した濃度センサー77による現像剤
反射ATRを用いて、ある一定レベルの現像剤濃度に保
つことは可能である。しかし、環境の湿度変化等にとも
ないトナーの摩擦帯電量変化があった場合に、そのトナ
ー帯電量変化による画像濃度変動には追従できない。
【0043】そこで、色現像剤について現像剤反射AT
Rによるトナー補給制御を行なわせるが、その際、CP
U67において上記のパッチ画像(イエロー、マゼン
タ、シアン)の濃度差の出力信号から、パッチ画像濃度
を初期濃度に戻すのに必要な色現像剤のトナー過不足量
(トナー補給量)を演算し、そのトナー補給量をトナー
補正量として、それに相当する信号レベルに変換して各
現像器44にフィードバックバックする。そしてトナー
補正量の信号を現像剤反射ATRに設定した目標濃度に
対するトナー補給量の信号レベルに加減算して補正し、
現像剤反射ATR方式によるトナー補給制御を補正され
たトナー補給量により行なわせる。
【0044】ブラック現像剤に対しては現像剤反射AT
Rの適用が不可能であるため、本発明では、ビデオカウ
ンタ66において画素ごとのデジタル画像信号の出力レ
ベルから必要トナー量を積算して、ビデオカウントAT
Rによる現像剤へのトナー補給制御を行なわせる。その
際、CPU67において上記のパッチ画像(ブラック)
の濃度差の出力信号から、パッチ画像濃度を初期濃度に
戻すのに必要なブラック現像剤のトナー過不足量(トナ
ー補給量)を演算し、そのトナー補給量を補正トナー量
として、それに相当する信号レベルに変換してカウンタ
66にフィードバックバックする。そして上記のカウン
トATRによる制御での必要トナー量を積算したビデオ
カウント値の信号に、補正トナー量の信号を加減算して
補正し、ビデオカウントATR方式によるトナー補給制
御を補正されたトナー補給量により行なわせる。
【0045】以上のように、本発明では、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの二成分現像剤のトナー補給
制御を行なうに際して、それぞれのパッチ検ATRによ
るトナー補給制御におけるトナー補給量を求めて、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの色現像剤については、そのト
ナー補給量を補正トナー量として、現像剤反射ATRに
よるトナー補給制御の補正を行ない、ブラック現像剤に
ついてはその補正トナー量によりビデオカウンタATR
によるトナー補給制御の補正して行なうので、環境変動
によるトナーの現像性の変化やトナー消費系のトナー消
費量等に変動に対処して、いずれの現像剤のトナー濃度
もトナー像に適正な画像濃度が得られる濃度に制御する
ことができ、各色のトナー像の画像濃度を適正に制御し
た高品質なカラー画像を形成することができる。
【0046】実施例2 本実施例では、実施例1において、色現像剤で用いた現
像剤反射ATRの目標濃度に対するトナー補給量をトナ
ー補正量の加減算により補正する際、現像剤反射ATR
の目標濃度に対するトナー補給量の信号レベルに上限お
よび下限を設けた。つまり、補正されたトナー補給量の
信号レベルに上限および下限を設けた。
【0047】従って、何からの原因でトナー補給量の補
正が過大となった場合に、現像器44内現像剤43のト
ナー濃度が過剰になったり、現像器44から現像剤があ
ふれたりするのを確実に防げ、またトナー補給量の補正
が過小になった場合に、現像器44内現像剤43のトナ
ー濃度が不足したり、現像スリーブ54上への現像剤4
3のコート量が減少するのを確実に防ぐことができる。
【0048】本実施例は、以上のように構成するので、
各色の現像剤のトナー濃度を適正に制御することによ
り、各色のトナー像の画像濃度を適正に制御した高品質
なカラー画像を得ることができる効果を、実施例1のと
きよりもさらに高い信頼性で達成することができる。
【0049】実施例3 パッチ検ATRの濃度センサー73によるパッチ画像の
検知感度は、トナーの物性差などにより各色で異なって
くる。そこで、本実施例では、イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラックの各色ごと、またはイエロー、マゼン
タ、シアンとブラックとでパッチ画像の潜像パターンを
変えて作像し、各色ともパッチ画像の検知感度が良好に
なるようにした。
【0050】具体的には、本実施例では、検知感度が劣
るイエロー、マゼンタ、シアンのパッチ画像の潜像の線
数を、ブラックのパッチ画像よりも細線で多くすること
により、これらイエロー、マゼンタ、シアンのパッチ画
像の検知感度を高めて、ブラックのパッチ画像の検知感
度と同程度にした。
【0051】これにより、本実施例では、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの色現像剤についての現像剤反射ATR
によるトナー補給制御に対し、そのトナー補給量の補正
に使用するパッチ検ATRによる濃度差のデータを常に
適正に求めて供給することができる。その結果、ブラッ
ク現像剤のみならず、色現像剤のトナー濃度制御を良好
に行なえ、各色のトナー像の画像濃度を適正に制御した
高品質なカラー画像を、さらに安定して得ることができ
るようになった。
【0052】本発明では、潜像パターンを変更したパッ
チ画像の作像は、以上のものに限定されず、各色ごとに
潜像のドットパターンにスクリーン角の差を設けて、パ
ッチ画像を作像してもよく、これによれば、さらに良好
な結果が得られた。勿論、線数、スクリーン角を各色ご
とに最適にして、パッチ画像を作像することができ、本
発明の効果をより一層向上することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置では、複数色の二成分現像剤のトナー補給制御を行
なうに際して、それぞれのパッチ検ATRによるトナー
補給制御におけるトナー補給量を求めて、有彩色のイエ
ロー等の現像剤については、そのトナー補給量を補正ト
ナー量として、現像剤反射ATRによるトナー補給制御
の補正を行ない、無彩色のブラック現像剤については、
その補正トナー量によりビデオカウンタATRによるト
ナー補給制御の補正を行なうので、環境変動によるトナ
ーの現像性の変化やトナー消費系のトナー消費量等に変
動が生じても、いずれの現像剤のトナー濃度もトナー像
に適正な画像濃度が得られる濃度に制御することがで
き、各色のトナー像の画像濃度を適正に制御した高品質
なカラー画像を、画像形成の初期から安定して得ること
ができる。勿論、現像剤のあふれ、かぶり、現像材担持
体上への現像剤のコート不良はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置の全体構成を
示す説明図である。
【図2】図1の画像形成装置が具備する現像器の概略構
成を示す概略断面図である。
【図3】図1の画像形成装置において画像情報信号の濃
度情報をカウントする方法を説明する波形図である。
【図4】従来の画像形成装置の一例の全体構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
40 感光体ドラム 43 二成分現像剤 44 現像器 60 トナー補給槽 62 トナー搬送スクリュー 63 補給用トナー 66 カウンタ 67 CPU 69 モータ駆動回路 70 モータ 72 パッチ画像信号発生回路 73 濃度センサー 75 比較器 76 基準電圧信号源 77 濃度センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の像担持体と、像担持体に画像の
    各色成分に対応した静電潜像をデジタル方式で形成する
    複数個の潜像形成手段と、像担持体上に形成した静電潜
    像を対応した色の二成分現像剤を用いて現像し、トナー
    像を形成する複数個の現像手段と、現像手段にトナーを
    補給する複数個のトナー補給手段と、各現像手段に関し
    て設置された、現像手段へのトナー補給制御を介して現
    像剤のトナー濃度またはトナー像の画像濃度を制御する
    濃度制御装置とを具備した画像形成装置において、前記
    濃度制御装置として少なくとも、像担持体上に濃度検知
    用の参照画像を作像して、その参照画像濃度を検知する
    ことによりトナー補給量を求める第1の制御装置を各現
    像手段に関して設置し、現像手段の現像剤濃度を検知し
    てトナー補給量を求める第2の制御装置を、有彩色の現
    像剤を使用する現像手段に関して設置し、参照画像の画
    素ごとのデジタル画像信号からトナー補給量をもとめる
    第3の制御装置を、無彩色の現像剤を使用する現像手段
    に関して設置し、そして第1の制御装置の参照画像濃度
    からのトナー補給量を、第2および第3の制御装置にフ
    ィードバックバックして、第2および第3の制御装置に
    よるトナー補給制御を補正して行なわせることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記参照画像用の静電潜像のパターン
    を、各色の現像剤ごとまたは有彩色の現像剤と無彩色の
    現像剤とで変更する請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記パターンの変更はパターンの線数で
    ある請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記パターンの変更はパターンのスクリ
    ーン角である請求項2の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記パターンの変更はパターンの線数お
    よびスクリーン角である請求項2の画像形成装置。
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