JPH0611965A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0611965A
JPH0611965A JP4193146A JP19314692A JPH0611965A JP H0611965 A JPH0611965 A JP H0611965A JP 4193146 A JP4193146 A JP 4193146A JP 19314692 A JP19314692 A JP 19314692A JP H0611965 A JPH0611965 A JP H0611965A
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JP
Japan
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toner
image
replenishing
image forming
developer
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Application number
JP4193146A
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English (en)
Inventor
Yuji Sakami
裕二 酒見
Masami Izumizaki
昌巳 泉崎
Koji Amamiya
幸司 雨宮
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0611965A publication Critical patent/JPH0611965A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像器内二成分現像剤のトナー濃度を安定に
制御して、良好な現像により連続画像出力時にも安定し
た濃度の画像を得ることができる画像形成装置を提供す
ることである。 【構成】 ビデオカウンタ23等を含むビデオカウント
方式のATR及び光電変換素子28等からなるトナー濃
度検知センサー等を含むパッチ検知方式のATRを設置
し、トナー搬送スクリュー61によるホッパー6からの
現像容器4内へのトナー7の補給量を予め検出し、その
検出したトナー補給量と画像形成情報信号とによりスク
リュー61を作動してトナー補給し、且つ検知センサー
により検出した容器4内現像剤5のトナー濃度により、
上記スクリュー61の作動を補正した。 【効果】 現像剤5の精度の高いトナー濃度制御が可能
となり、連続画像形成でも濃度が安定した画像が得られ
るようになった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式等を利用
した画像形成装置に関し、特に像担持体上に形成した潜
像を現像する現像装置にトナーとキャリアとを混合した
二成分現像剤を用いる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いて、その像担持体上に形成された潜像を現像装置で現
像剤を用いて現像し、トナー像として可視化することが
知られているが、二成分現像剤を用いる現像装置では、
現像剤のトナー(T)とキャリア(C)の混合比T/
(T+C)(現像剤のトナー濃度である。以下、T/
(T+C)比という)を一定に保つことが重要であり、
そのために現像剤濃度検出・制御装置(ATR)として
光反射検知方式などいくつかの方式が提案されている。
【0003】現像剤のトナーが、顔料としてキャリアと
同様の光学特性を示すカーボン等の着色剤を使用してい
る場合、現像剤の光反射強度の差によりキャリアとトナ
ーの混合比を検出することは不可能である。このため、
このようなカーボンを顔料とするトナーを用いた現像剤
のトナー濃度を検出する方法としては、現像剤の単位体
積中の透磁率の変化、つまり単位体積中のキャリアの密
度を求めて、それからT/(T+C)比を算出する、所
謂インダクタンス方式を使用するのが一般的である。
【0004】しかしながら、画質の向上を図ることを目
的として、トナーの帯電電荷量を上げ、流動性を良くし
た場合には、現像剤の撹拌等があっても帯電された現像
剤の反発によりキャリアの密度変化が生じてしまい、結
果として同一のT/(T+C)比でも現像剤の透磁率が
変化するので、正確なT/(T+C)比が検出されない
という問題があった。
【0005】そこで、このような現像剤のT/(T+
C)比を測定する方法として、感光ドラム上に前持って
電位の定まった潜像を形成し、潜像を直接現像すること
により、基準濃度のパターンであるパッチ画像を形成
し、その画像濃度からT/(T+C)比を検出する方法
(パッチ検知方式)が用いられている。
【0006】一方、デジタル方式によりフルカラー画像
を高速で形成する画像形成装置においては、連続画像形
成時の個々の画像形成の際に毎回、感光ドラム上にパッ
チ画像を形成して濃度を検出したのでは、複写速度もお
そくなってしまうし、装置内の汚れという悪影響も与え
てしまう。
【0007】そこでこのようなデジタル画像形成装置の
場合には、連続画像形成時に、画像情報信号を加算して
トナーの消費量を予想し、その予想消費量により逐次ト
ナーを補給する、所謂ビデオカウント方式ATRにより
トナーを補給することが行なわれている。
【0008】即ち、図6に示すように、撮像素子等で構
成されるリーダー13′からの入力画像信号をA/D変
換し、そのデジタル画素信号の出力レベルを画素毎に積
算し、ビデオカウンタ23でカウントし、このビデオカ
ウント数をCPU24でトナー補給量に換算し、補給信
号として画像形成装置(プリンタ)32のトナーホッパ
ー(トナー補給装置)の駆動回路に信号を送り、1枚の
複写毎に現像器にトナー補給を行うように構成されてい
る。
【0009】上記のビデオカウント方式のATRによれ
ば、連続画像出力時のトナーの補給を画像信号出力に応
じて行なうことになるので、現像装置内への実際のトナ
ー補給量に応じてT/(T+C)比の精度が決定されて
しまう。このために正確な補給量でトナーの補給を行な
うことが重要となって来る。
【0010】しかしながら、通常のスクリューをトナー
送り部材として用いたトナーホッパーを使用した場合に
は、トナーの補給量はホッパー幅方向のトナーの状態に
より大きく異なって来、トナー補給量が基準量に対し±
20%以上も変動してしまうこともある。
【0011】このようなことから、例えばフルカラー画
像のようなトナー消費量が多くそれに対応してトナー補
給量も多い画像の連続形成では、補給量の基準値に対す
る変動が最悪の±20%を超えた場合、画像出力が10
0枚近くに達する頃にT/(T+C)比が数パーセント
も変動してしまい、連続画像出力中に画像濃度が大幅に
変化してしまうという問題が生じた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】そこで更に連続画像形
成時にはビデオカウント方式のATRによりトナー補給
を行ない、連続画像形成終了時に初めてパッチ検知方式
により現像剤のトナー濃度を検出して、現像剤のT/
(T+C)比を補正するようにした提案も、最近行なわ
れている。
【0013】このような方法によれば、数10枚程度の
連続画像形成であれば良好なトナー補給制御を行なうこ
とができ、安定した画像が得られる。即ち次のようにす
ればよい。先ず、上記したように、連続画像形成シーケ
ンス中、ビデオカウント方式のATRによるトナー補給
を行う。そして連続画像形成終了時にパッチ検知方式A
TRに切換えて、感光ドラム上にパッチ画像を形成し、
そのトナー濃度から現像容器内現像剤のトナー濃度を測
定する。
【0014】そしてその測定されたトナー濃度から、連
続画像形成中のトナー補給動作により現像器へのトナー
の過補給がされたか否かを判別し、過補給でないと判別
された場合は、トナーホッパーの搬送スクリューを所要
回転数駆動して、ホッパーから不足分のトナーを現像器
に補給する。更にビデオカウント数によるトナー補給量
に補正を行い、次回のトナー補給量にフィードバックす
る。又トナーが適正量補給されていた場合は不足分のト
ナー補給量はゼロであり、ビデオカウント数による補給
量への補正は行なわない。更に過補給と判別された場合
はビデオカウント数の補給量に補正を行ない、次回のト
ナー補給量にフィードバックする。
【0015】以上により、数10枚程度の連続画像形成
であれば、濃度が安定した画像が得られる。しかしなが
ら、ホッパーからのトナー補給量を常に一定量範囲内に
正確に維持することが非常に困難なために、数100枚
以上の連続複写では、特にフルカラーのようなトナー消
費量の多い画像の複写では、画像形成時、ビデオカウン
ト数による補給量(パッチ検知方式による補正は未だ行
なわれていない)で補給したトナー補給量の大きな変動
により、安定な制御範囲を超えてトナー過補給になって
現像剤のT/(T+C)比が高くなってしまったり、或
いはトナー補給量が少な過ぎてT/(T+C)比の低下
により、画像の極端な濃度薄が発生したりする。特にフ
ルカラー画像を高速で出力しようとする場合は、通常、
数100枚単位の連続複写で行われることが多いので、
その傾向が大である。
【0016】従って、本発明の目的は、現像器内二成分
現像剤のトナー濃度を安定に制御して、良好な現像によ
り連続画像出力時にも安定した濃度の画像を得ることが
できる画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体に画像情報信号に対応した静電潜像を形成する
潜像形成手段と、静電潜像を二成分現像剤を用いて現像
する現像手段と、現像手段にトナーを補給するトナー補
給手段と、現像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段
と、前記補給手段によるトナー補給量を検出する補給量
検出手段とを備え、所定のタイミングで前記補給量検出
手段により前記補給手段によるトナー補給量を検出し、
該検出されたトナー補給量と前記画像情報信号とに基づ
いて前記補給手段を作動させ、且つ前記濃度検出手段に
より検出されたトナー濃度に基づき、前記補給手段の作
動を補正することを特徴とする画像形成装置である。
【0018】本発明の他の態様は、像担持体に画像情報
信号に対応した静電潜像を形成する潜像形成手段と、静
電潜像を二成分現像剤を用いて現像する現像手段と、現
像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、現像剤の
トナー濃度を検出する濃度検出手段とを備え、前記画像
形成情報信号に基づいて前記補給手段を作動させ、且つ
前記検出手段により検出されたトナー濃度に基づき、前
記補給手段の作動を補正する画像形成装置において、前
記画像情報信号に基づく補給量に応じて画像形成シーケ
ンス中の所定のシーケンス部分の実行中に、若しくは前
記画像情報信号に基づく補給量が連続画像形成時に一定
枚数に達した場合又は達すると予測される原稿の交換の
際に、前記補給手段の作動の補正を行なうことを特徴と
する画像形成装置である。好ましくは、前記所定のシー
ケンス部分が、画像形成終了時の後回転時又は画像形成
開始時の前回転時である。
【0019】本発明の更に他の態様は、像担持体に画像
情報信号に対応した静電潜像を形成する潜像形成手段
と、静電潜像を二成分現像剤を用いて現像する現像手段
と、現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、現
像剤のトナー濃度を検出する濃度検出手段とを備え、前
記画像形成情報信号に基づいて前記補給手段を作動さ
せ、且つ前記検出手段により検出されたトナー濃度に基
づき、前記補給手段の作動を補正する画像形成装置にお
いて、前記画像の画像形成シーケンス中の所定のシーケ
ンス部分の実行中に若しくは所定のタイミングで、前記
補給手段の作動の補正を行なうことを特徴とする画像形
成装置である。好ましくは、前記所定のシーケンス部分
が、画像形成終了時の後回転時であり、前記所定のタイ
ミングが、画像形成が所定枚数に達し且つ原稿の交換時
である。
【0020】本発明の更に他の態様は、像担持体に画像
情報信号に対応した静電潜像を形成する潜像形成手段
と、静電潜像を二成分現像剤を用いて現像する現像手段
と、現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、現
像剤のトナー濃度を透磁率の変化により検出する濃度検
出手段とを備え、前記画像形成情報信号に基づいて前記
補給手段を作動させ、更に所定のタイミングで前記検出
手段により現像剤のトナー濃度を検出して、そのトナー
濃度に基づき前記補給手段を作動する画像形成装置にお
いて、前記トナー濃度に基づく前記補給手段作動後の現
像剤のトナー濃度を検出して、前記トナー濃度に基づく
前記補給手段の作動を行なうときの基準値をその検出値
に変更することを特徴とする画像形成装置である。前記
基準値の変更を更に湿度を加味して行なうことができ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して詳しく説明する。
【0022】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の実施例1を示す構成図
である。図1において、1はアモルファスシリコン、セ
レン、OPC等を表面に有し、矢印方向に回転する電子
写真感光ドラムである。この感光ドラム1は先ず一次帯
電器2により一様に帯電され、次いで後述の如く被記録
画像情報信号に対応して変調されたレーザービームで露
光走査され、これによって感光ドラム1に静電潜像が形
成される。この潜像は現像器4により非磁性トナーとキ
ャリアが混合された二成分現像剤を使用して反転現像さ
れ、感光ドラム1上にトナー像が形成される。この反転
現像とは、感光ドラム1表面の感光体の露光された領域
として潜像を形成して、その領域に潜像と同極性に帯電
したトナーを付着させて、これを可視化する現像方法で
ある。
【0023】上記トナー像は、プーリ91、92間に掛
け渡して矢印方向に無端駆動した無端の転写ベルト9上
に保持して、搬送される図示しない転写紙上に、転写帯
電器8の作用により転写される。トナー像が転写された
転写紙は、転写ベルト9から分離して図示しない定着器
に搬送し、そこでトナー像の転写紙への定着が行なわれ
る。一方、転写により感光ドラム1に残留したトナー
は、クリーナー10よって除去される。
【0024】上記現像器4の一例を図2に示す。図2に
おいて、現像器4内は、隔壁43によって第1室の現像
室41と第2室の撹拌室42に区画されている。現像室
41には矢印方向に回転する非磁性現像スリーブ44
と、現像スリーブ44内に固定配置されたマグネット4
5が配置されている。現像器4内の二成分現像剤5は、
現像スリーブ44内のマグネット45の作用により現像
スリーブ44上に担持され、現像スリーブ44の上方に
狭間隙を開けて配設されたブレード46による層厚の規
制で薄層に形成されながら、現像スリーブ44の回転に
より感光ドラム1と対向した現像領域へ向けて搬送され
る。そして現像領域で現像スリーブ44上の現像剤から
トナーが感光ドラム1上の静電潜像に付与されて現像さ
れ、静電潜像がトナー像として可視化される。このとき
の現像効率、即ち潜像へのトナーの付与率を向上するた
めに、現像スリーブ44には電源47から直流電圧を交
流電圧に重畳した現像バイアス電圧が印加される。
【0025】現像室41、撹拌室42内には、それぞれ
現像剤撹拌搬送用の第1、第2のスクリュー48、49
が配置されている。第1スクリュー48は現像室41内
の現像剤を撹拌しながら搬送し、第2スクリュー49
は、図1のトナーホッパー66から搬送スクリュー61
によりトナー排出口62を通って撹拌室42内に供給さ
れたトナー67と、撹拌室42内の現像剤5とを撹拌し
ながら搬送し、現像剤5のトナー濃度を均一化する。隔
壁43の図上手前側と奥側には現像室41、撹拌室42
内を連通する図示しない開口が設けられており、上記第
1、第2スクリュー48、49の搬送力により、現像で
トナーが消費されてトナー濃度の低下した現像剤5が現
像室41から上記の開口の一方を通って撹拌室42内へ
移動し、撹拌室42内でトナー濃度の回復した現像剤5
が他方の開口を通って現像室41内に移動する。
【0026】さて、図1に示すCCD等の撮像素子13
を含んでリーダー(画像読み取り装置)が構成され、図
2に示すように、このリーダー13′とビデオカウンタ
23等とを組合せてビデオカウント方式のATR100
が形成されている。又LED等の光源27と光電変換素
子28とから構成されるトナー濃度検知センサーを含ん
で、パッチ検知方式のATR101が形成されており、
光源27と光電変換素子28は、現像器4の感光ドラム
1の回転方向下流側の直近の位置に配設されている。
【0027】図1に示すように、被複写原稿11は、リ
ーダーのレンズ12に撮像素子13よって投影される。
撮像素子13は原稿像を多数の画素部に分解し、各画素
の濃度に対応した光電変換信号を出力する。撮像素子1
3の出力は画像信号処理回路14に伝達され、そしてこ
の画像信号処理回路14は、各画素毎にその画素の濃度
に対応した出力レベルを有する画素画像信号を形成す
る。
【0028】上記画素画像信号はパルス幅変調回路15
に伝達される。この回路は上記画素画像信号毎に、その
レベルに対応した幅(時間長)のレーザー駆動パルスを
形成する。即ち図3の(a)に示すように、高濃度画素
に対してはより幅広の駆動パルスdを、低濃度画素に対
してはより幅狭の駆動パルス1を、中濃度画素に対して
は中間幅の駆動パルスhを形成する。
【0029】半導体レーザー17は上記駆動パルスによ
って点減駆動される。従ってレーザー17は高濃度画素
に対してはより長時間点灯され、低濃度画素に対しては
より短時間点灯される。そのため感光体感光ドラム1
は、次に述べる光学系によって、高濃度画素に対しては
主走査方向により長い範囲が露光され、低濃度画素に対
しては主走査方向により短い範囲が露光される。つま
り、画素の濃度に対応して潜像のドットサイズが異な
る。従って当然のことながら、高濃度画素に対するトナ
ー消費量は、低濃度画素に対するそれよりも大である。
尚、図3の(d)に低、中、高濃度画素の潜像をそれぞ
れL、H、Dで示した。
【0030】半導体レーザー17の出力ビーム3は、図
1の回転多面鏡18によって掃引され、fθレンズ等の
レンズ19、感光ドラム1方向に指向させる固定ミラー
20を経て、ビーム3が感光ドラム1の表面にスポット
結像される。かくして、レーザービーム3は、感光ドラ
ム1をその回転軸と略平行な方向(主走査方向)に走査
して、感光ドラム1の表面上を静電潜像を形成する。
【0031】現像器4に補給するトナー量をビデオカウ
ント方式で制御するために、前記画像信号処理回路14
の出力信号のレベルが画素毎にカウントされる。このカ
ウントは、本実施例では次のように行なわれる。
【0032】即ち、前記パルス幅変調回路15の出力が
アンドゲート21に印加され、一方、このアンドゲート
21にはクロックパルス発振器22の発振したクロック
パルス(図3の(b))も印加される。従ってアンドゲ
ート21からは、図3の(c)に示すように、レーザー
駆動パルスの各々の幅に対応した数のクロックパルス、
即ち、各画素の濃度に対応した数のクロックパルスが出
力される。このクロックパルス数はカウンタ23によっ
て積算される。この積算信号(積算クロックパルス数C
1 )は、前記原稿11の画像(トナー像)を1つ形成す
るために、現像器4で消費されるトナー量に対応してい
る。
【0033】上記の積算信号C1 は、CPU24に印加
されると共にRAM25に記憶される。このCPU24
は積算信号C1 に基づき、上記の現像器4で消費される
トナー量に見合う量のトナー7をホッパー6から現像器
4に供給するのに要する搬送スクリュー61の回転駆動
時間を算出し、モータ64の駆動回路26を制御して、
上記時間だけモータ64を駆動する。従って、一般に上
記の積算値が大であればモータ64の駆動時間はより長
い時間となり、積算値が小であればモータ64の駆動時
間はより短い時間となる。
【0034】モータ64の駆動力は、ギア列63を介し
て前記の搬送スクリュー61に伝達され、スクリュー6
1はホッパー6内のトナー7を搬送して現像器4に供給
する。このトナー補給は1つの画像の現像が終了する都
度行なわれる。
【0035】ところで、上記のように複写原稿の画像を
光電変換して得た濃度情報により現像器にトナーを供給
するのは、現像剤の実際のトナー濃度を検出してそれに
基づいてトナーを供給するのではなく、一種の推測供給
であるため、前述したように、現像器4へのホッパー6
からのトナー補給量の変化や現像器4でのトナー消費量
の予想量からの変化が生ずると、現像器4内の現像剤5
のトナー濃度が規定値より変化する。
【0036】そこで、本実施例では、この問題を解決す
るために、同一原稿についての設定枚数Nの画像形成が
終了した後、次の原稿についての画像形成が開始される
前に、感光体感光ドラム1上に参照画像としてパッチ画
像を形成して、現像器4内現像剤の実際のトナー濃度を
求め、これにより次の原稿についての画像形成時のトナ
ー補給量を補正し、更にトナーホッパー6からのトナー
補給量を予め測定しておいて補給量を更に補正すること
により、目的を達成している。
【0037】詳述すると、予め規定された濃度に対応す
る信号レベルを有するパッチ画像信号の発生回路16か
ら同信号をパルス幅変調回路15に印加し、上記濃度に
対応するパルス幅を有する駆動信号により、レーザー1
7を点減駆動して感光ドラム1を走査する(このときは
カウンタ23は作動させない)。これによって、上記の
規定濃度に対応するパッチ画像の静電潜像を感光ドラム
1に形成し、この静電潜像を現像器4により現像して、
図2に示すように、感光ドラム1上にパッチ画像Qを形
成する。この感光ドラム1上に形成されたパッチ画像Q
に対し、トナー濃度検知センサーを構成する光源27か
ら光を照射して反射光を光電変換素子28で受光する。
素子28の出力信号は上記参照トナー像の濃度に対応す
るから、結局、この出力信号は現像器4内の二成分現像
剤5の実際のトナー濃度に対応する。
【0038】上記素子28の出力信号は比較器29に印
加される。一方、この比較器29には基準電圧信号源3
0から、現像剤の規定トナー濃度に対応する基準信号も
印加されている。従って比較器29は素子28の出力信
号と上記基準信号とを比較して、現像器4中の現像剤の
実際のトナー濃度が規定値以上か、又はそれより小さい
かの信号を形成する。
【0039】このように形成された比較器29の出力信
号はCPU24に印加され、CPU24は、素子28に
よって検出された現像剤5の実際のトナー濃度が規定値
よりも小である場合は、不足分のトナーを現像器4に供
給するようにスクリュー61を作動させる。即ちCPU
24は比較器29からの信号に基づいて、不足分のトナ
ー量を算出し、これを現像器4に供給するに要するスク
リュー回転時間を算出して、その時間だけモータ駆動回
路26を制御してモータ64を回転駆動する。
【0040】素子28で検出された実際のトナー濃度が
規定トナー濃度値よりも大であった場合及び上記のよう
に小であった場合は、CPU24はカウンタ23を使用
して行う次回のトナー補給動作を次のように補正する。
【0041】先ず、素子28で検出された実際のトナー
濃度が規定トナー濃度と同じであった場合は、RAM2
5に記憶されている前記の積算信号C1 をキャンセル
し、次回の画像形成動作に伴うトナー補給動作を前述の
通り行なう。
【0042】一方、素子28で検出された実際のトナー
濃度が、規定されたトナー濃度よりも小である場合は、
上記のように不足分のトナーをそのまま供給するのとは
別に、CPU24は、この不足トナー量MがN個の画像
を形成する間に生じたものであることから、画像1個あ
たり形成する際の不足トナー量(M/N)を算出する。
換言すればCPU24は不足トナー量(M/N)に対応
するクロックパルス数C2 を算出する。そしてCPU2
4は前記積算クロックパルス数C1 とこのクロックパル
ス数C2 を用いて補正係数(C1 +C2 )/C1 を演算
し、これをRAM25に記憶させる。
【0043】一方、素子28で検出された実際のトナー
濃度が規定トナー濃度よりも大である場合、CPU24
は現像剤中の過剰トナー量M′を算出し、この過剰トナ
ー量M′はN個の画像を形成する間に生じたものである
ことから、次いで画像1個当り形成する際の過剰トナー
量(M′/N)を算出する。換言すればCPU24は過
剰トナー量(M′/N)に対応するクロックパルス数C
3 を算出し、そして前記クロックパルス数C1 とこのク
ロックパルス数C3 を用いて補正係数(C1 −C3 )/
1 を演算してこれをRAM25に記憶させる。
【0044】そして、次の原稿による画像形成に際して
は、この原稿を光電変換して得た画像情報信号に用いて
カウンタ23に計数させたクロックパルス数C4 がRA
M25に記憶されると共に、CPU24は、C4 に前記
補正係数を乗じたクロックパルス数に対応する画像1個
当りのトナー補給時間を算出し、1つの画像形成終了ご
とに、上記時間ずつスクリュー61を駆動してトナー補
給する。
【0045】即ち、前回の画像形成時にトナー補給量が
不足気味であった場合は、今回の画像形成にさいしては
クロックパルス数C4 ×{(C1 +C2 )/C1 }に対
応する時間、現像器にトナーを補給する。換言すれば、
画像情報信号を用いてカウンタ23に計数させたクロッ
クパルス数C4 に対応するトナー補給時間よりも長目の
時間、トナーを現像器4に補給する。
【0046】一方、前回の画像形成時にトナー補給量が
過剰気味であった場合は、今回の画像形成に際しては、
クロックパルス数C4 ×{(C1 −C3 )/C1 }に対
応する時間、現像器4にトナーを補給する。換言すれ
ば、画像情報信号を用いてカウンタ23に計数させたク
ロックパルス数C4 に対応するトナー補給時間よりも短
か目の時間、トナーを現像器4に補給する。
【0047】以上により同じ画像を設定枚数複写し終っ
たら、再び参照トナー像を形成してその反射濃度を素子
28で検出し、この検出値と前記計数値C4 を用いて、
前記と同ように制御すればよい。
【0048】以上の制御のフローチャートを図4に示
す。図4に示すように、機械立ち上がりモードの選択
後、ステップS100でトナー補給量の測定(これにつ
いては後述する)を行なってからコピースタートし、次
いでS101で前記の如く原稿を読取って光電変換す
る。S102で原稿画像情報信号の各画素毎のレベルを
カウントする(実施例ではカウンタ23でクロックパル
スをカウントする)。S103で上記カウント信号と前
記補正係数に基づいて画像1個当りのトナー補給量、即
ち、スクリュー61の回転数を決定する。S104で潜
像の形成、現像を行ない、要すれば更に転写を行なう。
S105で1つのトナー像形成後、同一画像の次のトナ
ー像形成前に、上記の如く決定された回転数だけスクリ
ュー61を回転してトナーを補給する。このトナー像形
成、トナー補給がオペレータによって選択設定された複
写枚数分繰り返され、これが終了すると(S106)、
S107で前記の如くして現像器4内現像剤5の実際の
トナー濃度が測定される。
【0049】このトナー濃度測定に基づき、S108で
これまでのトナー補給動作によって現像器にトナーが過
補給されているか否かが判別される。S108で過補給
でないと判別された場合は、S109で上記の測定され
たトナー濃度に基づきスクリュー61を所要回転数駆動
して不足分のトナーを現像器に補給する。そしてS11
0で前記の補正係数を算出して、次回のトナー補給量補
正にフィードバックする(フィードバック動作
(1))。但し、トナーが適正量補給されていた場合
は、S109でのトナー補給量は零であり、S110で
演算される補正係数は1である。S108で過補給と判
別された場合はS111で前記の補正係数を算出して、
次回のトナー補給量補正にフィードバックする(フィー
ドバック動作(2))。
【0050】以上においては、前回の画像形成工程で過
補給がされていた場合も、次回の画像形成工程で更にト
ナーが現像器に補給される。しかし上記過剰補給分は、
実際にはわずかな量であって、異常に多量となることは
ない。そしてトナー補給量は毎回正確に同一と言うこと
は実際にはなく、1回毎に目標値より大きかったり、少
なかったりのバラツキが生ずる。従って上記過剰補給分
に更にトナーが補給されるとしても、上記のトナー補給
量のバラツキ等によって平均化され、その更なる補給ト
ナー量の目標値が前記の如く補正されている場合におい
ては、現像剤のトナー濃度は実際には短時間の間に規定
値に近接して行き、トナー濃度が漸増して行きっ放しに
なるということはない。
【0051】尚、1回目の画像形成動作で得られた補正
係数をK1 、2回目の画像形成動作で得られた補正係数
をK2 、・・・、n回目の画像形成動作で得られた補正
係数をKn とすると、(n+1)回目の画像形成動作で
は、補正係数として(K1 ×K2 ×・・・×Kn )を使
用するようにしてもよい。
【0052】以上のように、トナー補給量に補正項を加
えて、設定枚数N毎にトナー補給量やトナー消費量の予
想値からの変化に対応してトナー補給量を変化させてや
れば、連続画像形成中のトナー濃度は安定する。しかし
ながら前述したように、トナーの補給量はトナーホッパ
ー中のトナーの状態により大きく変化し、それも放置に
よる変化が非常に大きい。特に画質の向上を図る目的で
流動性を向上させたトナーは放置により状態の差が顕著
になり、補給量の変化も大きい。
【0053】そこで本発明では、連続複写時に画像情報
のみからトナー補給を行うことによるT/(T+C)比
の変動を押さえることを目的に、所定のタイミングでト
ナーの補給量を予め正確に検知する手段を設け、更にそ
の補給量に対して設定枚数N毎に補正を加えることによ
り補給量の精度を高め、T/(T+C)比の変動を連続
複写時においても非常に小さくすることを可能としたも
のである。
【0054】トナー補給量の測定方法としては次のよう
にすればよい。例えば転写をOFFにし、高濃度のベタ
画像をA3相当で10枚程度、感光ドラム上に潜像を形
成し現像して画像を形成し、これによりトナーを消費さ
せる。そのときの画像濃度は光源27及び光電変換素子
28により常に検知されている。トナー濃度と画像単位
面積あたりのトナー量の関係は得られているために、消
費されたトナー量を検出することができる。
【0055】又このときのトナーの補給は、A3の高濃
度のベタ画像形成による消費量に対応して行なわれる。
A3相当の高濃度のベタ画像を10枚形成した場合、ト
ナーの消費量は約12g程度であり、現像剤の量を60
0gとした場合に約2%程度のトナーが消費され、補給
されたことになる。現像剤のトナー濃度が1%変化する
と、画像濃度は1.5を中心にほぼ0.2変化する。そ
こでトナー補給量が基準値よりも5%程度ずれた場合に
は、A3相当のベタ画像10枚に換算して12gの0.
5%で約0.6gのずれになる。これは、T/(T+
C)比としては0.1%のずれであり、画像濃度は0.
02のずれとなり、トナー補給量が5%以上ずれている
場合には画像濃度が0.02以上変化するので、初期画
像の濃度の変化量を検出することによりトナー補給量の
ずれを検出することが可能となる。
【0056】以上の工程で検出した補給量のずれから単
位時間あたりの補給量を算出し、補給時間を決定するこ
とにより、補給量の誤差を5%以下に維持することが可
能となり、常に安定した画像が得られる。又補給量算出
後はずれ分の補給を行ない、元のT/(T+C)比に戻
すようにする。図4のフローチャートで説明すると、ス
テップ100で所定のタイミングとして機械のメインス
イッチをONにする毎にトナー補給量を測定し、その後
はN枚数毎にトナー補給量の補正を行なうことにより、
常に安定した画像が得られる。
【0057】実施例2 図5は、本発明の画像形成装置の実施例2における現像
器を示す断面図である。本実施例では、搬送スクリュー
61が設置された図1のトナーホッパー6からのトナー
の搬送通路74の下面と現像器4の撹拌室42の上部と
をバイパス通路75で連結し、その搬送通路74下面の
バイパス通路75の連結部の箇所に、蓋71で開閉自在
な開口74aを設け、秤量皿73を開口74aの下方で
バイパス通路75内に挿入した計り72を設置してお
く。
【0058】そして蓋71によりトナー搬送通路74の
開口74aを所定のタイミングで開き、所定の時間だけ
スクリュー61を回転させて、通路74内を搬送される
トナーを開口74aを通って秤量皿73上に落下させ、
落下したトナーの重量を計り72で計量する。計量され
たトナーの重量は図1のCPU24に送り、CPU24
でそのときの搬送スクリュー61の回転時間とから、単
位時間当たりのトナー補給量を算出して測定した。
【0059】本実施例では、このようにして図4のステ
ップS100のトナー補給量測定を終え、その後は実施
例1と同様に、複写スタートを行なってステップS10
1以下のシーケンスでN枚数毎にトナー補給量の補正を
行ないながら画像形成した。同様に常に安定した画像が
得られた。
【0060】本発明によるトナー補給量の測定方法を述
べれば、以上のような方法に限られず、次のようにする
こともできる。即ちトナーの補給量は、図1のトナーホ
ッパー6からのトナーを搬送するスクリュー61を駆動
する補給モータ64のトルクと相関があり、補給モータ
のトルクが大きければトナー補給量は大きくなり、小さ
ければ少なくなる。そこで補給モータ64のトルクとト
ナー補給量の関係を予め求めておき、スクリュー61に
よりトナーを補給する際に補給モータ64のトルクを測
定して、それからトナー補給量を求めてもよい。
【0061】以上説明したように、実施例1〜2によれ
ば、現像器内へトナーを補給するトナー補給手段の実際
のトナー補給量を予め求めておいて、そのトナー補給量
と画像情報信号とを用いてトナー補給手段を作動させ、
且つトナー濃度検出手段により現像器内現像剤のトナー
濃度を検出して、トナー補給手段の作動を補正するの
で、現像器内現像剤のトナー濃度の精度の高い制御が可
能となり、濃度が安定した画像が連続して得られるよう
になった。
【0062】以上では、記録材を搬送する転写ベルト8
に対し感光ドラム1等の画像形成ユニットが1つ設けら
れている画像形成装置を例にとって説明したが、本発明
はこれに限られず、同様な画像形成ユニットが転写ベル
トに沿って複数、並列されているカラー画像形成装置に
も、同様に適用することができる。
【0063】実施例3 上記の実施例1〜2では、ビデオカウント方式のATR
によるトナー補給をパッチ画像によるトナー濃度の検出
で補正すると共に、更にトナーホッパーからのトナー補
給量を予め測定して、その測定された補給量により上記
のトナー補給量を更に補正するようにした。
【0064】本実施例では、ホッパーのトナー補給に特
性があるので、その補給特性を利用して、トナー補給量
が少ない画像の場合に、数100枚単位の連続コピーを
可能にしたものである。
【0065】先ず、トナーホッパーから補給されるトナ
ーの設定補給量に対する実際の補給量の変動分の一例を
図7に示し、これについて説明する。数多くの実験の結
果、実際のトナー補給量の設定補給量からの変動量は、
補給量の少ない部分では直線関係にあり、例えば設定補
給量をy(g)とするとトナー補給量の変動量は係数α
としてαy(g)という量になる。又設定補給量がある
量以上になると変動量は一定量に収束し、例えば設定補
給量がb(g)以上で変動量はαb(g)一定という値
を取る。
【0066】連続画像形成の場合、実際の補給量の設定
補給量からの変動量を補給回数分加算した値、つまりト
ナー補給量の累積変動量が行って位置を超えない範囲で
画像形成を行なう必要があり、現像剤のT/(T+C)
比の許容範囲と現像剤の量から累積変動量の最大許容量
が決定される。本実施例では、この累積変動量の最大許
容量を仮にDとする。画像形成枚数をN枚とすると、例
えば補給量の少ない場合はN×α×y<Dの範囲でフィ
ードバック動作を行なえば、T/(T+C)比が許容範
囲外に出ることはなく安定した画像が得られる。又画像
濃度が高く補給量の多い場合はN×α×b<Dの範囲で
フィードバック動作を行なえば安定した画像が得られ
る。
【0067】図8〜図11に、本実施例でのトナー補給
のアルゴリズムを示すフローチャートを掲げる。図8〜
図11では許容値CをC=D/αで表わして、いくつか
の場合のフィードバック動作を行なうタイミングについ
て説明してある。
【0068】先ず、図8に示すように、オペレータによ
るコピーボタンのONにより、ステップS101で1の
リーダー13のスキャン動作をして原稿の読み取りが行
なわれ、リーダー13から原稿画像像情報信号がA/D
変換して出力される。
【0069】次いでビデオカウント方式のATRによる
トナー補給を行なうために、S102で原稿画像情報信
号の各画素毎のレベルをカウントし、具体的にはビデオ
カウンタ23でクロックパルスがカウントされる。S1
03で上記カウント信号と補正係数に基づいて画像1枚
当りのトナー補給量y、即ちホッパー6のトナー搬送ス
クリュー61の回転数を決定する。
【0070】次にS201で上記のトナー補給量yが図
7に示す設定補給量の点b以上かどうかを判断する。補
給量yがb以上でないときは、S202でNy(Nはコ
ピー設定枚数)が前述した許容値C(=D/α)よりも
大きいか否かを判断し、補給量Nyがb以上のときは、
S203で同様にNbが許容値C(=D/α)よりも大
きいか否かを判断する。もし大きくなければ連続画像形
成中にトナー補給量の補正が必要ないので、S202、
S203から図9に示すのS104に行って、連続画
像形成動作を行なう。
【0071】画像濃度が高い場合の連続画像形成は、現
像剤の量にもよるが、通常100枚程度が限界であり、
連続画像形成の枚数がこれ以上になると、トナー補給量
の変動によりT/(T+C)比が許容範囲を超えてしま
う。このようなことから従来は、連続画像形成の枚数を
100枚程度に制限し、画像濃度が高い、低いに拘わら
ず同じとしていたが、本実施例でのアルゴリズムを使用
することにより、画像濃度が低い場合に、数100枚以
上の連続画像形成が可能となった。
【0072】先ず、図9に示すように、のS104で
画像形成(コピー)が開始され、潜像の形成、現像、要
すれば更に転写を行なう。次いでS105で1つのトナ
ー像形成後、同一画像の次のトナー像形成前に、上記の
如く決定された回転数だけスクリュー61を回転して現
像容器4内にトナー7を補給する。このトナー像の形
成、トナー補給がオペレータによって選択設定された設
定枚数Nだけ繰り返されて、これが終了すると(S10
6)、次の原稿がフィーダー上にあるかないかを判断す
る(S204)。
【0073】原稿がフィーダー上にあった場合には、こ
の原稿をリーダー部に送ると同時に読み取り、上述した
手順で現在までの補給量を含めた累積補給量を計算し
(S205)、次の原稿を画像形成した場合でも許容範
囲Cを超えないと判断した場合には、S101〜S10
6と同様なS101′〜S106′を経て再度S104
以下の動作が連続して行なわれる。
【0074】原稿がフィーダー上にない場合、若しくは
累積補給量が許容範囲Cを超える場合は、図11に示す
のS107に行き、パッチ検知手段により現像器4内
現像剤の実際のトナー濃度が測定される。そしてこれに
基づきS108で、これまでのトナー補給動作によって
トナーが過補給になっているか否かが判断される。S1
08で過補給でないと判断された場合は、S109でス
クリュー61を所要回転数駆動して不足分のトナーを現
像器に補給する。そしてS110でトナー補給量の補正
係数を算出して、次回のトナー補給量補正にフィードバ
ックし(フィードバック動作(1))、図8ののよう
にS101以下を行なう。但しトナーが適正量補給され
ていた場合は、S109でのトナー補給量は零であり、
SS110で算出される補正係数は、前回の補正係数と
同じで変更はない。S108で過補給と判断された場合
は、S117でトナー補給量の補正係数を算出して、次
回のトナー補給量補正にフィードバックし(フィードバ
ック動作(2))、図8ののようにS101以下を行
なう。
【0075】以上においては、前回の画像形成工程で過
補給がされていた場合も、次回の画像形成工程で更にト
ナーが現像器に補給されるが、しかしその過剰補給分は
実際にはわずかな量であって、異常に多量となることは
ない。そしてトナー補給量は毎回正確に同一と言うこと
は実際にはなく、1回毎に目標値より大きかったり、少
なかったりのバラツキが生ずる。従って上記過剰補給分
に更にトナーが補給されるとしても、上記バラツキ等に
よって平均化され、その更なる補給トナー量の目標値が
前記の如く補正されている場合においては、現像剤のト
ナー濃度は実際には短時間の間に規定値に近接して行
き、トナー濃度が漸増して行きっ放しになることはない
のは、実施例1で述べた通りである。
【0076】次に図8のS202、S203でそれぞれ
Ny、Nbが許容値Cよりも大きかった場合は、図10
に示すのS104′に行って画像形成を開始し、S1
05′で1つのトナー像形成後、同一画像の次のトナー
像形成前に、上記の如く決定された回転数だけスクリュ
ー61を回転してトナーを補給する。次いでS104″
でその補給量yが図7の設定補給量の点b以上かどうか
を判断する。補給量yがb以上でないときは、S10
5″でny(nはフィードバックバック後の画像形成枚
数)が前述した許容値C(=D/α)よりも大きいか否
かを判断し、補給量がyがb以上のときは、S106″
で同様にnbが許容値C(=D/α)よりも大きいか否
かを判断する。もし大きくなければ連続画像形成中に補
給量の補正が必要ないので、そのまま設定枚数Nに達し
たか否かを判断して(S206)、設定枚数に達してい
なければS104′に帰って画像形成を続け、達してい
たならばS107に行ってトナー濃度測定以下を行な
う。
【0077】又S105″、S106″でny、nbが
許容値Cを超えが場合には、連続画像形成中でも画像形
成動作を中止して、前述したS107〜S117と同様
なS107′〜S111′の動作を行なう。即ちS10
7′のトナー濃度の測定動作からスタートし、過補給か
否かの判断(S108′)、トナー濃度に基づくトナー
補給(S109′)、フィードバック動作(1)(S1
10′)により、又はS105′からフィードバック動
作(2)(S111′)によりS103″にフィードバ
ックし、1枚当たりのトナー補給量を決定して画像濃度
の調整を行ってから、S104′に戻って更に連続して
画像形成動作を行なう。
【0078】本実施例では、以上のようなアルゴリズム
を用いて画像形成を行なったので、100枚以上の連続
画像形成でも、速度が殆ど低下することがなく、且つ良
好な濃度の画像が安定して得られるようになった。
【0079】実施例4 図12は、本発明の画像形成装置の実施例4を示す概略
構成図である。
【0080】本実施例では、図12に示すように、パッ
チ検知方式のATRのトナー濃度検知センサーを構成す
る光源27及び光電変換素子28を現像器4から離すた
めに、感光ドラム1の転写ドラム50と対向した画像転
写部よりも下流側に設置した。そして感光ドラム1上に
形成したパッチ画像Qの検知が、感光ドラム1上のトナ
ー像の転写後となることから、パッチ画像Qが画像転写
部を通過するときに、画像転写部の転写ドラム50内に
設置されたブラシ式除電手段93により転写ドラム50
を除電して、更に転写ドラム50を感光ドラム1から離
すことにより、パッチ画像Qが転写ドラム50上に転写
されないようにした。
【0081】これにより、パッチ画像のトナー濃度検知
センサー手段の検知面を汚さず、安定してパッチ画像の
トナー濃度の検出を可能にした。
【0082】本実施例では、パッチ画像のトナー濃度検
出側が転写ドラム50を通過した後であることを除け
ば、実施例3と同様であり、ビデオカウント方式のAT
R及びパッチ検知方式のATRを用い、図8〜11に示
すアルゴリズムでトナー濃度検知及びフィードバックを
行ないながら画像形成を行なうことにより、100枚以
上の連続画像形成でも、良好な濃度の画像が安定して得
られるようになった。
【0083】実施例5 図13は、本発明の画像形成装置の実施例5を示す構成
図である。本実施例の画像形成装置は、第1、第2、第
3及び第4画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが併設
され、高速でフルカラー画像を形成できるようになって
いる。
【0084】画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdは、
それぞれ電子写真感光ドラム1a、1b、1c及び1d
を具備している。感光ドラム1a、1b、1c、1d
は、それぞれその表面を一次帯電器2a、2b、2c、
2dにより一様に帯電され、次いで図示しない光源装置
から発せられたレーザー光をポリゴンミラー16により
走査し、反射ミラー及びfθレンズを介して感光ドラム
1a、1b、1c、1dの母線上に集光して、画像信号
に応じた潜像が形成される。
【0085】感光ドラム1a、1b、1c、1d上に形
成された潜像は、それぞれ現像器4a、4b、4c、4
dによりシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの二成
分現像剤を用いて現像され、感光ドラム1a、1b、1
c、1d上にシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
トナー像が形成される。
【0086】感光ドラム1a、1b、1c、1d上にシ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナー像は、カ
セット80からレジストローラ81を経て転写ベルト9
上に供給、吸着して、転写ベルト9により搬送されて来
る記録材P上に、転写帯電器8a、8b、8c、8dの
作用により転写され、記録材P上にシアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの4色のトナー像画重ね合わされた
フルカラー画像が得られる。
【0087】第4画像形成部Pdでのブラックトナー像
の転写が終了した記録材Pは、分離帯電器82等の作用
により転写ベルト9から分離して定着器83へ搬送さ
れ、そこで定着ローラ83a、加圧ローラ83bで加圧
及び加熱することにより、4色のトナー像の混色及び記
録材Pへの定着を行なって、フルカラーの永久像とされ
た後、画像形成装置の機外に排出される。
【0088】一方、トナー像を転写した感光ドラム1
a、1b、1c、1dは、その上に残留したトナーをそ
れぞれのクリーナ5a、5b、5c、5dにより除去し
て、引き続き行われる次の潜像の形成以下の画像形成に
備えられる。又転写ベルト9上に残留したトナーは、転
写ベルト9の下流端付近に設けられた回転するファーブ
ラシ84により掻き落とされる。
【0089】本実施例によれば、パッチ検知方式のAT
Rのパッチ画像のトナー濃度検知センサー31a、31
b、31c、31dが、それぞれ転写帯電器8a、8
b、8c、8dとクリーナ10a、10b、10c、1
0dの間に設けられており、ビデオカウント方式のAT
Rによるトナー補給に加え、パッチ検知方式のATRに
よりトナー補給が行なえるようになっている。
【0090】又画像転写部の近くに転写ベルト9の図示
しないに除電手段が設けられ、実施例4のときと同様、
パッチ画像のトナー濃度検出時に転写ベルト9を除電す
ることにより、パッチ画像の転写ベルト9への転写が防
止される。この場合、仮に転写ベルト9上にパッチ画像
による汚れが付着しても、初めの画像形成後の後回転時
にファーブラシ84によりトナーの掻き落としを行なっ
てから、次の画像形成のシーケンスが始まるので、記録
材Pのトナーによる裏汚れ等が生じることはなく問題な
い。
【0091】本実施例においても、実施例3と同様、ビ
デオカウント方式のATR及びパッチ検知方式のATR
を用い、図8〜11に示すアルゴリズムでトナー濃度検
知及びフィードバックを行ないながら画像形成を行なう
ことにより、100枚以上の連続画像形成でも、良好な
濃度の画像が安定して得られるようになった。
【0092】以上説明したように、実施例3〜5によれ
ば、現像器内へのトナーを補給する補給手段の作動を現
像器内現像剤のトナー濃度を検出した結果に基づき補正
するに際し、原稿画像濃度によるトナー補給量に応じて
所定のシーケンス動作中、若しくは原稿画像濃度が低い
場合はビデオカウントによるトナー補給量が連続画像形
成時に一定値に達したときに、原稿画像濃度が高い場合
は連続画像形成時に画像形成枚数が一定枚数に達したと
きに行なうので、連続画像形成動作中でも良好にトナー
補給を行なって現像器内現像剤のトナー濃度を制御し、
常に安定した画像が得られるようになった。
【0093】実施例6 図14及び図15は、本実施例でのトナー補給について
のアルゴリズムを示すフローチャートであり、図14
は、原稿1枚当たりの画像形成枚数が100枚以下でフ
ィーダーを使用した場合、図15は、原稿1枚当たりの
画像形成枚数が100枚以上の場合を示す。
【0094】初めに、図15を用いて原稿1枚当たりの
画像形成枚数が100枚以下の場合を説明すると、先
ず、画像形成スタート動作に伴いステップS101で原
稿読み取りのためのリーダスキャン動作が行なわれ、図
2のリーダ13′からの入力画像信号をA/D変換す
る。
【0095】次いでS102で原稿画像情報信号の各画
素毎のレベルをカウントし、具体的にはビデオカウント
方式のATR100のビデオカウンタ23でクロックパ
ルスがカウントされる。S103で上記カウント信号と
補正係数に基づいて画像1枚当りのトナー補給量、即ち
図1のホッパー6のトナー搬送スクリュー61の回転数
を決定する。そしてS104で潜像を形成し、現像して
トナー像を形成し、要すれば更に転写を行なう。S10
5で上記の1つのトナー像形成後、同一画像の次のトナ
ー像形成前に、上記の如く決定された回転数だけトナー
搬送スクリューを回転し、現像容器4内にトナー7を補
給する。このトナー像形成、トナー補給がオペレータに
よって選択された画像形成枚数分繰り返される。
【0096】そしてこれが終了すると(S106)、次
の原稿がフィーダ上にあるかないかを判断する(S20
1)。原稿がフィーダー上にあり、オペレータにより選
択設定された画像形成枚数と、トナー補給のためのフィ
ードバック動作後から現在までの画像形成枚数の和が1
00以下である場合には、次の原稿を原稿台に搬送し
(S202)、再度S101以下の動作が連続して行な
われる。
【0097】原稿がフィーダー上にない場合、若しくは
フィードバックバック後の画像形成枚数の和が100以
上の場合は、S107で例えばパッチ検知等の手段によ
り、現像器4内現像剤5の実際のトナー濃度が測定され
る。そしてこれに基づきS108で、これまでのトナー
補給動作によってトナーが過補給になっているか否かが
判断される。S108で過補給でないと判断された場合
は、S109でスクリュー61を所要回転数駆動して、
不足分のトナーを現像器4内に補給する。そしてS11
0でトナー補給量の補正係数を算出して、次回のトナー
補給量の補正にフィードバックする(フィードバック動
作(1))。但し、トナーが適正量補給されていた場合
は、S109でのトナー補給量は零であり、S110で
算出される補正係数は、前回の補正係数と同じで変更は
ない。S109で過補給と判断された場合は、S111
でトナー補給量の補正係数を算出して、次回のトナー補
給量補正にフィードバックする(フィードバック動作
(2))。
【0098】以上においては、実施例1等のときと同
様、前回の画像形成工程で過補給がされていた場合も、
次回の画像形成工程で更にトナーが現像器に補給される
が、その過剰補給分は、実際にはわずかな量であって、
異常に多量となることはなく、又トナー補給量は毎回正
確に同一と言うことは実際にはなく、1回毎に目標値よ
り大きかったり、少なかったりのバラツキが生ずるの
で、上記過剰補給分に更にトナーが補給されるとして
も、上記バラツキ等によって平均化され、その更なる補
給トナー量の目標値が前記の如く補正されている場合に
おいては、現像剤のトナー濃度は実際には短時間の間に
規定値に近接して行き、トナー濃度が漸増して行きっ放
しになるということはない。
【0099】以上説明したように、100枚以下の画像
形成枚数をフィダー等を用いて連続画像形成する場合
に、画像形成枚数をカウントして100枚を超えるまで
は連続画像形成動作を行ない、100枚を超えると判断
した場合には例えば原稿の交換時に、パッチ検知等によ
る手段で現像器内現像剤の実際のトナー濃度の測定を行
ない、ビデオカウントの補給量の補正を行ない、次回の
トナー補給量にフィードバックすることにより、画像形
成速度を殆ど落とすことなく、ホッパーの補給量が変動
しても連続して安定した濃度の画像が得られるようにな
った。
【0100】更に選択設定された画像形成枚数が100
枚以上の場合である。この場合、フィードバック動作後
100枚以上連続して画像形成をしたとき、連続画像形
成中でも画像形成動作を中断し、前述したS107〜S
111と同様なS107′〜S111′に行き、S10
7′のトナー濃度の測定動作からスタートし、過補給か
否かの判断(S108′)、トナー濃度に基づくトナー
補給(S109′)、フィードバック動作(1)(S1
10′)により、又はS108′からフィードバック動
作(2)(S111′)により、1枚当たりのトナー補
給量を決定して画像濃度の調整を行ってから、S103
の1枚当たりの補給量にフィードバックして、更に連続
して画像形成動作を行なう。
【0101】これにより、画像形成枚数が100枚以上
でも、画像形成の速度を殆ど落とすことなく、安定した
濃度の画像が連続して得られるようになった。
【0102】尚、本実施例では、100枚以上でフィー
ドバック動作を行なうようにしたが、トナーホッパーの
能力により所定枚数が設定されるので、それに応じて設
定枚数は何枚毎にしてもよい。
【0103】実施例7 本実施例では、実施例6で行なったトナー補給の制御方
法を図12に示した画像形成装置に適用した。図12の
画像形成装置は、前述したように、パッチ検知方式のA
TRのトナー濃度検知センサーを構成する光源27及び
光電変換素子28が感光ドラム1の転写ドラム50と対
向した画像転写部よりも下流側に設置され、パッチ検知
センサー面を汚さず、安定したパッチ画像のトナー濃度
の読み取りが可能になっており、又パッチ画像Qが画像
転写部を通過するときに、画像転写部の感光ドラム16
内に設置された転写手段93を除電帯電器94により除
電して、パッチ画像Qが転写されないようにされてい
る。
【0104】本実施例では、100枚毎に上記の転写手
段93を除電しながら、実施例6のときと同様に、ビデ
オカウント方式のATR及びパッチ検知方式のATRを
用い、連続画像形成枚数が100枚以下のとき、100
枚以上のときに、それぞれ図14、図15に示すアルゴ
リズムでトナー濃度検知及びフィードバックを行なう。
これによって、同様に、画像形成速度を殆ど落さず、良
好な濃度の画像が安定して得られるようになった。
【0105】実施例8 本実施例では、実施例6で行なったトナー補給の制御方
法を図13に示した画像形成装置に適用した。
【0106】図13の画像形成装置は、前述したよう
に、パッチ検知方式のATRのパッチ画像のトナー濃度
検知センサー31a、31b、31c、31dが、それ
ぞれ転写帯電器8a、8b、8c、8dとクリーナ10
a、10b、10c、10dの間に設けられており、ビ
デオカウント方式のATRによるトナー補給に加え、パ
ッチ検知方式のATRによりトナー補給が行なえるよう
になっており、又画像転写部の近くに転写ベルト9の図
示しないに除電手段を設けて、パッチ画像のトナー濃度
検出時に転写ベルト9を除電することにより、パッチ画
像の転写ベルト9への転写を防止するようになってい
る。
【0107】本実施例においても、実施例7のときと同
様に100枚毎に上記の転写ベルト9の除電を行ないな
がら、実施例6のときと同様、ビデオカウント方式のA
TR及びパッチ検知方式のATRを用い、連続画像形成
枚数が100枚以下のとき、100枚以上のときに、そ
れぞれ図14、図15に示すアルゴリズムでトナー濃度
検知及びフィードバックを行ないながら画像形成するこ
とにより、画像形成速度を殆ど落さず、良好な濃度の画
像が安定して得られるようになった。
【0108】以上説明したように、実施例6〜8によれ
ば、所定の枚数を超えて連続画像形成を行なう場合に、
所定のタイミングで現像器内現像剤のトナー濃度の測定
を行ない、ビデオカウントの補給量にフィードバックを
行なうことにより、多数枚の連続画像形成時にも安定し
た画像を、画像形成速度を殆ど落とすことなく得られる
ようになった。
【0109】実施例9 図16は、本発明の画像形成装置の実施例9を示す構成
図である。本実施例では、図13の画像形成装置におい
て、各画像形成ステーションPa、Pb、Pc、Pdに
パッチ画像のトナー濃度検知センサー31a、31b、
31c、31dを設ける代わりに、それらの現像器4
a、4b、4c、4dにインダクタンス方式のATRを
構成するインダクタンスセンサー33a、33b、33
c、33dを設けた。本実施例のその他の構成は図13
に示した画像形成装置と基本的に同じで、図16におい
て図13に付した符号と同一の符号は同一の部材を示
す。
【0110】さて、前述したように、現像剤の非磁性ト
ナーと磁性キャリアの混合比率による見掛けの透磁率の
変化を利用してトナー濃度を検知するインダクタンス方
式のATRも知られているが、この方式では、トナーの
有する帯電量、流動性、密度の変化、更には撹拌停止に
よる出力変動など長期に亙る連続撹拌による出力変動の
影響を受け易いという欠点がある。又ビデオカウント方
式のATRでは、トナーホッパーからのトナー送り量の
変動やトナー飛散等の変動要因が多いので、単独での使
用が困難であるのは前述した通りである。
【0111】そこで、本実施例では、ビデオカウント方
式のATRにより現像剤のトナー濃度の検知・制御をす
ると共に、インダクタンス方式のATRにより所定のタ
イミングでトナー濃度を確認し、更に濃度変更手段を設
けて、インダクタンス方式のATRによりトナー濃度の
制御を行なう際の基準濃度値を変更することにより、ビ
デオカウント、インダクタンス両方式のATRの長所を
生かして、画像形成装置の転写ベルト9等の部材を汚す
ことなく、トナー制御を行なえるようにした。
【0112】本実施例におけるATR機構を第1ステー
ションPaを例にとって説明する。図17は、本実施例
におけるATR機構を示すブロック図である。
【0113】図17において、符号33aで示すインダ
クタンスセンサーは、インダクタンス方式のATRによ
り現像器4a内現像剤5のトナー濃度を制御するために
設けられたもので、現像剤5の磁性キャリアと非磁性ト
ナーの混合比率の変化による見掛けの透磁率の変化を利
用して、現像剤5のトナー濃度を検知するようになって
いる。初期現像剤(スターター)の出力に応じて基準濃
度値を予めRAM102に設定しておき、検知信号値と
比較してトナー補給を行なわせるものである。
【0114】又ビデオカウンタ23等を含んで構成され
るビデオカウント方式のATRは、画素毎のディジタル
画像信号の出力レベルを積算し、トナーを予測補給す
る。ビデオカウント方式のATRによれば、先ず、画像
入力系を構成するCCD13により原稿11の画像が読
み取られ、得られたアナログ画像信号は、増幅器34で
所定のレベルまで増幅され、アナログ−ディジタル変換
器(A/D変換器)変換器35により例えば8ビット
(0〜255階調)のディジタル画像信号に変換され
る。
【0115】ディジタル信号に変換された画像信号を画
素毎にその出力レベルを積算し、これをビデオカウンタ
23でビデオカウント数に変換して、画像入力系からC
PU24に送る。CPU24はビデオカウント数をトナ
ー補給量に換算し、トナー補給信号としてモータ駆動回
路26に送る。モータ駆動回路26はトナー補給信号に
対応した時間だけ、モータ64を駆動し、トナーホッパ
ー6の搬送スクリュー61を上記の所定時間だけ回転
し、トナーホッパー6より現像器4a内にトナー7を適
量補給し、現像器4a内現像剤5のトナー濃度を一定に
保つようにしている。
【0116】次に、図18に従って本実施例のトナー補
給のアルゴリズムを説明する。
【0117】先ず、ステップS101で各ステーション
の画像形成動作が開始される。即ち第1ステーションP
aのマゼンタを例にとると、コロナ帯電器からなる一次
帯電器2aに−4〜−9KVの電圧が印加され、帯電電
流−300〜900μAで感光ドラム1aの表面が一様
に帯電される。その後、前述した画像入力系からの画像
信号に基づいて、ポリゴンミラー18等を含んで構成さ
れる走査光学装置103により感光ドラム1a上に潜像
が形成される。この間、S102で前記画像入力系にお
ける原稿読み取り信号に基づいてビデオカウント数を決
定し、CPU24において更にトナー補給時間に換算す
る。
【0118】S103では、画像形成動作と共に始まっ
た現像器4a内の図示しない撹拌搬送スクリュー(図2
のスクリュー48、49)による撹拌動作が開始されて
おり、所定時間経過したタイミングでインダクタンス方
式ATRの出力値を検出して、S104でRAM102
に記憶させておいた前回の画像形成動作の基準信号値に
変換すべく自動調整する。これは、現像剤の放置変化で
生ずる現像剤圧縮による出力変動値が完全に元に戻らな
い分を補償したものである。
【0119】本実施例では、現像剤5として、ポリエス
テル樹脂に顔料を分散し、外添剤として二酸化チタンを
0.1%以下添加した平均粒径6〜12μmのトナー
と、フェライト系磁性体の平均粒径30〜70μmのキ
ャリアとからなるものを用いた。
【0120】次にS105で現像、転写以下の画像形成
動作(コピー)が開始され、S106でビデオカウント
数に基づき像間(紙間)でトナー補給が行なわれる。S
107で画像形成が終了したかどうか判断して終了して
いれば(Yes)、S108でインダクタンスATRに
よる出力検出を行なってトナー濃度を確認し、基準信号
値との差分があれば、それに基づいたトナー補給して基
準濃度に復帰させる。
【0121】S109では、濃度調整後のインダクタン
スATR出力信号値を基準信号値として更新し、RAM
102にメモリしておく。
【0122】以上のように、本実施例では、ビデオカウ
ント方式のATRによるトナー補給制御を行なうと共
に、所定のタイミングでインダクタンス方式のATRに
よりトナー濃度を確認して、インダクタンス方式のAT
Rによりトナー補給を行なわせて補正し、更にそのイン
ダクタンスATRによるトナー補給を行なうときの基準
濃度値を更新して補正したので、装置構成上の制約によ
らずに、各ATRの長所を更に生かして安定したトナー
濃度の制御が可能となった。
【0123】以上では、1枚の画像形成毎にトナー補給
を行なったが、ある一定の画像形成枚数若しくはある一
定のビデオカウント数に達した時点でまとめてトナー補
給を行なってもよく、これによれば、トナーの補給誤差
を少量補給時よりも入り込みにくくできるので、補給の
精度がより高められる。
【0124】実施例10 インダクタンス方式のATR出力は、図19に示すよう
に、周囲環境の湿度により出力値がシフトする。そこで
本実施例では湿度センサーを備え、画像形成動作前にイ
ンダクタンスATR出力値調整を行なう際に、湿度とイ
ンダクタンス出力の関係を考慮して調整するものであ
る。
【0125】例えば図19から、湿度が20%から60
%へ40%変化すると、インダクタンス出力が3Vから
2.15Vへ0.75Vだけ変動することから、湿度補
正値は0.75/40≒0.019V/%である。そこ
でインダクタンス出力値調整の際の湿度が前回メモリし
た時に比べて40%低かったら、出力値が0.75V高
くなるように出力値調整して設定することである。
【0126】本実施例では、インダクタンスATR出力
値調整を行なう際に、湿度とインダクタンス方式のAT
R出力の関係を考慮して、インダクタンスATR出力値
の調整を行なったので、トナー補給の精度が更に向上す
る。
【0127】以上説明したように、実施例9〜10によ
れば、ビデオカウント方式のATRと、インダクタンス
方式のATRと、このインダクタンスATRによるトナ
ー濃度制御を行なうときの基準濃度値を変更する手段を
設けたので、装置構成上の制約によらずに、各ATRの
長所を更に生かして安定したトナー濃度の制御が可能と
なる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像器内へトナーを補給するトナー補給手段の実際のト
ナー補給量を予め求めておいて、そのトナー補給量と画
像情報信号とを用いてトナー補給手段を作動させ、且つ
トナー濃度検出手段により現像器内現像剤のトナー濃度
を検出して、トナー補給手段の作動を補正するので、現
像器内現像剤のトナー濃度の精度の高い制御が可能とな
り、濃度が安定した画像が連続して得られるようになっ
た。
【0129】本発明の他の態様によれば、現像器内への
トナーを補給する補給手段の作動を現像器内現像剤のト
ナー濃度を検出した結果に基づき補正するに際し、原稿
画像濃度によるトナー補給量に応じて所定のシーケンス
動作中、若しくは原稿画像濃度が低い場合はビデオカウ
ントによるトナー補給量が連続画像形成時に一定値に達
したときに、原稿画像濃度が高い場合は連続画像形成時
に画像形成枚数が一定枚数に達したときに行なうので、
連続画像形成動作中でも良好にトナー補給を行なって現
像器内現像剤のトナー濃度を制御し、常に安定した画像
が得られるようになった。
【0130】本発明の更に他の態様によれば、所定の枚
数を超えて連続画像形成を行なう場合に、所定のタイミ
ングで現像器内現像剤のトナー濃度の測定を行ない、ビ
デオカウント方式のATRによるトナー補給にフィード
バックを行なうことにより、多数枚の連続画像形成時に
も安定した画像を、画像形成速度を殆ど落とすことなく
得られるようになった。
【0131】本発明の更に他の態様によれば、ビデオカ
ウント方式のATRによるトナー補給制御を行なうと共
に、所定のタイミングでインダクタンス方式のATRに
よりトナー濃度を確認して、インダクタンス方式のAT
Rによりトナー補給を行なわせて補正し、更にそのイン
ダクタンスATRによるトナー補給を行なうときの基準
濃度値を更新して補正したので、装置構成上の制約によ
らずに、各ATRの長所を更に生かして安定したトナー
濃度の制御が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施例1を示す構成図
である。
【図2】図1の画像形成装置に設けられた現像器を示す
断面図である。
【図3】図1の画像形成装置に設けられたビデオカウン
ト方式ATRでの画像情報信号の濃度情報のカウント法
の例を示す説明図である。
【図4】図1の画像形成装置でのトナー補給制御のアル
ゴリズムを示すフローチャートである。
【図5】本発明の画像形成装置の実施例2における現像
器を示す断面図である。
【図6】従来のデジタル画像形成装置で行なわれている
ビデオカウント方式のATRによるトナー補給の概念を
示すブロック図である。
【図7】本発明の画像形成装置の実施例3における現像
器に付設されたトナーホッパーのトナー補給特性を示す
グラフである。
【図8】本発明の画像形成装置の実施例3でのトナー補
給制御のアルゴリズムを示すフローチャートの一部であ
る。
【図9】同じくフローチャートの他の一部である。
【図10】同じくフローチャートの更に他の一部であ
る。
【図11】同じくフローチャートの更に他の一部であ
る。
【図12】本発明の画像形成装置の実施例4を示す構成
図である。
【図13】本発明の画像形成装置の実施例5を示す構成
図である。
【図14】本発明の画像形成装置の実施例6におけるト
ナー補給制御のアルゴリズムを示すフローチャートの一
部である。
【図15】同じくフローチャートの他の一部である。
【図16】本発明の画像形成装置の実施例9を示す構成
図である。
【図17】図9の画像形成装置に設置されたATR機構
を示すブロック図である。
【図18】図16の画像形成装置でのトナー補給制御の
アルゴリズムを示すフローチャートである。
【図19】本発明の画像形成装置の実施例10で使用し
たインダクタンス方式ATRの湿度による出力特性を示
すグラフである。
【符号の説明】
1 感光ドラム 1a〜1d 感光ドラム 4 現像器 4a〜4d 現像器 5 現像剤 6 トナーホッパー 7 トナー 13 撮像素子 13′ リーダー 23 ビデオカウンタ 24 CPU 27 光源 28 光電変換素子 31a〜31d 濃度センサー 33a〜33d インダクタンスセンサー 61 トナー搬送スクリュー 100 ビデオカウンタ方式ATR 101 パッチ検知方式ATR

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を二成分現像
    剤を用いて現像する現像手段と、現像手段にトナーを補
    給するトナー補給手段と、現像剤のトナー濃度を検出す
    る濃度検出手段と、前記補給手段によるトナー補給量を
    検出する補給量検出手段とを備え、所定のタイミングで
    前記補給量検出手段により前記補給手段によるトナー補
    給量を検出し、該検出されたトナー補給量と前記画像情
    報信号とに基づいて前記補給手段を作動させ、且つ前記
    濃度検出手段により検出されたトナー濃度に基づき、前
    記補給手段の作動を補正することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を二成分現像
    剤を用いて現像する現像手段と、現像手段にトナーを補
    給するトナー補給手段と、現像剤のトナー濃度を検出す
    る濃度検出手段とを備え、前記画像形成情報信号に基づ
    いて前記補給手段を作動させ、且つ前記検出手段により
    検出されたトナー濃度に基づき、前記補給手段の作動を
    補正する画像形成装置において、前記画像情報信号に基
    づく補給量に応じて画像形成シーケンス中の所定のシー
    ケンス部分の実行中に、若しくは前記画像情報信号に基
    づく補給量が連続画像形成時に一定枚数に達した場合又
    は達すると予測される原稿の交換の際に、前記補給手段
    の作動の補正を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のシーケンス部分が、画像形成
    終了時の後回転時又は画像形成開始時の前回転時である
    請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を二成分現像
    剤を用いて現像する現像手段と、現像手段にトナーを補
    給するトナー補給手段と、現像剤のトナー濃度を検出す
    る濃度検出手段とを備え、前記画像形成情報信号に基づ
    いて前記補給手段を作動させ、且つ前記検出手段により
    検出されたトナー濃度に基づき、前記補給手段の作動を
    補正する画像形成装置において、前記画像の画像形成シ
    ーケンス中の所定のシーケンス部分の実行中に若しくは
    所定のタイミングで、前記補給手段の作動の補正を行な
    うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のシーケンス部分が、画像形成
    終了時の後回転時である請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のタイミングが、画像形成が所
    定枚数に達し且つ原稿の交換時である請求項5の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体に画像情報信号に対応した静電
    潜像を形成する潜像形成手段と、静電潜像を二成分現像
    剤を用いて現像する現像手段と、現像手段にトナーを補
    給するトナー補給手段と、現像剤のトナー濃度を透磁率
    の変化により検出する濃度検出手段とを備え、前記画像
    形成情報信号に基づいて前記補給手段を作動させ、更に
    所定のタイミングで前記検出手段により現像剤のトナー
    濃度を検出して、そのトナー濃度に基づき前記補給手段
    を作動する画像形成装置において、前記トナー濃度に基
    づく前記補給手段作動後の現像剤のトナー濃度を検出し
    て、前記トナー濃度に基づく前記補給手段の作動を行な
    うときの基準値をその検出値に変更することを特徴とす
    る画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記基準値の変更を更に湿度を加味して
    行なう請求項7の画像形成装置。
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