JPH05270403A - 鉄道車両のダクト構造 - Google Patents

鉄道車両のダクト構造

Info

Publication number
JPH05270403A
JPH05270403A JP6807192A JP6807192A JPH05270403A JP H05270403 A JPH05270403 A JP H05270403A JP 6807192 A JP6807192 A JP 6807192A JP 6807192 A JP6807192 A JP 6807192A JP H05270403 A JPH05270403 A JP H05270403A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor
duct
vehicle
floor plate
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6807192A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Ohara
守 大原
Kiyotaka Kikumoto
清隆 菊本
Kanji Nishiyama
寛二 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6807192A priority Critical patent/JPH05270403A/ja
Publication of JPH05270403A publication Critical patent/JPH05270403A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】台枠上面に配置された床板16と、該床板16
上に車体長手方向に引き通し断続的に配置され、かつ、
車体幅方向について所定の間隔を隔てて配置された床受
20と、前記床板上で前記床受20の間に配置され該床
受20によって支持され調和空気を供給するダクト1
と、該ダクト1に接続され前記床受の車体長手方向の間
隙を介して車体側部に立ち上げて配置された立上風道
3,4と、該立上風道3,4の先端に設置され車内に調
和空気を吹き出す風箱5,6とから構成したものであ
る。 【効果】床受を床板と分割構造とし床板に断続的に取付
け、床受の軽量化を図る。また、床受の間に設置される
風道に複数の立上風道を設けることにより複数の吹出口
を設定でき、客室内の温度分布を均一化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両のダクト構造
に係り、特に床下に空気調和装置を配置した車体構造に
おいて好敵な鉄道車両のダクト構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両のダクト構造は、床中に
ダクトを通す場合、ダクトを固定する床受は床板と一体
構造になっていた。また、天井の中にダクトを通す場
合、空調方式は、天井から荷棚部の側パネル部から車内
に空気を吹き出す方式であった。
【0003】これらの構造に関するものとしては、例え
ば、日立評論社発行「日立評論」第73巻第3号の第7
頁ないし第12頁に記載された鉄道車両車体構造が挙げ
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構造では、
床中にダクトを通す場合、ダクトを固定する床受が床板
と一体構造になっており、ダクト固定に必要のない床受
部分もあり、重量の増加を招くという問題があった。ま
た、天井の中にダクトを通す場合、空調の吹出口が荷棚
部の側パネル位置になる構造になり、他の部分に吹出口
を設けることが困難であるという問題があった。
【0005】本発明の目的は、床受の不必要な部分をな
くし、軽量化を図ることのできる鉄道車両のダクト構造
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、台枠上面に
車体長手方向に引き通して配置された床板と、該床板上
に車体長手方向に引き通し断続的に配置され、かつ、車
体幅方向について所定の間隔を隔てて配置された床受
と、前記床板上で前記床受の間に配置され該床受によっ
て支持されるとともに少なくとも調和空気を供給するダ
クトと、該ダクトに接続され前記床受の車体長手方向の
間隙を介して車体側部に立ち上げて配置された立上風道
と、該立上風道の先端に設置され車内に調和空気を吹き
出す風箱とから構成することにより、達成できる。
【0007】
【作用】床受を立上風道を考慮して車体長手方向に分割
配置し、また、床板とも分割構造とし、この床受を床板
に取付け、床受の間隙を利用して立上風道を配置すると
ともに該床受によってダクトおよび床を支持する構造と
したことにより、床受の軽量化を達成することができ
る。また、ダクトを床中に通すことにより、吹出口を複
数設けることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6に
よって説明する。同図において、車両の車体18は、側
構体10、台枠11、屋根構体12および妻構体13か
ら構成されている。前記台枠11は車体長手方向に引通
して設置されている側はり14と、これに直角の車体幅
方向に設置された横はり15と、該横はり15の上に床
板16が車体長手方向に引通して設置されている。
【0009】床板16は、軽量化を図るためにその板厚
を薄くしており、さらに、車端圧縮力を負担し、かつ、
車外圧力変動に伴う変形防止のためにリブ17を一体に
形成した押出し型材によって構成されている。
【0010】高速で走行する車両は、運転経費の低減或
いは騒音低減を図るため、軽量化が必要不可欠である。
したがって、車体18は高速走行するために、軽量であ
ることおよび重心を低くして安全性を向上させることが
必要条件である。このことから、車体18はその全体の
高さ寸法を低くするとともに、屋根構体12に取付けて
いる部品例えば空気調和装置をできる限り台枠11側に
設置する必要がある。このように空気調和装置を台枠1
1側に設置した場合、該空気調和装置から車内全体に調
和空気を供給するためには車体長手方向に引き通してダ
クトを設置する必要がある。しかしながら、前述のよう
に車体18の高さ寸法を低くしたことにより天井部分に
はダクトの設置が困難である。そこで、本実施例では床
板16と床19間に空間を設けて、この空間部に、客室
の各列に調和空気供給する調和空気ダクト1および客室
内の空気を空気調和装置および換気装置(排気側)に戻
すリターン空気ダクトを通す方式とした。床板16の上
と床19の間との空間を保持するために、前記各ダクト
の高さ寸法以上の高さを有した床受20を車体幅方向に
ついて各ダクトの幅寸法に対応した間隔を設けて配置し
ている。さらに、前記床受け20は、車体長手方向の長
さが客室の座席の間隔にほぼ対応した長さとなってお
り、それぞれが車体長手方向についても所定の間隔を隔
てて配置されている。この中に調和空気ダクト1とリタ
ーン空気ダクト2を設置している。調和空気ダクト1お
よびリターン空気ダクト2は、客室のほぼ全長にわたっ
て引き通し設置される。調和空気ダクト1には各列毎に
新鮮な空気を送るために、天井側に行く立上風道3と車
体の側部すなわち窓8の下方の腰部に行く立上風道4が
設置されている。側構体10には肩部に上風箱5が、腰
部には腰風箱6が設置されており、この間を前記立上風
道3,4で接続されている。前記上風箱5は、調和空気
ダクト1から立上風道3を介して供給される調和空気を
客室肩部から客室幅方向中央上部に向けて吹き出す構成
となっている。また、前記腰風箱6は、調和空気ダクト
1から立上風道4を介して供給される調和空気を窓8の
下部から上方および斜め上方に吹き出すように構成され
ている。
【0011】このような構成により、調和空気は調和空
気ダクト1から立上風道3を通り上風箱5を通り、荷棚
9から天井21の曲面を利用して客室に流れる。同様に
立上風道4と腰風箱6を通り窓8の下部の腰部から客室
内に流れる。上風箱5を荷棚9の上に設けたのは、天井
21の車体幅方向中央部分の空気の澱みをなくするため
である。すなわち、調和空気の吹出口を高さの異なる位
置に設けることで、客室内の空気の撹拌が効率良く行な
えるものである。
【0012】前記上風箱5、腰風箱6は、客室の各座席
の列単位に設けることにより、客室肩部および腰部に車
体長手方向に吹き出し用のダクトを引き通す場合に比べ
て軽量化が図れる。また、床受20を車体長手方向に分
割することにより、車体長手方向に連続的に引き通して
設置する場合に比べて該床受20自体の重量軽減が図れ
る。さらに、床受20を客室の座席ピッチに対応させた
長さにそれぞれ切断することにより、これら艤装部品の
標準化と製作工数の低減が図れる。
【0013】また、床受20が、その垂直部分を床板1
6のリブ17の中心に一致させて取付けられることによ
り、該床受20に作用する力すなわち床上の腰掛等の艤
装品あるいは乗客等の荷重を床板16に均等に伝達させ
ることができる。したがって、床受20を床板16と分
割構造とし、立上風道3,4の位置により必要な長さに
分割することにより、該床受20の軽量化を図ることが
できる。また、複数の立上風道3,4を介して上風箱5
および腰風箱6を設けることにより、複数の異なる高さ
に吹出口を設定でき、客室内の空気の澱みを防止して温
度分布の均一化が図れる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、床受
を床板と分割構造とし、必要長さのみ床板に溶接するこ
とにより、床受の軽量化を図ることができる。また、床
中ダクトから複数の立上りダクトを設けることにより異
なる高さに吹出口を設定することができる。また、天井
のダクトを床中に持ってくることにより、低重心が図れ
て安定性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタクト構造の一実施例を示した平面図
である。
【図2】図1において調和空気ダクトおよびリターン空
気ダクト等を除去し床板上の床受の設置状況を示した平
面図である。
【図3】図1のAA部の拡大断面図である。
【図4】図1における各種ダクトおよび風箱の設置状況
を示した正面図である。
【図5】図1に示したダクト構造を備えた車両を示す斜
視図である。
【図6】図5のBB部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1…調和空気ダクト、2…リターン空気ダクト、3,4
…立上風道、5…上風箱、6…腰風箱、16…床板、1
9…床、20…床受。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠上面に車体長手方向に引き通して配置
    された床板と、該床板上に車体長手方向に引き通し断続
    的に配置され、かつ、車体幅方向について所定の間隔を
    隔てて配置された床受と、前記床板上で前記床受の間に
    配置され該床受によって支持されるとともに少なくとも
    調和空気を供給するダクトと、該ダクトに接続され前記
    床受の車体長手方向の間隙を介して車体側部に立ち上げ
    て配置された立上風道と、該立上風道の先端に設置され
    車内に調和空気を吹き出す風箱とから構成したことを特
    徴とする鉄道車両のダクト構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の鉄道車両のダクト構造に
    おいて、前記立上ダクトを各座席の配置に対応して設置
    し、該立上ダクトに1列当たり少なくとも2ヶ所以上の
    上下の異なる高さに前記風箱を配置して吹出口を設けた
    ことを特徴とする鉄道車両のダクト構造。
JP6807192A 1992-03-26 1992-03-26 鉄道車両のダクト構造 Pending JPH05270403A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6807192A JPH05270403A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 鉄道車両のダクト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6807192A JPH05270403A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 鉄道車両のダクト構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05270403A true JPH05270403A (ja) 1993-10-19

Family

ID=13363178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6807192A Pending JPH05270403A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 鉄道車両のダクト構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05270403A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256383A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両
JP2008230450A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Hitachi Ltd 軌条車両車体
WO2014023521A1 (de) * 2012-08-09 2014-02-13 Siemens Aktiengesellschaft Fensterprofil für ein schienenfahrzeug
EP2873580A1 (de) * 2013-11-18 2015-05-20 Siemens Aktiengesellschaft Schienenfahrzeugwagenkasten
CN110576877A (zh) * 2019-10-12 2019-12-17 中铁轨道交通装备有限公司 一种有轨电车司机室风道***
CN115158488A (zh) * 2022-06-27 2022-10-11 重庆长安汽车股份有限公司 一种集成通风管道的座椅安装梁总成及汽车

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006256383A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd 鉄道車両
JP4531598B2 (ja) * 2005-03-15 2010-08-25 日本車輌製造株式会社 鉄道車両
JP2008230450A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Hitachi Ltd 軌条車両車体
WO2014023521A1 (de) * 2012-08-09 2014-02-13 Siemens Aktiengesellschaft Fensterprofil für ein schienenfahrzeug
EP2873580A1 (de) * 2013-11-18 2015-05-20 Siemens Aktiengesellschaft Schienenfahrzeugwagenkasten
CN110576877A (zh) * 2019-10-12 2019-12-17 中铁轨道交通装备有限公司 一种有轨电车司机室风道***
CN115158488A (zh) * 2022-06-27 2022-10-11 重庆长安汽车股份有限公司 一种集成通风管道的座椅安装梁总成及汽车
CN115158488B (zh) * 2022-06-27 2023-11-14 重庆长安汽车股份有限公司 一种集成通风管道的座椅安装梁总成及汽车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110065508B (zh) 一种双层列车车厢和列车
JPH05270403A (ja) 鉄道車両のダクト構造
JP4215298B2 (ja) 車両用空調装置
US4774877A (en) Air conditioning system for a railway car having two single-storey end compartments and a two-storey central compartment
CN112849176B (zh) 车厢及轨道车辆
JP2003095093A (ja) 鉄道車両用空調システム
CN113183997A (zh) 一种轨道车辆车顶结构
WO2013176078A1 (ja) 移動車両
GB2549296B (en) Train unit air conditioning and propulsion system
WO2019100717A1 (zh) 一种卧铺车及列车
JP3532126B2 (ja) 鉄道車両の空調装置
JP6552971B2 (ja) 軌条車両の台枠構造
KR100765270B1 (ko) 허니컴 적용 대각형 에어컨 덕트 모듈
EP3296179B1 (en) Railway vehicle provided with ceiling module
US20220363295A1 (en) Rail Vehicle
CN105151060A (zh) 一种轨道交通车辆车厢送风***
JP2009234310A (ja) 軌条車両
JP2021024441A (ja) 軌条車両
CN216546168U (zh) 一种车厢送风***及轨道车辆
JP4048107B2 (ja) 鉄道車両
JPH04119265U (ja) 車両用空調装置
JP4328232B2 (ja) 鉄道車両
EP0664250A1 (en) An architecture for railway trains
JPH0421754Y2 (ja)
CN113830116A (zh) 一种车厢送风***及轨道车辆