JPH0526582U - ホイールローダの変速操作装置 - Google Patents

ホイールローダの変速操作装置

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JPH0526582U
JPH0526582U JP1224491U JP1224491U JPH0526582U JP H0526582 U JPH0526582 U JP H0526582U JP 1224491 U JP1224491 U JP 1224491U JP 1224491 U JP1224491 U JP 1224491U JP H0526582 U JPH0526582 U JP H0526582U
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shift
lever
switch
speed
gear shift
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JP1224491U
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Inventor
凖一 井上
裕史 大内
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ショベル等の作業機を車体前部に有し、四輪
駆動されるホイールローダの変速操作装置に関し、タイ
ヤのスリップ時に荷役性能を落とすことなくスリップを
防げ、操作が簡便なホイールローダの変速操作装置を提
供する。 【構成】 変速レバー11と、ハンドル12と、アクセ
ルペダル14と、ブレーキペダル15と、作業機を操作
するための作業機レバー13とを備え、該作業機レバー
13の握り部13aにシフトダウンスイッチ16と、握
り部13aに、更に低速から高速の前進車速に変速させ
るシフトアップスイッチ17を設けるか、又はブレーキ
ペダル15の横にシフトアップスイッチを設け、タイヤ
にスリップが発生した場合、ハンドル12から手を離す
ことなく操作される作業機レバー13又はブレーキペダ
ル15横のシフトアップスイッチ16により、低速から
高速に変速させて突っ込み力を落とし、スリップを解消
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ショベル等の作業機を車体前部に有し、四輪駆動されるホイールロ ーダの変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示されるように、ホイールローダは、車体1の前部に、ショベル等の揺 動自在且つ昇降自在な作業機2を有するものであり、車体1は四輪のタイヤ3で 走行自在となっている。そして、車体1を前進させつつ土砂4等を作業機2にす くい、車体1を後進させつつ作業機2内の土砂4を例えばトラックの荷台に排出 するものである。これらの作業を行うため、ホイールローダの車体1には、前進 又は後進の車速を複数段に切り換える変速レバー11、車体の換向のためのハン ドル12及び作業機を操作するための作業機レバー13等を備えた変速操作装置 が設けられている。
【0003】 このようなホイールローダにおいて、特に、土砂4に向かって車体1を前進さ せる場合、突っ込み直前までは高速の二速で操作されるが、突っ込み直前に大き な突進力を得るために、車速を高速の二速から低速の一速に切り換える。同時に 、作業機レバーを操作して作業機2を作動させる必要がある。一方の手でハンド ルを持ち、片方の手で作業機レバーを持っているため、変速レバーを操作するた めにはハンドルから手を離して変速レバーを操作しなければならず、この作業は 複雑で熟練を要するものとなっていた。
【0004】 そこで、従来、ホイールローダの突っ込み時の操作を簡単にするために、変速 レバーにシフトダウンスイッチを設ける変速操作装置が提案されている(実開昭 59−107663号公報及び特開昭63−275432号公報参照)。このシ フトダウンスイッチを設けた変速操作装置を図5により説明する。
【0005】 図5において、11はハンドルポストに横付けされた変速レバーであり、揺動 させると前進・後進が切り換わり、回転すると高速の二速・低速の一速に切り換 わる。この変速レバー11は、制御装置20及び電磁弁装置21を介して、油圧 クラッチ22を切り換える。油圧クラッチ22は四輪23とトルクコンバータ2 4の間に設けられ、トルクコンバータ24はエンジン25で駆動される。メイン ポンプ26は歯車を介してエンジン25に連結されている。12はハンドルであ り、四輪23を介して車体を所定の方向に換向させる。13は作業機レバーであ り、メインポンプ26からの油圧で駆動される作業機27を操作する。14はア クセルペダルであり、エンジン25の回転数を制御する。15はブレーキペダル であり、四輪23を制動する。そして、16は操作機レバー13の握り部13a に設けられたシフトダウンスイッチであり、制御装置20及び電磁弁装置21を 介して、車速を二速から一速へと切り換える。
【0006】 上述した変速操作装置においては、変速レバー11で予め前進二速に設定して おき、一方の手でハンドル12を持ち、片方の手で作業機レバー13を持った状 態で、土砂に突っ込み、突っ込みの直前に操作機レバー13の握り部13aに設 けられたシフトダウンスイッチ16を押すことにより、突っ込み力を得るもので ある。したがって、ハンドル12から手を離すことなく、変速が可能であり、変 速のタンミングをとりやすく、操作が簡単になる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、シフトダウンスイッチ16を押して、車速を二速から一速へと切り 換えると、土砂に対する突っ込み力が大きくなるが、その反面突っ込み時に四輪 のタイヤが地面の状態によりスリップする場合がある。そこで、タイヤのスリッ プが発生した場合、アクセルペダル14をゆるめ、エンジン25の出力を低下さ せて突っ込み力を弱めてスリップを防止している。しかしながら、エンジン25 の出力を低下させると、作業機27の荷役性能も同時に低下し、掘削作業に支障 が生じるという問題点もあった。
【0008】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、タイヤのスリップ時に作業機の荷役性能を落とすこ となく突っ込み力を落としてスリップを防止することができ、操作が簡便なホイ ールローダの変速操作装置を提供せんとすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案のホイールローダの変速操作装置は、車速を切り換える変速レバーと、 車体の換向のためのハンドルと、アクセルペダルと、ブレーキペダルと、作業機 を操作するための作業機レバーとを備え、該作業機レバーの握り部には高速から 低速の前進車速に変速させるシフトダウンスイッチが設けられたホイールローダ の変速操作装置において、前記作業機レバーの握り部に、更に低速から高速の前 進車速に変速させるシフトアップスイッチを設けたものである。そして、作業機 レバーのシフトアップスイッチに代えて、ブレーキペダルの横に、シフトアップ スイッチを設けたものもある。
【0010】
【作用】
タイヤにスリップが発生した場合、ハンドルから手を離すことなく操作される 作業機レバー又はブレーキペダル横のシフトアップスイッチにより、低速から高 速に変速させて突っ込み力を落とし、スリップを解消させる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案のホイール ローダの変速操作装置である。なお、図5で説明したものと同様の作動をする部 分については、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0012】 図1において、図5と異なる点は、操作機レバー13の握り部13aに設けら れたシフトアップスイッチ17が設けられ、制御装置20及び電磁弁装置21を 介して油圧クラッチ22を低速から高速に切り換えるようにした点である。一方 の手でハンドル12を持ち、片方の手で作業機レバー13を持った状態で、土砂 への突っ込み直前に、シフトダウンスイッチ16で高速から低速へと切り換え、 大きな突っ込み力を得る。地面の状態等でタイヤにスリップが発生すると、突っ 込み力が落ちる他、タイヤが摩耗するので、一方の手でハンドル12を持ち、片 方の手で作業機レバー13を持った状態のまま、シフトアップスイッチ17で低 速から高速へと切り換え、突っ込み力を低下させてスリップを解消させる。この 時、アクセルペダル14はそのままにすることができ、作業機27に対するメイ ンポンプ26の吐出圧を低下させることがない。
【0013】 図2は操作機レバーの握り部の断面図である。握り部13aの頂部にゴム16 aで蓋された空洞16bが設けられており、この空洞16b内にシフトダウンス イッチ16が埋設されている。また、握り部13aの側面やや下方にゴム17a で蓋された空洞17bが設けられており、この空洞17b内にシフトアップスイ ッチ17が埋設されている。操作機レバーの握り部を右手で握った状態では、親 指でシフトダウンスイッチ16を操作でき、中指でシフトアップスイッチ17が 操作できる。
【0014】 図3はシフトダウンスイッチ16及びシフトアップスイッチ17により電磁弁 装置21を作動させるための制御装置20の回路図である。RY1〜RY4はリ レーであり、A〜G,I〜Kは端子である。A,B端子間にシフトアップスイッ チ17が接続され、E,F端子間にシフトダウンスイッチ16が接続され、C端 子は変速レバーの一速に、D端子は変速レバーの二速に、G端子は変速レバーの 前進に接続されている。一方、J端子は電磁弁装置の一速切換用ソレノイドF1 に、K端子は電磁弁装置の二速切換用ソレノイドF2に接続され、I端子はアー スである。前進二速で作業中、電流はD端子からリレーRY1を通ってダイオー ドを通りK端子の二速切換用ソレノイドF2に流れており、リレーRY3は作動 状態にある。この状態で、シフトダウンスイッチ16を押して端子E,Fが継が ると、リレーRY2とリレーRY1が作動し、二速切換用ソレノイドF2への回 路が切られ、D端子からの電流はリレーRY1を通り、一速切換用ソレノイドF 1に流れ、一速にシフトダウンされる。この状態で突っ込みを行い、掘削作業中 にタイヤがスリップを始めたら、シフトアップスイッチ17を押して、端子A, Bが継がってリレーRY4を作動させる。リレーRY4が作動すると、リレーR Y2とリレーRY1の回路が切られ、リレーRY2とリレーRY1の作動が止ま り、D端子からの電流はリレーRY1を通りダイオードを通って端子Kの二速切 換用ソレノイドF2へと流れ、二速にシフトアップされる。ここで、さらに、シ フトダウンスイッチ16を押すと、リレーRY2とリレーRY1が作動し、端子 Jの一速切換用ソレノイドF1へと流れ、一速にシフトダウンされる。
【0015】 図4はシフトアップスイッチの他の実施例を示す図である。操作機レバー13 の握り部13aは従来のシフトダウンスイッチ16だけとし、ブレーキペダル1 5の左横にシフトダウンスイッチ18を設けている。突っ込み作業時、右足はア クセルペダル14を操作しているが、左足はブレーキペダル15にあって遊びの 状態にある。そこで、スリップが発生すると、ブレーキペダル15の左横のシフ トダウンスイッチ18を押して、シフトアップする。図2のように、両スイッチ 16,17が近接することによる誤操作の恐れがなく、ハンドル12から手を離 さずにシフトダウンできる。
【0016】
【考案の効果】
本考案のホイールローダの変速操作装置は、タイヤにスリップが発生した場合 、ハンドルから手を離すことなく操作される作業機レバー又はブレーキペダル横 のシフトアップスイッチにより、低速から高速に変速させ、突っ込み力を落とし てスリップを解消するようにしたので、突っ込み時のスリップに起因するタイヤ の摩耗を防止することができる。また、アクセルペダルをゆるめる必要がないの で、作業機の荷役性能を落とすことなく突っ込み力を落としてスリップを防止す ることができる。さらに、ハンドルから手を離すことなく、シフトアップスイッ チが操作でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案のホイールローダの変速操作装置
を示す図である。
【図2】図2は操作機レバーの握り部の断面図である。
【図3】図3はシフトダウンスイッチ及びシフトアップ
スイッチにより電磁弁装置を作動させるための制御装置
の回路図である。
【図4】図4はシフトアップスイッチの他の実施例を示
す図である。
【図5】図5は従来のホイールローダの変速操作装置を
示す図である。
【図6】図6はホイールローダの外形図である。
【符号の説明】
11 変速レバー 12 ハンドル 13 作業機レバー 14 アクセルペダル 15 ブレーキペダル 16 シフトダウンスイッチ 17,18 シフトアップスイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速を切り換える変速レバーと、車体の
    換向のためのハンドルと、アクセルペダルと、ブレーキ
    ペダルと、作業機を操作するための作業機レバーとを備
    え、該作業機レバーの握り部には高速から低速の前進車
    速に変速させるシフトダウンスイッチが設けられたホイ
    ールローダの変速操作装置において、前記作業機レバー
    の握り部に、更に低速から高速の前進車速に変速させる
    シフトアップスイッチを設けたことを特徴とするホイー
    ルローダの変速操作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のホイールローダの変速操
    作装置において、作業機レバーのシフトアップスイッチ
    に代えて、ブレーキペダルの横に、シフトアップスイッ
    チを設けたことを特徴とするホイールローダの変速操作
    装置。
JP1224491U 1991-02-12 1991-02-12 ホイールローダの変速操作装置 Withdrawn JPH0526582U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 19950518