JPH05265009A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
- Publication number
- JPH05265009A JPH05265009A JP4269192A JP4269192A JPH05265009A JP H05265009 A JPH05265009 A JP H05265009A JP 4269192 A JP4269192 A JP 4269192A JP 4269192 A JP4269192 A JP 4269192A JP H05265009 A JPH05265009 A JP H05265009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal display
- display element
- layer
- adhesive layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】液晶表示素子の長期間使用による液晶表示素子
内への気泡の発生や表示ムラ発生の無い信頼性の高い液
晶表示素子を得る。 【構成】カラーフィルタ層２１を保護するオーバーコー
ト層２２を対向基板２４全面に形成し、周辺シール部で
ある接着層２５の下部にオーバーコート層及び対向電極
が積層しないように対向電極２３を形成する。これによ
り、対向基板２４と接着層２５の接着強度が向上する。
内への気泡の発生や表示ムラ発生の無い信頼性の高い液
晶表示素子を得る。 【構成】カラーフィルタ層２１を保護するオーバーコー
ト層２２を対向基板２４全面に形成し、周辺シール部で
ある接着層２５の下部にオーバーコート層及び対向電極
が積層しないように対向電極２３を形成する。これによ
り、対向基板２４と接着層２５の接着強度が向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子に関し、
特に周辺シール部の構造に関する。
特に周辺シール部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のカラー液晶表示素子の一般的な構
造を図４に示す。Ｒ．Ｇ．Ｂのカラーフィルタ層２１，
カラーフィルタ層２１を保護する目的で全面に一様塗布
されたオーバーコート層２２，ＩＴＯ（Ｉｎｄｉｕｍ
Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ）により形成された対向電極２３を
形成した対向基板２４をセル厚調整用のガラスファイバ
ー等のスペーサとエポキシ系接着層２５を介して、薄膜
トランジスタ（ＴＦＴ）２６を設けた他方のガラス基板
２７と貼り合わせ、この基板間の間隙に液晶２８を充填
した構造となっている。更に、接着層２５の外側で銀ペ
ースト２９を介し対向電極２３とＴＦＴ側に形成した引
き出し電極３０との導通をとっている。
造を図４に示す。Ｒ．Ｇ．Ｂのカラーフィルタ層２１，
カラーフィルタ層２１を保護する目的で全面に一様塗布
されたオーバーコート層２２，ＩＴＯ（Ｉｎｄｉｕｍ
Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ）により形成された対向電極２３を
形成した対向基板２４をセル厚調整用のガラスファイバ
ー等のスペーサとエポキシ系接着層２５を介して、薄膜
トランジスタ（ＴＦＴ）２６を設けた他方のガラス基板
２７と貼り合わせ、この基板間の間隙に液晶２８を充填
した構造となっている。更に、接着層２５の外側で銀ペ
ースト２９を介し対向電極２３とＴＦＴ側に形成した引
き出し電極３０との導通をとっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示素子に
おいては、対向基板２４と接着層２５の間にアクリル系
等の有機膜で形成されたオーバーコート層２２とＩＴＯ
膜である対向電極２３が存在する。オーバーコート層２
２とＩＴＯの対向電極２３の接着強度は、一般にガラス
とオーバーコート層，ＩＴＯと接着層の接着強度に比べ
弱いため、液晶表示素子の長期間の使用（特に高温高湿
環境下）によって界面からの水分の浸入により液晶表示
素子内に気泡が発生したり、表示ムラが発生する等の信
頼性低下の問題があった。
おいては、対向基板２４と接着層２５の間にアクリル系
等の有機膜で形成されたオーバーコート層２２とＩＴＯ
膜である対向電極２３が存在する。オーバーコート層２
２とＩＴＯの対向電極２３の接着強度は、一般にガラス
とオーバーコート層，ＩＴＯと接着層の接着強度に比べ
弱いため、液晶表示素子の長期間の使用（特に高温高湿
環境下）によって界面からの水分の浸入により液晶表示
素子内に気泡が発生したり、表示ムラが発生する等の信
頼性低下の問題があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、カラーフィル
タ層，保護層および対向電極を形成した対向電極と、Ｔ
ＦＴを備えるガラス基板とを対向させ、これら２枚の基
板間に液晶を充填し周辺接着層で封止した液晶表示素子
において、保護層および対向電極の少なくとも一方は周
辺接着層まで達しないように形成されていることを特徴
とする。これにより対向基板と接着層の接着強度が向上
し、液晶表示素子を長期間使用しても気泡や表示ムラが
発生しない。
タ層，保護層および対向電極を形成した対向電極と、Ｔ
ＦＴを備えるガラス基板とを対向させ、これら２枚の基
板間に液晶を充填し周辺接着層で封止した液晶表示素子
において、保護層および対向電極の少なくとも一方は周
辺接着層まで達しないように形成されていることを特徴
とする。これにより対向基板と接着層の接着強度が向上
し、液晶表示素子を長期間使用しても気泡や表示ムラが
発生しない。
【０００５】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。図１は、本発明の第１の実施例を示す液晶表
示素子の断面図である。Ｒ，Ｇ，Ｂのカラーフィルラ層
２１，カラーフィルタ層２１を保護する目的で対向基板
２４の全面に一様に塗布されたオーバーコート層２２，
接着層２５に重ならないようにＩＴＯよりなる対向電極
２３を形成した対向基板２４と、接着層２５を介し他方
のガラス基板２７とを貼り合わせ、これらの基板の間隙
に液晶２８を充填した。一方、対向電極２３のＴＦＴ基
板側引き出し電極３０との導通は接着層２５の内側で銀
ペースト２９を介して行った。
説明する。図１は、本発明の第１の実施例を示す液晶表
示素子の断面図である。Ｒ，Ｇ，Ｂのカラーフィルラ層
２１，カラーフィルタ層２１を保護する目的で対向基板
２４の全面に一様に塗布されたオーバーコート層２２，
接着層２５に重ならないようにＩＴＯよりなる対向電極
２３を形成した対向基板２４と、接着層２５を介し他方
のガラス基板２７とを貼り合わせ、これらの基板の間隙
に液晶２８を充填した。一方、対向電極２３のＴＦＴ基
板側引き出し電極３０との導通は接着層２５の内側で銀
ペースト２９を介して行った。
【０００６】このように周辺シールパターン下部にオー
バーコート層２２及び対向電極２３が積層されていない
ことにより対向基板と接着層のシール強度が向上し、た
とえば、液晶表示素子を温度３５℃，湿度８０％の下で
使用した時、１０００時間使用で従来構造では表示不良
が２％発生していたが、本実施例の構造とすることで表
示不良は０％であった。更に、１０００時間使用で従来
構造では表示不良が５％発生していたが、本実施例構造
では表示不良発生は０％であった。
バーコート層２２及び対向電極２３が積層されていない
ことにより対向基板と接着層のシール強度が向上し、た
とえば、液晶表示素子を温度３５℃，湿度８０％の下で
使用した時、１０００時間使用で従来構造では表示不良
が２％発生していたが、本実施例の構造とすることで表
示不良は０％であった。更に、１０００時間使用で従来
構造では表示不良が５％発生していたが、本実施例構造
では表示不良発生は０％であった。
【０００７】図２は、本発明の第２の実施例を示す液晶
表示素子の断面図である。オーバーコート層２２をパタ
ーン化し、周辺シール部である接着層２５の下部には対
向電極２３のみが存在する構造とした。本構造とするこ
とで第１の実施例同様対向基板と接着層のシール強度が
向上し、液晶表示素子を温度３５℃，湿度８０％の下で
１０００時間使用しても表示不良の発生は全く起こらな
かった。
表示素子の断面図である。オーバーコート層２２をパタ
ーン化し、周辺シール部である接着層２５の下部には対
向電極２３のみが存在する構造とした。本構造とするこ
とで第１の実施例同様対向基板と接着層のシール強度が
向上し、液晶表示素子を温度３５℃，湿度８０％の下で
１０００時間使用しても表示不良の発生は全く起こらな
かった。
【０００８】図３は本発明の第３の実施例を示す液晶表
示素子の断面図である。オーバーコート層２２をパター
ン化し、周辺シール部である接着層２５の下部にも対向
電極２３が存在しない構造とした。本構造とすることで
第１及び第２の実施例に比べ対向基板と接着層のシール
強度はより向上し、液晶表示素子を温度３５℃，湿度８
５％の下で１５０００時間使用しても表示不良は全く起
こらなかった。
示素子の断面図である。オーバーコート層２２をパター
ン化し、周辺シール部である接着層２５の下部にも対向
電極２３が存在しない構造とした。本構造とすることで
第１及び第２の実施例に比べ対向基板と接着層のシール
強度はより向上し、液晶表示素子を温度３５℃，湿度８
５％の下で１５０００時間使用しても表示不良は全く起
こらなかった。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、周
辺シールパターン下部にカラーフィルタ層保護膜及び対
向電極が積層されていないことにより、対向基板と接着
層の接着強度が向上し、液晶表示素子の長期使用による
素子内への気泡発生や表示ムラの発生の無い信頼性の高
い液晶表示素子が得られる。
辺シールパターン下部にカラーフィルタ層保護膜及び対
向電極が積層されていないことにより、対向基板と接着
層の接着強度が向上し、液晶表示素子の長期使用による
素子内への気泡発生や表示ムラの発生の無い信頼性の高
い液晶表示素子が得られる。
【図１】本発明の第１の実施例の液晶表示素子の断面図
である。
である。
【図２】本発明の第２の実施例の液晶表示素子の断面図
である。
である。
【図３】本発明の第３の実施例の液晶表示素子の断面図
である。
である。
【図４】従来の一般的なカラー液晶表示素子の断面図で
ある。
ある。
【符号の説明】 ２１ カラーフィルタ層 ２２ オーバーコート層 ２３ 対向電極 ２４ 対向基板 ２５ 接着層 ２６ 薄膜トランジスタ ２７ ガラス基板 ２８ 液晶 ２９ 銀ペースト ３０ 引き出し電極
Claims (1)
- 【請求項１】 カラーフィルタ層と保護層と対向電極と
を有する対向基板と、ＴＦＴを有するガラス基板とを対
向させ、これら２枚の基板間に液晶を介在させ周辺接着
層によって封止した液晶表示素子において、前記保護層
および対向電極の少なくとも一方が周辺接着層に達しな
いように形成されていることを特徴とする液晶表示素
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269192A JPH05265009A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269192A JPH05265009A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05265009A true JPH05265009A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=12643069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4269192A Pending JPH05265009A (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05265009A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5889569A (en) * | 1995-02-24 | 1999-03-30 | Nec Corporation | Device used for liquid crystal display |
| JP2006317983A (ja) * | 2006-08-30 | 2006-11-24 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
| KR101066477B1 (ko) * | 2004-06-03 | 2011-09-21 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시소자 및 그 제조방법 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6488431A (en) * | 1987-09-29 | 1989-04-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of liquid crystal panel |
| JPH032826A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-09 | Toshiba Corp | 液晶表示素子 |
| JPH03167522A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-19 | Canon Inc | 透明パネルヒーターを有する液晶素子 |
| JPH03290623A (ja) * | 1990-04-09 | 1991-12-20 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置の製造方法 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP4269192A patent/JPH05265009A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6488431A (en) * | 1987-09-29 | 1989-04-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of liquid crystal panel |
| JPH032826A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-09 | Toshiba Corp | 液晶表示素子 |
| JPH03167522A (ja) * | 1989-11-28 | 1991-07-19 | Canon Inc | 透明パネルヒーターを有する液晶素子 |
| JPH03290623A (ja) * | 1990-04-09 | 1991-12-20 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置の製造方法 |
Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
| US5889569A (en) * | 1995-02-24 | 1999-03-30 | Nec Corporation | Device used for liquid crystal display |
| KR101066477B1 (ko) * | 2004-06-03 | 2011-09-21 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시소자 및 그 제조방법 |
| JP2006317983A (ja) * | 2006-08-30 | 2006-11-24 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
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