JPH05262188A - ウエザストリツプの取付構造 - Google Patents
ウエザストリツプの取付構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ウエザストリツプをローラ治具等を用いなくて
も簡単にリテーナに取付けることができるウエザストリ
ツプの取付構造を提供する。 【構成】自動車のボデーのドア開口１０周縁に設けられ
たリテーナ７０に取付けられるウエザストリツプ５０の
取付構造において、ウエザストリツプ５０は、ドアガラ
ス４０の端縁と当接してこれをシールする中空シール部
５６と、前記リテーナ７０の係合凹部７４、７６に係合
される係合凸部５４を有した取付基部５２とを備えて形
成されている。また、中空シール部５６の少なくとも一
方の側壁５７は傾斜して形成されている。リテーナ７０
は、ボデーに取付けられる底部７２と、底部７２の両端
に設けられる係合凹部７４、７６と、この係合凹部７６
の上部に設けられ前記ウエザストリツプ５０の中空シー
ル部５６の一方の傾斜した側壁５７を支持する傾斜支持
部７８とを備えて形成されている。そして、傾斜支持部
７８の下部の係合凹部７６の深さＴは、ウエザストリツ
プ５０の係合凸部５４の肉厚ｔの１．５倍以上に形成し
てある。
も簡単にリテーナに取付けることができるウエザストリ
ツプの取付構造を提供する。 【構成】自動車のボデーのドア開口１０周縁に設けられ
たリテーナ７０に取付けられるウエザストリツプ５０の
取付構造において、ウエザストリツプ５０は、ドアガラ
ス４０の端縁と当接してこれをシールする中空シール部
５６と、前記リテーナ７０の係合凹部７４、７６に係合
される係合凸部５４を有した取付基部５２とを備えて形
成されている。また、中空シール部５６の少なくとも一
方の側壁５７は傾斜して形成されている。リテーナ７０
は、ボデーに取付けられる底部７２と、底部７２の両端
に設けられる係合凹部７４、７６と、この係合凹部７６
の上部に設けられ前記ウエザストリツプ５０の中空シー
ル部５６の一方の傾斜した側壁５７を支持する傾斜支持
部７８とを備えて形成されている。そして、傾斜支持部
７８の下部の係合凹部７６の深さＴは、ウエザストリツ
プ５０の係合凸部５４の肉厚ｔの１．５倍以上に形成し
てある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のウエザスト
リツプの取付構造、特にボデーのドア開口周縁に設けら
れたリテーナに、ウエザストリツプの取付基部を嵌込ん
で取付けるウエザストリツプの取付構造に関するもので
ある。
リツプの取付構造、特にボデーのドア開口周縁に設けら
れたリテーナに、ウエザストリツプの取付基部を嵌込ん
で取付けるウエザストリツプの取付構造に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】例えば図５に示すようなハードトップ車
では、ボデーのドア開口１０周縁に図４（図５のＡ−Ａ
線断面図）に示すようにリテーナ２０が取付けられ、こ
のリテーナ２０にウエザストリツプ３０が嵌着されてい
る。
では、ボデーのドア開口１０周縁に図４（図５のＡ−Ａ
線断面図）に示すようにリテーナ２０が取付けられ、こ
のリテーナ２０にウエザストリツプ３０が嵌着されてい
る。
【０００３】リテーナ２０は、その開口側の口を狭くし
てウエザストリツプ３０の係合部となるように断面略コ
字形とし、ドア開口１０周縁に取付けられる底部２２
と、この底部２２の両端に設けられる係合凹部２４、２
６とを備えている。そして、このリテーナ２０の係合凹
部２４、２６にウエザストリツプ３０の取付基部３２の
両端に設けられた係合凸部３４が押し込まれてウエザス
トリツプ３０が嵌着されることとなる。なお、ウエザス
トリツプ３０には、取付基部３２と一体に中空シール部
３６が設けられ、この中空シール部３６にドアフレーム
またはドアガラス４０の端縁が当接してこれとシールす
るようになっている。
てウエザストリツプ３０の係合部となるように断面略コ
字形とし、ドア開口１０周縁に取付けられる底部２２
と、この底部２２の両端に設けられる係合凹部２４、２
６とを備えている。そして、このリテーナ２０の係合凹
部２４、２６にウエザストリツプ３０の取付基部３２の
両端に設けられた係合凸部３４が押し込まれてウエザス
トリツプ３０が嵌着されることとなる。なお、ウエザス
トリツプ３０には、取付基部３２と一体に中空シール部
３６が設けられ、この中空シール部３６にドアフレーム
またはドアガラス４０の端縁が当接してこれとシールす
るようになっている。
【０００４】ウエザストリツプ３０の取付基部３２をリ
テーナ２０に嵌着する場合、一般に図４に示すように取
付基部３２の幅方向の一端の係合凸部３４をリテーナ２
０の一端の係合凹部２４に差し込んで嵌入しておき、他
端の係合凸部３４をローラ治具６０を用いて他端の係合
凹部２６に押し込んで嵌着させていた。
テーナ２０に嵌着する場合、一般に図４に示すように取
付基部３２の幅方向の一端の係合凸部３４をリテーナ２
０の一端の係合凹部２４に差し込んで嵌入しておき、他
端の係合凸部３４をローラ治具６０を用いて他端の係合
凹部２６に押し込んで嵌着させていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このローラ
治具６０による押込み作業では、リテーナ２０の開口が
狭いために多大な押込操作力が必要となるとともに、数
回にわたってローラ治具６０を操作しなければならず、
その押込み作業に時間を要していた。なお、この押込み
作業を容易にするために、取付基部の一部を高発泡の材
料で形成して屈曲を容易にしたものが提案（実開昭６２
−９０８６０号公報参照）されているが、このものにお
いても、係合凸部の肉厚ｔと係合凹部の深さＴが略等し
く設定されているため、係合凸部の先端が係合凹部の開
口を乗り越える前に係合凸部の根元側がリテーナの底部
に当接してしまい、押込み作業をしずらくしていた。
治具６０による押込み作業では、リテーナ２０の開口が
狭いために多大な押込操作力が必要となるとともに、数
回にわたってローラ治具６０を操作しなければならず、
その押込み作業に時間を要していた。なお、この押込み
作業を容易にするために、取付基部の一部を高発泡の材
料で形成して屈曲を容易にしたものが提案（実開昭６２
−９０８６０号公報参照）されているが、このものにお
いても、係合凸部の肉厚ｔと係合凹部の深さＴが略等し
く設定されているため、係合凸部の先端が係合凹部の開
口を乗り越える前に係合凸部の根元側がリテーナの底部
に当接してしまい、押込み作業をしずらくしていた。
【０００６】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、ウエザストリツプをローラ治具等を用
いなくても簡単にリテーナに取付けることができるウエ
ザストリツプの取付構造を提供するものである。
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、ウエザストリツプをローラ治具等を用
いなくても簡単にリテーナに取付けることができるウエ
ザストリツプの取付構造を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、図１に示す
ように、自動車のボデーのドア開口１０周縁に設けられ
たリテーナ７０に取付けられるウエザストリツプ５０の
取付構造において、ウエザストリツプ５０は、ドアガラ
ス４０の端縁と当接してこれをシールする中空シール部
５６と、前記リテーナ７０の係合凹部７４，７６に係合
される係合凸部５４を有した取付基部５２とを備え、前
記中空シール部５６の少なくとも一方の側壁５７は傾斜
して形成され、前記リテーナ７０はボデーに取付けられ
る底部７２と、この底部７２の両端に設けられる係合凹
部７４，７６と、この係合凹部の一方の上部に設けられ
前記ウエザストリツプの中空シール部５６の一方の傾斜
した側壁５７を支持する傾斜支持部７８とを備え、この
傾斜支持部７８の下部の係合凹部７６の深さ（Ｔ）を前
記係合凸部５４の肉厚（ｔ）の１．５倍以上に形成した
ことを特徴とする。
ように、自動車のボデーのドア開口１０周縁に設けられ
たリテーナ７０に取付けられるウエザストリツプ５０の
取付構造において、ウエザストリツプ５０は、ドアガラ
ス４０の端縁と当接してこれをシールする中空シール部
５６と、前記リテーナ７０の係合凹部７４，７６に係合
される係合凸部５４を有した取付基部５２とを備え、前
記中空シール部５６の少なくとも一方の側壁５７は傾斜
して形成され、前記リテーナ７０はボデーに取付けられ
る底部７２と、この底部７２の両端に設けられる係合凹
部７４，７６と、この係合凹部の一方の上部に設けられ
前記ウエザストリツプの中空シール部５６の一方の傾斜
した側壁５７を支持する傾斜支持部７８とを備え、この
傾斜支持部７８の下部の係合凹部７６の深さ（Ｔ）を前
記係合凸部５４の肉厚（ｔ）の１．５倍以上に形成した
ことを特徴とする。
【０００８】
【発明の作用・効果】この発明では、ウエザストリツプ
の取付基部をリテーナに取付けるに際して、一方の係合
凸部をリテーナの一方の係合凹部に嵌入させておき、他
方の係合凸部をリテーナの他方の係合凹部に押し込んで
取り付ける。この時、リテーナにおける傾斜支持部の下
部の係合凹部の深さ（Ｔ）をウエザストリツプの取付基
部の係合凸部の肉厚（ｔ）の１．５倍以上に形成したた
め、この係合凸部の先端が係合凹部の開口を乗り越える
前に係合凸部の根元側がリテーナの底部に当接するよう
なことがなく、その押込み作業を容易にすることができ
る。従って、ローラ治具等を用いなくとも手作業により
ウエザストリツプを簡単にリテーナへ取付けることがで
きる。
の取付基部をリテーナに取付けるに際して、一方の係合
凸部をリテーナの一方の係合凹部に嵌入させておき、他
方の係合凸部をリテーナの他方の係合凹部に押し込んで
取り付ける。この時、リテーナにおける傾斜支持部の下
部の係合凹部の深さ（Ｔ）をウエザストリツプの取付基
部の係合凸部の肉厚（ｔ）の１．５倍以上に形成したた
め、この係合凸部の先端が係合凹部の開口を乗り越える
前に係合凸部の根元側がリテーナの底部に当接するよう
なことがなく、その押込み作業を容易にすることができ
る。従って、ローラ治具等を用いなくとも手作業により
ウエザストリツプを簡単にリテーナへ取付けることがで
きる。
【０００９】また、他方の係合凸部の先端が係合凹部の
開口を乗り越えて係合凹部内に装着された状態では、ウ
エザストリツプの傾斜した側壁がリテーナの傾斜支持部
によって広い面積で支持されるため、その取付位置が一
定となるとともに、係合凹部内に空間があってもウエザ
ストリツプが落ち込むようなことがなく確実に保持され
る。そして、このウエザストリツプの傾斜した側壁と他
方の係合凸部とによって、リテーナの他方の係合凹部の
開口縁を挟持するので、その係止力を従来のものと同等
以上とすることができる。
開口を乗り越えて係合凹部内に装着された状態では、ウ
エザストリツプの傾斜した側壁がリテーナの傾斜支持部
によって広い面積で支持されるため、その取付位置が一
定となるとともに、係合凹部内に空間があってもウエザ
ストリツプが落ち込むようなことがなく確実に保持され
る。そして、このウエザストリツプの傾斜した側壁と他
方の係合凸部とによって、リテーナの他方の係合凹部の
開口縁を挟持するので、その係止力を従来のものと同等
以上とすることができる。
【００１０】
【実施例】以下、この発明をよりよく理解するために実
施例に基づいて説明する。なお、従来例と同一部分につ
いては、図例において同一図符号を付すとともにその説
明の一部を省略する。
施例に基づいて説明する。なお、従来例と同一部分につ
いては、図例において同一図符号を付すとともにその説
明の一部を省略する。
【００１１】この実施例のウエザストリツプ５０は、図
１に示すように自動車のボデーのドア開口１０周縁に設
けられたリテーナ７０に取付けられるものである。
１に示すように自動車のボデーのドア開口１０周縁に設
けられたリテーナ７０に取付けられるものである。
【００１２】このウエザストリツプ５０は、ドアガラス
４０の端縁と当接してこれをシールする中空シール部５
６と、リテーナ７０の係合凹部７４、７６に係合される
係合凸部５４を有した取付基部５２とを備え、中空シー
ル部５６の車内側側壁となる一方の側壁５７は取付基部
５２に対して傾斜して形成されている。なお、この車内
側側壁５７は補強のために二重壁構造となっており、そ
の略中央には上記の取付基部５２に対して略垂直に延び
ている連結部５７ａが形成されている。
４０の端縁と当接してこれをシールする中空シール部５
６と、リテーナ７０の係合凹部７４、７６に係合される
係合凸部５４を有した取付基部５２とを備え、中空シー
ル部５６の車内側側壁となる一方の側壁５７は取付基部
５２に対して傾斜して形成されている。なお、この車内
側側壁５７は補強のために二重壁構造となっており、そ
の略中央には上記の取付基部５２に対して略垂直に延び
ている連結部５７ａが形成されている。
【００１３】リテーナ７０はボデー（１０）に取付けら
れる底部７２と、この底部７２の両端に設けられ上記係
合凸部５４とそれぞれ係合する係合凹部７４、７６と、
この係合凹部７６の一方の上部に設けられ上記中空シー
ル部５６の傾斜した車内側側壁５７を支持する傾斜支持
部７８とを備えている。そして、この傾斜支持部７８の
下部の係合凹部７６、すなわち、車内側の係合凹部７６
の深さＴは、上記係合凸部５４の肉厚ｔの１．５倍以
上、この実施例では２倍に形成してある。なお、この車
外側の係合凹部７４の深さは、係合凸部５４の肉厚ｔと
略等しく形成されている。また、傾斜支持部７８の傾斜
角度は、ウエザストリツプ５０の中空シール部５６の傾
斜した車内側側壁５７の傾斜角度と等しく設定されてい
る。
れる底部７２と、この底部７２の両端に設けられ上記係
合凸部５４とそれぞれ係合する係合凹部７４、７６と、
この係合凹部７６の一方の上部に設けられ上記中空シー
ル部５６の傾斜した車内側側壁５７を支持する傾斜支持
部７８とを備えている。そして、この傾斜支持部７８の
下部の係合凹部７６、すなわち、車内側の係合凹部７６
の深さＴは、上記係合凸部５４の肉厚ｔの１．５倍以
上、この実施例では２倍に形成してある。なお、この車
外側の係合凹部７４の深さは、係合凸部５４の肉厚ｔと
略等しく形成されている。また、傾斜支持部７８の傾斜
角度は、ウエザストリツプ５０の中空シール部５６の傾
斜した車内側側壁５７の傾斜角度と等しく設定されてい
る。
【００１４】この実施例でのウエザストリツプ５０の取
付けは、図１に示すように、まずウエザストリツプ５０
の取付基部５２の車外側の係合凸部５４を、リテーナ７
０の車外側の係合凹部７４に差し込む。次に、図１の矢
印で示した方向から中空シール部５６を手で押圧すると
取付基部５２は中央部のＶ字状部位で折れ曲がり、取付
基部５２の他端の車内側の係合凸部５４が、リテーナ７
０の傾斜支持部７８の傾斜面に案内されて係合凹部７６
内に押し込まれる。そして、傾斜支持部７８の傾斜面が
ウエザストリツプ５０の中空シール部５６の傾斜した車
内側側壁５７を支持して取付が終了する。この手での押
圧時には、二重壁構造となっている車内側側壁５７の中
央に形成されている連結部５７ａが押圧方向に対して突
っ張る方向に形成されているため、車内側側壁５７が変
形しにくく、押圧力を確実に取付基部５２に伝達するこ
とができる。そして、取付基部５２は中央部のＶ字状部
位で曲がり易くなっている。
付けは、図１に示すように、まずウエザストリツプ５０
の取付基部５２の車外側の係合凸部５４を、リテーナ７
０の車外側の係合凹部７４に差し込む。次に、図１の矢
印で示した方向から中空シール部５６を手で押圧すると
取付基部５２は中央部のＶ字状部位で折れ曲がり、取付
基部５２の他端の車内側の係合凸部５４が、リテーナ７
０の傾斜支持部７８の傾斜面に案内されて係合凹部７６
内に押し込まれる。そして、傾斜支持部７８の傾斜面が
ウエザストリツプ５０の中空シール部５６の傾斜した車
内側側壁５７を支持して取付が終了する。この手での押
圧時には、二重壁構造となっている車内側側壁５７の中
央に形成されている連結部５７ａが押圧方向に対して突
っ張る方向に形成されているため、車内側側壁５７が変
形しにくく、押圧力を確実に取付基部５２に伝達するこ
とができる。そして、取付基部５２は中央部のＶ字状部
位で曲がり易くなっている。
【００１５】リテーナ７０における傾斜支持部７８の下
部の係合凹部７６の深さＴが、ウエザストリツプ５０の
取付基部５２の両端の係合凸部５４の肉厚ｔの２倍に形
成してあるため、取付基部５２の一方の係合凸部５４を
リテーナ７０の一方の係合凹部７４に嵌入させた後、他
方の係合凸部５４をリテーナ７０の他方の係合凹部７６
に押し込む時に、この係合凸部５４の先端が係合凹部７
６の開口を乗り越える前に係合凸部５４の根元側がリテ
ーナ７０の底部７２に当接するようなことがなく、その
乗り越え及び押し込み作業を容易にすることができる。
部の係合凹部７６の深さＴが、ウエザストリツプ５０の
取付基部５２の両端の係合凸部５４の肉厚ｔの２倍に形
成してあるため、取付基部５２の一方の係合凸部５４を
リテーナ７０の一方の係合凹部７４に嵌入させた後、他
方の係合凸部５４をリテーナ７０の他方の係合凹部７６
に押し込む時に、この係合凸部５４の先端が係合凹部７
６の開口を乗り越える前に係合凸部５４の根元側がリテ
ーナ７０の底部７２に当接するようなことがなく、その
乗り越え及び押し込み作業を容易にすることができる。
【００１６】なお、リテーナ７０における傾斜支持部７
８の下部の係合凹部７６の深さＴをウエザストリツプ５
０の取付基部５２の両端の係合凸部５４の肉厚ｔの１．
５倍より小さくした場合には、係合凸部５４の先端が係
合凹部７６の開口を乗り越える前に係合凸部５４の根元
側の取付基部５２がリテーナ７０の底部７２に当接する
可能性があり、押し込み作業をしずらくするので好まし
くない。また、深さＴと肉厚ｔの関係を、あまり大きく
しすぎるとウエザストリツプ５０の取付けスペース的に
不利になるため、２．５倍ぐらいまでで設定するのが好
ましく、この実施例の形状のものでは２倍が最適であ
る。
８の下部の係合凹部７６の深さＴをウエザストリツプ５
０の取付基部５２の両端の係合凸部５４の肉厚ｔの１．
５倍より小さくした場合には、係合凸部５４の先端が係
合凹部７６の開口を乗り越える前に係合凸部５４の根元
側の取付基部５２がリテーナ７０の底部７２に当接する
可能性があり、押し込み作業をしずらくするので好まし
くない。また、深さＴと肉厚ｔの関係を、あまり大きく
しすぎるとウエザストリツプ５０の取付けスペース的に
不利になるため、２．５倍ぐらいまでで設定するのが好
ましく、この実施例の形状のものでは２倍が最適であ
る。
【００１７】また、他方の係合凸部５４の先端が係合凹
部７６の開口を乗り越えて係合凹部７６内に装着された
状態では、ウエザストリツプ５０の傾斜した車内側側壁
５７がリテーナ７０の傾斜支持部７８によって広い面積
で支持されるため、その取付位置が一定となるととも
に、係合凹部７６内に空間があっても落ち込むようなこ
とがなく確実に保持される。そして、このウエザストリ
ツプ５０の傾斜した車内側側壁５７と他方の係合凸部５
４とによって、リテーナ７０の他方の係合凹部７６の開
口縁を挟持するので、その係止力を従来のものと同等以
上とすることができる。
部７６の開口を乗り越えて係合凹部７６内に装着された
状態では、ウエザストリツプ５０の傾斜した車内側側壁
５７がリテーナ７０の傾斜支持部７８によって広い面積
で支持されるため、その取付位置が一定となるととも
に、係合凹部７６内に空間があっても落ち込むようなこ
とがなく確実に保持される。そして、このウエザストリ
ツプ５０の傾斜した車内側側壁５７と他方の係合凸部５
４とによって、リテーナ７０の他方の係合凹部７６の開
口縁を挟持するので、その係止力を従来のものと同等以
上とすることができる。
【００１８】なお、この発明は上記の実施例に限定され
るものではなく、例えば、図２に示すように車内側側壁
８７を肉厚の一重構造とし、中空シール部８６の内部に
ブリッヂ部８８を形成したウエザストリツプ８０に適用
させてもよい。この場合、リテーナ１０７は図１に示し
たリテーナ７０と同様なものを用いることができる。ま
た、ウエザストリツプ８０は、図１のウエザストリツプ
５０と同様に取付基部８２、係合凸部８４を備えてい
る。
るものではなく、例えば、図２に示すように車内側側壁
８７を肉厚の一重構造とし、中空シール部８６の内部に
ブリッヂ部８８を形成したウエザストリツプ８０に適用
させてもよい。この場合、リテーナ１０７は図１に示し
たリテーナ７０と同様なものを用いることができる。ま
た、ウエザストリツプ８０は、図１のウエザストリツプ
５０と同様に取付基部８２、係合凸部８４を備えてい
る。
【００１９】また、図３に示すようなセンタピラーの前
面に設けられるフロントドア側とリヤドア側とを一体に
したウエザストリツプ９０に適用させてもよい。この場
合、図３においてリテーナ１７０は図１に示したリテー
ナ７０を２つ組み合わせた形状であり、底部１７２、係
合凹部１７４，１７６、傾斜支持部１７８を備えてい
る。また、ウエザストリツプ９０も取付基部９２、係合
凸部９４、中空シール部９６、車内側側壁９７、ブリッ
ヂ部９８とを備えている。
面に設けられるフロントドア側とリヤドア側とを一体に
したウエザストリツプ９０に適用させてもよい。この場
合、図３においてリテーナ１７０は図１に示したリテー
ナ７０を２つ組み合わせた形状であり、底部１７２、係
合凹部１７４，１７６、傾斜支持部１７８を備えてい
る。また、ウエザストリツプ９０も取付基部９２、係合
凸部９４、中空シール部９６、車内側側壁９７、ブリッ
ヂ部９８とを備えている。
【図１】図１は、この発明の一実施例のウエザストリツ
プの取付構造を示す断面図であり、図５のＡ−Ａ線に沿
う位置での断面図である。
プの取付構造を示す断面図であり、図５のＡ−Ａ線に沿
う位置での断面図である。
【図２】図２は、この発明の他の実施例のウエザストリ
ツプの取付構造を示す断面図であり、図５のＡ−Ａ線に
沿う位置での断面図である。
ツプの取付構造を示す断面図であり、図５のＡ−Ａ線に
沿う位置での断面図である。
【図３】図３は、この発明の一実施例のウエザストリツ
プの取付構造を示す断面図であり、センタピラー部位に
おける断面図である。
プの取付構造を示す断面図であり、センタピラー部位に
おける断面図である。
【図４】図４は、従来のウエザストリツプの取付構造を
示す断面図であり、図５のＡ−Ａ線に沿う位置での断面
図である。
示す断面図であり、図５のＡ−Ａ線に沿う位置での断面
図である。
【図５】 図５は、自動車の斜視図である。
１０ ボデーのドア開口 ４０ ドアガラス ５０，８０，９０ ウエザストリツプ ５２，８２，９２ 取付基部 ５４，８４，９４ 係合凸部 ５６，８６，９６ 中空シール部 ５７，８７，９７ 傾斜した車内側側壁 ７０，１０７，１７０ リテーナ ７２，１７２ 底部 ７４，７６，１７４，１７６ 係合凹部 ７８，１７８ 傾斜支持部
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車のボデーのドア開口（１０）周縁
に設けられたリテーナ（７０）に取付けられるウエザス
トリツプ（５０，８０，９０）の取付構造において、 ウエザストリツプ（５０，８０，９０）は、ドアフレー
ムまたはドアガラス（４０）の端縁と当接してこれをシ
ールする中空シール部（５６）と、前記リテーナ（７
０）の係合凹部（７４，７６）に係合される係合凸部
（５４）を有した取付基部（５２）とを備え、前記中空
シール部（５６）の少なくとも一方の側壁（５７）は傾
斜して形成され、 前記リテーナ（７０）はボデーに取付けられる底部（７
２）と、該底部（７２）の両端に設けられる係合凹部
（７４，７６）と、該係合凹部（７４，７６）の一方の
上部に設けられ前記ウエザストリツプの中空シール部
（５６）の一方の傾斜した側壁（５７）を支持する傾斜
支持部（７８）とを備え、該傾斜支持部（７８）の下部
の係合凹部（７６）の深さ（Ｔ）を前記係合凸部（５
４）の肉厚（ｔ）の１．５倍以上に形成したことを特徴
とするウエザストリツプの取付構造。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9221792A JPH05262188A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ウエザストリツプの取付構造 |
| US08/371,491 US5556672A (en) | 1992-03-18 | 1995-01-11 | Weather strip attaching structure |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9221792A JPH05262188A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ウエザストリツプの取付構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05262188A true JPH05262188A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14048280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9221792A Pending JPH05262188A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | ウエザストリツプの取付構造 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5556672A (ja) |
| JP (1) | JPH05262188A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0820891A3 (de) * | 1996-07-24 | 1998-11-11 | VOSSCHEMIE GmbH | Schaumstoffstreifen und Applikator zum Anbringen des Schaumstoffstreifens im Spalt, insbesondere zwischen zwei Karosserieteilen eines Fahrzeuges |
| KR100537921B1 (ko) * | 1999-08-24 | 2005-12-21 | 니시카와고무고교가부시키가이샤 | 리테이너가 없는 웨더스트립 |
| US20060021281A1 (en) * | 2004-08-02 | 2006-02-02 | Toyoda Gosei Co., Ltd | Glass run |
| JP2006182251A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ウエザストリップ |
| US20080229670A1 (en) * | 2007-03-15 | 2008-09-25 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Weather strip |
| JP5715780B2 (ja) * | 2010-07-27 | 2015-05-13 | 西川ゴム工業株式会社 | ウェザーストリップ及びその組付け構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0622121B2 (ja) * | 1985-10-17 | 1994-03-23 | 松下電器産業株式会社 | 亜鉛アルカリ電池 |
| JPH0618849Y2 (ja) * | 1987-09-22 | 1994-05-18 | 豊田合成株式会社 | 自動車のドアシール構造 |
| AU596919B2 (en) * | 1988-02-15 | 1990-05-17 | Toyoda Gosei Co. Ltd. | Weather strip for door glass |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP9221792A patent/JPH05262188A/ja active Pending
-
1995
- 1995-01-11 US US08/371,491 patent/US5556672A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5556672A (en) | 1996-09-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010710 |