JPH052430Y2 - - Google Patents
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- JPH052430Y2 JPH052430Y2 JP1987006602U JP660287U JPH052430Y2 JP H052430 Y2 JPH052430 Y2 JP H052430Y2 JP 1987006602 U JP1987006602 U JP 1987006602U JP 660287 U JP660287 U JP 660287U JP H052430 Y2 JPH052430 Y2 JP H052430Y2
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- Japan
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- cut
- packaging material
- composite packaging
- reinforcing sheet
- decorative sheet
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は各種パツケージの素材として使用され
る複合包装材の改良に関するものであつて、とり
わけ前記包装材の切断をカツトテープまたは包装
材それ自体の肉厚の途中まで切り込んだハーフカ
ツトを用いて容易に行えるようにし、且つ切断部
の切口を綺麗に見せることができるようにした複
合包装材に関する。
る複合包装材の改良に関するものであつて、とり
わけ前記包装材の切断をカツトテープまたは包装
材それ自体の肉厚の途中まで切り込んだハーフカ
ツトを用いて容易に行えるようにし、且つ切断部
の切口を綺麗に見せることができるようにした複
合包装材に関する。
[従来の技術]
段ボール製容器は、段ボール材がクツシヨン性
や堅牢性等の物流に耐える保護機能に富むところ
から、各種製品の外装容器として広く使用されて
いる。そして、この種の容器の開梱や分割小分け
を容易、迅速に行なうようにするために、カツト
テープを用いることが従来から知られている(例
えば実公昭57−11002号等参照)。
や堅牢性等の物流に耐える保護機能に富むところ
から、各種製品の外装容器として広く使用されて
いる。そして、この種の容器の開梱や分割小分け
を容易、迅速に行なうようにするために、カツト
テープを用いることが従来から知られている(例
えば実公昭57−11002号等参照)。
また包装を開封する際、例えば第12図イのよ
うに段ボール30の裏側ライナに2本の平行なハ
ーフカツト(切線)31を設けて帯状の切取片部
32を形成させたり、或いは同図ロの如くハーフ
カツト31の反対側で平行な切線の内側にカツト
テープ33を貼着して、この内側のカツトテープ
とともに帯状の切取片部32を引起して段ボール
を切り取ることができるようにしたものも知られ
ている。
うに段ボール30の裏側ライナに2本の平行なハ
ーフカツト(切線)31を設けて帯状の切取片部
32を形成させたり、或いは同図ロの如くハーフ
カツト31の反対側で平行な切線の内側にカツト
テープ33を貼着して、この内側のカツトテープ
とともに帯状の切取片部32を引起して段ボール
を切り取ることができるようにしたものも知られ
ている。
[考案が解決しようとする問題点]
しかるに、このカツトテープ又はハーフカツト
を用いて開梱や小分け作業等を行なう場合、上記
カツトテープらによつて切裂かれた部材の切口
は、切断部の繊維がささくれだつたり、紙層剥離
を生じて、ギサギサした鋸刃状の極めてきたなら
しい外観を呈すると共に、カツトテープの幅に対
応する切取り幅が露呈するから、消費者ニーズで
ある開梱、小分け後の容器の美観が損なわれると
いう欠点があつた。また近年、輸送用容器は単に
輸送機能のみではなく宣伝情報伝達媒体としての
機能も要求されているが、一般に段ボール容器
は、板紙製容器に比較して印刷適性が劣り、その
ため容器表面の多色精密印刷、デザイン印刷等の
高度印刷が十分になしえない現状にある。その
上、昨今のPOSシステムによるバーコードの採
用等から郵送容器兼/または販売容器は容器表面
の印刷適性の向上が強く要求されているが、従来
の段ボール容器はこの要求に応じられないという
問題点があつた。
を用いて開梱や小分け作業等を行なう場合、上記
カツトテープらによつて切裂かれた部材の切口
は、切断部の繊維がささくれだつたり、紙層剥離
を生じて、ギサギサした鋸刃状の極めてきたなら
しい外観を呈すると共に、カツトテープの幅に対
応する切取り幅が露呈するから、消費者ニーズで
ある開梱、小分け後の容器の美観が損なわれると
いう欠点があつた。また近年、輸送用容器は単に
輸送機能のみではなく宣伝情報伝達媒体としての
機能も要求されているが、一般に段ボール容器
は、板紙製容器に比較して印刷適性が劣り、その
ため容器表面の多色精密印刷、デザイン印刷等の
高度印刷が十分になしえない現状にある。その
上、昨今のPOSシステムによるバーコードの採
用等から郵送容器兼/または販売容器は容器表面
の印刷適性の向上が強く要求されているが、従来
の段ボール容器はこの要求に応じられないという
問題点があつた。
本考案は前記のような問題点をすべて解消して
美粧性、印刷適性を向上させると同時に、従来品
にも備わつていた利便、すなわち開梱、あるいは
小分け作業等をカツトテープらを用いて容易、迅
速に行えるようにしたパツケージ用複合包装材を
提供せんとするものである。
美粧性、印刷適性を向上させると同時に、従来品
にも備わつていた利便、すなわち開梱、あるいは
小分け作業等をカツトテープらを用いて容易、迅
速に行えるようにしたパツケージ用複合包装材を
提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段]
本考案は、前記目的を達成するために下記実施
例にも示すように、印刷効果にすぐれた板紙、プ
ラスチツクフイルムなどから構成される化粧シー
トと、段ボールシートなどの強度部材から構成さ
れる補強シートとを接着剤により一体に貼合せて
なる複合包装材を用いることにより実現させよう
と意図したものである。すなわち前記化粧シート
の片側に補強シートを貼合せて一体化した複合包
装材において、補強シートの表側に帯状の切取片
部を設けると共に、前記切取片部と重なる位置
で、且つ化粧シートそれ自体に、ミシン孔又は連
続する切目線を設けるようにして、目的とする複
合包装材を得るようにしたものである。
例にも示すように、印刷効果にすぐれた板紙、プ
ラスチツクフイルムなどから構成される化粧シー
トと、段ボールシートなどの強度部材から構成さ
れる補強シートとを接着剤により一体に貼合せて
なる複合包装材を用いることにより実現させよう
と意図したものである。すなわち前記化粧シート
の片側に補強シートを貼合せて一体化した複合包
装材において、補強シートの表側に帯状の切取片
部を設けると共に、前記切取片部と重なる位置
で、且つ化粧シートそれ自体に、ミシン孔又は連
続する切目線を設けるようにして、目的とする複
合包装材を得るようにしたものである。
前記の補強シートに設ける帯状の切取片部は、
補強シート自体に表側から内側に向けてその肉厚
の途中まで切断した2本のハーフカツトによつて
形成するか、あるいは補強シートの表側にカツト
テープを貼設することによつて形成させる。そし
て、化粧シートと補強シートは、前記帯状の切取
片部と重なる位置を避けた部分で、一体に貼合す
るようにしたものである。
補強シート自体に表側から内側に向けてその肉厚
の途中まで切断した2本のハーフカツトによつて
形成するか、あるいは補強シートの表側にカツト
テープを貼設することによつて形成させる。そし
て、化粧シートと補強シートは、前記帯状の切取
片部と重なる位置を避けた部分で、一体に貼合す
るようにしたものである。
[実施例]
次に添付図面に基づき、本考案の実施例を具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図乃至第3図は本考案の複合包装材の基本
的構造を示している。同図の複合包装材1は板紙
からなる化粧シート2と、両面もしくは片面段ボ
ールからなる補強シート3とで構成されている。
化粧シート2と補強シート3は後記する帯状切取
片部と重なる位置を避けて、両シートの対向面に
斑点状あるいは縞状に部分的に塗布される接着部
4により、第1図のように一体に貼合せるもので
ある。因みに接着剤としては例えばホツトメル
ト、酢ビらが用いられるが、一般の澱粉のりでも
よい。
的構造を示している。同図の複合包装材1は板紙
からなる化粧シート2と、両面もしくは片面段ボ
ールからなる補強シート3とで構成されている。
化粧シート2と補強シート3は後記する帯状切取
片部と重なる位置を避けて、両シートの対向面に
斑点状あるいは縞状に部分的に塗布される接着部
4により、第1図のように一体に貼合せるもので
ある。因みに接着剤としては例えばホツトメル
ト、酢ビらが用いられるが、一般の澱粉のりでも
よい。
このような構成の複合包装材1を用いて補強シ
ート(段ボール)3の表側に、帯状切取片すなわ
ちカツトテープ5を貼設する。このカツトテープ
は補強シートを複数の位置で分割切断する必要が
ある場合は複数個所に設けるようにする。またカ
ツトテープは所定の切取り形状に応じて取付けら
れ、多くの場合、縦方向もしくは横方向に直線状
に取付けられるが、これに限られず、斜め曲線状
の場合もある。なお、符号5aはカツトテープの
摘み部を示している。前記カツトテープと重なる
位置で且つ化粧シート(板紙)2それ自体には、
あらかじめミシン孔又は連続した切目線6を整然
と刻設する。そして前記化粧シートの端縁部でミ
シン孔又は切目線の一端又は両端に、カツトテー
プの摘み部5aを露出させるための切欠き又は孔
6aが設けられる。
ート(段ボール)3の表側に、帯状切取片すなわ
ちカツトテープ5を貼設する。このカツトテープ
は補強シートを複数の位置で分割切断する必要が
ある場合は複数個所に設けるようにする。またカ
ツトテープは所定の切取り形状に応じて取付けら
れ、多くの場合、縦方向もしくは横方向に直線状
に取付けられるが、これに限られず、斜め曲線状
の場合もある。なお、符号5aはカツトテープの
摘み部を示している。前記カツトテープと重なる
位置で且つ化粧シート(板紙)2それ自体には、
あらかじめミシン孔又は連続した切目線6を整然
と刻設する。そして前記化粧シートの端縁部でミ
シン孔又は切目線の一端又は両端に、カツトテー
プの摘み部5aを露出させるための切欠き又は孔
6aが設けられる。
ところで本考案の補強シート3に設ける帯状の
切取片部は前記のカツトテープ5に代え、補強シ
ートの肉厚の途中まで切り込んだ2本の平行なハ
ーフカツトを用いて形成してもよい。すなわち、
この場合は第4図イ,ロに示すように、段ボール
における片側のライナ7に2本の平行な切目線
8,8を設け、この平行な切目線間を切取片部5
として用いる。なお、前記切目線は一般に切取り
方向に連続して設けるが、ミシン孔状の不連続の
ものでも差支えない。また段ボールは両面又は片
面段ボールのいずれも使用することができる。因
みに本考案に於て帯状の切取片部5としては前記
のカツトテープ又はハーフカツトを単一で用いず
に、第4図ハに示す如くカツトテープ5とハーフ
カツト8とを併用させてもよい。なお、化粧シー
ト2と補強シート3は第1〜3図ではいずれも単
なる4角形の扁平状シートとして図示されてい
る。しかし、実際の利用に際しては各シートをチ
ヤンネル状、アングル状あるいは筒形状等に適宜
折り曲げて使用してもよいことは勿論である。
切取片部は前記のカツトテープ5に代え、補強シ
ートの肉厚の途中まで切り込んだ2本の平行なハ
ーフカツトを用いて形成してもよい。すなわち、
この場合は第4図イ,ロに示すように、段ボール
における片側のライナ7に2本の平行な切目線
8,8を設け、この平行な切目線間を切取片部5
として用いる。なお、前記切目線は一般に切取り
方向に連続して設けるが、ミシン孔状の不連続の
ものでも差支えない。また段ボールは両面又は片
面段ボールのいずれも使用することができる。因
みに本考案に於て帯状の切取片部5としては前記
のカツトテープ又はハーフカツトを単一で用いず
に、第4図ハに示す如くカツトテープ5とハーフ
カツト8とを併用させてもよい。なお、化粧シー
ト2と補強シート3は第1〜3図ではいずれも単
なる4角形の扁平状シートとして図示されてい
る。しかし、実際の利用に際しては各シートをチ
ヤンネル状、アングル状あるいは筒形状等に適宜
折り曲げて使用してもよいことは勿論である。
以上のように構成されている本考案の複合包装
材は、各種パツケージの蓋材として、或いはその
側壁材又は底板材等の素材として後述するように
使用される。
材は、各種パツケージの蓋材として、或いはその
側壁材又は底板材等の素材として後述するように
使用される。
[作用]
次に第5図乃至第7図を参照して、本考案の作
用を説明する。第6図に示すように化粧シート2
と補強シート3とを貼合せて一体化した本考案に
よる包装材を用いて、第6図矢印の如く補強シー
ト(段ボール)3の下側に貼設されているカツト
テープ5を引張つた場合、前記補強シートにおけ
るカツトテープによる切取部はテープ幅に対応し
た切取り幅で切裂かれる。そして補強シートの切
口3aは前述したようにギサギサした見た目にき
たならしい外観を呈するが、上側の化粧シート2
には前記カツトテープの重なる位置にあらかじめ
ミシン孔又は切目線6が形成されているから、そ
の切断線に沿い化粧シートはめくり上るようにな
つて綺麗に二分される。従つて本考案による包装
材は容易、迅速に切断させることができると共
に、補強シート3のテープ5による切取り幅が大
幅になつてもその切断後は第8〜9図に示される
通り、化粧シート2によつて上方から隠され、し
かも化粧シートはただ1本の切断線に沿つて突き
合わされるので切断部の美観が保持され、包装材
としての美粧性が向上する。
用を説明する。第6図に示すように化粧シート2
と補強シート3とを貼合せて一体化した本考案に
よる包装材を用いて、第6図矢印の如く補強シー
ト(段ボール)3の下側に貼設されているカツト
テープ5を引張つた場合、前記補強シートにおけ
るカツトテープによる切取部はテープ幅に対応し
た切取り幅で切裂かれる。そして補強シートの切
口3aは前述したようにギサギサした見た目にき
たならしい外観を呈するが、上側の化粧シート2
には前記カツトテープの重なる位置にあらかじめ
ミシン孔又は切目線6が形成されているから、そ
の切断線に沿い化粧シートはめくり上るようにな
つて綺麗に二分される。従つて本考案による包装
材は容易、迅速に切断させることができると共
に、補強シート3のテープ5による切取り幅が大
幅になつてもその切断後は第8〜9図に示される
通り、化粧シート2によつて上方から隠され、し
かも化粧シートはただ1本の切断線に沿つて突き
合わされるので切断部の美観が保持され、包装材
としての美粧性が向上する。
また、化粧シート2として上記実施例では印刷
効果の高い板紙が用いられているため、高度な多
色印刷等を施すことができ、更にバーコードの印
刷も可能であるから、宣伝情報伝達媒体としての
機能を充分に満足させることができる。
効果の高い板紙が用いられているため、高度な多
色印刷等を施すことができ、更にバーコードの印
刷も可能であるから、宣伝情報伝達媒体としての
機能を充分に満足させることができる。
なお、化粧シート2ならびに補強シート3の素
材として、それぞれ板紙と段ボールが用いられて
いるが、特にこれに限定する趣旨ではない。例え
ば化粧シート2としてはプラスチツクフイルム、
クラフト薄紙等の印刷適性の良好な材料であれ
ば、なんでもよく、また補強シート3としてはパ
ツケージに必要とされる強度上の要求を満足しう
るものであれば、板紙、普通紙、合成紙等の積層
体やこれらを適宜組み合せたものであつてもよ
い。
材として、それぞれ板紙と段ボールが用いられて
いるが、特にこれに限定する趣旨ではない。例え
ば化粧シート2としてはプラスチツクフイルム、
クラフト薄紙等の印刷適性の良好な材料であれ
ば、なんでもよく、また補強シート3としてはパ
ツケージに必要とされる強度上の要求を満足しう
るものであれば、板紙、普通紙、合成紙等の積層
体やこれらを適宜組み合せたものであつてもよ
い。
第10図に示すものは、集合小分け包装箱に用
いる蓋体に、本考案による複合包装材を使用した
例である。図に於て11は複数個集合させた天面
開口状の段ボール製の箱体、12は前記箱体の開
口面を閉塞し、かつ複数個に箱体を一体に連結す
る蓋体であつて、前記蓋体は板紙製の化粧シート
(天板)13の四周に連結用のフラツプ14,1
5が連接されている。また前記化粧シートと一体
に貼合されている段ボール製補強シート3の下面
には箱体11の個数に応じて複数本のカツトテー
プ5が平行に取付けられ、また化粧シート13に
はフラツプ14の端縁に達するように、各カート
テープ5に対応させてミシン孔又は連続する切線
6が刻設されている。それ以外の点は第1図で示
したものと同一の構成である。
いる蓋体に、本考案による複合包装材を使用した
例である。図に於て11は複数個集合させた天面
開口状の段ボール製の箱体、12は前記箱体の開
口面を閉塞し、かつ複数個に箱体を一体に連結す
る蓋体であつて、前記蓋体は板紙製の化粧シート
(天板)13の四周に連結用のフラツプ14,1
5が連接されている。また前記化粧シートと一体
に貼合されている段ボール製補強シート3の下面
には箱体11の個数に応じて複数本のカツトテー
プ5が平行に取付けられ、また化粧シート13に
はフラツプ14の端縁に達するように、各カート
テープ5に対応させてミシン孔又は連続する切線
6が刻設されている。それ以外の点は第1図で示
したものと同一の構成である。
この実施例の場合は、カツトテープ5を引張
り、蓋体12を切断して集合包装箱を分割小分け
した際、板紙製化粧シート13が切断線を境にし
て突合せ状態を維持するので、このシートで小分
けした開封後の切口が覆われて、従来例のように
切断部にスキ間を生ずるようなことがなくなり、
したがつて箱内の商品が切断部から見えることが
ないので、分割後の包装箱の見映えが極めてよく
なる。
り、蓋体12を切断して集合包装箱を分割小分け
した際、板紙製化粧シート13が切断線を境にし
て突合せ状態を維持するので、このシートで小分
けした開封後の切口が覆われて、従来例のように
切断部にスキ間を生ずるようなことがなくなり、
したがつて箱内の商品が切断部から見えることが
ないので、分割後の包装箱の見映えが極めてよく
なる。
第11図に示すものは、本考案による複合包装
材をA式包装箱のブランクシートに使用した例で
ある。図に於て21は箱体、22は四周の側板、
23は側板の上端に連接された蓋、24は底板で
ある。前記箱本体を構成する四周の側板は板紙を
用いて構成され、その内面全体に段ボールからな
る補強シート3が貼着されて一体化されている。
また、この補強シートの表側にカツトテープ5が
周回されるように貼着されていると共に、該テー
プに対応して化粧シートを構成する板紙製の四側
板22それ自体にあらかじめミシン孔又は切目線
6が刻設されている。更にまた前記四角形の箱体
の内周に筒状の内枠を配設してなる印籠形式の包
装箱に本考案を適用した場合は、極めて好適な実
施例となる。
材をA式包装箱のブランクシートに使用した例で
ある。図に於て21は箱体、22は四周の側板、
23は側板の上端に連接された蓋、24は底板で
ある。前記箱本体を構成する四周の側板は板紙を
用いて構成され、その内面全体に段ボールからな
る補強シート3が貼着されて一体化されている。
また、この補強シートの表側にカツトテープ5が
周回されるように貼着されていると共に、該テー
プに対応して化粧シートを構成する板紙製の四側
板22それ自体にあらかじめミシン孔又は切目線
6が刻設されている。更にまた前記四角形の箱体
の内周に筒状の内枠を配設してなる印籠形式の包
装箱に本考案を適用した場合は、極めて好適な実
施例となる。
[考案の効果]
以上に述べてきたように本考案によれば、パツ
ケージの開梱或いは分割小分け作業等をカツトテ
ープ又はハーフカツトを用いて容易、迅速に行な
うことができるばかりでなく、分割後化粧シート
を切断線を境にして突き合せてカツトテープ又は
ハーフカツトによつて切裂かれた切口を化粧シー
トによつて覆い、切断部は突合せられた状態で美
粧性を向上させることができる。
ケージの開梱或いは分割小分け作業等をカツトテ
ープ又はハーフカツトを用いて容易、迅速に行な
うことができるばかりでなく、分割後化粧シート
を切断線を境にして突き合せてカツトテープ又は
ハーフカツトによつて切裂かれた切口を化粧シー
トによつて覆い、切断部は突合せられた状態で美
粧性を向上させることができる。
そして、宣伝情報伝達媒体としてパツケージに
要求される美粧性、印刷適性は化粧シートにより
保証されると共に、物流に耐える保護機能は補強
シートで保証されるから、輸送、販売等に際して
要求されるニーズを達成することができる点で有
用な考案である。
要求される美粧性、印刷適性は化粧シートにより
保証されると共に、物流に耐える保護機能は補強
シートで保証されるから、輸送、販売等に際して
要求されるニーズを達成することができる点で有
用な考案である。
第1図は本考案による包装材の基本的構成を示
す斜視図、第2図と第3図は化粧シートと補強シ
ートの各平面図、第4図イ〜ハはハーフカツト及
びカツトテープを用いた本考案の拡大断面図、第
5図及び第6図はカツトテープによる切断前及び
途中の状態を示す要部の断面図、第7図は同上斜
視図、第8図はカツトテープ切断後の要部断面
図、第9図は切断部を裏面から見た斜視図、第1
0図は集合小分け包装箱に本考案による包装材を
適用した例を示す説明図、第11図はA式包装箱
に本考案による包装材を適用した例を示す説明
図、第12図は従来例の拡大断面図である。 1……複合包装材、2……化粧シート、3……
補強シート、4……接着部、5……カツトテー
プ、6……ミシン孔(切目線)、11……ライナ、
8……ハーフカツト(切目線)11……箱体、1
2……蓋材、13……化粧シート(天板)、14,
15……フラツプ、21……箱体、22……側
板、23……蓋、24……底板。
す斜視図、第2図と第3図は化粧シートと補強シ
ートの各平面図、第4図イ〜ハはハーフカツト及
びカツトテープを用いた本考案の拡大断面図、第
5図及び第6図はカツトテープによる切断前及び
途中の状態を示す要部の断面図、第7図は同上斜
視図、第8図はカツトテープ切断後の要部断面
図、第9図は切断部を裏面から見た斜視図、第1
0図は集合小分け包装箱に本考案による包装材を
適用した例を示す説明図、第11図はA式包装箱
に本考案による包装材を適用した例を示す説明
図、第12図は従来例の拡大断面図である。 1……複合包装材、2……化粧シート、3……
補強シート、4……接着部、5……カツトテー
プ、6……ミシン孔(切目線)、11……ライナ、
8……ハーフカツト(切目線)11……箱体、1
2……蓋材、13……化粧シート(天板)、14,
15……フラツプ、21……箱体、22……側
板、23……蓋、24……底板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 化粧シートの片側に少なくとも1枚の補強シ
ートを貼合せて一体化した複合包装材におい
て、補強シートの表側に帯状の切取片部を設け
ると共に、前記切取片部と重なる位置で且つ化
粧シートそれ自体に、ミシン孔又は切目線を設
けたことを特徴とする簡易カツト構造を有する
複合包装材。 2 化粧シートが板紙であり、補強シートが段ボ
ールである実用新案登録請求の範囲第1項記載
の簡易カツト構造を有する複合包装材。 3 化粧シートがプラスチツクフイルム、クラフ
ト薄紙の中から選ばれる1種である実用新案登
録請求の範囲第1項記載の簡易カツト構造を有
する複合包装材。 4 補強シートが板紙、普通紙、合成紙から選ば
れる2種以上の積層体である実用新案登録請求
の範囲第1項記載の簡易カツト構造を有する複
合包装材。 5 帯状の切取片部がカツトテープである実用新
案登録請求の範囲第1項記載の簡易カツト構造
を有する複合包装材。 6 帯状の切取片部が補強シートの肉厚の途中ま
で切り込んだ2本のハーフカツトで形成されて
いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の簡易
カツト構造を有する複合包装材。 7 帯状の切取片部が補強シートたる段ボールの
片側ライナに施された連続もしくは不連続の切
目線で形成されている実用新案登録請求の範囲
第2項記載の簡易カツト構造を有する複合包装
材。 8 化粧シートと補強シートとが帯状の切取片部
と重なる位置を避けて部分的に貼合されている
実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載
の簡易カツト構造を有する複合包装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987006602U JPH052430Y2 (ja) | 1987-01-20 | 1987-01-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987006602U JPH052430Y2 (ja) | 1987-01-20 | 1987-01-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63114919U JPS63114919U (ja) | 1988-07-25 |
JPH052430Y2 true JPH052430Y2 (ja) | 1993-01-21 |
Family
ID=30789275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987006602U Expired - Lifetime JPH052430Y2 (ja) | 1987-01-20 | 1987-01-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052430Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7273548B2 (ja) * | 2019-03-12 | 2023-05-15 | 株式会社トーモク | 包装箱 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6143124B2 (ja) * | 1978-05-26 | 1986-09-26 | Aida Eng Ltd |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6143124U (ja) * | 1984-08-23 | 1986-03-20 | 味の素株式会社 | パ−フオレ−シヨン入り段ボ−ル箱 |
-
1987
- 1987-01-20 JP JP1987006602U patent/JPH052430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6143124B2 (ja) * | 1978-05-26 | 1986-09-26 | Aida Eng Ltd |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63114919U (ja) | 1988-07-25 |
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