JP7273548B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱に関する。
従来、有底筒状の箱体を前記側壁部同士が隣り合うように並べて全箱体の上方開放端を一の蓋板で閉塞した包装箱が知られている。この蓋板には、各箱体の境界に沿って、ミシン目が設けられており、該ミシン目に沿って蓋板を端から破断することで、個々の箱体に分割することができる(例えば、下記特許文献1)。
具体的に、ミシン目を破断する際には、蓋板を分割したい一の箱体と他の箱体との境界のミシン目に沿って谷折りして折目を付けた後、一方の手で前記他の箱体を机の上などに押さえつけた状態で、他方の手で前記一の箱体を把持し、ひねりながら引っ張ることで前記ミシン目を端部から破断する。
実開昭59-186218号公報
しかしながら、従来の包装箱は、蓋板の破断作業中に箱体を引っ張る方向が左右方向のいずれかに偏ることになるため、ミシン目の縁に、段ボールの表ライナの表層が大きく剥離した部分が形成されやすく、外観が著しく低下する場合が多いという不都合がある。
上記の点に鑑み、本発明は、段ボールの表ライナの表層剥離の発生を抑えてミシン目縁の外観低下を防止することができる分割可能な包装箱を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、底板部と該底板部の周縁から立設される側壁部とを有する有底筒状の箱体が、前記側壁部同士が隣り合うように複数個配列されるとともに、前記複数個の前記箱体の開放端が一の蓋板で閉塞された包装箱において、前記蓋板には、各箱体の境界に沿って、破断可能線が設けられており、前記破断可能線は、断続した直線状切目によって形成された主破断可能線と、該主破断可能線に沿って延びる断続した曲線状切目によって形成された副破断可能線と、を備え、各曲線状切目は、少なくとも一部に曲線を含む切目であって、一の直線状切目と該一の直線状切目に隣接する直線状切目との間隙に隣接する位置に配設され、前記破断可能線の破断方向を先端方向としたときに、前記曲線状切目の基端部は、前記一の直線状切目の先端部と同じまたは先端部よりも基端側に配置され、前記曲線状切目の先端部は、前記隣接する直線状切目に向かって延び、前記曲線状切目は、波状切目であって、前記波状切目の基端部は、前記一の直線状切目に向かって延び、前記波状切目の先端部は、前記隣接する直線状切目の基端部よりも先端側に配置されることを特徴とする。
本発明の包装箱は、有底筒状の箱体が、該箱体の側壁部同士が隣り合うように複数個配列されるとともに、前記複数個の前記箱体の開放端が一の蓋板で閉塞されていることによって、前記複数個の前記箱体を一の包装箱として運搬できる。
前記蓋板には、各箱体の境界に沿って破断可能線が設けられているので、該破断可能線に沿って該蓋板を破断することで、連接された前記複数個の前記箱体から一の箱体を分割することができる。
前記破断可能線は、断続した直線状切目によって形成された主破断可能線と、該主破断可能線に沿って延びる断続した曲線状切目によって形成された副破断可能線とを備え、各曲線状切目は、一の直線状切目と該一の直線状切目に隣接する直線状切目との間隙に隣接する位置に配設されているため、破断可能線に沿って蓋板を破断する際には、主破断可能線の直線状切目と副破断可能線の曲線状切目とを交互に接続するように破断していく必要がある。
この破断されていく様子を例えば、主破断可能線の右側に副破断可能線が隣接するように設置し、左手で残りの箱体を机の上に押さえ、右手で分割したい箱体を右手前側に引っ張る場合を例に説明すると、蓋板は、直線状切目の先端(破断可能線の破断方向を先端方向とした定義する)から箱体が引っ張られている右手前方向に向けて破断されていく。
このとき、前記曲線状切目の基端部は、前記一の直線状切目の先端部と同じまたは先端部よりも基端側に配置されているため、直線状切目の先端から蓋板が破断されていくと、右やや上方から右下にかけて設けられている次の曲線状切目にこの破断が到達する。
そして、この曲線状切目の先端部は、前記隣接する直線状切目に向かって延びているため、曲線状切目の曲線に沿って伝わった力が次の直線状切目に向かっていくため、蓋板は、当該曲線状切目の先端から次の直線状切目に向かって破断されていく。
これが順次繰り返されることで、直線状切目と曲線状切目との隙間が確実に破断されるため、蓋板の表ライナが表層剥離されにくい。
したがって、本発明の包装箱によれば、箱体を分割する際に、段ボールの表ライナの表層剥離の発生を抑えてミシン目縁の外観低下を防止することができる。
これによれば、波状切目の両端が前後の直線状切目に向かって延び、かつ、直線状切目と波状切目が破断方向に対して必ず重複しているため、蓋板を破断していく力が、直線状切目と波状切目との間から逃げにくい。
また、前記曲線状切目が波状切目であることで、前記蓋板を破断する前に前記主破断可能線に沿って該蓋板に折癖をつけるときに、誤って前記副破断可能線に沿って該蓋板が折れてしまうことを防ぐことができる。
したがって、この構成を備える包装箱によれば、箱体を分割する際に、より段ボールの表ライナの表層剥離の発生を抑えてミシン目縁の外観低下を防止することができる。
ところで、本発明の包装箱においては、前記波状切目の両端部の各延長線と、直線状切目とのなす角は、鋭角よりも直角に近い方が好ましい。なぜなら、前記波状切目の両端部の各延長線と直線状切目とのなす角が直角に近いほど、上記例でいえば、直線状切目の先端から蓋板が裂けていくときに、次の波状切目の基端より先端側で破断を確実に伝達させやすく、また、この波状切目の先端から蓋板が避けていくときに、次の直線状切目に裂けていく力を接続しやすいためである。
しかしながら、波状切目をなだらかな曲線を描きつつ、かつ、直線状切目とのなす角を直角に近づけると、波状切目の振幅が大きくなってしまう。この場合、該波状切目を大きくした分だけ分割する箱体の蓋体の切断端縁が抉れてしまい、外観低下を招いてしまう。
よって、本発明の包装箱においては、前記波状切目は、少なくとも一周期以上の波形であることが好ましい。
これによれば、前記波状切目が一周期未満の例えば弓状の場合と比較したときに、該波状切目の振幅を小さくしつつ、前記直線状切目とのなす角を直角に近づけることができるため、分割する箱体の蓋板の切断端縁の外観低下を防止することができる。
本発明の包装箱は、底板部と該底板部の周縁から立設される側壁部とを有する有底筒状の箱体が、前記側壁部同士が隣り合うように複数個配列されるとともに、前記複数個の前記箱体の開放端が一の蓋板で閉塞された包装箱において、前記蓋板には、各箱体の境界に沿って、破断可能線が設けられており、前記破断可能線は、断続した直線状切目によって形成された主破断可能線と、主破断可能線に沿って延びる断続した曲線状切目によって形成された副破断可能線と、を備え、各曲線状切目は、少なくとも一部に曲線を含む切目であって、一の直線状切目と該一の直線状切目に隣接する直線状切目との間隙に隣接する位置に配置され、前記破断可能線の破断方向を先端方向としたときに、前記曲線状切目の基端部は、前記一の直線状切目の先端部と同じまたは先端部よりも基端側に配置され、前記曲線状切目の先端部は、前記隣接する直線状切目に向かって延び、前記箱体又は前記蓋板の表面には、隣接する箱体のうち副破断可能線側の箱体を識別させる破断順序表示部が設けられていることを特徴とする
これによれば、本発明は上記の例でいえば右側の箱体を把持して分割することで効果を奏するものであるため、利用者に破断順序表示部に表示された順番通りに箱体を分割させることで、確実に本発明の効果を奏させることができる。
本発明の実施形態に係る包装箱の斜視図。 図1の包装箱の展開図。 図1の包装箱の組立工程を説明する斜視図。 本発明の実施形態に係る包装箱の蓋板を破断する際の力の伝わり方を説明する平面図。
本発明の実施形態を図1~図4に基づいて説明する。
本発明の実施形態に係る包装箱1は、図1に示すように、底板部20と、該底板部の周縁から立設される四角筒状の側壁部30からなる有底筒状の箱体40の長側面同士を隣り合うように3個配列させ、すべての箱体40の上方の開放端を蓋板50で閉塞したものである。
蓋板50には、各箱体40の境界に沿って破断可能線60が2本設けられており、この破断可能線60を破断することで、包装箱1は、3個の小包装箱(図示略)に分割される。
図2に示すように、各箱体40は一枚の段ボール板紙10Aから形成され、蓋板50は一枚の段ボール板紙10Bから形成される。
段ボール板紙10Aは、上から順番に側板31、底板部20、側板31が折目線aを介して連設されている。
上側の側板31の上縁及び下側の側板31の下縁には、それぞれ折目線bを介して略矩形状の蓋側フラップ32が連設されている。各側板31の左右の側縁には、それぞれ折目線cを介して略矩形状の内フラップ33が連設されている。
底板部20の左右の側縁には、それぞれ折目線dを介して略矩形状の外フラップ21が連設されている。
段ボール板紙10Bは、矩形状の蓋板50の左右の側縁に、それぞれ折目線eを介して略矩形状の接着フラップ51が連設されている。
各接着フラップ51の先端縁には、該先端縁を3等分する2か所の位置に、それぞれU字状の切欠き51aが形成されている。蓋板50を挟んで対向する切欠き51aの底部同士を結ぶように、直線状の破断可能線60が形成されている。
破断可能線60は、断続した直線状切目61aによって形成された主破断可能線61と、主破断可能線61の下方に隣接して延びる断続した波状切目62a(本発明の「曲線状切目」に相当する。)とによって形成された副破断可能線62が交互に配置されることで形成されている。
波状切目62aは、一の直線状切目61aと一の直線状切目61aに隣接する直線状切目61aとの間隙に配置され、より具体的には、各直線状切目61aの両端部と、隣接する波状切目62aの端部とが左右方向において互いに重複する位置に形成されている。
また、波状切目62aは、両端がそれぞれ隣接する直線状切目61aに向かって延びている約1.5周期の波状の切れ目である。
次に、段ボール板紙10A及び10Bから包装箱1を組み立てる工程を説明する。
先んじて、段ボール板紙10Aから箱体40を組み立てる工程を説明する。まず、両側板31を、それぞれ折目線aに沿って底板部20と垂直になるように上方に折り曲げる。
次に、両内フラップ33を、それぞれ折目線cに沿って先端縁同士を突き当てるように折り曲げる。
次に、外フラップ21を、それぞれ折目線dに沿って折り曲げて、内フラップ33の外面に折り重ね、この外フラップ21と両内フラップ33とを接着する。この接着された外フラップ21及び両内フラップ33の2セットと、両側板31とによって、四角筒状の側壁部30が形成される。
さらに蓋側フラップ32を内側に折り曲げる。
以上で、箱体40が組み立てられる。
次に、上記工程を繰り返すことで形成された3個の箱体40を、図3Aで示すように、3個の箱体40を側板31同士が隣り合うように一列に並べて、隣り合う側板31同士を接着する。これにより、3個の箱体40が連設される。
次に、段ボール板紙10Bの接着フラップ51を、それぞれ折目線eに沿って蓋板50に対して垂直になるように折り曲げる。
次に、図3Bで示すように、各箱体40の境界に破断可能線60を重ねるような向きで、蓋板50を連設された箱体40の上にかぶせ、接着フラップ51を各外フラップ21の上に重ね合わせて接着する。
以上により、連設された箱体40の上方の開放端が閉塞され、包装箱1の形成が完了する。
次に、包装箱1を各箱体に分割して、分割した箱体を開梱する方法を説明する。
図1の右端の箱体40を右手で分割するケースを例に説明すると、まず、包装箱1を机上等の安定した場所に置き、左手で右側の破断可能線60より左側を上から押さえ、右手で右端の箱体40を把持し、右側の破断可能線60に沿って蓋板50を谷折りする。これにより、接着フラップ51に形成されている破断可能線60が破断される。
次に、把持した箱体40の奥行き側を、蓋板50の破断可能線60の手前側端部を支点として、右斜め上方向に引っ張ると、前記破断可能線60に沿って蓋板50が破断されていく。
このときの蓋板を破断する力の伝わり方を、図4A~Dを用いて、以下詳説する。図4A~Dでは、破断可能線60の破断方向を先端方向(図4A~Dにおける下方向)としたうえで、太い矢印は破断する力のかかる方向を、細い矢印は破断可能線60に沿って蓋板50が破断される方向を示している。
まず、図4Aで示すように、蓋板50は、直線状切目61aの基端から先端に向かって該直線状切目61aに沿って破断されていく。
次に、図4Bに示すように、箱体40を引っ張る力は図中の右下方向にかかっているため、蓋板50は該直線状切目61aの先端から右下方向に向かって破断されていく。このとき波状切目62aは、基端が該直線状切目61aの先端よりも上方に配置されているため、蓋板50が該直線状切目61aの先端から右下方向に破断されていったときに、該破断の先端が確実に隣接する波状切目62aに接続される。
次に、図4Cに示すように、蓋板50は該波状切目62aに沿って破断されていく。
次に、図4Dで示すように、該波状切目62aは、先端部が次の直線状切目61aに向かって延びる曲線状に形成されているため、蓋板50は、次の直線状切目61aに向かって破断されていく。このとき、次の直線状切目61aは、基端は、該波状切目62aの先端よりも情報に配置されているため、蓋板50が次の直線状切目61aに向かって破断されていったとき、該破断の先端が確実に次の直線状切目61aに接続される。
上記の動作を繰り返すことで、蓋板50を裂きながら直線状切目61aと波状切目62aとを交互に接続させていくことで、破断可能線60を全て破断され、右側の箱体40が包装箱1から分割される。
最後に、分割された箱体40のいずれかの接着フラップ51の側縁を指で摘んでめくりあげて引っ張り、蓋板50を該箱体40からはがすことで該箱体40の上方端が開放され、該箱体40の開梱が完了する。
以上説明した本実施形態の包装箱1によれば、図4A~Dに示す直線状切目61a及び波状切目62aの形状及び配置によって、蓋板50を破断する力を破断可能線60の外に逃がしにくいため、蓋板50の表ライナの表層剥離の発生を抑えることができる。よって、本実施形態の包装箱1によれば、蓋板50を破断可能線60で破断したときの切断面の外観低下を防止することができる。
また、本実施形態の包装箱1では、接着フラップ51が内フラップ33,33に接着されているため、各小包装箱を確実に閉塞することができる。
また、本実施形態の接着フラップ51は、蓋板50の左右の側縁から各箱体40に対応して、分離したフラップが各3枚形成されたものではなく、1枚のフラップとして一体に形成されている。よって、本実施形態の包装箱1では、蓋板50が破断可能線60に沿って意図せず谷折りされることを防止することができる。
そして、この接着フラップ51には、破断可能線60が形成されているため、蓋板50を破断する際の事前準備として、破断可能線60に沿って蓋板50を谷折りして折癖をつける際に、同時に接着フラップ51を破断することができる。
また、この接着フラップ51の破断可能線60も直線状切目61a及び波状切目62aから形成されているところ、破断可能線60に沿って蓋板50を谷折りする際にも接着フラップ51には図4A~図4Dで示したような右側に引っ張る力がかかるため、接着フラップ51の破断可能線60も確実に破断させることができる。
また、この接着フラップ51には、各破断可能線60の両端に切欠き51aが形成されているため、破断のきっかけを得やすい。
以下、変形例について説明する。
蓋板50や接着フラップ51等には、数字、ローマ字、その他の記号を付すことでどの小包装箱から分割していけばよいかを示す破断順序表示部が設けられていることが好ましい。この構成を備える包装箱1によれば、例えば図1の包装箱において誤って左側から分割してしまうことを防止することができる。
本実施形態においては、四角筒状の箱体40を示したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば三角筒状、六角筒状、八角筒状等であってよく、円筒状であってもよい。
また、本実施形態においては、3個の箱体を有するものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、2個以上であればよい。
また、本実施形態においては、箱体40の長側面同士が隣り合うように配列されたものを示したが、短側面同士が隣り合うように配列されてもよく、長側面同士及び短側面同士が隣り合うように縦2×横2、縦5×横3のように配列されてもよい。
また、本実施形態においては、蓋板50には、破断可能線60が2本設けられているものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、箱体40の個数に応じて変更可能である。
また、本実施形態においては、2本の破断可能線60は、ともに、右側に波状切目62aが形成されたものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、左側の破断可能線60では、左側に波状切目62aが形成することもできる。これによれば、左右どちらの小包装箱からも分割することができる。
また、本実施形態においては、材料として段ボール板紙10A及び10Bを用いたが、本発明はこれに限るものではなく、厚紙等の板紙を用いてもよい。
また、本実施形態においては、上側の側板31の上縁及び下側の側板31の下縁には、それぞれ略矩形状の蓋側フラップ32が連設されているものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、蓋側フラップ32は連設されていなくてもよい。
また、本実施形態においては、箱体40の短側面を閉塞する際に、先に内側に折り曲げた内フラップ33の上に外フラップ21を折り重ねて接着するものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、先に内側に折り曲げた外フラップ21の上に内フラップ33を折り重ねて接着するものでもよく、さらに、箱体40の短側面は、例えば一枚の矩形状の側板によって閉塞されていてもよい。
また、本実施形態においては、蓋板50は矩形状であるものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、平行四辺形状や六角形状等、箱体の底板部の形状に応じて変更可能である。
また、本実施形態においては、蓋板50の左右の側縁には、3つの箱体40に跨るような一体形成された接着フラップ51が連設されているものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、接着フラップ51は、各箱体40にそれぞれ貼付するように分割して形成してもよい。
また、本実施形態においては、各接着フラップ51の上縁には、それぞれU字状の切欠き51aが形成されているものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、V字状やコの字状であってもよいし、切欠き51aは形成されていなくてもよい。
また、本実施形態においては、各接着フラップ51に、蓋板50の破断可能線60と同一形状の破断可能線が形成されたものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、蓋板50の破断可能線と、接着フラップ51の破断可能線とが異なる形状のものであってもよい。
また、本実施形態においては、各直線状切目61aの両端部と、隣接する波状切目62aの端部とが破断の進行方向(以下、単に「高さ」という。)において互いに重複する位置に形成されたものを示したが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、波状切目62aの基端は、直線状切目61aの先端と同じ高さ以上に高い位置(進行方向基端側)にあればよく、波状切目62aの先端は、先端部から延ばした仮想線が次の直線状切目61aに向かっていればよい。
また、本実施形態においては、波状切目62aは波の周期が約1.5周期であるものを示したが、本発明はこれに限るものではなく、両端が隣接する直線状切目61aに向かって延びていれば、2.5周期や3.5周期等であってもよい。また、波状切目62aは一部が直線状であってもよく、例えば、中間部が直線状であってよく、端部が直線状であってもよい。
1…包装箱
20…底板部
30…側壁部
40…箱体
50…蓋板
60…破断可能線
61…主破断可能線
61a…直線状切目
62…副破断可能線
62a…波状切目

Claims (3)

  1. 底板部と該底板部の周縁から立設される側壁部とを有する有底筒状の箱体が、前記側壁部同士が隣り合うように複数個配列されるとともに、前記複数個の前記箱体の開放端が一の蓋板で閉塞された包装箱において、
    前記蓋板には、各箱体の境界に沿って、破断可能線が設けられており、
    前記破断可能線は、断続した直線状切目によって形成された主破断可能線と、
    該主破断可能線に沿って延びる断続した曲線状切目によって形成された副破断可能線と、を備え、
    各曲線状切目は、少なくとも一部に曲線を含む切目であって、一の直線状切目と該一の直線状切目に隣接する直線状切目との間隙に隣接する位置に配置され、
    前記破断可能線の破断方向を先端方向としたときに、前記曲線状切目の基端部は、前記一の直線状切目の先端部と同じまたは先端部よりも基端側に配置され、前記曲線状切目の先端部は、前記隣接する直線状切目に向かって延び
    前記曲線状切目は、波状切目であって、
    前記波状切目の基端部は、前記一の直線状切目に向かって延び、前記波状切目の先端部は、前記隣接する直線状切目の基端部よりも先端側に配置されることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記波状切目は、少なくとも一周期以上の波形であることを特徴とする包装箱。
  3. 底板部と該底板部の周縁から立設される側壁部とを有する有底筒状の箱体が、前記側壁部同士が隣り合うように複数個配列されるとともに、前記複数個の前記箱体の開放端が一の蓋板で閉塞された包装箱において、
    前記蓋板には、各箱体の境界に沿って、破断可能線が設けられており、
    前記破断可能線は、断続した直線状切目によって形成された主破断可能線と、
    該主破断可能線に沿って延びる断続した曲線状切目によって形成された副破断可能線と、を備え、
    各曲線状切目は、少なくとも一部に曲線を含む切目であって、一の直線状切目と該一の直線状切目に隣接する直線状切目との間隙に隣接する位置に配置され、
    前記破断可能線の破断方向を先端方向としたときに、前記曲線状切目の基端部は、前記一の直線状切目の先端部と同じまたは先端部よりも基端側に配置され、前記曲線状切目の先端部は、前記隣接する直線状切目に向かって延び、
    前記箱体又は前記蓋板の表面には、
    隣接する箱体のうち副破断可能線側の箱体を識別させる破断順序表示部が設けられていることを特徴とする包装箱。
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