JPH07257546A

JPH07257546A - 厚紙箱用素材と厚紙箱

Info

Publication number: JPH07257546A
Application number: JP7017701A
Authority: JP
Inventors: Regis G Dorier; ジルベールドリエールレジス; Daniel Staszak; スタザクダニエル
Original assignee: Eastman Kodak Co
Current assignee: Eastman Kodak Co
Priority date: 1994-02-07
Filing date: 1995-02-06
Publication date: 1995-10-09
Also published as: FR2715913B1; EP0666218A1; EP0666218B1; US5549243A; DE69501267T2; DE69501267D1; FR2715913A1

Abstract

(57)【要約】【目的】引きちぎりストリップなしで容易に開くこと
ができ余分の工具を要しないで開放できる箱を提供す
る。【構成】箱１０に用いられる素材は、箱の開口に等し
い寸法を有し箱を閉じるため相互に接着される主フラッ
プ２０，２０′，２２，２２′を有している。外側頂部
フラップ２０は折り目の近くに位置するミシン目３０を
有し、内側頂部フラップ２２は、箱の開放中ミシン目３
０の中央部分３６の押込みを妨げないようになっている
第１の切抜き４０と、箱が完全に開かれる時外側頂部フ
ラップ２０の引きちぎりを妨げないようになっている第
２の切抜き４０，４４とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は包装に関する。さらに詳
細には、本発明は数個の瓶又はその他の目的物を１つの
箱の中に包装するのに用いられる厚紙の箱の開口部に関
する。

【０００２】

【従来の技術】包装のための平方六面体の厚紙箱は公知
であり、２つずつに折りたたむことができまた箱の垂直
面と一体で一方において箱の底部を形成し他方において
箱の頂部を形成するようにしている複数のパネルを含ん
でいる。これらの箱はアメリカンボックスとして当該技
術では普通に知られている。本発明はアメリカンボック
スのある型に適用することができる。本発明と共に用い
ることのできる箱は一般に２つの横のフラップを有し、
これらのフラップは９０°の角度で折られた時同じ高さ
で相互に向き合って配置され、また一方が外側で他方が
内側の２つのフラップは、９０°の角度で折られた時箱
の開口の実質的に全部を覆いまた相互に接着して箱を形
成し閉じるようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような公知の箱を
開くためには、ナイフの刃のような器具を１つ又は複数
のフラップの下側に挿入すること、又は手でフラップの
横の端縁を掴むこと、あるいはフラップを持ち上げるこ
とができるようにするため箱をその形がくずれるように
することが必要であり、これらは全て普通のことである
が、比較的厄介な操作である。このような厚紙箱に例え
ばポリエチレンのようなプラスチックで作られた舌片又
は引きちぎりストリップを設け、厚紙が引裂かれ箱がそ
のため開かれるようにすることが提案された。しかし、
厚紙に取付けられたこの引きちぎりストリップの使用は
箱のコストを増大しまたこのような異質の材料を含むた
め再生利用を妨げるものとなる。

【０００４】本発明はしたがって、引きちぎりストリッ
プを設けた箱よりも低いコストで、しかも容易に開くこ
とができ余分の工具の使用を要しない、効率的な開放手
段を備えた箱を提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は長さＬ、幅がｌ
及び高さがｈの厚紙箱のための素材に関し、この素材は
一方においてその長さが実質的に２（Ｌ＋ｌ）に等しく
幅が箱の高さｈに等しくまた折り目線が設けられ箱を形
成するため折られるようにしている主要部分を有し、こ
の主要部分は高さに等しい寸法を有する端部の一方に主
要部分の他端に接着されるようになっているつまみ片が
設けられそれによりこの主要部分が素材を接着し主要部
分上の横方向に配された折り目線に沿って折られた後箱
の４つの垂直な壁を区画形成し、その２つの側壁の幅が
ｌで高さがｈであり、前壁と後壁の長さがＬで高さがｈ
であるようになっている。他方において上記素材は主要
部分の各側に配設された２組の４つのフラップを有し、
箱の底部と頂部とをそれぞれ形成し、各組のフラップ
が、実質的に正方形の全体形状の２つの横のフラップ
と、箱が形成されたとき箱の底部又は頂部の表面の実質
的に全面を被覆する表面をそれぞれが有する外側及び内
側フラップとを具備している。素材は、

【０００６】（ａ）箱の頂部に接合された外側頂部フラ
ップが、３つの部分からなるミシン目を有し、これら部
分のうちの２つの実質的に対称の外側部分が、実質的に
同一の中心を有し外側頂部フラップと主要部分との間の
折り目線の近くに配設された円の円弧を区画形成し、ま
た中央部分を有し、この中央部分の凸面側が２つの外側
部分の凸面側とは反対方向を向き、前記ミシン目の外側
部分上の点と折り目線との間の距離が前記ミシン目に沿
って前記中央部分からの距離と共に漸次増大するように
なっており、（ｂ）箱の頂部に接合された内側頂部フラ
ップが内側頂部フラップと主要部分との間の折り目線の
反対側の外側端縁上に、前記ミシン目の中央部分に適合
し箱の開放中前記ミシン目の中央部分によって区画形成
された外側頂部フラップの部分を押し込むのをほとんど
妨げないようにする第１の形状と、前記ミシン目の２つ
の外側部分に適合し箱の開放中外側頂部フラップの引き
ちぎりをほとんど妨げないようにする第２の形状とを有
している、ことを特徴としている。

【０００７】

【実施例】本発明の他の特徴と利点は添付図面を参照す
る以下の記載から明らかとなる。各図面において同一要
素には同一の符号がつけられている。図５は本発明を採
用するために変更された当該技術において周知のアメリ
カンボックス１０を略図式に示している。この箱は、切
断され折り目線（各図に鎖線で示されている）が設けら
れこれら折り目線に沿って容易に折ることができるよう
にした素材（例えば図１又は２に示されている）から得
られる。

【０００８】図５に見られるように、箱は長さＬ、幅
ｌ、高さｈである。２つの壁だけが図５にはっきり見ら
れる箱の４つの垂直壁は符号１２，１２′，１４及び１
４′が付けられている。箱１０の一側を区画形成する垂
直壁１４のうちの１つが、隣接する垂直壁（箱が形成さ
れた時の）の内側に接着されるようになっているつまみ
片１６だけ箱の全高さにわたって延長されている。図１
と２においてつまみ片１６は壁１２′の対応の斜線を施
した部分１６′に接着されるようになっている。箱の頂
部は４つのフラップ、すなわち外側頂部フラップ２０と
内側頂部フラップ２２と２つの横のフラップ２４及び２
６とからなっている。本発明は箱に、箱１０の頂部の実
質的に全体を覆う外側フラップと内側フラップとを加え
る。有利にはこれらフラップは実施を容易にする面取り
部が設けられる。図５において、内側頂部フラップは本
発明による箱の閉鎖の間その正常位置に折り返されてい
る。さらに、箱の一定部分が切欠かれて横の頂部フラッ
プがより良く見えるようにしている。

【０００９】箱１０の底部は箱の頂部と同じように、４
つのフラップ、すなわち外側底部フラップ２０′と内側
底部フラップ２２′と２つの横の底部フラップ２４′と
２６′とからなっている。有利には、頂部フラップと底
部フラップとが各垂直壁１２と１２′に、それぞれ取付
けられる。

【００１０】箱１０を形成するために、横の底部フラッ
プ２４′と２６′がまず最初に折り込まれ、ついで内側
底部フラップ２２′がまた最後に外側底部フラップ２
０′が折り込まれこの外側底部フラップ２０′はその内
面が内側底部フラップ２２′の外面に接着される。箱に
中身が詰められた後、箱は横の頂部フラップ２４と２６
とを折り込むことにより閉鎖され、次に内側頂部フラッ
プ２２がそして最後に外側頂部フラップ２０が折り込ま
れ外側頂部フラップ２０はその内面が内側頂部フラップ
の外面に接着される。この接着作用は箱に中身が詰めら
れた直後に行われることが明らかである。

【００１１】本発明によれば、また箱が容易に開放され
るのを保証するため、外側頂部フラップ２０には外側頂
部フラップとこれが取付けられる垂直壁１２′との間の
折り目線の近くに予め形成されかつ位置するミシン目が
設けられる。このミシン目は３つの部分、すなわち中央
部分３６とその両側の２つの部分３２，３４とからなっ
ている。

【００１２】図１から４に見られるように、上記２つの
外側部分は実質的に対称であり円弧の形状を有してい
る。有利には円弧の中心は一致し、外側頂部フラップ２
０とこれが取付けられる垂直壁１２′との間に位置する
折り目線の垂直二等分線上にある。これら円弧は図１と
２に示すように配置されそれにより前記ミシン目３０の
外側部分３２，３４上の点と折り目線との間の距離がこ
のミシン目３０の中央部分３６からの距離と共にこのミ
シン目に沿って漸次増大するようになっている。

【００１３】ミシン目３０の外側部分３２，３４を箱の
頂部において折り目から次第に遠ざかるような円弧に形
成することにより、箱が開かれ外側フラップ２０が引き
ちぎられる時に加える力の大きさを減少させることがで
きる。ミシン目の中央部分３６は図１から４に示される
ように様々な形状とすることができる。この中央部分は
例えば親指で押すことにより箱の内側に押し込むように
される。

【００１４】有利には、この中央部分の押し込まれた後
の大きさは、この押し込みによって生じた開口の中に２
本又は３本の指が挿入できるようにしまたそのため外側
頂部フラップとこれが接着される内側頂部フラップとを
容易に引っ張ることができるようにする。このミシン目
を箱の折り目の直ぐ近くに位置させるため、ミシン目３
０の中央部分３６の凹面側がミシン目の外側部分３２，
３４によって区画形成された曲線の凹面側とは反対側に
向くようにする。

【００１５】図３に見られるように、中央部分は台形の
形状とし又は図４に示されるように三角形とすることが
できる。

【００１６】図１及び２に示される好適な実施態様にお
いて、中央部分は実質的に半円の形状を有し、この半円
の凸面側が２つの外側部分により区画形成された曲線の
凸面側の反対方向を向くようにする。

【００１７】箱を容易に開放できるようにするため、内
側頂部フラップ２２の形状を適合させることがまた必要
である。内側頂部フラップとこれが連結される垂直壁１
２との間の折り目線の反対側の内側頂部フラップの外端
縁は、ミシン目３０の中央部分の形状に適合し外側頂部
フラップの部分の開放中の押し込みを妨げないようにす
る第１の切抜き４０を持たなければならない。有利な実
施態様においては、切抜き４０はミシン目の中央部分３
６の最大寸法より大きな直径を有する円の一部の形状を
有し、外側頂部フラップが箱の垂直壁に対し９０°に折
られた時にこの中央部分３６上に実質的に中心が位置す
るようにする。

【００１８】内側頂部フラップ２２の一定部分が箱が閉
鎖された時ミシン目と折り目線の折り目との間に位置す
る外側頂部フラップ２０の部分と当接するようになるの
で、この内側頂部フラップ２２の一定部分を取除くこと
がまた必要となる。したがって内側頂部フラップ２２の
外端縁はさらに外側部分３２，３４に一致する第２の切
抜き４２，４４を有し、それにより箱が開放される時外
側頂部フラップ２０の引きちぎりを妨げることがないよ
うにする。

【００１９】好適な実施態様においては、この第２の切
抜きは、第１の切抜きを箱の側部垂直壁１４，１４′の
近くに位置する内側頂部フラップの側縁に接合しそれに
よりこの側縁の高さでの内側頂部フラップの寸法が外側
頂部フラップを箱の対応垂直壁に連結する折り目線の反
対側の外側頂部フラップの端縁からミシン目３０の両端
部までの距離にほぼ等しくなるようにする、真直ぐの線
である。

【００２０】図２に示されるような、箱の長さＬが箱の
幅ｌの２倍より小さい、他の実施態様において、横のフ
ラップ２４，２６及び２４′，２６′は箱の形成と閉鎖
の間に折られた時に重なり合わないよう僅かに減少され
た寸法としなければならない。箱の長さＬが箱の幅ｌの
２倍より僅かに小さい時は、横の頂部及び底部のフラッ
プのうちの１つだけの寸法が箱が形成され閉鎖される時
にこれらフラップが重ならないようにするため減少され
ることが明らかである。

【００２１】このような箱にとって、余分の切抜きをこ
の２つの横の頂部フラップに設けることが必要である。
この切抜きは、内側頂部フラップ２２と横のフラップを
箱の側壁１４，１４′に連結する折り目線とは反対側
の、この２つの横のフラップ２４，２６の隅部の１つに
位置している。このようにして、余分の切抜きは、箱が
閉鎖された時ミシン目３０の中央部分３６の位置と同じ
位置を占める。したがって箱のいかなる部分もミシン目
３０の中央部分３６と一致する位置に存在せずまた外側
頂部フラップの対応部分が押し込まれるのを阻止する部
分が全くない。

【００２２】好適な実施態様においては、厚紙箱は２．
４ＢＥ段ボール紙（ＬＮＥＣ．２７参照）、すなわち
平滑なボール紙によって隔離された小さなリブと微小な
リブとを有し全体が平滑なボール紙によって両側面を被
覆した両面複合サンドウイッチの段ボール紙の部材から
作られる。

【００２３】有利には、ミシン目は切断された部分と切
断されない部分との交互の連続からなる。特に有利な実
施態様においては、切断部分の長さが切断されない部分
の２倍に等しい。上記の段ボール紙に関し、切断されな
い部分の長さは３mmで切断部分の長さは６mmである。

【００２４】箱に閉じた時の適当な強度を与えしたがっ
てまた積重ねができるようにするため、ミシン目の両端
部は外側頂部フラップの側縁から約４cmに位置しまたミ
シン目３０と外側フラップを箱の対応側壁に連結する折
り目線との間の距離はその最も近い点で約１５mmとする
のが有利である。

【００２５】有利にはミシン目の中央部分の直径が約６
cmでミシン目の２つの外側部分を区画形成する円弧の半
径が３５cmより小さいようにする。１つの有利な実施態
様では、この半径は２７cmである。第１の切抜き４０の
直径がミシン目の中央部分３６の直径より大きくそして
有利な実施態様では約８cmである。中央部分が特に半円
の形状を有している特に有利な実施態様において、穴あ
けされた部分はミシン目３０の対称の軸線の部分で他の
穴あけされた部分よりも幾分か大きくするのが有利であ
る。特定の実施態様において、切断部分は６mmの寸法を
有し対称の軸線の部分での切断部分は約２０mmの寸法を
有している。この大きな切断は箱の開放をさらに容易に
する。

【００２６】本発明のその他の特徴は次のとおりであ
る。請求項１から３に記載されている本発明の要素に加
えて、以下の特徴を具備することができる。

【００２７】ａ．ミシン目の中央部分が実質的に半円で
ある素材又は箱

【００２８】ｂ．第１の形状が半円の切抜きである素材
又は箱

【００２９】ｃ．第２の形状が、第１の形状を箱の側壁
に隣接する内側頂部フラップの側縁に連結する２つの直
線状の傾斜部分からなりこれら側縁の部分における内側
頂部フラップの寸法が外側頂部フラップを箱の対応垂直
壁に連結する折り目線と反対側の外側頂部フラップの側
のミシン目の両端を離間させる距離にほぼ等しくなるよ
うにしている、素材又は箱

【００３０】ｄ．２．４ＢＥ型の段ボール紙箱を生産す
るための素材又は箱であって、ミシン目が切断部分と切
断しない部分との交互の連続からなり、切断部分が切断
しない部分の長さの２倍の長さを有していることを特徴
とする素材又は箱

【００３１】ｅ．ミシン目の外側部分を区画形成する円
の円弧が３５cmより小さい半径を有している前記特徴ｄ
の素材又は箱

【００３２】ｆ．中央部分の近くに位置するミシン目の
外側部分の各部分が約６cmの距離だけ離されている前記
特徴ｄの素材又は箱

【００３３】ｇ．ミシン目が箱の側壁から約４cmで終わ
っている前記特徴ｄの素材又は箱

【００３４】

【発明の効果】上記の箱は使用が容易の開放位置を有し
ている。さらに、この開放装置は箱が再生利用されるの
を妨げる何らの他の材料も含んでいない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の素材の第１の実施態様を示す図であ
る。

【図２】異なった寸法を有する箱のための本発明の素材
の他の実施態様を示す図である。

【図３】本発明によるミシン目の可能な構造の概略図で
ある。

【図４】図３に示す構造とは異なるミシン目の概略図で
ある。

【図５】本発明によるアメリカンボックスの概略斜面図
である。

【符号の説明】

Ｌ…長さｌ…幅ｈ…高さ１０…箱１２，１２′…前後の垂直側壁１４，１４′…左右の垂直側壁１６…つまみ片１６′…つまみ片の接着する壁部分２０…外側頂部フラップ２０′…外側底部フラップ２２…内側頂部フラップ２２′…内側底部フラップ２４，２６…横の頂部フラップ２４′，２６′…横の底部フラップ３０…フラップのミシン目３２，３４…円弧状外側部分３６…円弧状中央部分４０…フラップの中央切抜き４２，４４…フラップの隅部切抜き

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】長さがＬ、幅がｌ、高さがｈの厚紙箱の
ための素材であって、一方において主要部分を有し、主
要部分の長さが実質的に２（Ｌ＋ｌ）に等しくまた幅が
箱の高さｈに等しく、さらに箱を形成するため前記素材
を折り込むことのできるよう折り目線が設けられ、前記
主要部分は箱の高さに等しい寸法を有する両端の部分の
一方に主要部分の他端（１６′）に接着されるようにな
っているつまみ片（１６）が設けられ、主要部分が、接
着と主要部分に横方向に配された折り目線に沿う素材の
折り込みとの後に、長さがｌで高さがｈの２つの側壁
（１４，１４′）と長さがＬで高さがｈの前壁（１２）
及び後壁（１２′）とからなる４つの垂直壁を区画形成
するようになっており、また他方において、前記主要部
の各側に配設されて箱の底面と頂面とをそれぞれ形成す
る２組の４つのフラップを有し、各組のフラップが、実
質的に正方形の全体形状の２つの横のフラップ（２４，
２６，２４′，２６′）と、箱が形成されたとき箱の底
部又は頂部の実質的に全表面を覆う表面をそれぞれが有
する外側フラップ及び内側フラップ（２０，２２，２
０′，２２′）とを有している厚紙箱用素材において、（ａ）箱の頂部に接合された外側頂部フラップ（２０）
が、実質的に同一の中心を有する円の円弧を区画形成し
外側頂部フラップと主要部分との間の折り目線の近くに
配された２つの実質的に対称の外側部分（３２，３４）
と凸面側が前記２つの外側部分の凸面側とは反対側に向
く中央部分（３６）との３つの部分からなるミシン目
（３０）を有し、前記ミシン目の外側部分上の点と前記
折り目線との間の距離が前記ミシン目に沿って前記中央
部分からの距離と共に漸次増大するようになっており、（ｂ）箱の頂部に接合された内側頂部フラップ（２２）
が、内側頂部フラップと主要部分との間の折り目線とは
反対側の外端縁に、ミシン目の中央部分に適合し箱の開
放中ミシン目の中央部分によって区画形成された外側頂
部フラップの部分を押し込むのを妨げることのないよう
にする第１の形状（４０）と、ミシン目の２つの外側部
分に適合し箱の開放中外側頂部フラップの引きちぎりを
妨げることのないようにする第２の形状（４２，４４）
とを有している、ことを特徴とする厚紙箱用素材。
【請求項２】長さＬが箱の幅ｌの２倍より小さく、頂
部の横のフラップの少なくとも一方と底部の横のフラッ
プの少なくとも一方が箱の幅より小さい幅を有し、内側
頂部フラップと該フラップを箱の対応垂直側壁に連結す
る対応折り目線とは反対側の２つの横の頂部フラップの
各々の隅部が切取られて箱が閉鎖された時ミシン目の中
央部分の反対側に位置する部分が自由となるようにし、
箱の開放中ミシン目の中央部分によって区間形成された
外側頂部フラップの部分の押し込みを妨げないようにし
ていることを特徴とする、箱を生産するための、請求項
１に記載の素材。
【請求項３】長さがＬ、幅がｌ、高さがｈの厚紙箱で
あって、一方において主要部分を有し、主要部分の長さ
が実質的に２（Ｌ＋ｌ）に等しく、幅が箱の高さｈに等
しく、また箱を形成するため素材を折り込むようにする
折り目線が設けられ、さらに主要部分は箱の高さに等し
い寸法を有する両端の部分の一方に、主要部分の他方の
端部（１６′）に接着されるようになっているつまみ片
（１６）が設けられ、主要部が、接着と主要部に横方向
に配された折り目線に沿う素材の折り込みとの後に、長
さがｌ高さがｈの２つの側壁（１４，１４′）と長さが
Ｌ高さがｈの前壁（１２）及び後壁（１２′）とからな
る箱の４つの垂直側壁を区画形成するようになってお
り、また他方において、主要部分の各側に配設され箱の
底部と頂部とをそれぞれ形成する２組の４つのフラップ
を有し、各組のフラップが、実質的に正方形の全体形状
の２つの横のフラップ（２４，２６，２４′，２６′）
と、箱が形成された時箱の底部又は頂部の実質的に全表
面を覆う表面をそれぞれが有する外側フラップ及び内側
フラップ（２０，２２，２０′，２２′）とを有してい
る、厚紙箱において、（ａ）箱の頂部に接合された外側頂部フラップ（２０）
が、実質的に同一の中心を有する円の円弧を区画形成し
外側頂部フラップと主要部分との間の折り目線の近くに
配された２つの実質的に対称の外側部分（３２，３４）
と、凸面側が２つの外側部分の凸面側とは反対方向を向
く中央部分（３６）との３つの部分とからなるミシン目
（３０）を有し、ミシン目の外側部分上の点と折り目線
との間の距離が、ミシン目に沿い中央部分からの距離と
共に漸次増大しており、（ｂ）箱の頂部に接合された内側頂部フラップ（２２）
が、内側頂部フラップと主要部分との間の折り目線とは
反対側の外端縁に、ミシン目の中央部分に適合し箱の開
放中ミシン目の中央部分によって区画形成された外側頂
部フラップの部分の押し込みを妨げないようにする第１
の形状（４０）と、ミシン目の２つの外側部分に適合し
箱の開放中外側頂部フラップの引きちぎりを妨げないよ
うにする第２の形状（４２，４４）とを有していること
を特徴とする厚紙箱。