JPH052376Y2 - - Google Patents

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JPH052376Y2
JPH052376Y2 JP1987158524U JP15852487U JPH052376Y2 JP H052376 Y2 JPH052376 Y2 JP H052376Y2 JP 1987158524 U JP1987158524 U JP 1987158524U JP 15852487 U JP15852487 U JP 15852487U JP H052376 Y2 JPH052376 Y2 JP H052376Y2
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JP
Japan
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pedal
pedal arm
brake
width direction
vehicle width
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車に採用されるブレーキペダル
の支持構造に関し、特にブレーキペダルの踏面と
マスタシリンダとが車幅方向に離れた位置に配置
された場合の、踏込み力に対するブレーキペダル
の剛性を向上できるようにしたブレーキペダルの
形状の改善に関する。
〔従来の技術〕
一般にブレーキペダルは、運転者の踏込み操作
によつて、マスタシリンダに接続されたブレーキ
ブースタの作動軸を前後動させるためのものであ
り、従つて上記踏込み力に耐える剛性が必要であ
り、かつ運転者が踏込み動作をやり易い位置に配
設する必要がある。上記剛性の点からは、ブレー
キペダルの踏面とブレーキブースタの作動軸とを
車幅方向に一致させるのが望ましい。しかしなが
ら、例えばFF車のエンジンルーム内及び車室内
には操向、変速装置等各種の機器が搭載されるこ
とから過密になつており、ブレーキペダルを操作
し易い位置に配設し、かつブレーキブースタとブ
レーキペダルの踏面とを車幅方向に一致させるの
は困難であり、両者は車幅方向に大きくオフセツ
トされることがある。
上記ブレーキブースタとクラツチペダルの踏面
とがオフセツトしている場合、従来、例えば第4
図に示すような形状のブレーキペダルが採用され
ている。図において、19はブレーキペダルであ
り、これは回転自在に軸支された円筒部材20
に、ブースタアーム21とペダルアーム22とを
該円筒部材21の幅方向に離して溶接し、上記ブ
ースタアーム21の一端にブレーキブースタ23
の作動軸を接続するとともに、上記ペダルアーム
22の延長端に踏面24を形成して構成されてい
る。また、上記ペダルアーム22には、ストツパ
支持板25が溶接されており、図示していない
が、このストツパ支持板25には、ブレーキラン
プを作動させる検出スイツチ用ストツパが取り付
けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来のブレーキペダルは、円
筒部材の一端にペダルアームが、他端にブースタ
アームが接続されており、つまりブレーキペダル
を踏込んだ時の踏力は円筒部材の一端側に加わ
り、円筒部材を通つて他端に伝達される構造であ
ることから、特に上記円筒部材に大きなねじりモ
ーメントが作用する。従つて、ブレーキペダルの
剛性を向上させるには上記円筒部材を極端に大径
のものにする必要があり、剛性上不利な構造であ
るという問題点がある。また、上記連結構造で
は、ペダルアームと別個にブースタアームが必要
であり、それだけ部品点数が多くなるとともに、
製作工数も増加するという問題点もある。
本考案は上記従来の問題点を解決するためにな
されたもので、最小限の部品点数で済み、かつ剛
性を向上できるブレーキペダルの支持構造を提供
することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ブレーキペダルの踏面から車幅方向
に離れた位置にブレーキブースタを配置する場合
のブレーキペダルの支持構造において、回動自在
に軸支された支持部材にペダルアームの揺動支点
を固着し、該ペダルアームの、上記揺動支点を挟
んで上記踏面と反対側部分にマスタシリンダに連
結される連結部を延長形成し、該ペダルアームの
中間部分を車幅方向に湾曲させることにより上記
踏面を上記連結部から車幅方向に離れた位置に位
置させるとともに、上記湾曲部と上記支持部材と
の間に両者を接続固定するステー板を配設するこ
とにより該ステー板と上記支持部材と上記ペダル
アームとで略三角形を形成し、上記ステー板にブ
レーキスイツチ用ストツパ取付孔を設けたことを
特徴としている。
〔作用〕
本考案に係るブレーキペダルの支持構造によれ
ば、支持部材にペダルアームの揺動支点を固着
し、該ペダルアームの中間部分を車幅方向に湾曲
させるとともに、該湾曲部と上記支持部材との間
にステー板を配設したので、ペダルアームの踏込
み力は上記ペダルアームの湾曲部、ステー板及び
支持部材で構成される略三角形状部分全体でもつ
てペダルアームの踏面から作動軸を介してブレー
キブースタに伝達されることとなり、剛性を向上
させる上で有利であり、従来の一端側から円筒部
材のみを通つて他端に伝達される構造に比べて剛
性を大幅に、かつ容易に向上できる。
また本考案は、ペダルアームを湾曲させ、その
揺動支点を挟んで踏面と反対側部分にマスタシリ
ンダを連結するようにしたので、つまり踏面とマ
スタシリンダとが離れていながらペダルアームの
揺動支点を挟んで踏面と反対側部分をマスタシリ
ンダ連結部として利用でき、それだけ部品点数を
削減できる。さらに、上記ステー板上にブレーキ
ランプの検出スイツチ用ストツパを設けることが
できるので、従来のストツパ支持板が不要とな
り、この点からも部品点数を削減でき、コストを
低減できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
ブレーキペダルの支持構造を説明するための図で
ある。
第2図において、1は車室とエンジンルームと
を仕切るダツシユパネルの車室側に取り付けられ
た支持ブラケツトであり、該支持ブラケツト1の
外側にはブレーキブースタ2が取り付けられ、内
側には本実施例のブレーキペダル3が揺動自在に
配設されている。上記ブレーキブースタ2の後端
にはマスタシリンダ4が配設され、前端には作動
軸5が接続されており、この作動軸5は上記支持
ブラケツト1内に突出している。
また、上記支持ブラケツト1の両側壁間には支
持ロツド6が架設されており、該支持ロツド6に
より円筒状の支持筒7が回転自在に支持されてい
る。この支持筒7の軸方向一端側にはペダルアー
ム8の揺動支点8aが溶接されている。さらに、
このペダルアーム8の揺動支点8aを挟んで踏面
と反対側に延びる先端部はブースタ連結部8bに
なつており、これには上記作動軸5の前端に固着
されたジヨンイト9が接続されている。
上記ペダルアーム8の揺動支点8aから下方に
延びる中間部分には、車幅方向に屈曲された湾曲
部8cが形成されており、該湾曲部8cの下端に
は踏面9が形成されている。これにより上記作動
軸5と踏面9とは車幅方向に所定長さLだけオフ
セツトされている。
また、上記湾曲部8cと支持筒7との間には横
断面コ字状のチヤンネル型のステー板10が配設
されており、該ステー板10の両端と上記湾曲部
8c、支持筒7とは溶接固定され略三角形を形成
している。このステー板10の中央部にはストツ
パ孔11が穿設されており、該ストツパ孔11に
は踏込み時にブレーキランプを点灯させる検出ス
イツチ12のストツパ(図示せず)が取り付けら
れる。なお、図示していないが、上記支持筒7に
はペダルアーム8を後方に付勢する付勢ばねが配
設されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の支持構造によれば、ペダルアーム8
の踏込み力はこれの連結部8bから作動軸5を介
してブレーキブースタ2、マスタシリンダ4に伝
達される。この場合、ペダルアーム8の踏力の一
部は、ペダルアーム8の湾曲部8cから直接連結
部8bに伝達され、残りは湾曲部8cからステー
板10、支持筒7を介して連結部8bに伝達され
る。つまり、踏力は湾曲部8c、ステー板10及
び支持筒7で構成される三角形状部分の全体を介
してブレーキブースタ2に伝達されることとな
り、剛性を向上させる上で有利であるといえる。
従つて、従来の一端側から円筒部材だけを通つて
伝達される場合に比べて剛性を大幅に向上でき
る。
また、ペダルアーム8を湾曲させることによつ
て、その上端をブレーキブースタ2位置に、下端
を踏面9位置に位置させたので、踏面9とブレー
キブースタ2とが車幅方向に離れているにもかか
わらず、1本のペダルアーム8によつて両者を連
結でき、従来のペダルアームとブースタアームと
を別個に設けた場合に比べて部品点数を削減で
き、コストを低減できる。
さらに、上記ステー板10に検出スイツチ12
のストツパを取り付けることによつて、該ステー
板10をストツパ支持板と兼用したので、従来の
ストツパ支持板を不要にでき、この点からも部品
点数を削減でき、コストを低減できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係るブレーキペダルの支
持構造によれば、支持部材と、これに固着された
ペダルアームの湾曲部との間にステー板を固着
し、略三角形を形成したので、踏力を支持部材の
軸方向に分割して伝達できる分だけ剛性を向上で
きる効果があるとともに、部品点数を削減してコ
ストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
ブレーキペダルの支持構造を説明するための図で
あり、第1図はその正面図、第2図はその斜視
図、第3図はステー板を示す斜視図、第4図は従
来の連結構造を示す正面図である。 図において、3はブレーキペダル、4はマスタ
シリンダ、7は支持筒(支持部材)、8はペダル
アーム、8aは揺動支点、8bは連結部、8cは
湾曲部、9は踏面、10はステー板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスタシリンダから車幅方向に離れた位置に踏
    面を有するブレーキペダルの支持構造において、
    回動自在に軸支された支持部材にペダルアームの
    揺動支点を固着し、該ペダルアームの、上記揺動
    支点を挟んで上記踏面と反対側部分にマスタシリ
    ンダに連結される連結部を延長形成し、該ペダル
    アームの中間部分を車幅方向に湾曲させることに
    より上記踏面を上記連結部から車幅方向に離れた
    位置に位置させるとともに、上記湾曲部と上記支
    持部材との間に両者を接続固定するステー板を配
    設することにより該ステー板と上記支持部材と上
    記ペダルアームとで略三角形を形成し、上記ステ
    ー板にブレーキスイツチ用ストツパ取付孔を設け
    たことを特徴とするブレーキペダルの支持構造。
JP1987158524U 1987-10-15 1987-10-15 Expired - Lifetime JPH052376Y2 (ja)

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JP1987158524U JPH052376Y2 (ja) 1987-10-15 1987-10-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6083805B2 (ja) * 2013-07-02 2017-02-22 本田技研工業株式会社 車両用ブレーキペダル装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59227545A (ja) * 1983-06-08 1984-12-20 Toyota Motor Corp 車両用ブレ−キペダル

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