JPH05235653A - Btl増幅装置 - Google Patents

Btl増幅装置

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JPH05235653A
JPH05235653A JP4072438A JP7243892A JPH05235653A JP H05235653 A JPH05235653 A JP H05235653A JP 4072438 A JP4072438 A JP 4072438A JP 7243892 A JP7243892 A JP 7243892A JP H05235653 A JPH05235653 A JP H05235653A
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JP
Japan
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transistor
output
circuit
phase
positive
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JP4072438A
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Inventor
Hiroyuki Funabashi
裕之 船橋
Tomoaki Yama
倫章 山
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】IC化に適して調整が不要な構成のBTL増幅
装置の保護回路を実現する。 【構成】出力トランジスタQ3の保護用の出力遮断トラ
ンジスタQ11を駆動トランジスタQ2及び出力トラン
ジスタQ3の入力側に接続し、検出トランジスタQ12
により逆流防止ダイオードD1を介して正逆2相の出力
信号C,Eを直接比較することで、スピーカ4が短絡し
ていないときには出力遮断トランジスタQ11の動作を
抑止する構成とする。その結果、外付け抵抗等の調整が
不要となり、IC化にも適するものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、BTL増幅装置に関
し、詳しくは、BTL(Balanced Transformer Less )
方式を用いた増幅装置において、負荷の短絡すなわち負
荷への出力端子間の短絡から出力用の増幅回路を保護す
る保護回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、従来のBTL増幅装置の増幅回
路を中心としたブロック図を示す。ここで、1はアン
プ、2は正相側増幅回路、3は逆相側増幅回路、4はス
ピーカである。なお、Q2は請求項2における駆動トラ
ンジスタに対応し、Q3は請求項2における出力トラン
ジスタに対応するものである。アンプ1,正相側増幅回
路2,逆相側増幅回路3は、全体で、一つのBTL増幅
器を構成し、スピーカ4を負荷として駆動する。詳述す
ると、入力信号Aを受けて、アンプ1は、それに対して
同じ位相を有する正相入力信号Bと反転した位相を有す
る逆転入力信号Dとの一対の信号を出力する。
【0003】そして、正相側増幅回路2では、正相入力
信号Bが正相上側入力信号B’と正相下側入力信号B”
とに分けられ、さらに、正相上側入力信号B’が駆動ト
ランジスタQ2及び出力トランジスタQ3により2段に
増幅されて正相出力信号Cの一部とされ、正相下側入力
信号B”が下側の出力トランジスタQ4により増幅され
て正相出力信号Cの残りとされる。この正相出力信号C
がスピーカ4の一端に入力される。同様に、逆相入力信
号Dが逆相側増幅回路3で増幅されて逆相出力信号Eと
され、この逆相出力信号Eがスピーカ4の他の一端に入
力される。
【0004】このようにして生成される正相出力信号C
と逆相出力信号Eとは互いに位相が反転している電圧信
号である。このため、正相出力信号Cの上側に対応して
出力トランジスタQ3を介してスピーカ4へ流出する出
力電流C’と、逆相出力信号Eの下側に対応して出力ト
ランジスタQ7を介してスピーカ4から流入する出力電
流E”とは、本来同一の電流である。また、正相出力信
号Cの下側に対応して出力トランジスタQ4を介してス
ピーカ4から流入する出力電流C”と、逆相出力信号E
の上側に対応して出力トランジスタQ6を介してスピー
カ4へ流出する出力電流E’とは、やはり本来同一の電
流である。
【0005】そこで、一対の増幅回路2,3を採用した
ことにより、増幅回路が単独の場合に較べて、スピーカ
4に掛かる電圧,電流がともに2倍になる。すなわち、
負荷への出力パワーが4倍になる。また、正逆2相の出
力信号C,Eによりスピーカ4を直接駆動することがで
きるので、コストや信頼性の面で問題のある大容量の結
合コンデンサを用いる必要がない。このような利点か
ら、BTL方式は、カーステレオやその他のオーディオ
機器等の大出力化のために多用されている。
【0006】ところで、このような構成のBTL方式で
は、上述の如く、リアクタンスを含む抵抗成分を有する
スピーカ4が、直接駆動される。そして、何らかの理由
でスピーカ4が短絡したりすると、負荷抵抗が無くなる
ため負荷電圧が発生しなくなる。そうすると、正相側増
幅回路2や逆相側増幅回路3は、出力電圧を上げようと
して過大な電流を流すことになる。このため、増幅回路
2,3等が破壊に至る危険性が有り、破壊を防ぐための
保護回路が必要とされる。特に、車載用のカーステレオ
では設置環境や使用環境が苛酷であり、事故の発生確率
が高いので保護回路は必須である。
【0007】図2に、上述の基本回路にそのような保護
回路を追加した正相側増幅回路20及び逆相側増幅回路
30を有する、従来のBTL増幅装置の増幅回路を中心
としたブロック図を示す。ここで、トランジスタQ11
は、“ON”すると、駆動トランジスタQ2への入力で
ある正相上側入力信号B’をバイパスすることで、出力
トランジスタQ3に過大な電流が流れないようにする。
いわば、出力遮断トランジスタである。
【0008】トランジスタQ12は、正相出力信号Cの
平均値すなわちこの例ではVcc/2と正相出力信号Cと
を比較して、正相出力信号Cがその平均値より1VF
(トランジスタのVBE)以上高ければ、“ON”する。
そして、トランジスタQ11のベース電流をバイパスす
る。つまり、この場合には負荷電圧が発生しているので
スピーカ4は短絡していないものとして、出力遮断トラ
ンジスタQ11の動作を抑止する。いわば、遮断抑止ト
ランジスタを兼ねた検出トランジスタである。
【0009】このようにして、定常時には、検出トラン
ジスタQ12がスピーカ4の両端子間に発生する電圧を
検出して出力遮断トランジスタQ11の動作を抑止する
ので、保護回路は動作せず、上述の基本形のみのときと
全く同様にしてスピーカ4を駆動する。これに対し、ス
ピーカ4が短絡したときには、電圧比較によりその状態
を検出した検出トランジスタQ12が“ON”しないの
で、出力遮断トランジスタQ11は動作可能となる。そ
こで、正相上側入力信号B’の値が大きくなって出力ト
ランジスタQ3が“ON”すると、それに連れて出力遮
断トランジスタQ11も“ON”するので、正相上側入
力信号B’が出力遮断トランジスタQ11によりバイパ
スされる。つまり保護回路が動作するので、出力トラン
ジスタQ3が過大電流による破壊から保護される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のB
TL増幅装置の保護回路では、出力信号の電圧を、その
出力信号の平均電圧と比較することで、負荷の短絡状態
を検出している。そして、その平均電圧に相当する比較
電圧を、抵抗分圧により発生させている。しかし、従来
の構成では、その比較電圧を検出トランジスタが参照し
ており、バイパス電流がこの検出トランジスタを介して
比較電圧発生用抵抗回路の一方の抵抗に流れるため、比
較電圧が単なる抵抗比のみでは定まらない。つまり、基
準として確定されるべきはずの比較電圧が、バイパス電
流の変動や抵抗値及びトランジスタ特性のばらつき等の
影響を受けて、装置間でさらには同一装置でも動作状態
によって変動する。
【0011】この装置間のばらつきのため、比較電圧発
生用抵抗回路をICに内蔵することができず、外付けに
して後から調整するといった対策が必要であり、部品点
数や生産性等の観点から問題がある。また、動作状態に
よる変動は、装置の誤動作の要因となり、装置の信頼性
を損なうので好ましくない。なお、他の構成として出力
信号の経路に抵抗を挿入して電流を検出する方法も考え
られるが、挿入抵抗での電力損失が無視できないので、
この方法は採用できない。この発明の目的は、このよう
な従来技術の問題点を解決するものであって、IC化に
適して調整が不要な構成のBTL増幅装置の保護回路を
実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るこの発明のBTL増幅装置の第1の構成は、正相側増
幅回路と逆相側増幅回路とを有し、これら増幅回路の出
力の間に負荷が接続されるBTL増幅装置において、第
1の所定値以上の駆動電流が流れたときに前記負荷が短
絡したものとして前記正相側増幅回路あるいは前記逆相
側増幅回路の駆動信号をバイパスさせる出力遮断回路
と、前記正相側増幅回路の出力および前記逆相側増幅回
路の出力の電位差を検出し、この電位差が第2の所定値
以上となったときに前記出力遮断回路の動作を抑止する
検出回路とを備えるものである。
【0013】具体的には、NPN型の駆動トランジスタ
及び出力トランジスタを有する増幅回路を一対具備して
入力信号から正逆2相の出力信号を生成しこれらの出力
信号により負荷を駆動するBTL増幅装置において、ベ
ースが前記出力トランジスタのベースに抵抗回路を介し
て接続され、エミッタが前記出力トランジスタのエミッ
タに接続され、コレクタが前記駆動トランジスタのベー
スに接続されたNPN型の出力遮断用トランジスタと、
ベースが前記出力遮断用トランジスタのエミッタに接続
され、コレクタが前記出力遮断用トランジスタのベース
に接続され、エミッタが前記出力トランジスタからの出
力信号の他の逆相の出力信号を受けるNPN型の検出用
トランジスタと、を備えるものである。
【0014】先の目的を達成するこの発明のBTL増幅
装置の第2の構成は、第1の構成のBTL増幅装置であ
って、特に、検出用トランジスタは、エミッタが逆流防
止のダイオードを介して前記の他の逆相の出力信号を受
けるものである。
【0015】
【作用】このような第1の構成のこの発明のBTL増幅
装置では、検出用トランジスタが出力信号とその逆相の
出力信号とを直接比較する。このため、定常時には、負
荷に電圧が発生して検出用トランジスタ側の出力信号が
その逆相の出力信号より高くなれば、検出用トランジス
タが“ON”する。すると、それによりベース電流がバ
イパスされて出力遮断用トランジスタは動作しないの
で、駆動トランジスタ及び出力トランジスタは正常に負
荷を駆動することができる。
【0016】これに対して負荷の短絡時には、負荷の両
端に電圧が発生しない。これにより、正相の出力信号と
その逆相の出力信号とが強制的に等しくされるため、こ
れらの差を検出する検出用トランジスタは“OFF”の
ままである。このため、入力信号につれて出力トランジ
スタが“ON”すると、それにつれてベース電流を供給
されて出力遮断用トランジスタも“ON”動作する。そ
うすると、駆動トランジスタのベースに入力される信号
が出力遮断用トランジスタを介してバイパスされるの
で、駆動トランジスタにより駆動される出力トランジス
タはその限界を越える過大電流を出力しないで済む。こ
のようにして保護回路が働く。
【0017】さらに、出力信号を直接比較することか
ら、絶対的な基準電圧は不要である。また、検出用トラ
ンジスタを介するバイパス電流が負荷を通ることなく直
接逆相側増幅回路に至ることから、このバイパス電流の
値と負荷の両端に発生する電圧とは無関係になる。つま
り、検出対象としての電圧は、変動しやすいバイパス電
流の影響を受けることがない。したがって、この発明の
BTL増幅装置の保護回路は、装置間ばらつき及び装置
内状態変動が検出性能に関係しないので、工数の要る調
整が不要となり、信頼性も向上する。さらに、調整が不
要であるから、調整用の外付け部品も不要となり全てを
IC化することができる。
【0018】また、第2の構成のこの発明のBTL増幅
装置では、検出用トランジスタが逆相の出力信号を受け
るに当たり、逆流防止用ダイオードを介してからそれを
エミッタに受けるので、検出用トランジスタのベース−
エミッタ間に逆バイアスが掛かるのを防ぐことができ
る。その結果、検出用トランジスタの早期劣化を防止で
きるので、保護回路の長期に亙る信頼性が担保されるこ
ととなる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の構成のBTL増幅装置の一
実施例について説明するが、保護回路を含む増幅回路を
中心としたブロック図を図1に示す。ここで、1はアン
プ、200は正相側増幅回路、300は逆相側増幅回
路、4はスピーカである。定常時には、アンプ1,正相
側増幅回路200,逆相側増幅回路300はBTL増幅
器を構成してスピーカ4を駆動することは、既述の例と
同様である。また、正相出力信号Cと逆相出力信号Eと
は互いに位相が反転しており、出力電流C’と出力電流
E”とが同じ電流であり、出力電流C”と出力電流E’
とが同じ電流であることも、同様である。
【0020】図1では、正相側増幅回路200の詳細を
示して逆相側増幅回路300の詳細は省略しているが、
これらは全く同様の構成なので、以下、正相側増幅回路
200について詳述する。増幅回路200では、トラン
ジスタQ1等を経由して、正相入力信号Bが正相上側信
号B’と正相下側信号B”とに分けられる。そして、正
相上側信号B’は、駆動トランジスタQ2に入力され、
さらに出力トランジスタQ3を介して出力信号C及び出
力電流C’の波形の基とされる。一方、正相下側信号
B”は、出力トランジスタQ4を介して出力信号C及び
出力電流C”の波形の基とされる。
【0021】ここで、出力遮断トランジスタQ11は、
保護回路の一部であり、定常時は“OFF”している
が、負荷短絡時には増幅回路を保護するために“ON”
するものである。これは、出力トランジスタQ3ととも
に抵抗回路(R2,R3,R4)を介して駆動トランジ
スタQ2により駆動されるので、トランジスタQ12が
作用しなければ、駆動トランジスタQ2及び出力トラン
ジスタQ3に連動して動作する。これが“ON”する
と、出力トランジスタQ3に前置される駆動トランジス
タQ2への入力である正相上側入力信号B’が、出力ト
ランジスタQ3のエミッタにバイパスされるので、駆動
トランジスタQ2の出力制限により出力トランジスタQ
3も出力が制限される。よって、過大な電流は流されな
い。
【0022】また、検出トランジスタQ12は、正相出
力信号Cと逆相出力信号Eとを比較して、正相出力信号
Cが逆相出力信号Eより2VF (トランジスタのVBE+
ダイオードD1の電圧降下)以上高ければ、“ON”す
る。そして、出力遮断トランジスタQ11のベース電流
をバイパスする。つまり、この場合には負荷電圧が発生
しているのでスピーカ4は短絡していないものとして、
出力遮断トランジスタQ11が“ON”しないようにし
てその動作を抑止する。
【0023】このようにして、定常時には、検出トラン
ジスタQ12がスピーカ4の両端子間に発生する電圧を
検出して出力遮断トランジスタQ11の動作を抑止する
ので、保護回路は動作しない。そこで、スピーカ4が正
常に駆動される。このとき、検出トランジスタQ12が
正逆2相の出力信号を直接比較することから、例えばV
cc/2等の絶対的な基準電圧は不要である。また、出力
遮断トランジスタQ11の動作を抑止するためのそのベ
ースに関するバイパス電流が検出トランジスタQ12及
びダイオードD1を介してスピーカ4を通ることなく直
接逆相側増幅回路300に至る。
【0024】このことから、このバイパス電流の値とス
ピーカ4の両端に発生する電圧とは無関係になるので、
検出トランジスタQ12により検出される負荷電圧は、
変動しやすいバイパス電流の影響を受けないで済む。し
たがって、この発明のBTL増幅装置の保護回路は、装
置間ばらつき及び装置内状態変動が検出性能に関係しな
いので、工数の要る調整が不要となり、信頼性も向上す
る。さらに、調整が不要であるから、調整用の外付け部
品も不要となり増幅回路や保護回路の全てをIC化する
ことができる。
【0025】また、検出トランジスタQ12が逆相出力
信号Eを受けるに当たり、逆流防止ダイオードD1を介
してから逆相出力信号Eをエミッタに受けるので、検出
トランジスタQ12のベース−エミッタ間に正相出力信
号Cと逆相出力信号Eとが交互に反転することによる逆
バイアス電圧が掛かるのを防ぐことができる。その結
果、逆バイアスによる検出トランジスタQ12の早期劣
化を防止できるので、この構成の保護回路は長期間安定
して動作できる。
【0026】一方、スピーカ4が短絡したときには、ス
ピーカ4の両端子間に電圧が発生しない。すると、正相
出力信号Cと逆相出力信号Eとが同電位になってしま
う。ところが、正相上側入力信号B’に応じて出力トラ
ンジスタQ3は、逆相出力信号Eと異なる電圧値の正相
出力信号Cを出力しようとするので、過大な出力電流
C’を流して破壊に至ってしまうことになる。そこで、
出力トランジスタQ3をこの破壊から救うことが、保護
回路に求められる。
【0027】このような正相出力信号Cと逆相出力信号
Eとが同電位の場合には、上述したように検出トランジ
スタQ12が“ON”しない。トランジスタQ12が
“ON”しなければ、やはり上述したように出力遮断ト
ランジスタQ11が動作可能となる。すると、正相上側
入力信号B’が出力遮断トランジスタQ11により正相
出力信号Cの出力線にバイパスされる。よって、正相上
側入力信号B’の値が大きくなっても出力トランジスタ
Q3に過大電流が流れることがない。このようにして、
負荷の短絡時には、保護回路が動作するので、確実に増
幅回路が保護される。
【0028】なお、この実施例では、ブートストラップ
回路をも採用し、駆動トランジスタQ2による電圧降下
をカバーして電源電圧Vcc全体に亙る出力信号C,Eを
引き出している。このようなブートストラップ回路を採
用した場合でも、比較電圧発生のための抵抗回路への電
流をブートストラップコンデンサBSから供給しなくて
よく、ブートストラップコンデンサBSからの電流は信
号用のトランジスタQ1,Q2等で消費される分だけで
済むので、ブートストラップコンデンサBSの容量が小
さいもので済む。また、検出トランジスタQ12の検出
結果に基づいて、出力トランジスタQ3を保護するとき
に、出力トランジスタQ3からの出力電流を受給する出
力トランジスタQ7をも同時に保護する構成とすると、
保護機能がより強化される。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、この
発明の構成のBTL増幅装置の保護回路にあっては、負
荷が短絡しているか否かを検出して正常時には出力遮断
トランジスタの動作を抑止する検出トランジスタが、正
逆2相の出力信号を直接比較する。これにより、検出ト
ランジスタを介するバイパス電流の変動が検出性能に与
える影響を排除できる。その結果、工数の要る外付け抵
抗等の調整が不要となり、装置の信頼性も向上する。さ
らに、調整が不要であるから、調整用の外付け部品も不
要となりIC化に適するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の構成のBTL増幅装置の保
護回路の一実施例であり、それを中心としたブロック図
である。
【図2】図2は、従来のBTL増幅装置の保護回路を中
心としたブロック図である。
【図3】図3は、従来のBTL増幅装置の増幅回路を中
心とした基本形のブロック図である。
【符号の説明】
1 アンプ 2 正相側増幅回路 3 逆相側増幅回路 4 スピーカ 20 正相側増幅回路 30 逆相側増幅回路 200 正相側増幅回路 300 逆相側増幅回路 Q2 駆動トランジスタ Q3 出力トランジスタ Q11 出力遮断トランジスタ Q12 検出トランジスタ D1 逆流防止ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正相側増幅回路と逆相側増幅回路とを有
    し、これら増幅回路の出力の間に負荷が接続されるBT
    L増幅装置において、 第1の所定値以上の駆動電流が流れたときに前記負荷が
    短絡したものとして前記正相側増幅回路あるいは前記逆
    相側増幅回路の駆動信号をバイパスさせる出力遮断回路
    と、前記正相側増幅回路の出力および前記逆相側増幅回
    路の出力の電位差を検出し、この電位差が第2の所定値
    以上となったときに前記出力遮断回路の動作を抑止する
    検出回路とを備えることを特徴とするBTL増幅回路。
  2. 【請求項2】NPN型の駆動トランジスタ及び出力トラ
    ンジスタを有する増幅回路を一対具備して入力信号から
    正逆2相の出力信号を生成しこれらの出力信号により負
    荷を駆動するBTL増幅装置において、 ベースが前記出力トランジスタのベースに抵抗回路を介
    して接続されエミッタが前記出力トランジスタのエミッ
    タに接続されコレクタが前記駆動トランジスタのベース
    に接続されたNPN型の第1のトランジスタと、ベース
    が第1のトランジスタのエミッタに接続されコレクタが
    前記第1のトランジスタのベースに接続されエミッタが
    他の逆相の出力信号を受けるNPN型の第2のトランジ
    スタと、を備えることを特徴とするBTL増幅装置。
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