JPH05229160A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JPH05229160A
JPH05229160A JP3602492A JP3602492A JPH05229160A JP H05229160 A JPH05229160 A JP H05229160A JP 3602492 A JP3602492 A JP 3602492A JP 3602492 A JP3602492 A JP 3602492A JP H05229160 A JPH05229160 A JP H05229160A
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JP
Japan
Prior art keywords
flexible cable
common electrode
connection terminal
thermal head
terminal portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP3602492A
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English (en)
Inventor
Minoru Ogawa
実 小川
Tokuhito Mochizuki
徳人 望月
Takashi Harakawa
崇 原川
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】曲折が困難な印刷媒体に対する印刷を確実に行
い、しかも印刷品質の向上、印刷濃度むらの発生防止を
図る。 【構成】サーマルヘッド先端部21はセラミック基板2
2の凸部上にガラスグレーズ23を形成し、その上に複
数の発熱抵抗体からなる発熱抵抗体列24を形成し、さ
らにその上にガラスグレーズの上の発熱抵抗体列を残し
て一方の側に共通電極25を形成し、他方の側に個別電
極26を形成する。各個別電極の接続端子部28の上に
は異方性導電フィルム30が仮接着され、また共通電極
の接続端子部29の上には金ペースト31が塗布され、
この各接続端子部にフレキシブルケーブルの一端側端子
部が接続される。フレキシブルケーブルは途中で直角に
折曲がりその他端側端子部は回路基板に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばプリペイドカー
ド等曲げるのが困難な印刷媒体に印刷するに適した端面
型サーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、基体の一面に複数の発熱体からな
る発熱体列を形成した第1の基板を装着すると共に前記
基体の一面とは略直角な他の一面に各発熱体の発熱を制
御する発熱体制御回路を形成した第2の基板を装着し、
第1の基板の回路部と第2の基板の回路部をフレキシブ
ルケーブルで接続して全体の小形化を実現したサーマル
ヘッドとしては、例えば特開平1−113262号公報
のものが知られている。
【0003】すなわち図3に示すように、このサーマル
ヘッド1は固定用ベース2の一面に発熱抵抗体3を形成
するとともに共通電極4及び個別電極5を形成した発熱
体基板6を取付け、固定用ベース2の上記一面とは直角
方向の他の一面にドライバーIC7及びプリント基板8
を取付け、発熱体基板6の回路部とドライバーIC7を
フレキシブルなボンディングリード9で接続し、ドライ
バーIC7とプリント基板8をボンディングリード10
で接続して構成されている。そしてドライバーIC7、
個別電極5、ボンディングリード9,10等が保護カバ
ー11で覆われている。
【0004】そしてサーマルヘッド1の発熱抵抗体3と
対向する位置にプラテンローラ12を配置し、またサー
マルヘッド1に転写フィルムシート13が入ったカート
リッジ14を添設し、発熱抵抗体3とプラテンローラ1
2との対向部を転写フィルムシート13及び記録紙15
が通過するようになっている。
【0005】このプリンタでは印刷データに基づいてド
ライバIC7が動作し、その動作で発熱抵抗体3に通電
が選択的に行なわれ、その発熱で転写フィルムシート1
3のインクが溶融して記録紙15上に付着され、これが
プラテンローラ12の回転により記録紙15の搬送及び
転写フィルムシート13の移動とともに連続して行なわ
れて記録紙15上に文字や図形等の印刷が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このサーマルヘッド1
は個別電極5とボンディングリード9との接続部に転写
フィルムシート13や記録紙15が接触するのを保護カ
バー11で防止する構成となっているため、保護カバー
11が発熱抵抗体3よりもプラテンローラ側に突出す
る。このため発熱抵抗体3にプラテンローラ12により
押圧される記録紙15は保護カバー11との段差のため
に曲折されることになる。従ってこのようなサーマルヘ
ッド1を使用したプリンタではプリペイドカードのよう
な曲折が困難な印刷媒体に対しては印刷ができないとい
う問題があった。
【0007】そこで本発明は、曲折が困難な印刷媒体に
対する印刷が確実にでき、しかも印刷品質を向上できる
とともに印刷濃度むらの発生を防止できるサーマルヘッ
ドを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基体の一面に
複数の発熱体からなる発熱体列を形成した第1の基板を
装着すると共に基体の一面とは略直角な他の一面に各発
熱体の発熱を制御する発熱体制御回路を形成した第2の
基板を装着し、第1の基板の回路部と第2の基板の回路
部をフレキシブルケーブルで接続してなり、各発熱体個
々に接続された各個別電極とフレキシブルケーブルとを
異方性導電フイルムを使用して接続し、各発熱体に共通
に接続された共通電極とフレキシブルケーブルとの接続
を金属間共晶接続にしたものである。
【0009】
【作用】このような構成の発明においては、基体の一面
に発熱体列を形成した第1の基板を装着すると共に基体
の一面とは略直角な他の一面に発熱体制御回路を形成し
た第2の基板を装着し、第1の基板の回路部と第2の基
板の回路部をフレキシブルケーブルで接続した構成とし
ているので、発熱体列がプラテンローラと対向配置され
たときに発熱体列よりもプラテンローラ側に突出する部
位は無く、従って印刷媒体のストレートパスができ、曲
折が困難な印刷媒体に対する印刷が可能となる。
【0010】また各発熱体個々に接続された各個別電極
とフレキシブルケーブルとを異方性導電フイルムを使用
して接続し、各発熱体に共通に接続された共通電極とフ
レキシブルケーブルとの接続を金属間共晶接続にしたの
で、共通電極の抵抗値や経時変化を小さくでき、印刷品
質を向上や印刷濃度むらの発生防止ができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図1において21はサーマルヘッド先端部
で、このサーマルヘッド先端部21は第1の基板である
中央部に長手方向に沿って凸部を形成したアルミナを主
成分とするセラミック基板22の凸部上にガラスグレー
ズ23を形成し、そのガラスグレーズ23の上を介して
セラミック基板22の上に複数の発熱抵抗体からなる発
熱抵抗体列24を形成し、さらにガラスグレーズ23の
上の発熱抵抗体列24を残して残りの発熱抵抗体列24
の一方の側の発熱抵抗体列24上に共通電極25を形成
し、他方の側の発熱抵抗体列24の各発熱抵抗体個々の
上に個別電極26,26,…を形成するとともにセラミ
ック基板22上の両側に個別電極26と並行に共通電極
の引出し電極27,27を形成している。
【0013】前記各個別電極26の接続端子部28及び
前記共通電極25の引出し電極27の接続端子部29に
は後述するフレキシブルケーブルの接続端子部が接続さ
れるが、その接続端子部28の上には異方性導電フィル
ム30が仮接着され、また接続端子部29の上には金ペ
ースト31が塗布されている。
【0014】次にサーマルヘッド先端部21の製造につ
いて述べると、まず凸部を形成したアルミナを主成分と
するセラミック基板22の凸部上にガラスグレーズ23
を形成する。こうして得られた基板を洗浄し、発熱体と
して酸化バリウムルテニウム(BaRuO3 )をスパッ
タ法により成膜し、共通電極25の接続端子部29に焼
成用金ペーストを塗布し、発熱体のアニール温度700
℃にて焼成する。このと金ペーストの焼成、発熱体のア
ニール処理が同時に行なわれる。
【0015】続いてこの基板上に電極であるアルミ(A
l)をスパッタ法により成膜し、フォトリソグラフィー
工程により所定のパターンを形成する。このとき共通電
極25の接続端子部29は金が表面にでている必要があ
るため、この部分のアルミ膜はエッチングしてしまう必
要がある。但し、金膜上のすべてのアルミをエッチング
してしまうのではなく、必ず金、アルミの積層部が残る
ようにする。
【0016】次にフレキシブルケーブルの接続端子部と
接続される各個別電極26の接続端子部28及び共通電
極25の接続端子部29をマスクして保護膜31である
ムライト、炭化ケイソをスパッタ法により成膜する。な
お、基板は凸部を有するため共通電極25の接続端子部
29に厚膜印刷法により金ペーストを印刷することは非
常に困難なためスプレー法を用いて金ペーストを厚塗り
した。すなわち金ペーストを塗布したい部分の開口した
マスク(できる限り基板と同じ形状でかつ塗布部分が基
板と接触していないものが望ましい。)を用い、適度な
粘度を有するペーストを霧状にスプレーする。このとき
接続端子部29のみでなく共通電極25全体に金ペース
トを塗布することも可能である。また接続端子部29に
塗布する金ペーストは端子部全体でも一部であってもよ
い。要は接続に必要な面積以上あればよい。
【0017】次に各個別電極26の接続端子部28の上
に異方性導電フィルム30を仮接着する。このとき接続
端子部29に異方性導電フィルム30が載らないように
注意する必要がある。こうして図1に示すサーマルヘッ
ド先端部21が製造されることになる。
【0018】このサーマルヘッド先端部21は図2に示
すように基体としての放熱板33の一面33a上に接着
固定され、この放熱板33の一面33aとは略直角な他
の一面33bの後方に位置合せ用ベース板34を間に介
して第2の基板である回路基板35が接着固定されてい
る。前記回路基板35には回路実装部品36やコネクタ
37が取付けられている。
【0019】そして前記サーマルヘッド先端部21の接
続端子部28,29にフレキシブルケーブル38の一端
側端子部を接続し、そのフレキシブルケーブル38を略
直角に曲げてそのフレキシブルケーブル38の他端側端
子部を前記回路基板35の接続端子部に接続している。
前記フレキシブルケーブル38の前記放熱板33の他の
一面33bとの対向面には駆動IC39が取付けられ、
その駆動IC39の入、出力端子をボンディングワイヤ
40によってフレキシブルケーブル38の回路パータン
に接続している。そして駆動IC39及びボンディング
ワイヤ40が介在する前記フレキシブルケーブル38と
前記放熱板33の他の一面33bとで囲まれる空間部に
ポッティング樹脂41を充填して駆動IC39及びボン
ディングワイヤ40の外部からの保護及びフレキシブル
ケーブル38の固定を行っている。
【0020】こうして構成されるサーマルヘッドをその
先端部21をプラテンローラ42に対向配置させ、その
対向部を印刷媒体43が通過するときヘッド21の発熱
抵抗体列24の発熱動作によって印刷媒体43への印刷
が行われることになる。なお、発熱抵抗体列24の発熱
制御は駆動IC39の出力により行われる。前記サーマ
ルヘッド先端部21の接続端子部28,29とフレキシ
ブルケーブル38との接続は、以下のようにして行う。
【0021】まずサーマルヘッド先端部21の接続端子
部28,29と同じ接続端子パターンを有するフレキシ
ブルケーブル38を、互いの端子が重なるように位置合
せし、熱圧着する。このときフレキシブルケーブル38
の接続端子部には錫あるいは金メッキ等が施されてい
る。
【0022】異方性導電フィルム30を用いた接続にお
いては、基板の凹凸度が非常に重要となる。すなわち共
通電極25の接続端子部29に塗布された金ペースト3
1の膜厚が厚いと、個別電極26の接続端子部28の膜
厚との隔たりが大きくなり、このため接続部内の凹凸が
大きくなる。従ってサーマルヘッド先端部21の接続端
子部28,29とフレキシブルケーブル38の接続端子
部を熱圧着するとき、圧着装置のヘッドが基板の幅より
も長い場合には個別電極26の接続端子部28と共通電
極25の接続端子部29とを同時に押圧するため、接続
部内の凹凸の大きさが問題となる。
【0023】ところで異方性導電フィルム30の接続
は、互いの接続端子部間に存在する導電粒子が、圧着装
置のヘッドの押圧力によって互いの端子に食い込み、変
形し押え付けられ端子と接触することにより導通状態と
なる。従って異方性導電フィルム30内に存在する導電
粒子の大きさ、導通状態の粒子形状により大きな凹凸が
ある場合には、凹部においては導通状態にはならない。
【0024】そこで平均粒径10μmのNi粒子を含む
異方性導電フィルムを用い、アルミ膜厚1μmとして、
金膜厚を2、5、8、10、15、20μmと変化させ
て個別電極26の接続端子部28と共通電極25の接続
端子部29とを同時に押圧して導通試験を行った。但
し、異方性導電フィルム30の接続に必要な加熱温度と
金ー錫共晶接続に必要な加熱温度が異なるため、すなわ
ち異方性導電フィルム30の接続に必要な加熱温度の方
が低いため、導通試験は個別電極26の接続端子部28
について行った。共通電極25の接続端子部29の接続
は個別電極26の接続端子部28の接続を行った後に半
田コテにてさらに加熱して行った。
【0025】その結果、8μm以上の金膜厚では個別電
極接続端子部28の接続不良(オープン状態、接続抵抗
題の状態)が非常に多く、また膜厚が厚くなるに従って
オープンの割合が多くなり、接続できないことになる。
この点5μm以下にしたところ良好な導通状態となっ
た。すなわち異方性導電フィルム内に含まれている粒径
の半分以下、あるいは変形すべき粒径の半分以下の凹凸
であればよいということになる。
【0026】そこで金膜厚を導電粒子の半分以下とし、
圧着装置のヘッド幅を異方性導電フィルム30の幅に合
せて(すなわち共通電極25の接続端子部29を外
す。)熱圧着を行ったところ、圧着装置のヘッドと異方
性導電フィルム30との位置合せが必要となり、またヘ
ッド端に位置するフレキシブルケーブル38の変形、す
なわちヘッドで熱圧着される部分と熱圧着されない部分
との境目の変形が大きく、さらにはこの後に半田コテで
加熱して金ー錫共晶接続を行うときに共通電極25の接
続端子部29に近い個別電極接続端子部28の異方性接
続に剥離が生じやすいという新たな問題が発生した。
【0027】そこでフレキシブルケーブルとしてポリイ
ミドフィルムと銅箔の2層構造でポリイミドフィルムが
25〜35μm、銅箔が18〜25μmのものを使用
し、フレキシブルケーブルの共通電極との接続端子部の
2ヶ所と個別電極との接続端子部の1ヶ所を分割し、圧
着装置のヘッド幅を異方性導電フィルム30の幅よりも
十分に長くして個別電極接続端子部28に対してフレキ
シブルケーブルの分割された個別電極との接続端子部の
みを熱圧着したところ良好な結果が得られた。すなわち
フレキシブルケーブルが圧着装置のヘッドで押さえれた
ときの厚さが共通電極25の接続端子部29に塗布され
ている金膜の厚さよりも厚ければ熱圧着が共通電極25
の接続端子部29に対して影響を与えないので支障はな
い。例えばポリイミドフィルムが25μm、銅箔が18
μmのフレキシブルケーブルを熱圧着したときの厚さは
約30μmとなり、従って金膜の厚さを30μm以下に
抑えればよい。この厚さはスプレー塗布においても十分
に余裕をもって実現できる。
【0028】また異方性導電フィルム30を使用して接
続された個別電極26の接続端子部28は個々の発熱体
に対して直列に異方性導電フィルム30の接続抵抗が加
わることになる。個々の発熱体の抵抗値は一般的に50
0〜1000Ω程度であり、異方性導電フィルム30の
接続抵抗0.1〜0.3Ωは電気的には十分に無視し得
る値である。また接続抵抗の経時変化が+30%として
もその値はやはり個々の発熱体の抵抗値に対して無視し
得る値である。従って個別電極26の接続端子部28と
フレキシブルケーブル38との接続に異方性導電フィル
ム30を使用しても個々の発熱体の抵抗値500〜10
00Ωに比べて十分に小さいので印刷品質に与える影響
は無い。また個別電極26の接続は6〜12本/mmと
非常に細かいため異方性導電フィルム30を使用した接
続がコスト的にも有利となる。
【0029】一方、共通電極25について考えると、共
通電極25は個々の発熱体に電圧を供給する電源ライン
であり、例えばすべての発熱体が通電する場合を想定す
るとその並列抵抗値はかなり小さくなる。通電されるド
ット数(発熱体数)をx、発熱体の抵抗値をrとする
と、発熱体全体の並列抵抗値Rは、1/R=x/rでR
=r/xとなり、例えばr=1000Ω、x=432と
するとR=2.3Ωとなる。
【0030】従ってこのような抵抗値に対して異方性導
電フィルム30の接続抵抗0.1〜0.3Ωは無視でき
なくなる。すなわち共通電極25の接続端子部29とフ
レキシブルケーブル38との接続に異方性導電フィルム
30を使用することは接続抵抗の影響を受け支障を来す
ことになる。一般に共通電極25の抵抗値は、同時に通
電された個々の発熱体の並列抵抗値Rの10%以下が望
ましいとされているので、黒率を30%と考えると全体
の並列抵抗値Rは7.7Ω程度となり、これの10%、
すなわち共通電極25の抵抗値は0.77Ω以下にする
ことが望まれる。これに対して異方性導電フィルム30
を使用するとその接続抵抗0.1〜0.3Ωが共通電極
25の抵抗値に直列に加わるため、共通電極25の抵抗
値を0.77Ω以下にすることから考えて接続抵抗0.
1〜0.3Ωは非常に大きな値となり実祭には共通電極
25の抵抗値を0.77Ω以下にすることが困難とな
る。
【0031】そこで本実施例では共通電極25の接続端
子部29とフレキシブルケーブル38との接続について
は異方性導電フィルムではなく、金ー錫共晶接続にして
いる。すなわち金ー錫共晶接続にすることにより共通電
極25とフレキシブルケーブル38との接続抵抗は極め
て小さくなり、また経時変化も小さくできる。
【0032】従ってこのような構成のサーマルヘッドを
使用して印刷した場合、印刷品質が向上し、また印刷濃
度むらの発生も防止される。またサーマルヘッドはプラ
テンローラ42に対して発熱体列24が形成された印刷
部が最も突出することになるので、プリペイドカードや
他の磁気カードのような曲折が困難な印刷媒体をストレ
ートパスさせることができ、印刷が確実にできる。
【0033】なお、本実施例では共通電極25とフレキ
シブルケーブル38との共晶接続に金ー錫の金ペースト
を使用したが必ずしもこれに限定されるものでは無く、
銀ーパラジウムペースト、銅ペースト等、半田、錫等と
の共晶接続が可能な金属ペーストであればよい。
【0034】また、本実施例ではフレキシブルケーブル
38上に駆動IC39を実装しているためフレキシブル
ケーブル38と回路基板35との接続は、回路パターン
間隔が0.5本/mm程度と粗いため通常の半田付けで
十分に行える。しかし駆動IC39をフレキシブルケー
ブル38上に実装せずに回路基板側に実装した場合には
フレキシブルケーブル38上の回路パターンはサーマル
ヘッド21に対して接続される回路パターンがそのまま
延びてきているのでフレキシブルケーブル38と回路基
板35との接続もサーマルヘッド先端部21との接続と
同様に細かいピッチでの接続となる。従ってこのような
場合には、フレキシブルケーブル38と回路基板35と
の接続もサーマルヘッド21との接続と同様に個別電極
26に対応する部分は異方性導電フィルムを使用し、ま
た共通電極25の引出し電極27に対応する部分は金属
間共晶接続を行えばよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、曲
折が困難な印刷媒体に対する印刷が確実にでき、しかも
印刷品質を向上できるとともに印刷濃度むらの発生を防
止できるサーマルヘッドを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるヘッド先端部の構成を
示し、(a) は平面図、(b) は(a) のA−Aライン断面
図。
【図2】同実施例におけるサーマルヘッド全体の構成を
示す図。
【図3】従来のサーマルヘッド例を示す図。
【図4】同従来例を使用したサーマルプリンタの構成を
示す図。
【符号の説明】
22…セラミック基板(第1の基板)、24…発熱体
列、25…共通電極、26…個別電極、28…個別電極
の接続端子部、29…共通電極の接続端子部、30…異
方性導電フィルム、31…金ペースト、33…放熱板
(基体)、35…回路基板(第2の基板)、38…フレ
キシブルケーブル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体の一面に複数の発熱体からなる発熱
    体列を形成した第1の基板を装着すると共に前記基体の
    一面とは略直角な他の一面に前記各発熱体の発熱を制御
    する発熱体制御回路を形成した第2の基板を装着し、前
    記第1の基板の回路部と前記第2の基板の回路部をフレ
    キシブルケーブルで接続してなり、前記各発熱体個々に
    接続された各個別電極と前記フレキシブルケーブルとを
    異方性導電フイルムを使用して接続し、前記各発熱体に
    共通に接続された共通電極と前記フレキシブルケーブル
    との接続を金属間共晶接続にしたことを特徴とするサー
    マルヘッド。
JP3602492A 1992-02-24 1992-02-24 サーマルヘッド Pending JPH05229160A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021079600A (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 ローム株式会社 サーマルプリントヘッドおよびサーマルプリンタ
WO2021200729A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 京セラ株式会社 サーマルヘッドおよびサーマルプリンタ
CN114261213A (zh) * 2021-11-25 2022-04-01 厦门汉印电子技术有限公司 热转印打印机及其打印控制方法、装置及可读存储介质

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