JPH0522468Y2 - - Google Patents

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JPH0522468Y2
JPH0522468Y2 JP1986066562U JP6656286U JPH0522468Y2 JP H0522468 Y2 JPH0522468 Y2 JP H0522468Y2 JP 1986066562 U JP1986066562 U JP 1986066562U JP 6656286 U JP6656286 U JP 6656286U JP H0522468 Y2 JPH0522468 Y2 JP H0522468Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の技術分野で利用され、特にバ
ツクドアを有する後部車体の構造に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より、自動車の1タイプとして車体の後部
にバツクドアを設けたものが知られている。この
種の自動車の車体構造としては、第4図に示すよ
うに、車体aの後部bに開口部cを形成し、該開
口部cの縁部にバツクドアdを上部で蝶番付け
し、本図に2点鎖線で示すように上方に回動可能
に構成することによつて車室後方を開閉自在とす
るようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この種の車体にあつては前記開
口部cの縁部下端の左右のコーナー部にランプ収
納凹部eが切欠いて形成されている場合が多く、
このような構成では、特にこのランプ収納凹部e
の周辺部分の強度、剛性が十分に確保されている
とは言難く、バツクドアdを閉鎖するときに該ド
アdから与えられる衝撃力によつて車体aの後部
bまわりが変形してしまう虞れがあつた。また、
このようなバツクドアdにあつては、走行中にお
けるドアの「がたつき」を抑制するために、閉鎖
状態における位置固定を確実に行つておく必要が
あり、特に車幅方向への「がたつき」が生じてい
るような場合には蝶番部分に悪影響を与えてしま
うことになるため、この車幅方向への「がたつ
き」を確実に抑制しておく必要がある。
ところで、実開昭59−118680号公報にはバツク
ドアが設けられた自動車の車体の後部の構造が示
されているが、これであつても、特にバツクドア
閉鎖時におけるランプ収納凹部周辺の強度、剛性
を高めるような配慮やドアの車幅方向の「がたつ
き」を抑制するような配慮はされていない。
本考案は、このような点に鑑みてなされたもの
であつて、簡単な構成で、バツクドア閉鎖時にお
けるランプ収納凹部周辺部分の変形の防止と、ド
ア閉鎖状態におけるドアの「がたつき」の確実な
防止とを同時に図ることができる構成を得ること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案が講じた
手段は、バツクドアを閉鎖する際に該ドアから与
えられる衝撃力を車幅方向外側へ伝達して車体の
閉断面構造部分へ伝達分散させると共に、この衝
撃力を伝達させる部材によつて閉鎖状態のドアの
車幅方向への位置規制を行うようにした。具体的
には、車体後面に形成された開口部の上縁部に回
動自在に支持されて前記開口部を開閉するバツク
ドアを有し、車体パネルの後部のコーナー部に後
方に開放するランプ収納凹部が形成された自動車
の後部車体構造を前提としている。そして、前記
ランプ収納凹部を、車幅方向に延びる縦壁部を有
し前記車体パネルとの間で閉断面を形成する第1
パネルと、閉鎖状態のバツクドアの側面に対向す
る車体前後方向に延びる縦壁部を有し前端部が前
記第1パネルに接合された第2パネルとによつて
形成する。また、前記第2パネルの縦壁部におけ
る閉鎖状態のバツクドアの側面に対面する内側面
に、バツクドアの閉鎖時における衝撃力を車幅方
向外側へ分散するように、車体前方に向つて車幅
方向中央側へ僅かに傾斜するテーパ面でなるバツ
クドア押圧面を有して前記衝撃力を受けるドアウ
エツジを取付ける。そして、前記ランプ収納凹部
に、ドアウエツジに入力された衝撃力を前記閉断
面構造部分に伝達するように、少なくとも一部が
第2パネルにおけるランプ収納凹部に面する外側
面で前記ドアウエツジの取付け位置に対応した位
置に接合され、他の一部が前記第1パネルの後面
に接合されたリブ部材を設けるような構成として
いる。
(作用) 上記の構成により本考案では、バツクドアの閉
鎖時には、ドア側面がドアウエツジのバツクドア
押圧面に当接し、このバツクドア押圧面によつて
バツクドアの衝撃力の伝達方向が車幅方向外側へ
変えられて第2パネルに伝達され、この第2パネ
ルからリブ部材を経て車体パネルと第1パネルと
で形成された閉断面部分に伝達分散されて吸収さ
れる。このため、バツクドアの衝撃力が、ランプ
の収納凹部周辺に局部的に作用することがなく、
この衝撃力は広範囲に分散されて効果的に吸収さ
れる。また、バツクドアの閉鎖状態にあつては、
ドアウエツジのバツクドア押圧面周辺部分がドア
側面からの押圧力によつて弾性変形することにな
り、これによつて、バツクドアは、ドアウエツジ
から車幅方向中央側への力が作用していることに
なるので閉鎖状態のバツクドアの車幅方向への
「がたつき」が防止される。
(実施例) 以下本考案の実施例を図面を参照しつつ説明す
る。
第1図ないし第3図に示すように、本例に係る
自動車は、車体後部1に形成された開口部10の
上縁部に蝶番付けによつて回動自在に支持された
バツクドア2を有しており、このバツクドア2の
回動に従つて前記開口部10を開閉するように構
成されている。
そして、前記開口部10の縁部における下端部
左右両側のコーナー部3aにはテールランプ7等
を収納するためのランプ収納凹部4が形成されて
いる。以下、このランプ収納凹部4について説明
する。
このランプ収納凹部4は、折曲形成された第1
パネル11と第2パネル12とによつて車室内側
へ凹陥されて形成された空間である。前記第1パ
ネル11は、本考案でいう車体パネル3としての
クオータパネルアウタ3b及びクオータパネルイ
ンナ3cの間に架設されてこれらとの間で閉断面
を構成するように配設されている。更に、詳しく
は、前記第1パネル11は、外側端がクオータパ
ネルアウタ3bの後端部に接合されて車幅方向に
延びる本考案でいう縦壁部としての第1縦壁部1
1aと、該第1縦壁部11aの内側端から車体後
方に折曲された第2縦壁部11bと、該第2縦壁
部11bの後端部から車幅方向中央側へ折曲され
て内側端がクオータヌパネルインナ3cの後端部
に接合された第3縦壁部11cとから成つてい
る。
一方、前記第2パネル12は、車体前後方向に
延びていると共に、その前端に形成されたフラン
ジ部12aが前記第1パネル11における第2縦
壁部11bと第3縦壁部11cとの折曲部分周辺
に接合されており、第1図に示すように閉鎖状態
のバツクドア2の側面2aに小間隔を存して対向
する縦壁部12bを有している。
そして、本例の特徴の1つとしてランプ収納凹
部4には、前記第1パネル11及び第2パネル1
2に沿つたフランジ部5a,5bを有する平面視
略三角形状のリブ部材5が配設されている。この
リブ部材5は、その断面形状が第3図図示のよう
にコ字状であり、その上下端に夫々形成された横
フランジ部5bが前記第1パネル11の第1縦壁
部11a及び第2縦壁部11bと第2パネル12
の縦壁部12bとに亘つてスポツト溶接で取り付
けられ且つ各縦フランジ部5a,5aが前記第1
パネル11の第1縦壁部11aの外側端部及び第
2パネル12の縦壁部12bの後端部に夫々スポ
ツト溶接で取り付けられ、その内部が密閉された
略三角柱の箱状空間に形成され、剛性を高めてい
る。つまり、このリブ部材5は、第2パネル12
におけるランプ収納凹部4に面する外側面と、前
記第1パネル11の後面に亘つて接合されている
ことになる。
また、本例のもう1つの特徴として、前記第2
パネル12の縦壁部12bにおけるドア側面2a
に対向する内側面で前記リブ部材5の接合位置に
対応した位置にはドアウエツジ6が固着されてい
る。このドアウエツジ6は、硬質ゴム製であり、
ベース6aによつて第2パネル12の縦壁部12
bに取付けられている。そして、このドアウエツ
ジ6におけるバツクドア押圧面6bは、車体前方
に向つて車幅方向中央側へ僅かに傾斜するテーパ
面で形成されている。つまり、バツクドア2の閉
鎖時にあつては、該バツクドア2は、その側面2
aがドアウエツジ6のバツクドア押圧面6bに摺
接しこのバツクドア押圧面6b周辺部分を弾性変
形させながら回動されることになる。尚、第1図
及び第2図にあつては、車体後部の左側部分を示
しているが、右側部分も同様の構成となつてい
る。また、第2図における4bはランプ取付孔で
ある。
次に、バツクドア2の閉鎖時について説明す
る。このバツクドア2の閉鎖時には、バツクドア
2の回動に伴つてドア側面2aがドアウエツジ6
のバツクドア押圧面6bに当接し、バツクドア2
の閉鎖に伴う衝撃力がドアウエツジ6のバツクド
ア押圧面6bによつて伝達方向が車幅方向外側へ
変えられて第2パネル12に伝達され、この第2
パネル12からリブ部材5を経て車体パネル3側
の閉断面構造部分に伝達されて吸収されることに
なる。このため、バツクドア2の衝撃力が、ラン
プ収納凹部4周辺に局部的に作用することがな
く、この衝撃力は効果的に吸収されるので、バツ
クドア2の閉時の衝撃力は車体パネル3の広範囲
に分散されて局部的に歪んだりすることがなくな
る。また、第1図に示すようなバツクドア2の閉
鎖状態にあつては、ドアウエツジ6のバツクドア
押圧面6b周辺部分がドア側面2aからの押圧力
によつて弾性変形している。これにより、バツク
ドア2は、左右両側のドアウエツジ6から車幅方
向中央側への力が作用していることになり、これ
によつて閉鎖状態のバツクドア2の車幅方向への
「がたつき」を防止することができる。
このように、本例の構成によれば、ドアウエツ
ジ6が、バツクドア閉鎖時の衝撃力の車体パネル
側への伝達とバツクドア2の車幅方向の位置固定
との両機能を兼ね備えているので、ランプ収納凹
部4の強度、剛性の不足が補強されると共にバツ
クドア閉鎖時の衝撃力が車体各部の広範囲に分散
されるため、車体が歪むことがなく、且つ閉鎖状
態のバツクドア2の車幅方向の位置固定を行うこ
とができるので、車両走行中におけるドアの「が
たつき」を確実に抑制することができる。
(考案の効果) 上述してきたように、本考案によれば、第2パ
ネルの縦壁部における閉鎖状態のバツクドアの側
面に対面する内側面に、バツクドアの閉鎖時にお
ける衝撃力を車幅方向外側へ分散するように、車
体前方に向つて車幅方向中央側へ僅かに傾斜する
テーパ面でなるバツクドア押圧面を有して前記衝
撃力を受けるドアウエツジを取付け、ランプ収納
凹部に、ドアウエツジに入力された衝撃力を車体
パネルの閉断面構造部分に伝達するように、少な
くとも一部が第2パネルにおけるランプ収納凹部
に面する外側面で前記ドアウエツジの取付け位置
に対応した位置に接合され、他の一部が前記第1
パネルの後面に接合されたリブ部材を設けるよう
な構成としたために、ドアウエツジに、バツクド
ア閉鎖時の衝撃力の車体パネル側への伝達とバツ
クドアの車幅方向の位置固定との両機能を兼ね備
えさせることができるので、ランプ収納凹部の強
度、剛性の不足が補強されると共にバツクドア閉
鎖時の衝撃が車体各部に分散されるため、車体が
歪むことがなく、且つ閉鎖状態のバツクドアの車
幅方向の位置固定を行うことができるので、車両
走行中におけるドアの「がたつき」を確実に抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は自動車の後部車体構造を示す縦断平面
図、第2図は同斜視図、第3図は第2図の−
断面図、第4図は自動車の後部車体の斜視図であ
る。 2……バツクドア、2a……側面、3……車体
パネル、3a……コーナー部、4……ランプ収納
凹部、5……リブ部材、6……ドアウエツジ、6
b……バツクドア押圧面、10……開口部、11
……第1パネル、11a……第1縦壁部、12…
…第2パネル、12b……縦壁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体後面に形成された開口部の上縁部に回動自
    在に支持されて前記開口部を開閉するバツクドア
    を有し、車体パネルの後部のコーナー部に後方に
    開放するランプ収納凹部が形成された自動車の後
    部車体構造において、 前記ランプ収納凹部は、車幅方向に延びる縦壁
    部を有し前記車体パネルとの間で閉断面を形成す
    る第1パネルと、閉鎖状態のバツクドアの側面に
    対向する車体前後方向に延びる縦壁部を有し前端
    部が前記第1パネルに接合された第2パネルとに
    よつて形成されており、 前記第2パネルの縦壁部における閉鎖状態のバ
    ツクドアの側面に対面する内側面には、バツクド
    アの閉鎖時における衝撃力を車幅方向外側へ分散
    するように、車体前方に向つて車幅方向中央側へ
    僅かに傾斜するテーパ面でなるバツクドア押圧面
    を有して前記衝撃力を受けるドアウエツジが取付
    けられており、 前記ランプ収納凹部には、ドアウエツジに入力
    された衝撃力を前記閉断面構造部分に伝達するよ
    うに、少なくとも一部が第2パネルにおけるラン
    プ収納凹部に面する外側面で前記ドアウエツジの
    取付け位置に対応した位置に接合され、他の一部
    が前記第1パネルの後面に接合されたリブ部材が
    設けられていることを特徴とする自動車の後部車
    体構造。
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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580469Y2 (ja) * 1990-08-20 1998-09-10 三菱自動車工業株式会社 車両のバックドアバンパ取付構造
JP4995646B2 (ja) * 2007-06-12 2012-08-08 プレス工業株式会社 建設機械キャブ
FR2949747B1 (fr) * 2009-09-10 2012-12-28 Peugeot Citroen Automobiles Sa Ensemble comprenant un cote d'habitacle pour vehicule automobile et un logement pour un feu arriere et vehicule comportant un tel ensemble.

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JPS57153078U (ja) * 1981-03-24 1982-09-25

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