JPH0522420Y2 - - Google Patents

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JPH0522420Y2
JPH0522420Y2 JP6091287U JP6091287U JPH0522420Y2 JP H0522420 Y2 JPH0522420 Y2 JP H0522420Y2 JP 6091287 U JP6091287 U JP 6091287U JP 6091287 U JP6091287 U JP 6091287U JP H0522420 Y2 JPH0522420 Y2 JP H0522420Y2
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JP
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door
edge
rear door
vehicle
impact bar
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、フロントドア後縁と、リ
ヤドア前端とが離間し、突き合わせ状態に配設さ
れた4ドアセダンのような自動車のドア構造に関
する。
(従来の技術) 従来、上述例の4ドアセダンでは第7図に示す
ように、センタピラー71の車外側のフロントド
ア72の後端部72aと、リヤドア73の前端部
73aとが互に離間した突合せ状態になるように
配設される。
ところで、自動車の正面衝突時等において、フ
ロントドア72が外力によつて後退し、同図に仮
想線で示すようにフロントドア72の後端部72
aがリヤドア73の内側に多量にもぐり込むと、
両ドア72,73が互に干渉してフロントドア7
2のみならず、リヤドア73の閉作動が煩わしく
なるという問題点があつた。
そこで、従来、例えば実開昭61−5265号公報に
記載のように、フロントドアの後端面と対向した
センタピラーの前部外側面に、フロントドアが後
退した場合に、このフロントドアの後端部を車外
側に案内するための滑動案内面を設けて、上記フ
ロントドア後端部がリヤドアの内側に多量にもぐ
り込む不具合を防止することが提案されている
が、この構造は正面衝突のみを考慮した構成であ
つて、車両が追突された場合にはリヤドアの前縁
部がフロントドアの後縁部の外方側にラツプする
問題点があつた。
また従来、フロントドアの後端部とリヤドアの
前端部とを車幅方向に段違いとし、フロントドア
の後端部の内側にリヤドアの前端部を位置させて
おくことにより、上記不具合を防止する構造も提
案されている。
しかし、上述の従来構造では、リヤドアの前端
部はセンタピラーに対するリヤドアの枢支軸より
も前方に長く突出しているため、リヤドアの前端
部を内側にすると、リヤドアの開放操作時に、こ
のリヤドアの前端部がヒンジに干渉を起こすおそ
れがあり、この干渉を起こさないようにドアパネ
ルの成形精度や組立精度を厳しく管理しなければ
ならず、生産性が悪いばかりでなく、外観が損な
われる問題点を有していた。
(考案の目的) この考案は、ドアを段違い構造にすることな
く、またセンタピラーの構造を変更することな
く、追突時においてフロントドアとリヤドアとの
ラツプ量を少とし、追突時の乗員の車室内からの
脱出容易化を図ることができる自動車のドア構造
の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、フロントドアおよびリヤドアを後
開き構造とし、フロントドア後縁と、リヤドア前
縁とが離間し、突き合わせ状態に配設された自動
車において、上記リヤドア内に車体前後方向に延
びる閉断面状のインパクトバーを設け、このイン
パクトバーの閉断面前端を、追突時にリヤドア前
縁をフロントドア後縁の回動軌跡から回避するよ
うに、車幅方向に傾斜させて、傾斜部を構成する
と共に、この傾斜部に対向するリヤドアインナパ
ネルを上記傾斜部と対応して傾斜させて、傾斜面
を形成した自動車のドア構造であることを特徴と
する。
(考案の効果) この考案によれば、車両が追突された時、上述
のインパクトバーの動きによつてリヤドア前縁は
前述の傾斜部の車外側端部を支点として変形し、
このリヤドア前縁をフロントドア後縁の回動軌跡
から退避させるように変形するので、追突時にお
けるフロントドアとリヤドアとのラツプ量が従来
構造のものと比較して少量となり、このため僅か
な力で上述のラツプ部を変形させながらドアを開
放することができて、追突時の乗員の車室内から
の脱出容易化を図ることができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述
する。
図面は自動車のドア構造を示し、第1図、第2
図において、センタピラー1の前部にフロントド
ア2を、また後部にリヤドア3をそれぞれ配設
し、これら両ドア2,3を第1図に示すように共
に後開き構造としている。
上述のフロントドア2は、ドアアウタパネル4
とドアインナパネル5とを接合して構成すると共
に、ドアインナパネル5の所定部に、第1部材6
と第2部材7とを接合して閉断面を形成した車体
前後方向に延びるインパクトバー8を張架してい
る。
また前述のリヤドア3は、ドアアウタパネル9
とドアインナパネル10とを接合して構成すると
共に、ドアインナパネル10の所定部には、第1
部材11と第2部材12とを接合して閉断面を形
成した車体前後方向に延びるインパクトバー13
を張架して、これらの各インパクトバー8,13
でドア側面抗力の向上を図つている。
そして前述のフロントドア2の後縁2aと、リ
ヤドア3の前縁3aとがセンタピラー1の車外側
において前後に離間し、突き合わせ状態に配設さ
れている。
ところで、上述のリヤドア3内に張架したイン
パクトバー13は、その第1部材11前端の取付
面11aを、リヤドアインナパネル10の接合部
10aに接合固定する一方、上述の第1部材11
と第2部材12とによる閉断面前端を、追突時に
リヤドア前縁3aをフロントドア後縁2aの回動
軌跡A(第4図参照)から回避するように、車外
側が前で、車内側が後になるように、車幅方向外
方に向けて傾斜させた傾斜部14を構成してい
る。
そして、この傾斜部14と略平行になるように
上述のリヤドアインナパネル10の対向部を傾斜
させて、傾斜面15を形成している。
なお、第2図における16…はウエザストリツ
プであり、またリヤドア3は第3図に示すように
リヤドア前部がドアヒンジ17によりセンタピラ
ー1に支持されている。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下作用を説明する。
いま、自動車が追突された場合、車体に作用す
る衝突力F(第4図参照)により、インパクトバ
ー13が前動し、フロントドア後縁2aとリヤド
ア前縁3aとの衝合の後に、上述のインパクトバ
ー13の動きによつてリヤドア前縁3aのヘミン
グ接合部は前述の傾斜部14の車外側端部を支点
として内倒れ変形して、このリヤドア前縁3aを
フロントドア後縁2aの回動軌跡Aから退避させ
るように変形する。
この結果、追突時におけるフロントドア2とリ
ヤドア3とのラツプ量が従来構造のものと比較し
て少量となり、このため僅かな力で上述のラツプ
部を変形させながらドアを開放して、追突時の乗
員の車室内からの脱出容易化を図ることができる
効果がある。
しかも、従来のようにセンタピラーの構造を変
更したり或はドアを段違いに形成する構造とは異
なり、上述のドアヒンジ17から下方にオフセツ
トしたインパクトバー13に傾斜部14を設ける
構造であるから、通常時においてリヤドア3を開
放操作する際、このリヤドア3の前端部がヒンジ
ピラーに干渉するおそれはない。
第5図は他の実施例を示し、第1部材11と第
2部材12とによる閉断面前端を、追突時にリヤ
ドア前縁3aをフロントドア後縁2aの回動軌跡
A(第6図参照)から回避するように、車外側が
後で、車内側が前になるように、車幅方向内方に
向けて傾斜させた傾斜部18を構成する一方、こ
の傾斜部18と略平行になるように上述のリヤド
アインナパネル10の対向部を傾斜させて、傾斜
面19を形成した構造である。
このように構成すると追突時の衝突力Fにより
リヤドア前縁3aは上述の傾斜部18の車外側端
部を支点として外倒れ変形して、このリヤドア前
縁3aをフロントドア後縁2aの回動軌跡Aから
車外側に退避させるように変形する。
この結果、追突時におけるフロントドア2とリ
ヤドア3とのラツプ量が従来構造のものと比較し
て少量となり、このため僅かな力で上述のラツプ
部を変形させながら、ドアを開放して、追突時の
乗員の車室内からの脱出容易化を図ることができ
る。
なお、その他の点に関しては先の実施例と同一
であるから、第5図、第6図において、第2図、
第4図と同一の部分には同一番号および同一符号
を付して、その詳しい説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は自
動車のドア構造を示す4ドアセダンの側面図、第
2図は第1図の−線に沿う要部拡大断面図、
第3図はドアヒンジ部の要部拡大断面図、第4図
は追突時の説明図、第5図はドア構造の他の実施
例を示す断面図、第6図は追突時の説明図、第7
図は従来のドア構造を示す部分断面図である。 2……フロントドア、2a……フロントドア後
縁、3……リヤドア、3a……リヤドア前縁、1
0……リヤドアインナパネル、13……インパク
トバー、14,18……傾斜部、15,19……
傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロントドア2およびリヤドア3を後開き構造
    とし、フロントドア2の後縁2aと、リヤドア3
    の前縁3aとが離間し、突き合わせ状態に配設さ
    れた自動車において、 上記リヤドア3内に車体前後方向に延びる閉断
    面状のインパクトバー13を設け、 このインパクトバー13の閉断面前端を、追突
    時にリヤドア前縁3aをフロントドア後縁2aの
    回動軌跡Aから回避するように、車幅方向に傾斜
    させて、傾斜部14,18を構成すると共に、こ
    の傾斜部14,18に対向するリヤドアインナパ
    ネル10を上記傾斜部14,18と対応して傾斜
    させて、傾斜面15,19を形成した 自動車のドア構造。
JP6091287U 1987-04-22 1987-04-22 Expired - Lifetime JPH0522420Y2 (ja)

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JP6091287U JPH0522420Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

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JP6091287U JPH0522420Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

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JPS63168113U JPS63168113U (ja) 1988-11-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004028842A1 (ja) * 2002-09-24 2004-04-08 Daihatsu Motor Co.,Ltd. 自動車のベルトライン部構造

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