JPH0536725Y2 - - Google Patents

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JPH0536725Y2
JPH0536725Y2 JP15165888U JP15165888U JPH0536725Y2 JP H0536725 Y2 JPH0536725 Y2 JP H0536725Y2 JP 15165888 U JP15165888 U JP 15165888U JP 15165888 U JP15165888 U JP 15165888U JP H0536725 Y2 JPH0536725 Y2 JP H0536725Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のドア構造に係り、特に、車体
のフロアパネルの側部にロツカ部が設けられた自
動車のドア構造に関する。
[従来の技術] 第6図および第7図に示す如く、一般的に、自
動車のドア本体40は、ドアアウタパネル42と
ドアインナパネル44とによつて構成されてお
り、例えば2ドアクーペタイプのものでは、ドア
ヒンジ46を介して車体側のフロントピラー48
に取り付けられている。
また、車体のフロアパネル50の両側部すなわ
ちドア本体40に対応した部分には、ロツカイン
ナパネル52とロツカアウタパネル54とによつ
て構成されるロツカ部56が設けられている。こ
のロツカ部56のロツカインナパネル52とロツ
カアウタパネル54とは、互いに接合されて閉断
面を形成しており、これによつて車体フロアの剛
性を向上させている。
この場合、ロツカ部56は、閉断面部の面積を
大きくするほうが剛性(特に上下曲げ剛性)向上
の点で好ましく、このため、ロツカ部56はその
断面高さ寸法が比較的高く形成されており、その
上端部はフロアパネル面よりも高い位置(一例と
して100mm以上上方)にある。
したがつて、剛性を確保するためにこのような
構造にした従来の自動車では、車体ドア開口部の
上下方向の開口幅寸法が狭くなり、乗降性が悪い
という欠点があつた。この場合、単にロツカ部5
6の断面高さ寸法を低くし乗降性を改善したので
は、曲げ剛性低下により車両走行時のボデー振動
が増加したり操縦安定性が悪化してしまう。
一方、車体のフロアパネルの両側部すなわちド
アに対応した部分に、ロツカ部が設けられていな
い構造(所謂サイドシルレス構造)も提案されて
いる(一例として、実開昭62−105014号公報)。
この車体構造では、ドア本体の上下部にドアシ
ルを設けると共に、このドアシルに、ドア閉鎖時
に車体と係合するロツク機構を設けている。この
ため、車体ドア開口部の上下方向の開口幅寸法が
ロツカ部によつて影響されることがなく、ドア開
口部が広く形成されて乗降性が良くなるという利
点がある。
しかしながら、この公報に提案される構造で
は、車体剛性を確保するための下部ドアシルが車
体フロアの側方(真横)に配置される構成となる
ため、閉断面構造部の断面積を広くすることが困
難であり、このため、車体曲げ剛性(特に上下曲
げ剛性)の点では未だ充分なものとはいえなかつ
た。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記事情を考慮し、車体の剛性を低下
させることなく、乗降口の開口面積を広くし乗降
性を向上することができる自動車のドア構造を得
ることが目的である。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る自動車のドア構造は、車体のフロ
アパネルの側部にロツカ部が設けられた自動車の
ドア構造であつて、ドアアウタパネルとドアイン
ナパネルとを備え、前記ドアインナパネルの車両
前方側端部とピラー下部に対向する部分から、ド
アインナパネルの下側端部のロツカ部上面に対向
する部分の間で、かつ前記ドアインナパネルの車
室側に、このドアインナパネルとによつて閉断面
を形成する補強部材を固着し、かつ、前記補強部
材の車両後方側端部に対応したピラー下端部に、
ドアの閉鎖時において前記補強部材の車両後方側
端部に係合してこれを保持する保持部材を配置し
た、ことを特徴としている。
[作用] 上記構成の自動車のドア構造では、ドアインナ
パネルと補強部材とによつて閉断面が形成され
る。この閉断面部は、ドアインナパネルの車両前
方側端部のピラー下部に対向する部分から、ドア
インナパネルの下側端部のロツカ部上面に対向す
る部分の間に設けられ、さらに、ドアの閉鎖時に
おいては保持部材がこの補強部材の車両後方側端
部に係合してこれを保持する。
したがつて、ロツカ部の断面高さを寸法を低く
しても、全体としては閉断面部(ドアインナパネ
ルと補強部材とによつて形成される断面およびロ
ツカ部の断面)の面積を大きく確保でき、車体の
剛性を低下させることなく、乗降口の開口面積を
広くし乗降性を向上することができる。
[実施例] 第1図には本考案の実施例に係るドア構造の概
略斜視図が示されており、さらに、第2図にはこ
のドア構造が適用された自動車の概略側面図が示
されている。また、第3図には第2図−線に
沿つた断面図が示されており、第4図には第2図
−線に沿つた断面図が示されている。
ピラーアウタパネル12やリインホースメント
14等によつて構成されるフロントピラー16の
下部には、ドアヒンジ18を介してドア本体10
が連結されており、フロアパネル20の上方に形
成される乗降口に対応している。
ドア本体10は、ドアアウタパネル22とドア
インナパネル24とによつて構成されており、さ
らに、補強部材としてのドアリインホースメント
26が固着されている。ドアリインホースメント
26は、ドアインナパネル24の車体前方側端部
のフロントピラー16下部に対向する部分から、
ドアインナパネル24の下側端部の車室側に渡つ
て連続して固着されており、ドアインナパネル2
4とによつて閉断面部Aを形成している。
このドアリインホースメント26の車体前方側
端部に、ドアヒンジ18が取りつけられてフロン
トピラー16の下部に連結される構成となつてお
り、これによつて、ドア本体10が回動可能とな
り、乗降口を開放または閉鎖状態とすることがで
きるようになつている。
一方、フロアパネル20の車外側には、車体前
後方向で、かつ、ドア本体10が閉鎖状態となつ
た場合にドアリインホースメント26(閉断面部
A)と対向するようにロツカ部28が配置されて
いる。
ロツカ部28は、ロツカアウタパネル30とロ
ツカインナパネル32によつて構成されており、
さらに、各パネルの間にはロツカリインホースメ
ント34が配置されている。すなわち、ロツカイ
ンナパネル32はフロアパネル20に固着され、
さらに、このロツカインナパネル32とロツカリ
インホースメント34とが固着されて車室内側に
おいて閉断面部Bを形成し、かつロツカリインホ
ースメント34とロツカアウタパネル30とが固
着されて車室外側において閉断面部Cを形成して
いる。
第5図に示す如く、センタピラー36下端部の
ドアリインホースメント26の後端部に対応した
位置には、保持部材としてのロツクメンバ38が
配置されている。ロツクメンバ38は、ゴム材に
よつて、ドアリインホースメント26の断面形状
に対応した形状に形成されており、ドア本体10
の閉鎖時においてドアリインホースメント26の
後端部が嵌合してドアリインホースメント26す
なわちドア本体10を保持するようになつてい
る。なおこの場合、ゴム材としては、ロツクメン
バ38の車体上下方向のばね定数が高くなるもの
が用いられている。
したがつて、ドア本体10が閉鎖状態となつた
場合には、ドア本体10の閉断面部Aはロツカ部
28の閉断面部Bおよび閉断面部Cと対向して全
体として大きな面積の閉断面を形成するようにな
つており、これによつて車体の剛性を向上させて
いる。
次に実施例の作用について説明する。
上記構成の自動車のドア構造では、ドアインナ
パネル24とドアリインホースメント26とによ
つて閉断面部Aが形成される。この閉断面部A
は、ドアインナパネル24の車体前方側端部のフ
ロントピラー16下部に対向する部分から、ドア
インナパネル24の下側端部の車室側に連続して
ロツカ部28上面に対向するように固着されてお
り、さらに、ドア本体10の閉鎖時においてはこ
のドアリインホースメント26の後端部がロツク
メンバ38に嵌合してドア本体10全体が保持さ
れる。
このため、ドア本体10の閉鎖時には、ドア本
体10の閉断面部Aはロツカ部28の閉断面部B
および閉断面部Cと対向して全体として大きな面
積の閉断面を形成する。
したがつて、ロツカ部28(閉断面部Bおよび
閉断面部C)の断面高さ寸法を低くしても、全体
としては閉断面部の面積を大きく確保でき、車体
の剛性を低下させることなく、乗降口の開口面積
を広くし乗降性を向上することができる。
またこの場合、ロツクメンバ38は、車体上下
方向のばね定数が高いゴム材によつて形成されて
いるため、ドア閉時の剛性を低下させることなく
ドア本体10の組付精度の許容範囲を広くするこ
とができる。
なお本実施例においては、2ドア型式の自動車
について説明したが、これに限らず4ドア型式や
他の型式の自動車について適用することができ
る。
[発明の効果] 以上説明した如く本考案に係る自動車のドア構
造は、車体の剛性を低下させることなく、乗降口
の開口面積を広くし乗降性を向上することができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るドア構造の概略
斜視図、第2図はこのドア構造が適用された自動
車の概略側面図、第3図はドアの構成を示す第2
図−線に沿つた断面図、第4図はドアの構成
を示す第2図−線に沿つた断面図、第5図は
ロツクメンバを示す第2図D部分の概略断面図、
第6図は従来のドア構造の第3図に対応した断面
図、第7図は従来のドア構造の第4図に対応した
断面図である。 10……ドア本体、20……フロアパネル、2
2……ドアアウタパネル、24……ドアインナパ
ネル、26……ドアリインホースメント、28…
…ロツカ部、30……ロツカアウタパネル、32
……ロツカインナパネル、38……ロツクメン
バ、A……閉断面部、B……閉断面部、C……閉
断面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体のフロアパネルの側部にロツカ部が設けら
    れた自動車のドア構造であつて、 ドアアウタパネルとドアインナパネルとを備
    え、前記ドアインナパネルの車両前方側端部のピ
    ラー下部に対向する部分から、ドアインナパネル
    の下側端部のロツカ部上面に対向する部分の間
    で、かつ前記ドアインナパネルの車室側に、この
    ドアインナパネルとによつて閉断面を形成する補
    強部材を固着し、 かつ、前記補強部材の車両後方側端部に対応し
    たピラー下端部に、ドアの閉鎖時において前記補
    強部材の車両後方側端部に係合してこれを保持す
    る保持部材を配置した、 ことを特徴とする自動車のドア構造。
JP15165888U 1988-11-21 1988-11-21 Expired - Lifetime JPH0536725Y2 (ja)

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