JPH0522218U - 自動車用ドアトリムにおける側突用パツドの固定構造 - Google Patents

自動車用ドアトリムにおける側突用パツドの固定構造

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JPH0522218U
JPH0522218U JP7182991U JP7182991U JPH0522218U JP H0522218 U JPH0522218 U JP H0522218U JP 7182991 U JP7182991 U JP 7182991U JP 7182991 U JP7182991 U JP 7182991U JP H0522218 U JPH0522218 U JP H0522218U
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JP
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pad
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正彦 原
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアトリム裏面に側突用パッドを接着剤を使
用することなく簡単かつ確実に固定できるドアトリムに
おける側突用パッドの固定構造を提供することを目的と
する。 【構成】 樹脂芯材11のプレスモールディング成形
時、パッド支持用リブ13、14を一体に形成するとと
もに、側突用パッド20基部の少なくとも2辺にフラン
ジ部21を設け、側突用パッド20のフランジ部21を
パッド支持用リブ13、14に係合固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリムに側方からの衝撃を吸収する側突用パッドを 接着剤を使用することなく、簡単かつ確実に取付けるようにした自動車用ドアト リムにおける側突用パッドの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、図5に示すように、ドアインナーパネル1の室内側には内装材 としての自動車用ドアトリム2が装着されている。
【0003】 この自動車用ドアトリム2は、最近の造形上の要求から、樹脂材料のプレスモ ールディング工法が多用され、所望の曲面形状に成形された樹脂芯材3の表面側 にクッション性,装飾性を付与する表皮材4が貼着された構成のものが一般的で ある。
【0004】 そして、側方からの衝撃に対して乗員を保護する目的で、樹脂芯材3の裏面所 定箇所に衝撃吸収性能に優れたパッド(以下、側突用パッドという)5が設定さ れている。
【0005】 この側突用パッド5をドアトリム2に固定するには、図6のチャート図に示す ように、プレスモールディング工法により所要形状に成形された樹脂芯材3の裏 面所定箇所に特種ゴム系の接着剤を塗布した後、乾燥工程で溶剤を揮発させ、そ の後、側突用パッド5を手作業で圧着固定しているのが実情である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来では側突用パッド5を接着剤を介してドアトリム2の裏面側 に圧着固定して取付けているため、接着剤の塗布工程、乾燥工程、側突用パッド 5の圧着工程など多くの工程を必要とし、作業性が非常に悪いものであるととも に、有機溶剤を使用する関係で、作業環境も好ましいものではなかった。
【0007】 また、側突用パッド5の接着に使用する接着剤は養生時間が長く、しかも耐熱 性に劣るため、環境温度の変動により、接着強度が低下し、確実な固定強度が得 られないという問題点も指摘されている。
【0008】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、ドアトリムの裏面に設置される側突用パッドを接着剤を使用することな く簡単かつ確実に固定することにより、側突用パッドの取付作業性を向上させる とともに、作業環境面でも有利な自動車用ドアトリムにおける側突用パッドの固 定構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、プレスモールディング成形により所要 形状に成形された樹脂芯材と、この樹脂芯材の表面側に貼着される表皮材とから 自動車用ドアトリムが構成されるとともに、上記樹脂芯材裏面の所定箇所にブロ ック状の側突用パッドを固定する自動車用ドアトリムにおける側突用パッドの固 定構造において、 前記側突用パッド基部の少なくとも2辺にフランジ部が形成されているととも に、上記樹脂芯材裏面に上記フランジ部と係合して、側突用パッドを支持するパ ッド支持用リブが設けられていることを特徴とする。
【0010】
【作用】
以上の構成から明らかなように、側突用パッドのフランジ部を樹脂芯材裏面に 形成されているパッド支持用リブにスライド操作、あるいははめ込み操作により 係合させるだけでよく、簡単な作業で側突用パッドの固定が可能となる。
【0011】 さらに、接着剤を使用しないため、接着剤使用に付随する工程(接着剤塗布工 程、接着剤乾燥工程等)が廃止でき、このことも作業性を向上させる要因になる とともに、有機溶剤を使用しないため、作業環境も改善される。
【0012】 さらに、従来の接着固定に代えて、リブによる機械固定により側突用パッドを 固定するため、熱の影響を受けることなく、確実な固定強度が長期に渡り得られ る。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】 図1は本考案を適用して側突用パッドを取付けた自動車用ドアトリムを示す正 面図、図2は同ドアトリムの構成を示す断面図、図3は本考案による側突用パッ ドの固定構造を説明する斜視図、図4は本考案の別実施例を示す側突用パッドの 固定構造を示す斜視図である。
【0015】 図1,図2において、本考案を適用する自動車用ドアトリム10は、プレスモ ールディング工法により所要の曲面形状に成形された樹脂芯材11と、この樹脂 芯材11のプレスモールディング時、その表面側に一体貼着されるクッション性 、装飾性を付与する表皮材12とから大略構成されている。
【0016】 そして、樹脂芯材11の裏面所定箇所に側方からの衝撃を吸収する側突用パッ ド20が設定されている。
【0017】 さらに詳しくは、上記樹脂芯材11はポリプロピレン樹脂にタルク等のフィラ ーを混入した複合ポリプロピレン樹脂材料を使用しており、表皮材12は、PV C樹脂シート裏面にポリエチレンフォーム,ウレタンフォーム等のクッション材 料をラミネートした積層構造のものを使用している。
【0018】 尚、側突用パッド20は、商品名ダイラーク(積水化成(株)製造)を使用し ている。
【0019】 ところで、本考案の特徴は側突用パッド20を樹脂芯材11裏面に固定する構 造にある。
【0020】 すなわち、図3に示すように、樹脂芯材11裏面にはアリ溝を形成するレール 状のパッド支持用リブ13が一体に形成されており、このパッド支持用リブ13 に差込むために側突用パッド20の基部両側にはフランジ部21が形成されてい る。
【0021】 したがって、図3中矢印で示すように、側突用パッド20を樹脂芯材11裏面 に沿ってスライドさせ、側突用パッド20の基部両側に位置するフランジ部21 をパッド支持用リブ13内に差込めば、側突用パッド20を樹脂芯材11の裏面 所定箇所に簡単に取付固定することができる。尚、側突用パッド20基部の隣接 する2辺にフランジ部21を設け、パッド支持用リブ13をL字状に設けても良 く、また、言うまでもなく、側突用パッド20の高さは、パッド支持用リブ13 の高さより高く設定されている。
【0022】 このように、従来の接着固定に比べ、樹脂芯材11裏面のパッド支持用リブ1 3に側突用パッド20のフランジ部21を差込むという簡単な操作で取付けが完 了するため、作業性が著しく向上するとともに、接着剤に付随する有機溶剤を使 用することがないため、作業環境も良好なものとなる。
【0023】 また、従来の接着固定によれば、熱の影響を受け、接着強度が低下する問題点 があったが、本考案のように機械固定であるため、環境温度に左右されることが なく、長期に亘り確実かつ強固な側突用パッド20の固定が保証できる。
【0024】 次いで、図4は本考案の別実施例を示すもので、この実施例では側突用パッド 20のフランジ部21を支持するフック状のパッド支持用リブ14を4箇所に対 向して形成するとともに、位置決め、及びストッパ機能を有する突起15を設け るという構成である。そして、この実施例の場合、図4中矢印で示すように、側 突用パッド20をスライド操作しても良く、また、フック状の支持用リブの弾性 を利用して、上側からワンタッチで、側突用パッド20を嵌め込むようにしても 良い。
【0025】 更に、この実施例によれば、上述実施例に比べ、樹脂材料を節約することがで き、かつ軽量化にも貢献できるという付随的な利点がある。
【0026】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による側突用パッドの固定構造は、プレスモールデ ィング工法により所要形状に成形される樹脂芯材の裏面にレール状、あるいはフ ック状のパッド支持用リブを一体に設け、側突用パッド基部の少なくとも2辺に フランジ部を形成し、フランジ部を樹脂芯材のパッド支持用リブに係合させると いう簡単な操作で側突用パッドを樹脂芯材裏面の所定箇所に確実に固定できると いうものであるから、側突用パッドの取付作業性が著しく向上するという効果を 有する。
【0027】 さらに、従来の接着固定に替えて機械固定を利用するものであり、接着剤使用 に伴う有機溶剤による作業環境の悪化という問題がなくなり、作業環境が良好な ものになるとともに、有機溶剤を排除するための廃棄設備等も不要となる。
【0028】 加えて、本考案は側突用パッドを樹脂芯材に設けたパッド支持用リブにより係 合固定するというものであり、環境温度により接着強度が低下することがなく、 長期に亘り側突用パッドの確実な取付けが得られるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した自動車用ドアトリムを示す正
面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本考案による側突用パッドの固定構造を説明す
る斜視図。
【図4】本考案の別実施例を示すもので、側突用パッド
の固定構造を説明する斜視図。
【図5】側突用パッドを取付けた従来の自動車用ドアト
リムの構成を示す断面図。
【図6】従来の側突用パッドのドアトリムへの取付工程
を説明するチャート図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 樹脂芯材 12 表皮材 13,14 パッド支持用リブ 20 側突用パッド 21 フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスモールディング成形により所要形
    状に成形された樹脂芯材(11)と、この樹脂芯材(1
    1)の表面側に貼着される表皮材(12)とから自動車
    用ドアトリム(10)が構成されるとともに、上記樹脂
    芯材(11)裏面の所定箇所にブロック状の側突用パッ
    ド(20)を固定する自動車用ドアトリムにおける側突
    用パッドの固定構造において、 前記側突用パッド(20)基部の少なくとも2辺にフラ
    ンジ部(21)が形成されているとともに、上記樹脂芯
    材(11)裏面に上記フランジ部と係合して、側突用パ
    ッド(20)を支持するパッド支持用リブ(13)が設
    けられていることを特徴とする自動車用ドアトリムにお
    ける側突用パッドの固定構造。
JP7182991U 1991-09-06 1991-09-06 自動車用ドアトリムにおける側突用パツドの固定構造 Withdrawn JPH0522218U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140037370A (ko) * 2012-09-17 2014-03-27 현대자동차주식회사 도어트림 패드 장착구조
JP2018083600A (ja) * 2016-11-25 2018-05-31 トヨタ紡織株式会社 オーナメント取付構造

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140037370A (ko) * 2012-09-17 2014-03-27 현대자동차주식회사 도어트림 패드 장착구조
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