JPH0544367B2 - - Google Patents

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JPH0544367B2
JPH0544367B2 JP30528186A JP30528186A JPH0544367B2 JP H0544367 B2 JPH0544367 B2 JP H0544367B2 JP 30528186 A JP30528186 A JP 30528186A JP 30528186 A JP30528186 A JP 30528186A JP H0544367 B2 JPH0544367 B2 JP H0544367B2
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JP
Japan
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transparent plate
mold
peripheral edge
molding
synthetic resin
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Masayoshi Oogoshi
Masahito Endo
Yoshio Horiki
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透明板状体、特にガラス板ならびに
合成樹脂板等から成る窓材、例えば平板状、曲げ
板状の生あるいは強化処理された単板、合せ、積
層、複層および板表面に膜等の加工をした建築用
窓材ならびに車輌用窓材等、ことに自動車用窓材
における周縁部外表面に直接合成樹脂製のモール
またはガスケツト(以下両者をモールともいう)
を一体成型して成る窓材およびその製法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、特に車輌窓開口部にガラス板等の透明板
状体を取り付ける手段としては、自動車にあつて
は車体のインナパネルとアウタパネルとの接合部
ならびにガラス板の周縁部にそれぞれ嵌め込むよ
うになつている別途成型したウエザーストリツプ
を介して、車体にガラス板を装着しており、また
ガラス板と車体パネルのガラス板取付用フランジ
部周縁との間に脚部を差し込み接着剤で固定する
別途成型した周縁モールを用いる所謂ダイレクト
グレージング手法等が採用されており、さらに最
近注目されつつある取り付け手段としては予めガ
ラス板の周縁部外表面に反応射出成型法等による
モールあるいはガスケツトを直接一体成型したも
のを、接着等によりワンタツチで簡単に車輌ボデ
イに取り付ける所謂エンキヤツプシユレーシヨン
手法が採用されつつある。
そのなかで、例えば特開昭61−66645号公報に
は窓材アセンブリ及びその製造方法が記載されて
おり、透明な板材からなる本体と、本体の少なく
とも片面に重ね合わされかつ被着された透明な合
成樹脂材料層と、これら両部分の周縁部に現場に
て形成されかつ接着されたガスケツトを有するも
のとその製造方法が開示されていて、裂傷防止窓
材アセンブリが知られている。
また実開昭61−158508号公報にはウインドシー
ルドガラス離脱構造が記載されており、ウインド
シールドガラスへの所定値以上の衝撃でガラスを
車体から離脱させる保持手段と、このガラスと車
体との間へ直接に又は保持手段を介して取りつけ
られガラスの移動時にガラスの受けるエネルギー
を吸収する吸収手段とを有するものが開示され、
車両緊急時に乗員のウインドシールドガラスへの
衝究荷重を低減しようとするもの等が知られてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述したように従来の特開昭61−66645号公報
に記載されているものは、あくまでも透明な板材
に透明な合成樹脂材料層を設けることで裂傷防止
をしよとするものであり、窓材の周端縁部を包囲
するようポリマー製枠部材を現場にて形成し、透
明な板材と合成樹脂材料層との両方ともに周縁部
で接着を充分もたせるようにするものであつて、
むしろ透明な板材と合成樹脂材料層を充分固着し
ておこうとするものであり、窓材の周端縁部を包
囲するポリマー製枠部材自身を衝突時における衝
撃エネルギーの吸収に必ずしも充分活かすものと
したものではないものである。また、実開昭61−
158508号公報に記載されているものは、ウインド
シールドガラスの端部に設けられる部材も形状が
複雑であり、部材個数も多く、保持および吸収手
段の構成も煩雑で寸法も高積度が要求され、取り
付け作業も非能率的なものであり、さらに車体の
インストルメントパネルもそれなりの形状を必要
とする等の問題があるものであつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、従来のかかる欠点に鑑みてなしたも
のであつて、キヤビテイ内において透明板状体に
接触することなく、成形型内面に装飾、補強部材
を押圧するようスプリング機構を設けて密着状態
で、モールまたはガスケツトを透明板状体周縁部
に一体成型することで、前記問題点を解決するこ
とができる窓材およびその製法を提供するもので
ある。
すなわち、本発明は、透明板状体の周縁部外表
面に合成樹脂製のモールまたはガスケツトを一体
成型して成る窓材において、前記透明板状体周縁
部の所要個所に少なくとも一個以上の透孔を設
け、該透孔内を貫通するスプリング機構部材でも
つて前記モールまたはガスケツトの外表面上にあ
る装飾・補強部材と裏面に面している基材とを連
結して設けて、スプリング機構部材を内蔵するよ
う一体成型したことを特徴とする窓材、ならびに
透明板状体の周縁部外表面に合成樹脂製のモール
またはガスケツトを一体成型する方法において、
前記透明板状体の周縁部の所定部分を成形型内に
配置するとともに、該透明板状体周縁部の所要個
所に少なくとも一個以上の透孔を穿設し、該透孔
内を貫通するスプリング機構部材を介し、前記型
内面に装飾・補強部材を配置して圧接位置決めし
て型締めによつて押圧固定すると同時に、前記透
明板状体を前記型部材の挟持部でシール材をかい
して挟持し、前記型内面、前記透明板状体周縁部
外表面および装飾・補強部材内面で構成されるキ
ヤビテイ空間に合成樹脂を一体成型した後、前記
型内から取り出すことを特徴とする窓材の製法を
提供するものである。
ここで、透明板状体の透明とは、透明、半透
明、着色および表面凹凸模様等を含むものをい
い、板状体とは、建築構築用または車輌用ことに
自動車用フロント、リア、ドア等の各種ガラス、
すなわち平板ガラス、熱処理や化学的処理による
強化板ガラス、ガラス板や樹脂板等を合せた各種
合せガラスおよび熱線反射膜、裂傷防止膜、黒枠
等種々の表面処理した積層ガラス、曲げ加工され
た板硝子、複層硝子等各種無機ガラス、ならびに
ポリカーボネート、アクリルおよび耐ひつかき性
等のハードコートした合成樹脂板、さらにこれら
合成樹脂板と無機ガラス板からなる積層体などで
ある。
前記透明板状体周縁部に穿設する透孔について
は、大きさは少なくともスプリング機構部材には
接触しない径とし、形状は透孔に類するものであ
ればよく、個数は全周の所要個所に少なくとも一
種以上必要であり、場所としては係止用リブ部と
同一断面部に設ける方が強度的によりよいがそれ
以外のところでもよいものである。
前記透明板状体に一体成型するモールについて
は、前記透明板状体の全周あるいはほぼ全周にわ
たりその周縁部に施すものであり、モールの形状
は種々のものが採用されるが、少なくとも透明板
状体の周縁部の表裏の一方および端面において一
体成型するものであり、その際当該所要箇所プラ
イマーを予め塗布して接着強度を向上させること
が好ましいことは言うまでもないものであり、モ
ールの外表面はより空気力学的な構造を満すよう
なしかも不快な風切り音の原因とならない形状と
し、車体外板とのシール性を向上するものとし
て、舌片部を備えることが好ましく、該舌片部の
裏面には凹凸状あるいは何等かのバネ効果を有す
る形状にすることが好ましく、さらに透明板状体
の端面側に当る立上り面に透明板状体全周にわた
り突片部(シール用)を設けるまたはその面内に
可撓性中空チユーブを内蔵する等によつて密閉で
きるようにすることが好ましいものであり、さら
にまた車体等の開口部に整合して取り付ける際の
接着固定および係合固定のために、前記モールの
裏面には凹凸または凹形のようにしてこの部分に
塗布されたビード状接着剤を漏洩させないように
保つべくするとともに端部にシールを目的とした
ダム部を設け、窓材の車体開口部での位置決めと
接着剤が固着するまでの固定ならびにその後の固
定補助等を兼ねる係止用リブ部を少なくとも一つ
以上設けることが好ましいものである。
前記モールを成形する方法は、射出成形方法等
一般的な合成樹脂成形方法を採用できるものであ
り、特にRIM法(Reaction Injection
Molding)、R−RIM法(特にその補強材を配合
したもの)、LIM法(Liquid Injection
Molding)、R−LIM法(特にその補強材を配合
したもの)があげられるが、そのうちでもRIM
法によるのが好ましいものである。すなわち、一
般的には例えば約200〜300℃とキヤビテイ空間を
囲繞する型の部分の温度を必要とするのに対し、
100℃〜常温、好ましくは50〜80℃と低温でよく、
この型保持温度は勿論、非成形部分もともども温
度が調節できるようにすることが固化速度等を制
御でき好ましいものであり、また例えば従来約
350〜1000Kg/cm2と極めて高い圧力を必要とする
ものが常圧〜約6Kg/cm2程度の範囲、好ましくは
約3Kg/cm2前後の圧力をもつてキヤビテイ空間に
注入され、極めて低い圧力をもつて例えば2成分
を衝突混合させて反応射出するものである等の長
所をもつている。なお型自身は特に限定するもの
ではなく、極く一般的な金属製や樹脂製あるいは
セラミツク製等であつてもよく、またキヤビテイ
空間の表面に離型剤で処理しておくことや透明板
状体の表面を傷つけたり破壊を起さないように
し、しかもバリを発生しないようまたは型の変
形、透明板状体の変形を吸収するよう注入樹脂と
異質の緩衝部材でもあるシール部材を兼ねた物
質、例えば、耐熱性のフツ素樹脂またはフツ素ゴ
ム、シリコン樹脂またはシリコンゴム、その他軟
質の樹脂等単体、発泡体、中空体、複合体の弾性
体を透明板状体と型面間に介在させて密閉するこ
と等も言うまでもないことである。
前記型内にセツトする装飾・補強部材は金属製
または樹脂製等のフイルムあるいは板状体、種々
の大きさまたは厚さ、形状のものが使用でき、こ
れらをスプリング機構によつてセツトするので、
型締めに連動して型内に透明板状体に関係なくし
つかり挟持固定でき、型の歪み、透明板状体の歪
み等も吸収できて、合成樹脂の射出注入時にも位
置のくるいを生じさせない等正確に位置決めがで
き、合成樹脂の液状から固化後において、そのス
プリング力を樹脂によつてなくするようにするこ
ともできてしつかりしたものとなるものであり、
また用いる合成樹脂によつて、そのスプリング力
の強弱も自由に選択でき、スプリング機構部材の
材質および種類も種々のものが選択できるもので
あり、スプリングが好ましいものである。
前記スプリング機構部材は、直接例えば車体外
板に接着することにもなり、結果として装飾・補
強部材もスプリング機構部材でモールにこだわら
ず直接車体外板に装着することにもなるものであ
る。
前記種々の成形方法に用いられる合成樹脂、す
なわち本発明で使用可能な合成樹脂は、例えば、
ポリウレタン系樹脂、低密度および高密度ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、シリコ
ン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ナイロン−6、
EVA、PET、PBT等の熱可塑性樹脂、あるいは
ポリウレタン系、エチレン−酢ビ系、ポリオレフ
イン系、スチレン−ブタジエン系等の熱可塑性ゴ
ム、ならびにビニルエステル系樹脂、エポキシ樹
脂、シリコン系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂
等の熱硬化性樹脂があげられ、さらにブレンド樹
脂、発泡ポリウレタンも含め、エラストマーや弾
性ゴム等幅広く採用でき得るものであり、さらに
また紫外線吸収剤、着色剤、反応率を制御する触
媒、発泡剤、安定剤等の充填剤、ならびにガラス
繊維、ガラスフレークのような補強剤を添加して
もよいことは言うまでもないことであり、これら
により、スプリング機構のバネ力と合せて弾性力
の強弱を決めることは勿論、耐候性、耐熱性、強
度、熱膨張率、減縮率、表面性状等を考慮するこ
とが必要である。
〔作用〕
前述したとおり、本発明の窓材およびその製法
によつて、種々の装飾・補強部材をスプリング機
構のバネ力および保持力さらに金属あるいは合成
樹脂モール自体の物性とを種々選択組み合せて一
体成型できるようになるとともに、外面になる装
飾・補強部材をスプリング機構部材で取り付け枠
例えば車体外板に直接装着保持できることにな
り、例えば車輛が衝突した際も、乗員のシインド
シールドガラスへの衝撃荷重を低減緩和し、耐貫
通製も増大する等、より機能的作用をもたらすよ
うになるものである。
すなわち、スプリング機構のバネ力によつて、
装飾・補強部材を型枠内で確実に位置決めでき、
透明板状体には無荷重無関係にキヤビ型とコア型
の内面に圧接して保持でき、型締めでさらに押圧
が働くとともに型の変形も吸収し得、しかも液状
の合成樹脂を射出注入する際も位置づれ等を起さ
ず、装飾・補強部材の外表面におけるバリの発生
をも防止でき得るようになる。またスプリング機
構の保持力によつて、装飾・補強部材の大きさ、
厚み、形状を種々選べて一体成型できて仕上精度
がよく、各部材間の位置決め精度にバラツキがな
くなり、例えば車輛開口部き車体外板に取り付け
後に従来行つていたこれら各部材の取り付けや貼
付けの作業もなくなり、美観をもつて仕上げるこ
とができるものであり、かつ一体成型する合成樹
脂製モールの物性を充分に生かせるようになり、
例えば透明板状体をよりフレキシブルに保持する
ようにできて物体の衝撃エネルギーを吸収するよ
うになる等、より機能性の高いモールを自由に幅
広く選択でき、さらに例えば自らの弾性力を活か
し得るようになることで取り付けに際し、窓材と
車体外板等の枠部との面傾斜精度のバラツキおよ
び歪み等にも柔軟に対応でき、それらとのシール
性ならびに接着、固定性も極めて向上させること
ができ、水密性、気密性の維持の向上を計れ、結
果として透明板状体の保持力、耐久性も増加する
ものとなり、取り付け作業においてもより応力を
発生させることなく簡単に機械によるロボツト
化、オートメ化ができるようなり、取り付け時の
透明板状体の傷つけ、破壊破損等を発生すること
のないものとなるものである。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を説明する。
第1図は本発明の窓材であつて、モールまたは
ガスケツトを透明板状体周縁部に穿設した透孔、
該透孔内を貫通するスプリング機構部材ならびに
係止用リブ部を同一側断面部分に設けた際の部分
側断面図であり、透明板状体2の周縁部における
表裏端面を略コ字状で所定部分に直接一体成型し
たモールまたはガスケツトはその頭部5の外表
面を全面的にカバーするよう装飾・補強部材3
(場合によつてはカバーは全面でなくてもよく、
その際外表面に対し多少凹凸になつてもよいが成
るべく面するようにした方がよい)を設け、該装
飾・補強部材3とモールまたはガスケツトの裏
面凹部13に面した基材8とを、透明板状体2に
穿設した透孔10を貫通するスプリング機構部材
4で保持固定して一体に内蔵させ、前記頭部5の
先端には舌片部7を備え、その裏面9は凹凸状と
凹状の組み合せ面でシール性をよくし、立上り面
11には突片部12でさらにシールするように
し、さらにモールまたはガスケツトの裏面には
凹部13を設けて接着剤をビード状に塗布できる
ようにし、またさらに係止用リブ部6を設けて、
例えば車輛開口部の車体外板に取り付ける際の位
置決め、接着剤の固着までの固定ならびに固着後
の固定補助具としての機能をもたせるものであ
る。なお接着面は凹凸状とする方がよく、また図
示してないが接着剤の逃げ場として立上り面側に
逃げるよう適当な溝状凹部を設けておいてもよい
ものである。さらにまた、スプリング機構部材4
と係止用リブ部6とは必ずしも同一側断面部分に
する必要はないが荷重のことを考えれば同一部分
の方が好ましいものであり、スプリング機構部材
4は透明板状体2の全周の少なくとも1箇所以上
に設けることが必要であるものである。
第2図は、スプリング機構部材4および係止用
リブ部6のない箇所における図示で、透明板状体
2周縁部における直接一体成型したモールまたは
ガスケツト上の部分側断面図であり、この部分
には係止用リブ部をそのまま長手方向に延長して
もよいが、図示するようにダム部14を設けて接
着剤がはみ出し漏洩するのを防ぐようにするもの
で、この方が樹脂量も少なくて作業性もよく効率
化にも結びつき好ましいものである。
第3図は、第1図で示す本発明の窓材を車輛開
口部の車体外板15に接着剤16,17で装着し
た際の状態を示す部分側断面図である。なお基材
8を止め用部材とし、車体外板15に貫通孔を設
け、これを介してボルト(図示せず)等で固定す
ることもでき得るものである。
第4図は、型18における液状合成樹脂等を射
出注入する直前のセツト状態を示す部分側断面図
である。金型18は下側部分のコア型19および
上側部分のキヤビ型20とからなり、図示してい
ない作動機構でこれらの両型部材19,20は開
閉できる合せ型になつていて、先ず両部分を開放
して、コア型19の上にシール材(緩衝材)23
を介して透明板状体2の周縁部が所定部分に当接
するよう載置する。つぎに当該透明板状体2の所
要個所に穿設した透孔10にスプリング機構部材
4を挿通し、コア型19の凸部面24に基材8を
当接するとともに、上側のキヤビ型20の内面2
2に圧接するよう装飾・補強部材3をセツトして
多少バネ力が働くようにして上部キヤビ型20を
降下し、前記キヤビ型20のシール(緩衝材)2
3を介して、上下両部分型19,20で透明板状
体2クランプし、押圧して適当なバネ力が生じる
状態としてキヤビテイ空間を形成することで、一
体成型直前のセツトを完了するものである。なお
図示していないが各型部分は温度制御できるよう
になつていて適温に保持されているものであつ
て、透明板状体等への熱シヨツクあるいは合成樹
脂への影響を最小にするものである。また液状合
成樹脂あるいは原料等は随時1個所またはそれ以
上の個所から射出注入するようにすることもでき
るものである。
〔発明の効果〕
前述したように本発明によれば、裂傷防止等の
安全性の向上ならびに種々の装飾・補強部材が精
度よく確実にできるので、空気力学的に構造をも
満し不快な風切り音の発生原因ともならず、燃費
の向上、雨水の浸入防止、塵埃等の堆積防止、外
観品質の向上を図ることはもとより耐候性の向上
等も計ることができ、さらには取り付け時の位置
決めが簡単で衝撃の緩和、応力の発生防止、ロボ
ツト化により整合し、透明板状体へキズ、破損等
の影響もなくなり、充分なる寿命を与え経済的に
も優れたものとなるものである。
また、本発明に基づく窓材は、建築・車輌等は
勿論、器具あるいは船舶など広い範囲の窓材とし
て用いることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は本発明の窓材において、透孔を有する透明板状
体周縁部にスプリング機構部材を貫通して装飾・
補強部材を保持し、係止用リブ部を備えた部分側
断面図、第2図は前記第1図と同一窓材における
他の部分の部分側断面図、第3図は第1図の窓材
を車体外板に取り付けた状態を示す部分側断面
図、第4図は本発明による方法を実施するための
説明図で、一体成型前における型内セツト状態を
示す部分側断面図である。 ……モールまたはガスケツト、2……透明板
状体、3……装飾・補強部材、4……スプリング
機構部材、6……係止用リブ部、7……舌片部、
8……基材、10……透孔、13……裏面凹部、
14……ダム部、15……車体外板、18……
型、19……コア型、20……キヤビ型、21…
…キヤビテイ空間、23……シール材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明板状体の周縁部外表面に合成樹脂製のモ
    ールまたはガスケツトを一体成型して成る窓材に
    おいて、前記透明板条体周縁部の所要個所に少な
    くとも一個以上の透孔を設け、該透孔内を貫通す
    るスプリング機構部材でもつて前記モールまたは
    ガスケツトの外表面上にある装飾・補強部材と裏
    面に面している基材とを連結して設けて、スプリ
    ング機構部材を内蔵するよう一体成型したことを
    特徴とする窓材。 2 透明板状体の周縁部外表面に合成樹脂製のモ
    ールまたはガスケツトを一体成型する方法におい
    て、前記透明板状体の周縁部の所定部分を成形型
    内に配置するとともに、該透明板状体周縁部の所
    要個所に少なくとも一個以上の透孔を穿設し、該
    透孔内に貫通するスプリング機構部材を介し、前
    記型内面に装飾・補強部材を配置して圧接位置決
    めして固定すると同時に、前記透明板状体を前記
    型部材の挟持部でシール材を介して挟持し、前記
    型内面、前記透明板状体周縁部外表面および装
    飾・補強部材内面で構成されるキヤビテイ空間に
    合成樹脂を注入し一体成型した後、前記型内から
    取り出すことを特徴とする窓材の製法。
JP30528186A 1986-12-19 1986-12-23 窓材およびその製法 Granted JPS63159126A (ja)

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