JPH05213487A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH05213487A
JPH05213487A JP4021401A JP2140192A JPH05213487A JP H05213487 A JPH05213487 A JP H05213487A JP 4021401 A JP4021401 A JP 4021401A JP 2140192 A JP2140192 A JP 2140192A JP H05213487 A JPH05213487 A JP H05213487A
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feeding
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史 田鍋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フアーストコピータイムおよび連続コピー生
産性を損なうことなく、共通のカセツトで小サイズ用紙
の縦送りと横送りを行う。 【構成】 一定速度ローラ16と可変速度ローラ17に
搬送速度差を設けて用紙を搬送し、搬送過程において用
紙を90度変換させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、フアクシミリ、
プリンタなどの画像形成装置に給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中級層(複写速度60枚A4横/
分)以下の複写機は、コストおよびスペースの都合でA
3などの大サイズの用紙を使用する場合、用紙の進行方
向に対して縦送りとし、A4などの小サイズの用紙を使
用する場合、複写速度を高めるために横送りとしてい
た。しかし、A3の原稿をA4の用紙に縮小して複写す
るような場合、A4の用紙を縦向き(A4R)にして送
る必要がある。そのため、小サイズの用紙は縦送りと横
送りのカセツトをそれぞれ用意していた。従つて、給紙
段数を増加して小サイズ用紙の縦送りおよび横送りを可
能にしたり、必要に応じてカセツトの差換えを行つてい
る。即ち、装置の大型化およびコストアツプあるいは操
作性の煩雑化を招いている。
【0003】上記の問題を回避するため、特開昭56−
59245号公報に示されるように、例えば、A4とA
4Rの用紙カセツトを共通のものとし、縦送りおよび横
送りの選択はカセツトそのものを90度回転させること
によつて行つている。ところが、この回転カセツトがA
4にセツトされている時に、オペレータがA3原稿から
A4の用紙に縮小することを望む場合、回転カセツトを
A4Rに変更する必要がある。即ち、複写動作を始動す
る前に回転カセツトを変更する時間が必要となり、1枚
目のコピーの出来上がりまでの時間(フアーストコピー
タイム)が遅くなる欠点がある。
【0004】そこで、フアーストコピータイムを速くす
るため、特開平2−295824号公報、特開平2−2
95825号公報、特開平2−295826号公報等に
示す技術が提案されている。
【0005】即ち、1台の装置において回転カセツトの
他に、同じサイズの用紙を収容する別の固定カセツトを
備えることを前提に、種々の制御手段によつて縦送りと
横送りのフアーストコピータイムの短縮を図つている。
【0006】より具体的には、特開平2−295824
号公報では、回転カセツトの用紙のセツト方向と固定カ
セツトの用紙送りの方向を常に異なるように回転カセツ
トを制御する。また、特開平2−295825号公報で
は、回転カセツトと固定カセツトとのうち、搬送経路の
短い方のカセツトを選択すると共に、選択されたカセツ
トが回転カセツトの場合は用紙の送り方向を所望の方向
に回転させる。さらに、特開平2−295826号公報
では、固定カセツトからの搬送経路よりも回転カセツト
からの搬送経路を短くする位置に各々のカセツトを配置
する。
【0007】しかし、回転カセツトに収容されたサイズ
と同じサイズの用紙を別の固定カセツトに収容すること
はフアーストコピータイムは速くなるが、回転カセツト
の当初の目的である小サイズ用紙の縦送りと横送りのカ
セツト共通化にはずれる。つまり、回転カセツトと同じ
用紙サイズの固定カセツトを配置することは装置の大型
化およびコストアツプ化の欠点を招いている。
【0008】また、上述した従来例に共通している欠点
として、用紙束の送り方向の変換をカセツトごと回転し
て行つているので、カセツト回転に要するスペースが必
要となる点が挙げられる。そのため、給紙段1段あたり
に積載される用紙束は1束に限られているので、機構が
複雑な割りに用紙の積載枚数が従来の固定カセツトとほ
ぼ同数となつている。
【0009】そこで、カセツトを回転させずに小サイズ
用紙の縦送りと横送りを共通のカセツトで行う技術が特
開平1−292364号公報、特開平2−152845
号公報、さらには特開平2−132040号公報等に示
されている。
【0010】そのうち、特開平1−292364号公
報、特開平2−152845号公報は、積載された用紙
から1枚ずつ捌かれた用紙を、画像形成部の上流側にあ
る搬送路に設けられた45度傾斜ローラによつて用紙の
搬送方向を変換している。
【0011】また、特開平2−132040号公報は、
同じ搬送路内で用紙の搬送方向を2対のローラによつて
変換しているので搬送の切り換えもしない。また、搬送
基準からずれることなく方向変換するので整合手段も不
必要となつている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術のうち、前者においては、(1)用紙の搬送方向を
変換する場合と変換しない場合での搬送路が別に必要で
ある、(2)搬送路の切り換え手段が必要である、
(3)45度傾斜ローラが必要であるが、長尺ローラが
傾斜しているので広いスペースが必要である、等の欠点
があつた。
【0013】また、後者においては、用紙の搬送方向を
変換する時は、用紙搬送停止手段によつて用紙の搬送を
一旦止めて方向変換を行うので生産性が著しく劣る欠点
がある。また、この用紙方向変換装置は給紙部から画像
形成部までの間に用紙が回転するスペースを設置するの
で搬送路が通常の装置よりも長くなる。そのため、フア
ーストコピータイムが遅れる欠点がある。
【0014】本発明はこのような背景に基づいてなされ
たものであり、上記従来技術の欠点を解消し、フアース
トコピータイムおよび連続コピー生産性を損なうことな
く、共通のカセツトで小サイズ用紙の縦送りと横送りを
行うことができる給紙装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的は、用紙束の短
辺を搬送方向と平行に積載する用紙収容部と、該用紙収
容部から用紙を呼び出す呼び出し手段と、該呼び出し手
段から呼び出された用紙をさらに後流側へ搬送する送り
手段と、該送り手段に押圧して用紙の重送を防止する分
離手段とを有する給紙装置において、上記分離手段およ
び上記送り手段の後流側近傍に、一定回転速度で駆動さ
れる一定速度ローラと、該一定速度ローラに加圧する第
1加圧ローラと、回転速度を変更可能な駆動部で駆動さ
れる可変速度ローラと、該可変速度ローラに加圧する第
2加圧ローラとを備えると共に、上記用紙収納部に積載
されたままの姿勢で用紙を搬送する時は上記可変速度ロ
ーラの搬送速度を上記一定速度ローラの搬送速度と同一
にし、用紙の長辺を搬送方向に平行にして搬送する時は
上記可変速度ローラの搬送速度を上記一定速度ローラの
搬送速度よりも速い所定の速度に変更して用紙の搬送姿
勢を選択的に90度変換する制御手段を設けた第1の手
段により達成される。
【0016】また上記目的は、用紙束の短辺を搬送方向
と平行に積載する用紙収容部と、該用紙収容部から用紙
を呼び出して搬送する送り手段と、該送り手段に押圧し
て用紙の重送を防止する分離手段とを有する給紙装置に
おいて、上記送り手段および上記分離手段を2対配置
し、片方の送り手段の搬送速度を変更できる駆動手段を
備えると共に、上記用紙収納部に積載されたままの姿勢
で用紙を搬送する時は両方の送り手段の搬送速度を同一
に制御し、用紙の長辺を搬送方向に平行にして搬送する
時は片方の送り手段の搬送速度を高回転に制御して用紙
の姿勢を90度変換させて搬送する制御手段を設けた第
2の手段により達成される。
【0017】また上記目的は、第1の手段において、上
記一定速度ローラおよび上記可変速度ローラの後流側近
傍に用紙の先端検知手段を配置すると共に、上記制御手
段は、該先端検知手段によつて用紙の先端を検知するま
で上記可変速度ローラの搬送速度を上記一定速度ローラ
の搬送速度と同一にし、用紙先端が検知されたら上記可
変速度ローラの搬送速度を所定の速度まで上げて用紙の
姿勢を90度変換させて搬送する制御を行う第3の手段
により達成される。
【0018】また上記目的は、第3の手段において、上
記送り手段に押圧された上記分離手段の押圧力を解除す
る押圧解除手段を配置し、用紙の姿勢を90度変換させ
る時には、上記制御手段は、上記先端検知手段からの信
号により上記押圧解除手段を作動させる第4の手段によ
り達成される。
【0019】また上記目的は、請求項3記載において、
上記一定速度ローラおよび上記可変速度ローラの後流側
に、用紙の90度姿勢変換が終了したことを検知する変
換終了検知手段を配置し、上記先端検知手段の後流側
に、用紙を搬送するグリツプローラ対と、該グリツプロ
ーラ対の押圧力を解除する圧解除手段とを配置し、上記
制御手段は、該変換終了検知手段の信号により上記可変
速度ローラの搬送速度を上記一定速度ローラの搬送速度
まで低下させる制御を行い、用紙の姿勢を90度変換す
る時には上記グリツプローラの押圧力を解除し、上記変
換終了検知手段により用紙の姿勢変換が終了したことを
検知すると、上記グリツプローラ対を加圧状態に戻す制
御を行う第5の手段により達成される。
【0020】また上記目的は、請求項3記載において、
上記一定速度ローラおよび上記可変速度ローラの後流側
に、用紙の90度姿勢変換が終了したことを検知する変
換終了検知手段を配置し、上記用紙収納部に積載された
用紙のサイズを検知する用紙サイズ検知手段を備え、上
記変換終了検知手段を該用紙サイズ検知手段によつて検
知された各用紙サイズに対応させると共に、上記制御手
段は、上記用紙サイズ検知手段の信号による用紙サイズ
に応じて上記可変速度ローラの高速度時の搬送速度を制
御し、第6の手段により達成される。
【0021】また上記目的は、第1の手段において、用
紙の中心線を用紙搬送時の搬送基準とし、用紙を回転し
て姿勢を変換する際に回転中心の位置を、姿勢変換後の
用紙の横幅の半分の距離だけ上記搬送基準から離れた位
置の近傍に設定する第8の手段により達成される。
【0022】また上記目的は、第3の手段において、上
記用紙収納部に積載された用紙の先端から上記先端検知
手段までの距離をL1とし、上記用紙収納部における用
紙の両サイドを規制する一対のサイドガイドのうち上記
可変速度ローラに近い方のサイドガイドの用紙規制距離
を積載された用紙の後端からL2とした時、L1>L2
に設定した第8の手段により達成される。
【0023】また上記目的は請求項8記載において、上
記可変速度ローラに近い方の上記サイドガイドが用紙を
規制していない部分を規制する補助サイドガイド手段
と、該補助サイドガイド手段の用紙規制を解除する解除
機構とを有する第9の手段により達成される。
【0024】
【作用】第1の手段においては、一定速度ローラと可変
速度ローラは、搬送速度に差を設けて用紙を搬送できる
ので、用紙搬送中に用紙の姿勢は90度変換される。
【0025】第2の手段においては、送りローラは搬送
速度に差を設けて用紙を搬送できるので、用紙分離搬送
中に用紙の姿勢は90度変換される。
【0026】第3の手段においては、先端検知手段は一
定速度ローラと可変速度ローラとに挟持されている用紙
の先端を検知できるので、用紙の姿勢変換を開始する信
号が得られる。
【0027】第4の手段においては、押圧解除手段は分
離ローラの押圧力を解除できるので、用紙の姿勢変換が
負荷なく実行される。
【0028】第5の手段においては、変換終了検知手段
は用紙の90度姿勢変換の終了を検知できるので、可変
速度ローラの搬送速度を制御して用紙の縦送り搬送が行
われる。
【0029】第6の手段においては、圧解除手段はグリ
ツプローラの加圧状態を解除できるので、用紙の姿勢変
換が負荷なく実行される。
【0030】第7の手段においては、変換終了検知手段
は用紙サイズに対応した位置に配置されているので、複
数の用紙サイズの用紙の姿勢変換の終了が検知される。
【0031】第8の手段においては、姿勢変換の際の用
紙の回転中心の位置を、搬送基準から姿勢変換後の用紙
の搬送方向に対する横幅の半分の距離近傍に配置したの
で、姿勢変換の前後での搬送基準が中心からずれない。
【0032】第9の手段においては、可変速度ローラに
近い側のサイドフエンスは積載された用紙束の後端から
距離L2だけ規制しているので、用紙の姿勢変換の際の
邪魔にならない。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0034】図1に本発明の実施例を適用した複写機の
概略構成を示す。
【0035】図1の給紙部は上段aと下段bの2段給紙
型となつている。下段bにはA3などの大サイズ用紙
(500枚程度)を収容する従来型トレー3が紙面手前
方向に引き出し可能なようにレール7で支持されてい
る。
【0036】上段aは本発明の予備用紙収容型トレーと
用紙姿勢変換装置を使用した給紙装置である。用紙収容
部は右トレー1と左トレー2にA4などの小サイズ用紙
を短手方向に各500枚、計1000枚収容可能となつ
ている。小サイズの用紙束を短手方向に並置すれば複写
機の幅寸法を従来のままで、用紙収容枚数を増やすこと
が可能である。
【0037】左右のトレーの形状は、左に積載された用
紙束P2が右に移送可能なように、移送通路となるトレ
ーの壁が解放された箱体となつている。左トレー2に
は、図示しない駆動部により押圧板24が往復運動可能
なように設置されている。その押圧板24により用紙束
P2は用紙束P1の位置まで移送可能となつている。ま
た、左右のトレー1,2はそれぞれ紙面手前方向に引き
出し可能なようにレール4,5,6で支持されている。
即ち、右の用紙束P1を消費し空となつたら、左の用紙
束P2を右トレー1に寄せて給紙を再開する。さらに、
右トレー1で用紙を給紙している最中に、空になつた左
トレー2に用紙を補給できるので連続給紙が可能となつ
ている。
【0038】図2は図1における上段aの斜視図であ
る。特に、図2では右トレー1に収容されているA4用
紙が姿勢変換装置によつて縦送りに変換されていく場合
の状態を示している。
【0039】ピツクアツプコロ9によつて用紙束P1か
ら呼び出された用紙がフイードローラ10と分離ローラ
11によつて1枚に捌かれる。次に、用紙はフイードロ
ーラ10の後流側に設置された一定速度ローラ16と可
変速度ローラ17と、それらのローラに加圧する加圧ロ
ーラ18によつて挟持される。ここで、一定速度ローラ
16はフイードローラ10の搬送速度とほぼ同速度であ
る。また、可変速度ローラ17は図示しない駆動部によ
つて搬送速度を変更可能であるが、始めは一定速度ロー
ラ16と同速度に制御されている。そして、用紙の先端
が用紙先端検知センサ19によつて検知されると、可変
速度ローラ17の搬送速度が所定の速度までアツプされ
る。また、同じ検知信号によつて分離ローラ11とグリ
ツプローラ20の押圧力が解除されるので用紙の姿勢変
換の際の負荷にならない。
【0040】即ち、A4用紙は一定速度ローラ16と可
変速度ローラ17の速度差に応じた支点を中心に回転す
る。用紙の姿勢変換は図のようにトレー内に用紙の後端
が残つているうちから開始される。そのため、可変速度
ローラ17側のサイドフエンス13は、積載されている
用紙束P1の後端から距離L2だけガイドしているが、
用紙束先端から先端検知センサ19までの距離をL1と
すると、L1>L2であれば用紙の姿勢変換に邪魔にな
らない。
【0041】また、用紙束P1のガイドされていない部
分に接離可能な補助サイドガイド手段を配置し、用紙の
姿勢変換時だけ補助サイドガイド手段を隔離するような
手段を設けてもよい。なお、12は奥側のサイドフエン
ス、14,15は右トレー1における用紙後端規制部材
である。
【0042】図3はA4用紙を90度変換させる状態を
平面に展開して示している。回転支点Oは一定速度ロー
ラ16と可変速度ローラ17(以下速度差ローラ対と称
する)の速度ベクトルの傾き直線と、速度差ローラ対ニ
ツプとの交点に位置する。支点の位置は用紙が90度回
転し終わつても中心基準が保つように決定される。その
ため図3では速度差ローラニツプから用紙先端検知セン
サ19までの距離mを考慮に入れ、搬送基準から(用紙
の短手長/2−m)だけ離れた位置に支点Oを設定して
いる。従つて、用紙のサイズが代われば支点の位置も変
える必要がある。即ち、用紙収容部にある図示しないサ
イズ検知手段の信号により、可変速度ローラ17の高速
度時の搬送速度を変更して用紙サイズに応じた適性な回
転支点Oを得る。
【0043】そして、用紙の90度回転が終了したこと
を検知する変換終了検知センサ21からの信号で、可変
速度ローラ17の搬送速度を一定速度ローラ16の搬送
速度までダウンする。変換終了検知センサ21は用紙サ
イズごとに図示のように縦送り時の用紙のエツジを検知
する位置に設置する。また、変換終了検知センサ21か
らの信号で分離ローラ11とグリツプローラ20を加圧
状態に戻し、A4R用紙の搬送を行う。
【0044】以上のような用紙姿勢変換は搬送を停止さ
せることなく実行可能であるので、A4Rのコピー生産
性も従来機の性能より低下することはない。また、姿勢
変換に要する搬送経路は図3にあるように、用紙の後端
がトレーにある時から開始されるので、画像形成部まで
の搬送経路の距離を従来機並みの長さで抑えることが可
能である。即ち、縦送り、横送りいずれの場合でもフア
ーストコピータイムは従来機の性能と同等である。な
お、A4横送りの場合、可変速度ローラ17は一定速度
ローラ16と同速度で制御され、分離ローラ11もグリ
ツプローラ20も押圧力解除をしないで用紙搬送を行
う。
【0045】上述の用紙姿勢変換装置においては、積載
された用紙束からの用紙捌き手段と、用紙の姿勢変換手
段とがそれぞれ配置されているが、図4に示すように、
給紙ローラ31と摩擦パツド32からなる用紙捌き手段
を2対配置し、それらの搬送速度に差を付ける機構も適
用される。即ち、用紙の捌き手段と姿勢変換手段を共通
にして装置の簡素化を達成するものである。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、一定速度
ローラと可変速度ローラは、搬送速度に差を設けて用紙
を搬送できるので、用紙搬送中に用紙の姿勢を90度変
換できる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、送りローラ
は搬送速度に差を設けて用紙を搬送できるので、用紙分
離搬送中に用紙の姿勢を90度変換できる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、先端検知手
段は一定速度ローラと可変速度ローラとに挟持されてい
る用紙の先端を検知できるので、用紙の姿勢変換を開始
する信号を得ることができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、押圧解除手
段は分離ローラの押圧力を解除できるので、用紙の姿勢
変換を負荷なく実行できる。
【0050】請求項5記載の発明によれば、変換終了検
知手段は用紙の90度姿勢変換の終了を検知できるの
で、可変速度ローラの搬送速度を制御して用紙の縦送り
搬送ができる。
【0051】また、圧解除手段はグリツプローラの加圧
状態を解除できるので、用紙の姿勢変換を負荷なく実行
できる。
【0052】請求項6記載の発明によれば、変換終了検
知手段は90度姿勢変換の終了を検知できるので、可変
速度ローラの搬送速度を制御して用紙の縦送り搬送がで
きる。
【0053】また、変換終了検知手段は用紙サイズに対
応した位置に配置されているので、複数の用紙サイズの
用紙の姿勢変換の終了を検知できる。
【0054】請求項7記載の発明によれば、姿勢変換の
際の用紙の回転中心の位置を、搬送基準から姿勢変換後
の用紙の搬送方向に対する横幅の半分の距離近傍に配置
したので、姿勢変換の前後での搬送基準が中心からずれ
ない。
【0055】請求項8記載の発明によれば、可変速度ロ
ーラに近い側のサイドフエンスは積載された用紙束の後
端から距離L2だけ規制しているので、用紙の姿勢変換
の際の邪魔にならない。
【0056】請求項9記載の発明によれば、補助サイド
ガイド手段は、用紙の姿勢変換時に解除されるので、用
紙の姿勢変換時の邪魔にならず、また、無変換時の用紙
搬送においては、用紙の端部をガイドして斜め送りなど
を防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置が装着された複写機の概略構
成図である。
【図2】本発明の実施例に係る給紙装置の斜視図であ
る。
【図3】A4用紙を90度変換させる状態を示す平面図
である。
【図4】用紙姿勢変換装置の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 右トレー 2 左トレー 9 ピツクアツプコロ 10 フイードローラ 11 分離ローラ 16 一定速度ローラ 17 可変速度ローラ 18 加圧ローラ 19 先端検知センサ 20 グリツプローラ 21 変換終了検知センサ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙束の短辺を搬送方向と平行に積載す
    る用紙収容部と、該用紙収容部から用紙を呼び出す呼び
    出し手段と、該呼び出し手段から呼び出された用紙をさ
    らに後流側へ搬送する送り手段と、該送り手段に押圧し
    て用紙の重送を防止する分離手段とを有する給紙装置に
    おいて、上記分離手段および上記送り手段の後流側近傍
    に、一定回転速度で駆動される一定速度ローラと、該一
    定速度ローラに加圧する第1加圧ローラと、回転速度を
    変更可能な駆動部で駆動される可変速度ローラと、該可
    変速度ローラに加圧する第2加圧ローラとを備えると共
    に、上記用紙収納部に積載されたままの姿勢で用紙を搬
    送する時は上記可変速度ローラの搬送速度を上記一定速
    度ローラの搬送速度と同一にし、用紙の長辺を搬送方向
    に平行にして搬送する時は上記可変速度ローラの搬送速
    度を上記一定速度ローラの搬送速度よりも速い所定の速
    度に変更して用紙の搬送姿勢を選択的に90度変換する
    制御手段を設けたことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 用紙束の短辺を搬送方向と平行に積載す
    る用紙収容部と、該用紙収容部から用紙を呼び出して搬
    送する送り手段と、該送り手段に押圧して用紙の重送を
    防止する分離手段とを有する給紙装置において、上記送
    り手段および上記分離手段を2対配置し、片方の送り手
    段の搬送速度を変更できる駆動手段を備えると共に、上
    記用紙収納部に積載されたままの姿勢で用紙を搬送する
    時は両方の送り手段の搬送速度を同一に制御し、用紙の
    長辺を搬送方向に平行にして搬送する時は片方の送り手
    段の搬送速度を高回転に制御して用紙の姿勢を90度変
    換させて搬送する制御手段を設けたことを特徴とする給
    紙装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、上記一定速度ロ
    ーラおよび上記可変速度ローラの後流側近傍に用紙の先
    端検知手段を配置すると共に、上記制御手段は、該先端
    検知手段によつて用紙の先端を検知するまで上記可変速
    度ローラの搬送速度を上記一定速度ローラの搬送速度と
    同一にし、用紙先端が検知されたら上記可変速度ローラ
    の搬送速度を所定の速度まで上げて用紙の姿勢を90度
    変換させて搬送する制御を行うことを特徴とする給紙装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、上記送り手段に
    押圧された上記分離手段の押圧力を解除する押圧解除手
    段を配置し、用紙の姿勢を90度変換させる時には、上
    記制御手段は、上記先端検知手段からの信号により上記
    押圧解除手段を作動させることを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載において、上記一定速度ロ
    ーラおよび上記可変速度ローラの後流側に、用紙の90
    度姿勢変換が終了したことを検知する変換終了検知手段
    を配置し、上記先端検知手段の後流側に、用紙を搬送す
    るグリツプローラ対と、該グリツプローラ対の押圧力を
    解除する圧解除手段とを配置し、上記制御手段は、該変
    換終了検知手段の信号により上記可変速度ローラの搬送
    速度を上記一定速度ローラの搬送速度まで低下させる制
    御を行い、用紙の姿勢を90度変換する時には上記グリ
    ツプローラの押圧力を解除し、上記変換終了検知手段に
    より用紙の姿勢変換が終了したことを検知すると、上記
    グリツプローラ対を加圧状態に戻す制御を行うことを特
    徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載において、上記一定速度ロ
    ーラおよび上記可変速度ローラの後流側に、用紙の90
    度姿勢変換が終了したことを検知する変換終了検知手段
    を配置し、上記用紙収納部に積載された用紙のサイズを
    検知する用紙サイズ検知手段を備え、上記変換終了検知
    手段を該用紙サイズ検知手段によつて検知された各用紙
    サイズに対応させると共に、上記制御手段は、上記用紙
    サイズ検知手段の信号による用紙サイズに応じて上記可
    変速度ローラの高速度時の搬送速度を制御し、上記変換
    終了検知手段の信号により上記可変速度ローラの搬送速
    度を上記一定速度ローラの搬送速度まで低下させる制御
    を行うことを特徴とする給紙装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、用紙の中心線を
    用紙搬送時の搬送基準とし、用紙を回転して姿勢を変換
    する際に回転中心の位置を、姿勢変換後の用紙の横幅の
    半分の距離だけ上記搬送基準から離れた位置の近傍に設
    定することを特徴とする給紙装置。
  8. 【請求項8】 請求項3記載において、上記用紙収納部
    に積載された用紙の先端から上記先端検知手段までの距
    離をL1とし、上記用紙収納部における用紙の両サイド
    を規制する一対のサイドガイドのうち上記可変速度ロー
    ラに近い方のサイドガイドの用紙規制距離を積載された
    用紙の後端からL2とした時、L1>L2に設定したこ
    とを特徴とする給紙装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、上記可変速度ロ
    ーラに近い方の上記サイドガイドが用紙を規制していな
    い部分を規制する補助サイドガイド手段と、該補助サイ
    ドガイド手段の用紙規制を解除する解除機構とを有する
    ことを特徴とする給紙装置。
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