JPH0520914Y2 - - Google Patents

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JPH0520914Y2
JPH0520914Y2 JP1986013756U JP1375686U JPH0520914Y2 JP H0520914 Y2 JPH0520914 Y2 JP H0520914Y2 JP 1986013756 U JP1986013756 U JP 1986013756U JP 1375686 U JP1375686 U JP 1375686U JP H0520914 Y2 JPH0520914 Y2 JP H0520914Y2
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breather
pipe
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cap
attached
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
  • Safety Valves (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は車両におけるトランスミツシヨンやリ
ヤアクスルなどのケーシングに取り付けられ、温
度上昇などによつてケーシング内のガス圧が高く
なつた時に、内部ガスを外気に逃がすためのブリ
ーザ装置の改良に関する。
【従来技術】
従来、この種のブリーザ装置としては例えば実
開昭48−48220号に示すものが知られている。第
3図に示す従来例は上記トランスミツシヨンやリ
ヤアクスルなどのケーシング1にネジ固定された
ブリーザ本体3と、このブリーザ本体3の通気孔
2の上部開口端を閉塞する平板状の弁体5と、こ
の弁体5を常時下方に付勢する圧縮スプリング6
と、上記ブリーザ本体3の上部を覆い隠すキヤツ
プ4とで構成されており、ケーシング1内のガス
圧上昇によつて弁体5を押し上げ、ケーシング1
内部に充満したガスをキヤツプ4の下端の排出口
4aから外気へ逃がすようになつている。また、
第4図に示す従来例は耐油性ゴムなどの弾性部材
からなるブリーザ本体13の上部を金属等の剛性
体のキヤツプ14が覆い被さつており、ブリーザ
本体13の外壁下方に向つて複数のリツプ部16
aを有し、このリツプ部16aにキヤツプ14の
外周下部が当接している。ケーシング1内部に充
満したガスをリツプ部16aの弾性変形によりキ
ヤツプ14の下端の排出口14aから外気へ逃が
すようになつている。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、上記従来のブリーザ装置にあつ
ては、ブリーザ装置をケーシングの上面に立設し
ている。これはケーシング内の空気圧が一定の圧
力以下になると、ブリーザ本体の通気孔が閉塞さ
れるもののキヤツプの排出口から外気をケーシン
グ内に吸入することがあり、キヤツプの排出口付
近には水・塵埃等が不着しないようになつている
のが好ましく、その為、排出口が下方に向くよ
う、即ちブリーザ装置をケーシングの上部に立設
している。ところが、車両等の部品のレイアウト
上ケーシングの側壁に設置する必要が生じ、この
場合ブリーザ本体を曲折したり或いは別体の曲折
したアダプターを必要とする。ブリーザ本体は鋼
材或いは樹脂部材を旋削加工したり、型成形をす
ることから、上記曲折部を成形するのが困難であ
り高度な技術を要し高価なものになる。また、ア
ダプターの場合には接合部分が増し密封性に問題
を惹起する。
【問題点を解決するための手段】
本考案は上記従来の問題点に着目し、構造が簡
単で高精度のブリーザ装置を提供するものであ
り、一端に弁座部を有し他端に被取付部を形成し
たブリーザ本体と、このブリーザ本体の前記弁座
部側に、これを被覆するとともに、下端部を内方
に折り曲げてカシメ部を形成し通気可能に取り付
けたキヤツプと、このキヤツプ内に設けられ前記
弁座部に常時付勢押圧された弁体とからなり、前
記ブリーザ本体は、湾曲可能な金属製のパイプに
より構成されるとともに、前記弁座部と前記被取
付部の間にパイプを外方に拡径して形成された第
1の鍔部を有しており、前記弁座部は、パイプの
外径よりも外方に拡開したパイプの口縁を第2の
鍔部が残るように折り返すとともに、パイプの軸
方向に面押しして形成された平坦部と、この平坦
部からパイプの内部方向に向かつて傾斜したスカ
ート部とにより構成されていることを特徴とする
ブリーザ装置によつてなされる。
【実施例】
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を詳
細に説明する。 第1図に示す本考案の実施例において、23は
湾曲可能な金属製のパイプからなるブリーザ本体
であつて、一端側は(図において上端)金属パイ
プの外径よりも外方に拡開したパイプの口縁を第
2の鍔部25が残るようにして折返して弁座部2
4が形成されている。この弁座部24は更に上方
からパイプの軸方向にプレス等により面押しする
ことにより平滑な平坦部26とこの平坦部26か
らパイプの内部方向に向かつて傾斜したスカート
部26aを形成している。この弁座部24の中央
には開孔27を有し、この開孔27は通気孔22
に連結している。他端側は(図において下端)ケ
ーシング1に固着する被取付部28を形成してい
る。本実施例においては被取付部28にシール材
を介してケーシング1の取付穴1aに圧入してい
る。そして弁座部24と被取付部28の間にパイ
プを外方に拡径して形成された第1の鍔部29a
は被取付部28のケーシング1への圧入の際のス
トツパーに供される。この被取付部28のケーシ
ング1への固着方法としては螺着・溶接等でも良
く、ブリーザ本体23がケーシング1に密接に固
定され継目から内気が外に漏れなければ良い。第
2図に示すようにブリーザ本体33の中間部を略
直角に曲折しているのはブリーザ装置を取り付け
るトランスミツシヨンやリヤアクスルの側壁が垂
直になつているからであつて、ブリーザ装置を取
り付ける側壁の傾斜によりブリーザ本体33の中
間部の曲折度合は随意選択出来る。以上のような
構成のブリーザ本体23,33はブリーザ本体2
3,33の弁座部24に着座し通気孔22の上部
を閉塞する弁体55と、この弁体55を覆い隠す
キヤツプ54と、このキヤツプ54と弁体55と
の間に介装されブリーザ本体23,33に装着さ
れたキヤツプ54によつて弁体55を下方に付勢
する圧縮スプリング56とで構成されブリーザ装
置20,30となる。弁体55の外径はブリーザ
本体23,33の弁座部24の平坦部26外径と
略同径であつて、耐油・耐熱性に優れたゴム材で
形成されている。キヤツプ54は鋼板を深絞り成
形され、ブリーザ本体23,33の外径より稍大
径の内径を有している。このキヤツプ54はブリ
ーザ本体23,33の弁座部24に弁体55を載
置して、その上部に圧縮スプリング56を介して
ブリーザ本体23,33に被せられ、キヤツプ5
4の下端部をブリーザ本体23,33の弁座部2
4の外周よりも内方に折り曲げてカシメ部54a
が形成されている。従つてキヤツプ54のカシメ
部54aがブリーザ本体23,33の弁座部24
に当接して上方への抜け防止に供されるとともに
キヤツプ54内の圧縮スプリング56により弁体
55が常時ブリーザ本体23,33の弁座部24
に圧接している。尚、ブリーザ本体23,33の
弁座部24と被取付部28の間にパイプを外方に
拡径して形成された第1の鍔部29はキヤツプ5
4が下方へ押圧された時にキヤツプ54の下端が
当接するストツパーである。 従つて、上記実施例ではケーシング1内の温度
が上昇してガス圧が高くなつた場合に、そのガス
圧によつて弁体54を押し上げ、その隙間からケ
ーシング1内に充満した高温のガスを外部に逃が
すことができる。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のブリーザ装置
は、ブリーザ本体を湾曲可能のパイプにより構成
したから、必要に応じてブリーザ本体を、所望の
位置で所望の方向に所望の角度に容易に湾曲する
ことができる。また、ブリーザ本体には弁座部と
被取付部の間にパイプを外方に拡径して形成され
た第1の鍔部を有しており、被取付部のケーシン
グへの取り付けの際に、この第1の鍔部をケーシ
ングに当接させることにより、取り付け位置の位
置決めを容易に行なうことができる。そのため、
取付空間の関係から前述した従来のブリーザ装置
では取付不可能な場合でも、極めて容易に取り付
けることができる。 また、弁座部はパイプの外径よりも外方に拡開
したパイプの口縁を第2の鍔部が残るように折り
返して形成されているから、弁座部成形時におけ
るパイプの外径に対するパイプの口縁の径寸法変
化が小さくできるとともに、キヤツプのカシメ部
が第2の鍔部に当接してキヤツプの抜けを防止で
きる。また、弁座部をパイプの軸方向に面押しし
て平坦部が形成されているから、平坦部の面粗度
が良く、平坦部にシワやワレが発生するのが防止
できる。これにより、平坦部と弁体とは面接触す
ることになるため、弁座部と弁体との密着性を大
幅に向上することができる。さらに、平坦部から
パイプの内部方向に向かつて傾斜したスカート部
が形成されているから、パイプの口縁の端面にバ
リが発生した場合でも、バリが弁体に直接接触す
ることがなく、密着性に影響することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるブリーザ装置の縦断面
図、第2図は本考案に係わる他の実施例を示す縦
断面図。第3図および第4図は従来のブリーザ装
置における別異の例を示す縦断面図である。 20,30……ブリーザ装置、54……キヤツ
プ、23,33……ブリーザ本体、55……弁
体、24……弁座部、25……第2の鍔部、26
……平坦部、26a……スカート部、28……被
取付部、29,29a……第1の鍔部、54a…
…カシメ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に弁座部を有し他端に被取付部を形成した
    ブリーザ本体と、このブリーザ本体の前記弁座部
    側に、これを被覆するとともに、下端部を内方に
    折り曲げてカシメ部を形成し通気可能に取り付け
    たキヤツプと、このキヤツプ内に設けられ前記弁
    座部に常時付勢押圧された弁体とからなり、前記
    ブリーザ本体は、湾曲可能な金属製のパイプによ
    り構成されるとともに、前記弁座部と前記被取付
    部の間にパイプを外方に拡径して形成された第1
    の鍔部を有しており、前記弁座部は、パイプの外
    径よりも外方に拡開したパイプの口縁を第2の鍔
    部が残るように折り返すとともに、パイプの軸方
    向に面押しして形成された平坦部と、この平坦部
    からパイプの内部方向に向かつて傾斜したスカー
    ト部とにより構成されていることを特徴とするブ
    リーザ装置。
JP1986013756U 1986-01-31 1986-01-31 Expired - Lifetime JPH0520914Y2 (ja)

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JPS62126671U JPS62126671U (ja) 1987-08-11
JPH0520914Y2 true JPH0520914Y2 (ja) 1993-05-28

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WO2020085210A1 (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 日東電工株式会社 通気部品

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JPS471205U (ja) * 1971-01-21 1972-08-12
JPS5630783U (ja) * 1979-08-16 1981-03-25

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