JPS6029659Y2 - カバ−類の取付装置 - Google Patents
カバ−類の取付装置Info
- Publication number
- JPS6029659Y2 JPS6029659Y2 JP12990980U JP12990980U JPS6029659Y2 JP S6029659 Y2 JPS6029659 Y2 JP S6029659Y2 JP 12990980 U JP12990980 U JP 12990980U JP 12990980 U JP12990980 U JP 12990980U JP S6029659 Y2 JPS6029659 Y2 JP S6029659Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- covers
- mounting
- sealing material
- mounting device
- bolts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、内燃機関等におけるカバー類の取付装置に
関する。
関する。
一般に、自動車用内燃機関においては、ロッカカバー、
フロントカバー等の種々のカバー類やオイルパンのよう
な容器が機関本体に取付けられるが、これらは密封性良
く取り付けられることが要求される。
フロントカバー等の種々のカバー類やオイルパンのよう
な容器が機関本体に取付けられるが、これらは密封性良
く取り付けられることが要求される。
そのため、従来では第１図及び第２図に示すように（参
考文献、実開昭５２−６８７４５号公報参照）、取付本
体（例えばシリンダヘッド）１の接合面２とカバー（例
えばロッカカバー）３の接合面４との間に油密用のバッ
キング５を介装し、この部分を複数のボルト６でネジ結
合していた。
考文献、実開昭５２−６８７４５号公報参照）、取付本
体（例えばシリンダヘッド）１の接合面２とカバー（例
えばロッカカバー）３の接合面４との間に油密用のバッ
キング５を介装し、この部分を複数のボルト６でネジ結
合していた。
ところが、このような従来のカバー類の取付装置にあっ
ては、平板状のバッキング５を単にボルト６により締め
付ける構造であるため、ボルト締付時にカバー３の接合
面４のボルト挿入孔附近にのみ大きな締付力が作用する
ことから、ボルト間中央部が第２図の破線で示したよう
に上方に盛り上がってしまい、この部分の接触面圧が低
下し油漏れが生じるという問題があった。
ては、平板状のバッキング５を単にボルト６により締め
付ける構造であるため、ボルト締付時にカバー３の接合
面４のボルト挿入孔附近にのみ大きな締付力が作用する
ことから、ボルト間中央部が第２図の破線で示したよう
に上方に盛り上がってしまい、この部分の接触面圧が低
下し油漏れが生じるという問題があった。
また、カバー３がボルト６により剛結合されるため、取
付本体１側からの振動がボルト６を介して容易にカバー
３に伝達され、カバー３からの放射騒音が大きくなると
いう問題点もあった。
付本体１側からの振動がボルト６を介して容易にカバー
３に伝達され、カバー３からの放射騒音が大きくなると
いう問題点もあった。
そこで、この考案は密封機能と弾性支持機能とを併せも
った所定形状の密封材を介してカバー類をボルトにより
取り付けるようにして上記問題点を解決することを目的
とする。
った所定形状の密封材を介してカバー類をボルトにより
取り付けるようにして上記問題点を解決することを目的
とする。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第３図、第３Ａ図に示すようにシリンダヘッド等の取付
本体１の接合面２にこの考案の密封材（パツキン）７及
びつば付のスペーサ８を介してロッカカバー等のカバー
類３の接合面（フランジ部）４がボルト８によりネジ結
合されている。
本体１の接合面２にこの考案の密封材（パツキン）７及
びつば付のスペーサ８を介してロッカカバー等のカバー
類３の接合面（フランジ部）４がボルト８によりネジ結
合されている。
上記密封材７は、第４図及び第５図に示すように上述し
た両接合面２，４間に所定のつぶし代をもって圧着され
る断面が略円形の液密保持部７Ａと、この液密保持部７
Ａの外側にある平板部７ｃに位置してカバー類３の接合
面４に形成した複数のボルト挿入孔４ａを貫通しその突
出端７ｂがボルト６の締付時にスペーサ８により外側に
拡開されることによってカバー類３を弾性支持する円筒
形の弾性支持部７Ｂとから構成される。
た両接合面２，４間に所定のつぶし代をもって圧着され
る断面が略円形の液密保持部７Ａと、この液密保持部７
Ａの外側にある平板部７ｃに位置してカバー類３の接合
面４に形成した複数のボルト挿入孔４ａを貫通しその突
出端７ｂがボルト６の締付時にスペーサ８により外側に
拡開されることによってカバー類３を弾性支持する円筒
形の弾性支持部７Ｂとから構成される。
そして、これら液密保持部７Ａ、弾性支持部７Ｂ及び平
板部７Ｃはゴム等の弾性体により一体に形成される。
板部７Ｃはゴム等の弾性体により一体に形成される。
また、液密保持部７Ａが圧接するカバー類３の接合面４
の一部は、液密保持部７Ａの円形状に対応して全周に亘
り略半球状に形成され、その接触面積を増大している。
の一部は、液密保持部７Ａの円形状に対応して全周に亘
り略半球状に形成され、その接触面積を増大している。
尚、図中Ｈ′は液密保持部７Ａの自由状態での径寸法で
あり、これはカバー取付時の寸法Ｈ（これはスペーサ８
の長さに影響を受けるが）よりも大きく設定されること
は言う迄もない。
あり、これはカバー取付時の寸法Ｈ（これはスペーサ８
の長さに影響を受けるが）よりも大きく設定されること
は言う迄もない。
このような密封材７を使用することにより、カバー類３
と取付本体１との密封機能は、従来の平板状のパツキン
５に比べはるかに大きなつぶし代を得ることが可能な液
密保持部７Ａにより良好に維持される。
と取付本体１との密封機能は、従来の平板状のパツキン
５に比べはるかに大きなつぶし代を得ることが可能な液
密保持部７Ａにより良好に維持される。
従って、ボルト締付時にカバー類３の接合面４が第２図
のように変形したとしても、従来例のようにボルト間中
央部の液（油）密性が失なわれるということはない。
のように変形したとしても、従来例のようにボルト間中
央部の液（油）密性が失なわれるということはない。
一方、カバー類３は弾性支持部７Ｂにより弾性支持され
、取付本体１と振動絶縁されるため、取付本体１側の振
動がボルト６及びスペーサ８を介してカバー類３に伝達
される割合は著しく低下する。
、取付本体１と振動絶縁されるため、取付本体１側の振
動がボルト６及びスペーサ８を介してカバー類３に伝達
される割合は著しく低下する。
これにより、カバー類３から放射される振動騒音が低減
する。
する。
次に、第６図はこの考案の他の実施例を示すもので、前
述した密封材７を予めカバー類３の接合面４に焼付等に
より固着した例である。
述した密封材７を予めカバー類３の接合面４に焼付等に
より固着した例である。
勿論、先の実施例と同様の作用、効果が得られる。
以上説明したようにこの考案によれば、密封機能と弾性
支持機能とを併せもった所定形状の密封材を介して、取
付本体にカバー類をボルトにより取付けるように構成し
たので、密封性（油密性）の向上がはかれる一方、取付
本体側からの振動の伝達が抑制されカバー類の放射騒音
を著しく低減できるという効果がある。
支持機能とを併せもった所定形状の密封材を介して、取
付本体にカバー類をボルトにより取付けるように構成し
たので、密封性（油密性）の向上がはかれる一方、取付
本体側からの振動の伝達が抑制されカバー類の放射騒音
を著しく低減できるという効果がある。
第１図は従来の取付装置の要部断面図、第２図はその作
用状態を示す正面図、第３図はこの考案の要部断面図、
第３Ａ図は第３図を上方から見た図、第４図は同じく密
封材の断面図、第５図は同じく斜視図、第６図はこの考
案の他の例の分解図である。 １・・・・・・取付本体、７・・・・・・密封材、３・
・曲カバー類、６・・・・・・ボルト、２，４・・曲接
合面、７Ａ・・・・・・液密保持部、４ａ・・・・・・
ボルト挿入孔、７Ｂ・・曲弾性支持部、７Ｃ・・・・・
・平板部。
用状態を示す正面図、第３図はこの考案の要部断面図、
第３Ａ図は第３図を上方から見た図、第４図は同じく密
封材の断面図、第５図は同じく斜視図、第６図はこの考
案の他の例の分解図である。 １・・・・・・取付本体、７・・・・・・密封材、３・
・曲カバー類、６・・・・・・ボルト、２，４・・曲接
合面、７Ａ・・・・・・液密保持部、４ａ・・・・・・
ボルト挿入孔、７Ｂ・・曲弾性支持部、７Ｃ・・・・・
・平板部。
Claims (1)
- 取付本体に密封材を介してカバー類をボルトで取付ける
ようにしたカバー類の取付装置において、取付本体とカ
バー類との間に挾持される前記密封材が、平板部の内側
に沿って延び取付本体とカバー類との接合面間に所定の
つぶし代をもって圧着される断面が略円形の液密保持部
と、前記平板部の適宜適所に形成された前記カバー類ま
たは取付本体のボルト挿入孔を貫通する円筒形の弾性支
持部とを有し、これらがゴム等の弾性体で一体形成され
てなることを特徴とするカバー類の取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12990980U JPS6029659Y2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | カバ−類の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12990980U JPS6029659Y2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | カバ−類の取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5753047U JPS5753047U (ja) | 1982-03-27 |
| JPS6029659Y2 true JPS6029659Y2 (ja) | 1985-09-06 |
Family
ID=29490239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12990980U Expired JPS6029659Y2 (ja) | 1980-09-12 | 1980-09-12 | カバ−類の取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6029659Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59118895U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-10 | 三菱自動車工業株式会社 | カバ−の取付け装置 |
| JP2006145045A (ja) * | 2006-02-03 | 2006-06-08 | Mitsubishi Motors Corp | シール構造 |
| JP5194993B2 (ja) * | 2008-04-24 | 2013-05-08 | トヨタ自動車株式会社 | ドライバ装置一体型アクチュエータ |
| JP5995775B2 (ja) * | 2013-04-26 | 2016-09-21 | 本田技研工業株式会社 | 樹脂製カバーの取付構造 |
-
1980
- 1980-09-12 JP JP12990980U patent/JPS6029659Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5753047U (ja) | 1982-03-27 |
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