JPH05208465A - サンドイッチパネル - Google Patents
サンドイッチパネルInfo
- Publication number
- JPH05208465A JPH05208465A JP6266691A JP6266691A JPH05208465A JP H05208465 A JPH05208465 A JP H05208465A JP 6266691 A JP6266691 A JP 6266691A JP 6266691 A JP6266691 A JP 6266691A JP H05208465 A JPH05208465 A JP H05208465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prepreg
- sandwich panel
- carbon fiber
- core material
- surface material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
(目的)軽量且つ耐衝撃性に優れ、航空機の床材用とし
て特に好適なサンドイッチパネルを提供すること。 (構成)UDプリプレグに使用する炭素繊維の25%以
上が引張強度400kgf/mm2 以上、引張破断時の
伸度が1.7%以上であり、コア材としてアラミド不織
布から成形されたハニカムを用い、前記UDプリプレグ
製表面材を該コア材に積層する。
て特に好適なサンドイッチパネルを提供すること。 (構成)UDプリプレグに使用する炭素繊維の25%以
上が引張強度400kgf/mm2 以上、引張破断時の
伸度が1.7%以上であり、コア材としてアラミド不織
布から成形されたハニカムを用い、前記UDプリプレグ
製表面材を該コア材に積層する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サンドイッチパネルに
係わり、特に航空機の内装材、就中、床材用に好適なハ
ニカムサンドイッチパネルに関する。
係わり、特に航空機の内装材、就中、床材用に好適なハ
ニカムサンドイッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】サンドイッチパネルはコアの両面に表面
材を重ね合わせ、接着して作られる成形体であるが、通
常、コア材としてはアルミニウムに代表される金属ハニ
カム、芳香族ポリアミド不織布から成形される有機繊維
製ハニカム、或いは紙を加工して得られるペーパーハニ
カム等のハニカム構造体と、ポリウレタンフォーム、フ
ェノールフォーム、各種ビニルフォーム等のフォーム構
造体がある。又、表面材としては、通常、ガラス繊維、
炭素繊維、アラミド繊維等を用いた繊維強化複合材料
や、アルミニウム、銅等の金属薄板が、単独、あるい
は、複合されて使用される。
材を重ね合わせ、接着して作られる成形体であるが、通
常、コア材としてはアルミニウムに代表される金属ハニ
カム、芳香族ポリアミド不織布から成形される有機繊維
製ハニカム、或いは紙を加工して得られるペーパーハニ
カム等のハニカム構造体と、ポリウレタンフォーム、フ
ェノールフォーム、各種ビニルフォーム等のフォーム構
造体がある。又、表面材としては、通常、ガラス繊維、
炭素繊維、アラミド繊維等を用いた繊維強化複合材料
や、アルミニウム、銅等の金属薄板が、単独、あるい
は、複合されて使用される。
【0003】このように構成されるサンドイッチパネル
は、軽量、且つ強度、剛性に優れていることから、近
年、航空機、車輛、船舶等の輸送機器に使用され、軽量
化を行うことにより、燃料費の軽減を計ったり、また建
築分野においては、軽量化による建築物の高層化、およ
び工事の簡略化を目的に使用されている。
は、軽量、且つ強度、剛性に優れていることから、近
年、航空機、車輛、船舶等の輸送機器に使用され、軽量
化を行うことにより、燃料費の軽減を計ったり、また建
築分野においては、軽量化による建築物の高層化、およ
び工事の簡略化を目的に使用されている。
【0004】このようなサンドイッチパネルの強度、剛
性等はコア材の材質、密度、形状と、表面材の材質、厚
み等、および、コア材と表面材の接着力等により定ま
り、これらは各々の使用用途毎に、材料が適宜選択され
る。
性等はコア材の材質、密度、形状と、表面材の材質、厚
み等、および、コア材と表面材の接着力等により定ま
り、これらは各々の使用用途毎に、材料が適宜選択され
る。
【0005】特に繊維強化複合材料を表面材に使用する
場合、繊維としては、性能面から長繊維が好んで用いら
れるが、主に繊維を一方向に引き揃えた一方向性プリプ
レグ(以下UDプリプレグと略記する)および、織物プ
リプレグが単層あるいは、2層以上積層して使用され
る。特に、UDプリプレグを使用する場合は方向によっ
てその性能が著しく異なることから、積層角を代えて繊
維が斜交するように2層以上を積層して用いられるのが
通常である。
場合、繊維としては、性能面から長繊維が好んで用いら
れるが、主に繊維を一方向に引き揃えた一方向性プリプ
レグ(以下UDプリプレグと略記する)および、織物プ
リプレグが単層あるいは、2層以上積層して使用され
る。特に、UDプリプレグを使用する場合は方向によっ
てその性能が著しく異なることから、積層角を代えて繊
維が斜交するように2層以上を積層して用いられるのが
通常である。
【0006】また、航空機の床材用のサンドイッチパネ
ルには色々な特性が要求されるが、これらのうち、単位
重量あたりの力学的な特性、特に、引張、曲げ、および
衝撃特性は重要な特性である。従来は表面材に使用する
強化繊維は、価格の点で安価なガラス繊維が使用されて
きたが、近年、より軽量化の要望により、ガラス繊維よ
りも、比強度、比弾性率の優れた炭素繊維が使用される
ようになってきた。
ルには色々な特性が要求されるが、これらのうち、単位
重量あたりの力学的な特性、特に、引張、曲げ、および
衝撃特性は重要な特性である。従来は表面材に使用する
強化繊維は、価格の点で安価なガラス繊維が使用されて
きたが、近年、より軽量化の要望により、ガラス繊維よ
りも、比強度、比弾性率の優れた炭素繊維が使用される
ようになってきた。
【0007】しかし通常、釣り竿や、ゴルフクラブ等に
使用されている高強度炭素繊維(引張強度ほぼ400kg
f/mm2 ,破断伸度ほぼ1.5%)を航空機の床材用サン
ドイッチパネルに使用するには耐衝撃性が低く、この
為、サンドイッチパネルの表面材にガラスクロスや熱可
塑性のフィルム等を接合し、耐衝撃性の向上を行ってい
たが、これらのクロス材や、フィルムはサンドイッチパ
ネルの重量を重くするという欠点があった。
使用されている高強度炭素繊維(引張強度ほぼ400kg
f/mm2 ,破断伸度ほぼ1.5%)を航空機の床材用サン
ドイッチパネルに使用するには耐衝撃性が低く、この
為、サンドイッチパネルの表面材にガラスクロスや熱可
塑性のフィルム等を接合し、耐衝撃性の向上を行ってい
たが、これらのクロス材や、フィルムはサンドイッチパ
ネルの重量を重くするという欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的と
する所は軽量且つ耐衝撃性に優れ、航空機の床材用とし
て特に好適なサンドイッチパネルを提供することにあ
る。
する所は軽量且つ耐衝撃性に優れ、航空機の床材用とし
て特に好適なサンドイッチパネルを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、以上の課
題を解決するために、鋭意検討を行った結果、本発明を
成したもので、その要旨は、コア材と表面材から構成さ
れるパネルにおいて表面材に繊維が斜交する一対以上の
一方向性炭素繊維プリプレグからなる炭素繊維強化プラ
スチックを使用し、且つ該炭素繊維の使用量の少なくと
も25%以上が、引張強度400kgf/mm2 以上引張り破
断時の伸度が1.7%以上の炭素繊維であり、さらにコ
ア材として芳香族ポリアミド不織布から形成されたハニ
カムを使用することを特徴とするサンドイッチパネルに
ある。
題を解決するために、鋭意検討を行った結果、本発明を
成したもので、その要旨は、コア材と表面材から構成さ
れるパネルにおいて表面材に繊維が斜交する一対以上の
一方向性炭素繊維プリプレグからなる炭素繊維強化プラ
スチックを使用し、且つ該炭素繊維の使用量の少なくと
も25%以上が、引張強度400kgf/mm2 以上引張り破
断時の伸度が1.7%以上の炭素繊維であり、さらにコ
ア材として芳香族ポリアミド不織布から形成されたハニ
カムを使用することを特徴とするサンドイッチパネルに
ある。
【0010】以下本発明を詳細に説明する。まず本発明
に用いられる表面材に使用される炭素繊維は、全使用量
のうち、少なくとも25%以上が引張強度400kgf/mm
2 以上, 引張り破断時の伸度が1.7%以上の炭素繊維
である必要がある。
に用いられる表面材に使用される炭素繊維は、全使用量
のうち、少なくとも25%以上が引張強度400kgf/mm
2 以上, 引張り破断時の伸度が1.7%以上の炭素繊維
である必要がある。
【0011】この場合、引張強度400kgf/mm2 以上,
引張り破断時の伸度が1.7%以上の炭素繊維が25%
未満であると、耐衝撃性が低く、耐衝撃性を向上させる
ためにサンドイッチパネルの表面に各種のクロス、ある
いは各種のフィルムを必要とし、これによりサンドイッ
チパネルの重量が増加するという点で好ましくない。
引張り破断時の伸度が1.7%以上の炭素繊維が25%
未満であると、耐衝撃性が低く、耐衝撃性を向上させる
ためにサンドイッチパネルの表面に各種のクロス、ある
いは各種のフィルムを必要とし、これによりサンドイッ
チパネルの重量が増加するという点で好ましくない。
【0012】又、この炭素繊維強化プラスチックのマト
リックスとなる樹脂は熱硬化性樹脂としては、本発明パ
ネルの使用用途が航空機の内装材であることを考慮し
て、燃焼特性に優れたエポキシ樹脂、フェノール樹脂等
が挙げられる。又、熱可塑性樹脂に関しては、同様に、
本発明パネルの使用用途が航空機の内装材であることを
考慮して、燃焼特性に優れた、ポリエーテルイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
リックスとなる樹脂は熱硬化性樹脂としては、本発明パ
ネルの使用用途が航空機の内装材であることを考慮し
て、燃焼特性に優れたエポキシ樹脂、フェノール樹脂等
が挙げられる。又、熱可塑性樹脂に関しては、同様に、
本発明パネルの使用用途が航空機の内装材であることを
考慮して、燃焼特性に優れた、ポリエーテルイミド、ポ
リエーテルエーテルケトン等が挙げられる。
【0013】又、これらの樹脂は、その特性を向上させ
る為に、1種あるいは2種以上を組合わせて使用しても
良く、また他の改質材、難燃材、変性材等を添加しても
良い。
る為に、1種あるいは2種以上を組合わせて使用しても
良く、また他の改質材、難燃材、変性材等を添加しても
良い。
【0014】これとは別に、サンドイッチパネルの特性
を向上させるために、例えば、耐摩耗性を向上させるた
めに、必要に応じてパネルの表面に各種のフィルム、例
えば、ポリふっ化ビニル、ポリエーテルイミド、ナイロ
ン等や、各種の織物、例えば、ガラス繊維織物、炭素繊
維織物、アラミド繊維織物、ポリエーテルエーテルケト
ン繊維織物、或いは、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔
等を併用しても良い。
を向上させるために、例えば、耐摩耗性を向上させるた
めに、必要に応じてパネルの表面に各種のフィルム、例
えば、ポリふっ化ビニル、ポリエーテルイミド、ナイロ
ン等や、各種の織物、例えば、ガラス繊維織物、炭素繊
維織物、アラミド繊維織物、ポリエーテルエーテルケト
ン繊維織物、或いは、アルミニウム箔、銅箔等の金属箔
等を併用しても良い。
【0015】また本発明においては、コア材として芳香
族ポリアミド不織布から成形されたハニカムを使用し、
これに前記表面材を接着してパネルとして構成されるも
のであるが、ここでいう芳香族ポリアミド不織布とは、
例えばデュポン社製のノーメックスの如きアラミド繊維
不織布を紙状にしたもので、これをハニカム状に加工し
たのち、フェノール樹脂を含浸させ、コア材(例えば昭
和飛行機工業(株)製ノーメックスハニカム)として使
用するものである。
族ポリアミド不織布から成形されたハニカムを使用し、
これに前記表面材を接着してパネルとして構成されるも
のであるが、ここでいう芳香族ポリアミド不織布とは、
例えばデュポン社製のノーメックスの如きアラミド繊維
不織布を紙状にしたもので、これをハニカム状に加工し
たのち、フェノール樹脂を含浸させ、コア材(例えば昭
和飛行機工業(株)製ノーメックスハニカム)として使
用するものである。
【0016】この場合、金属ハニカム或いはペーパーハ
ニカムを本発明で使用しない理由は、金属ハニカムで
は、航空機の内装材に使用した場合、長年の使用中にお
いて、金属ハニカムが腐食するためであり、又、ペーパ
ーハニカムを使用をすると、難燃性の点で問題があるた
めである。
ニカムを本発明で使用しない理由は、金属ハニカムで
は、航空機の内装材に使用した場合、長年の使用中にお
いて、金属ハニカムが腐食するためであり、又、ペーパ
ーハニカムを使用をすると、難燃性の点で問題があるた
めである。
【0017】また、本発明のコア材となるハニカム構造
体とは、一般に平断面が六角形状の筒を組み合わせた蜂
の巣状の板状物を指すが、本発明においてはその断面は
六角形でない他の三角、四角、五角、七角、八角等の多
角形でも又円形、不定形でも良く、特にその形状は限定
しないが、好ましくは、その筒の直径は2〜10mm
で、筒側面の厚みは0.01〜1.0mmで、筒の高さ
は5〜50mmである。
体とは、一般に平断面が六角形状の筒を組み合わせた蜂
の巣状の板状物を指すが、本発明においてはその断面は
六角形でない他の三角、四角、五角、七角、八角等の多
角形でも又円形、不定形でも良く、特にその形状は限定
しないが、好ましくは、その筒の直径は2〜10mm
で、筒側面の厚みは0.01〜1.0mmで、筒の高さ
は5〜50mmである。
【0018】なお表面材とコア材を接着する場合の方法
については特に制限は無く、接着剤を用いて接着して
も、またUDプリプレグ中に含有される樹脂により接着
しても問題は無く、成形方法についても、加熱加圧成形
法、オートクレーブ成形法、真空バッグ成形法等の如何
なる成形方法を用いて、成形してもよい。
については特に制限は無く、接着剤を用いて接着して
も、またUDプリプレグ中に含有される樹脂により接着
しても問題は無く、成形方法についても、加熱加圧成形
法、オートクレーブ成形法、真空バッグ成形法等の如何
なる成形方法を用いて、成形してもよい。
【0019】
【実施例】以下実施例により、本発明をさらに詳述す
る。尚、以下に示した実施例の各値は以下の方法に従い
測定した。
る。尚、以下に示した実施例の各値は以下の方法に従い
測定した。
【0020】(1)衝撃強度 図1に示したように、100mm角のサンドイッチパネ
ル試験片aに接した直径14φの曲率を持つ重量908
gの圧子bに、2ポンドの重量を持つ落下体cを高さを
変化させて落下させ、そのときの衝撃エネルギーを(2
ポンド×落下体の高さ)で表した。衝撃強度は、落下後
にサンドイッチパネルの表面を観察し、UDプリプレグ
の繊維が破断しない最大衝撃エネルギーを目視にて判断
した。
ル試験片aに接した直径14φの曲率を持つ重量908
gの圧子bに、2ポンドの重量を持つ落下体cを高さを
変化させて落下させ、そのときの衝撃エネルギーを(2
ポンド×落下体の高さ)で表した。衝撃強度は、落下後
にサンドイッチパネルの表面を観察し、UDプリプレグ
の繊維が破断しない最大衝撃エネルギーを目視にて判断
した。
【0021】(2)曲げ強度 幅50mm,長さ610mmのサンドイッチパネル試験
片aを図2に示したように上部スパン254mm、下部
スパン508mmのスパン長にて、4点支持し、クロス
ヘッドスピード25.4mm/minにて4点曲げ試験
を行った。変位量の測定は試験片中央部のノギス測定に
より行った。
片aを図2に示したように上部スパン254mm、下部
スパン508mmのスパン長にて、4点支持し、クロス
ヘッドスピード25.4mm/minにて4点曲げ試験
を行った。変位量の測定は試験片中央部のノギス測定に
より行った。
【0022】(実施例1)Hi−CARBORON(旭
化成社製炭素繊維;引張強度400kgf/mm2 ,引張破断
伸度1.5%)とマグナマイト(IM−6G、住友化学
社製、引張強度510kgf/mm2 、引張破断伸度1.78
%)の2種類の炭素繊維をそれぞれフェノール樹脂(新
日鐵化学社製;PR−220)に含浸させ、炭素繊維目
付け75g/m2,樹脂含有率37wt%の2種類の一方向
性プリプレグを製造した。以下の説明ではHi−CAR
BORONを用いたプリプレグをプリプレグ(a)、マ
グナマイトを用いたプリプレグをプリプレグ(b)と便
宜上きめた。これら2種類のプリプレグを用い、コア材
側から順に、プリプレグ(a)/プリプレグ(a)/プ
リプレグ(a)/プリプレグ(b)の順で0°/90°
/90°/0°方向に4層積層したのち、このプリプレ
グの両側にガラス繊維織物(KS−5370:鐘紡
(株)製 平織り)を重合わせたものを表面材とし、オ
ートクレーブにて、140℃で1時間、170℃で1時
間、面圧、3kgf/cm2 +真空圧下で成形を行った。得ら
れた表面材とノーメックスハニカム(SAH−1/8−
4.0 昭和飛行機工業(株)製)を合わせ、プレス成
形法にて、140℃、7kgf/cm2 にて2時間成形を行
い、サンドイッチパネルを成形した。得られたサンドイ
ッチパネルから、各々、衝撃特性、曲げ強度用の試験片
を切出し評価を行った。
化成社製炭素繊維;引張強度400kgf/mm2 ,引張破断
伸度1.5%)とマグナマイト(IM−6G、住友化学
社製、引張強度510kgf/mm2 、引張破断伸度1.78
%)の2種類の炭素繊維をそれぞれフェノール樹脂(新
日鐵化学社製;PR−220)に含浸させ、炭素繊維目
付け75g/m2,樹脂含有率37wt%の2種類の一方向
性プリプレグを製造した。以下の説明ではHi−CAR
BORONを用いたプリプレグをプリプレグ(a)、マ
グナマイトを用いたプリプレグをプリプレグ(b)と便
宜上きめた。これら2種類のプリプレグを用い、コア材
側から順に、プリプレグ(a)/プリプレグ(a)/プ
リプレグ(a)/プリプレグ(b)の順で0°/90°
/90°/0°方向に4層積層したのち、このプリプレ
グの両側にガラス繊維織物(KS−5370:鐘紡
(株)製 平織り)を重合わせたものを表面材とし、オ
ートクレーブにて、140℃で1時間、170℃で1時
間、面圧、3kgf/cm2 +真空圧下で成形を行った。得ら
れた表面材とノーメックスハニカム(SAH−1/8−
4.0 昭和飛行機工業(株)製)を合わせ、プレス成
形法にて、140℃、7kgf/cm2 にて2時間成形を行
い、サンドイッチパネルを成形した。得られたサンドイ
ッチパネルから、各々、衝撃特性、曲げ強度用の試験片
を切出し評価を行った。
【0023】(比較例1)実施例1に使用したプリプレ
グ(b)をプリプレグ(a)に変えた以外は実施例1と
全く同条件下でサンドイッチパネルを作成し、評価を行
った。
グ(b)をプリプレグ(a)に変えた以外は実施例1と
全く同条件下でサンドイッチパネルを作成し、評価を行
った。
【0024】(実施例2)実施例1に使用した表面材の
構成を、コア材から順に、プリプレグ(a)/プリプレ
グ(a)/プリプレグ(b)/プリプレグ(b)に変え
た以外は、実施例1と全く同条件下でサンドイッチパネ
ルを作成し、評価を行った。
構成を、コア材から順に、プリプレグ(a)/プリプレ
グ(a)/プリプレグ(b)/プリプレグ(b)に変え
た以外は、実施例1と全く同条件下でサンドイッチパネ
ルを作成し、評価を行った。
【0025】(実施例3)実施例1に使用した表面材の
構成を、コア材から順に、プリプレグ(a)/プリプレ
グ(b)/プリプレグ(b)/プリプレグ(b)に変え
た以外は、実施例1と全く同条件下でサンドイッチパネ
ルを作成し、評価を行った。
構成を、コア材から順に、プリプレグ(a)/プリプレ
グ(b)/プリプレグ(b)/プリプレグ(b)に変え
た以外は、実施例1と全く同条件下でサンドイッチパネ
ルを作成し、評価を行った。
【0026】(実施例4)実施例1に使用した表面材の
構成を、コア材から順に、プリプレグ(b)/プリプレ
グ(b)/プリプレグ(b)/プリプレグ(b)に変え
た以外は、実施例1と全く同条件下でサンドイッチパネ
ルを作成し、評価を行った。
構成を、コア材から順に、プリプレグ(b)/プリプレ
グ(b)/プリプレグ(b)/プリプレグ(b)に変え
た以外は、実施例1と全く同条件下でサンドイッチパネ
ルを作成し、評価を行った。
【0027】(比較例2)比較例1に使用したガラス繊
維織物(KS−5370:鐘紡(株)製 平織り)をプ
リプレグの両面に2層ずつ重ね合わせた以外は比較例1
と同様にサンドイッチパネルを作成し、評価を行った。
維織物(KS−5370:鐘紡(株)製 平織り)をプ
リプレグの両面に2層ずつ重ね合わせた以外は比較例1
と同様にサンドイッチパネルを作成し、評価を行った。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、特に航空機の床材用と
して優れた軽量且つ高耐衝撃性のサンドイッチパネルを
提供することが可能となるものであり、実用上の効果は
極めて顕著である。
して優れた軽量且つ高耐衝撃性のサンドイッチパネルを
提供することが可能となるものであり、実用上の効果は
極めて顕著である。
【0030】
【図1】実施例に用いられた衝撃強度の測定手段を示す
模式図である。
模式図である。
【図2】実施例に用いられた曲げ特性の測定条件を示す
模式図である。
模式図である。
a サンドイッチパネル試験片 b 圧子 c 落下体
Claims (1)
- 【請求項1】 コア材と表面材とから構成されるパネル
において表面材に繊維が斜交する一対以上の一方向性炭
素繊維プリプレグからなる炭素繊維強化プラスチックを
使用し、且つ該炭素繊維の使用量の少なくとも25%以
上が、引張強度400kgf/mm2 以上、引張り破断時の伸
度が1.7%以上の炭素繊維であり、さらに、コア材と
して芳香族ポリアミド不織布から成形されたハニカムを
使用することを特徴とするサンドイッチパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6266691A JPH05208465A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | サンドイッチパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6266691A JPH05208465A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | サンドイッチパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05208465A true JPH05208465A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=13206848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6266691A Withdrawn JPH05208465A (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | サンドイッチパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05208465A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11300870A (ja) * | 1998-04-20 | 1999-11-02 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 繊維強化プラスチック製サンドイッチボード |
EP1167020A3 (en) * | 2000-06-27 | 2002-04-10 | Sakura Rubber Co., Ltd. | Honeycomb sandwich panel |
KR100769848B1 (ko) * | 2006-08-29 | 2007-10-25 | 국방과학연구소 | 금속 튜브와 탄소섬유 및 에폭시 수지로 이루어진 층의 접착력 증진방법 및 그 증진구조 |
JP2007312269A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Kyocera Chemical Corp | 平面スピーカー用振動板、及びそれを用いた平面スピーカー |
JP2008230235A (ja) * | 2007-02-22 | 2008-10-02 | Toray Ind Inc | サンドイッチ構造体、およびそれを用いた成形体、電子機器筐体 |
JP2009000933A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Jamco Corp | サンドイッチパネル |
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JP2016520458A (ja) * | 2013-06-06 | 2016-07-14 | ル ストラティフィース | 床又は壁装部品用の複合パネル及びそのようなパネルの製造方法 |
WO2019030740A1 (en) * | 2017-08-11 | 2019-02-14 | Fibre Reinforced Thermoplastics B.V. | FIBER REINFORCED LAMINATES AND SANDWICH COMPOSITIONS COMPRISING THE SAME |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP6266691A patent/JPH05208465A/ja not_active Withdrawn
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