JPH0768679A - 耐衝撃積層構造物 - Google Patents
耐衝撃積層構造物Info
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- JPH0768679A JPH0768679A JP5222533A JP22253393A JPH0768679A JP H0768679 A JPH0768679 A JP H0768679A JP 5222533 A JP5222533 A JP 5222533A JP 22253393 A JP22253393 A JP 22253393A JP H0768679 A JPH0768679 A JP H0768679A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 重量が１Ｋｇ以上の物質が衝突速度５ｍ／秒
〜２００ｍ／秒で衝突する程度の高慣性力衝撃に対し有
効に耐衝撃性能を有する軽量な耐衝撃積層構造物を提供
する。 【構成】 引張り強度が２０ｇ／ｄ以上の高強度繊維使
いの繊維強化複合材料板の両面に硬質板を配し、更にハ
ニカム層を設けてなる耐衝撃積層構造物。
〜２００ｍ／秒で衝突する程度の高慣性力衝撃に対し有
効に耐衝撃性能を有する軽量な耐衝撃積層構造物を提供
する。 【構成】 引張り強度が２０ｇ／ｄ以上の高強度繊維使
いの繊維強化複合材料板の両面に硬質板を配し、更にハ
ニカム層を設けてなる耐衝撃積層構造物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は耐衝撃板に関するもの
で、より詳しくは重量が１Ｋｇ以上の物体が速度５ｍ／
秒〜２００ｍ／秒で衝突する様な高慣性力衝撃に対し有
効な耐衝撃積層構造物に関する。
で、より詳しくは重量が１Ｋｇ以上の物体が速度５ｍ／
秒〜２００ｍ／秒で衝突する様な高慣性力衝撃に対し有
効な耐衝撃積層構造物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より繊維強化複合材料からなる耐衝
撃材料は多数提案されている。それらは衝撃体の重量が
高々数グラムで衝突速度が２００ｍ／秒以上の物体の衝
突を想定しており、例えば防弾ヘルメット、防弾盾のよ
うな防弾材料として軽量、高性能素材として利用されて
いる。これらは衝突する物体の重量が耐衝撃材料の重量
に比べて非常に小さいため特に設置・固定方法を考慮す
ることなく使用されている。しかしながら、限られた寸
法の耐衝撃材料に重量１Ｋｇ以上の物体が速度が５ｍ／
秒〜２００ｍ／秒で衝突する様な高慣性力衝突の場合、
固定しないと耐衝撃材料は衝突物に弾き飛ばされてしま
う。また枠、支柱などの支持体を用いて固定した場合、
支持体が衝突力に負け変形や固定点の破壊が起き衝突物
を有効に停止させる事が困難である。さらに停止させる
ために支持体と耐衝突板と確実に固定したり支持体の強
度を上げたりすると結局大幅な重量増加となってしま
う。このように従来からある繊維強化複合材料板では重
量１Ｋｇ以上で速度が５ｍ／秒〜２００ｍ／秒の衝突物
を停止することが非常に困難であり、仮に停止できたと
しても大幅な重量増加を免れられず素材の持つ性能を十
分発揮できない。
撃材料は多数提案されている。それらは衝撃体の重量が
高々数グラムで衝突速度が２００ｍ／秒以上の物体の衝
突を想定しており、例えば防弾ヘルメット、防弾盾のよ
うな防弾材料として軽量、高性能素材として利用されて
いる。これらは衝突する物体の重量が耐衝撃材料の重量
に比べて非常に小さいため特に設置・固定方法を考慮す
ることなく使用されている。しかしながら、限られた寸
法の耐衝撃材料に重量１Ｋｇ以上の物体が速度が５ｍ／
秒〜２００ｍ／秒で衝突する様な高慣性力衝突の場合、
固定しないと耐衝撃材料は衝突物に弾き飛ばされてしま
う。また枠、支柱などの支持体を用いて固定した場合、
支持体が衝突力に負け変形や固定点の破壊が起き衝突物
を有効に停止させる事が困難である。さらに停止させる
ために支持体と耐衝突板と確実に固定したり支持体の強
度を上げたりすると結局大幅な重量増加となってしま
う。このように従来からある繊維強化複合材料板では重
量１Ｋｇ以上で速度が５ｍ／秒〜２００ｍ／秒の衝突物
を停止することが非常に困難であり、仮に停止できたと
しても大幅な重量増加を免れられず素材の持つ性能を十
分発揮できない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は重量が１Ｋｇ
以上の物体が衝突速度５ｍ／秒〜２００ｍ／秒で衝突す
る場合の様な高慣性力衝撃に対し有効な軽量で優れた耐
衝撃性能を示す耐衝撃積層構造物を提供する事にある。
以上の物体が衝突速度５ｍ／秒〜２００ｍ／秒で衝突す
る場合の様な高慣性力衝撃に対し有効な軽量で優れた耐
衝撃性能を示す耐衝撃積層構造物を提供する事にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため提案されたものであって、引張り強度が２０ｇ
／ｄ以上の高強度繊維とマトリックス樹脂からなる繊維
強化複合材料板の両面全面に硬質板を配した複合積層板
に、ハニカム構造体を積層してなる、耐衝撃積層体を使
用することを特徴とする耐衝撃積層構造物である。
するため提案されたものであって、引張り強度が２０ｇ
／ｄ以上の高強度繊維とマトリックス樹脂からなる繊維
強化複合材料板の両面全面に硬質板を配した複合積層板
に、ハニカム構造体を積層してなる、耐衝撃積層体を使
用することを特徴とする耐衝撃積層構造物である。
【０００５】本発明にかかる耐衝撃積層構造物は引張り
強度が２０ｇ／ｄ以上の高強度繊維とマトリックス樹脂
からなる繊維強化複合材料板の両面全面に硬質板を配し
た複合積層板複数枚にハニカム構造体を積層した耐衝撃
積層構造体からなる。
強度が２０ｇ／ｄ以上の高強度繊維とマトリックス樹脂
からなる繊維強化複合材料板の両面全面に硬質板を配し
た複合積層板複数枚にハニカム構造体を積層した耐衝撃
積層構造体からなる。
【０００６】本発明でいう引っ張り強度２０ｇ／ｄ以上
の高強度繊維としては高強度ポリエチレン繊維、アラミ
ド繊維、液晶ポリエステル繊維などの高強度有機繊維を
単体あるいは複合して使用される。剛性が必要な場合は
炭素繊維、ガラス繊維などと組み合わせて用いると良
い。しかしながら炭素繊維は使用割合が増すに従って耐
衝撃性が悪くなり、又、ガラス繊維は使用割合が増すに
従って重量が増加するためそれぞれの割合は３０％以下
で使用されなければならない。
の高強度繊維としては高強度ポリエチレン繊維、アラミ
ド繊維、液晶ポリエステル繊維などの高強度有機繊維を
単体あるいは複合して使用される。剛性が必要な場合は
炭素繊維、ガラス繊維などと組み合わせて用いると良
い。しかしながら炭素繊維は使用割合が増すに従って耐
衝撃性が悪くなり、又、ガラス繊維は使用割合が増すに
従って重量が増加するためそれぞれの割合は３０％以下
で使用されなければならない。
【０００７】繊維の使用形態は布帛状であることが好ま
しく、目付としては１５０ｇ／ｍ2以上５００ｇ／ｍ2
以下のものがよい。１５０ｇ／ｍ2 以下の場合は必要な
成形板の厚みを得るために積層枚数を多くしなければな
らず加工コストが増してしまう。また、５００ｇ／ｍ2
以上の場合織物が分厚くなりすぎ繊維の性能が有効に発
揮できないばかりか樹脂加工の際に取扱辛く好ましくな
い。従って好ましくは軽量、耐衝撃性に優れたポリエチ
レン繊維を用い目付２００ｇ／ｍ2 〜４００ｇ／ｍ2 の
織物を用いると最も軽量で耐衝撃性に優れた繊維強化複
合材料板を得る事 が出来る。ここで用いられるマトリ
ックス樹脂は熱硬化性樹脂が使用される。耐衝撃性を考
え樹脂の含有率は１０％〜４０％程度に抑えると好まし
い。繊維強化複合材料板の成形方法は一般に使用されて
いる方法が用いられる。
しく、目付としては１５０ｇ／ｍ2以上５００ｇ／ｍ2
以下のものがよい。１５０ｇ／ｍ2 以下の場合は必要な
成形板の厚みを得るために積層枚数を多くしなければな
らず加工コストが増してしまう。また、５００ｇ／ｍ2
以上の場合織物が分厚くなりすぎ繊維の性能が有効に発
揮できないばかりか樹脂加工の際に取扱辛く好ましくな
い。従って好ましくは軽量、耐衝撃性に優れたポリエチ
レン繊維を用い目付２００ｇ／ｍ2 〜４００ｇ／ｍ2 の
織物を用いると最も軽量で耐衝撃性に優れた繊維強化複
合材料板を得る事 が出来る。ここで用いられるマトリ
ックス樹脂は熱硬化性樹脂が使用される。耐衝撃性を考
え樹脂の含有率は１０％〜４０％程度に抑えると好まし
い。繊維強化複合材料板の成形方法は一般に使用されて
いる方法が用いられる。
【０００８】本発明では上記で得られた繊維強化複合材
料板の両面全面に硬質板を接着等の手段で接合する。こ
の硬質板は繊維強化複合材料の座屈強度の向上と衝突力
の分散、さらに繊維強化複合材料板の表面を覆うことで
積層材を難燃化する目的で使用される。この硬質板が接
着されていない繊維強化複合材料のみの場合には衝撃に
より衝突面全体に座屈破壊が広がり本来の性能を発揮出
来ない。また硬質板が片面のみに接着されている場合や
部分的に両面に接着している場合にも同様のことが起き
る。さらに繊維補強複合材料板を剥き出しにしてしまう
ため難燃性の点でも好ましくない。この硬質板には強度
の高いチタン合金、アルミ合金などの金属が使用され
る。高弾性率・高強度のみを考えるとセラミックなども
使用できるが素材の粘りがないため一度の衝撃力で粉砕
されてしまうため耐久性に難があり適していない。繊維
強化複合材料板と硬質板の接着は繊維強化複合材料を成
形する際に硬質板を積層してマトリックス樹脂を利用し
て接着する方法、繊維強化複合材料板を成形後、樹脂系
接着剤を塗布し接着する方法などどのような方法を採っ
ても良いが衝撃力にさらされることを考えると成形後に
靭性の高い接着剤で接着することが好ましい。
料板の両面全面に硬質板を接着等の手段で接合する。こ
の硬質板は繊維強化複合材料の座屈強度の向上と衝突力
の分散、さらに繊維強化複合材料板の表面を覆うことで
積層材を難燃化する目的で使用される。この硬質板が接
着されていない繊維強化複合材料のみの場合には衝撃に
より衝突面全体に座屈破壊が広がり本来の性能を発揮出
来ない。また硬質板が片面のみに接着されている場合や
部分的に両面に接着している場合にも同様のことが起き
る。さらに繊維補強複合材料板を剥き出しにしてしまう
ため難燃性の点でも好ましくない。この硬質板には強度
の高いチタン合金、アルミ合金などの金属が使用され
る。高弾性率・高強度のみを考えるとセラミックなども
使用できるが素材の粘りがないため一度の衝撃力で粉砕
されてしまうため耐久性に難があり適していない。繊維
強化複合材料板と硬質板の接着は繊維強化複合材料を成
形する際に硬質板を積層してマトリックス樹脂を利用し
て接着する方法、繊維強化複合材料板を成形後、樹脂系
接着剤を塗布し接着する方法などどのような方法を採っ
ても良いが衝撃力にさらされることを考えると成形後に
靭性の高い接着剤で接着することが好ましい。
【０００９】本発明では上記の工程をへて作成された複
合積層板にハニカム構造体を接合する。このハニカム構
造体は複合積層板を面で支持することとセルの座屈によ
るエネルギー吸収を利用する２つの目的で使用する。し
たがってハニカム構造体の素材として座屈強度の高いも
のが好ましく、例えばアルミハニカム構造体などを使用
すると期待する効果が得られ易い。複合積層板とハニカ
ム構造体の接合は構造用接着剤による接着など一般に用
いられている方法を使用する。
合積層板にハニカム構造体を接合する。このハニカム構
造体は複合積層板を面で支持することとセルの座屈によ
るエネルギー吸収を利用する２つの目的で使用する。し
たがってハニカム構造体の素材として座屈強度の高いも
のが好ましく、例えばアルミハニカム構造体などを使用
すると期待する効果が得られ易い。複合積層板とハニカ
ム構造体の接合は構造用接着剤による接着など一般に用
いられている方法を使用する。
【００１０】本発明で使用するそれぞれの材料の厚みは
対象とする衝撃力に応じて任意に設定できるがそれぞれ
の厚みの比は以下の場合が推奨される。まず、繊維強化
複合材料板と硬質板の厚みの比は５〜２０が好ましい。
５以下の場合重量が増すだけでなく、剛性が高くなりす
ぎ繊維強化複合材料板の性能が発揮されにくくなる。ま
た厚みの比が２０を越す場合には期待した剛性が得られ
なくなる。次に複合積層板とハニカム構造体の厚みの比
は５〜５０であることが好ましい。５以下の場合、複合
積層板の変形が完了する前にハニカム構造体の座屈が終
わってしまいハニカムのエネルギー吸収を十分利用でき
なくなる。また、５０以上の場合、複合積層材の変形は
完了しハニカム構造体の座屈も有効に起きるが構造体と
して分厚いものとなり実際的でなく重量も増え好ましく
ない。
対象とする衝撃力に応じて任意に設定できるがそれぞれ
の厚みの比は以下の場合が推奨される。まず、繊維強化
複合材料板と硬質板の厚みの比は５〜２０が好ましい。
５以下の場合重量が増すだけでなく、剛性が高くなりす
ぎ繊維強化複合材料板の性能が発揮されにくくなる。ま
た厚みの比が２０を越す場合には期待した剛性が得られ
なくなる。次に複合積層板とハニカム構造体の厚みの比
は５〜５０であることが好ましい。５以下の場合、複合
積層板の変形が完了する前にハニカム構造体の座屈が終
わってしまいハニカムのエネルギー吸収を十分利用でき
なくなる。また、５０以上の場合、複合積層材の変形は
完了しハニカム構造体の座屈も有効に起きるが構造体と
して分厚いものとなり実際的でなく重量も増え好ましく
ない。
【００１１】本発明では上記耐衝撃積層構造体を１個、
或は２個以上組合せて用いる。それぞれの場合、ハニカ
ム構造体の面に金属板などの支え板を接着する。この板
が無い場合には衝撃が加わってもハニカムが座屈・変形
せず耐衝撃構造体として機能しなくなるばかりでなく、
実際に保護したい物体に取り付ける手段として利用する
ことができなくなる。
或は２個以上組合せて用いる。それぞれの場合、ハニカ
ム構造体の面に金属板などの支え板を接着する。この板
が無い場合には衝撃が加わってもハニカムが座屈・変形
せず耐衝撃構造体として機能しなくなるばかりでなく、
実際に保護したい物体に取り付ける手段として利用する
ことができなくなる。
【００１２】本発明による耐衝撃積層構造物は繊維強化
複合材料板の両面全面に硬質板を接着し、さらにハニカ
ム構造体で接合した構造としたことにより、軽量でかつ
重量１Ｋｇ以上の物体が５ｍ／秒〜２００ｍ／秒で衝突
する高慣性力衝撃に対し優れた耐衝撃性を示し車両の緩
衝耐衝撃材料等に応用される。
複合材料板の両面全面に硬質板を接着し、さらにハニカ
ム構造体で接合した構造としたことにより、軽量でかつ
重量１Ｋｇ以上の物体が５ｍ／秒〜２００ｍ／秒で衝突
する高慣性力衝撃に対し優れた耐衝撃性を示し車両の緩
衝耐衝撃材料等に応用される。
【００１３】
【実施例１】補強繊維として高強力ポリエチレン繊維
「ダイニーマＳＫ−６０」からなる目付３６０ｇ／ｍ2
の平織物にエポキシ樹脂（アダルライトＧＹ２６０／ア
ダルライト６０７１／エピコート１５４、１０：４０：
５０＋ＤＩＣＹ、４ｐｈｒ）を２０ｗｔ％塗布しプリプ
レグを作成した。上記プリプレグを４枚重ねて温度１２
０℃、圧力５０Ｋｇ／ｃｍ、保持時間３０分の条件でプ
レス成形をおこない繊維強化複合材料を作成した。この
繊維強化複合材料板の両面に接着剤（セメダイン（株）
製ＥＰ−００７）で厚さ０．２ｍｍのアルミ板を接着し
複合積層板を作成した。この複合積層板と厚さ２ｍｍの
アルミ板をアルミハニカム（横浜ゴム（株）製１／８−
１０Ｎ−５２Ｄ厚み２０ｍｍ）に接着剤（セメダイン
（株）製ＥＰ−００８）でそれぞれの面に接着し、耐衝
撃複合構造物を作成した。
「ダイニーマＳＫ−６０」からなる目付３６０ｇ／ｍ2
の平織物にエポキシ樹脂（アダルライトＧＹ２６０／ア
ダルライト６０７１／エピコート１５４、１０：４０：
５０＋ＤＩＣＹ、４ｐｈｒ）を２０ｗｔ％塗布しプリプ
レグを作成した。上記プリプレグを４枚重ねて温度１２
０℃、圧力５０Ｋｇ／ｃｍ、保持時間３０分の条件でプ
レス成形をおこない繊維強化複合材料を作成した。この
繊維強化複合材料板の両面に接着剤（セメダイン（株）
製ＥＰ−００７）で厚さ０．２ｍｍのアルミ板を接着し
複合積層板を作成した。この複合積層板と厚さ２ｍｍの
アルミ板をアルミハニカム（横浜ゴム（株）製１／８−
１０Ｎ−５２Ｄ厚み２０ｍｍ）に接着剤（セメダイン
（株）製ＥＰ−００８）でそれぞれの面に接着し、耐衝
撃複合構造物を作成した。
【００１４】
【実施例２】上記実施例１と同様の手順で複合積層板を
作成した。この複合積層板２枚と厚さ２ｍｍのアルミ板
を用意しそれぞれをアルミハニカム（横浜ゴム（株）製
１／８−１０Ｎ−５２Ｄ厚み２０ｍｍ）に接着剤（セメ
ダイン（株）製ＥＰ−００８）で順に接着し、３層構造
の耐衝撃複合構造物を作成した。
作成した。この複合積層板２枚と厚さ２ｍｍのアルミ板
を用意しそれぞれをアルミハニカム（横浜ゴム（株）製
１／８−１０Ｎ−５２Ｄ厚み２０ｍｍ）に接着剤（セメ
ダイン（株）製ＥＰ−００８）で順に接着し、３層構造
の耐衝撃複合構造物を作成した。
【００１５】
【実施例３】繊維にアラミド繊維（ケブラー４９、目付
２００ｇ）を用い実施例１と同様にプリプレグを作成し
た。このプリプレグを７枚積層し実施例１と同様にプレ
ス成形、アルミ板接着後、厚さ１６ｍｍアルミ板と共に
アルミハニカムに接着して耐衝撃複合構造体を作成し
た。
２００ｇ）を用い実施例１と同様にプリプレグを作成し
た。このプリプレグを７枚積層し実施例１と同様にプレ
ス成形、アルミ板接着後、厚さ１６ｍｍアルミ板と共に
アルミハニカムに接着して耐衝撃複合構造体を作成し
た。
【００１６】
【比較例１】厚さ２ｍｍのアルミ板２枚を重ねたものを
プリプレグを積層せずに実施例１と同様にアルミハニカ
ムを接着した。
プリプレグを積層せずに実施例１と同様にアルミハニカ
ムを接着した。
【００１７】
【比較例２】繊維補強複合材料板の片面にのみアルミ板
を接着したことを除いてすべて実施例１と同様に複合構
造物を作成した。
を接着したことを除いてすべて実施例１と同様に複合構
造物を作成した。
【００１８】
【比較例３】実施例１で作成したプリプレグを９層積層
して繊維強化複合材料を作成した。この両面に厚さ０．
２ｍｍのアルミ板を接着剤で接着し複合積層体を作成し
そのまま試験体とした。
して繊維強化複合材料を作成した。この両面に厚さ０．
２ｍｍのアルミ板を接着剤で接着し複合積層体を作成し
そのまま試験体とした。
【００１９】（性能試験）試験は以下の条件下での落錘
試験で行った。高さ２ｍから先端形状がφ２５ｍｍの半
球で重量が５Ｋｇの重錘を落下させた。試験体の幅は１
００ｍｍ×１００ｍｍでφ内径１００ｍｍの円筒上に乗
せ重錘を落下させた。重錘の衝突速度は約６ｍ／秒であ
った。結果を表１に示す。
試験で行った。高さ２ｍから先端形状がφ２５ｍｍの半
球で重量が５Ｋｇの重錘を落下させた。試験体の幅は１
００ｍｍ×１００ｍｍでφ内径１００ｍｍの円筒上に乗
せ重錘を落下させた。重錘の衝突速度は約６ｍ／秒であ
った。結果を表１に示す。
【００２０】
【表１】
【００２１】
【発明の効果】本発明の耐衝撃積層構造物は高強度繊維
強化複合材料板の両面に硬質板を接着しさらにハニカム
構造体を接着することで軽量でかつ衝撃吸収性に優れた
構造体を作成することが可能となり、特に重量物の衝撃
に対し有効に機能する耐衝撃材料を提供できる。
強化複合材料板の両面に硬質板を接着しさらにハニカム
構造体を接着することで軽量でかつ衝撃吸収性に優れた
構造体を作成することが可能となり、特に重量物の衝撃
に対し有効に機能する耐衝撃材料を提供できる。
【図１】本発明の積層構造体の断面図（１層）。
【図２】本発明の積層構造体の断面図（２層）。
１：繊維強化複合材料板、２：硬質板、３：ハニカム構
造体、４：支え板
造体、４：支え板
Claims (1)
- 【請求項１】 引張り強度が２０ｇ／ｄ以上の高強度繊
維とマトリックス樹脂からなる繊維強化複合材料成形板
の両面全面に硬質板を配した複合積層板にハニカム構造
体を積層した耐衝撃積層構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5222533A JPH0768679A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 耐衝撃積層構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5222533A JPH0768679A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 耐衝撃積層構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0768679A true JPH0768679A (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=16783930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5222533A Pending JPH0768679A (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 耐衝撃積層構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0768679A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007024356A1 (de) * | 2007-05-24 | 2008-11-27 | Siemens Ag | Sandwich-Platte und deren Verwendung |
| CN103437489A (zh) * | 2013-09-06 | 2013-12-11 | 中铁一局集团有限公司 | 一种寒冷地区复合阻燃型纸蜂窝保温外墙板及安装方法 |
| JP2017128008A (ja) * | 2016-01-19 | 2017-07-27 | 一善 宮原 | 高強度パネル、高強度パネルの連結構造、及びパネル連結体 |
| US9919855B2 (en) | 2007-03-30 | 2018-03-20 | Intercontinental Great Brands Llc | Package integrity indicating closure |
| WO2017059512A3 (pt) * | 2015-10-05 | 2018-04-05 | Uniao Brasileira De Educacao E Assistencia | Compósito laminado e compósito micronizado de raphia hookeri, e painel estrutural dos mesmos |
| CN113103678A (zh) * | 2020-01-13 | 2021-07-13 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 具有分层蜂窝和波纹设计的冲击保护结构及其制造方法 |
| JP2023028423A (ja) * | 2021-08-19 | 2023-03-03 | 株式会社グランツ | ハニカムパネル |
| WO2023143040A1 (zh) * | 2022-01-28 | 2023-08-03 | 比亚迪股份有限公司 | 用于电池包的防护板、电池包以及车辆 |
-
1993
- 1993-09-07 JP JP5222533A patent/JPH0768679A/ja active Pending
Cited By (10)
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