JPH0520584B2 - - Google Patents
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- JPH0520584B2 JPH0520584B2 JP58114425A JP11442583A JPH0520584B2 JP H0520584 B2 JPH0520584 B2 JP H0520584B2 JP 58114425 A JP58114425 A JP 58114425A JP 11442583 A JP11442583 A JP 11442583A JP H0520584 B2 JPH0520584 B2 JP H0520584B2
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- JP
- Japan
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- signal
- crank angle
- masking
- time
- value
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/24—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
- F02D41/26—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
- F02D41/28—Interface circuits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P7/00—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
- F02P7/06—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of circuit-makers or -breakers, or pick-up devices adapted to sense particular points of the timing cycle
- F02P7/067—Electromagnetic pick-up devices, e.g. providing induced current in a coil
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気ノイズに因るクランク角信号の波
形整形信号の誤りを防止する波形整形方法に関す
る。
形整形信号の誤りを防止する波形整形方法に関す
る。
クランク角信号の波形整形方法では、クランク
角信号を波形整形回路において基準値と比較し、
パルス信号の形態の波形整形信号を得ている。ク
ランク角信号のレベル上昇時ではクランク角信号
が基準値より少し低いレベルにおいて少し停滞す
る期間があり、この期間に点火プラグの着火ある
いは電磁式燃料噴射弁の開閉が行なわれると、コ
イル電流の変化に因るノイズがクランク角信号に
進入し、波形整形信号にノイズに因る誤つたパル
スが生じてしまうことがある。クランク角信号の
波形整形信号に立下がりは各種の作動および計算
の基準時刻となるので、誤つた波形整形信号は誤
つた作動の原因となる。
角信号を波形整形回路において基準値と比較し、
パルス信号の形態の波形整形信号を得ている。ク
ランク角信号のレベル上昇時ではクランク角信号
が基準値より少し低いレベルにおいて少し停滞す
る期間があり、この期間に点火プラグの着火ある
いは電磁式燃料噴射弁の開閉が行なわれると、コ
イル電流の変化に因るノイズがクランク角信号に
進入し、波形整形信号にノイズに因る誤つたパル
スが生じてしまうことがある。クランク角信号の
波形整形信号に立下がりは各種の作動および計算
の基準時刻となるので、誤つた波形整形信号は誤
つた作動の原因となる。
本発明の目的は、電気ノイズに因る誤まつた波
形整形信号の発生を防止することができるクラン
ク角信号の波形整形方法を提供することである。
形整形信号の発生を防止することができるクラン
ク角信号の波形整形方法を提供することである。
この目的を達成するために本発明によれば、ク
ランク角センサはクランク角の所定角毎に周期的
に変化し最大値から最小値に向かう時は急激に変
化し最小値から最大値に向かう時は最大値と最小
値との中間値近傍において緩慢な変化をするクラ
ンク角センサ信号を出力し、波形整形回路におい
てクランク角センサ信号を中間値近傍の値として
予め設定された閾値と比較しクランク角センサ信
号が該閾値より大である期間は第１の信号レベル
を維持しクランク角センサ信号が閾値より小であ
る期間は第１の信号レベルとは異なる第２の信号
レベルを維持する矩形波に波形整形し、矩形波が
第１の信号レベルから第２の信号レベルに遷移し
た時刻を基準時刻として記憶し今回の基準時刻と
前回の基準時刻とに基づいて該クランク角センサ
信号が中間値近傍において緩慢な変化をする期間
をマスキング許可期間として算出し、電気ノイズ
の発生を伴う動作の実行指令を指令する直前に現
在時刻が該マスキング許可期間内にあるか否かを
判断し、現在時刻がマスキング許可期間内にある
場合はマスキング指示信号を発生しマスキング指
示信号時に設定される電圧を初期値として所定の
時定数で減衰するノイズ抑制電圧を該クランク角
センサ信号に重畳し、現在時刻が該マスキング許
可期間内にない場合はマスキング指示信号の発生
を禁止しノイズ抑制電圧の重畳を行わない、こと
を特徴とする。
ランク角センサはクランク角の所定角毎に周期的
に変化し最大値から最小値に向かう時は急激に変
化し最小値から最大値に向かう時は最大値と最小
値との中間値近傍において緩慢な変化をするクラ
ンク角センサ信号を出力し、波形整形回路におい
てクランク角センサ信号を中間値近傍の値として
予め設定された閾値と比較しクランク角センサ信
号が該閾値より大である期間は第１の信号レベル
を維持しクランク角センサ信号が閾値より小であ
る期間は第１の信号レベルとは異なる第２の信号
レベルを維持する矩形波に波形整形し、矩形波が
第１の信号レベルから第２の信号レベルに遷移し
た時刻を基準時刻として記憶し今回の基準時刻と
前回の基準時刻とに基づいて該クランク角センサ
信号が中間値近傍において緩慢な変化をする期間
をマスキング許可期間として算出し、電気ノイズ
の発生を伴う動作の実行指令を指令する直前に現
在時刻が該マスキング許可期間内にあるか否かを
判断し、現在時刻がマスキング許可期間内にある
場合はマスキング指示信号を発生しマスキング指
示信号時に設定される電圧を初期値として所定の
時定数で減衰するノイズ抑制電圧を該クランク角
センサ信号に重畳し、現在時刻が該マスキング許
可期間内にない場合はマスキング指示信号の発生
を禁止しノイズ抑制電圧の重畳を行わない、こと
を特徴とする。
従つて点火プラグに着火もしくは電磁式燃料噴
射弁の開閉等に起因する電気ノイズがクランク角
センサに対してどのようなタイミングで発生した
場合であつても、波形整形された矩形波が第１の
信号レベル（例えば“０”）から第２の信号レベ
ル（例えば“１”）へ遷移する時刻を正確に決定
することが可能となる。
射弁の開閉等に起因する電気ノイズがクランク角
センサに対してどのようなタイミングで発生した
場合であつても、波形整形された矩形波が第１の
信号レベル（例えば“０”）から第２の信号レベ
ル（例えば“１”）へ遷移する時刻を正確に決定
することが可能となる。
好ましい実施態様ではこのような中断は、クラ
ンク角信号を強制的に基準値より大きく離すこと
により、あるいは基準値のレベルを本来の値に対
して十分にずらすことにより実施される。
ンク角信号を強制的に基準値より大きく離すこと
により、あるいは基準値のレベルを本来の値に対
して十分にずらすことにより実施される。
図面を参照して本発明を説明する。
第１図は４気筒電子制御期間の概略図である。
吸気通路１には上流から順番にエアフローメータ
２、吸気温センサ３、スロツトル弁４、サージタ
ンク５、吸気管６が設けられている。燃料噴弁７
は各気筒に対応して吸気管６に取付けられ、吸気
系へ燃料を噴射する。燃焼室１１は、点火プラグ
１２を備え、シリンダヘツド１３、シリンダブロ
ツク１４、およびピストン１５により画定され、
吸気弁１６を経て混合気を供給される。燃焼室１
１で燃焼した混合気は排気弁１９を経て排気管２
０へ排出される。酸素センサ２１は排気中の酸素
濃度を検出し、水温センサ２２はシリンダブロツ
ク１４に取付けられて冷却水温度を検出する。気
筒判別センサ２５および回転角センサ２６は配電
器２７の軸２８の回転からクランク角を検出す
る。気筒判別センサ２５および回転角センサ２６
はクランク角がそれぞれ720°および30°変化する
ごとにパルスを発生する。スロツトルポジシヨン
センサ２９はスロツトル弁４の開度を検出する。
電子制御装置３１は、各種センサから入力信号を
受け、燃料噴射弁７および点火装置３２へ出力信
号を送る。点火装置３２の二次点火電流は配電器
２７を経て点火プラグ１２へ送られる。
吸気通路１には上流から順番にエアフローメータ
２、吸気温センサ３、スロツトル弁４、サージタ
ンク５、吸気管６が設けられている。燃料噴弁７
は各気筒に対応して吸気管６に取付けられ、吸気
系へ燃料を噴射する。燃焼室１１は、点火プラグ
１２を備え、シリンダヘツド１３、シリンダブロ
ツク１４、およびピストン１５により画定され、
吸気弁１６を経て混合気を供給される。燃焼室１
１で燃焼した混合気は排気弁１９を経て排気管２
０へ排出される。酸素センサ２１は排気中の酸素
濃度を検出し、水温センサ２２はシリンダブロツ
ク１４に取付けられて冷却水温度を検出する。気
筒判別センサ２５および回転角センサ２６は配電
器２７の軸２８の回転からクランク角を検出す
る。気筒判別センサ２５および回転角センサ２６
はクランク角がそれぞれ720°および30°変化する
ごとにパルスを発生する。スロツトルポジシヨン
センサ２９はスロツトル弁４の開度を検出する。
電子制御装置３１は、各種センサから入力信号を
受け、燃料噴射弁７および点火装置３２へ出力信
号を送る。点火装置３２の二次点火電流は配電器
２７を経て点火プラグ１２へ送られる。
第２図は電子制御装置３１の内部のブロツク図
である。RAM３５，ROM３６，CPU３７、入
出力ポート３８，３９、出力ポート４０，４１は
バス４２を介して互いに接続されている。
CLOCK４３はCPU３７へクロツクパルスを送
る。エアフローメータ２、吸気温センサ３、およ
びスロツトルポジシヨンセンサ２９のアナログ出
力はバツフア４４，４５，４６を経てマルチプレ
クサ４７へ送られる。マルチプレクサ４７は入力
信号を選択し、選択された入力信号はＡ／Ｄ（ア
ナログ／デジタル）変換器４８においてＡ／Ｄ変
換されてから入出力ポート３８へ送られる。酸素
センサ２１の出力はバツフア５０およびコンパレ
ータ５１を経て入出力ポート３９へ送られ、気筒
判別センサ２５および回転角センサ２６の出力は
波形整形回路５３を経て入出力ポート３９へ送ら
れる。各燃料噴射弁７は出力ポート４０から駆動
回路５５を経て入力信号を受け、点火装置３２は
出力ポート４１から駆動回路５６を経て入力信号
を受ける。
である。RAM３５，ROM３６，CPU３７、入
出力ポート３８，３９、出力ポート４０，４１は
バス４２を介して互いに接続されている。
CLOCK４３はCPU３７へクロツクパルスを送
る。エアフローメータ２、吸気温センサ３、およ
びスロツトルポジシヨンセンサ２９のアナログ出
力はバツフア４４，４５，４６を経てマルチプレ
クサ４７へ送られる。マルチプレクサ４７は入力
信号を選択し、選択された入力信号はＡ／Ｄ（ア
ナログ／デジタル）変換器４８においてＡ／Ｄ変
換されてから入出力ポート３８へ送られる。酸素
センサ２１の出力はバツフア５０およびコンパレ
ータ５１を経て入出力ポート３９へ送られ、気筒
判別センサ２５および回転角センサ２６の出力は
波形整形回路５３を経て入出力ポート３９へ送ら
れる。各燃料噴射弁７は出力ポート４０から駆動
回路５５を経て入力信号を受け、点火装置３２は
出力ポート４１から駆動回路５６を経て入力信号
を受ける。
第３図は本発明の主要部の回路図、第４図は第
３図の回路の作用を説明するタイミングチヤート
である。なおクランク角信号は気筒判別センサ２
５および回転角センサ２６の出力を含めて呼んで
いる。波形整形回路５３の出力としての波形整形
信号は、クランク角信号が立下がり用基準値Rd
以上になると出力レベルを１（高レベル）から０
（低レベル）へ反転し、クランク角信号が立上が
り用基準値Ru以下になると出力レベルを０から
１へ反転する。ただしRd＞Ruである。点火装置
用駆動回路５６（第２図）の入力としての点火駆
動信号は時刻taにおいてオフからオンになり、時
刻tbにおいてオンからオフへ変化する。時刻tbの
直後に点火プラグ１２に火花放電が起こり、クラ
ンク角信号が立下がり用基準値Rdの近傍に停滞
している期間に点火放電等のノイズ原因が生じる
と、クランク角信号に重畳したノイズにより波形
整形信号に誤つたパルスが生じてしまう。したが
つてこのような期間では時刻tbの直前に単安定マ
ルチバイブレータ６２の入力端へマスキング指示
信号が送られ、これにより単安定マルチバイブレ
ータ６２の出力端子に微小幅のパルスが生じる。
この結果、ダイオード６４が導通し、コンデンサ
６６は定電流源６８により瞬時に充電される。そ
の後、コンデンサ６６は抵抗７０，７２およびダ
イオード７４，７６を介して放電されるが、この
放電期間はクランク角信号が波形整形回路５３に
おける基準値より十分に大きくなるので、波形整
形信号はコンデンサ６０の放電中は０に維持さ
れ、ノイズ原因にもかかわらず波形整形信号に誤
つたパルスが生じることはない。
３図の回路の作用を説明するタイミングチヤート
である。なおクランク角信号は気筒判別センサ２
５および回転角センサ２６の出力を含めて呼んで
いる。波形整形回路５３の出力としての波形整形
信号は、クランク角信号が立下がり用基準値Rd
以上になると出力レベルを１（高レベル）から０
（低レベル）へ反転し、クランク角信号が立上が
り用基準値Ru以下になると出力レベルを０から
１へ反転する。ただしRd＞Ruである。点火装置
用駆動回路５６（第２図）の入力としての点火駆
動信号は時刻taにおいてオフからオンになり、時
刻tbにおいてオンからオフへ変化する。時刻tbの
直後に点火プラグ１２に火花放電が起こり、クラ
ンク角信号が立下がり用基準値Rdの近傍に停滞
している期間に点火放電等のノイズ原因が生じる
と、クランク角信号に重畳したノイズにより波形
整形信号に誤つたパルスが生じてしまう。したが
つてこのような期間では時刻tbの直前に単安定マ
ルチバイブレータ６２の入力端へマスキング指示
信号が送られ、これにより単安定マルチバイブレ
ータ６２の出力端子に微小幅のパルスが生じる。
この結果、ダイオード６４が導通し、コンデンサ
６６は定電流源６８により瞬時に充電される。そ
の後、コンデンサ６６は抵抗７０，７２およびダ
イオード７４，７６を介して放電されるが、この
放電期間はクランク角信号が波形整形回路５３に
おける基準値より十分に大きくなるので、波形整
形信号はコンデンサ６０の放電中は０に維持さ
れ、ノイズ原因にもかかわらず波形整形信号に誤
つたパルスが生じることはない。
第５図はクランク角信号、点火駆動信号および
波形整形信号の詳細図である。クランク角信号は
上昇時に立下がり用基準値Rdより少し低いレベ
ルに停滞することがあり、この時に点火火花等の
ノイズ原因が生じるとクランク角信号が瞬間的に
立下がり用基準値Rdを上回つてしまい、波形整
形信号に破線で示されるような誤信号が生じてし
まう。第３図の回路ではノイズ原因となる作動を
クランク角信号の停滞期間に実施する場合にはこ
の作動の前から所定時間、クランク角信号の信号
線にコンデンサ６６の放電電流を印加し、クラン
ク角信号は時刻tbから所定時間だけ立下がり用基
準値Rdの近傍から立下がり用基準値Rdより十分
に大きいレベルへ強制的に移される。したがつて
放電電流によりクランク角信号のレベルが移され
た時に波形整形信号は強制信号に０に反転され、
ノイズにより波形整形信号が０から１に反転する
ことが回避される。なお波形整形信号のレベルが
０から１へ変化する時刻tsは種々の作動および計
算の基準時刻とされる。（第４図）の発生を認容
できるクランク角範囲のことであり、第６図にお
いて説明する。
波形整形信号の詳細図である。クランク角信号は
上昇時に立下がり用基準値Rdより少し低いレベ
ルに停滞することがあり、この時に点火火花等の
ノイズ原因が生じるとクランク角信号が瞬間的に
立下がり用基準値Rdを上回つてしまい、波形整
形信号に破線で示されるような誤信号が生じてし
まう。第３図の回路ではノイズ原因となる作動を
クランク角信号の停滞期間に実施する場合にはこ
の作動の前から所定時間、クランク角信号の信号
線にコンデンサ６６の放電電流を印加し、クラン
ク角信号は時刻tbから所定時間だけ立下がり用基
準値Rdの近傍から立下がり用基準値Rdより十分
に大きいレベルへ強制的に移される。したがつて
放電電流によりクランク角信号のレベルが移され
た時に波形整形信号は強制信号に０に反転され、
ノイズにより波形整形信号が０から１に反転する
ことが回避される。なお波形整形信号のレベルが
０から１へ変化する時刻tsは種々の作動および計
算の基準時刻とされる。（第４図）の発生を認容
できるクランク角範囲のことであり、第６図にお
いて説明する。
第６図はマスキングの禁止、許可範囲を示して
いる。波形整形信号が１から０へ変化した時刻t3
からわずかに時間が経過した時刻t4以降時刻t5
（次のサイクルのt1と同じ）まではクランク角信
号は急激に変化しているので、クランク角信号へ
のノイズ重畳の影響はほぼ無視できるとともに、
クランク角信号がピークから下降している期間の
時刻t5までにコンデンサ６６の放電電流を印加す
ると基準時刻としても波形整形方法の立上がり時
刻に誤差が生じるので、時刻t4からt5までの期間
はマスキング禁止の期間とする。波形整形信号が
０から１へ再び変化した時刻t1から時刻t2までの
期間も、クランク角信号は急激に変化していてク
ランク角信号へのノイズ重畳の影響はほぼ無視で
きるとともに、この期間にコンデンサ１６の放電
による重畳があると、破線で示されるように波形
整形信号に誤りが生じるので、時刻１からt2まで
の期間もマスキング信号の発生は中止される。し
たがつて残りの期間である時刻t2からt4までの期
間がマスキング許可範囲でありかつマスキング必
要範囲となる。クランク角信号の周期ををＴ（こ
の場合Ｔ＝30°CA）とすると、t2−t1はＴ／４，
t4−t1は３・Ｔ／４とほぼ定義できる。
いる。波形整形信号が１から０へ変化した時刻t3
からわずかに時間が経過した時刻t4以降時刻t5
（次のサイクルのt1と同じ）まではクランク角信
号は急激に変化しているので、クランク角信号へ
のノイズ重畳の影響はほぼ無視できるとともに、
クランク角信号がピークから下降している期間の
時刻t5までにコンデンサ６６の放電電流を印加す
ると基準時刻としても波形整形方法の立上がり時
刻に誤差が生じるので、時刻t4からt5までの期間
はマスキング禁止の期間とする。波形整形信号が
０から１へ再び変化した時刻t1から時刻t2までの
期間も、クランク角信号は急激に変化していてク
ランク角信号へのノイズ重畳の影響はほぼ無視で
きるとともに、この期間にコンデンサ１６の放電
による重畳があると、破線で示されるように波形
整形信号に誤りが生じるので、時刻１からt2まで
の期間もマスキング信号の発生は中止される。し
たがつて残りの期間である時刻t2からt4までの期
間がマスキング許可範囲でありかつマスキング必
要範囲となる。クランク角信号の周期ををＴ（こ
の場合Ｔ＝30°CA）とすると、t2−t1はＴ／４，
t4−t1は３・Ｔ／４とほぼ定義できる。
第７図はマスキングの許可範囲を計算するルー
チンのフローチヤートである。このルーチンは波
形整形信号の０から１への変化の割込みにより行
われる。ステツプ80で現在の時刻t1を検出し、ス
テツプ82では前回の割込み時刻t0をメモリから読
出す。ステツプ84では時刻t2をt2＝（t1−t0）×
１／４＋t1から計算する。ステツプ86では時刻t4を t4＝（t1−t0）×３／４＋t1から計算する。ステツプ 88ではt2，t4をメモリにストアする。ステツプ90
ではt0にt1を代入する。ステツプ92ではt0をメモ
リにストアする。
チンのフローチヤートである。このルーチンは波
形整形信号の０から１への変化の割込みにより行
われる。ステツプ80で現在の時刻t1を検出し、ス
テツプ82では前回の割込み時刻t0をメモリから読
出す。ステツプ84では時刻t2をt2＝（t1−t0）×
１／４＋t1から計算する。ステツプ86では時刻t4を t4＝（t1−t0）×３／４＋t1から計算する。ステツプ 88ではt2，t4をメモリにストアする。ステツプ90
ではt0にt1を代入する。ステツプ92ではt0をメモ
リにストアする。
第８図は点火ルーチンのフローチヤートであ
る。点火ルーチンは現在の時刻が点火時刻に一致
したという割込みにより実施される。現在の時刻
がt2〜t4の期間であればマスキング信号を発生し
てから点火駆動信号をオンからオフへ切換える。
ステツプ96では現在の時刻ｔを検出する。ステツ
プ98ではt2，t4をメモリから読出す。ステツプ
100ではt2＜ｔ＜t4であるか否かを判定し、判定
が正であればステツプ102を経てステツプ104へ進
み、否であれば直接ステツプ104へ進む。ステツ
プ102ではマスキング指示信号を発生する。ステ
ツプ104では点火駆動信号をオンからオフへ切換
える。
る。点火ルーチンは現在の時刻が点火時刻に一致
したという割込みにより実施される。現在の時刻
がt2〜t4の期間であればマスキング信号を発生し
てから点火駆動信号をオンからオフへ切換える。
ステツプ96では現在の時刻ｔを検出する。ステツ
プ98ではt2，t4をメモリから読出す。ステツプ
100ではt2＜ｔ＜t4であるか否かを判定し、判定
が正であればステツプ102を経てステツプ104へ進
み、否であれば直接ステツプ104へ進む。ステツ
プ102ではマスキング指示信号を発生する。ステ
ツプ104では点火駆動信号をオンからオフへ切換
える。
第９図および第１０図は本発明の他の実施例お
よびそのタイミングチヤートである。点火プラグ
１２の火花放電のノイズ原因に因るクランク角信
号へのノイズ重畳により波形整形信号に誤りが生
じる期間ではノイズ原因を発生させる前にマスキ
ング指示信号Ｂ２が入出力ポート３９から抵抗１
０８を介して演算増幅器１１０の反転端子へ送ら
れる。演算増幅器１１０は、負帰還抵抗１１２を
有しており、マスキング指示信号の入力により反
転端子の電圧が非反転端子の基準電圧VXより高
くなると、出力電圧Ｂ３を所定の高レベルから所
定の低レベルへ変更する。波形整形回路５３の基
準値は波形整形信号がある期間は立下がり用基準
値Rdに維持され、０である期間は立上がり用基
準値Ruに維持されており、クランク角信号が基
準値を横切ると、波形整形信号が反転する。出力
電圧Ｂ３の高レベルはRd，Ruよりも十分に高
く、低レベルはRd，Ruよりも十分に低く設定さ
れており、出力電圧Ｂ３の低レベル期間、すなわ
ちマスキング期間はダイオード１１６が導通し
て、基準値は十分に低いレベルとしての出力電圧
Ｂ３に保持される。したがつてマスキング指示信
号が発生している期間はクランク角信号にノイズ
が重畳してもクランク角信号が基準値より低くな
ることはなく、波形整形信号に誤りが生じること
が回避される。
よびそのタイミングチヤートである。点火プラグ
１２の火花放電のノイズ原因に因るクランク角信
号へのノイズ重畳により波形整形信号に誤りが生
じる期間ではノイズ原因を発生させる前にマスキ
ング指示信号Ｂ２が入出力ポート３９から抵抗１
０８を介して演算増幅器１１０の反転端子へ送ら
れる。演算増幅器１１０は、負帰還抵抗１１２を
有しており、マスキング指示信号の入力により反
転端子の電圧が非反転端子の基準電圧VXより高
くなると、出力電圧Ｂ３を所定の高レベルから所
定の低レベルへ変更する。波形整形回路５３の基
準値は波形整形信号がある期間は立下がり用基準
値Rdに維持され、０である期間は立上がり用基
準値Ruに維持されており、クランク角信号が基
準値を横切ると、波形整形信号が反転する。出力
電圧Ｂ３の高レベルはRd，Ruよりも十分に高
く、低レベルはRd，Ruよりも十分に低く設定さ
れており、出力電圧Ｂ３の低レベル期間、すなわ
ちマスキング期間はダイオード１１６が導通し
て、基準値は十分に低いレベルとしての出力電圧
Ｂ３に保持される。したがつてマスキング指示信
号が発生している期間はクランク角信号にノイズ
が重畳してもクランク角信号が基準値より低くな
ることはなく、波形整形信号に誤りが生じること
が回避される。
第９図の回路の変形例としてマスキング期間に
Rd，Ruよりも十分に高いレベルの電圧を順方向
ダイオードを介して波形整形回路５３の基準値端
子に印加して波形整形回路５３における比較作動
を中止させることができる。
Rd，Ruよりも十分に高いレベルの電圧を順方向
ダイオードを介して波形整形回路５３の基準値端
子に印加して波形整形回路５３における比較作動
を中止させることができる。
さらに別の変形例として、マスキング期間に逆
方向ダイオードあるいは順方向ダイオードを介し
てRd，Ruよりも十分に低いあるいは高いレベル
の電圧を第９図のクランク角信号線に印加して、
波形整形回路５３における比較作動を中止させて
もよい。
方向ダイオードあるいは順方向ダイオードを介し
てRd，Ruよりも十分に低いあるいは高いレベル
の電圧を第９図のクランク角信号線に印加して、
波形整形回路５３における比較作動を中止させて
もよい。
第１図は本発明が適用される電子制御機関の概
略図、第２図は第１図の電子制御装置のブロツク
図、第３図は本発明の主要部の回路図、第４図は
第３図の回路のタイミングチヤート、第５図はク
ランク角信号等の詳細図、第６図はマスキングの
禁止、許可範囲を示す図、第７図はマスキングの
許可範囲の計算ルーチンのフローチヤート、第８
図は点火ルーチンのフローチヤート、第９図は別
の実施例の回路図、第１０図は第９図の回路のタ
イミングチヤートである。 ２５……気筒判別センサ、２６……回転角セン
サ、５３……波形整形回路、６２……単安定マル
チバイブレータ、６６……コンデンサ、１１０…
…演算増幅器。
略図、第２図は第１図の電子制御装置のブロツク
図、第３図は本発明の主要部の回路図、第４図は
第３図の回路のタイミングチヤート、第５図はク
ランク角信号等の詳細図、第６図はマスキングの
禁止、許可範囲を示す図、第７図はマスキングの
許可範囲の計算ルーチンのフローチヤート、第８
図は点火ルーチンのフローチヤート、第９図は別
の実施例の回路図、第１０図は第９図の回路のタ
イミングチヤートである。 ２５……気筒判別センサ、２６……回転角セン
サ、５３……波形整形回路、６２……単安定マル
チバイブレータ、６６……コンデンサ、１１０…
…演算増幅器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ クランク角センサは、クランク角の所定角毎
に周期的に変化し最大値から最小値に向かう時は
急激に変化し最小値から最大値に向かう時は最大
値と最小値との中間値近傍において緩慢な変化を
するクランク角センサ信号を出力し、 波形整形回路において該クランク角センサ信号
を中間値近傍の値として予め設定された閾値と比
較し、該クランク角センサ信号が該閾値より大で
ある期間は第１の信号レベルを維持し該クランク
角センサ信号が該閾値より小である期間は第１の
信号レベルとは異なる第２の信号レベルを維持す
る矩形波に波形整形し、 該矩形波が第１の信号レベルから第２の信号レ
ベルに遷移した時刻を基準時刻として記憶し、今
回の基準時刻と前回の基準時刻とに基づいて該ク
ランク角センサ信号が中間値近傍において緩慢な
変化をする期間をマスキング許可期間として算出
し、 電気ノイズの発生を伴う動作の実行指令を指令
する直前に現在時刻が該マスキング許可期間内に
あるか否かを判断し、 現在時刻が該マスキング許可期間内にある場合
はマスキング指示信号を発生し、該マスキング指
示信号時に設定される電圧を初期値として所定の
時定数で減衰するノイズ抑制電圧を該クランク角
センサ信号に重畳し、 現在時刻が該マスキング許可期間内にない場合
はマスキング指示信号の発生を禁止し、該ノイズ
抑制電圧の重畳を行わない、ことを特徴とするク
ランク角センサ信号の波形整形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11442583A JPS608444A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | クランク角信号の波形整形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11442583A JPS608444A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | クランク角信号の波形整形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS608444A JPS608444A (ja) | 1985-01-17 |
| JPH0520584B2 true JPH0520584B2 (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=14637390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11442583A Granted JPS608444A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | クランク角信号の波形整形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608444A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62222110A (ja) * | 1986-03-12 | 1987-09-30 | Tetsudo Sogo Gijutsu Kenkyusho | 長波長通り測定装置 |
| JPS6380077A (ja) * | 1986-09-24 | 1988-04-11 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関の点火装置 |
| JP2668478B2 (ja) * | 1992-03-19 | 1997-10-27 | 泰三 奥村 | 船艇の復元装置 |
| JP2007032734A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Aisin Seiki Co Ltd | 内燃機関のピストンリング保持構造 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS543626A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-11 | Hitachi Ltd | Ignition system without contact point |
| JPS582468A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | Nec Home Electronics Ltd | エンジン点火制御装置 |
| JPS5960073A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-05 | Nippon Denso Co Ltd | 内燃機関用誤動作防止型点火装置 |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP11442583A patent/JPS608444A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS543626A (en) * | 1977-06-10 | 1979-01-11 | Hitachi Ltd | Ignition system without contact point |
| JPS582468A (ja) * | 1981-06-30 | 1983-01-08 | Nec Home Electronics Ltd | エンジン点火制御装置 |
| JPS5960073A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-05 | Nippon Denso Co Ltd | 内燃機関用誤動作防止型点火装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS608444A (ja) | 1985-01-17 |
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