JPH05186747A - 表面保護フィルム - Google Patents
表面保護フィルムInfo
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- JPH05186747A JPH05186747A JP4024784A JP2478492A JPH05186747A JP H05186747 A JPH05186747 A JP H05186747A JP 4024784 A JP4024784 A JP 4024784A JP 2478492 A JP2478492 A JP 2478492A JP H05186747 A JPH05186747 A JP H05186747A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 基材フィルムの少なくとも片面に、酸変性ポ
リスチレン系熱可塑性エラストマー１００重量部、粘着
付与剤２０〜１５０重量部およびエポキシ樹脂０．１〜
５重量部を含有する粘着剤組成物からなる粘着剤層を設
けてなる表面保護フィルム。 【効果】 ステンレス板やアルミ板、ガラス板等の被着
体はもとよりのこと、可塑剤の配合されたプラスチック
の、しかも粗面を有する被着体に対しても貼付性が良好
で、貼付後の接着力の低下、被着体への糊残りが少な
く、しかも耐候性が良好であり、極めて実用的価値の高
いものである。
リスチレン系熱可塑性エラストマー１００重量部、粘着
付与剤２０〜１５０重量部およびエポキシ樹脂０．１〜
５重量部を含有する粘着剤組成物からなる粘着剤層を設
けてなる表面保護フィルム。 【効果】 ステンレス板やアルミ板、ガラス板等の被着
体はもとよりのこと、可塑剤の配合されたプラスチック
の、しかも粗面を有する被着体に対しても貼付性が良好
で、貼付後の接着力の低下、被着体への糊残りが少な
く、しかも耐候性が良好であり、極めて実用的価値の高
いものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表面保護フィルムに関
する。さらに詳しくは、本発明はステンレス板やアルミ
板等の金属板、塗装した金属板や樹脂板、塩化ビニルラ
ミネート鋼板、ガラス板等を運搬、加工、養生する際
に、その表面保護のために貼り付けられる等の用途を有
する表面保護フィルムに関する。
する。さらに詳しくは、本発明はステンレス板やアルミ
板等の金属板、塗装した金属板や樹脂板、塩化ビニルラ
ミネート鋼板、ガラス板等を運搬、加工、養生する際
に、その表面保護のために貼り付けられる等の用途を有
する表面保護フィルムに関する。
【０００２】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】表面保護
フィルムに必要な特性は、被着体に貼り付けた後に保護
フィルムの浮きや剥がれがなく、剥離除去に際して粘着
剤が被着体へ残留しないということである。特に、被着
体に貼り付けてから剥離するまでの間に高温下や屋外暴
露等の過酷な条件下におかれる場合には、上記の特性に
もより一層高度なものが求められる。
フィルムに必要な特性は、被着体に貼り付けた後に保護
フィルムの浮きや剥がれがなく、剥離除去に際して粘着
剤が被着体へ残留しないということである。特に、被着
体に貼り付けてから剥離するまでの間に高温下や屋外暴
露等の過酷な条件下におかれる場合には、上記の特性に
もより一層高度なものが求められる。
【０００３】このため、従来、一般に用いられてきた表
面保護フィルムとしては、アクリル系共重合体を、粘着
性を失わない程度に、イソシアネート化合物やメチロー
ル化合物で架橋三次元化して凝集力を高めた粘着剤を用
いたものや、合成ゴム、天然ゴム、または変性天然ゴム
に、適量の粘着付与剤等を配合した粘着剤を用いたもの
が挙げられる。
面保護フィルムとしては、アクリル系共重合体を、粘着
性を失わない程度に、イソシアネート化合物やメチロー
ル化合物で架橋三次元化して凝集力を高めた粘着剤を用
いたものや、合成ゴム、天然ゴム、または変性天然ゴム
に、適量の粘着付与剤等を配合した粘着剤を用いたもの
が挙げられる。
【０００４】このような表面保護フィルムは、表面が比
較的平坦な金属板、アルミ板、樹脂板、塗装板等の被着
体に貼り付ける場合には、特に問題はない。
較的平坦な金属板、アルミ板、樹脂板、塗装板等の被着
体に貼り付ける場合には、特に問題はない。
【０００５】しかしながら、ジオクチルフタレート（Ｄ
ＯＰ）等の可塑剤の配合されたプラスチック面、例えば
最近多用されている塩化ビニルラミネート鋼板（就中、
表面にエンボス加工が施されているような表面粗な塩化
ビニルラミネート鋼板）に、従来既知の表面保護フィル
ムを貼付した場合には、可塑剤が粘着剤層中へブリード
アウトして、以下のような問題が生じる。
ＯＰ）等の可塑剤の配合されたプラスチック面、例えば
最近多用されている塩化ビニルラミネート鋼板（就中、
表面にエンボス加工が施されているような表面粗な塩化
ビニルラミネート鋼板）に、従来既知の表面保護フィル
ムを貼付した場合には、可塑剤が粘着剤層中へブリード
アウトして、以下のような問題が生じる。
【０００６】（１）粘着剤層がアクリル共重合体を主成
分とする粘着剤組成物によって構成されている場合に
は、この粘着剤組成物とＤＯＰ等の可塑剤との相溶性が
良好であるため、可塑剤が粘着剤層中に移行し、粘着剤
の凝集力が極端に失われてベトついた状態となる。従っ
て、粘着剤の接着力が低下して表面保護フィルムが被着
体から浮いたり、被着体から表面保護フィルムを剥離す
る際に粘着剤が糸引き現象を呈して被着体に残留する。
分とする粘着剤組成物によって構成されている場合に
は、この粘着剤組成物とＤＯＰ等の可塑剤との相溶性が
良好であるため、可塑剤が粘着剤層中に移行し、粘着剤
の凝集力が極端に失われてベトついた状態となる。従っ
て、粘着剤の接着力が低下して表面保護フィルムが被着
体から浮いたり、被着体から表面保護フィルムを剥離す
る際に粘着剤が糸引き現象を呈して被着体に残留する。
【０００７】（２）粘着剤層が天然ゴムや変性天然ゴム
を主成分としてこれに粘着付与剤等を配合した組成物に
よって構成されている場合には、上記のような可塑剤の
ブリードアウトに対しては比較的強い。しかし、天然ゴ
ムや変性天然ゴムの構造中に不飽和二重結合を有するた
めに、屋外暴露された場合に紫外線により分子切断が引
き起こされ、表面保護フィルムを剥離する際に被着体に
粘着剤が残留する。
を主成分としてこれに粘着付与剤等を配合した組成物に
よって構成されている場合には、上記のような可塑剤の
ブリードアウトに対しては比較的強い。しかし、天然ゴ
ムや変性天然ゴムの構造中に不飽和二重結合を有するた
めに、屋外暴露された場合に紫外線により分子切断が引
き起こされ、表面保護フィルムを剥離する際に被着体に
粘着剤が残留する。
【０００８】本発明が解決せんとする課題は、上記の問
題点を解決しえ、特に可塑剤の配合されたプラスチック
面に対してさえも貼付性が良好で、貼付後の接着力の低
下、被着体への糊残りが少なく、しかも耐候性の良好な
表面保護フィルムを提供することである。
題点を解決しえ、特に可塑剤の配合されたプラスチック
面に対してさえも貼付性が良好で、貼付後の接着力の低
下、被着体への糊残りが少なく、しかも耐候性の良好な
表面保護フィルムを提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の表面保護フィル
ムの特徴は、基材フィルムの少なくとも片面に、酸変性
ポリスチレン系熱可塑性エラストマー１００重量部、粘
着付与剤２０〜１５０重量部およびエポキシ樹脂０．１
〜５重量部を含有する粘着剤組成物からなる粘着剤層を
設けてなる点である。
ムの特徴は、基材フィルムの少なくとも片面に、酸変性
ポリスチレン系熱可塑性エラストマー１００重量部、粘
着付与剤２０〜１５０重量部およびエポキシ樹脂０．１
〜５重量部を含有する粘着剤組成物からなる粘着剤層を
設けてなる点である。
【００１０】本発明に用いる酸変性ポリスチレン系熱可
塑性エラストマーとしては、例えばＳＥＢＳ（スチレン
−エチレン・ブチレン−スチレン）、ＳＢＳ（スチレン
−ブチレン−スチレン）、ＳＩＳ（スチレン−イソプレ
ン−スチレン）のラバーブロックを酸にて変性したもの
が例示され、変性させるための酸としては、例えば無水
マレイン酸、ステアリン酸、（メタ）アクリル酸等が例
示される。
塑性エラストマーとしては、例えばＳＥＢＳ（スチレン
−エチレン・ブチレン−スチレン）、ＳＢＳ（スチレン
−ブチレン−スチレン）、ＳＩＳ（スチレン−イソプレ
ン−スチレン）のラバーブロックを酸にて変性したもの
が例示され、変性させるための酸としては、例えば無水
マレイン酸、ステアリン酸、（メタ）アクリル酸等が例
示される。
【００１１】粗面への初期接着性を考慮すると、粘着剤
組成物の引張強度は、３００ｋｇ／ｃｍ2 以下であるこ
とが好ましい。
組成物の引張強度は、３００ｋｇ／ｃｍ2 以下であるこ
とが好ましい。
【００１２】粘着付与剤としては、例えば、水添ロジン
エステル、テルペン系樹脂、水添テルペン系樹脂、テル
ペンフェノール系樹脂、脂肪族系石油樹脂、水添脂肪族
系石油樹脂等が挙げられる。
エステル、テルペン系樹脂、水添テルペン系樹脂、テル
ペンフェノール系樹脂、脂肪族系石油樹脂、水添脂肪族
系石油樹脂等が挙げられる。
【００１３】これらの粘着付与剤の中では、酸変性ポリ
スチレン系熱可塑性エラストマーとの相溶性、耐候性、
初期接着性等を考慮すると、水添テルペン系樹脂と水添
脂肪族系石油樹脂が好ましい。その配合量は、酸変性ポ
リスチレン系熱可塑性エラストマー１００重量部に対し
２０〜１５０重量部である。粘着付与剤が２０重量部未
満の場合には、初期接着力が低く剥がれやすいため、作
業性が悪い。粘着付与剤が１５０重量部を超える場合に
は、接着力が強すぎて使用後に被着体から剥がしにく
い。好ましい配合量は３０〜１３０重量部、特に６０〜
１００重量部である。
スチレン系熱可塑性エラストマーとの相溶性、耐候性、
初期接着性等を考慮すると、水添テルペン系樹脂と水添
脂肪族系石油樹脂が好ましい。その配合量は、酸変性ポ
リスチレン系熱可塑性エラストマー１００重量部に対し
２０〜１５０重量部である。粘着付与剤が２０重量部未
満の場合には、初期接着力が低く剥がれやすいため、作
業性が悪い。粘着付与剤が１５０重量部を超える場合に
は、接着力が強すぎて使用後に被着体から剥がしにく
い。好ましい配合量は３０〜１３０重量部、特に６０〜
１００重量部である。
【００１４】エポキシ樹脂としては、多官能性ポリグリ
シジルアミン系エポキシ樹脂、多官能性ポリグリシジル
エーテル系エポキシ樹脂、ビスフェノール系エポキシ樹
脂等が例示され、特に反応性、耐候性を考慮すれば多官
能性グリシジルアミン系エポキシ樹脂が好ましい。
シジルアミン系エポキシ樹脂、多官能性ポリグリシジル
エーテル系エポキシ樹脂、ビスフェノール系エポキシ樹
脂等が例示され、特に反応性、耐候性を考慮すれば多官
能性グリシジルアミン系エポキシ樹脂が好ましい。
【００１５】エポキシ樹脂の配合量を酸変性ポリスチレ
ン系熱可塑性エラストマー１００重量部に対して０．１
〜５重量部配合することにより、架橋三次元化し、被着
体（例えば、軟質塩化ビニルラミネート鋼板等の塩ビ鋼
板）からの可塑剤の移行にともなう高温下での接着力低
下を抑制することができ、かつ被着体への粘着剤の残留
を防止することができる。エポキシ樹脂の配合量が０．
１重量部以下では架橋反応が十分に進行せず、被着体に
粘着剤の残留を呈する。また、５重量部以上では、架橋
密度が上がり過ぎ、貼合せ時の初期接着性に問題がで
る。好ましい配合量は０．３〜２．０重量部、特に０．
５〜１．０重量部である。
ン系熱可塑性エラストマー１００重量部に対して０．１
〜５重量部配合することにより、架橋三次元化し、被着
体（例えば、軟質塩化ビニルラミネート鋼板等の塩ビ鋼
板）からの可塑剤の移行にともなう高温下での接着力低
下を抑制することができ、かつ被着体への粘着剤の残留
を防止することができる。エポキシ樹脂の配合量が０．
１重量部以下では架橋反応が十分に進行せず、被着体に
粘着剤の残留を呈する。また、５重量部以上では、架橋
密度が上がり過ぎ、貼合せ時の初期接着性に問題がで
る。好ましい配合量は０．３〜２．０重量部、特に０．
５〜１．０重量部である。
【００１６】粘着剤組成物の調製方法は特に限定され
ず、公知の芳香族系有機溶剤に各成分を溶解して混合し
てもよいし、加熱して溶融状態で混合してもよい。この
ようにして得られた粘着剤組成物を基材フィルムの少な
くとも片面に塗布等して、粘着剤層を形成する。粘着剤
層の厚さは、５〜５０μｍが好ましい。
ず、公知の芳香族系有機溶剤に各成分を溶解して混合し
てもよいし、加熱して溶融状態で混合してもよい。この
ようにして得られた粘着剤組成物を基材フィルムの少な
くとも片面に塗布等して、粘着剤層を形成する。粘着剤
層の厚さは、５〜５０μｍが好ましい。
【００１７】基材フィルムの材質は特に限定されない
が、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が
好ましい。また、基材フィルムは単層フィルムでも積層
フィルムでもよい。基材フィルムの厚さとしては、２０
〜１００μｍが好ましい。
が、ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が
好ましい。また、基材フィルムは単層フィルムでも積層
フィルムでもよい。基材フィルムの厚さとしては、２０
〜１００μｍが好ましい。
【００１８】
【実施例】次に、本発明を具体的に説明するため、以下
に実施例を示す。 実施例１ 基材フィルムとして、厚さ４０μｍのＰＰ／ＰＥ（ポリ
プロピレン／ポリエチレン）ブレンドフィルムを用意し
た。酸変性ＳＥＢＳ（タフテックＭ１９１１、旭化成
製）１００重量部に対して、水添脂肪族系石油樹脂（ア
ルコンＰ−１００、荒川化学製）６０重量部と、エポキ
シ樹脂（テトラッドＣ、三菱瓦斯化学製）０．３重量
部、溶剤としてトルエン３７０重量部を加え、完全溶解
させて粘着剤組成物を得た。この粘着剤組成物を基材フ
ィルム上に、１５μｍの厚さになる様に塗布乾燥して表
面保護フィルムを得た。
に実施例を示す。 実施例１ 基材フィルムとして、厚さ４０μｍのＰＰ／ＰＥ（ポリ
プロピレン／ポリエチレン）ブレンドフィルムを用意し
た。酸変性ＳＥＢＳ（タフテックＭ１９１１、旭化成
製）１００重量部に対して、水添脂肪族系石油樹脂（ア
ルコンＰ−１００、荒川化学製）６０重量部と、エポキ
シ樹脂（テトラッドＣ、三菱瓦斯化学製）０．３重量
部、溶剤としてトルエン３７０重量部を加え、完全溶解
させて粘着剤組成物を得た。この粘着剤組成物を基材フ
ィルム上に、１５μｍの厚さになる様に塗布乾燥して表
面保護フィルムを得た。
【００１９】実施例２ 粘着剤組成中のアルコンＰ−１００の配合量を１００重
量部とした以外は、実施例１と同様にして表面保護フィ
ルムを得た。
量部とした以外は、実施例１と同様にして表面保護フィ
ルムを得た。
【００２０】実施例３ 粘着剤組成中のアルコンＰ−１００の代わりに、水添テ
ルペン系樹脂（クリアロンＰ−１０５、安原油脂工業
製）８０重量部を加える他は、実施例１と同様にして表
面保護フィルムを得た。
ルペン系樹脂（クリアロンＰ−１０５、安原油脂工業
製）８０重量部を加える他は、実施例１と同様にして表
面保護フィルムを得た。
【００２１】実施例４ 粘着剤組成中のテトラッドＣの配合量を１．０重量部と
する以外は、実施例１と同様にして表面保護フィルムを
得た。
する以外は、実施例１と同様にして表面保護フィルムを
得た。
【００２２】比較例１ 粘着剤組成中のテトラッドＣを除く他は、実施例２と同
様にして表面保護フィルムを得た。
様にして表面保護フィルムを得た。
【００２３】比較例２ ２−エチルヘキシルアクリレート１００重量部に、アク
リル酸２重量部、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート０．０１重量部、および開始剤として過酸化ベンゾ
イル０．２重量部を加え、トルエン溶液中で重合処理し
てアクリル共重合溶液を得た。この溶液に対して固形分
比で５重量部の３官能イソシアネート（コロネートＬ、
日本ポリウレタン社製）を加えて粘着剤組成物を調製
し、この粘着剤組成物を用いて実施例１と同様の方法で
表面保護フィルムを得た。
リル酸２重量部、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート０．０１重量部、および開始剤として過酸化ベンゾ
イル０．２重量部を加え、トルエン溶液中で重合処理し
てアクリル共重合溶液を得た。この溶液に対して固形分
比で５重量部の３官能イソシアネート（コロネートＬ、
日本ポリウレタン社製）を加えて粘着剤組成物を調製
し、この粘着剤組成物を用いて実施例１と同様の方法で
表面保護フィルムを得た。
【００２４】比較例３ メチルアクリレートグラフト天然ゴム１００重量部に対
して、テルペン樹脂（ＹＳレジンＰｘ−＃１１５０、安
原油脂工業製）７０重量部およびコロネートＬ３重量部
を加えて粘着剤組成物を調製し、この粘着剤組成物を用
いて実施例１と同様の方法で表面保護フィルムを得た。
して、テルペン樹脂（ＹＳレジンＰｘ−＃１１５０、安
原油脂工業製）７０重量部およびコロネートＬ３重量部
を加えて粘着剤組成物を調製し、この粘着剤組成物を用
いて実施例１と同様の方法で表面保護フィルムを得た。
【００２５】実験例 上記実施例および比較例にて得られた表面保護フィルム
の性能を試験し、その結果を表１に示した。
の性能を試験し、その結果を表１に示した。
【００２６】
【表１】
【００２７】なお、表１に記載した表面保護フィルムの
性能試験は次の通りに行ったものである。 （１）初期接着力 表面保護フィルムを、表面粗さ（ＪＩＳ規格によるＲｚ
（１０点平均平面粗さ））２２μｍ粗面塩化ビニルラミ
ネート鋼板（塩化ビニルシート中にＤＯＰを２０重量％
以上含有）にロール貼付けし（圧力５ｋｇ／ｃｍ2 ）、
３０分後に３００ｍｍ／分の引張速度で１８０°剥離し
たときの接着力を示す。高い数値ほど貼付け性が良好で
あることを示す。
性能試験は次の通りに行ったものである。 （１）初期接着力 表面保護フィルムを、表面粗さ（ＪＩＳ規格によるＲｚ
（１０点平均平面粗さ））２２μｍ粗面塩化ビニルラミ
ネート鋼板（塩化ビニルシート中にＤＯＰを２０重量％
以上含有）にロール貼付けし（圧力５ｋｇ／ｃｍ2 ）、
３０分後に３００ｍｍ／分の引張速度で１８０°剥離し
たときの接着力を示す。高い数値ほど貼付け性が良好で
あることを示す。
【００２８】（２）保護フィルム貼り付け後（６０℃×
２日保存） 夏場条件で約１〜２ケ月に相当する。接着力としては、
２０ｇ以上ないと浮きや剥がれを生じる。フィルム浮き
の評価基準としては、目視でフィルムの浮きが観察され
なかった場合を○とし、目視でフィルムの浮きが観察さ
れた場合を×とした。また、糊残りの有無は目視にて観
察した。
２日保存） 夏場条件で約１〜２ケ月に相当する。接着力としては、
２０ｇ以上ないと浮きや剥がれを生じる。フィルム浮き
の評価基準としては、目視でフィルムの浮きが観察され
なかった場合を○とし、目視でフィルムの浮きが観察さ
れた場合を×とした。また、糊残りの有無は目視にて観
察した。
【００２９】（３）耐候性 サンシャインウェザーメーターでの促進試験で、被着体
へ糊残りするまでの時間を観察する。５０時間以上であ
ることが好ましい。
へ糊残りするまでの時間を観察する。５０時間以上であ
ることが好ましい。
【００３０】
【発明の効果】本発明の表面保護フィルムは、ステンレ
ス板やアルミ板、ガラス板等の被着体はもとよりのこ
と、可塑剤の配合されたプラスチックの、しかも粗面を
有する被着体に対しても貼付性が良好で、貼付後の接着
力の低下、被着体への糊残りが少なく、しかも耐候性が
良好であり、極めて実用的価値の高いものである。
ス板やアルミ板、ガラス板等の被着体はもとよりのこ
と、可塑剤の配合されたプラスチックの、しかも粗面を
有する被着体に対しても貼付性が良好で、貼付後の接着
力の低下、被着体への糊残りが少なく、しかも耐候性が
良好であり、極めて実用的価値の高いものである。
Claims (1)
- 【請求項１】 基材フィルムの少なくとも片面に、酸変
性ポリスチレン系熱可塑性エラストマー１００重量部、
粘着付与剤２０〜１５０重量部およびエポキシ樹脂０．
１〜５重量部を含有する粘着剤組成物からなる粘着剤層
を設けてなる表面保護フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4024784A JP3032366B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 表面保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4024784A JP3032366B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 表面保護フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05186747A true JPH05186747A (ja) | 1993-07-27 |
| JP3032366B2 JP3032366B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=12147815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4024784A Expired - Lifetime JP3032366B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 表面保護フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3032366B2 (ja) |
Cited By (13)
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-
1992
- 1992-01-14 JP JP4024784A patent/JP3032366B2/ja not_active Expired - Lifetime
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