JP2003327936A - 表面保護シート - Google Patents

表面保護シート

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JP2003327936A
JP2003327936A JP2002272748A JP2002272748A JP2003327936A JP 2003327936 A JP2003327936 A JP 2003327936A JP 2002272748 A JP2002272748 A JP 2002272748A JP 2002272748 A JP2002272748 A JP 2002272748A JP 2003327936 A JP2003327936 A JP 2003327936A
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雅好 夏目
Yoshiki Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種被着体への接着力が良好であり、かつ屋
外での使用や高温下で保存した場合であっても、その接
着力の増加が少なく、被着体から剥離する際の剥離性が
良好な表面保護シートを提供すること。 【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂を含有する基材層
とスチレン系熱可塑性エラストマーを含有する粘着層が
共押出しによって成膜されている表面保護シートであっ
て、スチレン系熱可塑性エラストマーが、−60〜10
0℃の測定温度範囲における動的粘弾性測定のtanδ
値の最大となる温度が−40〜−25℃であるスチレン
系ブロック共重合体またはその水添物であることを特徴
とする表面保護シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表面保護シートに関
する。本発明の表面保護シートは、たとえば、金属板、
塗装した金属板、アルミサッシ、樹脂板、化粧鋼板、塩
化ビニルラミネート鋼板、ガラス板等の部材を運搬、加
工または養生する際等に、それら部材表面に貼り付け保
護する用途等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】表面保護シートに必要な特性としては、
被着体に貼り付けた後に保護シートの浮きや剥がれがな
く、剥離除去に際しては粘着層が被着体へ残留しないこ
とが要求される。特に、保護シートを被着体に貼り付け
たものが、保護シートを剥離するまでの間に高温下や屋
外暴露下等の過酷な条件下におかれる場合には、上記保
護シートの特性にも、より一層高度なものが求められ
る。
【0003】従来より、一般に用いられてきた表面保護
シートの粘着層には、天然ゴムまたは変性天然ゴムに、
適量の粘着付与剤等を配合した天然ゴム系粘着剤が使用
されている。このような表面保護シートは、屋内での使
用に関しては、特に問題はない。しかしながら、天然ゴ
ム系粘着剤は、その構造中に不飽和二重結合を有するた
めに、屋外暴露された場合に紫外線により分子切断が引
き起こされ、表面保護シートを剥離する際に被着体に粘
着剤が残留する場合があった。そのため、耐侯性の良好
な表面保護シートが望まれていた。
【0004】上記問題点を解決するために、前記粘着層
の形成に、アクリル系共重合体を粘着性を失わない程度
にイソシアネート化合物やメチロール化合物で架橋三次
元化して凝集力を高めたアクリル系粘着剤やポリイソブ
チレン等の合成ゴム系粘着剤が提案されている。しかし
ながら、これらの粘着剤は溶剤系であるために、表面保
護シートの安全衛生上、公害、経済性などに問題があっ
た。
【0005】近年、これらの問題点を改善するために粘
着剤の無溶剤化が要望されている。その有力な手段とし
て、熱可塑性エラストマーからなる粘着層とポリオレフ
ィン系樹脂からなる基材層を共押出しによって製膜し、
表面保護シートを製造する方法が検討されている。
【0006】一般的に共押出し成形可能な熱可塑性エラ
ストマーとしては、スチレン・エチレン−ブチレン共重
合体・スチレンのブロックポリマー(SEBS)、スチ
レン・エチレン−プロピレン共重合体・スチレンのブロ
ックポリマー(SEPS)などが知られている。これら
のスチレン系ブロック共重合体は、比較的平滑な被着体
面を有するステンレス板や樹脂板等の被着体面に対して
は充分な接着性を有する。一方、これらのスチレン系ブ
ロック共重合体は、研磨処理されたステンレス板(ヘア
ーライン板)や粗面樹脂板等の被着体面に対しては接着
性に乏しい。そのため、かかる粗面樹脂板等の被着体面
に適用する保護シートの粘着層には、スチレン系ブロッ
ク共重合体に、多量の粘着付与剤や軟化剤等を加えて、
粘着層の接着力を調節することが一般的である(たとえ
ば、特許文献1、特許文献2参照。)。
【0007】しかし、粘着付与剤等を多量に使用した粘
着剤層を有する表面保護シートは、夏場の倉庫中やコン
テナ中のように高温下で保存した場合には、比較的短時
間にその接着力が増加してしまう。このような接着力の
増加は、剥離不良を起こすなどの問題があった。また、
接着力を上昇させた当該表面保護シートを平滑板等に使
用した場合には、粘着付与剤等の影響により、剥離不良
となる。
【0008】
【特許文献1】特開平5−194923号公報(第2
頁)
【0009】
【特許文献2】特開昭61−103975号公報(第1
頁)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリオレフ
ィン系樹脂を含有する基材層とスチレン系熱可塑性エラ
ストマーを含有する粘着層が共押出しによって成膜され
ている表面保護シートであって、各種被着体への接着力
が良好であり、かつ屋外での使用や高温下で保存した場
合であっても、その接着力の増加が少なく、被着体から
剥離する際の剥離性が良好な表面保護シートを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下に示す表面保
護シートを見出し本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち本発明は、ポリオレフィン系樹脂
を含有する基材層とスチレン系熱可塑性エラストマーを
含有する粘着層が共押出しによって成膜されている表面
保護シートであって、スチレン系熱可塑性エラストマー
が、−60〜100℃の測定温度範囲における動的粘弾
性測定のtanδ値の最大となる温度が−40〜−25
℃であるスチレン系ブロック共重合体またはその水添物
であることを特徴とする表面保護シート、に関する。
【0013】上記本発明は、粘着層の形成に用いるスチ
レン系熱可塑性エラストマーとして、従来より用いられ
ているものよりも、高い温度にて、前記動的粘弾性測定
の最大のtanδ値を示すスチレン系ブロック共重合体
を用いている。最大のtanδ値を示す温度が上昇する
ことによって接着性が増大する。また最大のtanδ値
を示す温度を−40〜−25℃に調節することで適度な
濡れ性も得ることができる。そのため、本発明の粘着層
は多量に粘着付与剤等を添加しなくても、十分な濡れ性
と接着性を有する。したがって、粘着付与剤等の添加を
少量に押さえることができ剥離不良、糊残りが発生しな
い。かかる粘着層を有する本発明の表面保護シートは、
粘着層の物性を調節することで粗面に対しても良好に接
着し、平面に適用した場合でも剥離不良を発生しない。
良好な濡れ性と接着性を得るためには、前記動的粘弾性
測定のtanδ値の最大となる温度は、−40℃〜−3
0℃であるのが好ましい。前記動的粘弾性測定は詳しく
は実施例の記載による。
【0014】前記表面保護シートにおいて、粘着層の2
0℃における貯蔵弾性率が、1.0×105 〜8.0×
105 Paであることが好ましい。粗面への接着性の観
点から、実用温度領域である20℃における貯蔵弾性率
は1.5×105 〜7.5×105 Paであるのがより
好ましく、さらには2.0×105 〜7.0×105
aであるのがより好ましい。
【0015】前記表面保護シートにおいて、基材層を形
成するポリオレフィン系樹脂が、密度0.88〜0.9
3g/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレンであることが
好ましい。基材層を形成するポリオレフィン系樹脂は各
種の材料を使用できるが、基材の柔軟性、被着体に対す
る保護機能、金属板の曲げ加工時の基材破れ防止等の観
点から直鎖状低密度ポリエチレンが好ましい。特に、
0.895〜0.92g/cm3 の範囲のものは曲げ加
工時の浮き防止の点から好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の表面保護シートは、ポリ
オレフィン系樹脂を含有する基材層とスチレン系熱可塑
性エラストマーを含有する粘着層が共押出しによって成
膜されている。前記粘着層を形成するスチレン系熱可塑
性エラストマーには、−60〜100℃の測定温度範囲
における動的粘弾性測定のtanδ値の最大となる温度
が−40〜−25℃であるスチレン系ブロック共重合体
またはその水添物が用いられる。
【0017】スチレン系ブロック共重合体としては、例
えばスチレン・ブタジエン・スチレン(SBS)、スチ
レン・イソプレン・スチレン(SIS)等のスチレン系
ABA型ブロック共重合体(トリブロック共重合体);
スチレン・ブタジエン・スチレン・ブタジエン(SBS
B)、スチレン・イソプレン・スチレン・イソプレン
(SISI)等のスチレン系ABAB型ブロック共重合
体(テトラブロック共重合体);スチレン・ブタジエン
・スチレン・ブタジエン・スチレン(SBSBS)、ス
チレン・イソプレン・スチレン・イソプレン・スチレン
(SISIS)等のスチレン系ABABA型ブロック共
重合体(ペンタブロック共重合体)、さらには、これ以
上のAB繰り返し単位を有するスチレン系ブロック共重
合体があげられる。またスチレン系ブロック共重合体と
しては、エチレン性二重結合を水添した水添物を用いる
のが好ましい。たとえば、スチレン・エチレン−ブチレ
ン共重合体・スチレン(SEBS)、スチレン・エチレ
ン−プロピレン共重合体・スチレン(SEPS)、スチ
レン・エチレン−ブチレン共重合体・スチレン・エチレ
ン−ブチレン共重合体(SEBSEB)等があげられ
る。これらスチレン系ブロック共重合体は1種を単独で
または2種以上を用いることができる。
【0018】これらスチレン系ブロック共重合体におけ
るスチレンブロック含量は、特に制限されないが、前記
動的粘弾性測定のtanδ値の最大となる温度が前記範
囲のものを用いる。通常、スチレンブロック含量が少な
くなると、粘着層の凝集力不足による糊残りが発生しや
すくなる。一方、スチレンブロック含量が多くなると、
スチレン系ブロック共重合体単独で形成した粘着層が硬
くなり、粗面に対して良好な接着性を得ることはできな
い。かかる観点から、スチレン系ブロック共重合体にお
けるスチレンブロック含量は5〜40重量%程度のもの
が好ましい。より好ましくは7〜30重量%、特に9〜
20重量%のものが好ましく用いられる。
【0019】前記スチレン系ブロック共重合体のなかで
も、スチレン(A)とブタジエン(B)からなるトリブ
ロック共重合体以上の繰り返し構造(ABA型、ABA
B型、ABABA型等)を有するスチレン系ブロック共
重合体の水添物(SEBS、SEBSEB、SEBSE
BS等)が好適である。良好な濡れ性と接着性を得るた
めには、スチレン系ブロック共重合体の水添物中のエチ
レン−ブチレン共重合体ブロックに占めるブチレン構造
の割合が60重量%以上、好ましくは70重量%以上、
特に75重量%以上が好ましい。ブチレン構造が60重
量%以上の場合には濡れ性が良好である。特に接着性も
良好であり、粗面に対しても良好に接着する。なお、ブ
チレン構造の割合は、通常、90重量%以下の範囲とす
るのが好ましい。
【0020】前記本発明のスチレン系ブロック共重合体
は、接着性の調節等を目的に、本発明の目的を損なわな
い範囲内で、他のスチレン系熱可塑性エラストマーを混
合することができる。他のスチレン系熱可塑性エラスト
マーとしては、前記以外のスチレン系ブロック共重合
体;スチレン・ブタジエン(SB)、スチレン・イソプ
レン(SI)、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体
(SEB)、スチレン・エチレン−プロピレン共重合体
(SEP)等のAB型ブロックポリマー、スチレン・ブ
タジエンラバー(SBR)等のスチレン系ランダム共重
合体、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・オレフ
ィン結晶(SEBC)等のA−B−C型のスチレン・オ
レフィン結晶系ブロックポリマー、さらには、これらの
水添物があげられる。
【0021】粘着層の形成に際しては、粘着特性の制御
等を目的に、必要に応じて、例えば軟化剤、オレフィン
系樹脂、シリコーン系ポリマー、液状アクリル系共重合
体、粘着付与剤、老化防止剤、ヒンダードアミン系光安
定剤、紫外線吸収剤、ポリエチレンイミン、脂肪酸アミ
ド、リン酸エステル、その他に、例えば、酸化カルシウ
ム、酸化マグネシウム、シリカや酸化亜鉛、酸化チタン
の等の充填剤や顔料などの添加剤を適宜に添加すること
ができる。なお、粘着層表面には、例えばコロナ放電処
理、紫外線照射処理、火炎処理、プラズマ処理やスパッ
タエッチング処理などの、粘着性の制御や貼付作業性等
を目的とした表面処理を必要に応じて施すこともでき
る。
【0022】粘着付与剤の配合は接着力の向上に有効で
ある。ただし、その配合量は凝集力の低下による糊残り
問題の発生を回避するため、表面保護シートが適用され
る被着体に応じて適宜に決定される。通常、スチレン系
ブロック共重合体を含むスチレン系熱可塑性エラストマ
ー100重量部に対し、0〜40重量部、さらには0〜
30重量部、特に0〜10重量部が好ましい。なお、表
面保護シートが適用される被着体が金属板の場合には、
粘着層の形成にあたり粘着付与剤を添加しない方が好ま
しい。
【0023】粘着付与剤としては、例えば、脂肪族系共
重合体、芳香族系共重合体、脂肪族・芳香族系共重合体
系や脂環式系共重合体等の石油系樹脂、クマロン−イン
デン系樹脂、テルぺン系樹脂、テルぺンフェノール系樹
脂、重合ロジン等のロジン系樹脂、(アルキル)フェノ
ール系樹脂、キシレン系樹脂またはこれらの水添物など
の、一般的に粘着剤に使用されるものを特に制限なく使
用できる。これら粘着付与剤は1種を単独でまたは2種
以上を用いることができる。剥離性や耐候性などの点か
ら水添系の粘着付与剤が好ましい。なお、粘着付与剤
は、オレフィン樹脂とのブレンド物として市販されてい
るものを使用することもできる。
【0024】軟化剤の配合は、通例、接着力の向上に有
効である。軟化剤としては、例えば、低分子量のジエン
系ポリマー、ポリイソブチレン、水添ポリイソプレン、
水添ポリブタジエンやそれらの誘導体があげられる。前
記誘導体としては、たとえば、片末端または両末端にO
H基やCOOH基を有するものを例示でき、具体的には
水添ポリブタジエンジオール、水添ポリブタジエンモノ
オール、水添ポリイソプレンジオール、水添ポリイソプ
レンモノオールなどがあげられる。特に、被着体に対す
る接着性の向上を抑制する目的からは、水添ポリブタジ
エンや水添ポリイソプレン等のジエン系ポリマーの水添
物やオレフィン系軟化剤等が好ましい。具体的には
(株)クラレ製の商品名「クラプレンLIR−200」
等が入手可能である。これら軟化剤は1種を単独でまた
は2種以上を用いることができる。
【0025】なお、軟化剤の分子量は特に制限されず適
宣に設定できるが、分子量が小さくなると粘着層からの
被着体への物質移行や重剥離化等の原因となるおそれが
あり、一方、分子量が大きくなると接着力の向上効果に
乏しくなる傾向があることから、軟化剤の数平均分子量
は5000〜10万程度、特に1万〜5万のものが好ま
しい。
【0026】軟化剤を使用する場合、その添加量は特に
制限されないが、添加量が多くなると、高温や屋外暴露
時での糊残りが増加する傾向にあることから、スチレン
系型ブロック共重合体を含むスチレン系熱可塑性エラス
トマーおよび軟化剤を含む粘着剤組成物100重量部に
対して、40重量部以下、さらには20重量部以下、特
に10重量部以下であるのが好ましい。なお、表面保護
シートが適用される被着体が金属板の場合には、粘着層
の形成にあたり粘着付与剤を添加しない方が好ましい。
【0027】粘着層の厚さは、特に制限されず、要求さ
れる接着力などに応じて適宜に決定すればよい。粘着層
の厚さは、通常1〜50μm程度であり、好ましくは2
〜40μm、さらに好ましく5〜20μmである。
【0028】前記基材層を形成するポリオレフィン系樹
脂は特に制限されず、たとえば、ポリプロピレンまたは
プロピレン成分とエチレン成分からなるブロック系、ラ
ンダム系等のプロピレン系ポリマー;低密度、高密度、
リニア低密度ポリエチレン等のエチレン系ポリマー;エ
チレン−αオレフィン共重合体などのオレフィン系ポリ
マー、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタ
クリル酸メチル共重合体などのエチレン成分と他モノマ
ーとのオレフィン系ポリマー等を成膜安定性や焼却等の
問題から好ましく例示できる。これらポリオレフィン系
樹脂は1種を単独でまたは2種以上を用いることができ
る。これらのなかでも前述の密度0.88〜0.93g
/cm3 の直鎖状低密度ポリエチレンが好ましい。
【0029】前記基材層には、劣化防止等を目的に、例
えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系
光安定剤等の光安定剤、帯電防止剤、その他に、例え
ば、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化
亜鉛、酸化チタン等の充填剤、顔料、目ヤニ防止剤、滑
剤、アンチブロッキング剤、発泡剤、ポリエチレンイミ
ン等の添加剤を適宜に添加することができる。
【0030】基材層の厚さは、特に制限されないが、通
常20〜300μm程度であり、好ましくは30〜25
0μm、さらに好ましく40〜200μmである。ま
た、基材層は、単層でもよく二層以上の多層からなって
いてもよい。基材層の背面側には、耐スリップ性やハン
ディカット性の付与を目的として凹凸加工を施してもよ
い。
【0031】本発明の表面保護シートは、前記ポリオレ
フィン系樹脂を含有する基材層形成材とスチレン系熱可
塑性エラストマーとしてスチレン系ブロック共重合体を
含有する粘着層形成材を用いて、基材層と粘着層を共押
出し法によって成膜することにより得られる。共押出し
法としては、フィルム製造などに一般的に用いられるイ
ンフレーション法、Tダイ法等に準じて行うことができ
る。なお、基材層と粘着層は、二層または多層にて共押
出しされる。基材層と粘着層には必要に応じて前記表面
処理を施すことができる。
【0032】さらに、粘着層には必要に応じて、実用に
供されるまでの間、セパレータなどを仮着して保護する
こともできる。なお支持基材の粘着層を付設しない面に
対しては、巻戻しが容易な巻回体の形成などを目的に例
えば基材層への脂肪酸アミドやポリエチレンイミン等の
添加による離型処理やシリコーン系や長鎖アルキル系や
フッ素系などの適宜な剥離剤からなるコート層を設ける
こともできる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0034】実施例1 直鎖状低密度ポリエチレン(三井化学社製,エボリュ−
SP2020)100重量部に対してエチレンビスステ
アリルアミド(日本化成社製)0.5重量部を添加した
基材層形成材と、スチレン・エチレン−ブチレン共重合
体・スチレンのブロックポリマー(旭化成社製,タフテ
ックH1221、最大tanδ温度=−32℃)からな
る粘着層形成材を、インフレーション方法によりダイス
温度240℃にて成膜し、表面保護シートを得た。この
時、基材層は110μm、粘着層を5μmとした。な
お、直鎖状低密度ポリエチレン(三井化学社製,エボリ
ュ−SP2020)は、密度0.916g/cm3 であ
る。スチレン・エチレン−ブチレン共重合・スチレンの
ブロックポリマー(旭化成社製,タフテックH122
1)は、スチレン含量12重量%、エチレン−ブチレン
共重合体ブロックに占めるブチレン構造の割合が76重
量%である。
【0035】実施例2 低密度ポリエチレン(東ソー社製,ペトロセン173)
100重量部に対してエチレンビスステアリルアミド
(日本化成社製)0.5重量部および酸化チタン(大日
精化社製,HCM2035W)を添加した基材層形成材
と、スチレン・エチレン−ブチレン共重合体・スチレン
のブロックポリマー(旭化成社製,タフテックH122
1,最大tanδ温度=−32℃)100重量部に対し
て石油樹脂(荒川化学社製,アルコンP−100)5重
量部を添加した粘着層形成材を、Tダイ法によりダイス
温度230℃にて成膜し、表面保護シートを得た。この
時、基材層は60μm、粘着層を10μmとした。な
お、低密度ポリエチレン(東ソー社製,ペトロセン17
3)は、密度0.924g/cm3 である。
【0036】実施例3 直鎖状低密度ポリエチレン(三井化学社製,エボリュ−
SP2020)100重量部に対してエチレンビスステ
アリルアミド(日本化成社製)0.5重量部を添加した
基材層形成材と、スチレン・エチレン−ブチレン共重合
体・スチレンのブロックポリマー(JSR社製,ダイナ
ロン8600P,最大tanδ温度=−39℃)からな
る粘着層形成材を、Tダイ方法によりダイス温度220
℃にて成膜し、表面保護シートを得た。この時、基材層
は110μm、粘着層を10μmとした。なお、スチレ
ン・エチレン−ブチレン共重合・スチレンのブロックポ
リマー(JSR社製,ダイナロン8600P)は、スチ
レン含量15重量%、エチレン−ブチレン共重合体ブロ
ックに占めるブチレン構造の割合が67重量%である。
【0037】比較例1 実施例1において、粘着層形成材として、スチレン・エ
チレン−ブチレン共重合体・スチレンのブロックポリマ
ー(旭化成社製,タフテックH1221,最大tanδ
温度=−32℃)に代えて、スチレン・エチレン−ブチ
レン共重合体・スチレンのブロックポリマー(シェルエ
ラストマー社製,クレイトンG1657,最大tanδ
温度=−50℃)を用いたこと以外は、実施例1と同様
の方法により表面保護シートを作成した。なお、スチレ
ン・エチレン−ブチレン共重合体・スチレンのブロック
ポリマー(シェルエラストマー社製,クレイトンG16
57)は、スチレン含量13重量%である。
【0038】比較例2 実施例1において、粘着層形成材として、スチレン・エ
チレン−ブチレン共重合体・スチレンのブロックポリマ
ー(旭化成社製,タフテックH1221,最大tanδ
温度=−32℃)に代えて、スチレン・エチレン−ブチ
レン共重合体・スチレンのブロックポリマー(シェルエ
ラストマー社製,クレイトンG1657,最大tanδ
温度=−50℃)100重量部に対して石油樹脂(荒川
化学社製,アルコンP−100)5重量部を添加した粘
着組成物を用いたこと以外は、実施例1と同様の方法に
より表面保護シートを作成した。
【0039】比較例3 実施例2において、粘着層形成材として、スチレン・エ
チレン−ブチレン共重合体・スチレンのブロックポリマ
ー(旭化成社製,タフテックH1221,最大tanδ
温度=−32℃)に代えて、スチレン・エチレン−プロ
ピレン共重合体・スチレンのブロックポリマー( (株)
クラレ製,セプトン2063,最大tanδ温度=−5
1℃)100重量部に対して石油樹脂(荒川化学社製,
アルコンP−100)5重量部を添加した粘着組成物を
用いたこと以外は、実施例2と同様の方法により表面保
護シートを作成した。なお、スチレン・エチレン−プロ
ピレン共重合体・スチレンのブロックポリマー( (株)
クラレ製,セプトン2063)は、スチレン含量13重
量%である。
【0040】評価試験 (最大tanδ温度および貯蔵弾性率の測定)前記表面
保護シートの粘着層に用いた各スチレン系ブロック共重
合体の−60〜100℃の測定温度範囲における動的粘
弾性測定のtanδ値の最大となる温度、および粘着層
の20℃における貯蔵弾性率は、レオメトリックサイエ
ンティフィック社製ARESを用いて1Hzの周波数の
せん断ひずみを与えながら、−60〜150℃の温度変
化(昇温速度5℃/min)を与え、測定した。測定試
料は厚さ5mm程度の粘着層を作成し、測定した。当該
粘着層の作成方法は有機溶剤によるキャスト法や熱プレ
ス法によって行なった。なお、粘着層の貯蔵弾性率は、
これらの手法が行なえない場合には表面保護シートの貯
蔵弾性率と支持基材の貯蔵弾性率の差により求める方法
などでも測定可能である。結果を表1に示す。
【0041】(粘着力の測定)実施例および比較例で得
られた表面保護シートの粘着力をJIS Z 0237
に準拠して測定した。具体的には被着体としてSUS3
04BA板(平滑表面)、SUS304HL板(研磨処
理表面)を用いた。トルエンにてSUS板表面を洗浄
後、2kgローラーにて圧着し、30分間経過後にイン
ストロン型引張試験機(島津製作所社製、オートグラ
フ)にて引張速度300mm/分、180度ピールにて
測定した。この時、測定環境及び保存環境は23℃/5
0%にて行なった。耐熱後の粘着力として、23℃/5
0%にて貼付したSUS304BA板を80℃に設定さ
れた乾燥機にて14日間放置後、23℃/50%にて2
時間放置し、23℃/50%にて前記と同様に測定し
た。結果を表1に示す。
【0042】
【表1】 表1より、本発明の表面保護シートは、研磨処理された
被着体に対しても接着力が良好であり、かつ耐熱下にお
いても接着力の上昇が少なく、経時的な剥離性が良好で
あると認められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥居 忠雄 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 夏目 雅好 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 小林 由樹 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK03A AK12B AK12J AK63A AL02B AL05A AL09B BA02 EH20 GB90 JA06B JA13A JK07B JL13B JL14 4J004 AA06 AB01 CA04 CB03 CC02 FA04 4J040 DM001 JA09 JB09 LA06 MA11 NA12 PA23 PA42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン系樹脂を含有する基材層
    とスチレン系熱可塑性エラストマーを含有する粘着層が
    共押出しによって成膜されている表面保護シートであっ
    て、スチレン系熱可塑性エラストマーが、−60〜10
    0℃の測定温度範囲における動的粘弾性測定のtanδ
    値の最大となる温度が−40〜−25℃であるスチレン
    系ブロック共重合体またはその水添物であることを特徴
    とする表面保護シート。
  2. 【請求項2】 粘着層の20℃における貯蔵弾性率が、
    1.0×105 〜8.0×105 Paであることを特徴
    とする請求項1記載の表面保護シート。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系樹脂が、密度0.88
    〜0.93g/cm 3 の直鎖状低密度ポリエチレンであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の表面保護シ
    ート。
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