JPH0518428A - 防振ブツシユ - Google Patents

防振ブツシユ

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Publication number
JPH0518428A
JPH0518428A JP19592791A JP19592791A JPH0518428A JP H0518428 A JPH0518428 A JP H0518428A JP 19592791 A JP19592791 A JP 19592791A JP 19592791 A JP19592791 A JP 19592791A JP H0518428 A JPH0518428 A JP H0518428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
stopper
vibration
rubber body
rubber piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19592791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Ito
伊藤  豊
Tsuneichi Furuya
常一 古家
Yutaka Ogasawara
豊 小笠原
Masaki Inoue
正樹 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP19592791A priority Critical patent/JPH0518428A/ja
Publication of JPH0518428A publication Critical patent/JPH0518428A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 絞り加工を施すことなく防振ゴム体の耐久性
を確保し、かつストッパクリアランスの調整を容易とす
る。 【構成】 ブラケット1は一方へ開放する略U字形に屈
曲成形され、開口縁はさらに外側へ屈曲して取付フラン
ジ部11となっている。防振ゴム体3は中央に内筒を貫
通埋設するとともに両側端面に保持板31を接合してあ
り、これを両側端面より押し縮めてブラケット内へ挿入
して各保持板をブラケットの側壁内面に圧接せしめ固定
してある。ブラケットの頂壁13には防振ゴム体の側面
3aに所定間隔で対向するストッパ面13aを形成し、
ブラケットの開口にはストッパ板4を覆着して、ストッ
パ板に防振ゴム体の側面3bに所定間隔で対向するスト
ッパ面4aを形成してある。ストッパ板の突出量を変更
することにより容易にストッパクリアランスが調整され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は防振ブッシュに関し、特
に制作簡易で、ストッパクリヤランスの調整も容易な防
振ブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防振ブッシュは例えば図4に示す
如く、円形外筒5内を横切って防振ゴム体3を設け、該
防振ゴム体3の中央に内筒2を貫通埋設した構造を有し
ている。そして、防振ゴム体3の上下の側面3a,3b
に対向する外筒5内周面にはストッパゴム層51,52
が形成されて、一定のストッパクリアランスを形成し、
大振動入力時の防振ゴム体の過度の変形を防止してい
る。
【0003】かかる防振ブッシュは図5に示すブラケッ
ト6の筒状保持部61内に圧入固定され、かかるブラケ
ット6を車両フレームに固定する。エンジン等は上記内
筒2に連結される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ブッシユにおいて、外筒内に防振ゴム体を射出成形した
際にゴム体内に引っ張り応力を生じて使用時の耐久性が
低下するため、ブラケットへの圧入に先立って外筒を縮
径し防振ゴム体内の応力を圧縮に転換させる絞り加工を
行っている。しかしながら、この絞り加工は大掛かりな
設備を要し、製造コストアップの原因となっていた。
【0005】また、ストッパクリアランスの調整も外筒
の形状が規制されていることから自由度が小さく、多様
な車種に共通に使用できないという問題がある。
【0006】本発明はかかる課題を解決するもので、絞
り加工を不要として低コスト化を実現するとともに、ス
トッパクリアランスの簡易な調整を可能とした防振ブッ
シュを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、一方へ開放する略U字形に屈曲成形され、開口縁を
さらに外側へ屈曲せしめて取付フランジ部11となした
ブラケット1を設け、両側端面に保持板31を接合し中
央に内筒2を貫通埋設した防振ゴム体3を、両側端面よ
り押し縮めて上記ブラケット1内へ挿入して各保持板3
1をブラケット1の側壁12内面に圧接せしめるととも
に、ブラケット1の頂壁13に防振ゴム体3の一方の側
面3aに所定間隔で対向するストッパ面13aを形成
し、かつ上記ブラケット1の開口にストッパ板4を覆着
して、該ストッパ板4に上記防振ゴム体3の他方の側面
3bに所定間隔で対向するストッパ面4aを形成したも
のである。
【0008】
【作用】上記構成の防振ブッシュにおいて、ブラケット
1内への防振ゴム体3の装着は、防振ゴム体3を両側端
面より押し縮めてブラケット1内に挿入し、この状態で
弾性ゴム体3の原形復帰力により各保持板31をブラケ
ット1の各側壁12内面に圧接固定することにより行
う。この過程で防振ゴム体3は圧縮変形せしめられるか
ら、内部応力は引張りから圧縮に転換される。かくし
て、絞り加工を行うことなく防振ゴム体3の耐久性が向
上せしめられる。
【0009】振動体の静荷重を受けると内筒2はブラケ
ット1に対して相対移動し、防振ゴム体3の一方の側面
3aとブラケット頂壁13のストッパ面13aとの間の
ストッパクリアランスが変動する。この場合、ストッパ
板4のストッパ面4aの突出量を適宜調整することによ
り、防振ゴム体3の他方の側面3bとの間のストッパク
リアランスを上記ストッパクリアランスと同程度にでき
る。
【0010】
【実施例1】図1および図2において、ブラケット1は
長板を略U字形に屈曲して成形され、その開口縁は外方
へ直角に屈曲して取付フランジ部11となっている。取
付フランジ部11には車両フレーム等の基体に結合する
ボルトの挿通孔が設けてある。ブラケット1の頂壁13
は中央が下方に突出屈曲せしめられて端面がストッパ面
13aとなっている。
【0011】防振ゴム体3は中央より両端へ漸次厚肉と
なった直方体状をなし、中央にはエンジン等の振動体に
連結される内筒2が貫通埋設され、長手方向の両端部は
バネ定数を低減するために二股状となって、各端面に保
持板31が接合してある。この防振ゴム体3は収縮を規
制されていないから、型成形時の内部引張り応力は解消
されている。
【0012】かかる防振ゴム体3は両側の保持板31の
間隔を小さくするように押し縮めて、上記ブラケット1
の開口よりその内空間へ挿入される。挿入した状態で、
防振ゴム体3は内部応力が圧縮に転換し、かつその原形
復帰力により両側保持板31をブラケット1の各側壁1
2内面に圧接する。かくして、防振ゴム体3はブラケッ
ト1内に保持固定される。
【0013】防振ゴム体装着後のブラケット開口には、
フランジ部11に両端を重ねてストッパ板4が覆着され
る。ストッパ板4は中央部がブラケット1内へ所定量屈
曲突出し、突出端面をストッパ面4aとしてある。
【0014】エンジンの荷重を受けるとゴム弾性体は変
形し内筒2が相対変位するが、上記ストッパ板4のスト
ッパ面4aの突出量を適当に設定しておくことにより、
変位後の防振ゴム体3の上下の側面3a,3bと各スト
ッパ面13a,4aとの間のストッパクリアランスはほ
ぼ等しくできる。
【0015】このようにして、エンジン重量にばらつき
があっても、ストッパ板4のストッパ面4aの突出量を
調整することにより、防振ブッシュ本体を変更すること
なく簡易に対応することができる。
【0016】
【実施例2】図3に示す如く、ブラケット1の両側壁1
2を下方へ拡開する傾斜面となし、防振ゴム体3の両側
端面もこれに沿う傾斜面に成形すれば、ブラケット1内
への挿入をより簡易になし得る。また、図に示す如く、
ブラケット1の頂壁13中心に取付孔を設けて、これに
防振ゴム体上側面3aとの間でストッパクリアランスを
形成するストッパ面15aを有するストッパゴム15を
固定すれば、こちら側でもストッパクリアランスの調整
が可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上の如く、本発明の防振ブッシュは、
絞りおよび圧入工程が不要であるから低コストで製造す
ることができるとともに、ストッパ板のみを変更するこ
とにより多種のエンジンに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における防振ブッシュの全体
斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における防振ブッシュの分解
斜視図である。
【図3】本発明の実施例2における防振ブッシュの全体
斜視図である。
【図4】従来の防振ブッシュの斜視図である。
【図5】従来のブラケットの斜視図である。
【符号の説明】
1 ブラケット 11 取付フランジ部 12 側壁 13 頂壁 13a ストッパ面 2 内筒 3 防振ゴム体 3a,3b 側面 31 保持板 4 ストッパ板 4a ストッパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 豊 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 井上 正樹 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一方へ開放する略U字形に屈曲成形さ
    れ、開口縁をさらに外側へ屈曲せしめて取付フランジ部
    となしたブラケットを設け、両側端面に保持板を接合し
    中央に内筒を貫通埋設した防振ゴム体を、両側端面より
    押し縮めて上記ブラケット内へ挿入して各保持板をブラ
    ケットの側壁内面に圧接せしめるとともに、ブラケット
    の頂壁に防振ゴム体の一方の側面に所定間隔で対向する
    ストッパ面を形成し、かつ上記ブラケットの開口にスト
    ッパ板を覆着して、該ストッパ板に上記防振ゴム体の他
    方の側面に所定間隔で対向するストッパ面を形成したこ
    とを特徴とする防振ブッシュ。
JP19592791A 1991-07-09 1991-07-09 防振ブツシユ Pending JPH0518428A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19592791A JPH0518428A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 防振ブツシユ

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JP19592791A JPH0518428A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 防振ブツシユ

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JPH0518428A true JPH0518428A (ja) 1993-01-26

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ID=16349294

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JP19592791A Pending JPH0518428A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 防振ブツシユ

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003074635A (ja) * 2001-08-30 2003-03-12 Nok Corp 防振支持装置及びその製造方法
JP2003074630A (ja) * 2001-09-03 2003-03-12 Nok Corp 防振支持装置及びその製造方法
FR2859414A1 (fr) * 2003-09-04 2005-03-11 Hutchinson Suspente pour ligne d'echappement, procede de montage d'une suspente pour ligne d'echappement
CN100400923C (zh) * 2004-08-31 2008-07-09 东海橡胶工业株式会社 发动机架
FR2945093A1 (fr) * 2009-04-29 2010-11-05 Peugeot Citroen Automobiles Sa Support elastique notamment pour suspension moteur de vehicule automobile
JP2013190037A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Tokai Rubber Ind Ltd 防振装置

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