JPH05179561A - 人工芝生及び人工芝生用フィラメント - Google Patents

人工芝生及び人工芝生用フィラメント

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Publication number
JPH05179561A
JPH05179561A JP34672391A JP34672391A JPH05179561A JP H05179561 A JPH05179561 A JP H05179561A JP 34672391 A JP34672391 A JP 34672391A JP 34672391 A JP34672391 A JP 34672391A JP H05179561 A JPH05179561 A JP H05179561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
filament
section
cross
filaments
Prior art date
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Pending
Application number
JP34672391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ishikawa
良夫 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Chemical Co Ltd filed Critical Otsuka Chemical Co Ltd
Priority to JP34672391A priority Critical patent/JPH05179561A/ja
Publication of JPH05179561A publication Critical patent/JPH05179561A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】断面の扁平率3以下であり、顔料の含有量が
0.2重量%以上2重量%以下である合成樹脂性フィラ
メントを基布に対してパイル状に植設した人工芝生、及
び断面の扁平率が3以下であり、顔料の含有量が0.2
重量%以上2重量%以下である、人工芝生のための合成
樹脂性フィラメント。 【効果】本発明に係る人工芝生のフィラメントは、偏平
度合が小さいので厚さ方向における単位面積当たりの顔
料の含有量が多くなり、その結果少ない含有量の顔料
で、天然芝生に近い十分な彩色を施すことができる。し
たがって、ゴルフボールその他のものに付着してもそれ
への着色の度合いは極めて低い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、人工芝生及び人工芝
生用フィラメントに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】ゴルフ練習場においては、
天然芝生に比し施工及び手入れが簡便な人工芝生が多用
されている。この人工芝生は一般に、合成樹脂性フィラ
メントを複数本束ね、基布全体に植設して多数のパイル
を形成したものである。人工芝生は、天然芝生に似たも
のとするため、パイルの長さ、密度、フィラメントの本
数等を配慮して、ボール落下時に天然芝生に近い反撥を
生じるようにされることが多い。また、天然芝生に似た
外観を呈するように緑色に着色される。この着色は、フ
ィラメント紡糸時に、溶融樹脂に対して顔料を混入する
ことにより行われる。
【0003】従来の人工芝生用フィラメントは、例えば
幅0.6mm、厚さ0.08mmというように極めて扁
平なものであった。このような偏平なフィラメントは、
厚さ方向にみると幅方向にみるときよりも単位面積当た
りの含有量が少ないため、色彩が薄く見え、その分顔料
を多く含めないと天然芝生に似た色彩を得ることができ
ない。通常は、フィラメント総重量に対して約4重量%
の顔料を含んでいる。特にループパイルの場合は、各ル
ープの半径方向にフィラメントの厚さ方向が向くので、
上記問題が大きい。ところが、顔料の含有量を多くする
と、次のような問題があった。ゴルフボールの打球は、
打球によりきわめて早く回転しており、地上への落下の
際にボール外周面が芝生と高速で接触する。この時、摩
擦熱が多量に発生すると、フィラメントの合成樹脂が溶
け、ボール表面に付着する。例えば、ポリプロピレンフ
ィラメントを人工芝生に使用した場合、ボール表面には
8〜15μのフィルム状となる場合もある。これに伴っ
てフィラメント中の顔料もボール表面に付着し、その結
果ボールが緑色に着色されるのである。また、人工芝生
の長期使用により樹脂が劣化してくると、フィラメント
中の顔料がフィラメント表面から剥離し易くなり、剥離
した顔料によりボールが緑色に着色される。この樹脂の
劣化に伴う顔料の剥離は、ゴルフボールに限らず種々の
用途における色の付着の問題を生じた。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、ゴルフボールその他への色の付着を防止し得る人工
芝生を提供することを目的とする。
【0005】本発明はまた、色の付着を防止し得る人工
芝生を製造するためのフィラメントを提供することを目
的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明の前記第1の目
的は、断面の扁平率3以下であり、顔料の含有量が0.
2重量%以上2重量%以下である合成樹脂性フィラメン
トを基布に対してパイル状に植設したことを特徴とする
人工芝生により達成される。
【0007】本発明の前記第2の目的は、断面の扁平率
が3以下であり、顔料の含有量が0.2重量%以上2重
量%以下である、人工芝生のための合成樹脂性フィラメ
ントにより達成される。
【0008】本明細書において偏平率とは以下のものを
いう。
【0009】(偏平率)=(フィラメント断面の長径)
/(フィラメント断面の短径) ここで、フィラメント断面の長径とは、フィラメント断
面の最大径をいい、フィラメント断面の短径とは、フィ
ラメント断面をその長径に垂直な方向にに測った寸法を
いう。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例に付き添付図面を参照
しつつ説明する。
【0011】図1は、本発明に係る人工芝生の断面を示
しており、フィラメント1を複数本束にし、織布等の基
布に対してループ状に植設し、その裏面にバッキング材
3を塗布したものである。基布2へのフィラメント1の
植設、バッキング材3の塗布等は、従来の人工芝生と同
様に行なうことができる。
【0012】図2は、フィラメント1の一例を拡大して
示している。図示のように、フィラメントは合成樹脂の
基材10に対して顔料11が分散した状態とされてい
る。樹脂10としてはポリプロピレン、サラン等従来の
人工芝生用フィラメントにおけると同様のものを使用す
ることができ、顔料についても同様である。このフィラ
メントは、断面の長径Wが0.25mmであり、短径T
が0.18mmであり、偏平率は1.38となってい
る。基材10はポリプロピレンであり、カーボンブラッ
ク、シアニングリーン、黄鉛からなる顔料は、フィラメ
ントの0.675重量%とされている。このフィラメン
トにより製造される人工芝生が天然芝生に近い緑色を呈
するために、フィラメントの偏平率は3以下であり、顔
料の含有率は0.2重量%以上であることが必要であ
る。また、顔料の含有率が2重量%を越えると、顔料の
量が多すぎ、ゴルフボールその他への色の付着の問題を
生じる。フィラメントの断面形状は、この例では円形で
あるが、この他図3に示すように長円形、四角形、三角
形等種々可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る人工芝生用フィラメント
は、断面の偏平率が3以下というように偏平度合が小さ
いので厚さ方向(断面の短径方向)における単位面積当
たりの顔料の含有量が偏平なものに比して多くなり、そ
の結果0.2重量%以上2重量%以下という少ない含有
量の顔料で、天然芝生に近い十分な彩色を施すことがで
きる。このように、顔料の含有率が低くて済むので、ゴ
ルフボールとの摩擦接触による溶融で一部がボール表面
に付着した際にも着色の度合いは問題とならない程度に
低く、樹脂の劣化に伴い顔料が剥離してボールその他の
ものに付着しても着色の度合いは極めて低い。
【0014】このフィラメントを使用した本発明に係る
人工芝生も同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人工芝生の例の断面図である。
【図2】本発明に係るフィラメントの例の斜視図であ
る。
【図3】本発明に係るフィラメントの種々の例を断面で
示す説明図である。
【符号の説明】
1 フィラメント 2 基布 3 バッキング材 10 合成樹脂 11 顔料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/06 A 7199−3B 6/12 Z 7199−3B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面の扁平率が3以下であり、顔料の含
    有量が0.2重量%以上2重量%以下である合成樹脂性
    フィラメントを基布に対してパイル状に植設したことを
    特徴とする人工芝生。
  2. 【請求項2】前記フィラメントが、基布に対してループ
    パイル状に植設されていることを特徴とする請求項1に
    記載の人工芝生。
  3. 【請求項3】前記フィラメントが、基布に対してカット
    パイル状に植設されていることを特徴とする請求項1に
    記載の人工芝生。
  4. 【請求項4】断面の扁平率が3以下であり、顔料の含有
    量が0.2重量%以上2重量%以下である、人工芝生の
    ための合成樹脂性フィラメント。
JP34672391A 1991-12-27 1991-12-27 人工芝生及び人工芝生用フィラメント Pending JPH05179561A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007182669A (ja) * 2005-12-30 2007-07-19 Mondo Spa 人工芝製造用糸、その製造方法、及びその様な糸を用いて製造された人工芝構造
CN104911976A (zh) * 2015-06-08 2015-09-16 西安多利隆运动草坪有限公司 一种非充砂型人造足球场草坪

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JP2007182669A (ja) * 2005-12-30 2007-07-19 Mondo Spa 人工芝製造用糸、その製造方法、及びその様な糸を用いて製造された人工芝構造
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