JPH05178518A - 用紙収納装置 - Google Patents

用紙収納装置

Info

Publication number
JPH05178518A
JPH05178518A JP34662891A JP34662891A JPH05178518A JP H05178518 A JPH05178518 A JP H05178518A JP 34662891 A JP34662891 A JP 34662891A JP 34662891 A JP34662891 A JP 34662891A JP H05178518 A JPH05178518 A JP H05178518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
storage device
stacker
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34662891A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Suzuki
昭浩 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP34662891A priority Critical patent/JPH05178518A/ja
Publication of JPH05178518A publication Critical patent/JPH05178518A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な収納落差を自重落下する用紙であって
も一定方向に確実に転倒させることができ、多くの収納
枚数を確保できる用紙収納装置を提供する。 【構成】 収納器本体61の一側の側板63に用紙投入口66
を設ける。用紙投入口66の上部の左側から内方へ、用紙
Pの上部を投入動作に連係して押圧する用紙傾倒ガイド
67を設ける。用紙投入口66の下部の右側から内方へ、用
紙の下部を用紙傾倒ガイド67と逆側へ押圧する板ばね71
を突設する。両側の側板63,64の間に、傾倒された用紙
の上部を係止する反転防止ロッド72を設ける。用紙傾倒
ガイド67と板ばね71とにより用紙の上部と下部とに逆方
向の力を加えることにより、用紙にひねりを与える。こ
のひねりにより傾倒された用紙の上部を反転防止ロッド
72により係止して、過度の用紙反転を防止する。本体61
内に完全に投入された用紙は、ロッド72から外れて底面
部62a 上に転倒する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自らは用紙送り機構を
持たないタイプの用紙収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】用紙を扱う事務機において、順次搬送さ
れてきた用紙を1枚ずつ積層収納する用紙収納装置とし
ては、図6および図7に示されるように収納器本体1
が、ほぼV形の底背面板2と、一側の側板3と、他側の
側板4と、取手5とによって構成され、一側の側板3に
用紙投入口6が設けられ、そして、順次搬送されてきた
用紙Pが、この用紙投入口6より収納器本体1内に1枚
ずつ投入されて前記底背面板2の傾斜底面2a上に積層さ
れる用紙収納装置がある。
【0003】この用紙収納装置には、前記用紙投入口6
の上部一側から内方へ、用紙Pの比較的上部を投入動作
に連係して押圧する用紙傾倒ガイド7が図6に示される
ように傾斜状に設けられている。
【0004】そして、用紙投入時に用紙Pの比較的上部
をこの用紙傾倒ガイド7により押圧して用紙Pの角度を
図7にて右側へ倒すように変えることにより、底背面板
2の底面2a上に落下した用紙をこの底面2aと平行に積層
するようにしている。
【0005】この種の用紙収納装置は、用紙の自重落下
を利用するものであり、用紙送り機構を自装していない
ため軽くコンパクトに構成できる利点があり、用紙を入
れたまま持運びできるカートリッジタイプスタッカとし
て知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来構造
の用紙収納装置では、用紙収納枚数が100枚程度に限
定される問題点がある。それは、用紙収納枚数を増やす
ために用紙投入口6に対し底背面板2の底面2aを深く設
定して用紙収納落差を大きくすると、用紙投入時に用紙
Pの下面となる部分が前記底面2aまたは収納済用紙に接
触せず、用紙は空中に浮いた状態から自由落下するた
め、用紙傾倒ガイド7の効果が薄れ、一定の方向に確実
に転倒させて積層することができなくなるからである。
【0007】言換えると、いったん用紙傾倒ガイド7に
より傾倒された用紙も、自由落下の落差が大きいと、そ
の落下中に直立姿勢に戻り、反対向きに転倒したり、背
面側の壁面に立掛けられたままの姿勢で以後の用紙積層
を妨害するおそれがある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、十分な用紙収納落差を自由落下する用紙であって
も一定方向に確実に転倒して整然と積層されるようにす
ることにより、用紙収納枚数の向上を図ることを目的と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、一側の用紙投入口より1枚ずつ投入された用紙を
積層収納する収納器本体と、前記用紙投入口の上部の一
側から内方へ設けられ用紙の比較的上部を投入動作に連
係して押圧する用紙傾倒ガイドとを具備した用紙収納装
置において、前記用紙投入口の下部の他側から内方へ、
用紙の下部を用紙傾倒ガイドと逆側へ押圧する用紙足払
部材が突設された用紙収納装置である。
【0010】請求項2に記載された発明は、収納器本体
の用紙投入口が設けられた一側から反対側にわたって、
投入時に傾倒された用紙の上部を係止して過度の用紙反
転を防止する反転防止ロッドが設けられた用紙収納装置
である。
【0011】
【作用】請求項1に記載された発明は、用紙傾倒ガイド
と用紙足払部材とによって、用紙投入時に用紙の上部と
下部とに逆方向の力を加えることにより、用紙にひねり
を与え、用紙が自由落下する場合であっても一定の方向
に確実に転倒させる。
【0012】請求項2に記載された発明は、投入時に傾
倒された用紙の上部を反転防止ロッドにより係止して、
過度の用紙反転を防止する。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
【0014】図5は、本発明の用紙収納装置(スタッカ
39またはリジェクトスタッカ39a )を装着した印字装置
の一実施例を示す平面図である。先ず、この印字装置の
概要を説明する。なお、各部は中央演算処理装置(CP
U)によって制御される。
【0015】用紙搬送ラインの最初の部分に、帳票類
(手形、小切手等)の用紙を種別(本紙、表紙、受取
紙、裏表紙、仕切紙等)ごとに収納するとともにこの用
紙を用紙搬送ラインに指定された順番で順次送出す複数
のホッパ(例えば二つの本紙用ホッパ21a 、表紙用ホッ
パ21b 、受取紙用ホッパ21c 、裏表紙用ホッパ21d 、仕
切紙用ホッパ21e )が設置されている。本紙用ホッパ21
a は1000×2枚を収容でき、他のホッパは500 枚を収容
できる。
【0016】この各ホッパ21a 〜21e から引出された複
数の用紙搬送ライン22が1本化されて用紙チェックライ
ン23が形成され、この用紙チェックライン23に対向し
て、用紙に付けられたバーコードを読取って用紙の種別
をチェックするバーコードリーダ24が設けられ、さら
に、この用紙チェックライン23が複数のプリンタ搬入ラ
イン25に分岐され、その各分岐部にプリンタ搬入ライン
25を選択するための供給側ゲート26が設けられ、そし
て、各プリンタ搬入ライン25の先端に、前記バーコード
リーダ24により適正と判定された用紙のみに所定要件を
印字するための複数のプリンタ27が設けられている。
【0017】用紙搬送ラインは、平行に設けられた一対
のガイドプレートと、このガイドプレート内に挿入され
た後述する多数のローラとにより構成されている。
【0018】さらに、前記各プリンタ27から引出された
複数のプリンタ搬出ライン31は1本化され、シャッタ32
を経て磁気印刷機(MICRエンコーダ)33に接続され
ている。以下、この磁気印刷機33をMICRという。さ
らに、このMICR33の搬出側の用紙搬送ライン34にも
シャッタ35が設けられ、このシャッタ35を経た用紙搬送
ラインは複数のスタッカ回収ライン37,37a に分岐さ
れ、その分岐部にスタッカ回収ライン37,37a を選択す
るための回収側ゲート38,38a が設けられ、そして、各
スタッカ回収ライン37,37a の先端に、適正の印字済用
紙を収納する複数の用紙収納装置(以下、スタッカとい
う)39および不適正の用紙を収納するリジェクトスタッ
カ39a が設けられている。
【0019】次に、前記各ホッパ21a 〜21e では、内部
に収納された多数の用紙が押圧される一側に、ホッパ内
の用紙を1枚ずつ送出すフィードローラ41が設けられて
いる。この各ホッパ21a 〜21e のフィードローラ41はそ
れぞれフィードモータ41a により駆動され、用紙を一枚
ずつ送出す。さらに、ホッパ内の用紙の有無はエンプテ
ィセンサ42(反射型フォトセンサ)により検出する。さ
らに、用紙の二重送りを防止するために用紙送り方向と
は逆方向に回転して用紙の一側に軽い抵抗を与えるダブ
ルフィード防止ローラ43がホッパ出口部に設けられ、リ
バースモータ43a により逆回転されている。
【0020】前記用紙搬送ライン22には、共通のモータ
11a により回転伝達機構12a を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13a と、各ホッパ21a 〜21e からの用紙送
出を確認してジャム(JAM)状態の有無を検出する多数の
ジャムセンサ44(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。前記用紙搬送ローラ13a は常時正転駆動される一
側のローラとこれに対向する他側のローラとの間に用紙
を挟んで搬送する。
【0021】前記ジャム状態とは、用紙が搬送ライン内
でくしゃくしゃとなって紙詰りを起した異常状態であ
り、前記フィードモータ41a が起動して所定時間経過し
ても対応するジャムセンサ44が用紙を感知しない場合
は、そのジャムセンサ44の手前の送出し部分で用紙が紙
詰りを起していることを検出できる。各ジャムセンサ44
間での用紙通過時間をチェックすれば、各ジャムセンサ
44間でのジャム検出も行える。
【0022】各ジャムセンサ44は、各ホッパ21a 〜21e
に対応して設けられ、用紙を検出したら対応するホッパ
のフィードモータ41a を停止させて、対応するフィード
ローラ41による用紙送出しを停止させる働きもある。
【0023】そして、ホッパ21a 〜21e の一つからフィ
ードローラ41により送出された用紙を対応ジャムセンサ
44が検出したら、このジャムセンサ44によりフィードモ
ータ41a を停止させるが、このとき、ジャムセンサ44よ
り手前に位置する常時回転の用紙搬送ローラ13a が用紙
を挟んでいるので、このローラ13a により用紙の搬送が
支障なく継続される。前記フィードモータ41a が停止さ
れてから、順番にしたがって別のホッパのフィードモー
タ41a が起動されて次の用紙がホッパから取出される。
【0024】前記1本化された用紙チェックライン23に
は、前記バーコードリーダ24だけでなく、前後の用紙が
一部重複した形で連続的に搬送される用紙長さ異常を、
用紙搬送速度と同期して発生されるパルスの数から検出
するための用紙長センサ45(反射型フォトセンサ)と、
2枚の用紙が完全に重なった状態で搬送される用紙厚み
異常を、二重送りされた厚みの用紙と係合して回動する
可動部材を介して検出するダブルフィードセンサ46(反
射型フォトセンサ)と、用紙の端部を検出してバーコー
ドリーダ24を作動させるバーコードセンサ47(反射型フ
ォトセンサ)と、用紙の有無からジャム状態を検出する
ジャムセンサ48(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。
【0025】前記バーコードリーダ24は、帳票類の用紙
に付けられているバーコードから用紙の種別やサイズ等
を読取り、ホッパ21a 〜21e から取出された用紙がオペ
レータにより設定されたオフィスコンピュータ(CP
U)による印字指令と合致する種別の適正用紙であるか
否か等をチェックする。
【0026】前記バーコードリーダ24より用紙送出側に
用紙送り制御ローラ49が設けられている。この用紙送り
制御ローラ49は、プリンタ27から用紙送出し命令がある
まで用紙をバーコードリーダ位置に停止しておくもので
あり、モータ49a により駆動される。
【0027】前記複数のプリンタ搬入ライン25には、共
通のモータ11b により回転伝達機構12b を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13b が設けられている。
【0028】前記プリンタ搬入ライン25の分岐部に設け
られた前記供給側ゲート26は、図示しないロータリソレ
ノイドにより回動される支軸51に取付けられた切換羽根
であり、この切換羽根の先端が一方のプリンタ搬入ライ
ンを閉じるとともに他方のプリンタ搬入ラインを開く。
【0029】前記複数のプリンタ27は、それぞれ用紙の
要件印字面に対向して用紙との関係で相対的に二次元的
に移動される図示しない印字ヘッド(ワイヤドットプリ
ンタヘッド)を内部に備えている。
【0030】前記複数のプリンタ搬出ライン31には、共
通のモータ11c により回転伝達機構12c を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13c が設けられている。
【0031】前記MICR33の搬入側に設けられたシャ
ッタ32は、ソレノイドにより進退駆動され、前記MIC
R33の磁気印刷時に用紙搬送ラインから後退して用紙を
MICR33へ送込み、それ以外の時は用紙搬送ライン内
へ突出して用紙を係止する。このシャッタ32の手前およ
びMICR33の搬出側には、用紙を検出してシャッタ32
を開けるための用紙検出センサ52,53(反射型フォトセ
ンサ)がそれぞれ設けられている。手前の用紙検出セン
サ52が用紙を検出するとともに、搬出側の用紙検出セン
サ53がMICR33内からの用紙搬出を検出したら、前記
シャッタ32を開いて前記センサ52で検出された用紙をM
ICR33内へ搬入する。
【0032】前記用紙搬送ライン34には、共通のモータ
11d により回転伝達機構12d を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13d が設けられている。
【0033】この用紙搬送ライン34に設けられたシャッ
タ35は、ソレノイドにより進退駆動され、スタッカ回収
ライン37,37a でジャム状態が発生した時に用紙搬送ラ
イン内へ突出したまま用紙を係止し、それ以外のとき
は、手前に設けられた用紙検出センサ54(反射型フォト
センサ)での用紙検出により用紙搬送ラインから後退
し、前記スタッカ39,39a へ用紙を搬送する。
【0034】前記スタッカ回収ライン37,37a には、共
通のモータ11e により回転伝達機構12e を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13e が設けられている。
【0035】前記回収側ゲート38,38a は、図示しない
ロータリソレノイドにより回動される支軸に取付けられ
た切換羽根であり、この切換羽根の先端が一方のスタッ
カ回収ラインを閉じるとともに他方のスタッカ回収ライ
ンを開く。
【0036】適正用紙を順番通り収納する前記スタッカ
39に対し、その入口部より手前で発生した用紙ジャム状
態を検出するためのジャムセンサ55(反射型フォトセン
サ)と、一定量の用紙(最後は裏表紙)がスタッカに収
納完了したことを検出する収納完了検出センサ56(反射
型フォトセンサ)と、印字装置本体に対し着脱自在に設
けられたスタッカ39の装着状態を固定するロック57と、
スタッカ39に設定された収納用紙長さを検出する複数の
センサ58と、スタッカ39が印字装置本体にセットされて
いるか否かを検出するセンサ59とが設けられている。
【0037】一方のスタッカ39の用紙満杯状態が前記収
納完了検出センサ56により検出されたら、自動的に前記
回収側ゲート38が切換えられ、一方のスタッカ39から他
方のスタッカ39へと用紙の搬入が切換えられる。収納完
了側のスタッカ39はロック57を解除して印字装置本体か
ら取外し、内部に収納されている用紙を収納順をくずさ
ずに取出すようにする。
【0038】不適正な用紙を収納する前記リジェクトス
タッカ39a も、その入口部より手前で発生した用紙ジャ
ム状態を検出するためのジャムセンサ55a (反射型フォ
トセンサ)を備えている。
【0039】各用紙搬送ライン22,25,31,34,37に設
けられたローラ13a ,13b ,13c ,13d ,13e の駆動モ
ータ11a ,11b ,11c ,11d ,11e は、各種ジャムセン
サにより用紙のジャム状態が検出された場合や、図示し
ないドアオープン検出センサにより装置ドアの開状態が
検出された場合に停止される。
【0040】以上のような構成において、この印字装置
は、図示しない中央演算処理装置(CPU)からの指令
により、決められた順番で複数のホッパ21a 〜21e から
指定された種別の用紙が1枚ずつ送出され、1本化され
た用紙チェックライン23でバーコードリーダ24およびそ
の近傍の各種検出センサにより用紙の種別、サイズ、厚
み等がチェックされる。そして、CPUからの印字指令
と適合する適正な用紙は、印字すべきプリンタ27が用紙
受入状態にある時のみ起動する用紙送り制御ローラ49に
よって、複数の供給側ゲート26により選択されたプリン
タ搬入ライン25を通って、順番通りに選択されたプリン
タ27に搬入され、このプリンタ27内で用紙の指定された
X−Y座標に所定要件が印字される。
【0041】さらに、このプリンタ27から印字済用紙が
プリンタへの搬入順序を守りながら搬出され、MICR
33が用紙受入状態にある時はシャッタ32が開いて、用紙
がMICR33に搬入され、ここで磁気印刷される。さら
に、スタッカ回収ライン37およびスタッカ39が用紙受入
状態にある時はシャッタ35が開いて、用紙が回収側ゲー
ト38により選択されたスタッカ39に搬入され、このスタ
ッカ39内に順序よく収納される。収納完了検出センサ56
により一方のスタッカで用紙収納完了状態が検出された
ら、回収側ゲート38が切換えられ、他方のスタッカでの
用紙収納が開始される。
【0042】各部のジャムセンサ44,48,55,55a によ
り用紙のジャム状態が検出され、用紙の搬送が停止され
たら、図示しない装置ドアを開けて、その用紙を搬送ラ
インから取外す。また、搬送ラインで搬送可能であるが
バーコードリーダ24等によるチェックにより適正でない
と判断された用紙は、プリンタ27およびMICR33にて
印刷を行うことなくこれらを素通りさせ、ゲート38,38
a の組合せにより選択された回収ライン37a を経てリジ
ェクトスタッカ39a に収納する。
【0043】以上で印字装置の説明を終了し、次に、図
1乃至図4を参照して本発明に係る用紙収納装置(スタ
ッカ39またはリジェクトスタッカ39a )を詳細に説明す
る。このスタッカ39,39a は、用紙送り機構を自装せ
ず、かつ用紙を入れたまま持運びできるカートリッジタ
イプのスタッカである。
【0044】図1に示されるように、スタッカ39または
リジェクトスタッカ39a の収納器本体61は、底背面板62
を中心に、一側の側板63、他側の側板64および取手65が
ビスによるねじ止めで一体的に構成されている。前記底
背面板62は、一枚の板金から折曲形成された底面部62a
、前面部62b および背面部62c からなる。底面部62aは
後方へ下降するように傾斜され、背面部62c は上昇する
にしたがって後退するように傾斜されている。前記取手
65は、両側の側板63,64の上部に一体形成された凸部65
a の間にねじ止めされている。
【0045】一側の側板63には、用紙Pを収納器本体61
内に1枚ずつ投入するための用紙投入口66が設けられて
いる。この用紙投入口66の上部の左側から内方へ、用紙
Pの比較的上部を投入動作に連係して押圧する用紙傾倒
ガイド67が設けられている。この用紙傾倒ガイド67は、
両側の側板63,64の上部間にねじ止めされた上板68の一
部に折曲形成され、用紙進入方向から見て右側へ傾斜す
るように設けられている。この用紙傾倒ガイド67の先端
にはさらに右側へ傾斜した突起板69が突設されている。
【0046】前記一側の側板63の内側面であって前記用
紙投入口66の下部の右側に、用紙足払部材としての板ば
ね71の基端部がねじにより取付けられ、この用紙投入口
66の下部右側から内方へ突設されている。この板ばね71
は用紙Pの下部を用紙傾倒ガイド67と逆側へ押圧して、
用紙にひねりを加えるものである。
【0047】前記両側の側板63,64の間に、投入時に傾
倒された用紙の上部を係止して過度の用紙反転を防止す
る反転防止ロッド72が、前記取手65と平行にねじ止めさ
れている。
【0048】図2に示されるように、前記板ばね71の先
端部71a は、用紙投入方向へ折曲され、前記用紙傾倒ガ
イド67の下側にオーバーラップするように挿入されてい
る。また、前記板ばね71が嵌合された用紙挿入凹部73を
有する用紙端ガイド74が、一側の側板63に沿って底背面
板62に固定されている。この用紙端ガイド74は、収納器
本体内の底面上に投入された用紙Pの後端を揃えるため
のものである。
【0049】図3に示されるように、前記底背面板の背
面部62c には複数のセンサ用窓81が設けられており、こ
の各々のセンサ用窓81に対応するように前記底背面板の
前面部62b および背面部62c にねじ孔82が穿孔され、こ
のねじ孔82に螺入されたねじ83により中仕切板84の取付
板部84a ,84b が固定されている。
【0050】そして、当該スタッカが印字装置本体にセ
ットされたときに、印字装置本体側に設けられた複数の
用紙長さ検出用センサ58(図5)の一つが前記センサ用
窓81を通して中仕切板84を検出するので、この中仕切板
84と前記用紙端ガイド74との間が取扱う用紙の長さに対
応しているか否かを確認できる。すなわち、このスタッ
カは用紙長さ認識機能を有する。
【0051】次に、当該スタッカ39,39a の作用を説明
する。
【0052】印字装置本体側に設けられた用紙搬送ロー
ラ13e (図5)により1枚ずつ搬送されてきた用紙P
は、図1の左側から用紙投入口66を経て収納器本体61内
に飛込む。その際に、用紙傾倒ガイド67により用紙の上
部が進入方向から見て右側へ押圧されるとともに、板ば
ね71により用紙の下部が進入方向から見て左側へ弾かれ
る。この用紙の上部と下部とに加えられた逆方向の力に
より、進入方向から見て用紙の右側面が下向きとなるよ
うに各用紙に強制的ひねりが与えられ、反転防止ロッド
72側へ確実に傾倒される。
【0053】一方、この用紙Pが投入口66から収納器本
体61内に進入している間は、図4に示されるように反転
防止ロッド72により前記傾倒された用紙Pa の上部が係
止されるから、過度の用紙反転が防止される。
【0054】そして、この用紙が収納器本体61内に完全
に投入されると、傾倒状態の用紙は自重落下しながら反
転防止ロッド72から外れてさらに転倒し、図4に示され
るように底背面板の底面部62a 上に整然と積層収納され
る。各用紙の左端(図4)は、板ばね71による左方への
弾き動作と底面部62a の傾斜とによって背面部62c に当
接し、この背面部62c により端揃えされる。
【0055】以上の図1乃至図4に示された構造のスタ
ッカでは約500枚の用紙P(手形、小切手類)を整頓
収納できる。なお、図6および図7に示された従来のス
タッカでは100枚程度の用紙収納が限界であった。
【0056】なお、以上の実施例では、帳票類の要件印
字に使用される印字装置を例にあげて説明したが、本発
明の用紙収納装置は、印字装置に用途を限定されるもの
ではない。用紙サイズ、腰の強さ等に応じて前記用紙傾
倒ガイド67の傾斜角、板ばね71の強さ等を変えることに
より、印字装置以外の事務機でも多数の用紙を整頓収納
する場合に効果的に使用できる。
【0057】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、用紙投入口の
上部に用紙傾倒ガイドが設けられ、用紙投入口の下部に
用紙足払部材が設けられたから、この用紙傾倒ガイドお
よび用紙足払部材により、十分な用紙収納落差を自由落
下する用紙に対しても、一定方向への傾倒状態を確実に
得るためのひねりを加えることができ、用紙を一定方向
へ転倒させて整然と積層収納できる。したがって、十分
な用紙収納深さを確保して用紙収納枚数の向上を図るこ
とができる。
【0058】請求項2の発明によれば、請求項1の用紙
足払部材とともに、投入時に傾倒された用紙の上部を係
止する反転防止ロッドが設けられたから、用紙の確実な
傾倒が確保されるとともに用紙の過度な反転が防止さ
れ、前記整然とした用紙積層収納を一層確実なものにで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙収納装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】同上用紙収納装置の平面図である。
【図3】同上用紙収納装置の正面図である。
【図4】同上用紙収納装置の側面図である。
【図5】同上用紙収納装置が設置された印字装置の全体
的概要を示す平面図である。
【図6】従来の用紙収納装置の平面図である。
【図7】従来の用紙収納装置の側面図である。
【符号の説明】
P 用紙 61 収納器本体 66 用紙投入口 67 用紙傾倒ガイド 71 用紙足払部材 72 反転防止ロッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一側の用紙投入口より1枚ずつ投入され
    た用紙を積層収納する収納器本体と、前記用紙投入口の
    上部の一側から内方へ設けられ用紙の比較的上部を投入
    動作に連係して押圧する用紙傾倒ガイドとを具備した用
    紙収納装置において、 前記用紙投入口の下部の他側から内方へ、用紙の下部を
    用紙傾倒ガイドと逆側へ押圧する用紙足払部材が突設さ
    れたことを特徴とする用紙収納装置。
  2. 【請求項2】 収納器本体の用紙投入口が設けられた一
    側から反対側にわたって、投入時に傾倒された用紙の上
    部を係止して過度の用紙反転を防止する反転防止ロッド
    が設けられたことを特徴とする請求項1記載の用紙収納
    装置。
JP34662891A 1991-12-27 1991-12-27 用紙収納装置 Pending JPH05178518A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34662891A JPH05178518A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 用紙収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34662891A JPH05178518A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 用紙収納装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05178518A true JPH05178518A (ja) 1993-07-20

Family

ID=18384732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34662891A Pending JPH05178518A (ja) 1991-12-27 1991-12-27 用紙収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05178518A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4292012B2 (ja) 紙幣入出金装置
EP2014593A2 (en) Paper sheet storing apparatus
EP2070854A2 (en) Banknote handling apparatus
JPH09237371A (ja) 紙幣処理機
EP3560867B1 (en) Sheet storage apparatus
JP5462637B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP3658268B2 (ja) 紙葉類集積装置および紙葉類収納庫および紙葉類取扱装置
JPH05178515A (ja) 用紙回収装置
JPH05178518A (ja) 用紙収納装置
JP2641275B2 (ja) 紙葉類堆積・繰り出し装置
JPH05177887A (ja) 印字装置
JP2007091438A (ja) 紙葉類集積繰出装置
JP5094143B2 (ja) 紙葉類繰出装置及び紙葉類集積装置
JPH06156844A (ja) 紙幣収納装置
JP2572485B2 (ja) 紙幣入出金機における出金繰出制御装置
JP6259725B2 (ja) 紙葉類分離集積装置
JP3217530B2 (ja) 紙葉類搬送装置
JP2624413B2 (ja) 印字装置
JP7054150B2 (ja) 紙幣繰出装置および電子機器
JPH06176244A (ja) 紙葉類処理装置
JP2002367013A (ja) 硬貨搬送装置および硬貨取扱装置
JPH0737165Y2 (ja) 紙弊収納・繰出装置の紙弊収納部
JPH0126660Y2 (ja)
JPS606026Y2 (ja) 紙葉取込装置
JPH0551150A (ja) 画像形成済用紙処理装置