JPH0517453A - ウラシル誘導体および除草剤 - Google Patents

ウラシル誘導体および除草剤

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JPH0517453A
JPH0517453A JP91314391A JP31439191A JPH0517453A JP H0517453 A JPH0517453 A JP H0517453A JP 91314391 A JP91314391 A JP 91314391A JP 31439191 A JP31439191 A JP 31439191A JP H0517453 A JPH0517453 A JP H0517453A
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純 佐藤
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Kaoru Ito
馨 伊藤
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浩 北
Yasuo Kawamura
保夫 河村
Koichi Suzuki
宏一 鈴木
Tsutomu Nawamaki
勤 縄巻
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重臣 渡辺
Toshiji Endo
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Abstract

(57)【要約】 【構成】式(I) 【化1】 〔式中、R4 は水素原子あるいはハロゲン原子を表し、
5はハロゲン原子を表し、D26は炭素原子数1〜4の
アルキル基、炭素原子数1〜3のハロアルキル基を表
す。〕で表されるウラシル誘導体、及びそれを含有する
除草剤。 【効果】この化合物は大豆に対して土壌処理及び土壌混
和処理で実用上薬害が全く認められず、多くの雑草に対
して低薬量で高い効果を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なウラシル誘導体お
よび該誘導体を有効成分として含有する選択性除草剤に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、重要作物、例えばイネ、大
豆、小麦、トウモロコシ、ワタ、ビート等を雑草から守
り、これらの重要作物の生産性を高める為に多くの除草
剤が実用化されてきた。これらの剤は、適用場面によっ
て、畑作用、水田用、非耕地用の3つに大別することが
できる。さらに、各々の中で、薬の施用方法によって土
壌混和処理型、発芽前土壌処理型、発芽後処理(茎葉処
理)型等に分類することができる。
【0003】近年、世界的な人口増加に伴い、重要作物
の生産性が各国の食糧経済に影響を与えることは明らか
である。これらの変化に伴い、従来の農業形態が21世
紀に向けて変化することは必至である。現に、農業従事
者にとって、作物栽培時に障害となる雑草を経済的、か
つ効率良く枯殺あるいは防除できる除草剤の開発は、以
前に比べて増々必要となっている。
【0004】このような除草剤として以下のような条件
を備えた薬剤の開発が切望されている。低薬量で高い除
草効果を有するもの(特に環境保護の観点からできるだ
け低薬量散布によって雑草を枯殺することが必要であ
る。)、適度な残効性を有するもの(近年、土壌残留の
長い薬物が後作へ被害を与えることが問題となってお
り、散布後、適度な残効性を示すことが重要であ
る。)、散布後、速やかに雑草を枯殺するもの(薬剤処
理後、短い期間で次の作物の播種、移植が可能であ
る。)、薬剤処理回数が少いもの(農業従事者にとって
繁雑な雑草防除作業の回数をできるだけ少くすることは
重要である。)、雑草防除対象が広範なもの(広葉雑
草、イネ科雑草、多年生雑草など性質の異った雑草種に
対して、1つの薬剤で、これらを防除できる薬剤が望ま
しい。) 、施用方法が多いもの(土壌処理効果、茎葉処
理効果などを併せ持つことにより、より強力な除草効果
が得られる。)、作物に対して問題となる薬害を示さな
いもの(作物と雑草が混在するような耕地に於いて選択
的に雑草だけを枯殺できるものが好ましい。)が望まし
い。しかしながら、既存の除草剤はこれらの条件を全て
満たしているものではない。
【0005】一方、ウラシル誘導体の特定の化合物が除
草活性を示すことは知られており、例えば、ザ・ペステ
ィサイド・マニュアル(The Pesticide Manual)第8
版、第89頁、ザ・ブリティッシュ・クロップ・プロテ
クション・カウンシル(The British Crop Protection
Council )(1987年)等にウラシル骨格を持つ除草
剤のひとつとしてブロマシル( bromacil )が記載され
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な状況に鑑み、重要作物に対して選択性を示し、多くの
雑草に対して低薬量で優れた除草効果を有し、土壌処
理、茎葉処理効果を兼ね備えた除草剤を開発する為に研
究を続けた結果、式(1)
【0007】
【化4】
【0008】〔式中、R4 は水素原子あるいはハロゲン
原子を表し、R5 はハロゲン原子を表し、D26は炭素原
子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜3のハロアル
キル基を表す。〕で表されるウラシル誘導体(以下、本
発明化合物と称する。)を見出した。本発明化合物の構
造上の特徴は、ウラシル環の1位にメチル基、ウラシル
環の6位にトリフルオロメチル基を有し、かつウラシル
環の3位のベンゼン環に置換基としてR4 、R5 および
NHSO2 26という特異な組合せを持つことにある。
このことにより本発明化合物は浸透移行性および極めて
高い除草活性を有する。その結果、本発明化合物は従来
の除草剤に比べて、多年生雑草を含む多種の雑草に対し
て土壌処理、茎葉処理のいずれの方法においても適用で
き、極めて低薬量の散布にもかかわらず速効的に高い効
果を発現し、また適度な残効性をあわせもつという大き
な特徴を有する。
【0009】本発明化合物は畑地、水田、非耕地用除草
剤として、土壌処理、茎葉処理のいずれの処理方法にお
いても、イヌホウズキ、チョウセンアサガオ、イチビ、
アメリカキンゴジカ、マルバアサガオ、イヌビユ、アオ
ビユ、オナモミ、ブタクサ、ヒマワリ、ハキダメギク、
セイヨウトゲアザミ、ノボロギク、ヒメジョン、イヌガ
ラシ、ノハラガラシ、ナズナ、イヌタデ、ソバカズラ、
スベリヒユ、シロザ、コアカザ、ホウキギ、ハコベ、オ
オイヌノフグリ、ツユクサ、ホトケノザ、ヒメオドリコ
ソウ、コニシキソウ、オオニシキソウ、ヤエムグラ、ア
カネ、スミレ、アメリカツノクサネム、エビスグサ、コ
センダングサ等の広葉雑草、野生ソルガム、オオクサキ
ビ、ジョンソングラス、イヌビエ、メヒシバ、カラスム
ギ、オヒシバ、エノコログサ、スズメノテッポウ等のイ
ネ科雑草、ハマスゲ等のカヤツリグサ科雑草、ヘラオモ
ダカ、オモダカ、ウリカワ、タマガヤツリ、ミズガヤツ
リ、ホタルイ、クログワイ、アゼナ、コナギ、ヒルムシ
ロ、キカシグサ、タイヌビエ等の各種水田雑草に低薬量
で高い殺草力を有する。また重要作物である小麦、トウ
モロコシ、大麦、大豆、イネ等に安全に使用できる。と
りわけ、大豆に対しては土壌処理および土壌混和処理で
実用上薬害が全く認められず、イチビ、オナモミ、アサ
ガオ類、アオビユ、タデ類、スベリヒユ、シロザ、チョ
ウセンアサガオ、ブタクサ、コセンダングサ、アメリカ
キンゴジカ、アメリカツノクサネム、イヌホーズキなど
多くの雑草に対して低薬量で高い効果を示し、極めて有
効である。
【0010】また、本発明化合物は落葉剤(defoliant)
としても有用である。本発明化合物は例えば、スキーム
1〜7に示す方法によって合成できる(スキーム1〜7
のR4 、R5 およびD26は前記と同様の意味を表し、G
1 は炭素原子数1〜4のアルキル基を表し、G2 は炭素
原子数1〜4のアルキル基またはフェニル基を表し、
R’は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基または
フェニル基を表し、Halはハロゲン原子を表す。)。
【0011】
【化5】
【0012】(1) スキーム1は、第1段階としてβ−ア
ミノアクリル酸エステル(V) にフェニルイソシアネート
(VI)を反応させてウラシル誘導体(I')とし、(I')を単離
した後もしくは単離せず続けて、第2段階としてウラシ
ル環1位をメチル化してウラシル誘導体(I) を製造する
方法を表す。 第1段階の反応 通常(V) に対して(VI)0.5 〜1.5 当量を、好ましくは0.
8 〜1.2 当量を使用する。
【0013】反応は無溶媒でも進行するが、通常溶媒を
使用することによって促進される。溶媒としてヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、N,
N −ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N, N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N −
メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン等の含硫黄化合物、水およびこれらの混
合物があげられ、好ましくは上記の脂肪族炭化水素類、
芳香族炭化水素類、酸アミド類、含硫黄化合物およびこ
れらの混合物があげられる。
【0014】反応は塩基がなくても進行するが、通常
(V) に対して0.5 〜10当量、好ましくは1.0 〜3.0 当量
を用いる。塩基としてピリジン、トリエチルアミン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、4-( N,N
- ジメチルアミノ)ピリジン、1,4 −ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン等の含窒素有機塩基、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムte
rt−ブトキシド等の金属アルコラート類があげられ、好
ましくは水素化ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム、炭酸カリウムがあげられる。
【0015】反応温度は通常 -70〜200 ℃で、好ましく
は -30℃から反応混合物の還流温度で行われる。反応時
間は通常 5分から72時間を、好ましくは10分から12時間
を要する。反応終了後、塩酸等の鉱酸、酢酸、トリフル
オロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸で酸性に
することによって(I')を単離できる。
【0016】 第2段階 (I')に対してメチル化剤0.5 〜10当量を、好ましくは0.
8 〜5.0 当量を用いる。メチル化剤としてジメチル硫
酸、塩化メチル、臭化メチル、沃化メチル等のハロゲン
化メチル類等があげられる。反応は無溶媒でも進行する
が、通常溶媒を使用することによって促進される。溶媒
としてヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル
等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホル
ム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ア
セトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピ
リジン、N,N −ジエチルアニリン等の第三級アミン類、
N, N−ジメチルアセトアミド、N,N −ジメチルホルムア
ミド、N −メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチル
スルホキシド、スルホラン等の含硫黄化合物、水および
これらの混合物があげられ、好ましくは上記の脂肪族炭
化水素類、芳香族炭化水素類、エーテル類、ケトン類、
ニトリル類、酸アミド類、含硫黄化合物およびこれらの
混合物があげられる。
【0017】通常(I')に対して塩基0.5 〜10当量を、好
ましくは0.8 〜3.0 当量を用いる。塩基としてピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジ
エチルアニリン、4-( N,N- ジメチルアミノ)ピリジ
ン、1,4 −ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン等の含窒素
有機塩基、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等の無機塩基があげられ、好ましくは水素化ナト
リウム、炭酸カリウム等の無機塩基があげられる。
【0018】反応温度は通常 -30〜150 ℃で、好ましく
は -10℃から反応混合物の還流温度で行われる。反応時
間は通常10分から96時間を、好ましくは30分から48時間
を要する。
【0019】
【化6】
【0020】(2) スキーム2は、第1段階としてβ−ア
ミノアクリル酸エステル(V) にN−フェニルカーバメー
ト(VII) を反応させてウラシル誘導体(I')とし、(I')を
単離した後もしくは単離せず続けて、第2段階としてウ
ラシル環1位をメチル化してウラシル誘導体(I) を製造
する方法を表す。 第1段階の反応 通常(V) に対して(VII)0.5〜1.5 当量を、好ましくは0.
8 〜1.2 当量を使用する。
【0021】反応は通常溶媒を必要とし、溶媒としてヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪
族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メ
チレン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、N,
N −ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N,N−ジメ
チルアセトアミド、N, N−ジメチルホルムアミド、N −
メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン等の含硫黄化合物、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類、水
およびこれらの混合物があげられ、好ましくは上記の脂
肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、酸アミド類、含硫
黄化合物およびこれらの混合物があげられる。
【0022】通常(V) に対して塩基0.5 〜10当量、好ま
しくは1.0 〜3.0 当量を用いる。塩基としてピリジン、
トリエチルアミン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチ
ルアニリン、4-( N,N- ジメチルアミノ)ピリジン、1,
4 −ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等の含窒素有機塩
基、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコラー
ト類、ナトリウムメチルメルカプチド、ナトリウムエチ
ルメルカプチド等の金属アルキルメルカプチド類があげ
られ、好ましくは炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の
無機塩基、ナトリウムメトキシド等の金属アルコラート
類があげられる。
【0023】反応温度は通常0 〜200 ℃、好ましくは室
温から反応混合物の還流温度で行われる。反応時間は通
常10分から72時間、好ましくは30分から24時間を要す
る。反応終了後、塩酸等の鉱酸、酢酸、トリフルオロ酢
酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸で酸性にするこ
とによって(I')を単離できる。
【0024】 第2段階 スキーム1の第2段階と同様の反応条件でメチル化を行
うことができる。
【0025】
【化7】
【0026】(3) スキーム3は、1段階でN−メチル−
β−アミノアクリル酸エステル(VIII)にフェニルイソシ
アネート(VI)を反応させてウラシル誘導体(I) を製造す
る方法を表し、スキーム1と同様の反応条件で行うこと
ができる。
【0027】
【化8】
【0028】(4) スキーム4は、1段階でN−メチル−
β−アミノアクリル酸エステル(VIII)にN−フェニルカ
ーバメート(VII)を反応させてウラシル誘導体(I) を製
造する方法を表し、スキーム2と同様の反応条件で行う
ことができる。
【0029】
【化9】
【0030】(5) スキーム5は、第1段階としてアミノ
体(IX)にスルホニルハライド(X-a)または無水スルホン
酸(X-b) を反応させてウラシル誘導体(I) を製造する方
法を表す。通常(IX)に対して(X-a) または(X-b)0.3〜10
当量を、好ましくは0.5 〜2.0 当量を使用する。
【0031】反応は無溶媒でも進行するが、通常溶媒を
使用することによって促進される。溶媒としてヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、N,
N −ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N, N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N −
メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン等の含硫黄化合物、およびこれらの混合
物があげられる。
【0032】反応は塩基がなくても進行するが、通常(I
X)に対して0.3 〜10当量を用いる。また、溶媒として大
過剰に用いてもよい。塩基としてピリジン、トリエチル
アミン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリ
ン、4-( N,N- ジメチルアミノ)ピリジン、1,4 −ジア
ザビシクロ[2.2.2] オクタン等の含窒素有機塩基、水素
化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機
塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、
カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコラート類があ
げられ、好ましくは上記の含窒素有機塩基および無機塩
基があげられる。
【0033】反応温度は通常-30 〜160 ℃で、好ましく
は -10〜130 ℃で行われる。 反応時間は通常10分から48時間を、好ましくは30分〜24
時間を要する。
【0034】
【化10】
【0035】(6) スキーム6は、第1段階としてアミノ
体(IX)にアシル化剤を反応させてアシルアミノ体(IX-a)
とし、(IX-a)を単離した後もしくは単離せず続けて、第
2段階として(IX-a)をスルホニル化してN-アシルスルフ
ァモイル体(IX-b)とし、(IX-b)を単離した後もしくは単
離せず、さらに続けて、第3段階として(IX-b)を脱アシ
ル化してウラシル誘導体(I) を製造する方法を表す。
【0036】 第1段階の反応 通常(IX)に対してアシル化剤0.5 〜5.0 当量を、好まし
くは0.8 〜2.0 当量を使用する。アシル化剤としてアセ
チルクロライド、ベンゾイルクロライド、無水酢酸、蟻
酸があげられ、好ましくは無水酢酸があげられる。反応
は無溶媒でも進行するが、通常溶媒を使用することによ
って促進される。溶媒としてヘキサン、ヘプタン、リグ
ロイン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭
化水素類、クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン化
炭化水素類、ピリジン、N,N −ジエチルアニリン等の第
三級アミン類、N, N−ジメチルアセトアミド、N, N−ジ
メチルホルムアミド、N −メチルピロリドン等の酸アミ
ド類、ジメチルスルホキシド、スルホラン等の含硫黄化
合物、蟻酸、酢酸、酪酸等の有機酸類、およびこれらの
混合物があげられ、好ましくは上記の脂肪族炭化水素
類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類および有
機酸類があげられる。
【0037】反応は塩基がなくても進行するが、通常(I
X)に対して0.5 〜5.0 当量、好ましくは0.8 〜2.0 当量
を用いる。塩基としてピリジン、トリエチルアミン、N,
N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、4-( N,N
- ジメチルアミノ)ピリジン、1,4 −ジアザビシクロ
[2.2.2] オクタン等の含窒素有機塩基、水素化ナトリウ
ム、水素化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、酢酸
ナトリウム、酢酸カリウム等の酢酸塩があげられる。
【0038】反応温度は通常 -30〜200 ℃で、好ましく
は 0〜130 ℃で行われる。 反応時間は通常10分〜24時間を、好ましくは30分〜6 時
間を要する。 第2段階 (IX-a)に対してスルホニルハライド(X-a) または無水ス
ルホン酸(X-b)0.5〜5.0 当量を、好ましくは0.8 〜2.0
当量を用いる。
【0039】反応は無溶媒でも進行するが、通常溶媒を
使用することによって促進される。溶媒としてヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、N,
N −ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N, N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N −
メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン等の含硫黄化合物、およびこれらの混合
物があげられる。
【0040】通常(IX-a)に対して塩基0.5 〜5.0 当量
を、好ましくは0.8 〜2.0 当量を用いる。塩基としてピ
リジン、トリエチルアミン、N,N-ジメチルアニリン、N,
N-ジエチルアニリン、4-( N,N- ジメチルアミノ)ピリ
ジン、1,4 −ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン等の含窒
素有機塩基、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属ア
ルコラート類があげられ、好ましくは上記含窒素有機塩
基および無機塩基があげられる。
【0041】反応温度は通常 -30〜160 ℃で、好ましく
は -10〜130 ℃で行われる。 反応時間は通常30分〜48時間を、好ましくは 1〜12時間
を要する。 第3段階 通常(IX-b)に対して水と、アルカリまたは酸0.5 〜3.0
当量を、好ましくは0.8 〜2.0 当量を用いる。アルカリ
として水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等の無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエ
トキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコラ
ート類があげられ、好ましくは上記の無機塩基があげら
れる。酸として塩酸、硫酸等の無機酸、酢酸、トリフル
オロ酢酸等の有機酸があげられる。
【0042】反応は無溶媒でも進行するが、通常溶媒を
使用することによって促進される。溶媒としてヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール
等のアルコール類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類、アセトニトリル、イソブチロ
ニトリル等のニトリル類、ピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン等の
第三級アミン類、N, N−ジメチルアセトアミド、N, N−
ジメチルホルムアミド、N −メチルピロリドン等の酸ア
ミド類、蟻酸、酢酸、酪酸等の有機酸類、水およびこれ
らの混合物があげられ、好ましくは上記のアルコール
類、エーテル類、ケトン類、第三級アミン類、酸アミド
類、有機酸類および水があげられる。
【0043】反応温度は通常 -30〜130 ℃で、好ましく
は -10〜100 ℃で行われる。 反応時間は通常10分〜48時間を、好ましくは30分〜24時
間を要する。
【0044】
【化11】
【0045】(7) スキーム7は、第1段階としてアミノ
体(IX)をスルホニル化してジスルフォニルアミノ体(IX-
c)とし、(IX-c)を単離した後もしくは単離せず続けて、
第2段階として(IX-c)を加水分解して、ウラシル誘導体
(I) を製造する方法を表す。 第1段階 通常(IX)に対してスルホニルハライド(X-a) または無水
スルホン酸(X-b)1.0〜20当量を、好ましくは2.0 〜5.0
当量を用いる。
【0046】反応は無溶媒でも進行するが、通常溶媒を
使用することによって促進される。溶媒としてヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセト
ン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、N,
N −ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N, N−ジメ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N −
メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルスルホキシ
ド、スルホラン等の含硫黄化合物、およびこれらの混合
物があげられる。
【0047】反応は塩基がなくても進行するが、通常(I
X)に対して1.0 〜10当量、好ましくは2.0 〜3.0 当量を
用いる。また、溶媒として大過剰に用いてもよい。塩基
としてピリジン、トリエチルアミン、N,N-ジメチルアニ
リン、N,N-ジエチルアニリン、4-( N,N- ジメチルアミ
ノ)ピリジン、1,4 −ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン
等の含窒素有機塩基、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド
等の金属アルコラート類があげられ、好ましくは上記の
含窒素有機塩基および無機塩基があげられる。
【0048】反応温度は通常-30 〜160 ℃で、好ましく
は -10〜130 ℃で行われる。 反応時間は通常30分から60時間を、好ましくは 1〜30時
間を要する。 第2段階 (IX-c)に対して水、アルカリまたは酸0.5 〜3.0 当量
を、好ましくは0.8 〜2.0 当量を用いる。アルカリとし
て水素化ナトリウム、水素化カリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
の無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキ
シド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコラート
類があげられ、好ましくは上記の無機塩基があげられ
る。酸として塩酸、硫酸等の無機酸、酢酸、トリフルオ
ロ酢酸等の有機酸があげられる。
【0049】反応は無溶媒でも進行するが、通常溶媒を
使用することによって促進される。溶媒としてヘキサ
ン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレ
ン等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール
等のアルコール類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等のエーテル類、アセトン、メチルエ
チルケトン等のケトン類、アセトニトリル、イソブチロ
ニトリル等のニトリル類、ピリジン、トリエチルアミ
ン、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニリン、4-
(N,N- ジメチルアミノ)ピリジン、1,4 −ジアザビシ
クロ[2.2.2] オクタン等の第三級アミン類、N, N−ジメ
チルアセトアミド、N, N−ジメチルホルムアミド、N −
メチルピロリドン等の酸アミド類、蟻酸、酢酸、酪酸等
の有機酸類、水およびこれらの混合物があげられ、好ま
しくは上記のアルコール類、エーテル類、ケトン類、第
三級アミン類、酸アミド類、有機酸類および水があげら
れる。
【0050】反応温度は通常 -30〜160 ℃で、好ましく
は -10〜130 ℃で行われる。 反応時間は通常 5分〜48時間を、好ましくは30分〜24時
間を要する。 以下に本発明化合物および中間体の合成例を実施例とし
て具体的に述べるが、本発明はこれらによって限定され
るものではない。
【0051】
【実施例】
〔実施例1〕3−(4−クロロ−3−エタンスルホニル
アミノフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチ
ル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン(化合物
C−5)の合成
【0052】
【化12】
【0053】3−(3−アミノ−4−クロロフェニル)
−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン0.50gをピリジン5ml に
溶解し、5℃以下でエタンスルホニルクロライド0.16ml
を滴下した。そのまま2時間反応させた後、ピリジンを
留去し、酢酸エチルに溶解した。水、希塩酸、飽和食塩
水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、酢酸エチル留
去を経て、粗生成物を得た。これを、ジイソプロピルエ
ーテルで洗浄して目的化合物0.37gを薄茶色結晶として
得た。
【0054】〔実施例2〕3−(5−アセチルアミノ−
4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−メチル−6
−トリフルオロメチル−2,4(1H,3H)−ピリミ
ジンジオン(中間体)の合成
【0055】
【化13】
【0056】3−(5−アミノ−4−クロロ−2−フル
オロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン2.00gをベ
ンゼン5ml に溶解し、無水酢酸0.61mlを加えて1時間還
流した。ベンゼンを留去して、粗生成物を得たが、これ
をヘキサンで洗浄し、目的化合物2.20gを白色結晶とし
て得た。融点263〜266℃
【0057】1H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 2.15(3H,s),3.
47(3H,s),6.54(1H,s),7.70(1H,d,J=9Hz), 7.90(1H,d,J=
8Hz),9.56(1H,br s)
【0058】〔実施例3〕3−〔4−クロロ−2−フル
オロ−5−(N−アセチル)イソプロピルスルホニルア
ミノフェニル〕−1−メチル−6−トリフルオロメチル
−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン(中間体)
の合成
【0059】
【化14】
【0060】3−(5−アセチルアミノ−4−クロロ−
2−フルオロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオ
ロメチル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン1.
00gを0℃で水素化ナトリウム0.11gのテトラヒドロフ
ラン(10ml)懸濁溶液に加えた後、イソプロピルスルホ
ニルクロライド0.30mlを滴下した。2時間後、氷水を加
え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、酢酸エ
チルを留去すると、粗生成物を与えるが、これを分取薄
層クロマトグラフィー(展開溶媒ヘキサン−酢酸エチル
2:1)で精製することにより、目的化合物0.54gを無
色粘性オイルをして得た。
【0061】1H-NMR(CDCl3) δ(ppm): 1.45(6H,d,J=7H
z),1.97(3H,s),3.47(3H,s),4.10(1H,qq,J=7Hz), 6.23(1
H,s),7.29(1H,d,J=7Hz),7.36(1H,d,J=9Hz)
【0062】〔実施例4〕3−(4−クロロ−2−フル
オロ−5−イソプロピルスルホニルアミノフェニル)−
1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4(1H,
3H)−ピリミジンジオン(化合物C−13)の合成
【0063】
【化15】
【0064】3−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(N−アセチル)イソプロピルスルホニルアミノフェニ
ル〕−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオン0.47gをテトラヒド
ロフラン5ml に溶解し、水酸化ナトリウム0.04g、水0.
06mlを加えて4時間反応させた。希塩酸を加えて酢酸エ
チル抽出し、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、酢酸エチルを留去すると、粗生成物
を与えるが、これを分取薄層クロマトグラフィー(展開
溶媒ヘキサン−酢酸エチル3:1)で精製することによ
り、目的化合物0.29gを無色粘性オイルとして得た。
【0065】〔実施例5〕3−〔5−ビス(エタンスル
ホニル)アミノ−2,4−ジクロロフェニル〕−1−メ
チル−6−トリフルオロメチル−2,4(1H,3H)
−ピリミジンジオン(中間体)の合成
【0066】
【化16】
【0067】3−(5−アミノ−2,4−ジクロロフェ
ニル)−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオン1.00g、トリエチル
アミン0.60g 、ジクロロメタン10mlの混合物に、5℃以
下でエタンスルホニルクロリド0.56g を加え、一晩攪拌
した。反応液を水で2回洗浄した後、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで、ジクロロ
メタンを留去して粗生成物の結晶を得た。これをジイソ
プロピルエーテルで洗浄して目的化合物1.40gを淡黄色
結晶を得た。融点221〜223℃
【0068】1H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 1.48(6H,t,J=7
Hz),3.49(3H,s),3.61(4H,q,J=7Hz),6.27(1H,s),7.56(1
H,s),7.67(1H,s)
【0069】〔実施例6〕3−(2,4−ジクロロ−5
−エタンスルホニルアミノフェニル)−1−メチル−6
−トリフルオロメチル−2,4(1H,3H)−ピリミ
ジンジオン(化合物 C−21)の合成
【0070】
【化17】
【0071】3−〔5−ビス(エタンスルホニル)アミ
ノ−2,4−ジクロロフェニル〕−1−メチル−6−ト
リフルオロメチル−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン0.80g をジオキサン8ml に溶解し、水酸化ナトリ
ウム(93%)0.12g、水2ml の溶液を加えた。4時間反応さ
せた後、希塩酸を加えて酸性にし、酢酸エチルにて抽出
した。水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。酢酸エチルを留去して粗生成物を得た。
これを分取薄層クロマトグラフィー( 展開溶媒: ヘキサ
ン−酢酸エチル=3:2)で精製することにより、目的
化合物0.46g を白色結晶として得た。
【0072】〔実施例7〕3−〔5−ビス(メタンスル
ホニル)アミノ−4−クロロ−2−フルオロフェニル〕
−1−メチル−6−トリフルオロメチル−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン(中間体)の合成
【0073】
【化18】
【0074】実施例5と同様にして得た。融点282〜
285℃1 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 3.54(6H,s),4.22(3H,s),6.4
8(1H,s),7.79(1H,d,J=9Hz), 7.98(1H,d,J=7Hz)
【0075】〔実施例8〕3−〔5−ビス(メタンスル
ホニル)アミノ−2,4−ジクロロフェニル〕−1−メ
チル−6−トリフルオロメチル−2,4(1H,3H)
−ピリミジンジオン(中間体)の合成
【0076】
【化19】
【0077】実施例5と同様にして得た。融点300℃
以上1 H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 3.50(6H,s),4.20(3H,s),6.3
5(1H,s),7.55(1H,s), 7.65(1H,s)
【0078】〔実施例9〕3−(4−クロロ−5−エチ
ルスルホニルアミノ−2−フルオロフェニル)−6−ト
リフルオロメチル−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン(中間体)の合成
【0079】
【化20】
【0080】3−アミノ−4,4,4−トリフルオロク
ロトン酸エチル1.06g(5.77mmol) をN,N−ジメチルホ
ルムアミド6.2ml に溶解し、ナトリウムメトキシド0.82
g(14.4mmol) を加えた。10分後、5℃以下に冷却し、4
−クロロ−5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオロ
カルバニリド酸エチル1.56g(4.81mmol) を加えた後、加
熱して110℃で4時間反応させた。反応後、N,N−
ジメチルホルムアミドを留去し、水を加えて溶解させた
後、ジエチルエーテルで3回洗浄し、濃塩酸でpH2に
すると結晶が析出した。これを濾過、水洗浄、乾燥する
ことによって目的化合物1.54g (収率77%)を淡黄色結
晶として得た。融点 190〜192℃
【0081】1H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 1.36(3H,t,J=7
Hz),3.12(2H,q,J=7Hz),6.19(1H,s),7.44(1H,d,J=9Hz),
7.58(1H,d,J=7Hz),8.86(1H,br s),9.20(1H,br s)
【0082】〔実施例10〕3−(4−クロロ−5−エ
チルスルホニルアミノ−2−フルオロフェニル)−1−
メチル−6−トリフルオロメチル−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオンの合成
【0083】
【化21】
【0084】3−(4−クロロ−5−エチルスルホニル
アミノ−2−フルオロフェニル)−6−トリフルオロメ
チル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン1.00g
(2.41mmol) をアセトン10mlに溶解し、無水炭酸カリウ
ム0.17g(1.20mmol) 、硫酸ジメチル0.23ml(2.41mmol)を
加え、1.5 時間反応させた。アセトン留去後、酢酸エチ
ルに溶解し、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウム乾燥を経て酢酸エチルを留去して、粗生成物を得
た。これをクロロホルム−ジエチルエーテルで再結晶す
ることによって目的化合物0.61g (収率59%)を淡黄色
結晶として得た。融点 176〜177℃
【0085】1H-NMR(d6-DMSO) δ(ppm): 1.32(3H,t,J=7
Hz),3.06(2H,q,J=7Hz),3.43(3H,s),6.23(1H,s),7.29(1
H,d,J=9Hz),7.41(1H, d,J=7Hz),9.11(1H,br s)
【0086】〔実施例11〕3−(4−クロロ−5−エ
チルスルホニルアミノ−2−フルオロフェニル)−−6
−トリフルオロメチル−2,4(1H,3H)−ピリミ
ジンジオン(中間体)の合成
【0087】
【化22】
【0088】3−アミノ−4,4,4−トリフルオロク
ロトン酸エチル0.62g(3.39mmol) 、N,N-ジメチルホルム
アミド4ml およびトルエン4ml の混合物に4−クロロ−
5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオロフェニルカ
ルバニリド酸エチル1.00g(3.08mmol) および無水炭酸カ
リウム1.70g(12.3mmol)を加え、浴温130 ℃に加熱し
た。留出するトルエンを除去しながら、10時間反応させ
た。反応後、溶媒を減圧下留去し、水12mlを加えて水溶
液としたものに20%塩酸10mlを加えて酸性にし、結晶を
析出させた。これを濾取、水洗後、乾燥することによっ
て目的化合物1.19g (収率93%)を淡黄色結晶として得
た。
【0089】〔実施例12〕3−(4−クロロ−5−エ
チルスルホニルアミノ−2−フルオロフェニル)−1−
メチル−6−トリフルオロメチル−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオンの合成
【0090】
【化23】
【0091】3−(4−クロロ−5−エチルスルホニル
アミノ−2−フルオロフェニル)−6−トリフルオロメ
チル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン0.50g
(1.14mmol) をアセトン5ml に溶解し、炭酸水素ナトリ
ウム0.12g(1.43mmol) および硫酸ジメチル0.11ml(1.14m
mol)を加え、10時間加熱還流した。アセトン留去後、酢
酸エチルに溶解し、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後、酢酸エチルを留去して粗生
成物を得た。これをクロロホルム−ジエチルエーテルで
再結晶することによって目的化合物0.45g (収率87%)
を淡黄色結晶として得た。
【0092】前記実施例に準じて合成した本発明化合物
の構造式および物性を前記実施例を含めて第1表および
第2表に示す。
【0093】
【表1】
【0094】
【表2】
【0095】
【表3】
【0096】
【表4】
【0097】
【表5】
【0098】前記スキームあるいは実施例に準じて合成
される本発明化合物を前記実施例で合成した化合物を含
め、第3表に示すが、本発明はこれらによって限定され
るものではない。
【0099】
【表6】
【0100】
【表7】
【0101】
【表8】
【0102】本発明化合物を除草剤として施用するにあ
たっては、一般には適当な担体、例えばクレー、タル
ク、ベントナイト、珪藻土、ホワイトカーボン等の固体
担体あるいは水、アルコール類(イソプロパノール、ブ
タノール、ベンジルアルコール、フルフリルアルコール
等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン等)、エ
ーテル類(アニソール等)、ケトン類(シクロヘキサノ
ン、イソホロン等)、エステル類(酢酸ブチル等)、酸
アミド類(N−メチルピロリドン等)またはハロゲン化
炭化水素類(クロルベンゼン等)などの液体担体と混用
して適用することができ、所望により界面活性剤、乳化
剤、分散剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、固
結防止剤、安定剤などを添加し、液剤、乳剤、水和剤、
ドライフロアブル剤、フロアブル剤、粉剤、粒剤等任意
の剤型にて実用に供することができる。
【0103】また、本発明化合物は必要に応じて製剤ま
たは散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植物
生長調節剤、共力剤などと混合施用しても良い。特に、
他の除草剤と混合施用することにより、施用薬量の減少
による低コスト化、混合薬剤の相乗作用による殺草スペ
クトラムの拡大や、より高い殺草効果が期待できる。こ
の際、同時に複数の公知除草剤との組み合わせも可能で
ある。本発明化合物と混合使用する除草剤の種類として
は、例えば、ファーム・ケミカルズ・ハンドブック( F
arm Chemicals Handbook)1990年版に記載されてい
る化合物などがある。
【0104】とりわけ、本発明化合物を大豆に適用する
場合、本発明化合物と混合使用するのに好ましい薬剤と
しては、トリフルラリン(trifluralin) 、ペンジメタリ
ン(pendimethalin) 、アラクロール(alachlor)、メトラ
クロール(metolachor)、メトリブジン(metribuzin)、リ
ニュロン(linuron) 、クロリムロン−エチル(chlorimur
on ethyl) 、イマザキン(imazaquin) 、イマゼタピル(i
mazethapyr) 、ジノセブ(dinoseb) 、ビフェノックス(b
ifenox) 、クロマゾン(clomazone) 等があげられる。
【0105】本発明化合物の施用薬量は適用場面、施用
時期、施用方法、栽培作物等により差異はあるが一般に
は有効成分量としてヘクタール(ha) 当たり0.0001〜10
kg程度、好ましくは0.001 〜5kg 程度が適当である。次
に具体的に本発明化合物を用いる場合の製剤の配合例を
示す。但し本発明の配合例は、これらのみに限定される
ものではない。なお、以下の配合例において「部」は重
量部を意味する。
【0106】〔水和剤〕 本発明化合物─────── 5〜80部 固体担体 ───────10〜85部 界面活性剤 ─────── 1〜10部 その他 ─────── 1〜5 部 その他として、例えば固結防止剤などがあげられる。
【0107】〔乳 剤〕 本発明化合物─────── 1〜30部 液体担体 ───────30〜95部 界面活性剤 ─────── 5〜15部
【0108】〔フロアブル剤〕 本発明化合物─────── 5〜70部 液体担体 ───────15〜65部 界面活性剤 ─────── 5〜12部 その他 ─────── 5〜30部 その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等があげられ
る。
【0109】〔粒状水和剤(ドライフロアブル剤)〕 本発明化合物───────20〜90部 固体担体 ───────10〜60部 界面活性剤 ─────── 1〜20部
【0110】〔粒 剤〕 本発明化合物───────0.1 〜10部 固体担体 ───────90〜99.9部 その他 ─────── 1〜5 部
【0111】〔配合例1〕水和剤 本発明化合物C−7 ────────50部 ジークライトPFP ────────43部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール 5050 ──────── 2部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) ルノックス 1000 C ──────── 3部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス#80(固結防止剤)──2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0112】〔配合例2〕乳 剤 本発明化合物C−7 ──────── 3部 キシレン ────────76部 イソホロン ────────15部 ソルポール3005X ──────── 6部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0113】〔配合例3〕フロアブル剤 本発明化合物C−7 ────────35部 アグリゾールS−711 ──────── 8部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス 1000 C ──────── 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) 1%ロドポール水 ────────20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) エチレングリコール(凍結防止剤)── 8部 水 ────────28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。
【0114】〔配合例4〕粒状水和剤(ドライフロアブ
ル剤) 本発明化合物C−7 ────────75部 イソバンNo.1 ────────10部 (アニオン性界面活性剤:クラレイソプレンケミカル
(株)商品名) バニレックスN ──────── 5部 (アニオン性界面活性剤:山陽国策パルプ(株)商品
名) カープレックス#80────────10部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。
【0115】〔配合例5〕粒 剤 本発明化合物C−7 ─────── 0.1部 ベントナイト ─────── 55.0部 タルク ─────── 44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
【0116】〔配合例6〕水和剤 本発明化合物C−11────────50部 ジークライトPFP ────────43部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール 5050 ──────── 2部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) ルノックス 1000 C ──────── 3部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス#80(固結防止剤)──2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0117】〔配合例7〕乳 剤 本発明化合物C−11──────── 3部 キシレン ────────76部 イソホロン ────────15部 ソルポール3005X ──────── 6部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0118】〔配合例8〕フロアブル剤 本発明化合物C−11────────35部 アグリゾールS−711 ──────── 8部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス 1000 C ──────── 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) 1%ロドポール水 ────────20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) エチレングリコール(凍結防止剤)── 8部 水 ────────28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。
【0119】〔配合例9〕粒状水和剤(ドライフロアブ
ル剤) 本発明化合物C−11────────75部 イソバンNo.1 ────────10部 (アニオン性界面活性剤:クラレイソプレンケミカル
(株)商品名) バニレックスN ──────── 5部 (アニオン性界面活性剤:山陽国策パルプ(株)商品
名) カープレックス#80────────10部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。
【0120】〔配合例10〕粒 剤 本発明化合物C−11─────── 0.1部 ベントナイト ─────── 55.0部 タルク ─────── 44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
【0121】〔配合例11〕水和剤 本発明化合物C−27────────50部 ジークライトPFP ────────43部 (カオリン系クレー:ジークライト工業(株)商品名) ソルポール 5050 ──────── 2部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) ルノックス 1000 C ──────── 3部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス#80(固結防止剤)──2部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0122】〔配合例12〕乳 剤 本発明化合物C−27──────── 3部 キシレン ────────76部 イソホロン ────────15部 ソルポール3005X ──────── 6部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) 以上を均一に混合して乳剤とする。
【0123】〔配合例13〕フロアブル剤 本発明化合物C−27────────35部 アグリゾールS−711 ──────── 8部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス 1000 C ──────── 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) 1%ロドポール水 ────────20部 (増粘剤:ローン・プーラン社商品名) エチレングリコール(凍結防止剤)── 8部 水 ────────28.5部 以上を均一に混合して、フロアブル剤とする。
【0124】〔配合例14〕粒状水和剤(ドライフロア
ブル剤) 本発明化合物C−27────────75部 イソバンNo.1 ────────10部 (アニオン性界面活性剤:クラレイソプレンケミカル
(株)商品名) バニレックスN ──────── 5部 (アニオン性界面活性剤:山陽国策パルプ(株)商品
名) カープレックス#80────────10部 (ホワイトカーボン:塩野義製薬(株)商品名) 以上を均一に混合微粉砕してドライフロアブル剤とす
る。
【0125】〔配合例15〕粒 剤 本発明化合物C−27─────── 0.1部 ベントナイト ─────── 55.0部 タルク ─────── 44.9部 以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
【0126】使用に際しては上記水和剤、乳剤、フロア
ブル剤、粒状水和剤は水で50〜1000倍に希釈して、有効
成分が1ヘクタール(ha) 当たり0.0001〜10kgになるよ
うに散布する。次に、本発明化合物の除草剤としての有
用性を以下の試験例において具体的に説明する。
【0127】〔試験例−1〕土壌処理による除草効果試
験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、ノビエ、メヒシバ、カヤツリグ
サ、イヌホーズキ、ハキダメギク、イヌガラシ、イネ、
トウモロコシ、コムギ、ダイズ、ワタを混播し、約1cm
覆土した後有効成分量が所定の割合となるように土壌表
面へ小型スプレーで均一に散布した。散布の際の薬液
は、前記配合例等に準じて適宜調整された製剤を水で希
釈して用い、これを散布した。薬液散布3週間後に各種
雑草および作物に対する除草効果を下記の判定基準に従
い調査した。結果を第4表に示す。
【0128】判定基準 5−殺草率 90%以上(ほとんど完全枯死) 4−殺草率 70〜90% 3−殺草率 40〜70% 2−殺草率 20〜40% 1−殺草率 5〜20% 0−殺草率 5%以下(ほとんど効力なし) 但し、上記の殺草率は、薬剤処理区の地上部生草重およ
び無処理区の地上部生草重を判定して下記の式により求
めたものである。
【0129】殺草率=(1−処理区の地上部生草重/無
処理区の地上部生草重)×100 なお、各表中の記号は次の意味を示す。 N(ノビエ)、M(メヒシバ)、K(カヤツリグサ)、
H(イヌホーズキ)、D(ハキダメギク)、I(イヌガ
ラシ)、R(イネ)、T(トウモロコシ)、W(コム
ギ)、S(ダイズ)、C(ワタ)
【0130】
【表9】
【0131】
【表10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北 浩 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 河村 保夫 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 鈴木 宏一 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 縄巻 勤 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 渡辺 重臣 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 遠藤 利治 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内 (72)発明者 石川 公広 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470日産化 学工業株式会社生物科学研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 〔式中、R4 は水素原子あるいはハロゲン原子を表し、
    5はハロゲン原子を表し、D26は炭素原子数1〜4の
    アルキル基、炭素原子数1〜3のハロアルキル基を表
    す。〕で表されるウラシル誘導体。
  2. 【請求項2】 式(I) 【化2】 〔式中、R4 は水素原子、弗素原子または塩素原子を表
    し、R5 は塩素原子を表す。〕で表される請求項1記載
    のウラシル誘導体。
  3. 【請求項3】 式(I) 【化3】 〔式中、R4 は水素原子、弗素原子または塩素原子を表
    し、R5 は臭素原子を表す。〕で表される請求項1記載
    のウラシル誘導体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のウラシル誘導体を含有す
    る除草剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5486610A (en) * 1991-08-09 1996-01-23 Uniroyal Chemical Company, Inc. Pyrimidylbensulfonyl chloride compounds
JPH0834702A (ja) * 1994-07-25 1996-02-06 Nissan Chem Ind Ltd 固形農薬組成物
JPH11506112A (ja) * 1995-06-06 1999-06-02 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト フェニルピリダジノン
US11171993B2 (en) 2017-06-16 2021-11-09 Google Llc Cross-origin communication in restricted computer environments

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