JPH0517426B2 - - Google Patents

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JPH0517426B2
JPH0517426B2 JP58064326A JP6432683A JPH0517426B2 JP H0517426 B2 JPH0517426 B2 JP H0517426B2 JP 58064326 A JP58064326 A JP 58064326A JP 6432683 A JP6432683 A JP 6432683A JP H0517426 B2 JPH0517426 B2 JP H0517426B2
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JP
Japan
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gear
hydraulic
hydraulic actuator
valve
hydraulic pressure
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Application number
JP58064326A
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English (en)
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JPS59190547A (ja
Inventor
Yutaka Taga
Shinya Nakamura
Yukio Hamano
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP58064326A priority Critical patent/JPS59190547A/ja
Publication of JPS59190547A publication Critical patent/JPS59190547A/ja
Publication of JPH0517426B2 publication Critical patent/JPH0517426B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、シフトレバーがニユートラルレンジ
から前進レンジへ操作されたとき、歯車機構のギ
ヤ段が先ず最低速ギヤ段よりも上段のギヤ段に切
換えられ、その後その最低速ギヤ段に切換えられ
る型式の車両用自動変速機において、そのシフト
レバーの操作時から歯車機構の入力軸に加えられ
た駆動力が出力軸に伝達されるときまでの応答時
間が短縮されるようにした車両用自動変速機の制
御装置に関するものである。 従来技術 入力軸と出力軸との間に設けられた歯車機構
と、その歯車機構の各要素を選択的に制動しまた
は相互に係合させることによりその歯車機構のギ
ヤ段を切換える摩擦装置と、その摩擦装置を駆動
するためのそれぞれの液圧アクチユエータを含む
液圧回路と、シフトレバーの操作位置、アクセル
操作量、車両の速度等の車両状態に従つてその液
圧アクチユエータを選択的に作動させ、その歯車
機構のギヤ段を自動的に切換える制御装置とを備
え、その歯車機構のギヤ段を最低速ギヤ段よりも
上段のギヤ段に切換えるためには、その最低速ギ
ヤ段に切換えるための液圧アクチユエータに加え
て更に他の液圧アクチユエータを作動させること
が必要な型式の車両用自動変速機が知られてい
る。そして、斯る自動変速機においては、レンジ
切換時のシヨツクを解消するために、シフトレバ
ーがニユートラルレンジから前進レンジへ切換え
られたとき先ず最低速ギヤ段よりも上段のギヤ段
に切換えられ、その後その最低速ギヤ段に切換え
られることが行われている。しかしながら、斯る
従来の車両用自動変速機によれば、歯車機構を上
段のギヤ段に切換えるためには最低速ギヤ段に切
換えるための液圧アクチユエータに加えて、更に
他の液圧アクチユエータを作動させることが必要
である一方、作動液圧源の供給容量に一定の制限
があるため、シフトレバーが前進レンジに操作さ
れたとき歯車機構を直接最低速ギヤ段に切換える
場合に比較してトルク伝達が開始されるまでの応
答時間が長くなる不都合があつた。 発明の目的 本発明は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、シフトレバー
がニユートラルレンジから前進レンジに操作され
たときから出力軸にトルクが伝達されるときまで
の応答時間が短縮されるようにした車両用自動変
速機の制御装置を提供することにある。 発明の構成 斯る目的を達成するため、本発明の車両用自動
変速機の制御装置は、 (1) シフトレバーがニユートラルレンジから前進
レンジに操作されたことを検出するレバー操作
位置検出手段と、 (2) 前記シフトレバーがニユートラルレンジから
前進レンジに操作されたとき、前記液圧回路に
最低速ギヤ段に切換えるための液圧アクチユエ
ータへ作動液圧を直ちに供給させる液圧供給手
段と、 (3) その液圧供給手段によつて前記最低速ギヤ段
に切換えるための液圧アクチユエータ作動液圧
が供給されてから予め定められた一定の時間経
過後、またはその作動液圧の供給によりその最
低速ギヤ段の係合状態が予め定められた一定の
係合完了前の状態に到達した後、前記液圧回路
に前記他の液圧アクチユエータへ作動液圧を供
給させ、前記歯車機構を前記上段のギヤ段に切
換える上段ギヤ段切換手段と を含むことを特徴とする。 発明の効果 この様にすれば、第1図のクレーム対応図にも
示されるように、レバー操作位置検出手段におい
てシフトレバーがニユートラルレンジから前進レ
ンジに操作されたことが検出されると、液圧供給
手段によつて先ず最低速ギヤ段に切換えるための
液圧アクチユエータに作動液圧が供給され、そし
て上段ギヤ段切換手段において、上記液圧供給手
段により最低速ギヤ段に切換えるための液圧アク
チユエータへ作動液圧が供給されてから予め定め
られた一定の時間経過後、またはその作動液圧の
供給により最低速ギヤ段の係合状態が予め定めら
れた一定の係合完了前の状態に到達した後に、第
3速ギヤ段を係合させるための他の液圧アクチユ
エータに作動液圧が供給されて上段のギヤ段が係
合させられる。それ故、先ず最低速ギヤ段を係合
させるために必要な液圧アクチユエータに先に作
動液圧が供給されることにより、最低速ギヤ段の
係合開始によるトルク伝達開始が迅速に得られる
とともに、それに引続いて他の液圧アクチユエー
タへの作動液圧供給により上段のギヤ段の係合が
行われるので、上段のギヤ段を係合させるために
必要な複数の液圧アクチユエータへ一定の供給容
量を備えた作動液圧供給源から同時に作動液圧を
供給する場合に比較して、シフトレバーの前進レ
ンジへの操作からトルク伝達が開始されるまでの
応答時間が大幅に短くされ、運転感覚が好適に改
善されるのである。 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。 実施例の構成 第2図はロツクアツプ装置及びオーバードライ
ブ装置を備えた電子制御式自動変速機のトランス
ミツシヨンの骨子が示されており、入力軸10に
入力された駆動力はトルクコンバータ12または
トルクコンバータ12内に設けられたロツクアツ
プクラツチ14、オーバードライブ機構16、前
進3段後進1段の歯車機構である遊星歯車変速装
置18を経て、出力軸20に伝達されるようにな
つている。トルクコンバータ12は、入力軸10
とともに回転するポンプ22、オーバードライブ
機構16に駆動力を伝達するタービン軸24に固
定されたタービン26、および一方向クラツチを
介して固定されたステータ28を含む周知のもの
である。タービン軸24はオーバードライブ機構
16の入力軸を成し、そのオーバードライブ機構
16における遊星歯車装置のキヤリヤ30に連結
されている。プラネタリピニオン32はキヤリヤ
30に回転可能に支持され、サンギヤ34及びリ
ングギヤ36と噛み合わされている。サンギヤ3
4とキヤリヤ30との間にはクラツチC0及び一
方向クラツチN0がそれぞれ設けられており、サ
ンギヤ34とオーバードライブ機構16のハウジ
ング38との間にはブレーキB0が設けられてい
る。オーバードライブ機構16のリングギヤ36
は遊星歯車変速装置18の入力軸40に固定され
ており、入力軸40と中間軸42との間にはクラ
ツチC1が設けられている。入力軸40と中間軸
42に嵌装されたスリーブ軸44との間にはクラ
ツチC2が設けられており、スリーブ軸44とト
ランスミツシヨンのハウジング45との間にはブ
レーキB1とブレーキB2及び一方向クラツチN1
設けられている。スリーブ軸44に固定されたサ
ンギヤ46,48はそれぞれプラネタリピニオン
50,52を介してリングギヤ54,56と噛み
合わされており、2組の遊星歯車装置を形成して
いる。一方のリングギヤ56は中間軸42に固定
されており、プラネタリピニオン52を回転可能
に支持するキヤリア58は出力軸20及び他方の
リングギヤ54と連結されている。他方のプラネ
タリピニオン50を回転可能に支持するキヤリヤ
60と、トランスミツシヨンハウジング45との
間にはブレーキB3及び一方向クラツチN2がそれ
ぞれ設けられている。 摩擦装置としての上記クラツチC0,C1,C2
及びブレーキB1,B2,B3はそれぞれ後述の油圧
回路によつて作動させるられ液圧アクチユエータ
C0y,C1y,C2y,B0y,B1y,B2y,B3yによつて選
択的に駆動されるようになつており、遊星歯車変
速装置18の所定の要素が制動されまたは相互に
係合させられることによつて表に示されるよう
に遊星歯車変速装置18のギヤ段が切換えられる
ようになつている。但し、表において○印は作
用状態を示している。また第3図のC2y′はクラツ
チC2のインナピストンを作動させるための液圧
アクチユエータであつてRレンジの場合に作動さ
せられる。
【表】
【表】 次に、上記液圧アクチユエータC0y,C1y
C2y,B0y,B1y,B2y,B3yに作動油圧を
供給してそれ等を作動させる油圧回路の一例を説
明する。 第3図において、油圧回路は油溜め64内の油
を圧送する油ポンプ66、スロツトル弁67、第
1レギユレータ弁68、第2レギユレータ弁7
0、図示しないシフトレバーによつて操作される
操作弁72、1−2シフト弁74、2−3シフト
弁76、3−4シフト弁78、液圧アクチユエー
タB3yへの作動油圧の供給を調節するローコース
トモジユレータ弁80、液圧アクチユエータB1y
への作動油圧の供給を調節するインターミデイエ
イトコーストモジユレータ弁82、リバースクラ
ツチシーケンス弁84、クラツチC1及びC2の
係合を円滑にするアキユムレータ86,88、ブ
レーキB2の係合を円滑にするためのアキユムレ
ータ90、ロツクアツプクラツチ14を作動させ
るためのロツクアツプ制御弁92、車速の上昇に
応じてライン油圧を低下させるカツトバツク弁9
4、後述の変速制御回路によつて作動させられ
る、2−3シフト弁76を制御するソレノイド弁
MV1、1−2シフト弁74及び3−4シフト弁
78を制御するソレノイド弁MV2、ロツクアツ
プ制御弁92を制御するソレノイド弁MV3、各
弁及び液圧アクチユエータ間を接続する通路等か
ら構成されている。 油ポンプ66から圧送された作動油は、第1レ
ギユレータ弁68によつて所定のライン油(液)
圧に調節され、通路102を経て操作弁72、3
−4シフト弁78、アキユムレータ86,88,
90に供給されるとともに、通路104を介して
第2レギユレータ弁70に供給される。第2レギ
ユレータ弁70はスロツトル弁67から供給され
るスロツトル圧信号及びライン油圧に応じて所定
のトルクコンバータ油圧、油滑油圧を調圧する。 ロツクアツプ制御弁92は、スプリングにより
一方向に付勢され、且つ一端面に液圧アクチユエ
ータB2yへのライン油圧が作用させられ他端面に
ソレノイド弁MV3にてライン油圧が作用させら
れるスプールを備え、そのソレノイド弁MV3に
よつてスプールが移動させられることにより、ロ
ツクアツプ弁92から通路106,108を介し
てトルクコンバータ12に供給されるトルクコン
バータ油の流通方向が変更されて、トルクコンバ
ータ12内のロツクアツプラツチ14が作動させ
られるようになつている。 操作弁72は図示しないシフトレバーと連結さ
れており、その手動操作に応じてP(パーキン
グ)、R(リバース)、N(ニユートラルス)、D(ド
ライブ)、S(エス)、L(ロー)の各レンジに移動
させられる。表に操作弁72の各レンジ位置に
おける通路102と通路110,112,11
4,116との連通状態を示す。尚、○印は連通
している状態を示している。 ソレノイド弁MV1は非通電時にはその弁孔を
閉じて通路114の油圧を2−3シフト弁76の
スプールに作用せしめ、そのスプールをスプリン
グの付勢力に抗して移動させることにより2−3
シフト弁76を作動させる。同様に、ソレノイド
弁MV2は非通電時にはその弁孔を閉じ通路11
4の油圧を1−2シフト弁74及び3−4シフト
弁78のスプールに作用せしめて、そのスプール
をスプリングに抗して移動させ1−2シフト弁7
4及び3−4シフト弁78を作動させる。それ等
ソレノイド弁MV1,MV2の作動の組合せに従
つて前述のアクチユエータC0y,C1y,C2y
B0y,B1y,B2y,B3yが選択的に作動させ
られ、自動変速機のギヤ段が第1速(最低速)ギ
ヤ、第2速ギヤ、第3速ギヤ、オーバードライブ
ギヤに切換えられるようになつている。
【表】 スロツトル弁67は、アクセルペダルの操作量
に応じて移動させられる第1スプール118と、
スプリングを介して第1スプール118の動きに
対応した付勢力を受け且つ他のスプリングによつ
て第1スプール118側に付勢された第2スプー
ル120とを備え、アクセル操作量に略比例した
アクセル信号油圧を通路122を介して第1レギ
ユレータ弁68及び第2レギユレータ弁70に供
給し、それ等レギユレータ68,70から出力さ
れるライン油圧及びトルクコンバータ油圧をアク
セル操作量に応じて増加させる。すなわち、スロ
ツトル弁67から出力されるスロツトル圧信号は
アクセル操作量に応じて増加させられ、第1レギ
ユレータ弁68から出力されるライン油圧はスロ
ツトル圧信号、換言すればアクセル操作量に応じ
て増加させられるようになている。 カツトバツク弁94はスプリング123によつ
て一方向に付勢されたスプール124を備え、こ
のスプール124にはソレノイド弁MV2が通電
されて1−2シフト弁74が非作用状態とされた
時、ライン油圧が通路114、1−2シフト弁7
4、通路126を介してスプール124をスプリ
ング123に抗して移動させる方向に付与される
ようになつており、またシフトレバーがSレンジ
に操作されたとき、ライン油圧が供給される通路
112を介してスプール124の他方の端面(ス
プリング123側)に作用させられるようになつ
ている。そして、スプール124がスプリング1
23の付勢力に従つて非作用位置に位置させられ
た時には、通路122を介して供給されるスロツ
トル圧信号がスロツトル弁67の第2スプール1
20に通路128を介して出力されないようにな
つているが、スプール124がスプリング123
の付勢力に抗して作用位置に位置させられた時、
スロツトル圧信号がカツトバツク圧信号として通
路128を介して第2スプール120に供給され
るようになつている。スロツトル弁67の第2ス
プール120には、カツトバツク弁94から通路
128を介して供給されるカツトバツク圧信号を
受けると、第1スプール118側に向う力が作用
するような受圧面が形成されており、カツトバツ
ク弁94のスプール124が作用位置に位置させ
られた時、スロツトル圧信号及びライン油圧が変
化させられるようになつている。そのカツトバツ
ク弁94を作動させるソレノイド弁MV2は後述
の変速制御回路によつて、車速或いはスロツトル
開度等の条件に従つて最低速ギヤ段である第1速
ギヤ段から第2速ギヤ段に切換える時に通電さ
れ、一般にその切換時期は車速及びスロツトル操
作量の増加に伴つて遅らさせられるので、車速の
上昇に伴つて低くなるライン油圧が得られる。す
なわちカツトバツク弁94は、車速が低い場合に
はライン油圧を高くしクラツチ、ブレーキ等の摩
擦容量を維持し、車速の増加に伴つてランイ油圧
を低くすることにより、油ポンプ66による不必
要な動力損失を防止しているのである。 変速制御回路は第4図に示されるように構成さ
れている。すなわち、車速センサ130は車両の
実際の速度を検出し車速信号SVを入力ポート1
32に供給する。アクセル操作量センサ134は
図示しないアクセルの操作量またはスロツトルの
開度を検出し、アクセル操作量信号SAを入力ポ
ート132に供給する。レンジ操作位置センサ1
36は図示しないシフトレバーの操作位置を検出
し、操作位置を表す操作位置信号SPを入力ポー
ト132に供給する。パターンセレクトスイツチ
138は経済走行、普通走行、パワー走行等の中
から選択された走行パターンを表すパターン信号
SRを入力ポート132に供給する。そして、エ
ンジン回路センサ140は図示しないエンジンの
回転を検出しエンジン回転信号SEを入力ポート
132に供給する。入力ポート132はデータバ
スラインを介してCPU142,ROM144,
RAM146,出力ポート148に接続されてい
る。CPU142はROM144に予め記憶された
プログラムに従つてRAM146の一時記憶機能
を利用しつつ、それ等信号SV,SA,SP,SR,
SEに基づいて演算処理し、出力ポート148を
介してソレノイド弁MV1,MV2,MV3にそ
れぞれ駆動信号SD1,SD2,SD3を供給して、
それ等ソレノイド弁MV1,MV2,MV3を駆
動制御する。 実施例の作動 以下、本実施例の作動を第5図のフローチヤー
トに従つて説明する。 先ず、ステツプS1のI/O処理が実行され、
入力ポート132、出力ポート148における入
出力信号の状態が記憶される。次に、レバー操作
位置検出手段としてのステツプS2において操作
位置信号SPに基づいてシフトレバーがニユート
ラルレンジに操作されているか否かが判断され、
操作されている場合にはステツプS3が実行され
てレジスタSの内容が0とされる。このレジスタ
Sはシフトレバーのニユートラルレンジから前進
レンジ、たとえばドライブレンジへの操作が完了
しているかどうかを表示するものであり、レジス
タSの内容が1とされていることによつてその操
作の完了が表示される。そして、ステツプS4が
実行され、ニユートラルレンジからドライブレン
ジにシフトされてから計時するタイマT1、及び
ニユートラルレンジからドライブレンジへ切換操
作され且つ後述のステツプS21の条件が成立し
てから計時されるタイマT2がリセツトされ、そ
れ等の内容が0とされる。その後、良く知られた
ステツプS5のシフト計算、ステツプS6の変速
タイミング処理、ステツプS7のロツクアツプ判
定等が実行され、再びステツプS1以下が実行さ
れる。ステツプS5及びS6は、車速センサ13
0から供給される車速信号SV、アクセル操作量
センサ134から供給されるアクセル操作量信号
SA、パターンセレクトスイツチ138から供給
される走行パターン信号SRに基づき、予めROM
144に記憶された変速線図から所定のギヤ段を
選択するためにソレノイド弁MV1,MV2,
MV3の中から駆動すべきものを選択すると共
に、走行中におけるギヤ段切換えによる変速時の
シヨツクを軽減するために所定のタイミングで駆
動信号SD1,SD2,SD3を選択的に出力させ
る。ステツプS7においては、予めROM144
に記憶された変速線図において、予め設定された
ロツクアツプ作動域に車速及びアクセル操作量か
ら成る車両状態が位置するか否かが判定され、位
置する場合にはロツクアツプクラツチ14を作動
させるためのソレノイド弁MV3が駆動される。
ここで、変速線図は走行パターン毎に記憶されて
おり、走行パターン信号SRに従つてそれ等の中
のひとつが選択される。 しかしながら、今回のように、シフトレバーが
ニユートラルレンジにあるときは、操作弁72に
おいてライン油圧を供給する通路102は通路1
10,112,114,116のいずれにも接続
されず、また通常アクセル操作量および車速が共
に零であるので、ソレノイド弁MV1,MV2、
のいずれも作動させられない。このため、3−4
シフト弁78のスプールはスプリングの付勢力に
従つて非作用位置に位置させられ、液圧アクチユ
エータC0yにライン油圧が供給される。この結果、
クラツチC0が作動させられてタービン軸24と
入力軸40とが固定され、オーバードライブ機構
16が非作動状態とされるとともに自動変速機の
ギヤ段がニユートラル状態とされる。 ステツプS2において、シフトレバーがニユー
トラルレンジにないと判断された場合にはステツ
プS8が実行され、レジスタSの内容が1である
か否か、換言すればシフトレバーのニユートラル
レンジからドライブレンジへの切換えが完了した
か否かが判断される。完了している場合には前記
ステツプS5乃至S7が実行され、自動変速機の
ギヤ段が車速、スロツトル開度、走行パターンに
応じて切換えられる。 すなわち、操作弁77がドライブレンジに位置
させられると、通路102と114とが連通させ
られ、ライン油圧が2−3シフト弁76、3−4
シフト弁78、1−2シフト弁74、アキユムレ
ータ86、及び液圧アクチユエータC1yに供給
される。同時に、ソレノイド弁MV1が作動させ
られて2−3シフト弁76のスプールが非作用位
置に位置させられるとともに、1−2シフト弁7
4のスプールがスプリングに抗して作用位置に位
置させられる。尚、この時3−4シフト弁78の
スプールには、ソレノイド弁MV2の非作動によ
つて通路114を介してライン油圧が付与される
が、2−3シフト弁76から3−4シフト弁78
のスプールの他端にもライン油圧が付与されるの
で、3−4シフト弁78のスプールはスプリング
の付勢力に従つて非作用位置に位置させられる。
この結果、車速が低いときにはクラツチC0に加
えてクラツチC1が作動させられ、変速線図に従
つて遊星歯車変速装置18が第1速ギヤ段の状態
に切換えられる。次に、車速が予め定められた一
定の大きさになつたとき、前記変速線図に従つて
ソレノイド弁MV2がさせられると、1−2シフ
ト弁74のスプールがスプリングの付勢力に従つ
て非作用位置に位置させられるので、通路11
4、1−2シフト弁74を介してライン油圧がア
キユムレータ90及び液圧アクチユエータB2y
供給される。この結果、ブレーキB2が更に作動
させられて遊星歯車変速装置18が第2速ギヤ段
の状態に切換えられる。この時、1−2シフト弁
74からはカツトバツク弁94にもライン油圧が
供給されて、カツトバツク弁94のスプール12
4がスプリング123の付勢力に抗して作用位置
に位置させられる。このため、カツトバツク弁9
4からは通路128を介してカツトバツク圧信号
がスロツトル弁67に供給され、スロツトル圧信
号及びライン油圧が補正される。車速及びアクセ
ル操作量が予め定められた別の所定値に達した
時、前記変速線図に従つてソレノイド弁MV1が
非通電とされ、2−3シフト弁76のスプールが
スプリングの付勢力に抗して作用位置に位置させ
られる。このため、通路114を介して2−3シ
フト弁76に供給されていたライン油圧は、2−
3シフト弁76を介してアキユムレータ88及び
液圧アクチユエータC2yに供給され、クラツチ
C2が更に作動させられる。この結果、遊星歯車
変速装置18が第3ギヤ段の状態に切換えられ
る。更に車速、アクセル操作量が予め定められた
他の所定値に達した時、ソレノイド弁MV2が非
作動とされ、1−2シフト弁74及び3−4シフ
ト弁78のスプールがスプリングに抗して作用位
置に位置させられるので、液圧アクチユエータC
yへのライン油圧の供給が阻止される一方液圧
アクチユエータB0yに3−4シフト弁78から
ライン油圧が供給される。このため、クラツチC
0の作動が停止させられると同時にブレーキB0
が作動させられてオーバードライブ機構16が作
動し、タービン軸24に対して入力軸40が倍速
される。この結果、自動変速機が全体として第4
速ギヤ段(オーバードライブ)に切換えられるの
である。 前記ステツプS8においてレジスタSの内容が
1でない場合にはステツプS9が実行され、タイ
マT1の内容が、換言すればシフトレバーがニユ
ートラルレンジからドライブレンジに切換えられ
た後の経過時間が予め定められた一定の時間T1
0よりも大きいか否かが判断される。大きくない
場合にはステツプS10が実行され、レジスタ
NEMAXがリセツトされてその内容が0となる
とともに前述のステツプS5以下が実行される。 タイマT1の内容が時間T10に到達すると同
時にエンジン回転速度検出手段であるステツプS
11を経てステツプS12以下が実行される。ス
テツプS11においてはエンジン回転センサ14
0からのエンジン回転信号SEに基づいてその時
点での実際のエンジン回転速度が算定記憶され
る。この場合、エンジン回転信号SEがエンジン
の回転に同期したパルス信号であれば、そのパル
ス信号が単位時間内に計数されることによつて回
転速度NEが算定され、エンジン回転信号SEがエ
ンジンの回転速度に対応した大きさを表すコード
信号であれば、そのコード信号を変換することに
よつて回転速度NEが算定される。そして、ステ
ツプS12においては、前記レジスタNEMAX
の内容が0であるか否かが判断される。0である
場合にはステツプS13においてレジスタ
NEMAXの内容が実際のエンジンの回転速度NE
に置き換えられるとともにステツプS14が実行
され、タイマT2がリセツトされてその内容が0
とされる。そして、ステツプS15が実行され、
タイマT1の内容が予め定められた一定の時間T
40よりも大きいか否かが判断される。通常シフ
トレバーがニユートラルレンジから前進レンジに
操作された直後においては、タイマT1の内容が
予め定められた一定の時間T40よりも小さいの
で、液圧供給手段としてのステツプS16が実行
されて出力ポート148からソレノイド弁MV1
を励磁するための駆動信号SD1及びソレノイド
弁MV2を非励磁とする駆動信号SD2が出力さ
れ、第1速ギヤ段を係合させるための液圧アクチ
ユエータC1yにライン油圧の供給が開始される。 以上のステツプが繰り返し実行され、タイマT
1の内容時間T40に到達すると、ステツプS1
5とともに上段ギヤ段切換手段を形成するステツ
プS17が実行されソレノイド弁MV1を非励磁
とする駆動信号SD1及びソレノイド弁MV2を
励磁するための駆動信号SD2が出力ポート14
8から出力されて、クラツチC1を駆動する液圧
アクチユエータC1yに加えてクラツチC2及び
ブレーキB2を駆動する液圧アクチユエータC2
及びB2yにライン油圧の供給が開始され、第3速
ギヤ段の係合が開始される。従つて、第6図のA
時点に示されるように液圧アクチユエータC1y
に作動液圧が先に供給されることによつて第1速
ギヤ段の係合開始による出力軸20へのトルク伝
達が迅速に開始されるのである。なお、Dレンジ
にシフトした直後から、第1速ギヤ段よりも上段
ギヤ段(たとえば第3速ギヤ段)を形成するため
の液圧アクチユエータにライン油圧を供給する形
式の従来の制御装置では、第6図の破線で示され
るように、出力軸トルクが上記A点よりも遅れた
B点から立ち上がつていたのである。ここで、前
記時間T40は、第1速ギヤ段の係合開始前また
は係合開始後であつても係合完了前の状態で第3
速ギヤ段の係合を係合させるための液圧アクチユ
エータC2y,B2yにライン油圧が供給されるよ
うに定められているのである。 ステツプS12においてレジスタNEMAXの
内容が0でないと判断されるとステツプS18が
実行され、レジスタNEMAXの内容が新たな実
際のエンジン回転速度NEよりも大きいか否かが
判断される。すなわち、一般にシフトレバーが前
進レンジに操作されるに伴なつて良好なアイドル
回転を維持するために、エンジンの回転速度が若
干上昇させられるようになつており、エンジンの
回転速度NEのピーク値を前記ステツプS13に
おいてレジスタNEMAXに記憶するために、エ
ンジンの回転速度NEが上昇傾向にあるか下降傾
向にあるかを判断しているのである。レジスタ
NEMAXの内容が実際のエンジン回転速度NEよ
りも大きくない場合には、すなわち上昇傾向にあ
る場合にはステツプS13以後のステツプが繰り
返し実行されてレジスタNEMAXの内容が逐次
書き換えられる。レジスタNEMAXの内容が実
際のエンジン回転速度NEよりも大きくなつた場
合、すなわち第6図のD点に示されるように、エ
ンジン回転速度NEがピーク値に到達するとステ
ツプS19以後が実行される。ステツプS19に
おいては、タイマT2の内容が時間T20よりも
大きいか否かが判断される。その時間T20はエ
ンジンの回転速度NEがピーク値に到達してから
の回転速度低下量ΔNEが一定の低下量ΔNEOに
到達するまでの時間であつて、後述のステツプS
22で定まるものであるが、初期的には時間T2
0を表すレジスタの内容は通常のT20の大きさ
よりも比較的大きな値に設定されているので、タ
イマT2の内容は時間T20よりも小さく次のス
テツプS20が実行される。ステツプS20にお
いてはレジスタNEMAXに記憶されたピーク値
から実際のエンジン回転速度NEが減算されてそ
の低下量ΔNEが算出され、ステツプS21にお
いてその低下量ΔNEが予め定められた一定の低
下量ΔNEOよりも大きいか否かが判断される。
低下量ΔNEが未だΔNEOに到達していない場合
には前述のステツプS15以後が実行されるが、
第6図のE点に示されるように低下量ΔNEが
ΔNEOに到達するとステツプS22が実行され、
時間T20を表すレジスタの内容がタイマT2の
実際の内容に置き換えられる。ここで、上記ステ
ツプS20,S21においては、ニユートラル状
態から上段のギヤ段である第3速ギヤ段に切換え
られたときの第3速ギヤ段の係合状態に対応して
エンジン回転速度NEが第6図に示されるように
変化し、一定の係合状態に対応する値ΔNEOに
到達したことが判断されるので、それ等ステツプ
S20,S21が判定手段を形成しているのであ
る。また、前記ステツプS9においては、シフト
レバーが操作された直後の一定時間T10だけス
テツプS11以後の実行がマスクされて、レバー
操作直後の誤動作が防止されているのであり、T
10はその様な値に予め定められている。 ステツプS23においては、タイマT2の内容
が時間T20とT30とを加えた時間よりも大き
いか否かが判断される。ステツプS23が最初に
実行される状態においては、タイマT2の内容が
それ等時間T20とT30とを加えた時間よりも
小さいのでステツプS17以後が繰り返し実行さ
れる。この時タイマT2の内容が時間T20より
も大きくなつているので、ステツプS20,S2
1,S22がバイパスされ、ステツプS19の次
にステツプS23が実行されるようになつてい
る。更に時間が経過してタイマT2の内容が時間
T20とT30とを加えた時間よりも大きくなつ
た場合には、ステツプS24が実行されてソレノ
イド弁MV1を励磁するための駆動信号SD1及
びソレノイド弁MV2を非励磁とするための駆動
信号SD2が出力ポート148から出力され、ク
ラツチC2及びブレーキB2を駆動していた液圧
アクチユエータC2y及びB2yへのライン液圧の
供給が解かれ、第3速ギヤ段から第1速ギヤ段に
速やかに切換えられる。 ここで、ステツプS23はステツプS21にお
いてエンジン回転速度の低下量ΔNEが一定量
ΔNEOに到達したときから時間T30経過後に
ステツプS24を実行させるための遅延手段であ
り、時間T30はその遅延時間である。また、遅
延時間T30はシフトレバーのニユートラルレン
ジからドライブレンジへの切換時において、ニユ
ートラルから第1速ギヤ段の僅かな係合を経て第
3速ギヤ段への切換えに伴う伝達トルクの変化に
引続いて、その第3速ギヤ段から第1速ギヤ段へ
の切換えに伴うエンジン回転速度の変化(上昇)
に起因する伝達トルクの変化が連続的且つ滑らか
に継続され、これによつて第3速ギヤ段から第1
速ギヤ段への切換に伴うシヨツクが可及的に小さ
くなる値、すなわち第1速ギヤ段の係合開始時と
第3速ギヤ段の係合完了時が略一致するような値
に適宜定められるが、ソレノイド弁MV1,MV
2、クラツチC2、ブレーキB2等の応答特性に
よつてはT30が0であつても差支えない。ま
た、ステツプS21において用いられる予め定め
られた一定の低下量ΔNEOは第3速ギヤ段の係
合状態が確実に検出される値であり、しかも、上
記T30との関連において適当な値に定められ
る。 そして、ステツプS22が実行されてレジスタ
Sの内容がニユートラルレンジからドライブレン
ジへの操作完了を表す数値1とされるとともに、
以上のステツプが繰り返し実行される。 この様に本実施例によれば、シフトレバーがニ
ユートラルレンジからドライブ(前進)レンジに
操作されたとき、遊星歯車変速装置18が第1速
ギヤ段の僅かな係合を経て第3速ギヤ段が係合さ
せられた後第1速ギヤ段に切換えられる。このた
め、第6図の出力軸トルクに示されるように、液
圧アクチユエータC1y,C2y,B2yに一定の
供給容量しか備えないライン油圧が同時に供給さ
れる場合に比して、出力軸20に入力軸10から
のトルクが伝達されるまでの応答時間(OA)
が、従来の応答時間(OB)に比較して大幅に改
善される。しかも、第1速ギヤ段の僅かな係合に
引続いて第3速ギヤ段が係合させられた後、更に
その第3速ギヤ段の実際の係合状態が予め定めら
れた一定の状態(ΔNEO)に到達したときに第
1速ギヤ段の係合が開始されることにより伝達ト
ルクの変化が滑らかとなり、第3速ギヤ段から第
1速ギヤ段への切換えに伴う不快なシヨツクが殆
ど解消されるのである。 以上、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適
用され得る。 例えば、前述の実施例においてシフトレバーが
前進レンジに操作されたとき、C1yへのライン
油圧の供給に加えて液圧アクチユエータC2y
びB2yにライン油圧を供給する制御は、ステツ
プS15において予め定められた時間T40より
もタイマT1の内容が大きいことが判断されるこ
とによつて為されているが、液圧アクチユエータ
C1yの作動による第1速ギヤの段の係合状態、
例えば液圧アクチユエータC1yのライン油圧や
第1速ギヤ段の僅かな係合による係合状態、例え
ばエンジン回転速度値、その低下量、吸気管負
圧、エンジン回転速度変化量、出力軸トルク等が
予め定められた一定の値に到達したことをもつて
前述のステツプS17を駆動させるようにしても
良いのである。 また、前述の実施例において第3速ギヤ段から
第1速ギヤ段への切換えに伴う不快なシヨツクを
解消するために、第3速ギヤ段の係合状態に対応
したエンジン回転速度の低下量ΔNEが予め定め
られた一定の値ΔNE0に到達したことがステツプ
S21において判断され、その後第1速ギヤ段に
切換えるためのステツプS24が実行されるよう
になつているが、ステツプS21においては第3
速ギヤ段の係合状態を表す液圧アクチユエータC
y,B2yに供給されるライン油圧やエンジン回
転速度の変化量、エンジンの吸気管負圧出力軸ト
ルク等が予め定められた一定の値に到達したこと
をもつて切換時が判断されても良いのである。 また、第4図に示される変速制御回路に含まれ
る、シフトレバーが前進レンジに切換えられたと
きから出力軸20にトルクが伝達されるまでの応
答時間を小さくするための制御回路は、所謂ハー
ドロジツク回路にても構成され得るものである。 また、前述の実施例において上段のギヤ段とし
て第3速ギヤ段が用いられているが、第2速ギヤ
段または第4速ギヤ段が用いられても良いのであ
る。要するに第1速ギヤ段よりも上段のギヤ段が
用いられる型式の自動変速機であれば差支えな
い。 尚、上述したのはあくまでも本発明の一実施例
であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図である。第2
図は、本発明の一例が適用された電子制御式自動
変速機の骨子図である。第3図は、第2図の電子
制御式自動変速機の油圧回路である。第4図は、
第2図の電子制御式自動変速機の変速制御回路を
示すブロツク線図である。第5図及び第6図は、
第4図の回路の作動を説明するフローチヤート及
びタイムチヤートである。 18:遊星歯車変速装置(歯車機構)、ステツ
プS2:レバー操作位置検出手段、ステツプS1
6:液圧供給手段、ステツプS15,S17:上
段ギヤ段切換手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力軸と出力軸との間に設けられた歯車機構
    と、該歯車機構の各要素を選択的に制動しまたは
    相互に係合させることにより該歯車機構のギヤ段
    を切換える摩擦装置と、該摩擦装置を駆動するた
    めのそれぞれの液圧アクチユエータを含む液圧回
    路と、シフトレバーの操作位置、アクセル操作
    量、車両の速度等の車両状態に従つて該液圧アク
    チユエータを選択的に作動させ、該歯車機構のギ
    ヤ段を自動的に切換える制御回路とを備え、前記
    シフトレバーがニユートラルレンジから前進レン
    ジに操作されたとき、最低速ギヤ段に切換えるた
    めの液圧アクチユエータを含む複数の液圧アクチ
    ユエータを作動させることにより該最低速ギヤ段
    よりも上段のギヤ段を先ず係合させ、その後該液
    圧アクチユエータのうち最低速ギヤ段に切換える
    ための液圧アクチユエータを除く他の液圧アクチ
    ユエータを非作動することにより最低速ギヤに切
    換える形式の車両用自動変速機において、前記シ
    フトレバーがニユートラルレンジから前進レンジ
    に操作されたときから前記出力軸に入力軸のトル
    クが伝達されるまでの応答時間を短縮するための
    制御装置であつて、 前記シフトレバーがニユートラルレンジから前
    進レンジに操作されたこと検出するレバー操作位
    置検出手段と、 前記シフトレバーがニユートラルレンジから前
    進レンジに操作されたとき、前記液圧回路に前記
    最低速ギヤ段に切換えるための液圧アクチユエー
    タへ作動液圧を直ちに供給させる液圧供給手段
    と、 該液圧供給手段によつて前記最低速ギヤ段に切
    換えるための液圧アクチユエータへ作動液圧が供
    給されてから予め定められた一定の時間経過後、
    またはその作動液圧の供給により該最低速ギヤ段
    の係合状態が予め定められた一定の係合完了前の
    状態に到達した後、前記液圧回路に前記他の液圧
    アクチユエータへ作動液圧を供給させ、前記歯車
    機構を前記上段のギヤ段に切換える上段ギヤ段切
    換手段と、 を含むことを特徴とする車両用自動変速機の制御
    装置。
JP58064326A 1983-04-12 1983-04-12 車両用自動変速機の制御装置 Granted JPS59190547A (ja)

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JPH0732519A (ja) * 1993-06-28 1995-02-03 Kyowa Seisakusho:Kk 板材および板材の製造方法ならびに棺桶

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