JPH0516803A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH0516803A
JPH0516803A JP16661091A JP16661091A JPH0516803A JP H0516803 A JPH0516803 A JP H0516803A JP 16661091 A JP16661091 A JP 16661091A JP 16661091 A JP16661091 A JP 16661091A JP H0516803 A JPH0516803 A JP H0516803A
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JP
Japan
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air
vehicle
return
fan
fresh air
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JP16661091A
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English (en)
Inventor
Itsuo Kaji
逸夫 加治
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冬期暖房時にも、フレッシュエア供給用の換
気装置として利用することができ、しかも乗客に不快感
を与えないような小さな風量で、フレッシュエアを充分
に車内へ供給し得る車両用空気調和装置を提供する。 【構成】 冷却ファンとして、風量可変型ファン(2)
を用いるとともに、車内からのリターンエア(RA)を
遮断するダンパ(3)を設ける。そのダンパ(3)を全
閉状態にするとともに、冷却器(19)の機能を停止さ
せた状態で、風量可変型ファン(2)を作動させると、
車外のフレッシュエア(FA)だけが取り入れられて、
送風口(18)から車内へ供給される。またこの時の風
量可変型ファン(2)の風量を、フレッシュエア(F
A)が乗客に不快感を与えないように小さく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両に搭載され、
車内からのリターンエアと車外のフレッシュエアとを冷
却して車内へ供給する車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、車両(11)の屋根に搭載され
た、従来の車両用空気調和装置(12)(以下単に空調
装置(12)と呼ぶ)の概略構成図である。
【0003】図のように、この空調装置(12)の筐体
(13)の両側部には、外気取入口(14)が設けられ
ており、その外気取入口(14)にはフレッシュフィル
タ(15)とフード(16)が取り付けられている。
【0004】また、上記筐体(13)の底部の左右両端
に、リターン口(17)が設けられるとともに、その筐
体(13)の底部中央には、送風口(18)が設けられ
ている。上記リターン口(17)は、車両(11)の天
井部の左右両端に設けられたリターンダクト(11a)
に接続され、上記送風口(18)は、車両(11)の天
井部中央に設けられた送風ダクト(11b)に接続され
ている。
【0005】そして上記筐体(13)内には、上記リタ
ーン口(17)と送風口(18)とを仕切るように二台
の冷却器(19)が配置されるとともに、その二台の冷
却器(19)の間に、上記送風口(18)と連結した状
態で風量の大きな冷却ファン(20)が配置されてい
る。
【0006】上記構成の空調装置(12)では、冷却フ
ァン(20)を作動させることにより、車内からのリタ
ーンエア(RA)を、リターンダクト(11a)を通し
てリターン口(17)から、また車外のフレッシュエア
(FA)を外気取入口(14)からそれぞれ取り入れる
とともに、それらのリターンエア(RA)とフレッシュ
エア(FA)とをいっしょに冷却器(19)に通して冷
却エア(CA)とし、送風口(18)から送風ダクト
(11b)を通して車内へ供給する。これにより、車内
を冷房すると同時に、車内へ新鮮な空気を送り込むこと
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の空調
装置(12)では、冬期暖房時に、車内へフレッシュエ
ア(FA)を供給するために、冷却器(19)を機能さ
せずに冷却ファン(20)を作動させると、車内からの
暖いリターンエア(RA)と車外の冷たいフレッシュエ
ア(FA)とが混ざった、車内より温度の低い空気が、
乗客の頭や顔に勢いよく吹き付けられることになり、乗
客に不快感を与えてしまう。そこで従来は、上記空調装
置(12)と別個に、冬期暖房時のフレッシュエア供給
用に、空調装置(12)の冷却ファン(20)より風量
の小さい換気ファンを備えた換気装置を車両に搭載しな
ければならなかった。
【0008】このように従来の空調装置(12)は、製
造や据付に多くの費用と時間がかかる割に、冷房装置と
してしか利用することができないという欠点があった。
【0009】上記冷却ファン(20)に風量可変型ファ
ンを用いることにより、冬期暖房時に風量を落としてフ
レッシュエア(FA)を車内へ供給するように構成した
車両用冷房装置も提案されているが(特開昭59−96
055)、単に上記冷却ファン(20)の風量を落とし
たのでは、フレッシュエア(FA)とリターンエア(R
A)とが合わさって送られるために、フレッシュエア
(FA)を充分に供給することができない。
【0010】本発明は、上記欠点をなくすためになされ
たもので、冬期暖房時にも、フレッシュエア供給用の換
気装置として利用することができ、しかも乗客に不快感
を与えないような小さな風量で、フレッシュエアを充分
に車内へ供給し得る車両用空気調和装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用空気調和装置では、冷却ファン
として、風量可変型ファンを用いるとともに、車内から
のリターンエアを遮断するダンパを設けた。
【0012】
【作用】上記構成において、ダンパを全閉状態にすると
ともに、冷却器の機能を停止させた状態で、風量可変型
ファンを作動させると、車内からのリターンエアは空調
装置内へ取り入れられず、車外のフレッシュエアだけが
取り入れられて、送風口から送風ダクトを通って車内へ
供給される。またこの時の風量可変型ファンの風量を、
フレッシュエアが乗客に不快感を与えないように小さく
設定する。このように風量可変型ファンの風量を小さく
しても、ダンパにより車内からのリターンエアを遮断し
てフレッシュエアだけを取り入れるために、フレッシュ
エアを充分に車内へ供給することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説
明する。
【0014】図1は、車両の屋根に搭載された、本発明
に係る車両用空気調和装置の概略構成図である。尚、図
1において、図2に示した従来例と相違ない構成要素に
ついては、同一の符号を付して説明を省略する。
【0015】本発明に係る車両用空気調和装置(1)
(以下単に空調装置(1)と呼ぶ)の特徴は、筐体(1
3)内に配置する冷却ファンとして、風量可変型ファン
(2)を用いるとともに、車内からのリターンエア(R
A)を遮断するダンパ(3)を設けたことにある。
【0016】上記風量可変型ファン(2)は、回転数が
可変のモータ、例えば極数変換式モータを用いることに
より、風量を変えることができるように構成されたもの
である。
【0017】また、上記ダンパ(3)は、電動あるいは
手動により、完全に開いた全開の状態と、完全に閉じた
全閉の状態とに切り換えることができるように構成され
たもので、本実施例の場合には、筐体(13)のリター
ン口(17)に取り付けられている。尚、このダンパ
(3)の取付位置については、車内からのリターンエア
(RA)を完全に遮断し得る位置であればよく、例えば
車両(11)のリターンダクト(11a)内でもよい。
【0018】次に、上記構成の空調装置(1)の動作を
説明する。
【0019】上記ダンパ(3)を全開状態にするととも
に、風量可変型ファン(2)の風量を大きくし、また冷
却器(19)を機能させることにより、この空調装置
(1)を従来の空調装置と同様に冷房装置として動作さ
せることができる。
【0020】即ち、風量可変型ファン(2)を作動させ
ると、車内からのリターンエア(RA)と車外のフレッ
シュエア(FA)とが、リターン口(17)と外気取入
口(14)とからそれぞれ取り入れられて、共に冷却器
(19)に通され、冷却エア(CA)とされて、送風口
(18)から送風ダクト(11b)を通って車内へ供給
される。この時の風量可変型ファン(2)の風量は、従
来の空調装置の場合と同様に、車内を充分に冷房し得る
ように大きく設定される。これにより、車内を冷房する
と同時に、車内へ新鮮な空気を送り込むことができる。
【0021】一方、上記ダンパ(3)を全閉状態にする
とともに、風量可変型ファン(2)の風量を小さくし、
また冷却器(19)の機能を停止させることにより、こ
の空調装置(1)を、冬期暖房時に、フレッシュエア供
給用の換気装置として動作させることができる。
【0022】即ち、ダンパ(3)を全閉状態にしてリタ
ーン口(17)を閉じたことにより、風量可変型ファン
(2)を作動させた際、車内からのリターンエア(R
A)は空調装置(1)内へ取り入れられず、車外のフレ
ッシュエア(FA)だけが取り入れられて、送風口(1
8)から送風ダクト(11b)を通って車内へ供給され
る。またこの時の風量可変型ファン(2)の風量を、送
風口(18)から暖房中の車内へ供給される低温のフレ
ッシュエア(FA)が、乗客に不快感を与えないように
小さく設定する。
【0023】上述のように、本発明に係る空調装置
(1)は、冷房装置としてだけでなく、冬期暖房時に、
フレッシュエア供給用の換気装置としても動作させるこ
とができる。しかも換気装置として動作させる際に、風
量可変型ファン(2)の風量を小さくしても、ダンパ
(3)により車内からのリターンエア(RA)を遮断し
てフレッシュエア(FA)だけを取り入れるために、フ
レッシュエア(FA)を充分に車内へ供給することが可
能となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係る車両
用空気調和装置によれば、冬期暖房時にも、フレッシュ
エア供給用の換気装置として利用し、乗客に不快感を与
えないような小さな風量で、フレッシュエアを充分に車
内へ供給することができる。
【0025】その結果、車両に別個に換気装置を搭載す
る必要がなくなり、それだけ車両の製造にかかる費用と
時間が省かれるとともに、車重が軽くなることから走行
時のエネルギー消費をも減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す概略構成図である。
【図2】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
(1) 車両用空気調和装置 (2) 風量可変型ファン (3) ダンパ (11) 車両 (11a) リターンダクト (11b) 送風ダクト (13) 筐体 (14) 外気取入口 (17) リターン口 (18) 送風口 (19) 冷却器 (CA) 冷却エア (FA) フレッシュエア (RA) リターンエア

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車両のリターンダクトに接続されたリタ
    ーン口と、車両の送風ダクトに接続された送風口と、外
    気取入口とを備えた筐体内に、冷却器と冷却ファンとを
    配置して成り、その冷却ファンを作動させることによ
    り、車内からのリターンエアを上記リターン口から、車
    外のフレッシュエアを外気取入口からそれぞれ取り入れ
    るとともに、それらのリターンエアとフレッシュエアと
    を上記冷却器に通して冷却エアとし、上記送風口から車
    内へ供給する車両用空気調和装置において、 上記冷却ファンとして、風量可変型ファンを用いるとと
    もに、 上記車内からのリターンエアを遮断するダンパを設けた
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
JP16661091A 1991-07-08 1991-07-08 車両用空気調和装置 Pending JPH0516803A (ja)

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