JPH05166823A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH05166823A
JPH05166823A JP33101491A JP33101491A JPH05166823A JP H05166823 A JPH05166823 A JP H05166823A JP 33101491 A JP33101491 A JP 33101491A JP 33101491 A JP33101491 A JP 33101491A JP H05166823 A JPH05166823 A JP H05166823A
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JP
Japan
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groove
polysilicon film
doped polysilicon
trench
film
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JP33101491A
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Atsuo Shimizu
敦男 清水
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コレクタ引き出し電極用トレンチ内に埋め込
まれたノンドープポリシリコン膜の導電性化を短時間で
行い、スループットを良好にする。 【構成】 基板1、2、3内に、素子分離用の溝5aと
溝5a幅よりも大きい幅の引き出し電極用の溝5bを形
成する。次いで、溝5aを埋め込み、溝5b内では溝9
が形成されるように、ノンドープポリシリコン膜8を形
成する。溝9内に不純物含有絶縁性拡散源10を埋め込
み、熱処理することにより、不純物含有絶縁性拡散源10
から溝5b内の該ノンドープポリシリコン膜8中に不純
物を拡散させ活性化し、導電性化する。次いで、不純物
含有絶縁性拡散源10を除去し、溝9内にノンドープポリ
シリコン膜11を埋め込み、熱処理することにより、導電
性化されたポリシリコン膜8から溝9内のノンドープポ
リシリコン膜11中に不純物を拡散させ活性化し、導電性
化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、詳しくは、バイポーラトランジスタ等の製造方
法に適用することができ、特に、コレクタ引き出し電極
用トレンチ内に埋め込まれたノンドープポリシリコン膜
の導電性化を短時間で行うことができる半導体装置の製
造方法に関する。
【0002】近年、バイポーラトランジスタの製造方法
においては、コレクタ引き出し電極にトレンチ構造が採
用されており、これはトレンチアイソレーション構造と
セルファラインで形成することができる等の利点を有し
注目されている。しかしながら、素子分離用トレンチ内
にノンドープポリシリコン膜を埋め込むと同時に、コレ
クタ引き出し電極用トレンチ内にノンドープポリシリコ
ン膜を埋め込んだ後、イオン注入、熱処理することによ
りコレクタ引き出し電極用ポリシリコン膜を導電性化し
ていたため、高ドーズ量のイオン注入と長時間の熱処理
が必要となり、工程時間が長くなりスループットが悪く
なる等という欠点を有する。
【0003】このため、コレクタ引き出し電極用トレン
チ内に埋め込まれたノンドープポリシリコン膜の導電性
化を短時間で行うことができ、しかもスループットを良
好にすることができる半導体装置の製造方法が要求され
ている。
【0004】
【従来の技術】図3は従来の半導体装置の製造方法を説
明する図である。図示例はバイポーラトランジスタの製
造方法に適用する場合である。図3において、31はSi
等の基板であり、32、33はこのSi基板31上に順次形成
されたコレクタ領域となる各々n+ 型とn-1型のシリコ
ン層であり、34はシリコン層33が選択酸化され形成され
たSiO2 のフィールド酸化膜である。次いで、35a、
35bはフィールド酸化膜34からSi基板31にまで達する
ように形成されたトレンチであり、ここでのトレンチ35
aは素子分離用のトレンチであり、トレンチ35bはコレ
クタ引き出し電極用のトレンチであり、36はこのトレン
チ35a、35b形成のたのエッチングマスクとなるマスク
層であり、37はトレンチ35a、35b内のSi基板31及び
シリコン層32、33が熱酸化され形成されたSiO2 等の
シリコン酸化膜である。次いで、38はトレンチ35a、35
b内に埋め込まれたポリシリコン膜であり、39はポリシ
リコン膜38中の不純物がSi基板31内に熱拡散され形成
されたn+型の拡散層であり、40はポリシリコン膜38上
部が熱酸化され形成されたSiO2 等のシリコン酸化膜
であり、41はポリSi等からなる外部ベース引き出し電
極であり、43はエミッタ開口部42a、ベース開口部42b
及びコレクタ開口部42cを有する層間絶縁膜であり、44
はポリシリコン膜である。そして、45、46、47、48、4
9、50は各々外部ベース拡散層、エミッタ拡散層、内部
ベース拡散層、エミッタ電極、ベース電極、コレクタ電
極である。
【0005】次に、その半導体装置の製造方法について
説明する。ここでは、トレンチアイソレーション部、ト
レンチ引き出し電極部及びバイポーラトランジスタ部の
形成工程を具体的に説明する。まず、図3(a)に示す
ように、Si基板31上に熱拡散等によりn+ 型のシリコ
ン層32を形成し、シリコン層32上にシリコンエピタキシ
ャル成長してn- 型のシリコン層33を形成した後、LO
COSによりシリコン層33を選択的に熱酸化してフィー
ルド酸化膜34を形成する。次いで、CVD法等により全
面にSi3 4 を堆積してSi3 4 膜を形成し、RI
E等によりトレンチが形成される領域以外の領域にSi
3 4 膜が残るようにSi3 4 膜36、フィールド酸化
膜34、シリコン層33、32及びSi基板31をエッチングし
て窒化膜36からSi基板31にまで達する素子分離用のト
レンチ35aとコレクタ引き出し電極用のトレンチ35bと
を形成する。次いで、マスク層36を用い、トレンチ35
a、35b内のSi基板31及びシリコン層32、33を熱酸化
してシリコン酸化膜37を形成する。
【0006】次に、図3(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィー工程により形成されたレジストマスクを用
い、コレクタ引き出し電極用トレンチ35b内のシリコン
酸化膜37を除去した後、このエッチングマスクとして用
いたレジストマスクを除去する。次いで、CVD法等に
よりトレンチ35a、35bを覆うようにノンドープポリシ
リコンを堆積してポリシリコン膜38を形成し、RIE等
によりポリシリコン膜38をエッチバックしてトレンチ35
a、35b内にポリシリコン膜38を埋め込む。次いで、フ
ォトリソグラフィー工程により形成されたレジストマス
クを用いてコレクタ引き出し電極用トレンチ35b内のノ
ンドープポリシリコン膜38に不純物としてリン等をイオ
ン注入し、このイオン注入用マスクとして用いたレジス
トマスクを除去した後、熱処理することによりポリシリ
コン膜38に導入されたリンを活性化してポリシリコン膜
38をn+ 型に導電性化するとともに、ポリシリコン膜38
からSi基板31内にリンを熱拡散させてn+ 型の拡散層
39を形成する。次いで、マスク層36を用いてポリシリコ
ン膜38上部を熱酸化してシリコン酸化膜40を形成し、耐
酸化膜を除去した後、フォトリソグラフィー工程により
形成されたレジストマスクを用い、コレクタ引き出し電
極用トレンチ35b内のポリシリコン膜38上部に形成され
たシリコン酸化膜40をウェットエッチング等により除去
する。次いで、レジストマスクを除去する。
【0007】次に、不純物としてボロン等が導入された
ポリSiからなる外部ベース引き出し電極41を形成し、
エミッタ開口部42a、ベース開口部42b及びコレクタ開
口部42cを有する層間絶縁膜43を形成する。そして、シ
リコン層33内に内部ベース形成用のイオン注入を行った
後、エミッタ開口部42a及びコレクタ開口部42c内に不
純物としてヒソ等が導入されたポリシリコン膜44を形成
し、熱処理することにより、予め外部ベース引き出し電
極41内に導入されたボロン及びポリシリコン膜44内に導
入されたヒソを各々シリコン層33内に拡散させ活性化し
て外部ベース拡散層45及びエミッタ拡散層46を形成する
とともに、予めシリコン層33内に導入されたボロンを活
性化して内部ベース拡散層47を形成した後、Al等のエ
ミッタ電極48、ベース電極49及びコレクタ電極50を形成
することにより、図3(c)に示すような半導体装置を
得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の半導体装置の製造方法では、素子分離用トレン
チ35a内にノンドープポリシリコン膜38を埋め込むと同
時に、コレクタ引き出し電極用トレンチ35b内にノンド
ープのポリシリコン膜38を埋め込んだ後、イオン注入、
熱処理することによりポリシリコン膜38を例えばn+
に導電性化していたため、高ドーズ量のイオン注入と、
長時間の熱処理が必要となり、工程時間が長くなりスル
ープットが悪くなる等という問題があった。
【0009】そこで、本発明は、コレクタ引き出し電極
用トレンチ内に埋め込まれたノンドープポリシリコン膜
の導電性化を短時間で行うことができ、しかもスループ
ットを良好にすることができる半導体装置の製造方法を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる半導体装置の製造方法は上記目的達成のため、基板
内に素子分離用の第1の溝を形成するとともに、該第1
の溝幅よりも大きい幅の引出し電極用の第2の溝を形成
する工程と、次いで、該第1の溝を埋め込むようにノン
ドープポリシリコン膜を形成するとともに、該第2の溝
内の該ノンドープポリシリコン膜上で第3の溝が形成さ
れるように、該第2の溝内にノンドープポリシリコン膜
を形成する工程と、次いで、該第3の溝内に不純物含有
絶縁性拡散源を埋め込む工程と、次いで、熱処理するこ
とにより、該不純物含有絶縁性拡散源から該第2の溝内
の該ノンドープポリシリコン膜中に不純物を拡散させ活
性化して該ノンドープポリシリコン膜を導電性化する工
程と、次いで、該第3の溝内の該不純物含有絶縁性拡散
源を除去する工程と、次いで、該第3の溝内に第2のノ
ンドープポリシリコン膜を埋め込む工程と、次いで、熱
処理することにより、導電性化された該ポリシリコン膜
から該第3の溝内の該ノンドープポリシリコン膜中に不
純物を拡散させ活性化して該ノンドープポリシリコン膜
を導電性化する工程とを含むものである。
【0011】請求項1記載の本発明に係る不純物含有絶
縁性拡散源には、PSG膜、BSG膜、P含有SOG膜
等が挙げられる。請求項2記載の発明による半導体装置
の製造方法は上記目的達成のため、基板内に素子分離用
の第1の溝を形成するとともに、該第1の溝幅よりも大
きい幅の引出し電極用の第2の溝を形成する工程と、次
いで、該第1の溝を埋め込むようにノンドープポリシリ
コン膜を形成するとともに、該第2の溝内の該ノンドー
プポリシリコン膜上で第3の溝が形成されるように、該
第2の溝内にノンドープポリシリコン膜を形成する工程
と、次いで、該第3の溝内に不純物含有導電性拡散源を
埋め込む工程と、次いで、熱処理することにより、該不
純物含有導電性拡散源から該第2の溝内の該ノンドープ
ポリシリコン膜中に不純物を拡散させ活性化して該ノン
ドープポリシリコン膜を導電性化する工程とを含むもの
である。
【0012】請求項2記載の発明に係る不純物含有導電
性拡散源にはリン、ボロン等の不純物が含有されたポリ
シリコン膜等が挙げられる。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明は、後述する図1に示すよ
うに、PSGからなる不純物含有絶縁性拡散源10からノ
ンドープポリシリコン膜8中にPを熱拡散してノンドー
プポリシリコン膜8を導電性化し、この導電性化された
ポリシリコン膜8からPSG膜10が除去され新たに埋め
込まれた溝9内のノンドープポリシリコン膜11中にPを
熱拡散してノンドープポリシリコン膜11を導電性化する
ようにしたため、従来の高ドーズイオン注入、長時間高
温熱処理による場合よりも、コレクタ引き出し電極用ト
レンチ5b内に埋め込まれたノンドープポリシリコン膜
8、11の導電性化を短時間で行うことができる。しか
も、従来の高ドーズイオン注入によるのではなく熱拡散
で行うようにしたため、スループットを良好にすること
ができる。又、イオン注入法の場合、被注入領域は2次
元的な領域に限られるが請求項1記載の方法によれば溝
9内面を全てドーピング領域とすることができ、電極用
トレンチ56内へドープする不純物の全量を多く取ること
ができる。
【0014】請求項2記載の発明は、後述する図2に示
すように、不純物含有導電性拡散源となるPドープされ
たポリシリコン膜25からノンドープポリシリコン膜8中
にPを熱拡散してノンドープポリシリコン膜8を導電性
化するようにしたため、上記請求項1記載の発明と同様
の効果を得ることができる他、Pドープされたポリシリ
コン膜25をそのまま引き出し電極材にすることができる
ため、上記請求項1記載の発明よりも工程数を減少させ
ることができるという利点を有する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方法を
説明する図である。図示例はバイポーラトランジスタの
製造方法に適用する場合である。図1において、1はS
i等の基板であり、2、3はこのSi基板1上に順次形
成されたコレクタ領域となる各々n+ 型とn- 型のシリ
コン層であり、4はシリコン層3が選択酸化され形成さ
れたSiO2 等のフィールド酸化膜である。次いで、5
a、5bはフィールド酸化膜4からSi基板1にまで達
するように形成されたトレンチであり、ここでのトレン
チ5aは素子分離用トレンチであり、トレンチ5bはコ
レクタ引き出し電極用トレンチであり、6はこのトレン
チ5a、5b形成のためのエッチングマスクとなるマス
ク層であり、7はトレンチ5a、5b内のSi基板1及
びシリコン層2、3が熱酸化され形成されたSiO2
のシリコン酸化膜である。次いで、8はポリシリコン膜
であり、このポリシリコン膜8はトレンチ5aを覆うよ
うに、かつトレンチ5b内のポリシリコン膜8上で溝9
が形成されるようにトレンチ5b内に形成されている。
次いで、10は溝9内に形成されたPSG等の不純物含有
絶縁性拡散源であり、11は溝9内に形成されたポリシリ
コン膜であり、12はポリシリコン膜8中の不純物がSi
基板1内に熱拡散され形成されたn+ 型の拡散層であ
り、13はポリシリコン膜8上部が熱酸化され形成れたS
iO2 等のシリコン酸化膜であり、14はポリSi等から
なる外部ベース引き出し電極であり、16はエミッタ開口
部15a、ベース開口部15b及びコレクタ開口部15cを有
するSiO2等の層間絶縁膜であり、17はポリシリコン
膜である。そして、18、19、20、21、22、23は各々外部
ベース拡散層、エミッタ拡散層、内部ベース拡散層、エ
ミッタ電極、ベース電極、コレクタ電極である。
【0016】次に、その半導体装置の製造方法について
説明する。ここでは、トレンチアイソレーション部、ト
レンチ引き出し電極部及びバイポーラトランジスタ部の
形成工程を具体的に説明する。まず、図1(a)に示す
ように、Si基板1上に不純物がアンチモン等の熱拡散
等により膜厚2μ程度のn+ 型のシリコン層2を形成
し、シリコン層2上にエピタキシャル成長して膜厚1μ
程度のn- のシリコン層3を形成した後、LOCOSに
よりシリコン層3を選択的に熱酸化して膜厚6000Å程度
のフィールド酸化膜4を形成する。次いで、CVD法等
により全面にSi3 4 を堆積して膜厚2000Å程度のS
3 4 膜を形成し、RIE等によりSi34膜6、フ
ィールド酸化膜34、シリコン層33、32及びSi基板31を
エッチングしてSi34膜34からSi基板31にまで達す
る幅が0.8 μmで深さ4μのトレンチ5aと幅1.6 μm
で深さ4μのコレクタ引き出し電極用トレンチ5bとを
形成する。次いで、マスク層6を用い、トレンチ5a、
5b内のSi基板31及びシリコン層32、33を熱酸化して
膜厚3000Å程度のシリコン酸化膜7を形成する。次い
で、フォトリソグラフィー工程により形成されたレジス
トマスクを用いて引き出し電極用トレンチ5b内のシリ
コン酸化膜7を除去した後、このエッチンングマスクと
して用いたレジストマスクを除去する。次いで、CVD
法によりトレンチ5aを覆うように膜厚4000Åのノンド
ープポリシリコン膜8を形成するとともに、トレンチ5
b内のノンドープポリシリコン膜8上で溝9が形成され
るように、トレンチ5b内に膜厚4000Å程度のノンドー
プポリシリコン膜8を形成する。次いで、CVD法によ
り溝9を覆うように全面にPSG(Pが10wt%)を堆
積して膜厚4000Å程度の不純物含有絶縁性拡散源10を形
成した後、RIE等により不純物含有絶縁性拡散源10を
エッチバックして溝9内に埋め込む。この時溝9は完全
に埋まる必要はなく、むしろわずかにすき間があいてい
ると、後に不純物含有絶縁性拡散源10の除去が容易にな
る。次いで、1000℃、30分程度熱処理することにより、
不純物含有絶縁性拡散源10からトレンチ5b内のノンド
ープポリシリコン膜8中にPを熱拡散させ活性化してノ
ンドープポリシリコン膜8をn+ 型に導電性化する。
【0017】次に、図1(b)に示すように、不純物含
有絶縁性拡散源10を除去した後、CVD法により溝9を
覆うように膜厚1μm程度のノンドープポリシリコン膜
11を形成し、RIE等によりノンドープポリシリコン膜
11をエッチバックして溝9内に埋め込む。次いで、900
℃、30分程度熱処理することにより、導電性化されたポ
リシリコン膜8から溝9内のノンドープポリシリコン膜
11中にPを拡散させ活性化してノンドープポリシリコン
膜11をn+ 型に導電性化する。この時、Si基板1内に
もn+ 型の拡散層12が形成される。次いで、マスク層6
を用い、ポリシリコン膜8、11上部を熱酸化して膜厚40
00Å程度のシリコン酸化膜13を形成し、マスク層6を除
去する。次いで、フォトリソグラフィー工程により形成
されたレジストマスクを用いコレクタ引き出し電極用ト
レンチ5b内のポリシリコン膜8、11上部に形成された
シリコン酸化膜13をウェットエッチング等により除去し
た後、レジストマスクを除去する。
【0018】次に、不純物としてボロン等が導入された
ポリSiからなる外部ベース引き出し電極14を形成し、
エミッタ開口部15a、ベース開口部15b及びコレクタ開
口部15cを有するSiO2からなる層間絶縁膜16を形成
する。そして、シリコン層3内に内部ベース形成用のイ
オン注入を行った後、エミッタ開口部15a及びコレクタ
開口部15c内に不純物としてヒソ等が導入されたポリシ
リコン膜17を形成し、熱処理することにより、予め外部
ベース引き出し電極14内に導入されたボロン及びポリシ
リコン膜17内に導入されたヒソを各々シリコン層3内に
熱拡散させ活性化して外部ベース拡散層18及びエミッタ
拡散層19を形成するとともに、予めシリコン層3内に導
入されたボロンを活性化して内部ベース拡散層20を形成
した後、Al等のエミッタ電極21、ベース電極22、コレ
クタ電極23を形成することにより、図1(c)に示すよ
うな半導体装置を得ることができる。
【0019】このように、本実施例では、素子分離用ト
レンチ5aを形成するとともに、このトレンチ5a幅よ
り大きい幅のコレクタ引き出し電極用のトレンチ5bを
形成し、トレンチ5aを覆うようにノンドープポリシリ
コン膜8を形成するとともに、トレンチ5b内のノンド
ープポリシリコン膜8上で溝9が形成されるようにトレ
ンチ5b内にノンドープポリシリコン膜8を形成し、次
いで、この溝9内にPSGからなる不純物含有絶縁性拡
散源10を埋め込み、熱処理することにより、この不純物
含有絶縁性拡散源10からトレンチ5b内のノンドープポ
リシリコン膜8中にPを拡散させ活性化してノンドープ
ポリシリコン膜8をn+ 型に導電性化し、溝9内の不純
物含有絶縁性拡散源10を除去した後、溝9内にノンドー
プポリシリコン膜11を埋め込み、次いで、熱処理するこ
とにより、導電性化された該ポリシリコン膜8から第3
の溝9内のノンドープポリシリコン膜11中にPを拡散さ
せ活性化してノンドープポリシリコン膜11をn+ 型に導
電性化するようにしている。このようにPSGからなる
不純物含有絶縁性拡散源10からノンドープポリシリコン
膜8中にPを熱拡散してノンドープポリシリコン膜8を
導電性化し、この導電性化されたポリシリコン膜8から
不純物含有絶縁性拡散源10が除去され新たに埋め込まれ
た溝9内のノンドープポリシリコン膜11中にPを熱拡散
してノンドープポリシリコン膜11を導電性化するように
したため、従来の高ドーズイオン注入、長時間高温熱処
理による場合よりも、コレクタ引き出し電極用トレンチ
5b内に埋め込まれたノンドープポリシリコン膜8、11
の導電性化を短時間で行うことができる。しかも、従来
の高ドーズイオン注入によるのではなく熱拡散で行うよ
うにしたため、スループットを良好にすることができ
る。
【0020】なお、上記実施例では、PSG不純物含有
絶縁性拡散源10からノンドープポリシリコン膜8中にP
を熱拡散してノンドープポリシリコン膜8を導電性化
し、この導電性化されたポリシリコン膜8からPSG不
純物含有絶縁性拡散源10が除去され新たに埋め込まれた
溝9内のノンドープポリシリコン膜11中にPを熱拡散し
てノンドープポリシリコン膜11を導電性化する場合につ
いて説明したが、本発明においては、図2に示すよう
に、Si基板1、シリコン層2及びシリコン層3内に素
子分離用のトレンチ5aを形成するとともに、このトレ
ンチ5a幅よりも大きい幅のコレクタ引き出し電極用の
トレンチ5bを形成し、このトレンチ5aを覆うように
ノンドープポリシリコン膜8を形成するとともに、トレ
ンチ5b内のノンドープポリシリコン膜8上で溝9が形
成されるようにトレンチ5b内にノンドープポリシリコ
ン膜8を形成し、溝9内に不純物含有導電性拡散源とな
る不純物としてリンがノンドープされたポリシリコン膜
25を埋め込んだ後、熱処理することにより、不純物含有
導電性拡散源となるポリシリコン膜25からトレンチ5b
内のノンドープポリシリコン膜8中にリンを拡散させ活
性化して該ノンドープポリシリコン膜8を該導電性化す
るようにしてもよい。この場合、上記実施例と同様の効
果を得ることができる他、リンドープされたポリシリコ
ン膜25をそのままコレクタ引き出し電極材にすることが
できるため、上記実施例の2回の熱拡散による場合より
も工程数を減らすことができるという利点を有する。
【発明の効果】本発明によれば、コレクタ引出し電極用
トレンチ内に埋め込まれたノンドープポリシリコン膜の
導電性化を短時間で行うことができ、しかもスループッ
トを良好にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に則した半導体装置の製造方
法を説明する図である。
【図2】本発明に適用できる半導体装置の製造方法を説
明する図である。
【図3】従来例の半導体装置の製造方法を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 基板 2、3 シリコン層 5a、5b トレンチ 8、11、25 ポリシリコン膜 9 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1、2、3)内に素子分離用の第
    1の溝(5a)を形成するとともに、該第1の溝(5
    a)幅よりも大きい幅の引き出し電極用の第2の溝(5
    b)を形成する工程と、 次いで、該第1の溝(5a)を埋め込むようにノンドー
    プポリシリコン膜(8)を形成するとともに、該第2の
    溝(5b)内の該ノンドープポリシリコン膜(8)上で
    第3の溝(9)が形成されるように、該第2の溝(5
    b)内にノンドープポリシリコン膜(8)を形成する工
    程と、 次いで、該第3の溝(9)内に不純物含有絶縁性拡散源
    (10)を埋め込む工程と、 次いで、熱処理することにより、該不純物含有絶縁性拡
    散源(10)から該第2の溝(5b)内の該ノンドープポ
    リシリコン膜(8)中に不純物を拡散させ活性化して該
    ノンドープポリシリコン膜(8)を導電性化する工程
    と、 次いで、該第3の溝(9)内の該不純物含有絶縁性拡散
    源(10)を除去する工程と、 次いで、該第3の溝(9)内に第2のノンドープポリシ
    リコン膜(11)を埋め込む工程と、 次いで、熱処理することにより、導電性化された該ポリ
    シリコン膜(8)から該第3の溝(9)内の該ノンドー
    プポリシリコン膜(11)中に不純物を拡散させ活性化し
    て該ノンドープポリシリコン膜(11)を導電性化する工
    程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 基板(1、2、3)内に素子分離用の第
    1の溝(5a)を形成するとともに、該第1の溝(5
    a)幅よりも大きい幅の引出し電極用の第2の溝(5
    b)を形成する工程と、 次いで、該第1の溝(5a)を埋め込むようにノンドー
    プポリシリコン膜(8)を形成するとともに、該第2の
    溝(5b)内の該ノンドープポリシリコン膜(8)上で
    第3の溝(9)が形成されるように、該第2の溝(5
    b)内にノンドープポリシリコン膜(8)を形成する工
    程と、 次いで、該第3の溝(9)内に不純物含有導電性拡散源
    (25)を埋め込む工程と、 次いで、熱処理することにより、該不純物含有導電性拡
    散源(25)から該第2の溝(5b)内の該ノンドープポ
    リシリコン膜(8)中に不純物を拡散させ活性化して該
    ノンドープポリシリコン膜(8)を導電性化する工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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