JPH051664U - 車両用シヤーシフレーム構造 - Google Patents

車両用シヤーシフレーム構造

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JPH051664U
JPH051664U JP5765791U JP5765791U JPH051664U JP H051664 U JPH051664 U JP H051664U JP 5765791 U JP5765791 U JP 5765791U JP 5765791 U JP5765791 U JP 5765791U JP H051664 U JPH051664 U JP H051664U
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JP
Japan
Prior art keywords
fixed
side frames
frame
cross member
side frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP5765791U
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English (en)
Inventor
敏明 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP5765791U priority Critical patent/JPH051664U/ja
Publication of JPH051664U publication Critical patent/JPH051664U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】先端部にY字状の補剛部を設けたシャーシフレ
ームのY字状のつけ根部分の内側への座屈防止用の補強
部材を左右別々のものとしラジエータ冷却風の通路を妨
げないようにする。 【構成】前端部がフロントクロスメンバ3の左右への延
出部3aに接合固着された左右のサイドフレーム6,6
の後端部はそれぞれ左右のサイドフレーム2,2にY字
状をなすよう接合固着されている。左右のサブフレーム
6,6後端部のサイドフレーム2,2への接合固着個所
をはさみその前方部から後方部に至る間の内側に、コ字
状断面を有しその上面および下面が上記左右のサイドフ
レーム2,2の上面および下面に接合固着されその側面
の前後部に設けた傾斜面部7aの前後端部が上記左右の
サイドフレーム2,2の内側面に接合固着されて閉断面
構造を形成する左右の補強部材7,7を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用シャーシフレーム構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用フレームにおいて、ほぼコ字状断面のサイドフレームアウタと内側のサ イドフレームインナとから箱型状断面に左右のサイドフレームを形成し該左右の サイドフレーム先端に横架されるフロントクロスメンバの左右両端部をそれぞれ 側方に延出して、この延出部両端付近に、基端をサイドフレームに固着したサブ フレームの先端を固着してサイドフレームに対して二又状に添設して該フロント クロスメンバをY字状に支持し、上記サブフレームはほぼコ字状断面のサブフレ ームアウタと内側のサブフレームインナとによって箱型断面を形成し、該サブフ レームの基端はサブフレームに所定長さ分を嵌挿するよう固着して、上記サイド フレーム先端部付近とサブフレームとの間にはサポートを架設したものは既に開 発されている(例えば実公昭62−6927号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来構造のものは、サイドフレーム先端部付近とサブフレームと の間にはサポートが架設されているので、全体として車両用フレーム前端の剛性 が増強され、且つY字状の二又部分の座屈が防止されて、前方からの衝撃力が加 わったときには上記二又部分は主として圧縮変形のみが生ずるため車両用フレー ム前端の衝撃吸収性能が著しく強化されるが、上記前方からの衝撃力の方向が斜 め方向即ちサブフレームの方向であるときは該前方からの衝撃力はサブフレーム 基端部が固着されるサイドフレーム近傍を車体内側方向に座屈させる惧れがある ので該座屈を防ぐためY字状の二又部分の後端部近傍の左右のサイドフレーム間 を連結する座屈防止用クロスメンバを設けなければならなくなる。
【0004】 上記のような座屈防止用クロスメンバは上記Y字状の二又部分の後端部近傍の 左右のサイドフレームの座屈を防ぐには極めて有効であるが、該座屈防止用クロ スメンバの後部にラジエータが位置することが多いワンボックス車の場合には上 記座屈防止用クロスメンバが上記ラジエータへの通風量を減少させるという課題 を有するものであり、本考案はこのような課題に対処することを目的とするもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、箱型断面のサイドフレームと該サイドフレームの前端部が固着され るフロントクロスメンバと前端部が該フロントクロスメンバのサイドフレーム前 端固着部より外側部に固着され後端部が上記サイドフレームに固着されるサブフ レームとを備えた車両用シャーシフレームにおいて、上記サイドフレームのサブ フレーム後端固着部の前方から後方に至る内側面に補強部材を固着し該補強部材 とサイドフレームとにより車体前後方向の閉断面構造を形成したことを特徴とす るものである。
【0006】
【作用】
上記により、前端部がフロントクロスメンバのサイドフレーム前端固着部より 外側部に接合固着されたサブフレームの後端部をサイドフレームに接合固着して シャーシフレーム前端部の剛性向上をはかるようにした車両用シャーシフレーム 構造において従来サブフレームの後端部の接合個所近傍の左右のサイドフレーム の内側面間にかけ渡され該サイドフレームの内側方への座屈を防ぐための補強ク ロスメンバを省略できるので、フロントバンパの開口部等より導入されたラジエ ータ冷却風はラジエータ前面にストレートに到達しラジエータ冷却性能の劣化を 防ぐことができる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の実施例の概要を示す斜視図であって、1は図示しない自動車車 体の下部に組付けられると共に図示しない駆動装置,懸架装置等が取付けられる シャーシフレームで、該シャーシフレーム1は箱型断面の左右のサイドフレーム 2,2およびパイプ状のフロントクロスメンバ3、艤装クロスメンバ4,リヤク ロスメンバ5等から一体に構成されている。
【0008】 上記フロントクロスメンバ3の左右のサイドフレーム2,2前端部との接合部 より両外側方位置にある左右の延出部3a,3aの両端近傍には、後端部を上記 左右のサイドフレーム2,2に接合固着した箱型断面の左右のサブフレーム6, 6の前端部が接合固着されて、Y字状に組合わされた左右のサイドフレーム2, 2および左右のサブフレーム6,6によりシャーシフレーム1前端部の剛性が増 強されている。
【0009】 7,7は上記左右のサブフレーム6,6の後端部が接合固着される左右のサイ ドフレーム2,2の該接合個所近傍の内側面に取付けられる左右の補強部材で、 該左右の補強部材7,7はコ字状断面を有しその上面および下面が上記左右のサ イドフレーム2,2の上面および下面に接合固着されその側面の前後部に設けた 傾斜面部7a,7aの前後端が上記左右のサイドフレーム2,2の内側面に接合 固着されて閉断面構造を形成し、上記左右のサブフレーム6,6に沿った前方斜 め方向から入力される衝撃力による左右のサイドフレーム2,2の内側方向への 座屈を防止している。
【0010】 図2(A)および(B)は図1に示した実施例の詳細を示す平面図およびX− X断面図であって、左右のサブフレーム6,6によるY字状補強部が設けられた 左右のサイドフレーム2,2の該Y字状補強部の後方近傍に掛け渡された艤装ク ロスメンバ4の上面には右側のサイドフレーム2のY字状補強部の中央近傍に取 付けられたステアリングギヤボックス8のラック軸8aの軸方向移動を車輪側に 連結されるタイロッド9に伝えるステアリングセンタレバー10が回動可能に取 付けられると共にラジエータ11が取付けられている。
【0011】 12はフロントフロア、13はアンダカバー、14はフロントバンパである。
【0012】 15は左右のサブフレーム6,6に沿った前方斜め方向から入力される衝撃力 による左右のサイドフレーム2,2の内側方への座屈を防止するために従来該左 右のサイドフレーム2,2間に掛け渡されていた補強クロスメンバで、該補強ク ロスメンバ15は図2(A)および(B)の点線示のように走行時にフロントバ ンパ14の開口部14aから導入されラジエータ11前面に至る冷却風通路中に 位置しているためラジエータ冷却性能が低下すると言う課題を有していたもので あり、本考案では前端部がフロントクロスメンバ3の左右の延出部に接合固着さ れた左右のサブフレーム6,6の後端部が接合固着される左右のサイドフレーム 2,2の該接合個所をはさみその前方部から後方部に至る間の内側に、コ字状断 面を有しその上面および下面が上記左右のサイドフレーム2,2の上面および下 面に接合固着されその側面の前後部に設けた傾斜面部7a,7aの前後端部が上 記左右のサイドフレーム2,2の内側面に接合固着されて閉断面構造を形成する 左右の補強部材7,7を設けたことにより、従来上記左右のサイドフレーム2, 2間に掛け渡されていた補強クロスメンバ15を省略することができたものであ り、これにより図2(A)および(B)に示すように走行時にフロントバンパ1 4の開口部14aから導入されたラジエータ冷却風は左右の補強部材7,7の前 方の傾斜面部7a,7aにガイドされてラジエータ11の前面に達するので、該 ラジエータ11の冷却性能が低下するのを防ぐことができる。
【0013】
【考案の効果】
上記のように本考案によれば、箱型断面のサイドフレームと該サイドフレーム の前端部が固着されるフロントクロスメンバと前端部が該フロントクロスメンバ のサイドフレーム前端固着部より外側部に固着され後端部が上記サイドフレーム に固着されるサブフレームとを備えた車両用シャーシフレームにおいて、上記サ イドフレームのサブフレーム後端固着部の前方から後方に至る内側面に補強部材 を固着し該補強部材とサイドフレームとにより車体前後方向の閉断面構造を形成 したことにより、従来左右のサブフレームの後端部の接合個所近傍の左右のサイ ドフレームの内側面間にかけ渡され該サイドフレームの内側方への座屈を防ぐた めの補強クロスメンバを省略できるので、フロントバンパの開口部等より導入さ れたラジエータ冷却風はラジエータ前面にストレートに到達できラジエータ冷却 性能の劣化を防ぐことができるもので、構成の簡単なることと相俟って実用上多 大なる効果をもたらし得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すシャーシフレーム構造の
斜視図である。
【図2】図1に示すシャーシフレーム構造の詳細を示す
もので、(A)は平面図、(B)は図2AのX−X断面
図である。
【符号の説明】
1 シャーシフレーム 2 サイドフレーム 3 フロントクロスメンバ 4 艤装クロスメンバ 5 リヤクロスメンバ 6 サブフレーム 7 補強部材 7a 傾斜面部 8 ステアリングギヤボックス 9 タイロッド 10 ステアリングセンタレバー 11 ラジエータ 12 フロントフロア 13 アンダカバー 14 フロントバンパ

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 箱型断面のサイドフレームと該サイドフ
    レームの前端部が固着されるフロントクロスメンバと前
    端部が該フロントクロスメンバのサイドフレーム前端固
    着部より外側部に固着され後端部が上記サイドフレーム
    に固着されるサブフレームとを備えた車両用シャーシフ
    レームにおいて、上記サイドフレームのサブフレーム後
    端固着部の前方から後方に至る内側面に補強部材を固着
    し該補強部材とサイドフレームとにより車体前後方向の
    閉断面構造を形成したことを特徴とする車両用シャーシ
    フレーム構造。
JP5765791U 1991-06-27 1991-06-27 車両用シヤーシフレーム構造 Pending JPH051664U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5765791U JPH051664U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 車両用シヤーシフレーム構造

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JP5765791U JPH051664U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 車両用シヤーシフレーム構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH051664U true JPH051664U (ja) 1993-01-14

Family

ID=13061973

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JP5765791U Pending JPH051664U (ja) 1991-06-27 1991-06-27 車両用シヤーシフレーム構造

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JP (1) JPH051664U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013241034A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Nissan Motor Co Ltd 車体前部構造
JP2014136537A (ja) * 2013-01-18 2014-07-28 Toyota Motor Corp 車体前部構造
CN108275206A (zh) * 2018-03-14 2018-07-13 捷星新能源科技(苏州)有限公司 一种汽车轻量化后副车架

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