JPH051655A - 内燃機関点火制御装置 - Google Patents

内燃機関点火制御装置

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JPH051655A
JPH051655A JP3156724A JP15672491A JPH051655A JP H051655 A JPH051655 A JP H051655A JP 3156724 A JP3156724 A JP 3156724A JP 15672491 A JP15672491 A JP 15672491A JP H051655 A JPH051655 A JP H051655A
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JP
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signal
cylinder
cylinder identification
pulse
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JP3156724A
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Atsuko Hashimoto
敦子 橋本
Toshio Iwata
俊雄 岩田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、高精度の周期計測電子進角制御
を可能にすると共に、単一のカム軸信号発生器によりコ
ストダウンを実現した内燃機関点火制御装置を得る。 【構成】 カム軸に設けられて気筒識別情報及び第1の
基準位置を示すカム軸信号SCTを生成するカム軸信号
発生器11と、クランク軸に設けられて一定クランク角ピ
ッチのパルス信号Pを生成するパルス信号発生器12と、
第1の基準位置に対応した補正基準位置を起点にパルス
信号Pを計数して補正基準位置信号ST′を生成する基
準位置カウンタ15と、カム軸信号から気筒識別情報を読
取る気筒識別手段と、カム軸信号、気筒識別情報及び補
正基準位置信号に基づいて各気筒に対する点火時期を演
算制御するマイコン5Aとを備え、クランク軸の回転に正
確に対応した補正基準位置を起点とする補正基準位置信
号に基づいて、高精度に点火時期制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クランク軸の回転に
同期した基準位置信号に基づいて各気筒の点火時期(点
火コイルの通電及び遮断)を制御する内燃機関点火制御
装置に関し、特に基準位置信号の高精度化及びコストダ
ウンを実現した内燃機関点火制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の気筒によって駆動される
クランク軸及びこのクランク軸に連動するカム軸を有す
る内燃機関においては、各気筒の点火時期及び燃料噴射
等を制御するために、内燃機関の回転に同期した基準位
置信号が用いられる。基準位置信号は、クランク軸の回
転角度(以下、クランク角という)に対応した基準位置を
示しており、基準位置信号発生器は、通常、クランク軸
に連動するカム軸に設けられている。
【0003】図3は従来の内燃機関点火制御装置を示す
ブロック図であり、図において、1はカム軸(図示せず)
に設けられて気筒識別信号SCを生成する気筒識別信号
発生器、2はカム軸に設けられて所定のクランク角に対
応した基準位置を示す基準位置信号STを生成する基準
位置信号発生器、3及び4は気筒識別信号SC及び基準
位置信号STをそれぞれ処理して送出するためのインタ
フェース、5は気筒識別信号SC及び基準位置信号ST
に基づいて各気筒に対する点火時期を演算制御するマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンという)である。
【0004】通常、気筒識別信号発生器1及び基準位置
信号発生器2は、クランク軸の2回転に対して1回転す
るカム軸に設けられており、各気筒毎の基準位置に対応
した気筒識別信号SC及び基準位置信号STを発生する
ようになっている。例えば、カム軸と一体に回転する円
板に、所定クランク角に対応した円弧状のスリットを基
準位置として気筒数だけ設けると共に、特定気筒に対応
したスリットを別に設け、各スリットをフォトカプラ等
で検出した後に波形整形処理すればよい。
【0005】図4は気筒識別信号SC及び基準位置信号
STの一例を示す波形図であり、例えば、#1〜#4か
らなる4気筒に対して生成された場合を示している。こ
こでは、気筒識別信号SCは#1気筒及び#4気筒に対
応して生成されており、基準位置信号STの立ち下がり
及び立ち上がりで示される各基準位置は、それぞれクラ
ンク角のB(上死点TDCより手前)5°及びB75°とな
っている。
【0006】次に、図4を参照しながら、図3に示した
従来の内燃機関点火制御装置の動作について説明する。
マイコン5は、気筒識別信号発生器1及び基準位置信号
発生器2から、各インタフェース3及び4を介して、気
筒識別信号SC及び基準位置信号STを取り込み、各気
筒毎の基準位置B5°及びB75°を検出する。そして、
基準位置B5°又はB75°を基準として、その時点の運
転状態(内燃機関の回転数や負荷等)に応じて最適となる
ように、タイマ制御により点火時期及び燃料噴射等の制
御位置を決定する。
【0007】例えば、低速(低負荷)運転時には点火時期
を遅角側に制御し、高速(高負荷)運転時には、点火時期
を進角側に制御(電子進角)する。又、内燃機関の起動初
期等の制御不安定運転領域においては、各気筒に対し、
基準位置B75°を強制通電開始時期とし、基準位置B5°
を強制点火時期とする。これにより、気筒内で爆発燃焼
を起こすだけの放電エネルギを得るための通電時間が確
保され、又、運転領域に応じて所定トルクを発生させる
タイミングで爆発が起こり、最小限の内燃機関動作が保
証される。
【0008】しかしながら、クランク軸及びカム軸がタ
イミングベルト等で結合しているため、各信号発生器1
及び2が設けられているカム軸がクランク軸の回転に確
実に同期しているとは限らず、基準位置信号STに誤差
が生じてしまう。そこで、基準位置信号発生器2をクラ
ンク軸に設けることも考えられるが、構造上の理由から
制限があるうえ、クランク軸が各気筒の1サイクルに対
して2回転するため1つの基準位置信号パルスが2つ気
筒に同時に対応してしまい、気筒識別手段を別に設ける
必要が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関点火制
御装置は以上のように、カム軸に設けられた気筒識別信
号発生器1及び基準位置信号発生器2からの気筒識別信
号SC及び基準位置信号STに基づいて基準位置B5°及
びB75°を検出しているので、誤差が生じてしまい、高
精度に制御することができないという問題点があった。
又、気筒の識別及び基準位置の検出を行うために気筒識
別信号発生器1及び基準位置信号発生器2を個別に設け
る必要があり、コストダウンが実現できないという問題
点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、クランク軸の回転に対応した正
確な補正基準位置を検出することにより、高精度の周期
計測電子進角制御を可能にすると共に、単一のカム軸信
号発生器を用いて気筒識別及び基準位置検出を行うこと
によりコストダウンを実現した内燃機関点火制御装置を
得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
点火制御装置は、カム軸に設けられて気筒識別情報及び
第1の基準位置を示すカム軸信号を生成するカム軸信号
発生器と、クランク軸に設けられて一定クランク角ピッ
チからなるパルス信号を生成するパルス信号発生器と、
第1の基準位置に対応した補正基準位置を起点にパルス
信号を計数して補正基準位置信号を生成する基準位置カ
ウンタと、カム軸信号から気筒識別情報を読取る気筒識
別手段と、カム軸信号、気筒識別情報及び補正基準位置
信号に基づいて各気筒に対する点火時期を演算制御する
マイコンとを備えたものである。
【0012】
【作用】この発明においては、気筒識別情報及び第1の
基準位置を示すカム軸信号とクランク軸の回転に対応し
たパルス信号とにより高精度の補正基準位置を求め、補
正基準位置を起点とした補正基準位置信号に基づいて点
火時期制御を行う。又、信号発生器を単一のカム軸信号
発生器のみとしてコストダウンを実現する。
【0013】又、この発明においては、マイコンが、安
定な運転領域での補正基準位置を起点として補正された
第2及び第3の基準位置を求め、これらに対応する計数
値を基準位置カウンタにプリセットして補正基準位置信
号を取得し、補正基準位置信号の第2及び第3の基準位
置に基づいて各気筒の点火時期を演算制御する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック図であ
り、5Aはマイコン5に対応している。11はカム軸に設け
られて気筒識別情報(後述するパルス幅)及び第1の基準
位置(所定のクランク角B5°)を示すカム軸信号SCT
を生成するカム軸信号発生器であり、カム軸信号SCT
は、気筒毎に異なるパルス幅を有する複数のパルスから
なっている。
【0015】12はクランク軸に設けられて一定クランク
角(例えば、3°)のピッチを有するパルス信号Pを生成
するパルス信号発生器であり、例えば、クランク軸と一
体のリングギアの歯に対向配置された電磁ピックアップ
からなっている。13はカム軸信号SCTを処理して送出
するためのインタフェース、14はパルス信号Pを処理し
て送出するためのインタフェースである。
【0016】15は安定な運転領域(後述する)での第1の
基準位置B5°に対応した補正基準位置を起点にパルス
信号Pを計数して補正基準位置信号ST′を生成する基
準位置カウンタであり、パルス信号Pがクロック入力端
子Cに印加されている。又、基準位置カウンタ15は、イ
ネーブル入力端子PEに基準位置検出信号Dが印加され
るとパルス信号Pの計数を開始し、その後、プリセット
入力端子PSに入力された計数値に達する毎にキャリー
信号を反転して補正基準位置信号ST′として出力す
る。
【0017】16はマイコン5Aの入力端子及び基準位置カ
ウンタ15のイネーブル入力端子PEに接続された切換回
路であり、不安定な運転領域(始動時等)においてはカム
軸信号SCTをマイコン5Aに入力し、安定な運転領域
(アイドリングや通常運転時)においては、カム軸信号S
CTに基づいて任意気筒の第1の基準位置B5°に対応
した基準位置検出信号Dを基準位置カウンタ15のイネー
ブル入力端子PEに入力する。切換回路16は、機能的に
マイコン5Aに含まれてもよい。
【0018】17はカム軸信号SCT及びパルス信号Pの
論理積をとるアンドゲート、18はアンドゲート17を通過
したパルス信号P(カム軸信号SCTの各パルス幅に対
応)を計数して気筒識別計数信号Tを生成する気筒識別
カウンタであり、これらは、カム軸信号SCTから気筒
識別情報を読取る気筒識別手段を構成している。気筒識
別カウンタ18は、カム軸信号SCTの立ち下がり(B5
°)毎に気筒識別計数信号Tをマイコン5Aに入力し、入
力と同時にマイコン5Aによりリセットされる。
【0019】この場合、マイコン5Aは、基準位置カウン
タ15のプリセット入力端子PSに所定の計数値を入力す
る機能と、運転領域に応じて切換回路16を切換える機能
とを有しており、各気筒に対する点火時期を、不安定な
運転領域においてはカム軸信号SCT及び気筒識別計数
信号Tに基づいて制御し、安定な運転領域においては気
筒識別計数信号T及び補正基準位置信号ST′に基づい
て演算制御する。
【0020】図2は図1の動作を説明するための波形図
である。ここでは、リングギアの歯数を120とし、パル
ス信号PのピッチΔθを3°、補正基準位置信号ST′
の第2の基準位置B5°′から次の気筒の第3の基準位
置B75°′まで(クランク角110°に対応)の計数値を37、
第3の基準位置B75°′から第2の基準位置B5°′ま
で(同70°に対応)の計数値を23としている。
【0021】補正基準位置信号ST′は、初期設定され
た補正基準位置θ0を起点として計数されたパルス信号
Pの計数値に基づいて生成される。尚、補正基準位置θ
0は、安定な運転領域で任意気筒(例えば、#1)の第1の
基準位置B5°を検出してから最初のパルス信号Pの立
ち下がりタイミングにより初期設定される。
【0022】又、カム軸信号SCTの各気筒に対応した
パルス幅T1〜T4は、パルス信号Pの計数値からなる気
筒識別計数信号Tにより、それぞれ、「18」、「23」、「28」
及び「33」で表わされる。これらのパルス幅T1〜T4は、
カム軸信号発生器11のスリット精度やノイズ等の影響に
よって気筒識別計数信号Tの計数値に±1程度の誤差が
生じても気筒識別が可能な範囲に、且つ、不安定運転領
域の強制通電点火制御で点火可能な通電エネルギが得ら
れる値に設定されている。
【0023】次に、図2を参照しながら、図1に示した
この発明の一実施例の動作について説明する。まず、エ
ンジン始動時等の不安定な運転領域においては、回転変
動が大きく、クランク角に正確に対応したパルス信号P
が得られないため、基準位置カウンタ15は作動せず、切
換回路16は、カム軸信号SCTをマイコン5Aに入力す
る。
【0024】又、気筒識別カウンタ18は、アンドゲート
17を通過したパルス信号P、即ち、カム軸信号SCTの
各パルス幅T1〜T4(Hレベル区間)に対応したパルス信
号Pを計数し、気筒識別計数信号Tとしてマイコン5Aに
入力する。従って、マイコン5Aは、カム軸信号SCT及
び気筒識別計数信号Tに基づいて強制通電点火(バイパ
ス)制御を行う。
【0025】次に、アイドリング運転状態に入り、回転
変動が極めて少ない安定な運転領域になると、パルス信
号Pが安定するので、パルス信号Pの計数値をクランク
角に対応させるために、補正基準位置θ0の初期設定を
行う。即ち、安定運転領域であることを判定すると、マ
イコン5Aは、切換回路16を基準位置カウンタ15側に切換
えると共に、基準位置カウンタ15の計数値を1にプリセ
ットし、基準位置カウンタ15に基準位置検出信号Dが入
力されるのを待つ。
【0026】切換回路16は、任意気筒の第1の基準位置
B5°を検出した時点で基準位置検出信号Dを生成し、
基準位置カウンタ15のイネーブル入力端子PEに印加す
る。これにより、基準位置カウンタ15は、クロック入力
端子Cに印加されるパルス信号Pの計数を開始するが、
計数値1がプリセットされているため、パルス信号Pの
最初の立ち下がりタイミング(補正基準位置θ0)で、補正
基準位置信号ST′を立ち下げる。このとき、気筒識別
計数信号Tがマイコン5Aに既に入力されているので、例
えば、気筒識別計数信号Tの計数値18により、マイコン
5Aは、#1気筒の第1の基準位置B5°であることが識
別される。
【0027】これと同時に、マイコン5Aは、基準位置カ
ウンタ15をリセットすると共に、次の気筒の第3の基準
位置B75°′に対応する計数値37を基準位置カウンタ15
のプリセット入力端子PSに印加する。従って、基準位
置カウンタ15は、基準位置検出信号Dが入力された補正
基準位置θ0(即ち、第2の基準位置B5°′)からパルス
信号Pの計数値が37に達した時点で補正基準位置信号S
T′を立ち上げ、第3の基準位置B75°′とする。
【0028】又、同様に、マイコン5Aは、基準位置カウ
ンタ15をリセットすると共に、第2の基準位置B5°′
に対応する計数値23を基準位置カウンタ15のプリセット
入力端子PSに印加する。従って、基準位置カウンタ15
は、第3の基準位置B75°′からパルス信号Pの計数値
が23に達した時点で、補正基準位置信号ST′を立ち下
げ、第2の基準位置B5°′とする。以下、第2及び第
3の基準位置B5°′及びB75°′で交互に反転する補正
基準位置信号ST′が生成され、通常の運転領域に入っ
ても連続的に生成される。
【0029】こうして得られた補正基準位置信号ST′
は、補正基準位置θ0を起点として、クランク軸の回転と
完全に同期しているため、ノイズ等を無視すれば、第2
及び第3の基準位置B5°′及びB75°′の検出誤差は
全く生じない。
【0030】マイコン5Aは、補正基準位置θ0以降のパル
ス信号Pの各立ち下がりタイミングがクランク角の3°
に対応することから、計数値37及び23の情報をマイコン
5A内のメモリに格納して交互にプリセット入力端子PS
に出力し、補正基準位置信号ST′の第2及び第3の基
準位置B5°′及びB75°′に基づいて各気筒の点火制
御(電子進角制御等)を行う。
【0031】このように、マイコン5Aは、カム軸信号S
CT及びパルス信号Pに基づいて、安定運転領域での補
正基準位置θ0を起点として、補正された第2及び第3の
基準位置B5°′及びB75°′を求め、これらに対応す
る計数値37及び23を基準位置カウンタ15にプリセットし
て補正基準位置信号ST′を取得することにより、各気
筒の点火時期を高精度に演算制御することができる。
【0032】又、マイコン5Aに入力される補正基準位置
信号ST′の波形は、従来の基準位置信号STと同一の
形態なので、マイコン5A内での演算処理を変化させる必
要がなく、従来と同様のソフトウェアを兼用することが
でき、特にコストアップを招くこともない。
【0033】尚、上記実施例では、基準位置カウンタ15
のプリセット計数値を1にして補正基準位置θ0を初期
設定したが、基準位置検出信号Dが生成されてから最初
のパルス信号Pの立ち下がりを検出する別のハードウェ
ア手段を用いてもよい。
【0034】又、4気筒の場合を例にとって説明した
が、6気筒以上の任意の複数気筒に対して適用できるこ
とは言うまでもない。又、第3の基準位置は、B75°′
に限らず、プリセット計数値により任意の基準位置に設
定することができる。
【0035】更に、パルス信号発生器6としてリングギ
アを用いたが、同様のパルス信号Pを発生するものであ
れば他の手段を用いてもよく、クランク軸の1回転の間
に発生するパルス数も120パルスに限定されることはな
い。
【0036】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、カム軸
に設けられて気筒識別情報及び第1の基準位置を示すカ
ム軸信号を生成するカム軸信号発生器と、クランク軸に
設けられて一定クランク角ピッチのパルス信号を生成す
るパルス信号発生器と、第1の基準位置に対応した補正
基準位置を起点にパルス信号を計数して補正基準位置信
号を生成する基準位置カウンタと、カム軸信号から気筒
識別情報を読取る気筒識別手段と、カム軸信号、気筒識
別情報及び補正基準位置信号に基づいて各気筒に対する
点火時期を演算制御するマイコンとを備え、カム軸信号
及びパルス信号に基づいてクランク軸の回転に対応した
正確な補正基準位置を求め、補正基準位置を起点とした
補正基準位置信号により点火時期制御を行うようにした
ので、高精度の周期計測電子進角制御を可能にすると共
に、単一のカム軸信号発生器によりコストダウンを実現
した内燃機関点火制御装置が得られる効果がある。
【0037】又、この発明によれば、マイコンが、安定
運転領域での補正基準位置を起点として補正された第2
及び第3の基準位置を求め、第2及び第3の基準位置に
対応する計数値を基準位置カウンタにプリセットして補
正基準位置信号を取得し、補正基準位置信号の第2及び
第3の基準位置に基づいて各気筒の点火時期を演算制御
するようにしたので、高精度の周期計測電子進角制御を
可能にすると共にコストダウンを実現した内燃機関点火
制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の動作を説明するための波形図であ
る。
【図3】従来の内燃機関点火制御装置を示すブロック図
である。
【図4】図3の装置の動作を説明するための波形図であ
る。
【符号の説明】
5A マイコン 11 カム軸信号発生器 12 パルス信号発生器 15 基準位置カウンタ 17 アンドゲート 18 気筒識別カウンタ SCT カム軸信号 ST′ 補正基準位置信号 B5° 第1の基準位置 B5°′ 第2の基準位置 B75°′ 第3の基準位置 Δθ ピッチ θ0 補正基準位置 P パルス信号 T 気筒識別計数信号 T1〜T4 パルス幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の気筒により駆動されるクランク軸
    及びこのクランク軸に連動するカム軸を有する内燃機関
    の点火制御装置であって、前記カム軸に設けられて気筒
    識別情報及び第1の基準位置を示すカム軸信号を生成す
    るカム軸信号発生器と、前記クランク軸に設けられて一
    定クランク角のピッチを有するパルス信号を生成するパ
    ルス信号発生器と、前記第1の基準位置に対応した補正
    基準位置を起点に前記パルス信号を計数して補正基準位
    置信号を生成する基準位置カウンタと、前記カム軸信号
    から前記気筒識別情報を読取る気筒識別手段と、前記カ
    ム軸信号、前記気筒識別情報及び前記補正基準位置信号
    に基づいて前記各気筒に対する点火時期を演算制御する
    マイコンと、を備えた内燃機関点火制御装置。
  2. 【請求項2】 マイコンは、安定な運転領域での補正基
    準位置を起点として補正された第2及び第3の基準位置
    を求め、前記第2及び第3の基準位置に対応する計数値
    を基準位置カウンタにプリセットし、補正基準位置信号
    により示される前記第2及び第3の基準位置に基づいて
    各気筒の点火時期を演算制御することを特徴とする請求
    項1の内燃機関点火制御装置。
  3. 【請求項3】 カム軸信号は気筒毎に異なるパルス幅を
    有する複数のパルスからなり、気筒識別手段は前記各パ
    ルス幅をパルス信号で計数して気筒識別計数信号を生成
    する気筒識別カウンタを含むことを特徴とする請求項1
    又は請求項2の内燃機関点火制御装置。
JP3156724A 1991-06-27 1991-06-27 内燃機関点火制御装置 Pending JPH051655A (ja)

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