JPH05150750A - 表示装置の駆動方式 - Google Patents

表示装置の駆動方式

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Publication number
JPH05150750A
JPH05150750A JP33552591A JP33552591A JPH05150750A JP H05150750 A JPH05150750 A JP H05150750A JP 33552591 A JP33552591 A JP 33552591A JP 33552591 A JP33552591 A JP 33552591A JP H05150750 A JPH05150750 A JP H05150750A
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JP
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column electrode
potential
row
selection
driving voltage
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Application number
JP33552591A
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English (en)
Inventor
Heihachiro Ebihara
平八郎 海老原
Mitsumasa Miyabe
光正 宮部
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、液晶表示装置のクロストーク低
減、コントラスト向上を目的とする。 【構成】 列電極駆動電圧が変化している期間、走査選
択信号を非選択電位に固定する。 【効果】 液晶に印加される駆動電圧波形に歪みがなく
なり、同一表示画素には同一の駆動電圧が印加され、か
つ波形歪みによって実効値差が狭くなる現象が解消され
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は複数の列電極と複数の行
電極を有する液晶表示パネルと、前記行電極に走査選択
信号を印加する行電極駆動回路と、前記列電極に表示デ
ータに基づいた列電極駆動信号を印加する列電極駆動回
路と、駆動電源回路と、制御回路で構成され、各表示画
素は選択期間と非選択期間を通して各画素の両端に印加
される駆動電圧の実効値に関係して駆動され、かつ前記
選択期間に各画素の両端に印加される駆動電圧の実効値
の差によって明暗の表示状態を表示する表示装置の駆動
回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図2は一般的な液晶表示装置の概念構成
図であり、複数の行電極X1 、X2 、・・・Xmは行電
極駆動回路203に接続され、複数の列電極Y1 、Y2
、・・・Ynは列電極駆動回路202に接続され、該
列電極駆動回路202と前記行電極駆動回路203は制
御回路201と駆動電源回路204にそれぞれ接続され
る。ここでmは偶数であるものとする。また表示データ
源は前記制御回路201に含めて考えるものとする。 【0003】図3は図2に於ける前記列電極駆動回路2
02、行電極駆動電圧回路203をより具体的に示した
ブロック図であり、前記駆動電源回路204は図示して
いない。図3に於いて前記列電極駆動回路202は前記
制御回路201からクロック信号を含む制御信号と表示
データを受け取り、該表示データを記憶する記憶回路3
01と、前記制御回路201からの制御信号によって、
行電極走査の1選択期間、前記記憶回路301の出力を
保持する保持回路302と、前記制御回路201からの
極性反転信号に基づいて前記データ保持回路302の出
力を反転させる電圧切替回路303と該電圧切替回路3
03の出力に基づいて表示パネル307の各列電極に与
える列電極駆動電圧を発生する出力回路304によって
構成され、前記行電極駆動回路203は前記制御回路2
01からクロック信号を含む制御信号を受け取り、行電
極走査選択信号を作成する走査信号発生回路305と、
該走査信号発生回路305の出力信号と前記制御回路2
01からの制御信号によって前記表示パネル307の各
行電極に与える行電極駆動電圧を発生する出力回路30
6によって構成される。 【0004】図4(a)、(b)は図2、図3に示した
液晶表示装置を駆動する場合の前記行電極、列電極に印
加する電圧の代表的な設定方法を示した図であり、図4
(a)はV1 乃至V6 の6レベルの電圧を用いる方式で
あり、図4(b)は±Vc、±Vsの4レベルの電圧を
用いる方式である。本発明はいずれの方式にも対応する
ものであるが、説明は図4(b)の方式を用いた場合に
ついて行う。 【0005】図5は、図4(b)の駆動方式を採用した
場合のより詳細な駆動波形を示したもので、図5に於い
て期間T1 、t1 は第1番目の行電極X1 を選択する期
間であり、期間T2 、t2 は第2番目の行電極X2 を選
択する期間であり、以下同様にして期間Tm、tmは第
m番目の行電極Xmを選択する期間である。期間T1乃
至Tm、期間t1 乃至tmをそれぞれ1フィールドと定
義すれば、前記第1番目の行電極X1 の各画素、P11乃
至P1 nは、1フィールド内に於いて期間T1もしくは
t1 の期間のみ選択され、その他の期間は非選択期間と
言う事になる。 【0006】非選択期間に行電極に印加される電位を基
準電位(0V)と定義した時、期間T1 に於いて前記行
電極X1 には+Vcが印加され、その他の行電極には0
Vが印加される。期間T2 に於いては前記行電極X2 に
+Vcが印加され、その他の行電極には0Vが印加され
る。以下同様にして期間Tmには前記行電極Xmに+V
cが印加され、その他の行電極には0Vが印加される。
次のフィールドに移ると期間t1 には前記行電極X1 に
−Vcが印加され、その他の行電極には0Vが印加さ
れ、期間t2 に於いては前記行電極X2 に−Vcが印加
され、その他の行電極には0Vが印加され、以下同様に
して期間tmには前記行電極Xmに−Vcが印加され、
その他の行電極には0Vが印加される。この方式はフィ
ールド反転方式と呼ばれる。図5に於いて記号Fはフィ
ールド反転信号を示す。 【0007】一方列電極に関しては、3つの列電極Y
a、Yb、Ycについて考える。また液晶は高い印加電
圧により明状態を表示する型のものであるとする。該列
電極Ya上の全ての画素の表示が明状態とし、前記列電
極Yb上の全ての画素の表示が暗状態とし、前記列電極
Yc上の画素の表示は交互に明状態と暗状態を行うもの
とすると、前記列電極Yaには前記期間T1 乃至Tmの
全ての期間に渡って−Vsが印加され、前記期間t1 乃
至tmの全ての期間に渡って+Vsが印加される。前記
列電極Ybには前記期間T1 乃至Tmの全ての期間に渡
って+Vsが印加され、前記期間t1 乃至tmの全ての
期間に渡って−Vsが印加される。また前記列電極Yc
には前記期間T1 、T3 、・・・Tmー1とt2 、t4 、
・・・tmには−Vsが印加され、前記期間T2 、T4
、・・・Tmとt1 、t3 、・・・tm-1には+Vs
が印加される。 【0008】すなわち各列電極には明状態の表示を行う
選択期間に於いては液晶の両端に印加される駆動電圧の
絶対値が|Vc+Vs|となるような列電極駆動電圧
(行電極駆動電圧が+Vcの場合は−Vs、行電極駆動
電圧が−Vcの場合は+Vs)が印加され、暗状態の表
示を行う選択期間に於いては液晶の両端に印加される駆
動電圧の絶対値が|VC−Vs|となるような列電極駆
動電圧(行電極駆動電圧が+Vcの場合は+Vs、行電
極駆動電圧が−Vcの場合は−Vs)が印加される。 【0009】この時前記第1行目の行電極X1 と前記列
電極Yaとの交点に形成される画素P1a、前記第1行目
の行電極X1 と前記列電極Ybとの交点に形成される画
素P1b、前記第1行目の行電極X1 と前記列電極Ycと
の交点に形成される画素P1cのそれぞれの両端に印加さ
れる駆動電圧は図5に示す如くとなる。該画素P1a、P
1 cに印加される駆動電圧の絶対値は選択期間に於いて
は|Vs+Vs|、非選択期間に於いては|Vs|とな
り、1フィールドに渡っての実効電圧はともに数1で示
される値となって、該画素P1a、P1cはともに前記明状
態を呈する。また前記画素P1bに印加される駆動電圧の
絶対値は選択期間に於いては|Vs−Vs|、非選択期
間に於いては|Vs|となり、1フィールドに渡っての
実効電圧は数2で示される値となって、該画素P1bは前
記暗状態を呈する。 【数1】 【数2】 【0010】数1、数2に於いて(Vc±Vs)2 /m
の項は選択期間に関する項であり、(m−1)・Vs2
/mの項は非選択期間に関する項である。明状態と暗状
態のコントラストはV1 /V2 の値が大きい方が良くな
る。V1 /V2 は数3で与えられ、その理論的最大値は
数4によって与えられる。 【数3】 【数4】 【0011】図5は理想的な波形を示したが、実際には
各部の波形には歪みがあり、図5の様にはならない。図
6は前記走査選択電圧には歪みがなく、前記列電極駆動
電圧に歪みが有る場合を描いた波形図である。これらの
波形図を検討すると、種々の点で表示品質を低下させる
要因がある事がわかる。 【0012】先ずともに明状態の表示となる前記画素P
1a、P1cの非選択期間について吟味すると、画素P1aの
場合は期間T1 から期間Tmまでの間(以下Tフィール
ドとする)データの変化がないため非選択期間T2 から
Tmまで+Vsが定常的に印加される。これに対し前記
画素P1cでは表示データが選択期間毎に変化し、この変
化の度毎に波形歪みの影響が出てしまい、非選択期間で
の実効電圧が低下する。従ってP1a、P1cは共に明状態
を表示するのであるが、その表示状態は異なってしま
う。 【0013】次に画素P1aとP1cに選択期間に印加され
る駆動電圧波形を比較してみると同一にはなっていない
事が分かる。すなわち選択期間T1 では前記画素P1aに
印加される電圧波形は、該期間T1 の前縁に於いて波形
歪みの影響が現れ、実効電圧が低下する事が分かる。こ
れに対し前記画素P1cに印加される駆動電圧は前記期間
T1 に於いて理想的な電圧波形が印加されている。 【0014】この原因が、当該選択期間に先行する選択
期間での列電極駆動電圧の状態による事は明かである。 【0015】以上の現象の結果として前記画素P1a、P
1cに印加される駆動電圧の実効値は等しくならず、異な
った表示状態を呈することになり、いわゆるクロストー
クの原因となる。勿論この現象はコントラストにも影響
する。 【0016】次に画素P1a、P1bについて吟味すると、
両者の非選択期間に於ける駆動電圧の実効値には差がな
い。しかし選択期間における駆動電圧波形には問題があ
る。すなわち選択期間T1 の前縁に於いて前記画素P1
a、P1bに印加される駆動電圧波形にはともに波形歪み
が生ずるが、その影響は両者で異なり、画素P1aでは実
効電圧が低下する方向となるが、画素P1bでは実効電圧
が増加する方向となる。このため明状態を呈する前記画
素P1aは暗くなり、暗状態を呈する画素P1bは明るくな
り、従ってコントラストが低下する。選択時の高い電圧
での波形歪の影響は極めて大きい。 【0017】更に前記走査選択信号にも歪みが有る場合
には特開平3−130797号公報(以下引例1とす
る)に有るように、選択期間から非選択期間に移行する
過程で駆動電圧波形が次行の表示データの影響を受け、
悪影響が生ずる。 【0018】程度の差はあれ、波形歪みが完全にはなく
せないものとして問題点を整理すると次の4つに要約で
きる。 (1)非選択期間に波形歪みの生ずる回数に差が生ずる
点。 (2)選択期間の前縁に於いて駆動電圧波形が前行の列
電極駆動電圧の状態の影響を受ける点。 (3)異なる表示状態の画素に関し、選択期間内の列電
極駆動電圧の波形歪が印加される駆動電圧波形にコント
ラストを低下させる方向に影響する。 (4)選択期間から非選択期間に移行する過程で駆動電
圧波形が次行の表示データの影響を受ける点。 【0019】これらの点に関し例えば前記引例1は「走
査パルスの立ち上がり時及び立ち下がり時の直前の所定
期間、各データ信号の電圧レベルを黒レベル及び白レベ
ルの一方に設定し、前記立ち上がり時及び立ち下がり時
の直後の所定期間電圧レベルを前記黒レベル及び白レベ
ルの他方に設定し」上記問題点の(2)、(4)を解決
しようとする技術で有る。これを本願の図5に示した場
合に適用すると、その結果は図7となる。 【0020】図7に於いて記号Fはフィールド反転信号
であり、また記号M、Nは高電位(論理1とする)の
時、表示データによらず列電極駆動電圧を特定の電位に
固定する信号である。図7の場合、信号Mは走査選択信
号の立ち上がり時及び立ち下がり時の直前の短時間論理
1となり、信号Nは走査選択信号の立ち上がり時及び立
ち下がり時の直後の短時間論理1となる。記号Da、D
b、Dcはそれぞ列電極Ya、Yb、Ycに表示される
べき表示データを示し、論理1の時、明状態を表示し、
論理0の時、暗状態を表示するものとする。従って列電
極Yaの画素は全て明状態を表示し、列電極Ybの画素
は全て暗状態を表示し、列電極Yc上の画素は行毎に明
状態と暗状態の表示を繰り返す事になる。 【0021】図7は走査選択信号の立ち上がり時及び立
ち下がり時の直前の短時間、列電極駆動電圧のレベルを
黒レベル(暗表示状態)に設定し、前記立ち上がり時及
び立ち下がり時の直後の短時間、列電極駆動電圧のレベ
ルを白レベル(明表示状態)に設定した場合を示してい
る。 【0022】図7によれば各選択期間の前縁、及び後縁
に於いて前記列電極駆動電圧は表示データによらず特定
電位に固定されるから、前記問題点の(1)、(4)に
関しては改善されている事が分かる。しかしながら前記
(2)に関しては改善されているように見えるものの、
実際にはフィールド反転を行うと1行目と他の行では同
一表示であっても波形が異なってしまう。この点につい
ては本発明が先願(引例4とする)に於いて述べた通り
であり、また前記問題点(3)については波形歪ではな
い部分も含めて選択期間の前縁のみでなく後縁にも波形
差が生じ、むしろ悪化していると考えられる。 【0023】次に図8は特開平2−6921号公報に記
載された技術による場合で有る。この技術は「1走査期
間毎に、液晶セルの印加電圧が0Vとなる期間を設け
る」もので、上記問題点(1)を改善しようとするもの
であるが、図8は選択期間の後縁で液晶に印可する駆動
電圧を0にする場合を示している。この場合も前記問題
点の(1)、(2)は改善されている。また(4)につ
いては、明表示の画素と暗表示の画素とでは波形が異な
るものの、同一の表示状態の画素については同一波形と
なるから(4)についても改善されているといって良
い。しかしながら(3)については選択期間の前縁に依
然として問題が取り残されてしまう。 【0024】図9は本発明者が先願(引例3とする)の
図1に於いて提案した駆動方式を示す動作波形図であ
り、行内反転(各選択期間内に駆動電圧の極性を反転す
る)とフィールド反転を組み合わせ、各選択期間の後縁
でのみ、各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態
若しくは暗状態のいずれかに該当する電位(図12では
暗状態)に固定する。この方式は前記問題点(1)、
(4)が解消されるが、前記引例4で述べた如くフィー
ルド反転直後の1行目と他の行とで、同一表示状態の駆
動電圧波形に差が生ずる。かつ(3)に関して前記引例
1の方式に比べて改善されるが、完全には解消しない。 【0025】 【発明が解決しようとする課題】そこで本発明が解決し
ようとする課題は、選択期間の駆動電圧波形に関する上
記問題点(2)、(3)、(4)を解決する事にある。 【0026】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が用いる第1の手段は、列電極駆動電圧が印加
される列電極群と、走査選択信号に基づく行電極駆動電
圧が印加される行電極群を有する表示装置の駆動方式で
あって、少なくとも選択期間の前縁に於いて、各列電極
に印可する前記列電極駆動電圧の電位がほぼ安定するま
での期間、前記走査選択信号の電位を非選択電位とする
事である。 【0027】上記課題を解決するために本発明が用いる
第2の手段は、列電極駆動電圧が印加される列電極群
と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、少なく
とも選択期間の後縁に於いて、各列電極に印可する前記
列電極駆動電圧の電位変化が開始するに先だって、前記
走査選択信号の電位を非選択電位とする事である。 【0028】上記課題を解決するために本発明が用いる
第3の手段は、列電極駆動電圧が印加される列電極群
と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、前記走
査選択信号を行内反転させると共に、少なくとも該行内
反転直後に於いて、各列電極に印可する前記列電極駆動
電圧の電位がほぼ安定するまでの期間、前記走査選択信
号の電位を非選択電位とする事である。 【0029】上記課題を解決するために本発明が用いる
第4の手段は、列電極駆動電圧が印加される列電極群
と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、前記走
査選択信号を行内反転させると共に、少なくとも該行内
反転直前に於いて、各列電極に印可する前記列電極駆動
電圧の電位変化が開始するに先だって、前記走査選択信
号の電位を非選択電位とする事である。 【0030】 【作用】上記手段を用いる事により上記問題点(2)、
(3)、(4)が解決される。すなわち選択期間に印加
される駆動電圧波形が、前行の列電極駆動電圧の状態の
影響を受けなくなり、また選択期間から非選択期間に移
行する過程で駆動電圧波形が次行の表示データの影響を
受けることがなくなり、更に選択期間内の列電極駆動電
圧の歪の影響も受けなくなる。 【0031】 【実施例】図10は図6に本発明を適用した場合の本発
明の第1の実施例であり、上記第1の解決手段と第2の
解決手段の両方を採用したものであり、各選択期間の前
縁に於いて、各列電極駆動電圧(Y)の電位変化がほぼ
安定するまでの期間、前記走査選択信号を非選択電位に
保持する。また各選択期間の後縁に於いて、選択期間の
終了に先だって前記走査選択信号を非選択電位に移行さ
せ、該移行がほぼ終了してから各列電極駆動電圧の電位
変化が開始されるようにする。具体的には信号Hを供給
し、該信号Hが高電位の時走査選択信号を強制的に非選
択電位とすれば良い。 【0032】図10に示した動作波形を図6の場合と比
較してみると、前記問題点の(2)、(3)、(4)が
解決される事が分かる。 【0033】図11は図7に本発明を適用した場合の第
2の実施例であり、各選択期間の前縁に於いて、各列電
極駆動電圧(Y)の電位変化がほぼ安定するまでの期
間、前記走査選択信号を非選択電位に保持する。また各
選択期間の後縁に於いて、電位固定に先立って前記走査
選択信号を非選択電位に移行させ、該移行がほぼ終了し
てから各列電極駆動電圧の電位固定が開始されるように
する。 【0034】図11に示した動作波形を図7の場合と比
較してみると、前記問題点の(1)、(2)、(3)、
(4)が全て解決される事が分かる。 【0035】図12は図8に本発明を適用した場合の第
3の実施例であり、各選択期間の前縁に於いて、各列電
極駆動電圧(Y)の電位変化がほぼ安定するまでの期
間、前記走査選択信号を非選択電位に保持する。また各
選択期間の後縁に於いて、電位固定に先立って前記走査
選択信号を非選択電位に移行させ、該移行がほぼ終了し
てから各列電極駆動電圧の電位固定が開始されるように
する。具体的には信号Hが高電位の時、前記走査選択信
号強制的に非選択電位にすれば良い。 【0036】図12に示した動作波形を図8の場合と比
較してみると、前記問題点の(1)、(2)、(3)、
(4)が全て解決される事が分かる。 【0037】図11、図12に於いて波線で示した波形
は、選択期間の後縁に於いて前記走査選択信号を非選択
電位に固定するタイミングを列電極駆動電圧の電位固定
と同時にした場合を示している。前記走査選択信号に歪
みが有っても、次の行の表示状態に関係なく、明状態の
場合も暗状態の場合もそれぞれ決まった波形を呈するの
で、前記列電極駆動電圧の電位固定開始時期と前記走査
選択信号の非選択電位への移行終了時期が多少重なって
も良い。 【0038】図13は図9に本発明を適用した場合の第
4の実施例であり、前記解決手段1、2を適用した場合
であって各選択期間の前縁に於いて、各列電極駆動電圧
(Y)の電位変化がほぼ安定するまでの期間、前記走査
選択信号を非選択電位に保持する。また各選択期間の後
縁に於いて、電位固定に先立って前記走査選択信号を非
選択電位に移行させ、該移行がほぼ終了してから各列電
極駆動電圧の電位固定が開始されるようにする。 【0039】図13に示した動作波形を図9の場合と比
較してみると、前記問題点の(1)と、選択期間の前縁
及び後縁に於ける前記問題点の(2)、(3)、(4)
が解決される事が分かる。しかし行内反転時に(3)の
問題点が残されてしまう。 【0040】図1は図13を更に改良した本発明の第5
の実施例であり、前記解決手段1、2、3、4を適用し
た場合であって各選択期間の前縁に於いて、各列電極駆
動電圧(Y)の電位変化がほぼ安定するまでの期間、前
記走査選択信号を非選択電位に保持し、また各選択期間
の後縁に於いて、電位固定に先立って前記走査選択信号
を非選択電位に移行させ、該移行がほぼ終了してから各
列電極駆動電圧の電位固定が開始されるようにするとと
もに、行内反転時に各列電極駆動電圧が変化を開始する
のに先立って前記走査選択信号を非選択電位に移行さ
せ、各列電極駆動電圧の電位変化がほぼ終了してから再
び前記走査選択信号を選択電位に移行させる。 【0041】図1に示した動作波形を図9の場合と比較
してみると、前記問題点の(1)と(2)、(3)、
(4)が全て解決される事が分かる。 【0042】所で例えば図10の実施例に於いて、「選
択期間」の定義を変更すると図14、図15、図16が
得られる。 【0043】図10に於いは選択期間の後縁で行われた
操作が、図14に於いては選択期間の前縁で行われる事
になる。すなわち各選択期間の前縁に於いて、列電極駆
動電圧の変化の開始タイミングを、前行の走査選択信号
がほぼ非選択電位になってから開始するとともに、該列
電極駆動電圧が当該行の表示データに基づく電圧にほぼ
安定するまでの間、当該行の走査選択信号を非選択電位
に固定する。 【0044】図10に於いて選択期間の後縁で行われた
操作が、図15に於いては選択期間の後縁で行われる事
になる。すなわち各選択期間の後縁に於いて、列電極駆
動電圧の変化の開始されるに先行して、走査選択信号を
非選択電位に移行させ、選択期間の終了に先だって該列
電極駆動電圧が次行の表示データに基づく電圧にほぼ安
定させるようにする。 【0045】図10に於いて選択期間の後縁で行われた
操作が、図16に於いては選択期間と選択期間の間で行
われる事になる。すなわち各選択期間の間に走査選択信
号が全て非選択電位になる安定化期間を設け、該安定期
間内に於いて、各列電極駆動電圧の、前行の表示データ
に基づく電圧から次行の表示データに基づく電圧への移
行をほぼ完了させる 【0046】図14、図15、図16に於いて、図7、
図8、図9に示したような列電極駆動電圧の固定を行う
場合は当然の事ながら前記走査選択信号が非選択電位に
有る期間内で行う事になる。 【0047】本発明の以上の実施例を要約すると、「少
なくとも各列電極駆動電圧が変化していると予測される
期間、各走査選択信号の電位がほぼ非選択電位となる如
く操作する事」になる。本発明は図示した実施例以外の
駆動方式にも有効である事は言うまでもない。本発明の
実施にあたり、液晶駆動電圧に残留する直流成分に関す
る考慮(例えば正極性方向と負極性方向の駆動時間を同
一にする等)がなされるべき事は当然である。 【0048】 【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば同一表示
状態の画素には常に等しい実効電圧が印可されるからク
ロストークの発生が抑えられ、かつ選択期間に表示状態
を悪化させる方向の電圧が印可されないからコントラス
トの低下も抑えられ、極めて良好な表示装置を提供する
事が出来その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第5実施例を示す動作波形図である。 【図2】液晶駆動回路の構成を示す図である。 【図3】液晶駆動回路のより詳細なブロック図である。 【図4】液晶駆動電圧の設定法を示す波形図である。 【図5】液晶の基本的な駆動波形を示す図である。 【図6】基本的な駆動方式の問題点を説明するための波
形図である。 【図7】従来例を説明するための動作波形図である。 【図8】従来例を説明するための動作波形図である。 【図9】従来例を説明するための動作波形図である。 【図10】本発明の第1の実施例を示す動作波形図であ
る。 【図11】本発明の第2の実施例を示す動作波形図であ
る。 【図12】本発明の第3の実施例を示す動作波形図であ
る。 【図13】本発明の第4の実施例を示す動作波形図であ
る。 【図14】本発明の第5の実施例を示す動作波形図であ
る。 【図15】本発明の第6の実施例を示す動作波形図であ
る。 【図16】本発明の第7の実施例を示す動作波形図であ
る。 【符号の説明】 201 制御回路 202 列電極駆動回路 203 行電極駆動回路 204 駆動電源回路 301 記憶回路 302 保持回路 303 電圧切替回路 304 出力回路 305 走査信号発生回路 306 出力回路 307 表示パネル

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、少なく
    とも各選択期間の前縁に於いて、各列電極に印可する前
    記列電極駆動電圧の電位がほぼ安定するまでの期間、前
    記走査選択信号の電位を非選択電位とする事を特徴とす
    る表示装置の駆動方式。 【請求項2】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、少なく
    とも各選択期間の後縁に於いて、各列電極に印可する前
    記列電極駆動電圧の電位変化が開始するに先だって、前
    記走査選択信号の電位を非選択電位とする事を特徴とす
    る表示装置の駆動方式。 【請求項3】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、前記走
    査選択信号を行内反転させると共に、少なくとも該行内
    反転直後に於いて、各列電極に印可する前記列電極駆動
    電圧の電位がほぼ安定するまでの期間、前記走査選択信
    号の電位を非選択電位とする事を特徴とする表示装置の
    駆動方式。 【請求項4】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、前記走
    査選択信号を行内反転させると共に、少なくとも該行内
    反転直前に於いて、各列電極に印可する前記列電極駆動
    電圧の電位変化が開始するに先だって、前記走査選択信
    号の電位を非選択電位とする事を特徴とする表示装置の
    駆動方式。 【請求項5】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、各選択
    期間の前縁に於いて、列電極駆動電圧の変化の開始タイ
    ミングを、前行の走査選択信号がほぼ非選択電位になっ
    てから開始するとともに、該列電極駆動電圧が当該行の
    表示データに基づく電圧にほぼ安定するまでの間、当該
    行の走査選択信号を非選択電位に固定する事を特徴とす
    る表示装置の駆動方式。 【請求項6】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、各選択
    期間の後縁に於いて、列電極駆動電圧の変化の開始され
    るに先行して、走査選択信号を非選択電位に移行させ、
    選択期間の終了に先だって該列電極駆動電圧が次行の表
    示データに基づく電圧にほぼ安定させるようにする事を
    特徴とする表示装置の駆動方式。 【請求項7】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、各選択
    期間の間に全ての走査選択信号が非選択電位になる安定
    化期間を設け、該安定期間内に於いて、各列電極駆動電
    圧の、前行の表示データに基づく電圧から次行の表示デ
    ータに基づく電圧への移行をほぼ完了させる事を特徴と
    する表示装置の駆動方式。 【請求項8】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって、少なく
    とも各列電極駆動電圧が変化していると予測される期
    間、各走査選択信号の電位がほぼ非選択電位となる如く
    操作する事を特徴とする表示装置の駆動方式。 【請求項9】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有する表示装置の駆動方式であって全ての走
    査選択信号が非選択電位に有る期間内に、列電極駆動電
    圧を表示データによらない固定電位に固定した事を特徴
    とする、 【請求項1】、 【請求項2】、 【請求項3】、 【請求項4】、 【請求項5】、 【請求項6】、 【請求項7】、 【請求項8】に記載の表示装置の駆動方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5870070A (en) * 1995-10-05 1999-02-09 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device and method for driving display device
US5929832A (en) * 1995-03-28 1999-07-27 Sharp Kabushiki Kaisha Memory interface circuit and access method
KR100604268B1 (ko) * 1999-06-03 2006-07-24 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액티브 매트릭스 액정표시장치 및 그 구동방법

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KR100604268B1 (ko) * 1999-06-03 2006-07-24 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액티브 매트릭스 액정표시장치 및 그 구동방법

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Effective date: 20050513

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