JP3270086B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3270086B2
JP3270086B2 JP32966491A JP32966491A JP3270086B2 JP 3270086 B2 JP3270086 B2 JP 3270086B2 JP 32966491 A JP32966491 A JP 32966491A JP 32966491 A JP32966491 A JP 32966491A JP 3270086 B2 JP3270086 B2 JP 3270086B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の列電極と複数の行
電極を有する液晶表示パネルと、前記行電極に走査選択
信号を印加する行電極駆動回路と、前記列電極に2値の
表示データに基づいた列電極駆動信号を印加する列電極
駆動回路と、駆動電源回路と、制御回路で構成され、各
表示画素は選択期間と非選択期間を通して各画素の両端
に印加される駆動電圧の実効値に関係して駆動され、か
つ前記選択期間に各画素の両端に印加される駆動電圧の
実効値の差によって明暗2つの表示状態を表示する表示
装置の駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は一般的な液晶表示装置の概念構成
図であり、複数の行電極X1 、X2 、・・・Xm は行電
極駆動回路203に接続され、複数の列電極Y1 、Y2
、・・・Ynは列電極駆動回路202に接続され、該
列電極駆動回路202と前記行電極駆動回路203は制
御回路201と駆動電源回路204にそれぞれ接続され
る。また表示データ源は前記制御回路201に含めて考
えるものとする。
【0003】図3は図2に於ける前記列電極駆動回路2
02、行電極駆動電圧回路203をより具体的に示した
ブロック図であり、前記駆動電源回路204は図示して
いない。図3に於いて前記列電極駆動回路202は前記
制御回路201からクロック信号を含む制御信号と表示
データを受け取り、該表示データを記憶する記憶回路3
01と、前記制御回路201からの制御信号によって、
走査選択信号の1選択期間、前記記憶回路301の出力
を保持する保持回路302と、前記制御回路201から
の極性反転信号に基づいて前記データ保持回路302の
出力を反転させる電圧切替回路303と該電圧切替回路
303の出力に基づいて表示パネル307の各列電極に
与える列電極駆動電圧を発生する出力回路304によっ
て構成され、前記行電極駆動回路203は前記制御回路
201からクロック信号を含む制御信号を受け取り、行
電極走査選択信号のタイミングを作成する走査信号発生
回路305と、該走査信号発生回路305の出力信号と
前記制御回路201からの制御信号によって前記表示パ
ネル307の各行電極に与える走査選択信号を発生する
出力回路306によって構成される。
【0004】図4(a)、(b)は図2、図3に示した
液晶表示装置を駆動する場合の前記行電極、列電極に印
加する電圧の代表的な設定方法を示した図であり、図4
(a)はV1 乃至V6 の6レベルの電圧を用いる方式で
あり、図4(b)は±Vc、±Vsの4レベルの電圧を
用いる方式である。本発明はいずれの方式にも対応する
ものであるが、説明は図4(b)の方式を用いた場合に
ついて行う。
【0005】図5は、図4(b)の駆動方式を採用した
場合の、より詳細な駆動波形を示したもので、図5に於
いて期間T1 、t1 は第1番目の行電極X1 を選択する
期間であり、期間T2 、t2 は第2番目の行電極X2 を
選択する期間であり、以下同様にして期間Tm 、tm は
第m 番目の行電極Xm を選択する期間である。期間T1
乃至Tm 、期間t1 乃至tm をそれぞれ1フィールドと
定義すれば、前記第1番目の行電極X1 の各画素、P11
乃至P1nは、1フィールド内に於いて期間T1もしくは
t1 の期間のみ選択され、その他の期間は非選択期間と
言う事になる。
【0006】非選択期間に行電極に印加される電位を基
準電位(0V)と定義した時、期間T1 に於いて前記行
電極X1 には+Vcが印加され、その他の行電極には0
Vが印加される。期間T2 に於いては前記行電極X2 に
+Vcが印加され、その他の行電極には0Vが印加され
る。以下同様にして期間Tm には前記行電極Xm に+V
cが印加され、その他の行電極には0Vが印加される。
次のフィールドに移ると期間t1 には前記行電極X1 に
−Vcが印加され、その他の行電極には0Vが印加さ
れ、期間t2 に於いては前記行電極X2 に−Vcが印加
され、その他の行電極には0Vが印加され、以下同様に
して期間tm には前記行電極Xm に−Vcが印加され、
その他の行電極には0Vが印加される。この方式はフィ
ールド反転方式と呼ばれ、k(k=1、2・・・)フィ
ールド毎に液晶駆動電圧の極性を反転する。反転方式に
はフィールド反転の他にL行毎反転(L=1、2・・
・)、行内反転がある。
【0007】一方列電極に関しては、3つの列電極Ya
、Yb 、Yc について考える。また液晶は高い印加電
圧により明状態を表示する型のものであるとする。該列
電極Ya 上の全ての画素の表示が明状態とし、前記列電
極Yb 上の全ての画素の表示が暗状態とし、前記列電極
Yc 上の画素の表示は交互に明状態と暗状態を行うもの
とすると、前記列電極Ya には前記期間T1 乃至Tm の
全ての期間に渡って−Vsが印加され、前記期間t1 乃
至tm の全ての期間に渡って+Vsが印加される。前記
列電極Yb には前記期間T1 乃至Tm の全ての期間に渡
って+Vsが印加され、前記期間t1 乃至tm の全ての
期間に渡って−Vsが印加される。また前記列電極Yc
には前記期間T1 、T3 、・・・Tm ー 1 とt2 、t4
、・・・tm には−Vsが印加され、前記期間T2 、
T4 、・・・Tm とt1 、t3 、・・・tm-1 には+V
sが印加される。
【0008】すなわち各列電極には明状態の表示を行う
選択期間に於いては液晶の両端に印加される駆動電圧の
絶対値が|Vc+Vs|となるような列電極駆動電圧
(行電極駆動電圧が+Vcの場合は−Vs、行電極駆動
電圧が−Vcの場合は+Vs)が印加され、暗状態の表
示を行う選択期間に於いては液晶の両端に印加される駆
動電圧の絶対値が|V−Vs|となるような列電極駆
動電圧(行電極駆動電圧が+Vcの場合は+Vs、行電
極駆動電圧が−Vcの場合は−Vs)が印加される。
【0009】この時前記第1行目の行電極X1 と前記列
電極Ya との交点に形成される画素P1a、前記第1行目
の行電極X1 と前記列電極Yb との交点に形成される画
素P1b、前記第1行目の行電極X1 と前記列電極Yc と
の交点に形成される画素P1cのそれぞれの両端に印加さ
れる駆動電圧は図7に示す如くとなる。該画素P1a、P
1cに印加される駆動電圧の絶対値は選択期間に於いては
|V+Vs|、非選択期間に於いては|Vs|とな
り、1フィールドに渡っての実効電圧はともに数1で示
される値となって、該画素P1a、P1cはともに前記明状
態を呈する。また前記画素P1bに印加される駆動電圧の
絶対値は選択期間に於いては|V−Vs|、非選択期
間に於いては|Vs|となり、1フィールドに渡っての
実効電圧は数2で示される値となって、該画素P1bは前
記暗状態を呈する。
【数1】
【数2】
【0010】数1、数2に於いて(Vc±Vs)2 /m
の項は選択期間に関する項であり、(m−1)・Vs2
/mの項は非選択期間に関する項である。明状態と暗状
態のコントラストはV1 /V2 の値が大きい方が良くな
る。
【0011】以上はあくまでも理想状態での説明であっ
て、実際には各波形に歪が生ずるため前記画素P1aとP
1cは同一の表示状態とはならない。この現象は図6に示
す波形図で説明される場合が多い。すなわち各部の波形
が、その状態を変化する度に歪みを生ずるものとする
と、前記画素P1aとP1cのそれぞれの両端に印加される
駆動電圧の実効値は、非選択期間に於ける列電極駆動電
圧の状態変化の回数の差によって異なった値となってし
まうため、前記画素P1aとP1cは同一の表示状態とはな
らず、これがクロストークの原因の1つとされている。
つまり図6に於いて前記数1の非選択期間の項は、前記
画素P1aの方が画素P1cよりも大きいから、前記画素P
1aの方がと前記画素P1cよりもより明るく見える事にな
り、クロストークが発生する。
【0012】この点に関する技術として例えば特開平3
−130797号公報(以下引例1とする)に記載の技
術が上げられる。該技術は選択期間近傍の波形歪みの影
響に着眼したものであって、非選択期間に於ける波形歪
みの影響に着眼した本願とは技術思想が異なるが、引例
の技術を実施すると結果的に本願の技術思想におよぶの
で、該引例をもって従来技術とする。
【0013】引例1の技術は「走査パルスの立ち上がり
時及び立ち下がり時の直前の所定期間、各データ信号の
電圧レベルを黒レベル及び白レベルの一方に設定し、前
記立ち上がり時及び立ち下がり時の直後の所定期間電圧
レベルを前記黒レベル及び白レベルの他方に設定する」
ものであり、これを本願の図5に示した場合に適用する
と、その結果は図7となる。
【0014】図7は走査選択信号の立ち上がり時及び立
ち下がり時の直前のΔt1 時間、列電極駆動電圧のレベ
ルを暗表示状態に設定し、前記立ち上がり時及び立ち下
がり時の直後のΔt2 時間、列電極駆動電圧のレベルを
明表示状態に設定した場合であり、更に走査選択信号に
は歪がなく、列電極駆動電圧(Y)の立ち上がり時及び
立ち下がりに波形歪みがあるものとして描いて有る。そ
の結果を本願の思想に基づいて検討すると、各画素の非
選択期間に印加される駆動電圧の変化の回数は、表示デ
ータによらずほぼ2m−2回となる事が分かり、したが
ってフィールド内に於ける実効電圧の非選択期間の項は
一定となるためクロストークが大幅に減少する。
【0015】さて図7では画素P1a、P1b、P1cに印加
される駆動電圧を示したが、図8はP1a、P2a、P1b、
P2bに印加される駆動電圧を示したものである。図8に
於いて選択期間に液晶画素の両端に印加される駆動電圧
に着目すると、第1行目とその他の行では、同一表示状
態であっても値が異なる事が分かる。すなわち画素P1a
と画素P2aは共に明表示状態を示すが、選択期間に印加
される駆動電圧の波形(斜線部分)に差が認められる。
また同様に画素P1bと画素P2bは共に暗表示状態を示す
が、選択期間に印加される駆動電圧の波形(斜線部分)
に差が認められる。
【0016】図8の場合について言えば、第1行目の画
素は同一表示状態にある他の行の画素に比べ、必ず明る
く見える事になる。この現象は、多くのOA用表示装置
が採用している駆動方式、すなわちパネルを上下に2分
割してそれぞれを独立に駆動する方式に於いて、パネル
の中央部に横線が見える、あるいは錯覚で上下で明るさ
が異なって見えると言う致命的な欠点となって現れる。
【0017】図9はフィールド反転を行わない例で、本
発明人の先願である特開平5−127622公報(以下
引例2とする)の図10に於いて提案した実施例の場合
を示す。図9に於いて記号Fはフィールド反転信号であ
り、記号Lは行毎反転信号であり、記号Iは行内反転信
号を示す。選択期間に印加される走査選択信号はF、
L、Iが全て低電位(論理0とする)か、若しくはどれ
か1つのみが0の時、高電位となり、その他の場合は低
電位となるものとする。また記号M、Nは高電位(論理
1とする)の時、表示データによらず列電極駆動電圧を
特定の電位に固定する信号である。またDa 、Db、Dc
はそれぞれ列電極Ya 、Yb 、Yc 上の各画素に表示
すべき表示データを示す信号で、論理1が明状態、論理
0が暗状態として示している。従って列電極Ya 上の画
素は全て明状態、列電極Yb 上の画素は全て暗状態、列
電極Yc 上の画素は明状態と暗状態を交互に表示する場
合を示している。
【0018】図9の場合、信号F、Lは常に0であり従
ってフィールド反転も、行毎反転も行わない。代わりに
信号Iが各選択期間内で0、1を繰り返し、行内反転を
行う。信号Mは走査選択信号の立ち上がり時及び立ち下
がり時の直前のΔt1 時間論理1となり、信号Nは常に
0を維持する。
【0019】図9に示した波形P1a、P2aを比較してみ
ると両者には違いがない事が分かる。すなわち選択期間
に於いて1行目の各画素に印加される駆動電圧が同一表
示状態の他行の画素に印加される駆動電圧と異なるのは
フィールド反転の影響によるものである事が分かる。
【0020】この問題を解決するために本発明者は引例
2とは異なる先願特開平6−110409号公報(以下
引例3とする)に於いて (1)前記走査選択信号の電圧極性をk(k=1、2・
・・)フィールド周期毎に反転させ、かつ前記走査選択
信号によって選択される各選択期間内に、表示データに
よらず前記列電極駆動電圧を一定時間明状態若しくは暗
状態に該当する電圧に固定する表示装置の駆動方式に於
いて、前記フィールド反転を行う毎に、前記固定すべ
き、明状態及び暗状態に該当する電圧を反転させる事を
特徴とする、表示装置の駆動方式。 (2)前記kフィールド周期よりも長い周期で更に前記
固定すべき、明状態及び暗状態に該当する電圧を反転さ
せる事を特徴とする、(1)に記載の表示装置の駆動方
式。 (3)前記kフィールド周期よりも長い周期で更にフィ
ールド反転の方向を反転させる事を特徴とする、(1)
に記載の表示装置の駆動方式。を提案した。
【0021】このうち、(1)は上記問題点を解決する
ためのものであるが、(2)及び(3)は(1)を実施
した場合、長期的にみて液晶に直流成分が印加される恐
れを排除する為の工夫であり、同一表示内容が長期間続
く場合には十分に効果が得られるものであるが、頻繁に
表示内容が変化する場合には、場合によって直流成分が
取りきれない可能性が有る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明が解決し
ようとする課題は、フィールド反転を行い、かつ非選択
期間内の列電極駆動電圧の切り替わる回数が表示データ
によらずほぼ一定となるように、列電極駆動電圧の固定
を行う表示装置に於いて、どのような表示状態にあって
も液晶に直流成分が残留しないようにする事にある。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が用いる第1の手段は列電極駆動電圧が印加さ
れる列電極群と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧
が印加される行電極群を有し、前記行電極駆動電圧の、
行内反転、行毎反転、またはk(k=1、2・・・)フ
ィールド周期毎のフィールド反転のうち、少なくとも前
記フィールド反転を行い、かつ行毎反転は行わず、前記
走査選択信号に基づく各選択期間の前縁または後縁の一
方に於いて一定時間各列電極駆動電圧を表示データによ
らず明状態及び暗状態に該当する電圧の一方に固定する
とともに、各選択期間の前縁または後縁の他の一方に於
いて一定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明
状態及び暗状態に該当する電圧の他方に固定する液晶表
示装置または前記フィールド反転と行内反転のみを行
い、行毎反転は行わず、前記走査選択信号に基づく各選
択期間の前縁または後縁のうち後縁のみに於いて一定時
間各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗
状態に該当する電圧の一方に固定する液晶表示装置に於
いて、前記フィールド反転の直前または直後の選択期間
をフィールド反転補正期間とし、該フィールド反転補正
期間の後縁に於ける前記列電極駆動電圧を、表示データ
によらず次の選択期間の後縁に於ける固定電圧による表
示状態と同一の表示状態に該当する電圧に固定するとと
もに、該補正期間に対応する行について明表示を視認さ
せない手段を有する事である。
【0024】上記課題を解決するために本発明が用いる
第2の手段は、列電極駆動電圧が印加される列電極群
と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
行電極群を有し、前記行電極駆動電圧の、行内反転、行
毎反転、またはk(k=1、2・・・)フィールド周期
毎のフィールド反転のうち、少なくとも前記フィールド
反転を行い、かつ行毎反転は行わず、前記走査選択信号
に基づく各選択期間の前縁または後縁の一方に於いて一
定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及
び暗状態に該当する電圧の一方に固定するとともに、各
選択期間の前縁または後縁の他の一方に於いて一定時間
各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗状
態に該当する電圧の他方に固定する液晶表示装置または
前記フィールド反転と行内反転のみを行い、行毎反転は
行わず、前記走査選択信号に基づく各選択期間の前縁ま
たは後縁のうち後縁のみに於いて一定時間各列電極駆動
電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に該当する
電圧の一方に固定する液晶表示装置に於いて、前記フィ
ールド反転の直前または直後にフィールド反転補正期間
を設け、該フィールド反転補正期間の後縁に於ける前記
列電極駆動電圧を、次に表示する最初の行の選択期間の
後縁に於ける固定電圧による表示状態と同じ表示状態に
該当する電圧に固定する事である。
【0025】上記課題を解決するために本発明が用いる
第3の手段は、列電極駆動電圧が印加される列電極群
と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
行電極群を有し、前記行電極駆動電圧の、行内反転、行
毎反転、またはk(k=1、2・・・)フィールド周期
毎のフィールド反転のうち、少なくとも前記フィールド
反転と行毎反転を行い、前記走査選択信号に基づく各選
択期間の前縁または後縁の一方に於いて一定時間各列電
極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に該
当する電圧の一方に固定するとともに、各選択期間の前
縁または後縁の他の一方に於いて一定時間各列電極駆動
電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に該当する
電圧の他方に固定する液晶表示装置または前記フィール
ド反転と行毎反転のみを行い、行内反転は行わず、前記
走査選択信号に基づく各選択期間の前縁または後縁のう
ち後縁のみに於いて、一定時間各列電極駆動電圧を表示
データによらず明状態及び暗状態に該当する電圧の一方
に固定する液晶表示装置に於いて、前記フィールド反転
の直前または直後にフィールド反転補正期間を設け、該
フィールド反転補正期間の後縁に於ける前記列電極駆動
電圧を、次に表示する最初の行の選択期間の後縁に於け
る固定電圧による表示状態と反対の表示状態に該当する
電圧に固定する事である。
【0026】上記課題を解決するために本発明が用いる
第4の手段は、列電極駆動電圧が印加される列電極群
と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
奇数個の行からなる行電極群を有し、前記行電極駆動電
圧の、行内反転、行毎反転、またはk(k=1、2・・
・)フィールド周期毎のフィールド反転のうち、少なく
とも前記フィールド反転と行毎反転を行い、前記走査選
択信号に基づく各選択期間の前縁または後縁の一方に於
いて一定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明
状態及び暗状態に該当する電圧の一方に固定するととも
に、各選択期間の前縁または後縁の他の一方に於いて一
定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及
び暗状態に該当する電圧の他方に固定する液晶表示装置
または前記フィールド反転と行毎反転のみを行い、行内
反転は行わず、前記走査選択信号に基づく各選択期間の
前縁または後縁のうち後縁のみに於いて、一定時間各列
電極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に
該当する電圧の一方に固定する液晶表示装置に於いて、
前記フィールド反転の直前または直後の選択期間をフィ
ールド反転補正期間とし、該フィールド反転補正期間の
後縁に於ける前記列電極駆動電圧を、表示データによら
ず次の選択期間の後縁に於ける固定電圧による表示状態
と反対の表示状態に該当する電圧に固定する事である
【0027】
【作用】上記手段を用いる事により、表示する行上の同
一表示状態の画素に印可される駆動電圧どの行でも
一となり、しかも2kフィールドの平均駆動電圧は0と
なり、液晶に直流成分が残留しない。
【0028】
【実施例】図10は本発明の第1の実施例であり、図5
乃至図8と同様、フィールド反転のみを行う場合の一例
であってT1 からTm までのフィールド(以下Tフィー
ルドとする)に於いては各選択期間の後縁に於いて前記
列電極駆動電圧を暗表示状態に該当する電圧に固定し、
各選択期間の前縁に於いて前記列電極駆動電圧を暗表示
状態に該当する電圧に固定し、t1 からtm までのフィ
ールド(以下tフィールドとする)に於いては各選択期
間の前縁に於いて前記列電極駆動電圧を暗表示状態に該
当する電圧に固定し、各選択期間の後縁に於いて前記列
電極駆動電圧を暗表示状態に該当する電圧に固定する。
【0029】期間Tx、txはフィールド反転補正期間
(以下端に補正期間とする)を示しており、列駆動電圧
は期間Txの後縁に於いて、次に表示される先頭行の選
択期間t1 の後縁で固定されるのと同一の表示状態に対
応する電圧に固定され、期間txの後縁でも次に表示す
る先頭行の選択期間T1 の後縁で固定されるのと同一の
表示状態に対応する電圧に固定される。図10のP1a、
P2aを比較するとそれぞれの選択期間に液晶両端に印加
される駆動電圧には差がない事が分かる。また同様にP
1b、P2bを比較するとそれぞれの選択期間に液晶両端に
印加される駆動電圧に差がない事が分かる。従って同一
表示状態にある画素の、前記Tフィールドとtフィール
ドの選択期間に印加される駆動電圧の平均値は行の位置
によらず同一となり、従って従来の問題点であった、1
行目の表示状態が他の行電極と異なると言う欠点が排除
される。
【0030】図10に於いて、前記補正期間は前記選択
期間と同じ幅である必要はなく、長くても短くても良い
が、分かりやすくするため以下の説明に於いては前記補
正期間は選択期間と同じ長さであるものとする。この場
合補正期間が表示期間として使用する事が出来るかどう
かの吟味が必要である。
【0031】フィールド反転の時期と前記補正期間との
位置関係は2つの場合が考えられる。即ち図10に於い
て、フィールド反転信号がF1 のタイミングの場合とF
2 のタイミングの場合が存在する。いまフィールド反転
信号がF1 とすると、Yaは期間Tx、txに於いて実
線で示した如くとなり、先行する他の行と異なる波形と
なるため表示に不都合である。一方フィールド反転信号
がF2 とすると、Yaは期間Tx、txに於いて波線で
示した如くとなり、やはり後続する他の行と異なる波形
となるため表示に不都合である。従って図10の実施例
の場合補正期間を選択期間とする表示は行わない。
【0032】前記補正期間に選択電圧を出力するかしな
いかは任意であり、更にその出力を見切り枠で隠したダ
ミー行に接続しても良いし、無接続としても良い。但
し、列電極を上下に分けて別々に駆動する構造に於いて
は、上側の列電極に対する前記ダミー行、及び下側の列
電極に対する前記ダミー行は画面中央部に形成されてい
てはならない。前記補正期間に於ける各列の表示データ
は任意で良いが、黒表示、若しくは白表示のいずれか一
方とする事が望ましい。
【0033】図10に於いてフィールド反転信号がF2
とした場合は、単純にフィールド反転直後の行は表示し
ない場合を含む事になる。また上記フィールド反転補正
期間は新たに設けても良いし、元来のフィールド内にあ
る選択期間を流用しても良い事は明らかである。例えば
図10は、元来のフィールド内にはm個の選択期間が有
り、これに1個の補正期間を設けるものとして描いた
が、これを元来のフィールド内にx個の選択期間があ
り、その1つを補正期間としたものと考えても良い。そ
して図10の場合、「0030」から「0032」に記
載した如く、補正期間とされた選択期間については表示
を行わないようにすれば良い。この点については以下の
実施例についても同様である。
【0034】図11、図12は本発明の第2の実施例で
あり、行毎反転とフィールド反転の両方を採用した駆動
方式の場合であって、前記引例2の図9に示した駆動方
式についての実施例であり、1フィールドの補正期間を
除く選択期間の数を偶数とした場合を示して有る。図1
1はフィールド反転信号Fの反転に先行して補正期間設
けられた場合であり、図12はフィールド反転信号Fの
反転の後に補正期間設けられた場合である。図11で
列駆動電圧は期間Txの後縁に於いて、次に表示される
先頭行の選択期間t1 の後縁で固定されるのと反対の表
示状態に対応する電圧に固定され、期間txの後縁でも
次に表示する先頭行の選択期間T1 の後縁で固定される
のと反対の表示状態に対応する電圧に固定される。図1
1のP1a、P2aを比較するとそれぞれの選択期間に液晶
両端に印加される駆動電圧には差がない事が分かる。ま
た同様にP1b、P2bを比較するとそれぞれの選択期間に
液晶両端に印加される駆動電圧に差がない事が分かる。
【0035】図11、図12の場合も補正期間が表示可
能かどうかを吟味すると、図11の場合は期間Tx、t
xに於いてYa、Ybは図で示した如くとなり、先行す
る他の行と同一波形となるため表示が可能である。一方
図12の場合は、Ya、Ybは期間Tx、txに於いて
図で示した如くとなり、やはり後続する他の行と同一の
波形となるため表示する事が出来る。従って図11、図
12の実施例の場合補正期間を選択期間として表示させ
ても良い。但しこの場合表示行数は奇数となる。
【0036】図11、図12に示した実施例に於いても
図10に示した実施例の場合と同様に同一表示状態にあ
る画素の、前記Tフィールドとtフィールドの選択期間
に印加される駆動電圧の平均値は行の位置によらず同一
となる事は明白である。
【0037】図12に於いて期間Txを選択期間とする
表示を行わない場合は、単純にフィールド反転直後の行
は表示しない事になる
【0038】図1は行内反転とフィールド反転を採用
する駆動方式に本発明を実施した第3の実施例であり、
前記引例2の図1に示した駆動方式についての実施例で
ある。図1に於いては図10と同様列駆動電圧は期間
Txの後縁に於いて、次に表示される先頭行の選択期間
t1 の後縁で固定されるのと同一の表示状態に対応する
電圧に固定され、期間txの後縁でも次に表示する先頭
行の選択期間T1 の後縁で固定されるのと同一の表示状
態に対応する電圧に固定される。図1のP1a、P2aを
比較するとそれぞれの選択期間に液晶両端に印加される
駆動電圧には差がない事が分かる。また同様にP1b、P
2bを比較するとそれぞれの選択期間に液晶両端に印加さ
れる駆動電圧に差がない事が分かる。図1は補正期間
がフィールド反転に先だって設けられる場合を示した
が、勿論フィールド反転の後に設けても良い。補正期間
が表示に適するかどうかの吟味は図10の場合と同様で
ある。
【0039】図1に示した実施例に於いても図10、
図11、図12に示した実施例の場合と同様に同一表示
状態にある画素の、前記Tフィールドとtフィールドの
選択期間に印加される駆動電圧の平均値は行の位置によ
らず同一となる事は明白である。
【0040】図1はライン内反転とライン反転とフィー
ルド反転の全てを採用する駆動方式に本発明を実施した
第4の実施例であり、前記引例2の図11、図12に示
した駆動方式についての実施例である。図1に於いては
図11、図12と同様1フィールドの補正期間を除く選
択期間の数を偶数とし、フィールド反転信号Fの反転に
先行して補正期間設けられた場合を示しており、列駆動
電圧は期間Txの後縁に於いて、次に表示される先頭行
の選択期間t1 の後縁で固定されるのと反対の表示状態
に対応する電圧に固定され、期間txの後縁でも次に表
示する先頭行の選択期間T1 の後縁で固定されるのと反
対の表示状態に対応する電圧に固定される。図1のP1
a、P2aを比較するとそれぞれの選択期間に液晶両端に
印加される駆動電圧には差がない事が分かる。また同様
にP1b、P2bを比較するとそれぞれの選択期間に液晶両
端に印加される駆動電圧に差がない事が分かる。
【0041】図1の場合に補正期間が表示可能かどうか
の吟味は図11、図12の場合と同様であり、また図1
に示した実施例に於いても前記Tフィールドとtフィー
ルドの選択期間に印加される駆動電圧の平均値は行の位
置によらず同一となる事は明白である。
【0042】上記図10、11、12、13、1の実施
例に於いて、明状態としたところを暗状態、暗状態とし
たところを明状態と置き換えても良い。
【0043】図11、図12、図1及び図10でフィー
ルド反転信号をF2 とした場合及び図12で補正期間を
フィールド反転の後に変更した場合から列電極に印加す
る列電極駆動電圧Yを論理的に求めると、論理X、P、
Qを数3としたとき、Yは数4で与えられる。
【数3】
【数4】
【0044】数4に於いてR=1とすれば、先に述べ
た、明状態としたところを暗状態、暗状態としたところ
を明状態とする置き換えをする事になる。
【0045】図10で図1でフィールド反転信号をF
1 とした場合は信号F、Rの論理を数5とすれば良い。
【数5】
【0046】図1は数5を具体的に実現した実施例を
示す回路図である。図1(a)の部分は全体に共通に
する事が出来る部分であり、図3に示した前記列電極駆
動回路202の中に設け、前記制御回路201から信号
R、F、L、I、M、N等を与えても良いし、制御回路
201の中に設けて、該制御回路201から前記列電極
駆動回路202に信号J、Kを送るようにしても良い。
勿論更に論理的変換を行って、制御回路201と列電極
駆動回路202の両方に分割して設けるようにしても良
い。
【0047】図1(b)は表示データを論理に含める
部分であり、各列電極に対応してそれぞれ必要であり、
図13では前記電圧切替回路303と前記出力回路30
4とに振り分けて構成した例を示している。
【0048】上記は図4(b)の如き電圧設定の場合に
ついて説明したが、図4(a)の如き電圧設定の場合
は、論理Sを数6の様に定義すると、V1 、V3 、V4
、V6 を選択すべきタイミングは数7によって得られ
る。
【0049】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、1フィ
ールド内の非選択期間に各記列電極に印加される列電極
駆動電圧の変化回数は表示パターンによらずほぼ同数と
なるようにした液晶表示装置において、波形歪みによる
実効値の変化量を等しくしクロストークを軽減して、さ
らにフィールド反転の操作によって1行目の表示状態が
他の行と異なるという致命的な欠点を解除出来る上、液
晶に直流成分が残留する事がなく、高性能な表示装置を
提供するに効果が大きい。なお上記説明は2値表示の表
示装置の場合について行ったが、階調表示を行う場合に
ついても有効であり、2値表示の場合に限定しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第4の実施例を示す動作波形図であ
る。
【図2】液晶駆動回路の構成を示す図である。
【図3】液晶駆動回路のより詳細なブロック図である。
【図4】液晶駆動電圧の設定法を示す波形図である。
【図5】液晶の基本的な駆動波形を示す図である。
【図6】クロストークの原因の1つを説明するための波
形図である。
【図7】従来例を説明するための動作波形図である。
【図8】従来例の問題点を説明するための動作波形図で
ある。
【図9】問題を生じない従来例の説明図である。
【図10】本発明の第1の実施例を示す動作波形図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施例を示す動作波形図であ
る。
【図12】 本発明の第2の実施例を示す動作波形図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施例を示す動作波形図であ
る。
【図14】本発明の具体的実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
201 制御回路 202 列電極駆動回路 203 行電極駆動回路 305 走査信号発生回路 307 表示パネル

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有し、前記行電極駆動電圧の、行内反転、行
    毎反転、またはk(k=1、2・・・)フィールド周期
    毎のフィールド反転のうち、少なくとも前記フィールド
    反転を行い、かつ行毎反転は行わず、前記走査選択信号
    に基づく各選択期間の前縁または後縁の一方に於いて一
    定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及
    び暗状態に該当する電圧の一方に固定するとともに、各
    選択期間の前縁または後縁の他の一方に於いて一定時間
    各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗状
    態に該当する電圧の他方に固定する液晶表示装置または
    前記フィールド反転と行内反転のみを行い、行毎反転は
    行わず、前記走査選択信号に基づく各選択期間の前縁ま
    たは後縁のうち後縁のみに於いて一定時間各列電極駆動
    電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に該当する
    電圧の一方に固定する液晶表示装置に於いて、 前記フィールド反転の直前または直後の選択期間をフィ
    ールド反転補正期間とし、該フィールド反転補正期間の
    後縁に於ける前記列電極駆動電圧を、表示データによら
    ず次の選択期間の後縁に於ける固定電圧による表示状態
    と同一の表示状態に該当する電圧に固定するとともに、
    該補正期間に対応する行について明表示を視認させない
    手段を有する事を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有し、前記行電極駆動電圧の、行内反転、行
    毎反転、またはk(k=1、2・・・)フィールド周期
    毎のフィールド反転のうち、少なくとも前記フィールド
    反転を行い、かつ行毎反転は行わず、前記走査選択信号
    に基づく各選択期間の前縁または後縁の一方に於いて一
    定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及
    び暗状態に該当する電圧の一方に固定するとともに、各
    選択期間の前縁または後縁の他の一方に於いて一定時間
    各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗状
    態に該当する電圧の他方に固定する液晶表示装置または
    前記フィールド反転と行内反転のみを行い、行毎反転は
    行わず、前記走査選択信号に基づく各選択期間の前縁ま
    たは後縁のうち後縁のみに於いて一定時間各列電極駆動
    電圧を表示データによらず明状態及び暗状態 に該当する
    電圧の一方に固定する液晶表示装置に於いて、 前記フィールド反転の直前または直後に フィールド反転
    補正期間を設け、該フィールド反転補正期間の後縁に於
    ける前記列電極駆動電圧を、次に表示する最初の行の選
    択期間の後縁に於ける固定電圧による表示状態と同じ表
    示状態に該当する電圧に固定する事を特徴とする液晶表
    示装置。
  3. 【請求項3】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    行電極群を有し、前記行電極駆動電圧の、行内反転、行
    毎反転、またはk(k=1、2・・・)フィールド周期
    毎のフィールド反転のうち、少なくとも前記フィールド
    反転と行毎反転を行い、前記走査選択信号に基づく各選
    択期間の前縁または後縁の一方に於いて一定時間各列電
    極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に該
    当する電圧の一方に固定するとともに、各選択期間の前
    縁または後縁の他の一方に於いて一定時間各列電極駆動
    電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に該当する
    電圧の他方に固定する液晶表示装置または前記フィール
    ド反転と行毎反転のみを行い、行内反転は行わず、前記
    走査選択信号に基づく各選択期間の前縁または後縁のう
    ち後縁のみに於いて一定時間各列電極駆動電圧を表示デ
    ータによらず明状態及び暗状態に該当する電圧の一方に
    固定する液晶表示装置に於いて、 前記フィールド反転の直前または直後に、 フィールド反
    転補正期間を設け、該フィールド反転補正期間の後縁に
    於ける前記列電極駆動電圧を、次に表示する最初の行の
    選択期間の後縁に於ける固定電圧による表示状態と反対
    の表示状態に該当する電圧に固定する事を特徴とする
    晶表示装置。
  4. 【請求項4】 列電極駆動電圧が印加される列電極群
    と、走査選択信号に基づく行電極駆動電圧が印加される
    奇数個の行からなる行電極群を有し、前記行電極駆動電
    圧の、行内反転、行毎反転、またはk(k=1、2・・
    ・)フィールド周期毎のフィールド反転のうち、少なく
    とも前記フィールド反転と行毎反転を行い、前記走査選
    択信号に基づく各選択期間の前縁または後縁の一方に於
    いて一定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明
    状態及び暗状態に該当する電圧の一方に固定するととも
    に、各選択期間の前縁または後縁の他の一方に於いて一
    定時間各列電極駆動電圧を表示データによらず明状態及
    び暗状態に該当する電圧の 他方に固定する液晶表示装置
    または前記フィールド反転と行毎反転のみを行い、行内
    反転は行わず、前記走査選択信号に基づく各選択期間の
    前縁または後縁のうち後縁のみに於いて、一定時間各列
    電極駆動電圧を表示データによらず明状態及び暗状態に
    該当する電圧の一方に固定する液晶表示装置に於いて、 前記フィールド反転の直前または直後の選択期間をフィ
    ールド反転補正期間とし、該フィールド反転補正期間の
    後縁に於ける前記列電極駆動電圧を、表示データによら
    ず次の選択期間の後縁に於ける固定電圧による表示状態
    と反対の表示状態に該当する電圧に固定する事を特徴と
    する液晶表示装置。
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