JPH0513988Y2 - - Google Patents

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JPH0513988Y2
JPH0513988Y2 JP1991049574U JP4957491U JPH0513988Y2 JP H0513988 Y2 JPH0513988 Y2 JP H0513988Y2 JP 1991049574 U JP1991049574 U JP 1991049574U JP 4957491 U JP4957491 U JP 4957491U JP H0513988 Y2 JPH0513988 Y2 JP H0513988Y2
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    • F02N15/02—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
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    • F02N15/06—Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing including disengaging toothed gears the toothed gears being moved by axial displacement
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は支持体の補強材
を有する熱機関用スタータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 熱機関用スタータは、通常、ピ
ニオンハウジングを含む支持体を有するものであ
るが、このピニオンハウジングは、スタータモー
タのシヤフトの末端の軸受をなすものであり、こ
のシヤフトに沿つて、スタータのプランジヤが移
動する。該支持体は、大抵の場合、耳状の出張り
を有しており、この出張りを介して、スタータ
は、当該熱機関のギヤボツクスに固定される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 容易に理解さ
れるように、ピニオンハウジングは、熱機関の本
来の振動による強い応力ならびに道路の凹凸に起
因する応力を受けるが、とりわけ、プランジヤの
ピニオンが熱機関のリングギヤに回転を与える際
の抗力を受ける。
【0004】 上記事情により、このピニオンボツク
スは、相当な強度を有するものでなければなら
ず、従つて、その材料の選択には注意を要する。
それ故、この材料は高価なものとなり、これは製
造コストの上昇につながる。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の目的
は、強度の比較的乏しい材料よりなる熱機関用ス
タータの支持体を提供することである。
【0006】 本考案によれば、支持体を補強するた
めの装置が、ピニオンハウジングの個所に設けら
れる。
【0007】
【実施例】 以下、図面を参照して説明すると、
内燃機関用スタータの主要部を示す図１におい
て、このスタータは、電動モータ１およびマグネ
ツトスイツチ２を有している。マグネツトスイツ
チ２は、プランジヤ３をシヤフト４に沿つて移動
させることにより、ピニオン３ａを、図示しない
熱機関のリングギヤにかみ合わせる。
【0008】 シヤフト４の末端は、支持体６のピニ
オンハウジング６ａに保持された軸受５内で回転
する。上記支持体６には、モータ１ならびにマグ
ネツトスイツチ２が取りつけられる。通例に従
い、ピニオンハウジング６ａは、中空の截頭錐体
状の形態をとり、１つの平面により切断されて、
ピニオン３ａの移動を許容する開口部６ｂを形成
する。
【0009】 本考案の場合、支持体６は、鋳造アル
ミニウムもしくはプラスチツク等の、強度の乏し
い材料よりなり、ピニオンハウジング６ａの部分
にかかる応力は、補強部材すなわちシエル７が受
ける。
【0010】 ひび割れにつながりうるようなピニオ
ンハウジングの変形は、上記シエル７によつて防
止される。このシエル７は、フランジ７ａを有し
ており、このフランジ７ａは支持体６の肩部６ｃ
に当接する。また、フランジ７ａは、シエル７を
支持体６に取りつけるためのねじ８を通す穴を具
備する。
【0011】 シエル７の形状はピニオンハウジング
６ａの形状と相似である。従つて、上記開口部６
ｂと対応した切欠き部７ｂを有する。図示した実
施例においては、この切欠き部７ｂの***縁部７
ｃは、開口部６ｂの稜に沿つて延び、かつこれに
当接する。
【0012】 本考案の別の実施例においては、シエ
ルは、インサート６′を構成し、このインサート
６′上に、支持体６をモールデイング形成する。
インサート６′の截頭錐体状の部分は、ピニオン
ハウジング６ａの壁の内部に埋設され、インサー
ト６′のフランジは、肩部６ｃ（図２）をなす壁の
内部に埋設される。
【0013】 図３においては、シエルの一実施例を
示す。この実施例のシエルは、フランジ７ａと、
このフランジ７ａに対して垂直な壁部分７ｄと、
フランジ７ａに対して平行な壁部分７ｆで終結す
る截頭錐体状部分７ｅとからなる。
【0014】 図４においては、材料を節約すべく２
個のシエルを同時に製造する場合の組型９を示
す。 組型９は、互いに向かい合つた２個のシエル７
よりなり、これらは***縁部７ｃに対して垂直な
仕切壁９ａによつて互いに連結されている。一旦
組型の完成した後、仕切壁９ａを図中の２本の一
点鎖線に沿つて切断し、その結果、縁面７ｃの
各々には、最小の出張り７ｇのみが残る。
【0015】 図５においては、本願の出願人による
フランス国特許出願番号第8103698号（フランス
国特許第2500538号公報）に記載の熱機関用スタ
ータを示す。このスタータは、基部プレート１０
を有しており、この基部プレート１０は、支持体
６における固定用脚部６ｄ，６ｅ，６ｆと向かい
合いに位置させられた耳部１０ａを具備してい
る。
【0016】 従つて、上記脚部６ｄ，６ｅ，６ｆ
は、基部プレート１０と、熱機関のギヤーボツク
ス１３（図６参照）との間にはさまれて締めつけ
られる。かくして、支持体６は、上記先行技術文
献に記載の通り、これらの脚部の個所において圧
縮応力を受ける以外には、何らの応力も受けるこ
とがない。
【0017】 図示した実施例においては、支持体６
は、プラスチツクのモールデイングによつて作ら
れている。従つて、支持体６は、材質の点で弱
く、圧縮応力を受けると変形する
【0018】 上記事情により、シエル７のフランジ
７ａと基部プレート１０の間には、控え部材１１
（図６）が設けられる。かくして、支持体６は、
控え部材１１を貫通するボルト１２の介在によ
り、スタータがエンジンへ固定される個所におい
ては、何らの圧縮応力も受けることがなくなる。
支持体６にかかる上記以外の応力は、シエル７に
伝えられる。従つて、支持体６の材料に、強度の
さして高くないものを使用できることになる。
【0019】 図７の実施例においては、シエルは、
図２の場合と同様に、インサートの形に作られ、
同じく、プラスチツクのモールデイングによつて
包み込まれる。
【0020】 このような状態にあることと、支持体
に圧縮応力が一切伝わらないようにする必要があ
ることから、先述した場合と同様に、控え部材１
１が、エンジンのギヤーボツクス１３と基部プレ
ート１０の間に設けられる。
【0021】 以上に述べたように、本発明によつ
て、熱機関用スタータの支持体を、プラスチツク
のモールデイングによつて作ることが可能とな
る。
【0022】 なお、本明細書の記載は、単なる例示
にとどまるものであることは言うまでもない。細
部における均等物による置換は、本考案の技術範
囲を出ることはない。例えば、スタータモータ
は、油圧式、空圧式等のタイプであつてよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案による熱機関用スタータの一部断
面図である。
【図２】別の実施例のスタータの一部断面図であ
る。
【図３】本考案によるシエルの斜視図である。
【図４】２個のシエルを同時に製造する際の組型
の正面図である。
【図５】プラスチツク製の支持体に補強シエルを
装着したスタータの斜視図である。
【図６】図５の−線による拡大部分断面
図である。
【図７】シエルがインサートを構成し、支持体を
その周囲にモールデイング形成するようにした変
形例の拡大部分断面図である。
【符号の説明】
６……支持体、６ａ……ピニオンハウジング、
６ｂ……開口部、６ｄ，６ｅ，６ｆ……固定用脚
部、７……シエル、７ａ……フランジ、９……組
型、１０……基部プレート、１１……控え部材、
１２……固定用ねじ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 熱機関のギヤーボツクス１３に固
    定された支持体６を有し、前記支持体６のピニオ
    ンハウジング６ａは軸４のための軸受を構成し、
    前記軸４に沿つてプランジヤ３が摺動する熱機関
    用スタータであつて、支持体６のピニオンハウジ
    ング６ａにはシエル７が装着され、前記シエル７
    は前記ピニオンハウジング６ａにおける開口部６
    ｂの稜に当接する***部材７ｃを有しており、か
    つ、支持体６に当接するフランジ７ａを介して当
    該支持体６に固定されることを特徴とする熱機関
    用スタータ。
  2. 【請求項２】 シエル７のフランジ７ａは、当該
    スタータを当該熱機関に固定するための手段１２
    によつて、支持体６に固定されることを特徴とす
    る請求項１に記載の熱機関用スタータ。
  3. 【請求項３】 支持体６における固定用脚部６
    ｄ，６ｅ，６ｆは、基部プレート１０と、熱機関
    への固定用ねじ１２の間ではさまれ、シエル７の
    フランジ７ａと基部プレート１０の間には、当該
    脚部６ｄ，６ｅ，６ｆに圧縮応力がかかるのを防
    止すべく控え部材１１が設けられることを特徴と
    する請求項２に記載の熱機関用スタータ。
JP1991049574U 1982-05-18 1991-06-03 支持体補強部材を有する熱機関用スタータ Granted JPH04103261U (ja)

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FR8208981 1982-05-18
FR8208981A FR2527271B1 (fr) 1982-05-18 1982-05-18 Demarreur pour moteur thermique comportant un renfort de son support

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JPH0513988Y2 true JPH0513988Y2 (ja) 1993-04-14

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JP58088320A Pending JPS58210362A (ja) 1982-05-18 1983-05-18 支持体補強部材を有する熱機関用スタ−タ
JP1991049574U Granted JPH04103261U (ja) 1982-05-18 1991-06-03 支持体補強部材を有する熱機関用スタータ

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