JPH05138420A - 多層基板の加工位置補正方法 - Google Patents
多層基板の加工位置補正方法Info
- Publication number
- JPH05138420A JPH05138420A JP30743591A JP30743591A JPH05138420A JP H05138420 A JPH05138420 A JP H05138420A JP 30743591 A JP30743591 A JP 30743591A JP 30743591 A JP30743591 A JP 30743591A JP H05138420 A JPH05138420 A JP H05138420A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- point
- points
- line segment
- multilayer substrate
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多層基板の先に形成された回路パターンに対
し、位置精度良く穴明けを行う。 【構成】 積層前のプリント基板の四隅に測定用のマー
クP1、P2、P3、P4を配置すると共に、基準位置
から各マークP1、P2、P3、P4までの距離を計測
し、積層後の多層基板を加工する際に、再び前記基準位
置から各マークP11、P21、P31、P41までの
距離を計測し、各計測結果を比較すると共に、その比較
結果V1、V2、V3、V4に基づいて、プログラムか
ら指定される加工位置POをPO1に補正する。
し、位置精度良く穴明けを行う。 【構成】 積層前のプリント基板の四隅に測定用のマー
クP1、P2、P3、P4を配置すると共に、基準位置
から各マークP1、P2、P3、P4までの距離を計測
し、積層後の多層基板を加工する際に、再び前記基準位
置から各マークP11、P21、P31、P41までの
距離を計測し、各計測結果を比較すると共に、その比較
結果V1、V2、V3、V4に基づいて、プログラムか
ら指定される加工位置POをPO1に補正する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層基板に穴明けを行
うのに好適な加工位置補正方法に関するものである。
うのに好適な加工位置補正方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント基板の穴明け加工は、加工用の
プログラムに指定された位置に基づいて、プリント基板
とドリルを相対移動させて行っている。
プログラムに指定された位置に基づいて、プリント基板
とドリルを相対移動させて行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリント基板は、配線
の高密度化にともなって、配線パターンが細くなると共
に、多層化が進められ、多層基板の加工が増加してい
る。多層基板は、個別に形成された複数のプリント基板
とプリプレグを交互に積層し、高温高圧下で加熱圧着し
たのち、穴明け加工を行っている。
の高密度化にともなって、配線パターンが細くなると共
に、多層化が進められ、多層基板の加工が増加してい
る。多層基板は、個別に形成された複数のプリント基板
とプリプレグを交互に積層し、高温高圧下で加熱圧着し
たのち、穴明け加工を行っている。
【0004】このように、多層基板は、加熱圧着工程が
入るため、伸縮による変形が発生し、しかも、その変形
は、多層基板1枚毎に異なっている。このような多層基
板を従来と同じ方法で加工した場合、プログラムで指定
された加工位置と、多層基板に形成された配線パターン
の位置がずれてしまうため、加工不良の原因となる。
入るため、伸縮による変形が発生し、しかも、その変形
は、多層基板1枚毎に異なっている。このような多層基
板を従来と同じ方法で加工した場合、プログラムで指定
された加工位置と、多層基板に形成された配線パターン
の位置がずれてしまうため、加工不良の原因となる。
【0005】本発明の目的は、上記の事情に鑑み、伸縮
により変形が生じた多層基板に対して、位置精度良く穴
明け加工が行えるようした多層基板の加工位置補正方法
を提供することにある。
により変形が生じた多層基板に対して、位置精度良く穴
明け加工が行えるようした多層基板の加工位置補正方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、積層前のプリント基板の四隅に
測定用の、マークを配置すると共に、基準位置から各マ
ークまでの距離を計測し、積層後の多層基板を加工する
際に、再び前記基準位置から各マークまでの距離を計測
し、各計測結果を比較すると共に、その比較結果に基づ
いて、プログラムから指定される加工位置を補正する。
め、本発明においては、積層前のプリント基板の四隅に
測定用の、マークを配置すると共に、基準位置から各マ
ークまでの距離を計測し、積層後の多層基板を加工する
際に、再び前記基準位置から各マークまでの距離を計測
し、各計測結果を比較すると共に、その比較結果に基づ
いて、プログラムから指定される加工位置を補正する。
【0007】
【作用】上記における補正方法の考え方を、図2により
説明する。
説明する。
【0008】点P1と点P2を結ぶ線分Aと、点P3と
点P4を結ぶ線分Bが、点P1と点P3が距離V1、点
P2と点P4が距離V2だけ離れているとき、各線分
A、Bの同一比率α内分点R1、R2の距離を求める。
線分Aと、点P1と点R1を結ぶ線分aの比は、 A:a=1:α ………(1) となる。同様に、線分Bと、点P3と点R2を結ぶ線分
bの比も、 B:b=1:α ………(2) となる。ここで、線分Bを距離V2だけ平行移動させ、
点P2と点P4を重ねる。そして、点P3、点R2の移
動後の位置を、それぞれ、点P31、点R21とする
と、点P3と点P31には、 P3=P1+V1 ………(3) P3=P31+V2 ………(4) の関係が成り立つ。そして、点P31と点P1の距離V
11は、 V11=V1−V2 ………(5) で求めることができる。ここで、三角形P1P2P31
と、三角形R1P2R21は相似形であるから、点R1
と点R21の距離V12は、 V12=(A−a)/A・(V1−V2) =(1−α)(V1−V2)………(6) である。よって、(6)式により、点R1と点R2の距
離V13は、 V13=(1−α)V1+αV2………(7) により求めることができる。
点P4を結ぶ線分Bが、点P1と点P3が距離V1、点
P2と点P4が距離V2だけ離れているとき、各線分
A、Bの同一比率α内分点R1、R2の距離を求める。
線分Aと、点P1と点R1を結ぶ線分aの比は、 A:a=1:α ………(1) となる。同様に、線分Bと、点P3と点R2を結ぶ線分
bの比も、 B:b=1:α ………(2) となる。ここで、線分Bを距離V2だけ平行移動させ、
点P2と点P4を重ねる。そして、点P3、点R2の移
動後の位置を、それぞれ、点P31、点R21とする
と、点P3と点P31には、 P3=P1+V1 ………(3) P3=P31+V2 ………(4) の関係が成り立つ。そして、点P31と点P1の距離V
11は、 V11=V1−V2 ………(5) で求めることができる。ここで、三角形P1P2P31
と、三角形R1P2R21は相似形であるから、点R1
と点R21の距離V12は、 V12=(A−a)/A・(V1−V2) =(1−α)(V1−V2)………(6) である。よって、(6)式により、点R1と点R2の距
離V13は、 V13=(1−α)V1+αV2………(7) により求めることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。
明する。
【0010】プリント基板の積層前の加工工程におい
て、プリント基板の四隅の、加工プログラムで指定され
た位置に、測定用のマークとして穴明けを行いその中心
をそれぞれ、点P1、P2、P3、P4とする。積層後
の前記各点P1、P2、P3、P4に対応する点をそれ
ぞれ、点P11、点P21、点P31、点P41とす
る。そして、積層工程後における各点P11、P21、
P31、P41の点P1、P2、P3、P4に対する移
動量を、V1、V2、V3、V4とする。
て、プリント基板の四隅の、加工プログラムで指定され
た位置に、測定用のマークとして穴明けを行いその中心
をそれぞれ、点P1、P2、P3、P4とする。積層後
の前記各点P1、P2、P3、P4に対応する点をそれ
ぞれ、点P11、点P21、点P31、点P41とす
る。そして、積層工程後における各点P11、P21、
P31、P41の点P1、P2、P3、P4に対する移
動量を、V1、V2、V3、V4とする。
【0011】前記点P4と点P1を結ぶ線分をA1、点
P1と点P2を結ぶ線分をB1、点P2と点P3を結ぶ
線分をC1、点P3と点P4を結ぶ線分をD1とし、点
P41と点P11を結ぶ線分をA2、点P11と点P2
1を結ぶ線分をB2、点P21と点P31を結ぶ線分を
C2、点P31と点P41を結ぶ線分をD2とする。
P1と点P2を結ぶ線分をB1、点P2と点P3を結ぶ
線分をC1、点P3と点P4を結ぶ線分をD1とし、点
P41と点P11を結ぶ線分をA2、点P11と点P2
1を結ぶ線分をB2、点P21と点P31を結ぶ線分を
C2、点P31と点P41を結ぶ線分をD2とする。
【0012】いま、点P1、P2、P3、P4で形成さ
れる平面上に、加工プログラムで指定された点POが、
点P11、P21、P31、P41で形成される平面上
の点PO1ずれているとき、このずれ量(指定位置に対
する補正量)VOを求める。
れる平面上に、加工プログラムで指定された点POが、
点P11、P21、P31、P41で形成される平面上
の点PO1ずれているとき、このずれ量(指定位置に対
する補正量)VOを求める。
【0013】前記各点P1、P2、P3、P4と、点P
11、P21、P31、P41の間には、 P11=P1+V1 ………(8) P21=P2+V2 ………(9) P31=P3+V3 ………(10) P41=P4+V4 ………(11) の関係がある。
11、P21、P31、P41の間には、 P11=P1+V1 ………(8) P21=P2+V2 ………(9) P31=P3+V3 ………(10) P41=P4+V4 ………(11) の関係がある。
【0014】加工プログラムで指定された点POを通
り、線分A1と平行な線分A11を引き、線分B1、D
1との交点を求め、それぞれ点R1と点R2とする。同
様に、点POを通り線分B1と平行な線分B11を引
き、線分A1、C1との交点を求め、それぞれ点S1、
S2とする。
り、線分A1と平行な線分A11を引き、線分B1、D
1との交点を求め、それぞれ点R1と点R2とする。同
様に、点POを通り線分B1と平行な線分B11を引
き、線分A1、C1との交点を求め、それぞれ点S1、
S2とする。
【0015】線分B1と、点P1と点R1を結ぶ線分b
1の比を、1:αとする。また、線分A1と、点P1と
点S1を結ぶ線分a1の比を、1:βとする。すると、
点R1に対する点R11のずれ量V11は、 V11=R11−R1 =(1−α)V1+αV2 ………(12) また、点R2に対する点R21のずれ量V41は、 V41=R21−R2 =(1−α)V4+αV3 ………(13) で求められる。よって、点POに対する点PO1のずれ
量VOは、 VO=PO1−PO =(1−β)V11+βV41 =V1+α(V2−V1)+β(V4−V1)+αβ(V1−V2+V3 −V4) ………(14) で求められる。
1の比を、1:αとする。また、線分A1と、点P1と
点S1を結ぶ線分a1の比を、1:βとする。すると、
点R1に対する点R11のずれ量V11は、 V11=R11−R1 =(1−α)V1+αV2 ………(12) また、点R2に対する点R21のずれ量V41は、 V41=R21−R2 =(1−α)V4+αV3 ………(13) で求められる。よって、点POに対する点PO1のずれ
量VOは、 VO=PO1−PO =(1−β)V11+βV41 =V1+α(V2−V1)+β(V4−V1)+αβ(V1−V2+V3 −V4) ………(14) で求められる。
【0016】したがって、加工プログラムで点POを指
定されたとき、 PO1=P1+V1+α(V2−V1)+β(V4−V1)+αβ(V1− V2+V3−V4) ………(15) によりPO1の点を求めて、補正することにより先に形
成された回路パターンに対し正確に穴明けを行うことが
できる。
定されたとき、 PO1=P1+V1+α(V2−V1)+β(V4−V1)+αβ(V1− V2+V3−V4) ………(15) によりPO1の点を求めて、補正することにより先に形
成された回路パターンに対し正確に穴明けを行うことが
できる。
【0017】なお、上記点P1、P2、P3、P4、P
11、P21、P31、P41の計測用の基準位置は、
加工機の原点位置、プログラム上の原点位置、あるいは
基板に圧入される基準ピンの軸心等の都合の良い点を設
定すればよい。
11、P21、P31、P41の計測用の基準位置は、
加工機の原点位置、プログラム上の原点位置、あるいは
基板に圧入される基準ピンの軸心等の都合の良い点を設
定すればよい。
【0018】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、積層
前のプリント基板の四隅に測定用のマークを配置すると
共に、基準位置から各マークまでの距離を計測し、積層
後の多層基板を加工する際に、再び前記基準位置から各
マークまでの距離を計測し、各計測結果を比較すると共
に、その比較結果に基づいて、プログラムから指定され
た加工位置を補正するようにしたので、先に形成された
回路パターンに対し精度良く穴明けを行うことができ
る。
前のプリント基板の四隅に測定用のマークを配置すると
共に、基準位置から各マークまでの距離を計測し、積層
後の多層基板を加工する際に、再び前記基準位置から各
マークまでの距離を計測し、各計測結果を比較すると共
に、その比較結果に基づいて、プログラムから指定され
た加工位置を補正するようにしたので、先に形成された
回路パターンに対し精度良く穴明けを行うことができ
る。
【図1】本発明における補正方法を示す説明図。
【図2】本発明の考え方を示す模式図。
P1、P2、P3、P4…………………………………点 P11、P21、P31、P41………………………点
Claims (1)
- 【請求項1】 積層前のプリント基板の四隅に測定用の
マークを配置すると共に、基準位置から各マークまでの
距離を計測し、積層後の多層基板を加工する際に、再び
前記基準位置から各マークまでの距離を計測し、各計測
結果を比較すると共に、その比較結果に基づいて、プロ
グラムから指定される加工位置を補正することを特徴と
する多層基板の加工位置補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30743591A JPH05138420A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 多層基板の加工位置補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30743591A JPH05138420A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 多層基板の加工位置補正方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05138420A true JPH05138420A (ja) | 1993-06-01 |
Family
ID=17969042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30743591A Withdrawn JPH05138420A (ja) | 1991-11-22 | 1991-11-22 | 多層基板の加工位置補正方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05138420A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005524982A (ja) * | 2002-05-02 | 2005-08-18 | オーボテック リミテッド | 不均一に変更された画像を利用してプリント回路ボードを製造するためのシステムおよび方法 |
US8769471B2 (en) | 2008-10-28 | 2014-07-01 | Orbotech Ltd. | Producing electrical circuit patterns using multi-population transformation |
-
1991
- 1991-11-22 JP JP30743591A patent/JPH05138420A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005524982A (ja) * | 2002-05-02 | 2005-08-18 | オーボテック リミテッド | 不均一に変更された画像を利用してプリント回路ボードを製造するためのシステムおよび方法 |
US7508515B2 (en) | 2002-05-02 | 2009-03-24 | Orbotech Ltd | System and method for manufacturing printed circuit boards employing non-uniformly modified images |
US8769471B2 (en) | 2008-10-28 | 2014-07-01 | Orbotech Ltd. | Producing electrical circuit patterns using multi-population transformation |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990204 |