JPH05126130A - 自動二輪車のクラツチレリーズ装置 - Google Patents

自動二輪車のクラツチレリーズ装置

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Publication number
JPH05126130A
JPH05126130A JP31385591A JP31385591A JPH05126130A JP H05126130 A JPH05126130 A JP H05126130A JP 31385591 A JP31385591 A JP 31385591A JP 31385591 A JP31385591 A JP 31385591A JP H05126130 A JPH05126130 A JP H05126130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release arm
clutch
hole
cable wire
casing cap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31385591A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuto Nakamura
和人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP31385591A priority Critical patent/JPH05126130A/ja
Publication of JPH05126130A publication Critical patent/JPH05126130A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートバイのレリーズアームを変更するとき
に、他部品の交換なしにケーブルワイヤーのフリクショ
ンを解消する。 【構成】 ケーブルワイヤー14を略断面長円状のケーシ
ングキャップ18に偏心して開けた孔に挿通し、クラッチ
カバー12に突設したホルダー部21に開けた孔21aにケー
シングキャップ18を嵌着してケーブルワイヤー14を位置
決めする。短尺のレリーズアーム20または長尺のレリー
ズアーム22を変更して取付けるときは、ケーシングキャ
ップ18を孔21a から一旦外して180 度回転させて再び嵌
着することでケーブルワイヤー14のフリクションを解消
する。また、クラッチカバー12を交換する必要がなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン回転の伝達を
断続するクラッチ操作部を手動で行なう自動二輪車のク
ラッチレリーズ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車はハンドルによって、
エンジンの回転を調整し、クラッチ操作を行ない、ブレ
ーキング操作を行なっている。したがって、各々の操作
が運転者にとって無理のないことが望ましい。
【0003】図9に示すように、クラッチレバーに接続
されたワイヤー1はレリーズアーム2に連結されてお
り、ワイヤー1はアウターケーブル3に挿通されてい
る。アウターケーブル3はその先端に設けた断面円形状
のケーシングキャップ4を介してクラッチカバー5に突
設したホルダー部6に支持されている。クラッチレバー
を握ったときにワイヤー1が引かれレリーズアーム2が
回って内部のラックおよびピニオンが作動してクラッチ
が断続される。
【0004】クラッチレバーを握ったときの力配分は、
レリーズアーム2の長さによって異なり、人間のフィー
リングや乗り方に大きく関係するため、ライダーごとに
クラッチの操作力と作動性の両方の折り合う箇所に調整
し、レリーズアーム2の長さを変えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レリー
ズアーム2の長さを変えた場合、例えば、図10に示すよ
うに、レリーズアーム2の長さを大きくすると、ワイヤ
ー1のラインが曲がり、フリクションが増える。したが
って、クラッチカバー5を交換してラインを合わせると
いうことも行わなければならず、この交換は非常に手間
がかかると共に交換するクラッチカバー5を常に用意し
ておく必要がある。
【0006】本発明は、クラッチレバーの調整をするた
めの作業性が良い自動二輪車のクラッチレリーズ装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、レリーズアーム近傍のクラッチカバーに設
けたホルダー部に、前記レリーズアームの軸方向に沿う
長孔を形成し、該長孔に嵌合する略断面長円状のケーシ
ングキャップに、前記レリーズアームの軸方向のいずれ
か一方に偏心させて孔を形成し、該ケーシングキャップ
の孔に前記レリーズアームに係着するクラッチケーブル
のケーブルワイヤーを挿通したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記のように構成するものであるの
で、ケーシングキャップの孔の位置が短尺のレリーズア
ームに整合されているときに、長尺のレリーズアームに
交換する場合、ケーシングキャップをホルダー部から外
し、 180度回転させて再度ホルダー部に嵌着させる。ま
た、長尺のレリーズアームを短尺に交換する場合も同様
に行うことによって、ケーブルワイヤーの位置をレリー
ズアームに合わせることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。まず、図6に示すものは本発明を適用するオ
フロード仕様のオートバイ7であり、図7および図8は
そのうちの発明適用部分を示すものである。このオート
バイ7においては、シート8の位置が高くタイヤ9のト
レッドパターンも大きくなっている。また、クラッチ操
作やブレーキングを的確に行うため運転者に合わせた調
整が行われている。
【0010】クラッチケーブル10はクラッチレバー11か
らクラッチカバー12の上部に配線されており、クラッチ
ケーブル10は図3に示すように、アウターケーブル13に
ケーブルワイヤー14が挿通され、ケーブルワイヤー14の
両端に接続留具15,16 が固着されている。また、アウタ
ーケーブル13の一方側に、フランジ17を有する略断面長
円状のケーシングキャップ18が固着されケーブルワイヤ
ー14は偏心位置に開けた孔18a に挿通されている。
【0011】図1および図2に示すように、クラッチカ
バー12の側面から上方に向けて作動軸19が突出し、この
先端に短尺のレリーズアーム20が取付けられている。ま
た、クラッチカバー12の上部にホルダー部21が突設し、
ケーシングキャップ18を嵌合する長円形状の孔21a が開
けられ、一部にケーブルワイヤー14を挿通する切り溝21
b が形成されている。ホルダー部21に開けた孔21a はレ
リーズアーム20の軸方向に延びている。
【0012】短尺のレリーズアーム20を作動軸19に固定
したとき、ケーシングキャップ18の孔18a を切り溝21b
側に配してホルダー部21の孔21a に嵌着すると、ケーブ
ルワイヤー14の延長上にレリーズアーム20の取付け孔20
a が位置される。したがって、取付け孔20a にケーブル
ワイヤー14の先端の接続留具16を無理なく装着すること
ができケーブルワイヤー14の曲がりもなくなる。
【0013】図4に示すように、長尺のレリーズアーム
22を取付けるときは、ケーシングキャップ18を180 度回
転することによって孔18a が切り溝21b より離れケーブ
ルワイヤー14の軸位置がレリーズアーム22の軸方向に延
びる。これによって長尺のレリーズアーム22の取付け孔
22a に接続留具16を取付けることができる。したがっ
て、図5に示すように、短尺のレリーズアーム20(長さ
L1)と長尺のレリーズアーム22(長さL2)とを変更
するときに、クラッチケーブル10のケーシングキャップ
18を180 度向きを回転するだけでケーブルワイヤー14の
フリクションの増加が解消され、クラッチカバー12を交
換することもない。また、単一のクラッチカバーで済み
量産可能であり、構造もシンプルなので現在のオートバ
イの一部を修正して本発明による形状に合わせることも
できる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したもので
あるから、レリーズアームの長さを変更して交換すると
きに、ケーシングキャップの向きを変えるだけでケーブ
ルワイヤーのフリクションを調節でき、作業性が良く、
しかもクラッチカバーを交換する必要もないので部品管
理が容易である。したがって、運転者の要望に迅速に対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例のクラッチカバー上部付近
の斜視図である。
【図2】実施例のレリーズアームとケーブルワイヤーと
の結合を示す斜視図である。
【図3】実施例のクラッチケーブルの側面図である。
【図4】実施例のクラッチカバー上部付近の斜視図であ
る。
【図5】実施例の長尺および短尺のレリーズアームを変
更したときのケーシングキャップの位置関係を示す説明
図である。
【図6】実施例のオートバイの側面図である。
【図7】実施例のオートバイの要部側面図である。
【図8】実施例のオートバイのクラッチカバー付近の要
部側面図である。
【図9】従来のクラッチケーブルとレリーズアームとの
連結構造を示す斜視図である。
【図10】従来のレリーズアームの変更時のケーブルワ
イヤーの変形を示す平面図である。
【符号の説明】
10 クラッチケーブル 12 クラッチカバー 14 ケーブルワイヤー 18 ケーシングキャップ 18a 孔 20 レリーズアーム 21 ホルダー部 21a 長孔 22 レリーズアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レリーズアーム近傍のクラッチカバーに
    設けたホルダー部に、前記レリーズアームの軸方向に沿
    う長孔を形成し、該長孔に嵌合する略断面長円状のケー
    シングキャップに、前記レリーズアームの軸方向のいず
    れか一方に偏心させて孔を形成し、該ケーシングキャッ
    プの孔に前記レリーズアームに係着するクラッチケーブ
    ルのケーブルワイヤーを挿通したことを特徴とする自動
    二輪車のクラッチレリーズ装置。
JP31385591A 1991-10-31 1991-10-31 自動二輪車のクラツチレリーズ装置 Pending JPH05126130A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31385591A JPH05126130A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 自動二輪車のクラツチレリーズ装置

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Publication Number Publication Date
JPH05126130A true JPH05126130A (ja) 1993-05-21

Family

ID=18046321

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JP31385591A Pending JPH05126130A (ja) 1991-10-31 1991-10-31 自動二輪車のクラツチレリーズ装置

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JP (1) JPH05126130A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5934149A (en) * 1995-08-14 1999-08-10 Koritz Corporation Hand lever device
CN102094909A (zh) * 2011-03-07 2011-06-15 隆鑫通用动力股份有限公司 离合器操纵装置
FR2963401A1 (fr) * 2010-07-28 2012-02-03 Peugeot Citroen Automobiles Sa Arret de gaine d'une commande par cable dans un vehicule

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5934149A (en) * 1995-08-14 1999-08-10 Koritz Corporation Hand lever device
FR2963401A1 (fr) * 2010-07-28 2012-02-03 Peugeot Citroen Automobiles Sa Arret de gaine d'une commande par cable dans un vehicule
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