JPH05115020A - ビデオ信号直流成分再生回路 - Google Patents

ビデオ信号直流成分再生回路

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JPH05115020A
JPH05115020A JP3273989A JP27398991A JPH05115020A JP H05115020 A JPH05115020 A JP H05115020A JP 3273989 A JP3273989 A JP 3273989A JP 27398991 A JP27398991 A JP 27398991A JP H05115020 A JPH05115020 A JP H05115020A
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JP
Japan
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circuit
pulse
clamp
video signal
period
Prior art date
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Pending
Application number
JP3273989A
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English (en)
Inventor
Makoto Kato
誠 加藤
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Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビデオ信号の直流レベルの精密な再生を可能に
する。 【構成】このビデオ信号直流成分再生回路は、コンデン
サC1を十分大きくしたフィードバッククランプ回路1
1と、ビデオ信号BV の等価パルス及び垂直同期パルス
を含まない期間においてクランプパルスPC を出力する
クランプ制御回路21を有している。クランプ制御回路
21は、同期分離回路24及び水平同期分離回路23
と、同期分離回路24からの複合同期信号CSYNC及
び水平同期分離回路23からの水平同期信号HSYNC
から等価パルス,垂直同期パルスの期間を検出する等価
・垂直期間検出回路25と、等価・垂直期間検出回路2
5の出力からクランプパルスPC を出力するクランプタ
イミング回路22とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィードバッククラン
プ回路を用いてビデオ信号の直流成分を再生するビデオ
信号直流成分再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号は、その直流成分が除去され
て装置間若しくは回路間で伝送されることが多く、除去
された直流成分は通常クランプ回路を用いて再生されて
いる。クランプ回路のうち高精度のものにフィードバッ
ククランプ回路と呼ばれるものがあり、これを利用した
回路が、例えば、「特開昭62−114381」に記載
されている。「特開昭62−114381」記載の回路
はシンクチップレベルでクランプがなされており、これ
を応用し、バックポーチでクランプしビデオ信号の基準
レベルを再生するようにした一般のペデスタルクランプ
回路が図3に示されている。この図3の同期分離回路2
4では、コンポジットビデオ信号BV (図4(a))か
らピーククランプしてその閾値により複合同期信号CS
YNCを取り出し、水平同期分離回路23では、複合同
期信号CSYNCから周波数フィルターなどを用いて水
平同期信号HSYNC(図4(b))を抜き出してい
る。クランプタイミング回路では水平同期信号HSYN
Cを数μS程度の時間td 遅延させてモノステーブルマ
ルチバイブレータ(以下、モノマルチ(MM)という)
をトリガしてクランプパルスPC (図4(c))が出力
される。
【0003】フィードバッククランプ回路11では、ク
ランプパルスPC がハイになっているとき、積分器(オ
ペアンプOP1,コンデンサC1)は、バッファアンプ
A1のビデオ信号出力OUTの直流レベルを保持し、基
準電圧VS と演算し出力される。この演算出力が、バッ
ファアンプA1で、バッファアンプA2からのビデオ信
号と加算されることで直流成分の再生がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3の回路では、垂直
同期期間(図4の4H〜6H)でもクランプパルスPC
が出力されるため、クランプレベル即ち保持されるビデ
オ信号出力OUTの直流レベルが変動する。民生機器な
どにおいては、この対策として、コンデンサC1を小さ
くしクランプレベルの応答を速くし、ブランキング期間
内でクランプレベルが基準レベルに戻るようにしてい
る。一方、ビデオ信号にサグを生ずるようになる(図5
(b))。このサグは元のビデオ信号(図5(a))に
比較して数%程度のものであるので、目視ではほとんど
認識できないものになっていて、コンデンサC1を適当
な値にしておけば問題は生じない。しかし、このビデオ
信号(図5(b))をディジタル化し、画像計測などの
精密測定時や画像処理などを施す際には、この数%程度
のサグがディジタルデータに誤差となってあらわれ、所
定の性能がでないという問題が生じていた。
【0005】本発明は、前述の問題点に鑑み、ビデオ信
号にサグを生ずる事なく、ビデオ信号の直流レベルの精
密な再生ができるビデオ信号直流成分再生回路を提供す
ることをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオ信号直流
成分再生回路は、入力されたビデオ信号の等価パルス及
び垂直同期パルスを含まない期間を検出し、この検出さ
れた期間内のビデオ信号のバックポーチの範囲でクラン
プパルスを発生し出力するクランプ制御回路と、クラン
プパルスによりビデオ信号のバックポーチの基準レベル
を保持してビデオ信号の直流成分を再生するフィードバ
ッククランプ回路とを備えたことを特徴とする。
【0007】クランプ制御回路は、一例として、ビデオ
信号から複合同期信号及び水平同期信号を分離出力する
同期分離回路と、複合同期信号及び水平同期信号から等
価パルス,垂直同期パルスの期間を含まない期間を検出
し、この検出された期間内水平同期信号を出力する等価
・垂直期間検出回路と、等価・垂直期間検出回路の出力
からクランプパルスを出力するクランプタイミング回路
とで構成しても良い。
【0008】
【作用】クランプパルスは、等価パルス及び垂直同期パ
ルスを含まない期間内で出力され、また、ビデオ信号の
バックポーチの範囲で出力されているため、フィードバ
ッククランプ回路は、等価パルス及び垂直同期パルスの
期間内でクランプすることなく、ビデオ信号のバックポ
ーチの基準レベルだけが保持され、再生されたビデオ信
号の直流成分が基準レベルで安定したものになる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1は、本発明のビデオ信号直流成分再生
回路の構成例を示している。このビデオ信号直流成分再
生回路は、コンデンサC1を十分大きくしてサグが生じ
るのを防ぎ、また、入力されたビデオ信号BV の等価パ
ルス及び垂直同期パルスを含まない期間においてクラン
プパルスPC をフィードバッククランプ回路11に出力
するクランプ制御回路21が設けられている点に特徴を
有している。
【0011】クランプ制御回路21は、同期分離回路2
4及び水平同期分離回路23と、同期分離回路24から
の複合同期信号CSYNC及び水平同期分離回路23か
らの水平同期信号HSYNCから等価パルス,垂直同期
パルスの期間を検出する等価・垂直期間検出回路25
と、等価・垂直期間検出回路25の出力からクランプパ
ルスPC を出力するクランプタイミング回路22とで構
成されている。
【0012】同期分離回路24及び水平同期分離回路2
3は、同期分離ICとして一般に市販されているものが
使用されている。等価・垂直期間検出回路25は、AN
Dゲート253,254,モノマルチ251,リトリガ
ラブルモノマルチ252で構成されている。モノマルチ
251は、水平同期信号HSYNCの立ち下がりエッジ
でトリガし1/2H以上1H未満の幅のパルスを出力す
る。リトリガラブルモノマルチ252は、ANDゲート
254の出力の立ち上がりエッジでトリガし1H以上の
幅のパルスを出力する。クランプタイミング回路22
は、モノマルチ又は遅延回路などで構成され入力パルス
を遅延させるディレー222と、モノマルチ221とで
構成され、等価・垂直期間検出回路25からのパルスを
数μS程度の時間td 遅延させてモノマルチ221をト
リガしてクランプパルスPC を出力する。
【0013】次に、この図1の回路の動作について垂直
ブランキング期間付近のタイミングチャート(図2)を
参照して説明する。
【0014】入力されたビデオ信号BV から同期分離回
路24で複合同期信号CSYNCが、水平同期分離回路
23で水平同期信号HSYNCが分離される(図2
(a),(b),(c))。ここで、複合同期信号CS
YNC及び水平同期信号HSYNCは、ビデオ信号BV
と対応がとりやすいよう反転して示されている。水平同
期信号HSYNCによってモノマルチ251は図2
(d)に示すパルスを発生する。ANDゲート253で
このパルスと複合同期信号CSYNCとのANDをとる
ことで図4(e)に示す等価パルス,垂直同期期間の切
り込みパルスが取り出される。これをリトリガラブルモ
ノマルチ252に入力すると等価パルス及び垂直同期パ
ルスの期間が検出される。この検出出力は反転して出力
される(図2(f))。ANDゲート254でこのリト
リガラブルモノマルチ252の出力と水平同期信号HS
YNCとのANDをとることで等価パルス,垂直同期パ
ルスの期間を含まない期間に水平同期信号を出力される
(図2(g))。クランプタイミング回路22では、A
NDゲート254の出力が数μS程度の時間td 遅延さ
れ、モノマルチ221がトリガされてクランプパルスP
C が出力される(図2(f))。
【0015】フィードバッククランプ回路11では、ク
ランプパルスPC がハイの時、スイッチ素子S1がオン
になり、ビデオ信号のバックポーチの基準レベルと積分
器(オペアンプOP1,コンデンサC1)とで基準電圧
S との差が積分されて反転出力される。バッファA1
ではオペアンプOP1からの出力とバッファA2からの
ビデオ信号BV とが加算されて出力される。バッファA
1及び積分器でフィードバックループが形成されてお
り、およそバッファA1の出力インピーダンスと積分器
の入力インピーダンスとできまる時定数で基準電圧VS
に収束し、これが出力されるビデオ信号OUTのバック
ポーチにおける基準レベルとなる。コンデンサC1が十
分大きいものであるため、この時定数は十分に大きく、
入力されるビデオ信号BV のバックポーチの電圧が変動
しても、ビデオ信号OUTの基準レベル即ち再生された
直流成分は、基準電圧VS 付近の非常に安定したものに
なる。また、クランプパルスPC がハイになるのは常に
ビデオ信号BVのバックポーチのところなので、直流成
分の変動は非常に小さく、ビデオ信号OUTは基準レベ
ルが安定で良好な波形になる。
【0016】ビデオ信号OUTをディジタル化し、積算
するなどして画像計測などをおこなったり、画像処理な
どを施しても、サグや直流成分の変動が非常に小さく、
ディジタルデータにも誤差となってあらわれる事なく、
良好な性能が得られている。
【0017】このように、本発明は、等価パルス,垂直
同期パルスを含まない期間クランプパルスをフィードバ
ッククランプ回路へ出力することで非常に安定な直流成
分の再生をするものであるので、様々な変形が可能であ
る。
【0018】例えば、図1において、クランプ制御回路
の同期分離回路24及び水平同期分離回路23を、一般
に市販されているアナログ系の同期分離ICにかえて、
ロジックICで構成し、システムクロックでタイミング
制御して等価パルス,垂直同期パルスの期間を検出しク
ランプパルスPC を出力するというディジタル構成にし
ても良い。
【0019】また、クランプパルスが長い期間入力され
ないと、フィードバッククランプ回路のオペアンプが発
振してしまう恐れがある(反転入力がフローティング状
態になるため)。これについては、同期分離ICでは通
常同期検出端子(SYNC DET)が付いており(或いは、他
の構成をとった場合には同期検出出力を設け)、この同
期検出出力を用いてこの問題が解決される。即ち、同期
検出されないときは、同期検出出力(SYNC DET)を使っ
て図1のスイッチ素子S1をオンにする、若しくは、コ
ンデンサC1を短絡するという構成にすることで解決さ
れる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ビデオ
信号のバックポーチの基準レベルだけが保持されるの
で、再生されたビデオ信号の直流成分が基準レベルで安
定し、その変動が大きく押さえられているため、画像計
測などの精密測定時においても、直流成分の変動による
誤差を非常に小さくすることができ、ビデオ信号の精密
計測が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオ信号直流成分再生回路の一例の
構成図。
【図2】本発明のビデオ信号直流成分再生回路の垂直ブ
ランキング期間付近のタイミングチャート。
【図3】従来のビデオ信号直流成分再生回路の一例の構
成図。
【図4】従来のビデオ信号直流成分再生回路の垂直ブラ
ンキング期間付近のタイミングチャート。
【図5】サグの生じた様子をあらわす図。
【符号の説明】
11…フィードバッククランプ回路 21…クランプ制御回路 22…クランプタイミング回路 23…水平同期分離回路 24…同期分離回路 25…等価・垂直期間検出回路 BV …ビデオ信号 PC …クランプパルス CSINC…複合同期信号 HSYNC…水平同期信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたビデオ信号の等価パルス及び
    垂直同期パルスを含まない期間を検出し、この検出され
    た期間内の前記ビデオ信号のバックポーチの範囲でクラ
    ンプパルスを発生し出力するクランプ制御回路と、前記
    クランプパルスにより前記ビデオ信号のバックポーチの
    基準レベルを保持して前記ビデオ信号の直流成分を再生
    するフィードバッククランプ回路とを備えたことを特徴
    とするビデオ信号直流成分再生回路。
  2. 【請求項2】 前記クランプ制御回路が、前記ビデオ信
    号から複合同期信号及び水平同期信号を分離出力する同
    期分離回路と、前記複合同期信号及び前記水平同期信号
    から等価パルス若しくは垂直同期パルスの期間を含まな
    い期間を検出し、この検出された期間内前記水平同期信
    号を出力する等価・垂直期間検出回路と、この等価・垂
    直期間検出回路の出力から前記クランプパルスを出力す
    るクランプタイミング回路とを含んで構成されているこ
    とを特徴とするビデオ信号直流成分再生回路。
JP3273989A 1991-10-22 1991-10-22 ビデオ信号直流成分再生回路 Pending JPH05115020A (ja)

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JP3273989A JPH05115020A (ja) 1991-10-22 1991-10-22 ビデオ信号直流成分再生回路

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61163775A (ja) * 1985-01-12 1986-07-24 Mitsubishi Electric Corp クランプ回路
JPH0237878A (ja) * 1988-07-28 1990-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号用クランプパルス発生回路
JPH03162073A (ja) * 1989-11-20 1991-07-12 Sanyo Electric Co Ltd 輝度信号処理回路

Patent Citations (3)

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