JPH05114251A - 誤り修整方法 - Google Patents

誤り修整方法

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JPH05114251A
JPH05114251A JP3275160A JP27516091A JPH05114251A JP H05114251 A JPH05114251 A JP H05114251A JP 3275160 A JP3275160 A JP 3275160A JP 27516091 A JP27516091 A JP 27516091A JP H05114251 A JPH05114251 A JP H05114251A
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JP3275160A
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Hideki Otaka
秀樹 大高
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高能率符号化された状態で修整を行
うことにより修整に必要なメモリ容量を小さくし、かつ
修整による劣化が小さく、修整後も可変長符号を正しく
復号することが可能な誤り修整方法を提供することを目
的とする。 【構成】 高能率符号化された互いに独立に復号可能な
データA、Bを3個の記録ブロックに分割して挿入し、
挿入された前記データA、Bの区切りを示すアドレス情
報を前記3個の記録ブロックから構成される記録単位に
多重して記録を行う場合の再生時の誤りを修整する方法
であって、誤りの位置に応じて現ページまたは現ページ
の1ページ前の対応する記録単位のデータの構成を示す
情報を修整後のデータ構成を示す情報として選択的に採
用する。また、現ページの前記記録単位におけるアドレ
ス情報と現ページの1ページ前の対応する記録単位のア
ドレス情報を比較してアドレスの差分を検出し、検出さ
れた差分に応じて修整方法を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル記録再生装
置における再生時の誤り修整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル記録再生装置では、記録時に
付加したエラー訂正用の検査記号を基に再生時に発生し
たエラーの訂正を行い、訂正できなかったデータに対し
てエラーの修整を行う。以下に、ディジタル記録再生装
置の構成と動作及び誤り修整の方法について説明する。
【0003】図11は従来のディジタル記録再生装置の
構成を示した図であり、図11において1は入力端子、
2は入力信号をディジタルデータに変換するA/D変換
器、3は高能率符号化器、4は誤り訂正用検査記号を付
加するエラー訂正エンコーダ、5は入力データの順番を
並べ変えるインターリーブメモリ、6は記録処理回路、
7は記録ヘッドである。次に、8は再生ヘッド、9は再
生処理回路、10は記録時に並べ変えられたデータの順
番を元に戻すための逆インターリーブメモリ、11は記
録時に付加されたエラー訂正用検査記号に基づいて再生
データのエラーの訂正及び検出を行なうエラー訂正デコ
ーダ、12はエラーの存在を示すためのエラーフラグ、
13はエラーフラグ12に基づいてエラー訂正デコーダ
10で訂正できなかったエラーの修整を行なうエラー修
整回路、13はD/A変換器、14は出力端子である。
以下に動作を説明する。
【0004】まず記録時には、端子1から入力されたア
ナログ信号をA/D変換器2でディジタルデータに変換
し、高能率符号化器3でデータ量を所定のデータ量に削
減した後、エラー訂正エンコーダ4でエラー訂正用検査
記号を付加する。この時、再生時にドロップアウト等に
よって連続的なエラーが発生するのを防ぐために、イン
ターリーブメモリ5で入力されたデータの順番の並べ換
えを行なう。最後に記録処理回路6で記録のために必要
な処理を行なって記録を行なう。
【0005】次に再生時には、再生ヘッド8から再生さ
れたデータは再生処理回路9を経てエラー訂正デコーダ
10に入力される。エラー訂正デコーダ10は記録時に
付加されたエラー訂正用検査記号に基づいて再生信号の
エラーを訂正し、訂正能力を越えるようなエラーが発生
した場合にはエラーの存在を示すエラーフラグ11を後
に続くエラー修整回路13に伝送する。この時、記録時
に並べ替えられたデータの順番を基に戻すために逆イン
ターリーブメモリ9によって逆並べ替えの処理を行な
う。次に高能率復号化器12で符号化されたデータを復
号するが、データの中にエラー訂正デコーダ10で訂正
できなかったエラーが存在する場合には、データが誤っ
て復号されるため、誤って復合されたデータについてエ
ラー修整回路13でデータの修整を行なう。以下、高能
率符号化の方法として直交変換と可変長符号化を用いた
場合のエラー修整について説明する。
【0006】図12は高能率符号化器3と高能率復号化
器12の構成を具体的に示した図であり、100はブロ
ック化器、101は直交変換器、102は符号化器、1
04は復号化器、105は逆直交変換器、106は逆ブ
ロック化器である。まず、符号化時はブロック化器10
0では入力データを所定の個数集めてブロック化し、直
交変換器101で変換を行った符号化器103で符号化
を行う。次に再生時には復号化器104で復号化を行い
逆直交変換器105で逆変換を行った後逆ブロック化器
106でブロック化されたデータを元のデータに戻す。
ここで、再生データにエラーが存在する場合には復号化
によってエラーの影響がブロック全体に広がるためエラ
ー修整回路13では1つのブロック内の全てのデータを
修整しなければならない。この場合、近傍のデータを使
った補間では修整が困難なため通常は1フィールドまた
は複数フィールド(以後1ページと記す)前の対応する
ブロックのデータを用いて置換することにより修整を実
現する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た誤り修整方法においては以下に示す課題を有してい
る。
【0008】画像信号の誤り修整は、エラーのデータを
近傍のデータから補間するあるいは1ページ前のデータ
で置換する等の方法で実現される。ここで直交変換等の
ブロック単位での高能率符号化を用いた場合、1つのエ
ラーの影響がブロック全体に広がるため近傍のデータか
らの補間によって修整を行なうことは困難であり、前記
したように1ページ前の対応するブロックのデータで置
換することによって修整を行なう。ところがそのために
は復号化後に修整用に1ページ以上の大規模なメモリが
必要となる。また、符号化の方法として複数のブロック
で完結するような可変長符号化を用いた場合には、復号
化時にエラーによって可変長符号のワード同期がはずれ
るためエラーの影響が複数ブロックに広がり、複数ブロ
ック全てを修整しなければならない。
【0009】一方、高能率符号化された状態で修整を行
う場合には、修整されたデータを復号する場合に可変長
符号が正しく復号できるような形で修整を行う必要があ
った。
【0010】本発明はかかる従来技術の課題を解決する
もので、高能率符号化された状態で修整を行うことによ
り修整に必要なメモリ容量を小さくし、かつ修整による
劣化が小さく、修整後も可変長符号を正しく復号するこ
とが可能な誤り修整方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、入力標本
値をブロック化し1フィールドまたは複数フィールドを
単位とする1ページの中から前記ブロックを各々m個集
めて独立に高能率符号化されたデータA、Bを3個の記
録ブロックX、Y、Zに分割して挿入するにあたり、前
記データAのうち前記m個のブロックの主に低域成分に
相当するデータをを前記記録ブロックXに挿入し、前記
データBのうち前記m個のブロックの主に低域成分に相
当するデータを前記記録ブロックYに挿入し、前記デー
タA、Bのうち前記ブロックの主に高域成分に相当する
データを前記記録ブロックZに挿入し、挿入された前記
データA、Bの区切りを示すアドレス情報を前記記録単
位に多重して記録を行う場合の再生時の誤りを修整する
方法であって、現ページの誤り位置に応じて前記現ペー
ジの記録単位のデータの構成を示す情報あるいは前記1
ページ前の対応する記録単位のデータの構成を示す情報
を修整後のデータ構成を示す情報として選択的に採用す
ること特徴とする誤り修整方法。
【0012】第2の発明は、入力標本値をブロック化し
1フィールドまたは複数フィールドを単位とする1ペー
ジの中から前記ブロックを各々m個集めて独立に高能率
符号化されたデータA、Bを3個の記録ブロックX、
Y、Zに分割して挿入するにあたり、前記データAのう
ち前記m個のブロックの主に低域成分に相当するデータ
をを前記記録ブロックXに挿入し、前記データBのうち
前記m個のブロックの主に低域成分に相当するデータを
前記記録ブロックYに挿入し、前記データA、Bのうち
前記ブロックの主に高域成分に相当するデータを前記記
録ブロックZに挿入し、挿入された前記データA、Bの
区切りを示すアドレス情報を前記記録単位に多重して記
録を行う場合の再生時の誤りを修整する方法であって、
現ページの前記記録単位におけるアドレス情報と前記現
ページの1ページ前の対応する記録単位のアドレス情報
を比較してアドレスの差分を検出し、検出された前記差
分に応じて修整方法を決定することを特徴とする誤り修
整方法である。
【0013】
【作用】第1の発明は前記した構成により、高能率符号
化された互いに独立に復号可能なデータA、Bを3個の
記録ブロックX、Y、Zに分割して挿入し、挿入された
前記データA、Bの区切りを示すアドレス情報を前記3
個の記録ブロックから構成される記録単位に多重して記
録を行う場合の再生時の誤りを修整する方法であって、
現ページの誤り位置に応じて前記現ページの記録単位の
データの構成を示す情報あるいは前記現ページの1ペー
ジ前の対応する記録単位のデータの構成を示す情報を修
整後のデータ構成を示す情報として選択的に採用し、高
能率復号化で正しく復号可能な形に修整する。
【0014】また、第2の発明は前記した構成により、
同様の方法で記録された前記記録単位の再生時の誤りを
修整する方法であって、現ページの前記記録単位におけ
るアドレス情報と前記現ページの1ページ前の対応する
記録単位のアドレス情報を比較してアドレスの差分を検
出し、検出された前記差分に応じて修整方法を決定す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用いて説
明する。
【0016】最初に3個の記録ブロックからなる一つの
記録単位のデータ構成を示す。図1は3個の記録ブロッ
クX、Y、Zの構成方法及びデータ構成を示した図であ
り、入力画像信号をブロック化し、ブロックをm個づつ
集めて高能率符号化したデータA、Bを3個の記録ブロ
ックX、Y、Zに分割して挿入する。ここで、高能率符
号化の方法としては直交変換と可変長符号化を用いる。
すなわちブロック化したデータを直交変換により周波数
成分に分解し低域成分から順に可変長符号化を行う。し
たがって、各ブロックの情報量に応じてA、Bのデータ
量が異なってくるが、A、Bを合わせたデータ量は3個
の記録ブロック分に相当する一定のデータ量となるよう
に符号化の制御が行われる。
【0017】実際に記録ブロックにデータを挿入するに
あたっては、まずデータAの中からm個のブロックの低
域成分に相当するデータを記録ブロックXに挿入し、同
様にデータ列Bの中からm個のブロックの低域成分に相
当するデータを記録ブロックYに挿入する。これらを各
々AL、BLとする。次に、データA、Bのうち記録ブ
ロックX、Yに挿入できなかったデータすなわち各ブロ
ックの高域成分に相当するデータAH、BHを各々記録
ブロックZに挿入する。ここで、記録ブロックZはA
H、BHから構成されるため復号時にAH、BHの区切
りの位置がわかるように記録ブロックZの所定の位置に
アドレス情報(AD)を付加する。アドレス情報はA
H、BHの区切りのアドレスを示す。復号化時には記録
ブロックZのADを基にAH、BHを判別し、各々A
L、BLと合わせて複号を行う。
【0018】次に以上の方法で記録された場合の再生時
の誤り修整方法を説明する。なお、説明にあたってはエ
ラーの発生した現ページをn+1ページとする。
【0019】図2は、本発明による誤り修整方法の第1
の実施例を示した図である。本実施例において、誤りは
記録ブロックXに存在する。したがって、データAのみ
を修整しデータBに対しては修整を行わない。すなわち
図2に示すように、記録ブロックXn+1のALn+1を記録
ブロックXnのALnで置き換え、記録ブロックZn+1
AHn+1を記録ブロックZnのAHnで置き換える。ここ
で、nページとn+1ページのADが異なるが、修整後
のアドレス情報として、現ページのアドレスADn+1
採用する。この場合、図2に示すように修整後の記録ブ
ロックZにおいて、ADn+1の前にAnとBnが共に存在
することになるが、可変長符号を復号する場合には、E
OB( End Of Block )の個数を数えることによってAn
の終わりを検出することができるため、復号時に問題は
発生しない。
【0020】図3は、本発明による誤り修整方法の第1
の実施例における別のデータ構成の場合を示した図であ
る。図3において誤りは図2の実施例と同様に記録ブロ
ックXに存在しておりAn+1のみを修整するが、データ
構成が図2の場合と異なる。したがって、記録ブロック
n+1において、現ページのアドレスADn+1までAH n
で置き換えた場合、図3中斜線で示した部分すなわちA
nの高域成分の一部が失われることになる。しかしな
がら、失われる情報は元のブロックの中の高域成分であ
るため、修整後の画質として大きな劣化とはならない。
【0021】以上説明したように本実施例によれば、デ
ータAにエラーが発生した場合に修整後のアドレス情報
として現ページのアドレス情報を採用することにより、
修整後のデータA、Bが各々復号可能であり、かつデー
タA、Bを共に修整する場合と比較して修整されるデー
タ数が少なくなるため、修整による画質劣化が目だちに
くい。
【0022】図4は、本発明による誤り修整方法の第2
の実施例を示した図である。本実施例において誤りは記
録ブロックYに存在し、第1の実施例とは逆にデータB
のみを修整する。すなわち図4に示すように、記録ブロ
ックYn+1のBLn+1を記録ブロックYnのBLnで置き換
え、記録ブロックZn+1のBHn+1を記録ブロックZn
BHnで置き換える。ここで、nページとn+1ページ
のADが異なるが、修整後のアドレス情報として、1ペ
ージ前のアドレスADnを採用する。この場合、図4に
示すように修整後の記録ブロックZにおいて、修整後の
ADnの前にAn+1とBn+1が共に存在することになる
が、図2の場合と同様に、可変長符号の復号時にEOB
の個数を数えることによってAn+1の終わりを検出する
ことができるため、復号時に問題は発生しない。
【0023】図5は、本発明による誤り修整方法の第2
の実施例における別のデータ構成の場合を示した図であ
る。図5においてエラーは図3の実施例と同様に記録ブ
ロックYに存在しておりBn+1のみを修整するが、デー
タ構成が図4の場合と異なる。したがって、記録ブロッ
クZn+1において、1ページ前のアドレスADn以降をB
nで置き換えた場合、図5中斜線で示した部分すなわ
ちAHn+1の高域成分の一部が失われることになる。し
かしながら、失われる情報は元のブロックの中の高域成
分であるため、修整後の画質として大きな劣化とはなら
ない。
【0024】以上説明したように本実施例によれば、デ
ータBにエラーが発生した場合に修整後のアドレス情報
として1ページ前のアドレス情報を採用することによ
り、修整後のデータA、Bが各々復号可能であり、かつ
データA、Bを共に修整する場合と比較して修整される
データ数が少なくなるため、修整による画質劣化が目だ
ちにくい。
【0025】図6は、本発明による誤り修整方法の第3
の実施例を示した図である。図6において、エラーは記
録ブロックZに存在しておりエラーの位置は不明であ
る。したがって、エラーがデータA、Bのどちらに存在
しているか不明であり、データA、Bのいずれか一方の
みを修整することは不可能であるため、記録ブロックX
n+1、Yn+1、Zn+1を全て記録ブロックXn、Yn、Zn
置き換える。当然アドレス情報としては1ページ前のも
のを用いる。
【0026】次に、以上説明した誤り修整方法を実現す
るための具体的構成について説明する。図7は第1の発
明による誤り修整方法を実現するための修整装置のブロ
ック図であり、同図において、200は2ページ分の容
量を持つメモリ、201は各記録ブロックがエラーであ
るか否かを示すフラグ用のフラグメモリ、202は記録
単位のエラーを検出するエラー検出器、203は記録単
位のアドレス情報(AD)を検出するアドレス情報検出
器、204は現ページの記録単位のアドレス情報(AD
n+1)、205は1ページ前の対応する記録単位のアド
レス情報(ADn)、206はエラー検出器202、ア
ドレス情報検出器203の検出結果を基に修整方法を決
定する修整方法決定器、207はメモリ200の読みだ
しを制御する読みだし制御器である。
【0027】メモリ200は2ページ分の容量を持つた
め、各々1ページ分の2つの領域からなり、一方の領域
にはエラー訂正の終わった現ページのデータが書き込ま
れ、他方の領域には1ページ前のデータが書き込まれて
いる。現ページのデータの修整にあたっては、まずエラ
ー検出器202で現ページの記録単位においてエラーの
存在する記録ブロックを検出する。次にアドレス情報検
出器203で現ページ、1ページ前各々について記録ブ
ロックZに多重されたアドレス情報を検出する。以上各
検出器によって検出されたエラーの位置及びアドレス情
報を修整方法決定器206に入力して修整方法を決定
し、読みだし制御器207の制御により、修整を行わな
い場合には、現ページのメモリ領域からデータを読みだ
し、修整を行う場合には1ページ前のメモリ領域からデ
ータを読みだす。
【0028】図8は、第2の発明による誤り修整方法の
一実施例を示した図である。本実施例において、誤りは
記録ブロックXに存在するが、現ページと1ページ前の
対応する記録単位のアドレス情報を比較して修整方法を
決定する。すなわち、図8(a)に示すように、現ペー
ジのアドレスと1ページ前のアドレスの差が小さい場合
には、図中斜線で示したAHnの高域成分のデータが失
われる量が少ないためデータAのみを修整する。次に、
図8(b)に示すように、現ページのアドレスと1ペー
ジ前のアドレスの差が大きい場合には、データAのみを
修整すると図中斜線で示したAHnの高域成分のデータ
が失われる量が大きくなり、画質劣化が発生する可能性
が高いためデータA、Bを共に修整する。
【0029】図9は第2の発明による誤り修整方法を実
現するための構成を示した図であり、基本的な構成は図
7に示した構成と同様であるが、現ページの記録単位の
アドレス情報と1ページ前の対応する記録単位のアドレ
ス情報を比較するアドレス比較器300が追加されてい
る。アドレス比較器300では現ページの記録単位のア
ドレス情報(ADn+1)204と1ページ前の対応する
記録単位のアドレス情報(ADn)205とを比較し、
アドレスの差分を修整方法決定器207に出力する。修
整方法決定器207では、アドレス比較器300の比較
結果とあらかじめ定められた閾値に基づいて修整方法を
切り換える。
【0030】以上説明したように本実施例によれば、デ
ータA、データBのどちらか一方のみを修整する場合に
失われる高域成分が少なくなり、修整による画質劣化を
小さく抑えることが可能である。
【0031】以上修整方法に関して説明したが、着目す
る記録単位が過去に修整されたものか否かを知るため
に、エラー修整を行った場合修整された記録単位に対し
て修整が行われたことを示す情報(修整情報)を各シン
クブロックに対して付加し、修整情報を新たな修整のた
めの判断項目とすることが可能である。
【0032】図10は修整情報を利用した修整方法の一
実施例を示した図であり、現ページの記録単位に対し過
去に既に修整が行われている。本実施例において、誤り
は記録ブロックXに存在するため、通常はデータAのみ
を修整しデータBに対しては修整を行わない。ところ
が、現ページの記録単位は過去に修整されているため、
既に記録ブロックZn+1において高域成分が失われてい
る可能性がある。つまり、現ページに対しデータAのみ
の修整を行うと、さらに失われる高域成分が多くなるこ
とになり、視覚できる画質劣化となる可能性がある。し
たがって、現ページあるいは1ページ前が過去に既に修
整されている場合には、図10に示すようにエラーの位
置や記録単位の構成に関係なく1つの記録単位のデータ
を全て修整する。
【0033】なお、上記した例では記録ブロックZに
A、Bの両方データによって構成される場合を取り上げ
たが、A、Bのデータ量が著しく異なる場合、例えばB
のデータ量が記録ブロックYに挿入可能なデータ量より
も少ない場合は、記録ブロックYの余った領域にAのデ
ータの一部が挿入され、記録ブロックZは全てAのデー
タで構成されることになる。この場合、データA、Bの
一方のみを修整することは困難であり、1つの記録単位
のデータを全て修整することになる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、高
能率符号化された状態で誤り修整を行うため修整に必要
なメモリ容量は小さく、かつ常に一つの記録単位全体を
修整するのではなく符号化されたデータの構成に応じて
復号化時に誤りとなるデータのみを修整し、かつ高能率
復号化時に誤って復号されることができるため修整によ
る画質劣化は小さくその実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】3個の記録ブロックX、Y、Zの構成方法及び
データ構成の説明図である。
【図2】第1の発明による誤り修整方法の第1の実施例
の説明図である。
【図3】第1の発明による誤り修整方法の第1の実施例
における別のデータ構成の場合の説明図である。
【図4】第1の発明による誤り修整方法の第2の実施例
の説明図である。
【図5】第1の発明による誤り修整方法の第2の実施例
における別のデータ構成の場合の説明図である。
【図6】第1の発明による誤り修整方法の第3の実施例
の説明図である。
【図7】第1の発明による誤り修整方法を実現するため
の構成のブロック図である。
【図8】第2の発明による誤り修整方法の一実施例の説
明図である。
【図9】第2の発明による誤り修整方法を実現するため
の構成のブロック図である。
【図10】修整情報を利用した修整方法の一実施例の説
明図である。
【図11】従来のディジタル記録再生装置のブロック図
である。
【図12】高能率符号化器3と高能率復号化器12の構
成の具体的なブロック図である。
【符号の説明】
200 メモリ 201 フラグメモリ 202 エラー検出器 203 アドレス情報検出器 206 修整方法決定器 207 読みだし制御器 300 アドレス比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力標本値をブロック化し1フィールドま
    たは複数フィールドを単位とする1ページの中から前記
    ブロックを各々m個集めて独立に高能率符号化されたデ
    ータA、Bを3個の記録ブロックX、Y、Zに分割して
    挿入するにあたり、前記データAのうち前記m個のブロ
    ックの主に低域成分に相当するデータをを前記記録ブロ
    ックXに挿入し、前記データBのうち前記m個のブロッ
    クの主に低域成分に相当するデータを前記記録ブロック
    Yに挿入し、前記データA、Bのうち前記ブロックの主
    に高域成分に相当するデータを前記記録ブロックZに挿
    入し、挿入された前記データA、Bの区切りを示すアド
    レス情報を前記記録単位に多重して記録を行う場合の再
    生時の誤りを修整する方法であって、現ページの誤り位
    置に応じて前記現ページの記録単位のデータの構成を示
    す情報あるいは前記1ページ前の対応する記録単位のデ
    ータの構成を示す情報を修整後のデータ構成を示す情報
    として選択的に採用すること特徴とする誤り修整方法。
  2. 【請求項2】入力標本値をブロック化し1フィールドま
    たは複数フィールドを単位とする1ページの中から前記
    ブロックを各々m個集めて独立に高能率符号化されたデ
    ータA、Bを3個の記録ブロックX、Y、Zに分割して
    挿入するにあたり、前記データAのうち前記m個のブロ
    ックの主に低域成分に相当するデータをを前記記録ブロ
    ックXに挿入し、前記データBのうち前記m個のブロッ
    クの主に低域成分に相当するデータを前記記録ブロック
    Yに挿入し、前記データA、Bのうち前記ブロックの主
    に高域成分に相当するデータを前記記録ブロックZに挿
    入し、挿入された前記データA、Bの区切りを示すアド
    レス情報を前記記録単位に多重して記録を行う場合の再
    生時の誤りを修整する方法であって、現ページの前記記
    録単位におけるアドレス情報と前記現ページの1ページ
    前の対応する記録単位のアドレス情報を比較してアドレ
    スの差分を検出し、検出された前記差分に応じて修整方
    法を決定することを特徴とする誤り修整方法。
  3. 【請求項3】前期現ページの記録単位のうち前記データ
    構成を示す情報を含む記録ブロックに誤りが存在する場
    合には、前期現ページの記録単位を全て前記1ページ前
    の対応する記録単位で置換することによりデータA、B
    を共に修整することを特徴とする請求項1、2記載の誤
    り修整方法。
  4. 【請求項4】前期現ページの記録単位あるいは前記現ペ
    ージの1ページ前の対応する記録単位が既に修整された
    データから構成されている場合には、前期現ページの記
    録単位を全て前記1ページ前の対応する記録単位で置換
    することによりデータA、Bを共に修整することを特徴
    とする請求項1、2記載の誤り修整方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5392129A (en) * 1992-06-25 1995-02-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Digital VCR signal processing apparatus for concealing uncorrectable errors
KR19980066264A (ko) * 1997-01-22 1998-10-15 이데이 노부유키 데이터 디코딩 장치와 방법 및 데이터 재생 장치

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