JPH051084U - 取付保持具 - Google Patents

取付保持具

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JPH051084U
JPH051084U JP055184U JP5518491U JPH051084U JP H051084 U JPH051084 U JP H051084U JP 055184 U JP055184 U JP 055184U JP 5518491 U JP5518491 U JP 5518491U JP H051084 U JPH051084 U JP H051084U
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clamp piece
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JP055184U
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和男 斉藤
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Nifco Inc
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/30Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings
    • H02G3/32Installations of cables or lines on walls, floors or ceilings using mounting clamps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被取付部材の外径寸法に影響されずに、常に
安定して被取付部材の固定が得られるようにする。 【構成】 各クランプ片2,3の内周曲面にほぼ近い曲
率で各クランプ片2,3の内側に向かって膨らんだ状態
に湾曲形成された板状の弾性当接片21,22を、前記
クランプ片2,3にそれぞれ対向した状態で、一端側を
対応する各クランプ片2,3の内周面の一部に固定する
とともに他端側を各クランプ片2,3との結合で得られ
る環状の中心側へ傾いて自由に延ばされた片持状にして
設け、被取付部材71,72を一対の弾性当接片2,3
で弾性挟持した状態で保持するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車のハーネスや油圧制御系パイプ,ロッド等、略線状を した被取付部材を所定の位置に固定して取り付けておくのに使用される取付保持 具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来における取付保持具の一例を示す正面図である。 図7において、取付保持具51は樹脂材で形成され、大きくは環状に組み合わ されて使用される第1のクランプ片52と第2のクランプ片53とを一体に有し てなり、第1のクランプ片52の下側には、例えば自動車等のパネル55に固定 して取り付けられる固定係止部54が一体に設けられている。
【0003】 さらに詳述すると、第1のクランプ片52と第2のクランプ片53は、一つの 環状体を2つに分割し、各々がその一方を形成するようにして作られており、ま た各クランプ片52,53との間には薄肉状部分56が設けられ、この薄肉状部 分56を介して互いに回動自在にヒンジ結合されている。これに対して、他端側 は取り外し自在に係合ロック可能になっており、この係合ロック用として、第1 のクランプ片52の他端部52a側に凹状の係止部材57が設けられているとと に、第2のクランプ片53の他端部53b側にこの係止部57内に挿入係合可能 な係合突部58が設けられている。 このうち、係止部57は、第1のクランプ片52の他端部52aと、この他端 部52aの下側より先端を上側に向けて略L字状に形成された係止片59とで、 上面に差込み口60を有した凹状に作られている。また、この差込み口60の内 側には、他端部52aの先端と係止片59の先端にそれぞれ形成されてなる一対 の係止爪61が設けられている。 一方、係合突部58は、第2のクランプ片53の他端部53aの上面より上方 に向かって突き出された突片63と、この突片63の先端に錨状にして一対設け られた係合爪64とで形成されている。 また、第2のクランプ片53側には、第2のクランプ片53の一端側53b側 より係合突部58側に向かって片持状にまっすぐ突き出した状態で、平板状をし た弾性変形可能な弾性当接片65が一体に設けられている。
【0004】 次に、固定係止部54は、第1のクランプ片52の下側略中央部分より略水平 方向に延びる取付座部66と、この取付座部66の下面よりまっすぐ下側へ延び る係合軸67と、この係合軸67の上端側より外側斜め下方に向かって突き出す 左右一対の弾性翼片68等を一体に有して形成されている。加えて、上記取付座 部66の左右両側部分には、その左右両側部分より下方へ向かって折り曲げられ た状態で、突き出し片69が一体に設けられている。加えて、係合軸67の外周 部分には、一対の係止爪70が互いに180度変位した位置に設けられており( なお、図7中においては、一方の係止爪70は背面側に設けられているので、片 側の係止爪70しか見えていない)、この各係止片70の外面形状はそれぞれ下 側に進むに従って内側へ向かう傾斜面として形成されている。
【0005】 図8および図9は、図7に示した取付保持具51の使用方法をそれぞれ示すも ので、図8は大きな直径寸法をしたハーネス等の略線状をした被取付部材71を 取り付けた場合の状態図、図9は図8に示した被取付部材71よりも小さな直径 寸法をした被取付部材72を取り付けた場合の状態図を示している。そこで、次 に、この図8および図9と共に図7に示した取付保持具51の使用方法を説明す る。
【0006】 まず、パネル55に被取付部材71を取り付ける場合は、被取付部材71(ま たは72)を取付保持具51に取り付けた後から、この取付保持具51と共にパ ネル55に取り付ける、あるいは先に取付保持具51をパネル55に取り付けて おき、この後から被取付部材71(または72)を取付保持具51に取り付ける 、の何れの手順をとつても良いものである。また、直径寸法の異なる被取付部材 71,72の何れであっても、この取付手順は同じであり、ここでは取付保持具 51をパネル55に先に取り付けておき、この後から被取付部材71を取り付け る場合として説明する。
【0007】 そして、パネル55に取付保持具51を取り付ける場合は、パネル55に形成 されている取付穴73に係合軸67を圧入する。この圧入で係合軸67上の係止 爪70が取付穴73を通ってパネル55の裏面側に通過し終ると、この係止爪7 0がパネル55の裏面側で取付穴73の孔縁に係合される。また、係止爪70が パネル55の裏面側に係合された時点で、パネル55の表面側に取付座部66の 突き出し片69が当接される。同時に、弾性翼片68が弾性変形を伴って撓まさ れてパネル55の表面に圧接され、係合軸67を抜き方向側に付勢した状態にな り、パネル55に取付保持具51が着脱自在に固定されて取り付けられる。
【0008】 次に、第1のクランプ片52内に被取付部材71を乗せる。そして、この状態 で第2のクランプ片53を第1のクランプ片52側に薄肉状部分56を支点にし て回動させ、係合突部58を係止部57内に差込み口60より圧入する。すると 、係合突部58の係合爪64が係止部57の係止爪61に係合されてロックされ る。これにより、被取付部材71が一対のクランプ片52,53で囲まれた環状 内に入れられた状態で、かつ弾性当接片65が被取付部材71に当接される。す ると、この弾性当接片65によって被取付部材71が第1のクランプ片52の内 面に被取付部材71が押し付けられて動かない状態に保持され、この取付保持具 51を介してパネル55に被取付部材71が取り付けられる。
【0009】 また、被取付部材71の交換などで、取付保持具51から被取付部材71を取 り外す場合は、係止部57の係止片59を外側に撓ませて差込み口60の開口を 広げると、係合突部58の係合爪64と係止部57の係止爪61との係合が外れ る。したがって、この係合爪64と係止爪61との係合ロックを解除した状態に することによって、第2のクランプ片53を第1のクランプ片52上より取り除 くことができ、さらに被取付部材71を第1のクランブ片52上より取り外すこ とができる。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の取付保持具51では、この取付保持具51内において 、まっすぐ延びる板状の弾性当接片65を被取付部材71に当接させ、この弾性 当接片65側から受ける力で被取付部材71を第1のクランプ片52の内面に押 し付けて保持していた。したがって、この構造の場合、取付保持具51内で被取 付保持具71を図8中の矢印Z方向に押え付ける力は比較的大きく得られるが、 矢印X方向に対する力はそれ程大きくは得られない。このため、矢印X方向に対 して被取付部材71が動き易く、取付保持具51内での被取付部材71の固定が 不安定になる。これは図9に示すように、外形寸法が被取付部材71の外径寸法 よりも小さい被取付部材72を固定するようなときには取付保持具51内にでき る隙間が大きくなる。すると、この隙間が大きくなる程、矢印X方向に対する動 きも大きくなり、これに比例して固定が不安定になると言う問題点があった。
【0011】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は被取付部材の 外径寸法に影響されずに、常に安定した被取付部材の固定が得られる構造にした 取付保持具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る取付保持具は、一端側がヒンジ結合さ れているとともに他端側が互いに係合ロック可能な一対のクランプ片を有して環 状に形成され、この一対のクランプ片間に線状の被取付部材を挟んで保持するも のであって、前記各クランプ片の内周曲面にほぼ近い曲率で各クランプ片の内側 に向かって膨らんだ状態に湾曲形成された板状の弾性当接片を、前記クランプ片 にそれぞれ対向した状態で、かつ一端側を対応する前記各クランプ片の内周面の 一部に固定するとともに他端側を前記環状の中心側へ傾いて自由に延ばされた片 持状にして設け、前記被取付部材を前記一対の弾性当接片で弾性挟持するように したものである。
【0013】
【作用】
この構成によれば、一対のクランプ片で形成された環状内において、それぞれ 対向配置されている一対の弾性当接片で被取付部材が挟持されるとき、被取付部 材に当接する各弾性当接片が各クランプ片の内周の曲面形状と近似の曲率で各ク ランプ片の内側に向かって膨らまされた状態に湾曲されているので、被取付部材 は一対の弾性当接片で外側が囲まれた状態で弾性挟持されることになる。これに より、被取付部材の外径寸法が異なり、外周面の曲率が多少異なっても、被取付 部材が環状内のあらゆる放射方向に対して移動しょうとするのをこの一対の弾性 当接片で抑えることができ、常に安定した固定が得られる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例を示す取付保持具の正面図で、図2は図1のAーA 線に沿う方向より見た同上取付保持具の側面図、図3は図1の矢印B方向より見 た同上取付保持具の上面図、図4は図1の矢印C方向より見た同上取付保持具の 底面図である。また、図1乃至図4において図7乃至図9と同一符号を付したも のは図7乃至図9と同一のものを示している。
【0015】 そして、図1乃至図4において、取付保持具1は樹脂材で形成され、大きくは 環状に組み合わせて使用される第1のクランプ片2と第2のクランプ片3とを一 体に有してなり、第1のクランプ片2の下側には、自動車等のパネル55に固定 して取り付けられる固定係止部54が一体に設けられている。
【0016】 さらに詳述すると、第1のクランプ片2と第2のクランプ片3は、一つの環状 体を2つに分割し、各々がその一方を形成するようにして作られており、また各 クランプ片2,3とのに間は薄肉状部分6が設けられ、この薄肉状部分6を介し て互いに回動自在にヒンジ結合されている。これに対して、他端側は取り外し自 在に係合ロック可能になっており、この係合ロック用として、第1のクランプ片 2の他端部2a側に凹状の係止部7が設けられ、第2のクランプ片3の他端部3 a側にこの係止部7内に挿入係合可能な係合突部8が設けられている。 このうち、係止部7は、第1のクランプ片2の他端部2aと、この他端部2a の下側より先端を上側に向けて略L字状に形成された係止片9とで、上面に差込 み口10を有した凹状に作られている。また、この差込み口10の内側には、他 端部2aの先端と係止片9の先端にそれぞれ形成されてなる一対の係止爪11が 設けられている。 一方、係合突部8は、第2のクランプ片3の他端部3aの上面より上方に向か って突き出された突片13と、この突片13の先端に錨状にして一対設けられた 係合爪14とで形成されている。
【0017】 また、第1のクランプ片2側には、平板状をした弾性変形可能な弾性当接片2 1が一体に形成されている。この弾性当接片21は、第1のクランプ片2の内周 曲面にほぼ近い曲率で、この第1のクライプ片2の内面側に向いて膨らんだ状態 に湾曲形成されていて、一端側が第1のクランプ片2の略中央部分より延びてい るとともに第1のクランプ片2の一端2b側に位置する他端側が両クランプ片2 ,3で形成される環状の中心側へ傾いて延びるようにして片持状に突き出した状 態で設けられている。加えて、第1のクランプ片2の内面には、弾性当接片21 が第1のクランプ片2の内面側に押されて撓まされたときに、この弾性当接片2 1を受け入れて逃がすための凹所23が、弾性当接片21の背面と対応する部分 全体にわたって形成されている。
【0018】 これに対して、第2のクランプ片3側には、平板状をした弾性変形可能な弾性 当接片22が一体に形成されている。この弾性当接片22は、第2のクランプ片 3の内周曲面にほぼ近い曲率で、この第2のクライプ片3の内面側に向いて膨ら んだ状態に湾曲形成されていて、一端側が第2のクランプ片3の一端3b側より 延びるとともに、他端側が両クランプ片2,3で形成される環状の中心側へ傾い て延びるようにして片持状に突き出した状態で、第1のクランプ片2側の弾性当 接片21と対向するように対応して設けられている。加えて、第2のクランプ片 3の内面にも、第1のクランプ片2側と同様に、弾性当接片22が第2のクラン プ片3の内面側に押されて撓まされたときに、この弾性当接片22を受け入れて 逃がすための凹所24が、弾性当接片22の背面と対応する部分全体にわたって 形成されている。
【0019】 次に、固定係止部54は、第1のクランプ片2の下側略中央部分より略水平方 向に延びる取付座部66と、この取付座部66の下面よりまっすぐ下側へ延びる 係合軸67と、この係合軸67の上端側より外側斜め下方に向かって突き出す左 右一対の弾性翼片68等を一体に有して形成されている。加えて、上記取付座部 66の左右両側部分には、その左右両側部分より下方へ向かって折り曲げられた 状態で、突き出し片69が一体に設けられている。加えて、係合軸67の外周部 分には、一対の係止爪70が互いに180度変位した位置に設けられており、こ の各係止片70の外面形状はそれぞれ下側に進むに従って内側へ向かう傾斜面と して形成されている。
【0020】 図5および図6は、図1乃至図4に示した取付保持具1の使用方法をそれぞれ 示すもので、図5は大きな直径寸法をしたハーネス等の略線状をした被取付部材 71を取り付けた場合の状態図、図6は図5に示した被取付部材71よりも小さ な直径寸法をした被取付部材72を取り付けた場合の状態図を示している。そこ で、次に、この図5および図6と共に図1乃至図4に示した取付保持具1の使用 方法を説明する。
【0021】 まず、パネル55に被取付部材71を取り付ける場合は、被取付部材71(ま たは72)を取付保持具1に取り付けた後から、この取付保持具1と共にパネル 55に取り付ける、あるいは先に取付保持具1をパネル55に取り付けておき、 この後から被取付部材71(または72)を取付保持具1に取り付ける、の何れ の手順をとつても良いものである。また、直径寸法の異なる被取付部材71,7 2の何れであっても、この取付手順は同じであり、ここでは取付保持具1をパネ ル55に先に取り付けておき、この後から被取付部材71を取り付ける場合とし て説明する。
【0022】 そして、パネル55に取付保持具1を取り付ける場合は、パネル55に形成さ れている取付穴73に係合軸67を圧入する。この圧入で係合軸67上の係止爪 70が取付穴73を通ってパネル55の裏面側に通過し終ると、この係止爪70 がパネル55の裏面側で取付穴73の孔縁に係合される。また、係止爪70がパ ネル55の裏面側に係合された時点で、パネル55の表面側に取付座部66の突 き出し片69が当接される。同時に、弾性翼片68が弾性変形を伴って撓まされ てパネル55の表面に圧接され、係合軸67を抜き方向側に付勢した状態になり 、パネル55に取付保持具1が着脱自在に固定されて取り付けられる。
【0023】 次に、第1のクランプ片2内に被取付部材71を乗せる。そして、この状態で 第2のクランプ片3を第1のクランプ片2側に薄肉状部分6を支点にして回動さ せ、係合突部8を係止部7内に差込み口10より圧入する。すると、係合突部8 の係合爪14が係止部7の係止爪11に係合されてロックされる。これにより、 被取付部材71が一対のクランプ片2,3で囲まれた環状内に入れられた状態で 、かつ弾性当接片21,22が被取付部材71の外周面に当接される。すると、 この弾性当接片21,22が被取付部材71の外周面の一部を対向する側より囲 むようにして弾性挟持した状態となり、被取付部材71が両クランプ片2,3の 内周面と共に保持され、この取付保持具1を介してパネル55に取付固定さられ る。
【0024】 したがって、このようにして一対のクランプ片2,3で形成された環状内に保 持された被取付部材71は、それぞれ対向配置されている一対の弾性当接片21 ,22による弾性挟持と、両クランプ片2,3の内側とで保持される。しかも、 この被取付部材71に当接する各弾性当接片21,22は、各クランプ片2,3 の内周の曲面形状と近似の曲率で各クランプ片2,3の内側に向かって膨らまさ れた状態に湾曲されているので、被取付部材71は一対の弾性当接片21,22 で外側が囲まれた状態で挟持されることになる。これにより、被取付部材71と 被取付部材72のように、被取付部材の外径寸法の違いにより外周面の曲率が多 少異なっても、被取付部材71,72が環状内であらゆる放射方向(ラジアル方 向)に対して移動しょうとするのを、この一対の弾性当接片21,22と両クラ ンプ片2,3の内面とで抑えることができ、常に安定した固定が得られることに なる。なお、この固定において、一対のクランプ片2,3で形成される環状内に 、この環状の内径寸法にほぼ近い外径寸法を有した被取付部材がセットされた場 合には、各弾性当接片21,22は、この被取付部材によって外側(ラジアル方 向側)に押し出されて凹所23,24内に逃がされる。よって、この取付保持具 1では、上記環状の内径寸法に等しい外径寸法をした被取付部材までに適用する ことができる。
【0025】 また、被取付部材71の交換などで、取付保持具1から被取付部材71を取り 外す場合は、係止部7の係止片9を外側に撓ませて差込み口10の開口を広げる と係合突部8の係合爪14と係止部7の係止爪11との係合が外れる。したがっ て、この係合爪14と係止爪11との係合ロックを解除した状態にすることによ って、第2のクランプ片3を第1のクランプ片2上より取り除くことができ、さ らに被取付部材71を第1のクランプ片2上より取り外すことができる。
【0026】 なお、本考案は上記実施例により説明したが、勿論この実施例の構造に限定さ れるものではなく、例えば一対の弾性当接片21,22は一体に形成したもので なくても良く、また弾性当接片21,22を逃がす凹所23,24も必ずしも設 けなくても良いものである。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る取付保持具によれば、一対のクランプ片で 形成された環状内において、それぞれ対向配置されている一対の弾性当接片で被 取付部材が挟持されるとき、被取付部材に当接する各弾性当接片が各クランプ片 の内周の曲面形状と近似の曲率で各クランプ片の内側に向かって膨らまされた状 態に湾曲されているので、被取付部材は一対の弾性当接片で外側が囲まれた状態 で弾性挟持されることになる。これにより、被取付部材の外径寸法が異なり、外 周面の曲率が多少異なっても、被取付部材が環状内のあらゆる放射方向に対して 移動しょうとするのをこの一対の弾性当接片で抑えることができ、常に安定した 固定が得られる効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す取付保持具の正面図で
ある。
【図2】図1のAーA線に沿う方向より見た同上取付保
持具の側面図である。
【図3】図1の矢印B方向より見た同上取付保持具の上
面図である。
【図4】図1の矢印C方向より見た同上取付保持具の底
面図である。
【図5】大きな直径寸法をした被取付部材が取り付けら
れている使用状態で示す本考案の取付保持具の正面図で
ある。
【図6】小さな直径寸法をした被取付部材が取り付けら
れている使用状態で示す本考案の取付保持具の正面図で
ある。
【図7】従来の取付保持具の一例を示す正面図である。
【図8】大きな直径寸法をした被取付部材が取り付けら
れている使用状態で示す従来の取付保持具の正面図であ
る。
【図9】小さな直径寸法をした被取付部材が取り付けら
れている使用状態で示す従来の取付保持具の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 取付保持具 2 クランプ片 3 クランプ片 6 薄肉状部分(ヒンジ部分) 7 係止部 8 係合突部 21 弾性当接片 22 弾性当接片 71 被取付部材 72 被取付部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一端側がヒンジ結合されているとともに
    他端側が互いに係合ロック可能な一対のクランプ片を有
    して環状に形成され、この一対のクランプ片間に線状の
    被取付部材を挟んで保持する取付保持具において、前記
    各クランプ片の内周曲面にほぼ近い曲率で各クランプ片
    の内側に向かって膨らんだ状態に湾曲形成された板状の
    弾性当接片を、前記クランプ片にそれぞれ対向した状態
    で、かつ一端側を対応する前記各クランプ片の内周面の
    一部に固定するとともに他端側を前記環状の中心側へ傾
    いて自由に延ばされた片持状にして設け、前記被取付部
    材を前記一対の弾性当接片で弾性挟持するようにしたこ
    とを特徴とする取付保持具。
JP055184U 1991-06-21 1991-06-21 取付保持具 Pending JPH051084U (ja)

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