JPH0435656Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0435656Y2
JPH0435656Y2 JP5931688U JP5931688U JPH0435656Y2 JP H0435656 Y2 JPH0435656 Y2 JP H0435656Y2 JP 5931688 U JP5931688 U JP 5931688U JP 5931688 U JP5931688 U JP 5931688U JP H0435656 Y2 JPH0435656 Y2 JP H0435656Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
leg
holder
holding part
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5931688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01163275U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5931688U priority Critical patent/JPH0435656Y2/ja
Publication of JPH01163275U publication Critical patent/JPH01163275U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0435656Y2 publication Critical patent/JPH0435656Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は弾性変形が自在とされる合成樹脂製
の保持具であつて、より詳細には棒あるいはケー
ブルないしはパイプ等のクランプに用いられる筒
状の保持部と、パネル等に挿入係止される係合脚
部とを備えた保持具の提供に関する。
(従来の技術) この種の線状物、棒状物ないしはパイプ類をク
ランプしてパネル等に取付ける保持具には種々も
のがあつた。第7図で示される保持具は、その典
型的なものであり、開環リング形状の保持部1の
夫々の開環端から半径方向に向けて互いに平行に
真直ぐに伸びる一対の脚部3を設け、しかもこの
脚部3の自由端から所定の角度をもつて外側に折
り返されたアンカー部4を設けると共に、前記開
環端の近傍の保持部1から互いに反対方向に伸び
るフランジ2を設けたものであり、前記脚部3、
保持部1又はフランジ2を両手の指先で持つて該
脚部3,3が互に引き離されるように保持部1を
拡開状とし、この保持部1内にケーブル、パイプ
あるいは棒状物を押し入れ支承させる。このよう
にケーブル、パイプあるいは棒状物を支承された
保持具の脚部3をパネル等に設けられた取付け孔
に挿入することにより、該パネル等の孔の孔縁が
前記フランジ2とアンカー部4との間で挟持さ
れ、保持具がケーブル等を支承した状態で取付け
られる。
(実公昭53−10560号) 又、実開昭61−189719号の考案でも、かゝる保
持具に近似したクランプが開示されている。この
実開昭61−189719号の考案で示されるクランプは
前記保持具におけるフランジに相当するものが保
持部に設けられず直接アンカー部に設けられたも
のであり、その取扱い操作は前記の従来例と同様
である。
(考案が解決しようとする課題) かゝる従来例では、ケーブル、パイプあるいは
棒状物等が弾性的に支承され、これらの支承した
ケーブル、パイプあるいは棒状物等が支承部にお
いて被傷される危惧が比較的少い特徴を有し、し
かもパネル等への取付けが保持具にある脚部の単
なる挿入ですむことから作業性が特に良好である
特徴を有している。
しかしながら保持具を構成する開環リング形状
の保持部が樹脂製で且つ充分な弾性を有している
ことから、この保持部を開いてケーブル、パイプ
あるいは棒状物を該保持部内に装填する作業が煩
雑であつた。
即ち、この従来の保持具にケーブル、パイプあ
るいは棒状物等を挿入するために逐一両手の指に
よつて保持具を持ち、この両手の指によつて保持
具の脚部を側方に拡くようにした状態のまゝで、
この保持具内にケーブル等を押し入れる必要があ
り、ケーブル等の押し入れ操作が難しく、多くの
作業手間を要する不都合があつた。
かゝる傾向は保持具が小型になればなる程助成
され、特に多数の細線等を小型の保持具を用いて
自動車内等の複雑で、しかも狭い空間を利用して
夫々の目的とする箇所に正確に取付ける必要のあ
る場合等に前記の不都合が顕著に生じた。
本考案に係る保持具は、かゝる従来保持具にお
ける取扱い上の不都合を無くし、片手でも容易に
拡開できる保持具の提供を目的としている。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る保持具は叙上の目的を達成する手
段として、保持具全体を弾性を有する合成樹脂製
のものとし、これを一体に成形してある。そして
該保持具は筒状に湾曲され開環リング形状とされ
た保持部5と、この保持部5の夫々の開環端縁か
ら略半径方向の外方に向けて相対向した状態で突
設された脚片6,6と、この脚片6,6の自由端
側から夫々の脚片6,6の外側方に所定の角度で
折返し状に設けられた係合片7,7と、前記脚片
6,6の基部側から該脚片6,6に略直交するよ
うに外方に向けて突設され、しかも前記係合片7
と対をなして該係合片7との間で取付け板等を挟
持する押え片8、8と、前記の保持部5の外周面
に所定の間隔を置いて、該周面から外方に向けて
突設され、且つ前記の保持部5の開環端縁間の開
口部10を開き出す一対の摘片9,9とで構成さ
れており、前記の押え片8と係合片7との間にパ
ネル等を挟持するようにして用いる。
(作用) 本考案に係る保持具は、叙上の構成から片手の
指を用いて摘片9,9を両側から挟むように摘む
ことができ、この片手の指を用いた摘片9,9の
挟みこみにより脚片6,6が夫々引き離し方向に
開かれ、保持部5の夫々の開環端縁間の開口部1
0に大きな挿入空間が形成される。
そして、摘片9,9に対する指の押圧力を弱め
ることにより、保持部5の開環端縁間の開口部に
ある挿入空間が、保持部5の有する弾発力により
閉じられる。
このようにケーブル等の挿入空間が閉じられ、
脚片6,6が略平行とされた状態で、脚片6,6
をパネル等の穴に挿入することにより係合片7は
脚片6の側に撓みこまれる。そして、この係合片
7の自由端側が該穴を抜けた時点で、この係合片
7が再度外方に弾み出し、この係合片7の自由端
部と、前記押え片8との間で前記穴の穴縁が挟持
される。
(実施例) 以下、本考案に係る保持具の典型的な一実施例
を添付の図面について説明する。
先ず、図示例の保持具はケーブル等を挿入され
て、これを支承する保持部5と、パネル等に取付
けるための脚片6と、パネル等の取付け穴の穴縁
を支承するための係合片7及び押え片8と、保持
部5を開いてケーブル等の挿入をなすための摘片
9とで構成されている。そして、これらの各構成
部分は保持部5を中心にしてインジエクシヨン成
形により夫々一体の合成樹脂成形物とされてい
る。
そして、保持部5は軸方向に開口部10を有す
る筒状に湾曲された開環リング形状のものであつ
て、この開口部10の側を閉止方向に弾発付勢す
る構成としている。
次いで脚片6は前記保持部5の自由端縁である
開口部10の縁から略半径方向の外方に向けて相
対向するように突設されている。そして、この脚
片6は追つて説明する取付け穴Hに対する係合片
7の撓み入れと、該係合片7の弾発復帰に伴う係
止をより良くする意図から脚片6,6間に一定の
隙間が設けられている。又、該脚片6は保持部
5の側が該保持部5の幅に略一致する幅とされ、
その自由端側に向けて先細り状に狭く構成され、
取付け穴に対する挿入が容易となるようにされて
いる。
又、係合片7は、該脚片6の自由端部から該脚
片6の外側方に所定の角度で折返し状に設けられ
ており、この所定の角度からなる傾斜相当分が脚
片6に向けて弾性変形される。又、この係合片7
の自由端部の脚片6の側には前記押え片8に向け
て舌片7aが突設されており、この舌片7aの外
側部に係合片7の係合段部7bが形成されてい
る。そして、この舌片7aは取付け穴Hの穴壁面
に係当することにより、段部7bが取付けパネル
等の穴縁を支承し、係合片7が外方に大きく撓み
出す不都合をなくしている。
更に、押え片8は前記の脚片6,6に略直交す
るように外方に向けて該脚片6,6の基部側から
突設されており、この脚片6の前記係合片7にお
ける段部7bとの間でパネルP等の穴Hの穴縁の
面を挟持するようにしてある。尚、この押え片8
は、パネルP等を、より弾性的に支承し、保持具
の取付け部におけるガタつきの発生を防止すべ
く、その自由端側が前記の係合片7の側に向けて
僅かに湾曲8aする構成とし、しかも自由端縁が
該係合片7の側に向けて膨み出す膨成突縁8bと
されている。
次いで、摘片9,9は、脚片6,6を拡開する
ためのものであり前記の押え片8に対して脚片
6,6の設けられている側と反対の側の保持部5
の外周面に設けられているものであり、開口部1
0に求められる拡開の幅と、保持部5の構成する
円弧の径の大小とにより、その設置間隔が定めら
れる。そして、一般的には脚片6の設けられてい
る位置の線上にある保持部5の部分を中心にして
摘片9,9が対称に設けられ、指先による挟持
が、より確実になされるように摘片9の自由端が
丸味を有する膨隆突縁9aとされている。又、こ
の摘片9,9の間の保持部5の外周面が軸と平行
な方向の面取り面5aとされ、摘片9,9による
保持部5の弾性変形を容易としている。
このような構成からなる保持具を第4図で示さ
れるように一方の手の指で挟み持ち、摘片9,9
を矢印の方向に押圧する。
この摘み片9,9の押圧操作によつて脚片6,
6間が拡げられて保持部5が開口部10から拡開
される。そこで空いている他方の手を用いて、こ
の開環端縁間の開口部10からケーブル、パイプ
あるいは各種の棒状物等を保持部5内に挿入し
て、この指の押圧握持を解放する。この指の押圧
力を解くことによつて保持部5は元の状態に弾性
復帰し、脚片6,6が接近して開口部10の拡開
がなくなりケーブル等が保持部5内に取り入れら
れる。次いで第5図で示されるように摘片9と押
え片8との間に指先を押し当てることにより脚片
6、6間の隙間がなくなり脚片6,6がパネル
P等の取付け穴Hに挿入され易くなる。この状態
で脚片6,6を穴Hに押し入れることにより係合
片7が脚片6の側に撓み、段部7bの位置で該係
合片7が外方に弾み出し舌片7aが穴Hの穴縁に
係当し、押え片8との間でパネルP等の穴Hの周
面が支承される。
(効果) 本考案に係る保持具は叙上の構成よりして片手
で保持具の開閉が可能とされることから、他方の
空いている手を用いてケーブル、パイプあるいは
各種の棒状物等を揃えたり、選別したりした上
で、この保持具の中に取り入れることができる。
従つて、自動車の内部の配線、配管等のように
狭く、しかも複雑な構成空間とされるような場所
での作業にも適している。又、ケーブル、パイプ
等を取り入れた保持具が摘片9と押え片8とが存
在することによつて左右を均等の圧で押圧しなが
ら摘むことができ、しかもそのまゝの状態で取付
け穴Hに挿入できることから叙上のような特殊な
状況のもとでの作業にも対応できる。
このようにして保持具に取り入れられてパネル
面等に止着されたケーブル等は該保持具が筒状を
なし、しかも隙間分の遊びがあることから、こ
の保持具による支承部分で傷つけられることがな
い。
又、保持具は押え片8と、係合片7とによつて
弾性的に支承されていることから、取付けられた
保持具が抜け落ちたり、緩み出したりすることが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る保持具の斜視図、第2図
は同正面図、第3図は同側面図、第4図は拡開状
態を示す正面図、第5図はパネルに挿入する直前
の一部を断面した正面図、第6図は使用状態を示
す断面図、第7図は従来例を示す正面図である。 1……保持部、2……フランジ、3……脚部、
4……アンカー部、5……保持部、6……脚片、
7……係合片、8……押え片、9……摘片、10
……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒状に湾曲された合成樹脂からなる開環リング
    形状の保持部の夫々の開環端縁から略半径方向の
    外方に向けて脚片が相対向して突設され、且つ該
    脚片の自由端側から夫々の脚片の外側方に所定の
    角度をもつて折返し状に係合片が設けられている
    と共に、この係合片と対をなして取付け板等を挟
    持する押え片が前記脚片の基部側から該脚片に略
    直交する向きに突設され、且つ前記保持部の外周
    面には前記開環端縁間の開口部を拡開する一対の
    摘片が該周面から外方に向けて突設されているこ
    とを特徴とする保持具。
JP5931688U 1988-05-06 1988-05-06 Expired JPH0435656Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5931688U JPH0435656Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5931688U JPH0435656Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01163275U JPH01163275U (ja) 1989-11-14
JPH0435656Y2 true JPH0435656Y2 (ja) 1992-08-24

Family

ID=31285092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5931688U Expired JPH0435656Y2 (ja) 1988-05-06 1988-05-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0435656Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304462A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Clarion Co Ltd 車載用アンテナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004304462A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Clarion Co Ltd 車載用アンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01163275U (ja) 1989-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4067341B2 (ja) 2ピースクリップ
JP2004197804A (ja) シート状部材の保持具
US3018535A (en) Closure member
JPH1038147A (ja) 棒状体の固定具
JP2001317515A (ja) 保持具
GB1578381A (en) Fastener for panel mounting
US7121031B2 (en) Hangtag with tool securing mechanism
JPH0435656Y2 (ja)
KR100217971B1 (ko) 제1부재를 제2부재상의 소정의 위치에 보유시키는 고정장치
JPH051084U (ja) 取付保持具
KR950027214A (ko) 클립
JP2002005337A (ja) クランプ
JPH0585796B2 (ja)
JP2001336673A (ja) クランプ
JP3459309B2 (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP2547935Y2 (ja) 保持具
JP2587417Y2 (ja) マイクロホンの防振支持具
JP2606412Y2 (ja) クリップ
JP2528478Y2 (ja) 電線保護具
JP3209979B2 (ja) クリップ
JPH051685Y2 (ja)
JPH0537623Y2 (ja)
JP3423435B2 (ja) 部品取付用クリップ
JPH0327003Y2 (ja)
JP2756753B2 (ja) 高保持力クリップ