JPH05106587A - ターボ分子ポンプ - Google Patents
ターボ分子ポンプInfo
- Publication number
- JPH05106587A JPH05106587A JP18702991A JP18702991A JPH05106587A JP H05106587 A JPH05106587 A JP H05106587A JP 18702991 A JP18702991 A JP 18702991A JP 18702991 A JP18702991 A JP 18702991A JP H05106587 A JPH05106587 A JP H05106587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- port side
- side moving
- moving blades
- exhaust
- exhaust port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動翼にかかる応力を増加することなく排気性
能を向上したターボ分子ポンプを得る。 【構成】 ターボ分子ポンプ1において前記吸気口側動
翼4aの外径Aを排気口側動翼5aの外径Bより大きく
し、吸気口側動翼4aの周速が増加し、該動翼4aの応
力条件をきびしくしない範囲で排気速度が向上する。
能を向上したターボ分子ポンプを得る。 【構成】 ターボ分子ポンプ1において前記吸気口側動
翼4aの外径Aを排気口側動翼5aの外径Bより大きく
し、吸気口側動翼4aの周速が増加し、該動翼4aの応
力条件をきびしくしない範囲で排気速度が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ICや半導体等の製造
に使用されるターボ分子ポンプのロータ形状に関する。
に使用されるターボ分子ポンプのロータ形状に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ターボ分子ポンプの動翼の直径は吸
気口側から排気口側まで同一に形成されていた。
気口側から排気口側まで同一に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のターボ分子
ポンプにおいて排気速度や圧縮比等の排気性能を向上し
ようとすると、動翼の外径を大きくする必要がある。し
かしながら動翼の外径を大きくすると、動翼を支持固定
している動翼内径部に生じる応力が大きくなり、動翼の
材料(例えばAl合金)の強度が不足して破損する危険性
が生じ、特に前記応力は排気口側動翼内径部がより大き
く作用するため、従来は排気口側動翼内径に合わせて全
ての動翼の外径を同一に制限しており排気性能の向上が
し難い問題を有していた。
ポンプにおいて排気速度や圧縮比等の排気性能を向上し
ようとすると、動翼の外径を大きくする必要がある。し
かしながら動翼の外径を大きくすると、動翼を支持固定
している動翼内径部に生じる応力が大きくなり、動翼の
材料(例えばAl合金)の強度が不足して破損する危険性
が生じ、特に前記応力は排気口側動翼内径部がより大き
く作用するため、従来は排気口側動翼内径に合わせて全
ての動翼の外径を同一に制限しており排気性能の向上が
し難い問題を有していた。
【0004】本発明は上記の課題を解決し、動翼にかか
る応力を増大することなく排気性能を向上したターボ分
子ポンプを提供することを目的とする。
る応力を増大することなく排気性能を向上したターボ分
子ポンプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、吸気口側動翼の外径を排気口側動翼の外径
より大きくしたことを特徴とする。
成するため、吸気口側動翼の外径を排気口側動翼の外径
より大きくしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成により、吸気口側動翼の周速が増加
し該動翼の応力条件をきびしくしない範囲で排気速度が
向上する。
し該動翼の応力条件をきびしくしない範囲で排気速度が
向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の1実施例を第1図により説明
する。
する。
【0008】1はターボ分子ポンプを示し、該ターボ分
子ポンプ1は筐体1a内に設けられた回転軸1bに固定
されたロータ1cを有する。
子ポンプ1は筐体1a内に設けられた回転軸1bに固定
されたロータ1cを有する。
【0009】2は吸気口、3は排気口を示し、該ロータ
1cの外周面には複数段の吸気口側動翼4a…4aと多
数の排気口側動翼5a…5aが突設されており、これら
吸気口側動翼4aと、排気口側動翼5aとに近接してそ
れぞれ静翼4b及び5bが前記筐体1aの内周面に突設
されている。
1cの外周面には複数段の吸気口側動翼4a…4aと多
数の排気口側動翼5a…5aが突設されており、これら
吸気口側動翼4aと、排気口側動翼5aとに近接してそ
れぞれ静翼4b及び5bが前記筐体1aの内周面に突設
されている。
【0010】又前記吸気口側動翼4aの外径Aは排気口
側動翼5bの外径Bより大きく形成され、且つ該吸気口
側動翼4aの厚みCは吸気口2側が厚く順次下方段に行
くに従って薄く形成されている。
側動翼5bの外径Bより大きく形成され、且つ該吸気口
側動翼4aの厚みCは吸気口2側が厚く順次下方段に行
くに従って薄く形成されている。
【0011】6はベース部を示し、該ベース部6に前記
筐体1aを嵌挿螺止すると共に内部ハウジング7a及び
7bが嵌入螺止されている。
筐体1aを嵌挿螺止すると共に内部ハウジング7a及び
7bが嵌入螺止されている。
【0012】8a、8bは前記内部ハウジング7a及び
ベース部6内に設けられたラジアル軸受、9はスラスト
磁気軸受を示し、これら軸受8a、8b、9に前記回転
軸1bを支承するようにした。又該回転軸1bの下部に
モータ10のロータ10aが固定され、該モータ10の
駆動により前記ロータ1cを駆動し、前記吸気口側動翼
4a…4a及び排気口側動翼5a…5aを回転するよう
にした。
ベース部6内に設けられたラジアル軸受、9はスラスト
磁気軸受を示し、これら軸受8a、8b、9に前記回転
軸1bを支承するようにした。又該回転軸1bの下部に
モータ10のロータ10aが固定され、該モータ10の
駆動により前記ロータ1cを駆動し、前記吸気口側動翼
4a…4a及び排気口側動翼5a…5aを回転するよう
にした。
【0013】又前記内部ハウジング7aの頂部及び前記
ベース部6の底部には磁気軸受制御異常時に前記回転軸
1bを軸支する非常用玉軸受11a、11bを設けた。
尚、12は配線用コネクターを示す。
ベース部6の底部には磁気軸受制御異常時に前記回転軸
1bを軸支する非常用玉軸受11a、11bを設けた。
尚、12は配線用コネクターを示す。
【0014】次に上記実施例の作動を説明する。
【0015】ターボ分子ポンプ1のモータ10に通電す
るとロータ1cが高速に回転し、該ロータ1cに突設さ
れた吸気口側動翼4a及び排気口側動翼5aと、筐体1
aから突設した静翼4b、5bとの間に気体の流れが生
じ、吸気口2から排気口3に向って排気作用を起す。
るとロータ1cが高速に回転し、該ロータ1cに突設さ
れた吸気口側動翼4a及び排気口側動翼5aと、筐体1
aから突設した静翼4b、5bとの間に気体の流れが生
じ、吸気口2から排気口3に向って排気作用を起す。
【0016】この場合例えば従来の全段が同径で動翼の
外径が320mmでロータ1cの回転数が21,600r.
p.m とすると、吸気口側動翼内周d1 、での応力は16
Kgf/mm2 、排気口側動翼内周d2 での応力は20Kgf/mm
2 となり排気速度は2800l/s となる。
外径が320mmでロータ1cの回転数が21,600r.
p.m とすると、吸気口側動翼内周d1 、での応力は16
Kgf/mm2 、排気口側動翼内周d2 での応力は20Kgf/mm
2 となり排気速度は2800l/s となる。
【0017】しかし本実施例の吸気口側動翼4aの4段
の外径を340mmとし排気口側動翼12段の外径を32
0mmとしロータ1cの回転数を従来と同様の21,60
0r.p.m とした場合、吸気口側動翼4a及び排気口側動
翼内周での応力は19〜20Kgf/mm2 となり、排気速度
は3200 l/sとなる。
の外径を340mmとし排気口側動翼12段の外径を32
0mmとしロータ1cの回転数を従来と同様の21,60
0r.p.m とした場合、吸気口側動翼4a及び排気口側動
翼内周での応力は19〜20Kgf/mm2 となり、排気速度
は3200 l/sとなる。
【0018】即ち排気速度が従来より400 l/s向上
し、且つ排気口側動翼内径d2 部の応力は20Kgf/mm2
で従来と同じ応力に維持される。
し、且つ排気口側動翼内径d2 部の応力は20Kgf/mm2
で従来と同じ応力に維持される。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、ターボ分子
ポンプの吸気口側の動翼の外径を排気口側の動翼の外径
より大きくすることにより、排気口側動翼にかかる応力
を同じくして排気性能特に排気速度を向上することが可
能となり、小型高性能のターボ分子ポンプを得ることが
できる優れた効果を有する。
ポンプの吸気口側の動翼の外径を排気口側の動翼の外径
より大きくすることにより、排気口側動翼にかかる応力
を同じくして排気性能特に排気速度を向上することが可
能となり、小型高性能のターボ分子ポンプを得ることが
できる優れた効果を有する。
【図1】本発明の1実施例を示す縦断面図である。
1 ターボ分子ポンプ 1a 筐体 4a 吸気口側動翼 5a 排気口側動翼
Claims (1)
- 【請求項1】 筐体内に動翼と静翼とを有するターボ分
子ポンプにおいて、吸気口側動翼の外径を排気口側動翼
の外径より大きくしたことを特徴とするターボ分子ポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18702991A JPH05106587A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ターボ分子ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18702991A JPH05106587A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ターボ分子ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05106587A true JPH05106587A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=16198947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18702991A Pending JPH05106587A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | ターボ分子ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05106587A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6019581A (en) * | 1995-08-08 | 2000-02-01 | Leybold Aktiengesellschaft | Friction vacuum pump with cooling arrangement |
RU2560133C1 (ru) * | 2014-10-10 | 2015-08-20 | Общество с ограниченной ответственностью "Владимирский центр механической обработки" | Однопоточный четырехступенчатый турбомолекулярный насос |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP18702991A patent/JPH05106587A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6019581A (en) * | 1995-08-08 | 2000-02-01 | Leybold Aktiengesellschaft | Friction vacuum pump with cooling arrangement |
RU2560133C1 (ru) * | 2014-10-10 | 2015-08-20 | Общество с ограниченной ответственностью "Владимирский центр механической обработки" | Однопоточный четырехступенчатый турбомолекулярный насос |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000605 |