JPH0478602A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH0478602A
JPH0478602A JP2186747A JP18674790A JPH0478602A JP H0478602 A JPH0478602 A JP H0478602A JP 2186747 A JP2186747 A JP 2186747A JP 18674790 A JP18674790 A JP 18674790A JP H0478602 A JPH0478602 A JP H0478602A
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好秀 河野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 上の この発明は、ベルト層をプライを積層して構成した空気
入りタイヤに関する。
従」Lの」L術 従来、軽量でかつ高速耐久性の良好な空気入リタイヤと
しては、例えば特開昭63−145108号公報に記載
されているようなものが知られている。
このものは、ベルト層を、スチールコードをタイヤの周
方向に対してほぼ平行に螺旋状に巻き付けることにより
構成した第1ベルト層と、第1ベルト層に重なり合うと
ともに、タイヤ周方向に対するコード角度を10〜50
度とした有機繊維コードからなり、その幅方向両端部を
折り返すことにより第1ベルト層を包み込むようにした
第2ベルト層と、から構成したものである。
しかしながら、このような空気入りタイヤにあっては、
傾斜コードが埋設された第2ベルト層の幅方向両端部を
折り返すようにしているため、折す返し部においてコー
ドは小さな曲率半径で屈曲することになり、この結果、
該部位のコードとゴムとの接着強度を確保することが困
難となる。これにより、横加重を受けて転動している状
態では、折り返し端部の入力が大きいため、該部位にセ
パレーションが発生するという問題点がある。
このような問題点を解決するため、本出願人は、特開平
2−81705号公報に記載されているような空気入り
タイヤを提案した。このものは、ベルト層を、タイヤの
赤道に沿う向きの配向で、波形またはジグザグ状に揃っ
て並んだ補強素子を埋設した単一層の第1ストリツプと
、タイヤの赤道面に対し15〜75度の傾斜角度の互い
に平行な配列になる補強素子を埋設した単一層の第2ス
トリツプと、の成層構造としたものである。
が  しよ と る しかしながら、このような空気入りタイヤに埋設されて
いる補強素子は前述のように波形あるいはジグザグ状で
あるため、空気入りタイヤの走行によって繰り返し引張
、圧縮歪を受け、その表面、特に曲率半径の最も小さな
部位の表面に大きな歪が発生するのである。これにより
、長時間空気入りタイヤを走行すると、補強素子が疲労
によって破壊してしまうという問題点がある。そして、
このような疲労破壊は、走行時におけるベルトの周方同
憂が最大であるベルト端部において最も顕著に発生する
のである。
この発明は、プライ端でのセパレーションを防止できる
とともに補強素子の疲労破壊を防止することができる空
気入りタイヤを提供することを目的とする。
るだめの このような目的は、タイヤ赤道面にほぼ直交する多数本
のコードが埋設された少なくとも1層のカーカスプライ
からなるカーカス層と、カーカス層の半径方向外側に配
置されたベルト層と、を備えた空気入りタイヤにおいて
、上記ベルト層を、内部に初期伸びが大きく螺旋状に多
数回巻き付けることによりタイヤ赤道面と実質上平行に
延びる金属補強素子が埋設された第1プライと、第1プ
ライに重なり合うとともに幅方向両側端に切断端を有し
、内部にタイヤ赤道面に対して15度から75度の角度
で交差する多数本の金属補強素子が埋設された単一層の
第2プライと、がら構成し、前記第1プライに埋設され
た補強素子の全重量を、第2プライに埋設された補強素
子の全重量の0.5倍から 1.5倍の範囲内とするこ
とにより達成することができる。
ここで、前記第1プライに埋設された補強素子の曲げこ
わさを、前記第2プライに埋設された補強素子の曲げこ
わさ以下とするとよい。
1月 この発明の空気入りタイヤにあっては、傾斜した補強素
子が埋設されている第2プライは幅方向両側端に切断端
を有しているため、折り返しは行われておらず、この結
果、プライ端でのセパレーションのおそれがない。また
、第1プライ内に埋設されている補強素子は、タイヤ赤
道面に実質上平行に延びているため、タイヤの走行によ
り発生する歪は小さなもので、長期間の走行でも破断に
至るようなことはなく、耐久性が向上する。しかも、こ
の第1プライ内の補強素子は前述のようにタイヤ赤道面
に実質上平行に延びているので、該第1プライの幅方向
両端部を折り返したような場合でも該補強素子は屈曲さ
れず、この結果、該第1プライはプライ端でセパレーシ
ョンを生じるおそれはない。ここで、第1プライ内の補
強素子が前述のようにタイヤ赤道面に実質上平行である
と、加硫成型が困難になるとも考えられるが、この発明
では、前記補強素子として初期伸びが大きな素子を用い
たので、加硫成型は容易に行われる。
また、第2プライの補強素子を有機繊維ではなく、金属
から構成しているので、正規荷重以上の荷重時において
も、コーナリングパワーの低下はない。
さらに、第1プライの補強素子の全重量を第2プライの
補強素子の全重量の0.5倍から 1.5倍の範囲内と
したので、重量増加を招くことなくコーナリングパワー
の値を実用的な範囲内に収めることができる。
また、請求項2に記載のように、第1プライに埋設され
た補強素子の曲げこわさを、第2プライに埋設された補
強素子の曲げこわさ以下とすることが好ましい。その理
由を以下に説明する。即ち、一般に、補強素子の曲げこ
わさと空気入りタイヤの周方向曲げ剛性とは比例関係に
あるため、補強素子の曲げこわさを大きくすると、空気
入りタイヤの周方向曲げ剛性も大きくなる。そして、空
気入りタイヤの周方向曲げ剛性が大きくなると、空気入
りタイヤを荷重負荷転動させたとき、ベルト層が曲がり
にくくなり、その結果、バックリングが発生して空気入
りタイヤの接地性が悪化し、特に湿潤路面での操縦安定
性が低下してしまうのである。しかも、プライの周方向
曲げは、補強素子のタイヤ赤道面に対する交差角をZと
したとき、cos’ Zに比例することが知られており
、このことから、Zが零、即ち補強素子がタイヤ赤道面
に実質上平行に延びているプライは最も周方向曲げ剛性
が大きなプライとなるのである。したがって、タイヤ赤
道面に実質上平行な第1プライの補強素子の曲げこわさ
が、第2プライの補強素子の曲げこわさより大きいと、
空気入りタイヤの接地性が悪化して操縦安定性が低下す
るため、第1プライに埋設されタイヤ赤道面に実質上平
行な補強素子の曲げこわさを、第2プライに埋設された
傾斜している補強素子の曲げこわさ以下とすることが好
ましいのである。ここで、補強素子の曲げこわさは、該
補強素子の断面2次モーメントエとヤング率Eとの積で
あるが、ヤング率Eは一定と考えられるので、前述のこ
とを言い換えれば、第1プライの補強素子の断面2次モ
ーメントエの値が第2プライの補強素子の断面2次モー
メントエの値以下ということになる。そして、前記断面
2次モーメント■は、補強素子を構成するフィラメント
の本数をn、各フィラメントの直径をd:(i=1〜n
)、各フィラメントの重心から補強素子断面の図心まで
の距離をe:(t・1〜n)、各フィラメントの断面積
をA、(l−1〜n)とすると、以下の式により表すこ
とができる。
I = 斉(πd:’/64+e:2A:)ム諺1 大JL例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1.2図において、 1は空気入りタイヤであトハ 
このタイヤ1は一対のビード部2と、これらビード部2
がらそれぞれほぼ半径方向外側に向かって延びる一対の
サイドウオール部3と、両サイドウオール部3間に跨っ
て延びる円筒状をしたトレッド部4とを有している。ま
た、前記タイヤ1は、一方のビード部2がら他方のビー
ド部2に亘って延びるトロイダル状をしたカーカス層8
で補強されており、このカーカス層8の両側端部はビー
ドリング9の廻りに軸方向内側から軸方向外側に向かっ
て巻き上げられている。このカーカス層8は少なくとも
1層のカーカスプライ、この実施例では1層のカーカス
プライ11がら構成され、このカーカスプライ11内に
はタイヤ赤道面Sにほぼ直交する多数本のコード12が
埋設されている。
前記カーカス層8の半径方向外側にはベルト層14が設
けられ、このベルト層14は第1プライ15と単−層の
第2プライ16との2層のプライを互いに重ね合わせて
構成している。そして、この実施例では第1プライ15
を半径方向外側に、第2プライ16を半径方向内側に配
置するとともに、第1プライ15の幅を第2プライ16
の幅より僅かに広くしている。ここで、第1プライ15
を半径方向内側に、第2プライ16を半径方向外側に配
置してもよいが、このようにすると後述するようにコー
ナリングパワーが若干低下するため、この実施例ノよう
ニ装置することが好ましい。また、第1プライ15の幅
を第2プライ16の幅より僅かに狭くしてもよいが、こ
の壱うにすると、最大の周方同憂が発生する第2プライ
16の幅方向両端に対する拘束が弱くなるので、この実
施例のような幅にすることが好ましい。さらに、この実
施例では第2プライ16は幅方向両側端に切断端を有し
、この結果、第2プライ16の幅方向両端部は第1プラ
イ15の廻りに折り返されていない。これにより、第2
プライ16のプライ端でのセパレーションが発生するよ
うなことはない。また、前記第1プライ15の内部には
補強素子18が埋設されているが、これら補強素子18
は後述するように螺旋状に多数回巻き付けることにより
、タイヤ赤道面Sと実質上平行に延びている。
この結果、タイヤ1の走行により補強素子18に発生す
る歪は、補強素子が波形あるいはジグザグ状に屈曲して
いる場合に比較して小さなものとなる。
このため、タイヤ1を長期間走行させても、補強素子1
8が破断に至るようなことはなく、タイヤ1の耐久性が
向上する。さらに、前記第1プライ15の幅方向両端部
はこの実施例のようにプライ端を強力に拘束するため折
り返すようにしてもよいが、前述の第2プライ16と同
様に折り返されていなくてもよい。また、前記補強素子
18は複数本のフィラメントを撚り合わせて構成したコ
ードからなるとともに、たが効果を発揮させるために金
属、例えばスチールから構成している。そして、このよ
うな第1プライ15は、例えば少な(とも1本の補強素
子18を多数回螺旋状に巻き付けて(幅方向両端部では
重ね巻きをして)構成したり、あるいは複数本の補強素
子18をゴム被覆したストリップを多数回螺旋状に巻き
付けることにより構成したりしてもよい。また、前記補
強素子18は大きな初期伸び(補強素子18に作用する
加重を0.25kgfから5、 Okgfまで増加させ
たときの補強素子18の伸びを%で表示したもの)、例
えば0.4%から 1.5%程度の初期伸びを有してい
る。この結果、補強素子18がタイヤ赤道面Sと実質上
平行に延びていても、タイヤ1の加硫を何等の問題もな
く、即ちベルト層14等の波打ちあるいは加硫セグメン
トへの噛込み等を生じることなく行うことができる。こ
こで、前述のような大きな初期伸びを有する補強素子と
しては、例えば、−緒に撚り合わされた複数個のワイヤ
により形成されたストランドによって構成され、個々の
ストランドまたはコードを全て同一方向に巻き付けたも
の(いわゆる高伸張性コード)、あるいは、特開昭60
−116504号公報に記載されているような素子、即
ち、コードを構成するフィラメントをコードに撚る前に
、撚りコードにおけるフィラメントの形状と同様の形状
に予め弾性限界を超える応力を与えて型付けし、その後
、これらフィラメントを撚ってコードに成形したもの、
が挙げられる。ここで、フィラメントに予め与える型付
は量(振#iりは、コード状態でのフィラメントの最大
径の98%以上とするとよい。
一方、前記第2プライ16内には多数本の補強素子20
が埋設され、これらの補強素子20はタイヤ赤道面Sに
対して15度から75度の角度A、この実施例では25
度の角度で交差している。これらの補強素子20は例え
ば単線フィラメントあるいは複数本のフィラメントを撚
り合わせて構成したコードからなり、しかも、有機繊維
ではなく、金属、例えばスチールから構成されている。
このように補強素子20を金属から構成すると、後述す
るように正規荷重を超える荷重がタイヤ1に作用したと
きのコーナリングパワーを実用的な範囲内に維持するこ
とができるが、有機繊維がら構成した場合には、正規荷
重を超える荷重時にコーナリングパワーが大きく低下し
、操縦安定性が悪化してしまうのである。その理由は、
有機繊維自身は曲げ剛性が殆ど零に等しいため、補強素
子に有機繊維を用いると、タイヤ 1にサイドフォース
が作用したとき、該補強素子が簡単に変形するからであ
り、逆に、補強素子20を曲げ剛性の高い金属から構成
すると、タイヤlにサイドフォースが作用したとき、該
補強素子20がタイヤ1の変形を抑制してコーナリング
パワーの低下を防止するからであると、考えられる。ま
た、前記第1プライ15に埋設されている補強素子18
の全重量は、第2プライ16に埋設されている補強素子
20の全重量の0.5倍から 1.5倍のし鷹囲内とす
る必要がある。その理由は、第1ブラ′r、1フ プシご Sイエ5に埋設されている補強素子18の全重量を、第
2プライ16に埋設されている補強素子20の全重量で
除した値Bが0.5未満であると、後述するように、コ
ーナリングパワーが10%以上低下して操縦安定性が悪
化してしまうからであり、一方、1.5を超えると、コ
ーナリングパワーの増大が飽和するにも拘らず重量だけ
が増加し、重量増加の欠点が顕著となるからである。2
5は前記ベルト層14の半径方向外側に配置されたトレ
ッドゴムである。
次に、第1試験例を説明する。この試験においては、従
来タイヤと、この発明を実施した供試タイヤ1.2と、
比較タイヤ1.2とを準備した。
ここで、従来タイヤはベルト層を、半径方向最外側のプ
ライを第1プライ、半径方向最内側のプライを第4プラ
イとする4層のプライから構成し2、第1、第2プライ
内にタイヤ赤道面に実質上平行なナイロンコードを埋設
するとともに、これら第1、第2プライの幅をともに 
190mmとし、また、第3プライ内にタイヤ赤道面に
対して+23度の角度で交差するスチールコード(コー
ド種1×5×0.23)を埋設するとともに、その幅を
 165mmとし、さらに、第4プライ内にタイヤ赤道
面に対して=23度の角度で交差するスチールコード(
コード種LX  5X0.23)を埋設するとともに、
その幅を 175mmとしたものである。また、供試タ
イヤ1は半径方向外側に配置した第1プライ内にタイヤ
赤道面に実質上平行なスチールコード(コード種3×4
X 0.12)を埋設するとともに、その幅を 180
+nmとし、また、半径方向内側に配置した第2プライ
内にタイヤ赤道面に対して25度の角度で交差するスチ
ールコード(コード種1x 5xO,23)を埋設する
とともに、その幅を 170mmとし、さらに値Bを 
1.0としたタイヤであり、供試タイヤ2は前記供試タ
イヤ1の第1、第2プライの配置を逆転、即ち第1プラ
イを半径方向内側に、第2プライを半径方向外側に配置
し、他は供試タイヤ1と同様のタイヤである。さらに、
比較タイヤ1は半径方向外側の第1プライ内にタイヤ赤
道面に実質上平)、行なスチールコード(コード種3x
 4x 0.12)をコニ 1盆城設するとともに、その幅を 180mmとし、ま
た、半径方向内側の第2プライ内にタイヤ赤道面に対し
て25度の角度で交差するアラミド系有機繊維コードを
埋設するとともに、その幅を 170mmとし、さらに
前記値Bを 9.3としたタイヤであり、比較タイヤ2
は前記比較タイヤ1の第1、第2プライの配置を逆転、
即ち第1プライを半径方向内側に、第2プライを半径方
向外側に配置し、他は比較タイヤ1と同様のタイヤであ
る。ここで、これら各タイヤのサイズは205/80 
 R15であった。次に、これら各タイヤに2.Okg
f/cm2の内圧を充填した後、200 k gf、 
520kgf (正規荷重)、 800kgfの荷重を
それぞれ作用させながら、試験ドラム上を時速50km
で走行させ、スリップ角1度のときのコーナリングパワ
ーを測定した。その結果を従来タイヤを指数100とし
て第3図に示す。第3図において、白丸は供試タイヤl
、黒丸は供試タイヤ2、白三角は比較タイヤ1、黒三角
は比較タイヤ2である。
この第3図から明らかなように、タイヤ赤道面に対して
傾斜したコードを有機繊維(ここではアラニミド繊維)
から構成していると、コーナリングパワーが低下し、特
にタイヤに作用する荷重が正規荷重以上となったとき著
しく低下し、実用に供することができない。
次に、第2試験例について説明する。この試験において
は、前記供試タイヤ1と構造的に類似した比較タイヤ3
.4.5.6および供試タイヤ3、 4、5を準備した
。ここで、これら比較、供試タイヤは第2プライのスチ
ールコードを同一コード種、同−打ち込み本数とし、第
1プライのスチールコードを同一コード種としながら打
ち込み本数を互いに異ならせて、第1プライのコードの
全重量を第2プライのコードの全重量で除した値Bを変
化させている。即ち、第1プライのコードの全重量を第
2プライのコードの全重量で除した値Bを、比較タイヤ
3では0.25、供試タイヤ3では0.5、供試タイヤ
4では1.0、供試タイヤ5では1.5、比較タイヤ4
では2.0、比較タイヤ5では3.0、比較タイヤ6で
は4.0とした。次に、このような各タイヤのコーナリ
ングパワーを前記として示す、この第4図から明らかな
ように、値Bが0.5未満であると、コーナリングパワ
ーが実用上許容できる値(90)以下となるため使用す
ることができず、一方、値Bが1.5を超えると、コー
ナリングパワーの増大が飽和して重量増加のデメリット
だけが大きくなるからであり、実際に使用できるのは、
前記値Bが0.5から 1.5の範囲内だけである。
次に、第3試験例を説明する。この試験に当たっては、
比較タイヤ7および前記比較タイヤ1さらに前記供試タ
イヤ4を準備した。ここで、比較タイヤ7は半径方向外
側の第1プライ内にタイヤ赤道面に沿って延びるととも
に波状に屈曲したスチールコード(コード種1x 4x
0.23)を埋設するとともに、半径方向内側の第2プ
ライ内にタイヤ赤道面に対して25度の角度で交差する
スチールコード(コード種LX 5X0.23)を埋設
したこのような各タイヤに 2. Okgf/ c+n
2の内圧を充填した後、正規荷重(520kgf)を負
荷しながらドラム上を時速50kmで走行させ、スリッ
プ角1度のときのコーナリングパワーを測定した。その
結果を指数表示で示すと、比較タイヤ7にあっては、 
100であったが、比較タイヤ1では65まで低下し、
一方、供試タイヤ4では105に向上していた。次に、
前記各タイヤに正規荷重を負荷しながらドラム上を2度
のスリップ角を与えながら時速60kmで合計4万km
走行させ、走行終了時においてコードの折れ本数を計数
した。その結果を示すと、比較タイヤ7では10本折れ
ていたが、比較タイヤ1、供試タイヤ4のいずれもが1
本も折れていなかった。
次に、第4試験例を説明する。この試験に当たっては、
供試タイヤ1および比較タイヤ8を準備した。ここで、
比較タイヤ8は、第1、第2プライの幅を供試タイヤ1
と同一とし、また、第2プライの補強素子にアラミド繊
維を用いたタイヤン、 ごである。次に、第3試験例と同様の耐久ドラム条ン−
′ ・件でスリップ角2度を与えながら時速60kmで走行
させた。その結果を示すと、供試タイヤ1は異常なく4
万km完走したが、比較タイヤ8は3万2千kmで折り
返し端部のセパレーションから破壊に到った。
次に、第5試験例を説明する。この試験に当たっては、
前記供試タイヤに構造的に類似した比較タイヤ9および
供試タイヤ6.7.8を準備した。ここで、これら比較
、供試タイヤは第2プライのスチールコードを同一コー
ド種、同−打ち込み本数とし、第1プライのコード種を
互いに異ならせることにより、第1プライの補強素子の
断面2次モーメントを第2プライの補強素子の断面2次
モーメントで除した値Cを互いに異ならせた。
即ち、前記値Cを供試タイヤ6では0.38(第1プラ
イにLX  5X0.18のコードを使用)、供試タイ
ヤ7では0.64 (第1プライにLX 3X0.30
を使用)2、供試タイヤ8では1.00 (第1プライ
に第2プラ″:Iと同一の1x 5x0.23を使用)
、比較タイヤ9では1.40(第1プライに LX  
5X0.25を使用)とした。ここで、第2プライの補
強素子は、1×5X0.23を使用している0次に、こ
のような各タイヤに正規内圧を充填するとともに正規荷
重を負荷し、スリップ角8度を与えながら時速5kmで
走行させ、このときの各タイヤの内面のバックリング量
を内面レーザー測定法を用いて測定した。その結果を第
5図に、前記値Cの値がi、ooである供試タイヤ8を
指数100として示す。この第5図から明らかなように
、値Cが1.00を超えると、バックリング量が増加し
、その結果、踏面の浮き上がりが大きくなる、即ち、接
地性が悪化するのである。
したがって、実際に使用できるのは、前記値Cが1.0
0以下のときだけである。
l1豊11 以上説明したように、この発明によれば、プライ端での
セパレーションを防止できるとともに、ベルト層に埋設
された補強素子の疲労破壊を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す子午線断面図、第2
図は一部が破断された第1図のX−X矢視図、第3図は
荷重とコーナリングパワーとの関係を示すグラフ、第4
図は値Bとコーナリングパワーとの関係を示すグラフ、
第5図は値Cとバックリング量との関係を示すグラフで
ある。 l・・・空気入りタイヤ  8・・・カーカス層11・
・・カーカスプライ 12・・・コード14・・・ベル
ト層    15・・・11プライ16・・・第2プラ
イ   18・・・補強素子20・・・補強素子 S・・・タイヤ赤道面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)タイヤ赤道面にほぼ直交する多数本のコードが埋
    設された少なくとも1層のカーカスプライからなるカー
    カス層と、カーカス層の半径方向外側に配置されたベル
    ト層と、を備えた空気入りタイヤにおいて、上記ベルト
    層を、内部に初期伸びが大きく螺旋状に多数回巻き付け
    ることによりタイヤ赤道面と実質上平行に延びる金属補
    強素子が埋設された第1プライと、第1プライに重なり
    合うとともに幅方向両側端に切断端を有し、内部にタイ
    ヤ赤道面に対して15度から75度の角度で交差する多
    数本の金属補強素子が埋設された単一層の第2プライと
    、から構成し、前記第1プライに埋設された補強素子の
    全重量を、第2プライに埋設された補強素子の全重量の
    0.5倍から1.5倍の範囲内としたことを特徴とする
    空気入りタイヤ。
  2. (2)前記第1プライに埋設された補強素子の曲げこわ
    さが、前記第2プライに埋設された補強素子の曲げこわ
    さ以下である請求項1記載の空気入りタイヤ。
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Cited By (9)

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