JPH0474062B2 - - Google Patents

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JPH0474062B2
JPH0474062B2 JP61060094A JP6009486A JPH0474062B2 JP H0474062 B2 JPH0474062 B2 JP H0474062B2 JP 61060094 A JP61060094 A JP 61060094A JP 6009486 A JP6009486 A JP 6009486A JP H0474062 B2 JPH0474062 B2 JP H0474062B2
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curing agent
rotary atomizing
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liquid
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
    • B05B3/1057Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces with at least two outlets, other than gas and cleaning fluid outlets, for discharging, selectively or not, different or identical liquids or other fluent materials on the rotating element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
    • B05B3/1007Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、液体塗料を回転霧化ヘツドを用いて
霧化放散し、静電作用を利用して、霧化された塗
料を被塗装体に付着させる回転霧化静電塗装装置
に関する。
(従来の技術) 自動車の車体の表面に、その全体に亙つて均一
に塗料を塗布する塗装を施す場合等において、静
電塗装装置が用いられる。斯かる静電塗装装置が
用いられての塗装、即ち、静電塗装にあつては、
被塗装体とそれに対向配置された塗料を霧化放散
する噴霧器との間に直流高電圧を印加して静電界
を形成し、噴霧器から霧化放散された塗料を帯電
させ、静電吸着作用を利用して被塗装体に付着さ
せる。このような静電塗装の採用により、被塗装
体に対する塗料の付着効率を向上させることがで
き、従つて、塗料のロスを低減できることにな
る。
斯かる静電塗装が行われる際、被塗装体が金属
である場合には、通常、メラミンアルキド樹脂系
塗料等の焼付け乾燥型の塗料が用いられる。被塗
装体に塗布された焼付け乾燥型の塗料は、例え
ば、140℃程度の加温雰囲気中で硬化せしめられ
る。これに対し、被塗装体がプラスチツクス等の
耐熱性が比較的低い材料から成るものである場合
には、例えば、アクリル樹脂の塗料主剤と硬化剤
とから成る二液型塗料が用いられる。そして、被
塗装体に塗布された二液型塗料は、一般に、常温
で乾燥及び硬化するものとされ、良好な被塗装体
に対する付着性が得られて、塗装面が光沢、硬度
及び耐候性に優れたものとなる。
上述の如くの利点を有する二液型塗料は、塗料
主剤と硬化剤とが混合された状態とされると比較
的短時間で硬化が生じるため、一般に、塗料主剤
と硬化剤とが別個に用意され、被塗装体に対する
塗装が施される直前に混合されるものとなされ
る。従つて、斯かる二液型塗料が用いられての静
電塗装が行われるにあたつては、通常、塗料主剤
と硬化剤とを混合するミキサが設けられ、塗料主
剤と硬化剤とがミキサによつて混合された後に噴
霧器に供給されて、噴霧器による二液型塗料の霧
化放散が行われるようにされる。このため、塗料
主剤の色替えが要求される場合には、ミキサに新
たな色の塗料主剤と硬化剤とを供給するに先立
ち、ミキサ内に付着した従前の二液型塗料を除去
すべくミキサの洗浄を行うことが必要とされ、一
貫した塗装作業工程において、ミキサの洗浄に費
やされる時間的なロスが比較的大となつてしまう
問題がある。
このため、例えば、特開昭57−45370号公報あ
るいは特開昭59−228960号公報にも記載されてい
る如く、直流高電圧が印加されるとともに高速で
回転するベル型の回転霧化ヘツドを備え、この回
転霧化ヘツドの内周面に対して複数のノズルから
二液型塗料を成す塗料主剤及び硬化剤を夫々供給
するようになして、回転霧化ヘツド内で塗料主剤
と硬化剤とを混合させ、それによつて得られる二
液型塗料を回転霧化ヘツドの回転による遠心力に
よつて霧化放散させるものとされた、噴霧器及び
塗料主剤と硬化剤とを混合するミキサの組合せを
用いないものとされた回転霧化静電塗装装置が提
案されている。このような回転霧化静電塗装装置
においては、塗料主剤及び硬化剤を夫々供給する
主剤供給ノズル及び硬化剤供給ノズルの他に、シ
ンナー等の洗浄剤を供給する洗浄剤供給ノズル
が、その開口端を回転霧化ヘツドの内周面の近傍
に位置させて配される構成がとられる。そして、
塗料主剤の色替えを行うにあたつては、主剤供給
ノズル及び硬化剤供給ノズルからの塗料主剤及び
硬化剤の供給を停止した後、洗浄剤供給ノズルか
ら供給される洗浄剤によつて回転霧化ヘツドの内
周面の洗浄が行われて、塗料主剤の色替えのため
の準備がなされ、塗料主剤の色替えに伴う塗装作
業工程中の時間的なロスが著しく低減される。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の如くの回転霧化静電塗装装置が用いられ
て被塗装体に対する塗料の塗布が行われる場合、
回転霧化ヘツドの内周面に供給された塗料主剤及
び硬化剤は、回転霧化ヘツドが高速で回転するこ
とにより生じる遠心力により瞬時に回転霧化ヘツ
ドの端縁部に達し、そこから飛散せしめられるこ
とになる。このため、主剤供給ノズル及び硬化剤
供給ノズルの夫々の開口端から回転霧化ヘツドの
内周面に別個に供給される塗料主剤及び硬化剤
が、個々に回転霧化ヘツドの端縁部から飛散せし
められることになり、その結果、回転霧化ヘツド
により塗料主剤と硬化剤とが適正に混合されて霧
化放散される状態が得られない事態が生じる虞が
ある。そして、塗料主剤と硬化剤とが霧化状態に
おいて適正に混合されていない場合には、それら
の塗料主剤及び硬化剤が付着することになる被塗
装体が、その塗装面に部分的な塗料主剤あるいは
硬化剤の過下足が生じ、そのため、塗装面の光
沢、硬度及び耐候性等に斑を伴うものとなつてし
まうという不都合がある。
そこで、例えば、主剤供給ノズルと硬化剤供給
ノズルとを、それらから回転霧化ヘツドの内周面
に供給される塗料主剤及び硬化剤が、回転霧化ヘ
ツドの回転軸線に直交する方向に重なる夫々の層
を形成しつつ回転霧化ヘツドの内周面の開放端に
向かつて移動するものとなるように配して、霧化
ヘツドの内周面の開放端から塗料主剤と硬化剤と
が適正に混合されて霧化放散される状態を得よう
とすることが考えられるが、斯かる場合には、塗
料主剤及び硬化剤が回転霧化ヘツドの内周面上に
おいて乱流を形成して、夫々の層が適正に重ねら
れる状態を乱すことを防止すべく、回転霧化ヘツ
ドの内周面において塗料主剤及び硬化剤が受ける
流動抵抗が小とされることが望まれる。
斯かる点に鑑み、本発明は、回転霧化ヘツドに
対して塗料主剤と硬化剤、あるいは、複数種の塗
料を個別に供給して、それらを回転霧化ヘツドか
ら飛散せしめるにあたり、回転霧化ヘツド内にお
いて塗料主剤及び硬化剤、あるいは、複数種の塗
料が受ける流動抵抗が著しく低減されて、回転霧
化ヘツドにより塗料主剤と硬化剤とが、もしく
は、複数種の塗料が適正に混合されて霧化放散さ
れる状態が得られ、それにより、被塗装体に対す
る塗料の塗布が一様に行われて、被塗装体の塗装
面が光沢、硬度及び耐候性等における斑のない優
れたものとなるようにすることができる回転霧化
静電塗装装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る回転霧
化静電塗装装置は、塗料を霧化放散する開放端を
有したカツプ内面状の接液面を備える回転霧化ヘ
ツドと、回転霧化ヘツドを接液面により包囲され
る回転軸線をもつて回転するものとすべく駆動す
る回転駆動手段と、回転霧化ヘツド内に臨むもの
とされた開口端を有して設けられ、回転霧化ヘツ
ドにおける接液面に塗料を供給する複数の供給ノ
ズルとを備え、複数の供給ノズルが、各々が有す
る開口端の夫々から塗料もしくは塗料を構成する
液剤を、回転霧化ヘツドの接液面における略同一
の位置に向けて同時に噴出させるべく、各々の開
口端が回転霧化ヘツドの接液面の近傍に隣接配置
されて配されるとともに、回転霧化ヘツドにおけ
る接液面が、塗料もしくは塗料を構成する液剤が
受ける流動抵抗を低減させる層によつて覆われた
ものとされて、構成される。
(作用) 上述の如くに構成される本発明に係る回転霧化
静電塗装装置においては、駆動手段によつて回転
駆動される回転霧化ヘツドの接液面に対して、複
数種の塗料を構成する液剤、例えば、塗料主剤及
び硬化剤、あるいは、複数種の塗料の夫々が、例
えば、複数の供給ノズルの夫々を通じて回転霧化
ヘツドの接液面における略同一の位置に向けて噴
出され、それら塗料主剤及び硬化剤もしくは複数
種の塗料が、接液面上を回転霧化ヘツドの回転軸
線に直交する方向に重なる夫々の層を形成しつつ
接液面の開放端に向かつて移動するものとされ
る。そして、接液面上で夫々の層を形成した塗料
主剤及び硬化剤もしくは複数種の塗料は、層を形
成した状態で接液面の開放端から霧化放散され
る。このとき、回転霧化ヘツドの接液面が、塗料
主剤及び硬化剤もしくは複数種の塗料が受ける流
動抵抗を低減させる層で覆われているので、塗料
主剤及び硬化剤もしくは複数種の塗料が接液面上
において乱流を形成することが回避され、それに
より、回転霧化ヘツドにより塗料主剤と硬化剤と
が、もしくは、複数種の塗料が夫々の層が適正に
重ねられた状態をもつて接液面の開放端に到達せ
しめられて、そこから霧化放散されるにあたり、
霧化された微粒子の夫々において各々の層を成す
状態とされることになり、それにより、接液面の
開放端から適正に混合されて霧化放散される状態
が得られ、被塗装体に対する塗料の塗布が均一に
行われることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
第2図は、本発明に係る回転霧化静電塗装装置
の一例を概略的に示す。
第2図に示される例においては、回転霧化ヘツ
ド2が、カツプ状部4及びカツプ状部4の中央部
に設けられたハブ6から構成されている。カツプ
状部4は、大径開口端部4a及び小径開口端部4
bを有し、それらの間におけるカツプ状内周面が
接液面5とされている。そして、カツプ状部4の
大径開口端部4aの内面側が、接液面5の開放端
とされている。カツプ状部4とハブ6との接続部
には、多数の透孔8が形成されている。また、ハ
ブ6におけるカツプ状部4の小径開口端部4b側
に位置する端部には、回転霧化ヘツド2を回転駆
動するためのエアモータ11の、小径開口端部4
bを介してカツプ状部4内に伸びる回転軸12が
接続されている。このエアモータ11によつて、
回転霧化ヘツド2は、カツプ状部4の接液面5に
包囲され、ハブ6及び回転軸12の中央部を貫通
する回転軸線をもつて、高速で回転される。
エアモータ11には、ブラケツト14が固定さ
れており、ブラケツト14の所定位置には、塗料
供給ノズル部16が、その開口部17をカツプ状
部4の小径開口端部4bを通じて接液面5に近接
せしめて、取り付けられている。この塗料供給ノ
ズル部16には、塗料供給用パイプ20a及び2
0bの夫々の一端及び硬化剤供給用パイプ20c
の一端が接続されている。塗料供給用パイプ20
a及び20bは、夫々、流量調整器22及び2
3、及び、ポンプ26及び27が設けられて、そ
れらの他端が塗料槽32及び33内に挿入される
ものとなされている。また、硬化剤供給用パイプ
20cは、流量調整器24及びポンプ28が設け
られて、その他端が硬化剤槽34内に挿入される
ものとなされている。
塗料槽32及び33には、異種の塗料主剤ある
いは塗料が貯留され、例えば、塗料槽32に赤色
顔料を含むアクリル樹脂系塗料から成る塗料主剤
が貯留されて、塗料槽33に白色顔料を含むアク
リル樹脂系塗料から成る塗料主剤が貯留される。
また、硬化剤槽34内には、例えば、イソシアネ
ート系の硬化剤が貯留される。そして、流量調整
器22〜24は、塗料供給用パイプ20a及び2
0b内を流れる塗料主剤、及び、硬化剤供給用パ
イプ20c内を流れる硬化剤の量の調整を夫々独
立に行うことができるものとされている。
さらに、ブラケツト14には、洗浄液供給ノズ
ル18が、その開口端18aをカツプ状部4の小
径開口端部4bを通じて接液面5に近接せしめ
て、取り付けられている。この洗浄液供給ノズル
18には、洗浄液供給用パイプ35の一端が連結
されており、洗浄液供給用パイプ35は、流量調
整器36及びポンプ37が設けられ、その他端
が、シンナー等の洗浄液が貯留された洗浄液槽3
8内に挿入されるものとなされている。
第1図は、上述の回転霧化ヘツド2を拡大して
示す。この第1図に示される回転霧化ヘツド2の
具体的一例においては、それを構成するカツプ状
部4の接液面5に、塗料供給ノズル部16を形成
する、塗料供給用パイプ20a及び20bに夫々
接続された塗料供給ノズル16a及び16b、及
び、硬化剤供給用パイプ20cに接続された硬化
剤供給ノズル16cの夫々の開口端17a,17
b及び17c(塗料供給ノズル部16の開口部1
7を形成する)から供給される塗料主剤等が受け
る流動抵抗を低減するための表面処理層44が形
成されている。斯かる表面処理層44は、例え
ば、フツ素樹脂を塗布することにより得られるフ
ツ素樹脂塗膜、ニツケル及びフツ素樹脂が含有さ
れたメツキ層であるニツケル・フツ素樹脂含有メ
ツキ、あるいは、溶融状態とされたモリブデン粒
子が吹付けられて得られるモリブデン溶射層等に
よつて形成される。このとき、表面処理層44が
形成されるカツプ状部4の接液面5の表面は、そ
の表面粗さが比較的小なるものとなるようにさ
れ、例えば、表面粗さを最大高によつて示す最大
表面粗さRmaxが、0.5μ以下の値をとるものとさ
れる。
なお、塗料供給ノズル16a及び16b及び硬
化剤供給ノズル16cの夫々の開口端17a,1
7b及び17cは、表面処理層44が設けられた
接液面5の近傍において、回転霧化ヘツド2の回
転軸線に直交する方向に重ねられて隣接配置され
ている。さらに、図示されていないが、カツプ状
部4及びハブ6から成る回転霧化ヘツド2と被塗
装体との間には、例えば、回転霧化ヘツド2側を
負極側とする直流高電圧が印加されるようになさ
れている。
上述の如くの構成のもとに、被塗装体に対する
塗装が行われるにあたつては、先ず、エアモータ
11が作動せしめられ、回転霧化ヘツド2が、上
述されたカツプ状部4の接液面5に包囲され、ハ
ブ6及び回転軸12の中央部に貫通する回転軸線
をもつて、例えば、20000〜30000rpmの回転数で
回転する状態とされる。このとき、回転霧化ヘツ
ド2には、被塗装体を基準にして、例えば、−
90kVの電位を有するものとなるように、直流高
電圧が印加される。
斯かる状態において、例えば、ポンプ27及び
28が作動せしめられ、塗料槽33に貯留された
白色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主剤、及び、
硬化剤槽34に貯留されたイソシアネート系硬化
剤が、塗料供給用パイプ20b及び硬化剤供給用
パイプ20cを通じて、塗料供給ノズル部16に
おける塗料供給ノズル16b及び硬化剤供給ノズ
ル16cに導かれる。その際、塗料主剤と硬化剤
との重量比が3:1となるように流量調整器23
及び24による調量が行われる。
そして、塗料供給ノズル部16における塗料供
給ノズル16b及び硬化剤供給ノズル16cに
夫々導かれた塗料主剤及び硬化剤は、塗料供給ノ
ズル16bの開口端17b及び硬化剤供給ノズル
16cの開口端17cから同時に噴出され、高速
で回転する回転霧化ヘツド2におけるカツプ状部
4の接液面5に対して供給される。このとき、塗
料供給ノズル16bの開口端17b及び硬化剤供
給ノズル16cの開口端17cは、第1図に示さ
れる如く、カツプ状部4の接液面5の近傍におい
て、回転霧化ヘツド2の回転軸線に直交する方向
に重ねられて隣接配置されているので、塗料供給
ノズル16bの開口端17bから噴出する塗料主
剤と、硬化剤供給ノズル16cの開口端17cか
ら噴出する硬化剤とが、回動する接液面5に設け
られた表面処理層44上の略同一位置に衝突せし
められることになる。
このようにして、表面処理層44上の略同一位
置に衝突せしめられた塗料主剤と硬化剤とは、そ
の後、表面処理層44に沿つて移動せしめられ
て、カツプ状部4とハブ6との接続部に形成され
た多数の透孔8を介して、カツプ状部4の小径開
口端部4bから大径開口端部4aに向かう方向
(カツプ状部4のラジアル方向)の流れを形成す
る。このような傾向はカツプ状部4の回転数が高
い程顕著となる。そして、斯かる表面処理層44
上の略同一位置に衝突せしめられて表面処理層4
4に沿つて流れる塗料主剤及び硬化剤は、回転霧
化ヘツド2の高速回転に伴う遠心力の作用を受け
て、第2図に示される如くに、接液面5上におい
て、例えば、両者のうちで比重が大である塗料主
剤が表面処理層44に接する層Faを形成し、比
重が小である硬化剤が塗料主剤の層Faに接する
層Fiを形成する。即ち、塗料主剤及び硬化剤が、
接液面5に設けられた表面処理層44上において
回転霧化ヘツド2の回転軸線に直交する方向に重
ねられる夫々の層を形成して、接液面5の開放端
に向かつて移動していくものとなるのである。こ
のとき、表面処理層44は、塗料主剤及び硬化剤
が受ける流量抵抗を低減せしめるものとされてい
るので、塗料主剤及び硬化剤が接液面5上で乱流
を形成するという事態は生じない。
そして、カツプ状部4の大径開口端部4a、即
ち、接液面5の開放端に、層Fa及び層Fiを形成
して到達した塗料主剤及び硬化剤は、回転霧化ヘ
ツド2の高速回転に伴う遠心力により、接液面5
の開放端から、微粒子Rを形成して霧化放散され
る。その際、塗料主剤及び硬化剤は層Fe及び層
Fiを形成している状態のまま霧化放散されるの
で、微粒子Rの夫々が塗料主剤及び硬化剤の夫々
の層を含むものとなり、回転霧化ヘツド2におけ
るカツプ状部4の大径開口端部4aから、塗料主
剤及び硬化剤とが適正に混合された状態で霧化さ
れた塗料が放散されることになる。
従つて、被塗装体の表面には、白色顔料を含む
アクリル樹脂系塗料主剤とイソシアネート系硬化
剤とが3:1の重量比をもつて混合されて得られ
る塗料が均質に付着せしめられての塗装が施され
る。
このようにして被塗装体に対する白色顔料を含
むアクリル樹脂系塗料主剤を用いての塗装が施さ
れた後、他の被塗装体に対する赤色顔料を含むア
クリル樹脂系塗料主剤を用いての塗装を施すべ
く、塗料主剤の色替えが行われるにあたつては、
ポンプ27及び28の作動が停止されて、塗料槽
33及び硬化剤槽34からの塗料主剤及び硬化剤
の供給が停止されるとともに、洗浄液供給用パイ
プ35に設けられたポンプ37が作動せしめられ
る。これにより、洗浄液槽38に貯留されたシン
ナー等の洗浄液が、洗浄液供給用パイプ35を通
じ、流量調整器36を介して洗浄液供給ノズル1
8に導かれる。そして、洗浄液供給ノズル18に
導かれた洗浄液が、洗浄液供給ノズル18の開口
端18aから回転する回転霧化ヘツド2における
カツプ状部4の接液面5に供給されて、回転霧化
ヘツド2内の洗浄が行われる。
その後、ポンプ37の作動が停止されるととも
にポンプ26及び28が作動せしめられ、塗料槽
32及び硬化剤槽34に貯留された赤色顔料を含
むアクリル樹脂系塗料主剤及びイソシアネート系
硬化剤が、塗料供給用パイプ20a及び硬化剤供
給用パイプ20cを通じ、流量調整器22及び2
4による調量が行われて、塗料供給ノズル部16
における塗料供給ノズル16a及び硬化剤供給ノ
ズル16cに導かれ、さらに、塗料供給ノズル1
6a及び硬化剤供給ノズル16cに夫々導かれた
塗料主剤及び硬化剤が、塗料供給ノズル16aの
開口端17a及び硬化剤供給ノズル16cの開口
端17cから同時に噴出され、高速で回転する回
転霧化ヘツド2におけるカツプ状部4の接液面5
に対して供給される。このときにも、塗料供給ノ
ズル16aの開口端17a及び硬化剤供給ノズル
16cの開口端17cは、第1図に示される如
く、カツプ状部4の接液面5の近傍において、回
転霧化ヘツド2の回転軸線に直交する方向に重ね
られて隣接配置されているので、塗料供給ノズル
16aの開口端17aから噴出する塗料主剤と、
硬化剤供給ノズル16cの開口端17cから噴出
する硬化剤とが、回動する接液面5に設けられた
表面処理層44上の略同一位置に衝突せしめられ
ることになる。
従つて、この場合にも、上述の場合と同様にし
て、塗料主剤及び硬化剤が、接液面5に設けられ
た表面処理層44上において回転霧化ヘツド2の
回転軸線に直交する方向に重ねられる夫々の層を
形成して接液面5の開放端に向かつて移動してい
き、接液面5の開放端から霧化放散される。ま
た、表面処理層44は、塗料主剤及び硬化剤が受
ける流動抵抗を低減せしめるものとされているの
で、塗料主剤及び硬化剤が接液面5上で乱流を形
成するという事態は生じない。そして、回転霧化
ヘツド2におけるカツプ状部4の大径開口端部4
aから、塗料主剤及び硬化剤とが適正に混合され
た状態で霧化された塗料が放散されることにな
り、被塗装体の表面には、赤色顔料を含むアクリ
ル樹脂系塗料主剤とイソシアネート系硬化剤とが
所定の重量比をもつて混合されて得られる塗料が
均質に付着せしめられての塗装が施される。
なお、第2図に示される例において、ポンプ2
6,27及び28が同時に作動せしめられ、塗料
槽32及び33に貯留された赤色顔料を含むアク
リル樹脂系塗料主剤及び白色顔料を含むアクリル
樹脂系塗料主剤、及び、硬化剤槽34に貯留され
たイソシアネート系硬化剤が、塗料供給用パイプ
20a及び20b、及び、硬化剤供給用パイプ2
0cを通じて、塗料供給ノズル部16における塗
料供給ノズル16a及び16b、及び、硬化剤供
給ノズル16cに夫々導かれ、さらに、塗料供給
ノズル16a及び16b、及び、硬化剤供給ノズ
ル16cに夫々導かれた塗料主剤及び硬化剤が、
塗料供給ノズル16a及び16bの開口端17a
及び17b、及び、硬化剤供給ノズル16cの開
口端17cから同時に噴出され、高速で回転する
回転霧化ヘツド2におけるカツプ状部4の接液面
5に対して供給されるようになされてもよい。斯
かる場合には、塗料供給ノズル16a及び16b
の開口端17a及び17bから夫々噴出する塗料
主剤と、硬化剤供給ノズル16cの開口端17c
から噴出する硬化剤とが、回動する接液面5に設
けられた表面処理層44上の略同一位置に衝突せ
しめられることになる。
そして、斯かる場合には、塗料供給ノズル16
a及び16bの開口端17a及び17bから夫々
噴出される2種の塗料主剤が混合されたものと硬
化剤が、接液面5に設けられた表面処理層44上
において回転霧化ヘツド2の回転軸線に直交する
方向に重ねられる夫々の層を形成して接液面5の
開放端に向かつて移動していき、接液面5の開放
端から霧化放散される。それにより、被塗装体の
表面には、赤色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主
剤と白色顔料を含むアクリル樹脂系塗料主剤とイ
ソシアネート系硬化剤とが、所定の重量比をもつ
て混合されて得られる塗料が均質に付着せしめら
れての塗装が施される。
さらに、上述の例とは異なり、第2図に示され
る例における塗料槽32及び33に、例えば、メ
ラミンアルキド系塗料等の赤色塗料及び白色塗料
が夫々貯蔵されるようにされ、被塗装体に対する
これら2種の塗料の混合塗装が行われるようにさ
れてもよい。
斯かる場合には、ポンプ26及び27が作動せ
しめられ、塗料槽32及び33に貯留された赤色
塗料及び白色塗料が、塗料供給用パイプ20a及
び20bを通じ、流量調整器22及び23による
調量が行われて、塗料供給ノズル部16における
塗料供給ノズル16a及び16bに夫々導かれ、
さらに、塗料供給ノズル16a及び16bに導か
れた塗料の夫々が、塗料供給ノズル16a及び1
6bの開口端17a及び17bから同時に噴出さ
れ、高速で回転する回転霧化ヘツド2におけるカ
ツプ状部4の接液面5に対して供給される。斯か
る場合には、塗料供給ノズル16a及び16bの
開口端17a及び17bから夫々噴出する塗料
が、回動する接液面5に設けられた表面処理層4
4上の略同一位置に衝突せしめられることにな
る。
そして、この場合には、塗料供給ノズル16a
及び16bの開口端17a及び17bから夫々噴
出される2種の塗料が、接液面5に設けられた表
面処理層44上に、その比重に応じて、回転霧化
ヘツド2の回転軸線に直交する方向に重ねられる
夫々の層を形成して接液面5の開放端に向かつて
移動していき、接液面5の開放端から霧化放散さ
れる。それにより、被塗装体の表面には、赤色塗
料と白色塗料とが、所定の重量比をもつて混合さ
れて得られる混合塗料が均質に付着せしめられて
の塗装が施される。
なお、上述の例においては、塗料供給ノズル部
16が、塗料供給ノズルに加えて硬化剤供給ノズ
ルを含むものとされているが、斯かる塗料供給ノ
ズル部16に代えて、複数の塗料供給ノズルのみ
で形成される塗料供給ノズル部を用いることもで
きる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る回
転霧化静電塗装装置によれば、静電塗装用回転霧
化ヘツドに対して塗料主剤と硬化剤とを、あるい
は、複数種の塗料を個別に供給して、それらを回
転霧化ヘツドから飛散させるにあたり、回転霧化
ヘツドの接液面に供給される塗料主剤及び硬化
剤、あるいは、複数種の塗料が、回転霧化ヘツド
の回転軸線に直交する方向に重なる夫々の層を形
成しつつ接液面の開放端に向かつて移動するもの
とされ、接液面の開放端から霧化放散されるが、
その際、接液面に塗料主剤及び硬化剤あるいは複
数種の塗料が受ける流動抵抗を低減させる層が設
けられているので、塗料主剤及び硬化剤あるいは
複数種の塗料が接液面上で乱流を生じて、夫々の
層が適正に重ねられる状態を乱すことが防止され
る。従つて、塗料主剤と硬化剤とが、もしくは、
複数種の塗料が適正に混合されて霧化放散される
状態が得られ、被塗装体に対する塗料の塗布が一
様に行われるようにすることができて、被塗装体
の塗装面を光沢、硬度及び耐候性等における斑の
ない優れたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転霧化静電塗装装置の
一例における要部を示す断面図、第2図は本発明
に係る回転霧化静電塗装装置の一例を示す概略構
成図である。 図中、2は回転霧化ヘツド、4はカツプ状部、
5は接液面、11はエアモータ、16は塗料供給
ノズル部、17は開口部、20a及び20bは塗
料供給用パイプ、20cは硬化剤供給用パイプ、
32及び33は塗料槽、34は硬化剤槽、44は
表面処理層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塗料を霧化放散する開放端を有したカツプ内
    面状の接液面を備える回転霧化ヘツドと、該回転
    霧化ヘツドを上記接液面により包囲される回転軸
    線をもつて回転するものとすべく駆動する回転駆
    動手段と、上記回転霧化ヘツド内に臨むものとさ
    れた開口端を有して設けられ、上記回転霧化ヘツ
    ドにおける接液面に塗料を供給する複数の供給ノ
    ズルとを備え、 上記複数の供給ノズルが、各々が有する開口端
    の夫々から塗料もしくは塗料を構成する液剤を、
    上記回転霧化ヘツドの接液面における略同一の位
    置に向けて同時に噴出させるべく、上記開口端が
    上記回転霧化ヘツドの接液面の近傍に隣接配置さ
    れて配されるとともに、上記回転霧化ヘツドにお
    ける接液面が、上記塗料もしくは塗料を構成する
    液剤が受ける流動抵抗を低減させる層によつて覆
    われたものとされることを特徴とする回転霧化静
    電塗装装置。
JP6009486A 1986-03-18 1986-03-18 回転霧化静電塗装装置 Granted JPS62216664A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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DE102006022057B3 (de) * 2006-05-11 2007-10-31 Dürr Systems GmbH Applikationselement für einen Rotationszerstäuber und zugehöriges Betriebsverfahren

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JPS5745370A (en) * 1980-08-30 1982-03-15 Nippon Ranzubaagu Kk Method for mixing and spraying different kind of liquid
JPS58190456A (ja) * 1982-04-30 1983-11-07 三菱電機株式会社 ゴルフ練習器

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JPS62216664A (ja) 1987-09-24

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